JP2007324481A - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スミア特性及び光感度特性を向上させることが可能な固体撮像装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板11と、半導体基板11に2次元状に配置された複数の光電変換素子13と、光電変換素子13で生じた信号電荷を転送する第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aと、第2の転送電極膜15Aが単層で形成された部分において、第2の転送電極膜15Aの上方に配置されたカーボン系のブラックフィルタ層21と、第1の転送電極15及び第2の転送電極膜15Aが積層された部分において、第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aの上方に配置された顔料系のブラックフィルタ層20とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像装置及びその製造方法に関し、特に積層構造及び単層構造の転送電極を有する固体撮像装置及びその製造方法に関するものである。
一般に、入射光をプリズム等により3原色に分離し、色毎の信号を取得する3板式固体撮像装置がある(例えば特許文献1を参照)。このような固体撮像装置は、遮光膜、及びマイクロレンズ等で構成される。以下に、遮光膜と、マイクロレンズとを有する従来の固体撮像装置の構造について簡単に説明する。
従来の遮光膜及びマイクロレンズを有する固体撮像装置は、半導体基板に設けられた複数の光電変換素子と、光電変換素子に蓄積された信号電荷を転送するための転送レジスタとを備える。転送レジスタは、水平転送レジスタ及び垂直転送レジスタから構成され、層間絶縁膜を介して半導体基板上に形成された複数層の転送電極膜を有する。これら複数の転送電極膜は一般にポリシリコン膜等で構成される。また、これら複数の転送電極膜は、光電変換素子を囲む上面パターンを形成するように配置され、一部が重なり合うように形成されている。
図13は、上記固体撮像装置における転送電極膜、絶縁膜、遮光膜及び表面保護膜の層構造を示す断面図である。図13(A)は2次元状に配置された各画素を水平方向に切断して得られた断面図であり、図13(B)は各画素を垂直方向に切断して得られた断面図である。
前述した光電変換素子13や転送レジスタは、半導体基板11中に埋め込まれる形で形成され、さらに半導体基板11上には、ゲート絶縁膜14を介しポリシリコン膜等から形成される2層の第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aが選択的に形成されている。また、前述した第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aを覆うように、第1層間絶縁膜16を介してタングステン等の金属膜から構成される金属遮光膜17が選択的に形成されている。金属遮光膜17と、アルミニウム膜等から形成される配線部(省略)、及びボンディングパッド部(省略)との間には、金属遮光膜17と配線部及びボンディングパッド部とを分離する絶縁膜が形成されている。さらに、金属遮光膜17上には、半導体基板11全面にわたって第2層間絶縁膜18が形成されている。このとき、ボンディングパット部(省略)上の第2層間絶縁膜18の一部は除去されている。
さらに、第2層間絶縁膜18上には透明平坦化膜24及び透明膜19が形成されている。この透明膜19上には、光電変換素子13以外の部分への光の入射を防止し、かつ金属遮光膜17からの乱反射を防止するために、遮光膜30が選択的に配置されている。
遮光膜30上には、遮光膜30を部分的に形成したことにより生じた表面の段差を解消するために、透明膜から形成される透明平坦化膜22が形成されている。透明平坦化膜22上には、入射光を光電変換素子13に効率良く集光させるために、透明膜から構成されるマイクロレンズ23が各光電変換素子13上方に位置するように配置されている。
上記構造を有する固体撮像装置では、ゲート絶縁膜14を介して集光された光を電荷信号に変換する光電変換素子13が半導体基板11内に形成され、その電荷信号を水平転送及び垂直転送するために構造の異なる第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aが半導体基板11上に形成されている。
図14(A)は第1の転送電極膜15の配線パターンの構成を4画素分示す平面図であり、図14(B)は第2の転送電極膜15Aの配線パターンの構成を4画素分示す平面図である。図15は第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aを重ねたときの、第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aの配線パターンの構成を4画素分示す平面図である。
上記固体撮像装置では、図15に示されるように、第2の転送電極膜15Aが単層で形成された部分(単層転送電極部)Eと、第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aが2層積層された部分(積層転送電極部)Dとが第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aの形成されていない開口部Cを囲むように形成されている。つまり、平面視で格子状の配線パターンが形成されるように第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aが形成されている。開口部Cを除く第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aが形成された部分の上には、第1層間絶縁膜16を介しタングステン等からなる金属遮光膜17が形成され、さらに金属遮光膜17上には、前記記載の通り、絶縁膜、アルムニウム電極(省略)、及び第2層間絶縁膜18が順次積層されている。
図16は、透明平坦化膜24下方に位置する部分の層構造を示す断面図である。図16(A)は図15の領域Aに対応する部分の断面図(図15のY−Y’線における断面図)を示し、図16(B)は図15の領域Bに対応する部分の断面図(図15のX−X’線における断面図)を示している。
図16(A)、(B)は第1の転送電極膜15及び第1層間絶縁膜16の厚さ分が単層転送電極部Eと積層転送電極部Dとの膜厚差となることを示している。
以上のように上記固体撮像装置では、透明平坦化膜22、24により表面を平坦化しない場合には、構成上の特徴から膜厚の異なる部分が形成される。具体的には、開口部C、単層転送電極部E、及び積層転送電極部D等の高さの異なる領域が形成される。このとき、必要とする分光透過率特性を得るためには遮光膜30はある程度の膜厚が必要となるため、遮光膜30の膜厚は厚くなる。よって、表面に大きな段差が生じるため、マイクロレンズ23を格子状パターンの全領域で寸法精度良く形成することができない。しかしながら、上記固体撮像装置では、透明平坦化膜22で高さの低い部分を埋め込み、高さの異なる部分を最も高さの高い部分に合わせているため、段差は生じず、マイクロレンズ23を寸法精度良く形成することができる。
しかしながら、上記固体撮像装置では、遮光膜30と光電変換素子13との間には、透明平坦化膜22、24が位置することとなるため、遮光膜30と光電変換素子13との間の距離が長くなる。その結果、光電変換素子13への入射光の光量が減少し、光感度特性の低下が生じる。
ここで、特許文献2に記載の固体撮像装置では、上記段差及び光感度特性の問題を解消すべく、図17、18の固体撮像装置の断面図に示すように、Al膜等から形成される金属遮光膜17を覆う透明平坦化膜24の、光電変換素子13上方に位置する領域を除く領域に溝を掘り、この溝にブラックフィルタ層から形成される遮光膜30を埋め込む構造が採用されている。これにより、段差の問題を解消すると共に、金属遮光膜17とブラックフィルタ層から構成される遮光膜30との間の距離を短くして光感度特性の問題も解決することができる。また、ブラックフィルタ層で構成される遮光膜30の幅を広くして金属遮光膜17からの乱反射を抑制し、さらにマイクロレンズ23周辺に入射する光を効率良く光電変換素子13に集光することができる。
特許第3128851号 特開平6−125071号公報
ところで、金属遮光膜17を覆う透明平坦化膜24の、光電変換素子13上方に位置する領域を除く領域に溝を掘り、この溝にブラックフィルタ層から構成される遮光膜30を埋め込む構造により、金属遮光膜17とブラックフィルタ層から構成される遮光膜30との距離を短くした従来の固体撮像装置は、次のような課題を有している。
すなわち第1に、この固体撮像装置では、図17(A)、図17(B)の固体撮像装置の断面図に示すように、マイクロレンズ23周辺部に入射した光の金属遮光膜17からの乱反射を抑制するために、遮光膜30の幅を広く形成すると、入射光が遮光膜30で吸収されてしまい光電変換素子13まで到達できなくなる。その結果、固体撮像装置の特性である光感度特性の低下が生じる。
第2に、この固体撮像装置では、遮光膜30の幅を狭くすると、画素部周辺に入射した光が金属遮光膜17で乱反射されるため、光感度のバラツキが発生したり、スミア特性が悪化したりする。
第3に、図18(A)、図18(B)の固体撮像装置の断面図に示すように、入射光が光電変換素子13の表面に対して斜めを向いていた場合も同様に、遮光膜30で光が吸収されてしまい、光電変換素子13まで到達できなくなる。その結果、固体撮像装置の特性である光感度特性の低下が生じる。
第4に、遮光膜30を構成する材料として顔料系のブラックレジストを使用した場合、十分な遮光特性を得るためにはその膜厚が十分に厚くなるように塗布を行わなければならず、必要とする遮光膜30の格子幅の寸法を精度良く形成することが困難となる。すなわち、遮光膜30の塗布膜厚を変化させたときの透過分光特性を示す図19にあるように、遮光膜30の塗布膜厚が薄い場合(透過分光特性B、C)には、遮光膜30により十分な遮光性が得られず、遮光膜30の塗布膜厚を1μm以上と十分に厚くした場合(透過分光特性A)には、理想とする遮光性が得られる。この場合(透過分光特性A)での塗布膜厚は1μm以上となり、必要としている1μm付近での格子幅を精度良く形成することは困難を伴う。
このとき、遮光膜30を構成する材料としてカーボン系のブラックレジストを使用することで、塗布膜厚の薄膜化が可能となる。しかしながら、遮光膜30を構成する材料としてカーボン系のブラックレジストを使用した場合、遮光膜30の密着力が弱くなるため、下地材料が限定され、また密着力を強めるために露光量の増加が必要となり処理時間の増加を伴う。また、遮光膜30を構成する材料としてカーボン系のブラックレジストを使用した場合、遮光膜30の遮光性が高いためマスク合わせ工程において必要とする信号波形が得られ難く、作業性の低下を招く可能性が高くなる。図20はカーボン系のブラックレジストから構成される遮光膜30の塗布膜厚を変化させたときの透過分光特性を示したものである。この透過分光率特性は、遮光膜30の塗布膜厚が極めて薄い場合(透過分光特性F)以外は使用可能な透過分光特性となることを示している。
第5に、光電変換素子13とマイクロレンズ23との間に、遮光膜30を形成するための透明平坦化膜24と、遮光膜30を覆う透明平坦化膜22とを形成するため、必然的に光電変換素子13からマイクロレンズ23までの距離が長くなる。その結果、入射光の集光力が弱まり、光感度特性の低下が生じる。
第6に、透明平坦化膜24の光電変換素子13上方に位置する領域を除く領域に高い位置精度で溝を形成しなければならないため、製造工程が複雑になる。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑み、スミア特性及び光感度特性を向上させることが可能な固体撮像装置及びその製造方法を提供することを第1の目的とする。
また、高い寸法精度で遮光膜を形成することが可能な固体撮像装置及びその製造方法を提供することを第2の目的とする。
また、製造工程を簡素にすることが可能な固体撮像装置及びその製造方法を提供することを第3の目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による固体撮像装置は、2次元状に配置された複数の光電変換素子と、前記光電変換素子で生じた信号電荷を転送する単層構造の転送電極及び積層構造の転送電極と、前記単層構造の転送電極の上方に配置された第1遮光膜と、前記第1遮光膜よりも薄い膜厚を有し、前記積層構造の転送電極の上方に配置された第2遮光膜とを備えることを特徴とする。
これによって、単層構造の転送電極上には厚膜の第1遮光膜が形成され、積層構造の転送電極上には薄い膜厚の第2遮光膜が形成される。よって、単層構造の転送電極と積層構造の転送電極との膜厚差により生じる段差を解消するために、第1遮光膜及び第2遮光膜と転送電極との間に平坦化膜を設ける必要が無くなる。その結果、転送電極上に形成される金属遮光膜と第1遮光膜及び第2遮光膜との距離が短くなるので、金属遮光膜からの乱反射が抑制され、感度バラツキ、スミア特性が向上する。また、第1遮光膜及び第2遮光膜上に形成されるマイクロレンズと転送電極下に形成される光電変換素子との距離が短くなるので、光感度特性が向上する。また、平坦化膜を設ける必要が無くなるので、工数が削減され、製造工程が簡素になる。
ここで、前記第1遮光膜は、第1材料から構成される第1層と前記第1材料と異なる第2材料から構成される第2層とを含む積層構造を有し、前記第2遮光膜は、前記第1層のみを含む単層構造を有してもよい。また、前記第2材料は、複数の顔料を混合させて形成される、感光性を備えた黒色顔料分散型着色レジストであってもよいし、前記第1材料は、カーボンを含み、感光性を備えた黒色着色レジストであってもよい。
これによって、遮光性の高いカーボン系ブラックフィルタが第1遮光膜及び第2遮光膜に採用されるので、フレア特性が改善される。また、第1遮光膜は、顔料系のブラックフィルタ及びカーボン系のブラックフィルタの積層構造を有する。よって、マスクアライメント時におけるマスク合わせズレが無くなり、アライメントエラーが改善されるので、作業性が向上する。また、第1遮光膜及び第2遮光膜を薄膜化することができるので、高い寸法精度で第1遮光膜及び第2遮光膜を形成することが可能となる。
また、前記固体撮像装置は、さらに、前記単層構造の転送電極及び積層構造の転送電極の上方に順次配置された、絶縁膜、金属遮光膜、平坦化膜及びマイクロレンズを備え、前記第1層は、前記金属遮光膜と前記平坦化膜との間に配置されてもよいし、前記固体撮像装置は、さらに、前記単層構造の転送電極及び積層構造の転送電極の上方に順次配置された、絶縁膜、金属遮光膜、平坦化膜及びマイクロレンズを備え、前記第2層は、前記金属遮光膜と前記平坦化膜との間に配置されてもよい。
これによって、第1遮光膜及び第2遮光膜とマイクロレンズとの間には、平坦化膜が形成される。よって、マイクロレンズ下の平坦性が向上するので、より高い精度で均一な形状のマイクロレンズを形成することが可能となる。
また、前記第1層は、前記第2層上に形成され、前記第1層の幅は、前記第2層の幅と等しいか、それよりも狭くてもよい。
これによって、カーボン系のブラックフィルタに比べ密着力に優れた顔料系のブラックフィルタが下層として形成されるので、カーボン系のブラックフィルタの密着強度が増し、固体撮像装置の信頼性、収率の向上が期待できる。
また、本発明は、2次元状に配置されるように、半導体基板に複数の光電変換素子を形成する素子形成工程と、前記半導体基板上に、前記光電変換素子で生じた信号電荷を転送する単層構造の転送電極及び積層構造の転送電極を形成する電極形成工程と、前記単層構造の転送電極の上方に、第1遮光膜を形成する第1遮光膜形成工程と、前記積層構造の転送電極の上方に、前記第1遮光膜よりも薄い膜厚を有する第2遮光膜を形成する第2遮光膜形成工程とを含むことを特徴とする固体撮像装置の製造方法とすることもできる。
これによって、転送電極上に形成される金属遮光膜と第1遮光膜及び第2遮光膜との距離が短くなるので、金属遮光膜からの乱反射が抑制され、感度バラツキ、スミア特性が向上する。また、第1遮光膜及び第2遮光膜上に形成されるマイクロレンズと転送電極下に形成される光電変換素子との距離が短くなるので、光感度特性が向上する。また、平坦化膜を設ける必要が無くなるので、工数が削減され、製造工程が簡素になる。
ここで、前記固体撮像装置の製造方法は、さらに、マイクロレンズを形成するレンズ形成工程を含み、前記第1遮光膜形成工程及び前記第2遮光膜形成工程では、前記マイクロレンズを形成するためのフォトマスクを使用して前記第1層を形成してもよい。
これによって、マイクロレンズ形成用のフォトマスクが第1遮光膜及び第2遮光膜形成用のフォトマスクと併用されるので、フォトマスク費用が削減され、製造コストが低減される。
また、前記第1遮光膜形成工程及び前記第2遮光膜形成工程では、同一のフォトマスクを使用して前記第1層及び前記第2層を形成してもよい。また、前記固体撮像装置の製造方法は、さらに、マイクロレンズを形成するレンズ形成工程を含み、前記第1遮光膜形成工程及び前記第2遮光膜形成工程では、前記マイクロレンズを形成するためのフォトマスクを使用して前記第1層及び前記第2層を形成してもよい。
これによって、マイクロレンズ形成用のフォトマスク、第1遮光膜及び第2遮光膜形成用のフォトマスクをそれぞれ用意する必要が無くなる。よって、フォトマスク費用が削減され、製造コストが低減される。
本発明の固体撮像装置によれば、工数を削減することができ、製造工程を簡素にすることができる。また、光感度特性を向上させることができる。また、光感度のバラツキを低減し、スミア特性を向上させることができる。また、光感度バラツキの低減、スミア特性の向上に加え、フレア特性を改善させることができる。また、より高精度で均一な形状のマイクロレンズを形成することが可能となる。また、高い寸法精度でブラックフィルタ層を形成することが可能となる。
また、本発明の固体撮像装置の製造方法によれば、工数を削減することができ、製造工程を簡素にすることができる。また、光感度特性を向上させることができる。また、光感度のバラツキを低減し、スミア特性を向上させることができる。また、光感度バラツキの低減、スミア特性の向上に加え、フレア特性を改善させることができる。また、より高精度で均一な形状のマイクロレンズを形成することが可能となる。また、製造時の作業性を向上させることができる。また、固体撮像装置の信頼性、収率を向上させることができる。また、製造コストを低減させることができる。また、高い寸法精度でブラックフィルタ層を形成することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態における固体撮像装置について、図面を参照しながら説明する。
図1(A)は、本実施の形態に係る固体撮像装置の3画素分の層構造を示す断面図(水平方向に切断して得られた断面図)であり、図1(B)は、同固体撮像装置の3画素分の層構造を示す断面図(垂直方向に切断して得られた断面図)である。
この固体撮像装置10は、図14、15で示した配線パターンと同様の配線パターンの第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aを有する。
この固体撮像装置10は、第2の転送電極膜15Aのみが形成された図15の領域Aに対応する部分(単層構造の転送電極が形成された部分)において、図1(A)に示されるような層構造を有する。すなわち、固体撮像装置10は、第1導電型(例えばN型)の半導体基板(例えばN型半導体基板)11と、第2導電型(例えばP型)の半導体ウエル(P型ウエル)層12と、複数の光電変換素子13と、ゲート絶縁膜14と、第2の転送電極膜15Aと、第1層間絶縁膜16と、金属遮光膜17と、第2層間絶縁膜18と、透明膜19と、顔料系のブラックフィルタ層20と、カーボン系のブラックフィルタ層21と、透明平坦化膜22と、マイクロレンズ23等とから構成されている。
なお、単層で形成された第2の転送電極膜15Aは本発明の単層構造の転送電極の一例であり、この第2の転送電極膜15A上方に配置された顔料系のブラックフィルタ層20及びカーボン系のブラックフィルタ層21は、第1遮光膜の一例である。また、カーボン系のブラックフィルタ層21は本発明の第1層の一例であり、顔料系のブラックフィルタ層20は本発明の第2層の一例である。
半導体ウエル層12は、半導体基板11の表面に形成され、半導体基板11と逆特性の導電型を有する。複数の光電変換素子13は、この半導体ウエル層12の表面に形成された、半導体ウエル層12と逆特性の導電型の複数の半導体領域であり、平面視でマトリクス状に配列される。ゲート絶縁膜14は、これら半導体ウエル層12及び各光電変換素子13の表面に形成される。
第2の転送電極膜15Aは、光電変換素子13で生じた信号電荷を転送する。第2の転送電極膜15Aは、多結晶シリコンからなり、複数の光電変換素子13を分離するようにその境界領域上方のゲート絶縁膜14の上に形成される。第1層間絶縁膜16は、この第2の転送電極膜15Aを絶縁被覆するように、第2の転送電極膜15A表面に形成される。金属遮光膜17は、タングステン等からなり、第1層間絶縁膜16を介して第2の転送電極膜15Aを覆うように、第1層間絶縁膜16上に形成される。
金属遮光膜17は、光電変換素子13の上方にのみ開口部が形成されるように、つまり平面視で格子状のパターンが形成されるように、半導体基板11全面に形成される。第2層間絶縁膜18は、金属遮光膜17及びゲート絶縁膜14の表面を被覆するように形成され、例えば熱フロー処理されたBPSG膜(ホウ素-リンケイ酸ガラス)と、アルミ配線(省略)の形成後に形成されるSiON膜等とからなる。透明膜19は、第2層間絶縁膜18上に形成される。
顔料系のブラックフィルタ層20は、複数の顔料を混合させて形成される感光性を備えた黒色顔料分散型着色レジストから構成され、第2の転送電極膜15A上方にのみ形成される。顔料系のブラックフィルタ層20の膜厚は、第1の転送電極膜15の膜厚と略一致する。カーボン系のブラックフィルタ層21は、可視光領域において黒色顔料分散型着色レジストよりも光透過率が低い、カーボンを含む感光性を備えた黒色着色レジストから構成され、顔料系のブラックフィルタ層20上に形成される。カーボン系のブラックフィルタ層21の幅は顔料系のブラックフィルタ層20の幅と等しいかそれよりも狭く、カーボン系のブラックフィルタ層21の膜厚は顔料系のブラックフィルタ層20の膜厚よりも薄い。透明平坦化膜22は、これら顔料系のブラックフィルタ層20及びカーボン系のブラックフィルタ層21上に形成される。マイクロレンズ23は、透明平坦化膜22上に形成される。
また、この固体撮像装置10は、第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aが積層された図15の領域Bに対応する部分(積層構造の転送電極が形成された部分)において、図1(B)に示されるような層構造を有する。すなわち、固体撮像装置10は、半導体基板11と、半導体ウエル層12と、複数の光電変換素子13と、ゲート絶縁膜14と、第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aと、第1層間絶縁膜16と、金属遮光膜17と、第2層間絶縁膜18と、透明膜19と、カーボン系のブラックフィルタ層21と、透明平坦化膜22と、マイクロレンズ23等とから構成されている。
なお、積層された第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aは本発明の積層構造の転送電極の一例であり、この第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15A上方に配置されたカーボン系のブラックフィルタ層21は、第2遮光膜の一例である。
第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aは、光電変換素子13で生じた信号電荷を転送する。第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aは、多結晶シリコンからなり、複数の光電変換素子13を分離するようにその境界領域上方のゲート絶縁膜14上に順次形成される。第1層間絶縁膜16は、この第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aを絶縁被覆するように、第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15A表面に形成される。金属遮光膜17は、タングステン等からなり、第1層間絶縁膜16を介して第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aを覆うように、第1層間絶縁膜16上に形成される。
カーボン系のブラックフィルタ層21は、カーボンを含む感光性を備えた黒色着色レジストから構成され、第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aの上方にのみ形成される。カーボン系のブラックフィルタ層21の幅は顔料系のブラックフィルタ層20の幅と等しいかそれよりも狭く、カーボン系のブラックフィルタ層21の膜厚は顔料系のブラックフィルタ層20の膜厚よりも薄い。透明平坦化膜22は、このカーボン系のブラックフィルタ層21の上に形成される。
ここで、カーボン系のブラックフィルタ層21は、積層構造の転送電極が形成された部分、及び単層構造の転送電極が形成された部分の両方で、第2の転送電極膜15Aの上方にのみ位置するように形成されるため、平面視で格子状のパターンを形成する。
また、積層構造の転送電極が形成された部分では、単層構造のブラックフィルタ層が顔料系のブラックフィルタ層20により形成され、単層構造の転送電極が形成された部分では、積層構造のブラックフィルタ層がカーボン系のブラックフィルタ層21及び顔料系のブラックフィルタ層20により形成される。よって、積層構造の転送電極が形成された部分のブラックフィルタ層の膜厚は、顔料系のブラックフィルタ層20の膜厚分だけ、単層構造の転送電極が形成された部分のブラックフィルタ層の膜厚よりも薄くなる。そしてその差は、積層構造の転送電極と単層構造の転送電極との膜厚差、つまり第1の転送電極膜15の膜厚と略一致する。
また、顔料系のブラックフィルタ層20は、顔料系のブラックフィルタ層20の密着性を向上させるアクリル系の熱硬化型透明樹脂を第2層間絶縁膜18上に塗布し、その上に2層電極層の厚さ(第1層間絶縁膜16、第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aの総膜厚)から単層電極層の厚さ(第1層間絶縁膜16及び第2の転送電極膜15Aの総膜厚)を差し引いた膜厚に相当する顔料系のブラックレジストを塗布した後、図15で示す積層転送電極部Dに形成された部分を残すように設計されたフォトマスクを用い、露光、現像処理を施すことにより形成される。
また、カーボン系のブラックフィルタ層21は、カーボン系のブラックレジストを塗布した後、図15で示す開口部Cを除いた部分を残すように設計されたフォトマスクを用い、露光、現像処理を施すことにより形成される。
また、透明平坦化膜22は、カーボン系のブラックフィルタ層21で囲まれた図15で示す開口部Cを埋め、カーボン系のブラックフィルタ層21と開口部Cの表面を平坦化するために、アクリル系の熱硬化型透明樹脂を複数回塗布後、例えばドライエッチによるエッチバック法等を行うことにより形成される。
また、透明平坦化膜22を形成した後、感光性を備えたフェノール系の熱硬化型透明樹脂を塗布し、露光、現像処理を施すことにより、所望とする形状のマイクロレンズ23が形成される。
図2は、上記構造を有する固体撮像装置10の画素の中央部と周辺部に平行光(半導体基板11表面に対して垂直な平行光)が入射した状態を示しているものである。図2(A)は画素を水平方向に切断して得られた断面図であり、図2(B)は画素を垂直方向に切断して得られた断面図である。図3は、同固体撮像装置10の画素に斜め光(半導体基板11表面に対して傾いた光)が入射した状態を示しているものである。図3(A)は、画素を水平方向に切断して得られた断面図であり、図3(B)は画素を垂直方向に切断して得られた断面図である。
図2及び図3と、図17及び図18とを比較することにより、本実施の形態の固体撮像装置10では、マイクロレンズ23から光電変換素子13までの距離が短くなり、画素周辺部に入射する光が効率よく光電変換素子13に集光されるため、光感度特性が向上することがわかる。また、入射光が金属遮光膜17で乱反射されないため、遮光性が強化されることがわかる。すなわち、感度バラツキ、スミア特性、及びフレア特性が改善されることがわかる。
以上のように、本実施の形態の固体撮像装置によれば、単層構造の転送電極が形成された部分において、カーボン系のブラックフィルタ層21を形成する前に、第1層間絶縁膜16、第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aの総膜厚と第1層間絶縁膜16及び第2の転送電極膜15Aの総膜厚との膜厚差に相当するように調整された顔料系のブラックフィルタ層20が選択的に形成される。よって、カーボン系のブラックフィルタ層21が形成される部分の表面が一様となるので、ブラックフィルタ層を形成するための平坦化工程が不要になる。その結果、工数を削減することができ、製造工程を簡素にすることができる。また、ブラックフィルタ層下の平坦化膜を省略できるため、マイクロレンズ23から光電変換素子13までの距離が短くなる。その結果、ブラックフィルタ層が平坦化膜上に設けられている従来構造に比べて、光電変換素子13からブラックフィルタ層までの距離が短くなり、透明膜での吸収が軽減されて光電変換素子13への入射光が増加するので、光感度特性を向上させることができる。また、金属遮光膜17とブラックフルタ層との距離が短くなり、金属遮光膜17等で乱反射された迷光がブラックフィルタ層で吸収されやすくなるので、光感度のバラツキを低減し、スミア特性を向上させることができる。
また、本実施の形態の固体撮像装置によれば、ブラックフィルタ層には、カーボン系のブラックフィルタ層21が用いられる。よって、カーボン系のブラックフィルタ層21の高い遮光性で金属遮光膜17からの乱反射が防がれるため、光感度バラツキの低減、スミア特性の向上に加え、フレア特性を改善させることができる。また、ブラックフィルタ層を薄膜化することができるので、高い寸法精度でブラックフィルタ層を形成することが可能となる。
また、本実施の形態の固体撮像装置によれば、ブラックフィルタ層上には、透明平坦化膜22が形成される。よって、マイクロレンズ23下の平坦性が向上するので、より高い精度で均一な形状のマイクロレンズを形成することが可能となる。
次に、上記構造を有する固体撮像装置10の製造方法について、図1、図4〜図8を参照しながら説明する。
まず、図4に示される断面構造に至るまでの製造工程を説明する。すなわち、N型半導体基板11の上に順次膜が形成され、第2層間絶縁膜18が形成されるまでの製造工程を説明する。なお、図4は、単層構造の転送電極が形成された部分における固体撮像装置10の断面図である。
最初に、例えばN型の半導体基板11上に、この半導体基板11と逆特性の例えばP型の半導体ウエル層12を形成し、半導体ウエル層12の表面に複数の例えばN型の拡散層(光電変換素子)13を平面視でマトリクス状に形成する。半導体ウエル層12及び拡散層(光電変換素子)13は、フォトリソグラフィ工程、イオン注入工程及び熱拡散工程を繰り返すことにより形成される。
次に、光電変換素子13の形成が終わると、半導体ウエル層12及び光電変換素子13の表面にゲート絶縁膜14を形成する。その後、積層構造の転送電極が形成される部分において、ゲート絶縁膜14の上に多結晶シリコンからなる第1の転送電極膜15を形成する。さらに、第1層間絶縁膜16を形成後、積層構造及び単層構造の転送電極が形成される部分において、多結晶シリコンからなる第2の転送電極膜15Aを形成する。このとき、半導体基板11の第1の転送電極膜15が形成された部分においては、第1の転送電極膜15上に積層されるように第2の転送電極膜15Aを形成し、それ以外の部分においては、ゲート絶縁膜14と接するように第2の転送電極膜15Aを形成する。これら第1の転送電極膜15及び第2の転送電極膜15Aは光電変換素子13と光電変換素子13との境界領域に形成される。さらにまた、第2の転送電極膜15Aの表面を電気的に絶縁した状態で被覆する第1層間絶縁膜16(第1の転送電極膜15形成後に形成される第1層間絶縁膜16と同種類のため同一記述)と、タングステン等からなる金属遮光膜17とを順次形成する。
次に、金属遮光膜17の形成が終わると、ゲート絶縁膜14及び金属遮光膜17の表面に、例えば熱フローによるBPSG膜(ホウ素−リンケイ酸ガラス)や、SiON膜等を形成する。これによって、第2層間絶縁膜18が形成される。この時点では、光電変換素子13を囲む遮光膜上には段差が生じている。
次に、アルミ合金等からなる配線(図示せず)を形成し、その配線を保護するために、例えばSiON膜等を堆積させる。その後、電極取り出し用のボンディングパット(図示せず)を形成する。
上記のような工程により、図4に示した固体撮像装置10を製造することができる。
次に、図5に示される断面構造に至るまでの製造工程を説明する。すなわち、顔料系のブラックフィルタ層20が形成されるまでの製造工程を説明する。なお、図5、6は、単層構造の転送電極が形成された部分における固体撮像装置10の断面図である。
最初に、図6(a)に示されるように、顔料系のブラックレジスト及びカーボン系ブラックレジストの密着性を強化させるために、第2層間絶縁膜18上に例えばアクリル系の熱硬化型透明樹脂を塗布し、例えば200℃で5分間の熱処理を施し硬化させる。これによって、第2層間絶縁膜18上に透明膜19が形成される。その後、ネガ型の顔料系のブラックレジスト103を透明膜19上に塗布する。なお、その他に、密着性を強化させる手段としては、HMDS(ヘキサメチルジシラザン)膜を蒸気塗布し、その上にブラックレジストを連続して塗布する方法もある。
次に、図6(b)に示されるように、単層構造の転送電極が形成された部分、つまり固体撮像装置10の第1の転送電極膜15が形成されていない部分に開口が位置し、この部分のみに顔料系のブラックレジスト103が残るように設計されたフォトマスク104を用いてi線光での露光を行う。
次に、図6(c)に示されるように、現像工程を経て顔料系のブラックフィルタ層20が形成される。このとき、表面からi線が届きにくい顔料系のブラックレジスト103の深部は基板からの熱による影響と、顔料粒子による乱反射の影響を受けることにより、フォトマスク104の寸法に比べ太めに仕上がるため、顔料系のブラックフィルタ層20の断面形状は台形を示す。
上記のような工程により、図5に示した固体撮像装置10を製造することができる。
次に、図7に示される断面構造に至るまでの製造工程を説明する。すなわち、カーボン系のブラックフィルタ層21が形成されるまでの製造工程を説明する。なお、図7、8は、単層構造の転送電極が形成された部分における固体撮像装置10の断面図である。
最初に、図6で示したように顔料系のブラックフィルタ層20を形成する。その後、図8(a)に示されるように、顔料系のブラックフィルタ層20上にネガ型のカーボン系のブラックレジスト105を塗布する。
次に、図8(b)に示されるように、固体撮像装置10の光電変換素子13が形成されていない部分に開口が位置し、この部分のみにカーボン系のブラックレジスト105が残るように設計されたフォトマスク106を用い、i線光での露光を行う。
次に、図8(c)に示されるように、現像工程を経てカーボン系のブラックフィルタ層21が形成される。カーボン系のブラックフィルタ層21は、単層構造の転送電極が形成された部分において顔料系のブラックフィルタ層20上に積層され、積層構造の転送電極が形成された部分において透明膜19上に形成される。このとき、カーボン系のブラックフィルタ層21はフォトマスク106の開口とほぼ同じ寸法で仕上がるため、単層構造の転送電極が形成された部分において、顔料系のブラックフィルタ層20上に乗りかかるように積層される。
上記のような工程により、図7に示した固体撮像装置10を製造することができる。
次に、図1に示される断面構造に至るまでの製造工程を説明する。すなわち、マイクロレンズ23が形成されるまでの製造工程を説明する。
最初に、カーボン系のブラックフィルタ層21を形成後、後で形成するマイクロレンズ23を精度よく形成するために、例えばアクリル系樹脂を主成分とする熱硬化性の透明樹脂を塗布し、ホットプレートによるベークによって透明樹脂を硬化する処理を複数回繰り返す。
次に、感度向上を目的として光電変換素子13からマイクロレンズ23表面までの距離を短くするために、周知のエッチバック法により、透明樹脂の表面がブラックフィルタ層の表面と可能な限り近くなるように、透明樹脂に対してエッチングを施して透明樹脂を薄膜化し、透明平坦化膜22を形成する。
次に、透明平坦化膜22表面において、各光電変換素子13の上方にフェノール系樹脂を主成分とする感光性ポジ型透明レジストを塗布し、露光及び現像(ブリーチング及びベークを含む)工程を経て、上に凸状となるマイクロレンズ23を形成する。このマイクロレンズ23は、紫外線照射により光透過率が高められる。なお、マイクロレンズ23のポストベークは、ブラックフィルタ層の分光特性の劣化を防ぐために、220℃以下の処理温度で実行することが望ましい。このとき、マイクロレンズ23形成のための露光に際しては、カーボン系のブラックフィルタ層21の形成に用いられたフォトマスク106が用いられる。
上記のような工程により、図1に示した固体撮像装置10を製造することができる。
以上のように、本実施の形態の固体撮像装置の製造方法によれば、第2層間絶縁膜18表面に平坦化膜を形成すること無く、第2層間絶縁膜18の単層構造の転送電極が形成されている部分、つまり第1の転送電極膜15が形成されていない部分上に透明膜19を介して顔料系のブラックフィルタ層20を形成し、その後平面視で格子状のカーボン系のブラックフィルタ層21を形成する。よって、ブラックフィルタ層と金属遮光膜17との間には平坦化膜が形成されず、金属遮光膜17とブラックフィルタ層との距離が短くなるので、金属遮光膜17からの乱反射が抑制され、感度バラツキ、スミア特性が向上する。また、マイクロレンズ23と光電変換素子13との距離が短くなるため、光感度が向上する。ブラックフィルタ層を形成するための平坦化工程が不要になるので、工数を削減することができ、製造工程を簡素にすることができる。
また、本実施の形態の固体撮像装置の製造方法によれば、ブラックフィルタ層として遮光性の高いカーボン系ブラックフィルタ層21が採用されるので、フレア特性が改善される。
また、本実施の形態の固体撮像装置の製造方法によれば、ブラックフィルタ層は、顔料系のブラックフィルタ層20及びカーボン系のブラックフィルタ層21の2層積層構造を有する。よって、マスクアライメント時におけるマスク合わせズレが無くなり、アライメントエラーが改善されるので、作業性が向上する。また、カーボン系のブラックフィルタ層21に比べ密着力に優れた顔料系のブラックフィルタ層20を下層として形成することで、カーボン系のブラックフィルタ層21の密着強度が増すので、固体撮像装置の信頼性、収率の向上が期待できる。さらに、マイクロレンズ23形成時のマイクロレンズ23用フォトマスクがブラックフィルタ層形成用のフォトマスクと併用されるので、フォトマスク費用が削減され、製造コストが低減される。
なお、本実施の形態の固体撮像装置において、固体撮像装置の単層構造の転送電極が形成されている部分においてのみ、ブラックフィルタ層を2層積層構造で形成するとした。しかし、図9(A)の固体撮像装置10Aの断面図(水平方向に切断して得られた断面図)及び図9(B)の固体撮像装置10Aの断面図(垂直方向に切断して得られた断面図)に示されるように、固体撮像装置10Aの転送電極が2層で形成されている部分においても、ブラックフィルタ層を2層積層構造で形成してもよい。
図10は、図9に示した構造を有する固体撮像装置10Aに平行光(半導体基板11表面に対して垂直な平行光)が入射した状態を示しているものである。図10(A)は画素を水平方向に切断して得られた断面図であり、図10(B)は画素を垂直方向に切断して得られた断面図である。図11は、同固体撮像装置10Aに斜め光(半導体基板11表面に対して傾いた光)が入射した状態を示しているものである。図11(A)は画素を水平方向に切断して得られた断面図であり、図11(B)は画素を垂直方向に切断して得られた断面図である。
図10及び図11と、図17及び図18とを比較することにより、図9に示した固体撮像装置10Aでは、マイクロレンズ23から光電変換素子13までの距離が短くなり、画素周辺部に入射する光が効率良く光電変換素子13に集光されるため、光感度特性が向上することがわかる。また、入射光が金属遮光膜17で乱反射されないため、遮光性が強化されることがわかる。すなわち、感度バラツキ、スミア特性、及びフレア特性が改善されることがわかる。
以上のように、図9に示した固体撮像装置10Aにおいては、マイクロレンズ及びブラックフィルタ層形成のために、マイクロレンズ23形成用のフォトマスク、顔料系のブラックフィルタ層20形成用のフォトマスクとカーボン系のブラックフィルタ層21形成用のフォトマスクをそれぞれ用意する必要が無くなる。すなわち、固体撮像装置10Aでは、マイクロレンズ及びブラックフィルタ層形成のためのフォトマスクが兼用され、必要とされるフォトマスクが1枚となる。よって、フォトマスク費用が削減され、製造コストが低減される。
また、図9に示した固体撮像装置10Aにおいては、ブラックフィルタ層は、全遮光領域で顔料系のブラックフィルタ層20とカーボン系のブラックフィルタ層21との2層積層構造を有する。よって、単層構造では使用不可能な分光透過率特性となる膜厚のブラックフィルタ層でも、2層構造を採用することにより使用可能な分光透過率特性を得ることができる。
図12は、それぞれ同じ膜厚を有する、単層構造のカーボン系のブラックフィルタ層、単層構造の顔料系のブラックフィルタ層、及び積層構造のブラックフィルタ層の透過分光特性を示したものである。
図12から、単層では使用不可能な分光透過率特性となる膜厚のブラックフィルタ層が2層積層構造を採用することにより、十分な分光透過率特性を示すものとなることがわかる。すなわち、顔料系のブラックフィルタ層は単層では分光透過率特性Iを示し、カーボン系のブラックフィルタ層は単層では分光透過率特性Hを示すため、それぞれ単層では使用不可能な分光透過率特性となるが、顔料系のブラックフィルタ層及びカーボン系のブラックフィルタ層を積層することにより、使用可能な分光透過率特性Gが得られることがわかる。
また、カーボン系のブラックフィルタ層を単層で使用すると特性上遮光性が高いため、マスク合わせ工程でアライメントマークの認識ができにくい場合があり、その都度マニュアル処理が必要となるため、作業効率が低下する結果となる。しかしながら、図9に示した固体撮像装置10Aにおいては、全遮光領域で顔料系のブラックフィルタ層20を形成した後、カーボン系ブラックフィルタ層21を形成するため、アライメントエラーが発生する確率は軽減される。
以上、本発明の実施形態に係る固体撮像装置及びその製造方法について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、本実施の形態に限定されることない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で様々変形を施したものも本発明の範囲内に含まれる。
例えば、上記実施の形態では、2層積層構造のブラックフィルタ層を形成する場合、分光透過特性の異なる2種類の材料からなるブラックフィルタ層を積層した。しかしながら、緑色フィルタ層と赤色フィルタ層、緑色フィルタ層と青色フィルタ層、青色フィルタ層と赤色フィルタ層等の組み合わせによってブラックフィルタ層を形成してもよい。
また、上記実施の形態では、固体撮像装置は、CCD型での3板式固体撮像装置であるとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、固体撮像装置は、必要に応じてさらに原色カラーフィルタ、補色カラーフィルタ層が形成される、単板式固体撮像装置や、MOS型等の増幅型固体撮像装置であってもよい。
また、上記実施の形態では、マイクロレンズ下の平坦化は、アクリル系の熱硬化型透明樹脂を塗布し、ベークを複数回繰り返し、その後エッチバック法によりエッチングを施して平坦化層を形成することにより行うとした。しかしながら、マイクロレンズ下の平坦化は、感光性透明膜を塗布後に露光及び現像処理を行いブラックフィルタ層以外の凹部を埋め込む、透明膜を塗布後に熱フロー処理により平坦化する、又はこれらを複合化して行ってもよい。
本発明は、固体撮像装置及びその製造方法に利用でき、特に積層構造及び単層構造の転送電極を有する固体撮像装置及びその製造方法に利用することができる。
(A)本発明の実施の形態に係る固体撮像装置の断面図(水平方向に切断して得られた断面図)である。(B)同実施の形態に係る固体撮像装置の断面図(垂直方向に切断して得られた断面図)である。 (A)同実施の形態に係る固体撮像装置の断面図(水平方向に切断して得られた断面図)である。(B)同実施の形態に係る固体撮像装置の断面図(垂直方向に切断して得られた断面図)である。 (A)同実施の形態に係る固体撮像装置の断面図(水平方向に切断して得られた断面図)である。(B)同実施の形態に係る固体撮像装置の断面図(垂直方向に切断して得られた断面図)である。 同実施の形態に係る固体撮像装置の製造方法を説明するための図である。 同実施の形態に係る固体撮像装置の製造方法を説明するための図である。 同実施の形態に係る固体撮像装置の製造方法を説明するための図である。 同実施の形態に係る固体撮像装置の製造方法を説明するための図である。 同実施の形態に係る固体撮像装置の製造方法を説明するための図である。 (A)同実施の形態に係る固体撮像装置の変形例の断面図(水平方向に切断して得られた断面図)である。(B)同実施の形態に係る固体撮像装置の変形例の断面図(垂直方向に切断して得られた断面図)である。 (A)同実施の形態に係る固体撮像装置の変形例の断面図(水平方向に切断して得られた断面図)である。(B)同実施の形態に係る固体撮像装置の変形例の断面図(垂直方向に切断して得られた断面図)である。 (A)同実施の形態に係る固体撮像装置の変形例の断面図(水平方向に切断して得られた断面図)である。(B)同実施の形態に係る固体撮像装置の変形例の断面図(垂直方向に切断して得られた断面図)である。 単層構造のカーボン系のブラックフィルタ層、単層構造の顔料系のブラックフィルタ層、及び積層構造のブラックフィルタ層の透過分光特性を示す図である。 (A)従来の固体撮像装置の断面図(各画素を水平方向に切断して得られた断面図)である。(B)同固体撮像装置の断面図(各画素を垂直方向に切断して得られた断面図)である。 (A)同固体撮像装置の第1の転送電極膜の平面図である。(B)同固体撮像装置の第2の転送電極膜の平面図である。 同固体撮像装置の第1の転送電極膜及び第2の転送電極膜の平面図である。 同固体撮像装置の透明平坦化膜下方に位置する部分の層構造を示す断面図である。 (A)特許文献2に記載の固体撮像装置の断面図(各画素を水平方向に切断して得られた断面図)である。(B)同固体撮像装置の断面図(各画素を垂直方向に切断して得られた断面図)である。 (A)同固体撮像装置の断面図(各画素を水平方向に切断して得られた断面図)である。(B)同固体撮像装置の断面図(各画素を垂直方向に切断して得られた断面図)である。 顔料系のブラックフィルタ層の透過分光特性を示す図である。 カーボン系のブラックフィルタ層の透過分光特性を示す図である。
符号の説明
10、10A 固体撮像装置
11 半導体基板
12 半導体ウエル層
13 光電変換素子
14 ゲート絶縁膜
15 第1の転送電極膜
15A 第2の転送電極膜
16 第1層間絶縁膜
17 金属遮光膜
18 第2層間絶縁膜
19 透明膜
20 顔料系のブラックフィルタ層
21 カーボン系のブラックフィルタ層
22、24 透明平坦化膜
23 マイクロレンズ
30 遮光膜
103 顔料系のブラックレジスト
104、106 フォトマスク
105 カーボン系のブラックレジスト

Claims (22)

  1. 2次元状に配置された複数の光電変換素子と、
    前記光電変換素子で生じた信号電荷を転送する単層構造の転送電極及び積層構造の転送電極と、
    前記単層構造の転送電極の上方に配置された第1遮光膜と、
    前記第1遮光膜よりも薄い膜厚を有し、前記積層構造の転送電極の上方に配置された第2遮光膜とを備える
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記第1遮光膜は、第1材料から構成される第1層と前記第1材料と異なる第2材料から構成される第2層とを含む積層構造を有し、
    前記第2遮光膜は、前記第1層のみを含む単層構造を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記固体撮像装置は、さらに、
    前記単層構造の転送電極及び積層構造の転送電極の上方に順次配置された、絶縁膜、金属遮光膜、平坦化膜及びマイクロレンズを備え、
    前記第1層は、前記金属遮光膜と前記平坦化膜との間に配置される
    ことを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置。
  4. 前記固体撮像装置は、さらに、
    前記単層構造の転送電極及び積層構造の転送電極の上方に順次配置された、絶縁膜、金属遮光膜、平坦化膜及びマイクロレンズを備え、
    前記第2層は、前記金属遮光膜と前記平坦化膜との間に配置される
    ことを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置。
  5. 前記第2層の膜厚は、前記単層構造の転送電極の膜厚と前記積層構造の転送電極の膜厚との差に略一致する
    ことを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置。
  6. 前記第1層は、前記第2層上に形成され、
    前記第1層の幅は、前記第2層の幅と等しいか、それよりも狭い
    ことを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置。
  7. 前記第2材料は、複数の顔料を混合させて形成される、感光性を備えた黒色顔料分散型カラーレジストである
    ことを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置。
  8. 前記第1材料は、カーボンを含み、感光性を備えた黒色着色レジストである
    ことを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置。
  9. 前記第2材料の光透過率は、可視光領域において前記第1材料の光透過率よりも高い
    ことを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置。
  10. 2次元状に配置されるように、半導体基板に複数の光電変換素子を形成する素子形成工程と、
    前記半導体基板上に、前記光電変換素子で生じた信号電荷を転送する単層構造の転送電極及び積層構造の転送電極を形成する電極形成工程と、
    前記単層構造の転送電極の上方に、第1遮光膜を形成する第1遮光膜形成工程と、
    前記積層構造の転送電極の上方に、前記第1遮光膜よりも薄い膜厚を有する第2遮光膜を形成する第2遮光膜形成工程とを含む
    ことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  11. 前記第1遮光膜は、第1材料から構成される第1層と前記第1材料と異なる第2材料から構成される第2層とを含む積層構造を有し、
    前記第2遮光膜は、前記第1層のみを含む単層構造を有する
    ことを特徴とする請求項10記載の固体撮像装置の製造方法。
  12. 前記固体撮像装置の製造方法は、さらに、
    前記単層構造の転送電極及び積層構造の転送電極の上方に、絶縁膜、金属遮光膜、平坦化膜及びマイクロレンズを順次形成する積層工程を備え、
    前記第1層は、前記金属遮光膜と前記平坦化膜との間に配置される
    ことを特徴とする請求項11記載の固体撮像装置の製造方法。
  13. 前記固体撮像装置の製造方法は、さらに、
    前記単層構造の転送電極及び積層構造の転送電極の上方に、絶縁膜、金属遮光膜、平坦化膜及びマイクロレンズを順次形成する積層工程を備え、
    前記第2層は、前記金属遮光膜と前記平坦化膜との間に配置される
    ことを特徴とする請求項11記載の固体撮像装置の製造方法。
  14. 前記第2層の膜厚は、前記単層構造の転送電極の膜厚と前記積層構造の転送電極の膜厚との差に略一致する
    ことを特徴とする請求項11記載の固体撮像装置の製造方法。
  15. 前記第1層は、前記第2層上に形成され、
    前記第1層の幅は、前記第2層の幅と等しいか、それよりも狭い
    ことを特徴とする請求項11記載の固体撮像装置の製造方法。
  16. 前記第2材料は、複数の顔料を混合させて形成される、感光性を備えた黒色顔料分散型着色レジストである
    ことを特徴とする請求項11記載の固体撮像装置の製造方法。
  17. 前記第1材料は、カーボンを含み、感光性を備えた黒色着色レジストである
    ことを特徴とする請求項11記載の固体撮像装置の製造方法。
  18. 前記第2材料の光透過率は、可視光領域において前記第1材料の光透過率よりも高い
    ことを特徴とする請求項11記載の固体撮像装置の製造方法。
  19. 前記固体撮像装置の製造方法は、さらに、
    マイクロレンズを形成するレンズ形成工程を含み、
    前記第1遮光膜形成工程及び前記第2遮光膜形成工程では、前記マイクロレンズを形成するためのフォトマスクを使用して前記第1層を形成する
    ことを特徴とする請求項11記載の固体撮像装置の製造方法。
  20. 前記第1遮光膜形成工程及び前記第2遮光膜形成工程では、同一のフォトマスクを使用して前記第1層及び前記第2層を形成する
    ことを特徴とする請求項11記載の固体撮像装置の製造方法。
  21. 前記固体撮像装置の製造方法は、さらに、
    マイクロレンズを形成するレンズ形成工程を含み、
    前記第1遮光膜形成工程及び前記第2遮光膜形成工程では、前記マイクロレンズを形成するためのフォトマスクを使用して前記第1層及び前記第2層を形成する
    ことを特徴とする請求項20記載の固体撮像装置の製造方法。
  22. 前記第1層及び前記第2層は、ネガ型レジストで構成され、
    前記マイクロレンズは、ポジ型レジストで構成される
    ことを特徴とする請求項11〜21のいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法。
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