JP2008098345A - 固体撮像装置及びその製造方法並びにカメラ - Google Patents

固体撮像装置及びその製造方法並びにカメラ Download PDF

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Abstract

【課題】斜め入射光の集光率低下及び感度低下を招かずに、色シェーディング特性や分光特性を改善できる固体撮像装置及びその製造方法並びにカメラを提供する。
【解決手段】半導体基板10に、画素ごとに区分してフォトダイオード11とフォトダイオードの信号電荷を読み取る電荷読み取り部(垂直CCD部)12が形成され、フォトダイオードの上方にカラーフィルタ部(33G,34R,35B)と平坦化膜36aが形成され、その上層においてマイクロレンズ40aが形成されており、カラーフィルタ部は、第1の分光特性を有する第1カラーフィルタ33Gと、第2の分光特性を有して第1カラーフィルタとの境界において平坦化膜側に突出した凸状の角形状34Raを有する第2カラーフィルタ34Rとを少なくとも含み、凸状の角形状34Raの頂部表面が平坦化膜36aの上面と同じ高さで平坦化された形状となっている構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は固体撮像装置及びその製造方法並びにカメラに関し、特に、撮像素子上にカラーフィルタを備えた固体撮像装置及びその製造方法と、当該固体撮像装置を備えたカメラに関する。
例えば、CCD素子などを用いた固体撮像装置では、半導体基板の表面に形成されたフォトダイオード(光電変換部)に光を入射させ、そのフォトダイオードで発生した信号電荷によって映像信号を得る構成となっている。
カラー画像を得るためには、例えばフォトダイオードが設けられている撮像面において、画素ごとにR(赤)、G(緑)、B(青)などの2あるいは3色のカラーフィルタを設けて、各色成分光による映像信号を得る構成とすることが一般的である。
図12は、従来例に係る固体撮像装置の一例を示す模式構成を示す断面図である。
例えば、n型のシリコン基板(基板上に形成されたn型領域)にpウェル領域100が形成され、このpウェル領域100には画素ごとにn領域101が形成されており、pn接合によりフォトダイオードが構成されている。また、さらに各画素のフォトダイオードで生成された信号電荷を転送する垂直CCD部102が形成されている。
また、CCD領域においては、基板上にゲート絶縁膜103を介して転送ゲート104が形成されている。フォトダイオード101の受光部を除く領域において、転送ゲート104を被覆して遮蔽膜105が形成されている。
遮蔽膜105の上層に、ホウ素及びリンを含む酸化シリコン(BPSG)膜などからなる中間膜106が形成されており、その上層に、R,G,Bの3色のカラーフィルタ(107,108,109)が画素ごとに形成されている。
カラーフィルタ(107,108,109)の上層に平坦化膜110が形成され、その上層に画素ごとにマイクロレンズ111が形成されている。
上記の構成の固体撮像装置において、カラーフィルタ(107,108,109)は各画素のフォトダイオードに対応して設けられている。カラーフィルタの形成方法としては、例えば、染料や顔料を添加したレジストであるカラーフィルタ材料を塗布し、フォトリソグラフィ法によりパターニングする。
例えば、緑のカラーフィルタ107、赤のカラーフィルタ108、青のカラーフィルタ109の順に、各カラーフィルタ材料の塗布及びパターニングを行う。
上記のようにしてカラーフィルタを形成すると、図12の破線の円X内に示すように、2色目以降のカラーフィルタ(108,109)の角形状が凸状に突出した形状になってしまう。これは主に2色目以降のカラーレジストの塗布性(埋め込み)の問題によるものである。
また、図12においてマイクロレンズ111により集光された光の入射経路を長破線Cで示す。上記のようにカラーフィルタ(108,109)の角形状が凸状に突出した形状になった結果として、本来緑の画素のフォトダイオードに入るべき入射光が、隣接する赤もしくは青のカラーフィルタの一部を通過して入射することになり、色シェーディング特性悪化や混色による分光特性悪化など、色再現性の悪化を招くおそれがある。
また、マイクロレンズの位置合わせズレ等の上記特性に関する製造マージンが少なく、歩留まり低下を招く要因となる。
さらに、上記のようなカラーフィルタの形状のために、カラーフィルタ(107,108,109)の膜厚及びマイクロレンズ111の高さも制約され、マイクロレンズ111が高くなってしまう。
このように集光構造として層厚が厚い場合、入射光の吸収や拡散による光利用率のロスが発生し、結果としてフォトダイオードに入射する光、特に斜めに入射する光の強度の低下により撮像素子の感度低下を引き起こすおそれがある。
さらにフォトダイオードの周縁部から垂直シフトレジスタへ斜めに入射する光が多くなって、スミアが増大するおそれがある。
特許文献1には、カラーフィルタの形成後に透明樹脂層を形成し、エッチングすることで上層構造の層厚を薄くすることが開示されている。
また、特許文献2には、フォトリソグラフィ法により1色目のカラーフィルタ(赤)を覆って、2色目のカラーフィルタ(緑)を形成し、さらに2色目のカラーフィルタを覆って3色目のカラーフィルタ(青)を形成し、その後にそれらをCMP(化学機械研磨)により研磨してカラーフィルタを平坦にすることが開示されている。
また、特許文献3には、カラーフィルタを全面にエッチバックすることが開示されている。
また、特許文献4にはカラーフィルタの上層にカラーフィルタの膜厚を調整する調整層を設けることが開示されている。
また、特許文献5には、カラーフィルタの上層に保護層を形成することが開示されている。
また、特許文献6には、カラーフィルタを有する固体撮像装置が開示されている。
特開平5−183140号公報 特開平10−209410号公報 特開2003−298034号公報 特開平11−289073号公報 特許第3711211号 特開平05−67762号公報
しかしながら、特許文献1においては、透明樹脂層のみをエッチングするため、2色目以降のカラーフィルタを形成するときに角形状は凸に出っ張っている形状のままであり、分光特性の悪化のおそれを改善することができない。
また、特許文献2においては、エッチング量が多いためにエッチングプロセスにおける製造バラツキの影響を受けやすく、またエッチング層が透明樹脂層ではなくカラーフィルタ層であるため、混色などの分光特性の悪化を引き起こすおそれがある。
また、特許文献3においては、上記の中間膜に相当する膜に孔部を形成し、カラーフィルタとなる着色膜が埋め込まれている構成であり、カラーフィルタが厚膜となってしまって感度低下のおそれがあり、さらに製造工程が複雑であるという不利益がある。
また、特許文献4〜6においては、分光特性について改善はされない。
解決しようとする問題点は、カラーフィルタの角形状が凸に突出した形状となってしまうために、色シェーディング特性や分光特性の悪化を招き、また、上記のカラーフィルタ形状によりマイクロレンズの高さが高くなってしまい、上層集光構造の層厚が厚くなることから斜め入射光の集光率低下及び感度低下を招いていたという点である。
本発明の固体撮像装置は、複数の画素が集積されてなる固体撮像装置であって、半導体基板に前記画素ごとに区分して形成されたフォトダイオードと、前記半導体基板に形成され、前記フォトダイオードに生成する信号電荷を読み取る電荷読み取り部と、前記フォトダイオードの上方に形成されたカラーフィルタ部と、前記カラーフィルタ部の上層に形成された平坦化膜と、前記平坦化膜の上層において前記画素ごとに形成されたマイクロレンズとを有し、前記カラーフィルタ部は、第1の分光特性を有して前記画素に対応して区分された第1の領域に形成された第1カラーフィルタと、第2の分光特性を有して前記画素に対応して区分された第2の領域に形成され、前記第1カラーフィルタとの境界において前記平坦化膜側に突出した凸状の角形状を有する第2カラーフィルタとを少なくとも含み、前記凸状の角形状の頂部表面が前記平坦化膜の上面と同じ高さで平坦化された形状となっていることを特徴とする。
上記の本発明の固体撮像装置は、半導体基板に、画素ごとに区分してフォトダイオードとフォトダイオードに生成する信号電荷を読み取る電荷読み取り部が形成されており、フォトダイオードの上方にカラーフィルタ部が形成され、カラーフィルタ部の上層に平坦化膜が形成され、平坦化膜の上層において画素ごとにマイクロレンズが形成されている。
ここで、カラーフィルタ部は、第1の分光特性を有して画素に対応して区分された第1の領域に形成された第1カラーフィルタと、第2の分光特性を有して画素に対応して区分された第2の領域に形成され、第1カラーフィルタとの境界において平坦化膜側に突出した凸状の角形状を有する第2カラーフィルタとを少なくとも含む。また、凸状の角形状の頂部表面が平坦化膜の上面と同じ高さで平坦化された形状となっている。
本発明の固体撮像装置の製造方法は、複数の画素が集積されてなる固体撮像装置の製造方法であって、半導体基板に、前記画素ごとに区分してフォトダイオードを形成し、前記フォトダイオードに生成する信号電荷を読み取る電荷読み取り部を形成する工程と、前記フォトダイオードの上方においてカラーフィルタ部を形成する工程と、前記カラーフィルタ部の上層に平坦化膜を形成する工程と、前記平坦化膜の上面からエッチバックする工程とを有し、前記カラーフィルタ部を形成する工程が、第1の分光特性を有して前記画素に対応して区分された第1の領域に第1カラーフィルタを形成する工程と、第2の分光特性を有して前記画素に対応して区分された第2の領域に、前記第1カラーフィルタとの境界において上側に突出した凸状の角形状を有する第2カラーフィルタを形成する工程とを含み、前記エッチバックする工程において、前記平坦化膜の上面から少なくとも前記平坦化膜及び前記第2カラーフィルタの凸状の角形状の部分をエッチバックすることを特徴とする。
上記の本発明の固体撮像装置の製造方法は、半導体基板に、前記画素ごとに区分してフォトダイオードを形成し、フォトダイオードに生成する信号電荷を読み取る電荷読み取り部を形成する。次に、フォトダイオードの上方においてカラーフィルタ部を形成し、カラーフィルタ部の上層に平坦化膜を形成する。次に、平坦化膜の上面からエッチバックする。
ここで、カラーフィルタ部を形成する工程においては、第1の分光特性を有して画素に対応して区分された第1の領域に第1カラーフィルタを形成し、次に、第2の分光特性を有して画素に対応して区分された第2の領域に、第1カラーフィルタとの境界において上側に突出した凸状の角形状を有する第2カラーフィルタを形成する。また、エッチバックする工程においては、平坦化膜の上面から少なくとも平坦化膜及び第2カラーフィルタの凸状の角形状の部分をエッチバックする。
本発明のカメラは、複数の画素が集積されてなる固体撮像装置と、前記固体撮像装置の撮像部に入射光を導く光学系と、前記固体撮像装置の出力信号を処理する信号処理回路とを有し、前記固体撮像装置は、半導体基板に前記画素ごとに区分して形成されたフォトダイオードと、前記フォトダイオードに生成する信号電荷を読み取る電荷読み取り部と、前記フォトダイオードの上方に形成されたカラーフィルタ部と、前記カラーフィルタ部の上層に形成された平坦化膜と、前記平坦化膜の上層において前記画素ごとに形成されたマイクロレンズとを有し、前記カラーフィルタ部は、第1の分光特性を有して前記画素に対応して区分された第1の領域に形成された第1カラーフィルタと、第2の分光特性を有して前記画素に対応して区分された第2の領域に形成され、前記第1カラーフィルタとの境界において前記平坦化膜側に突出した凸状の角形状を有する第2カラーフィルタとを少なくとも含み、前記凸状の角形状の頂部表面が前記平坦化膜の上面と同じ高さで平坦化された形状となっていることを特徴とする。
上記の本発明のカメラは、複数の画素が集積されてなる固体撮像装置と、固体撮像装置の撮像部に入射光を導く光学系と、固体撮像装置の出力信号を処理する信号処理回路とを有する。
上記の固体撮像装置は、半導体基板に、画素ごとに区分してフォトダイオードとフォトダイオードに生成する信号電荷を読み取る電荷読み取り部が形成されており、フォトダイオードの上方にカラーフィルタ部が形成され、カラーフィルタ部の上層に平坦化膜が形成され、平坦化膜の上層において画素ごとにマイクロレンズが形成されており、カラーフィルタ部は、第1の分光特性を有して画素に対応して区分された第1の領域に形成された第1カラーフィルタと、第2の分光特性を有して画素に対応して区分された第2の領域に形成され、第1カラーフィルタとの境界において平坦化膜側に突出した凸状の角形状を有する第2カラーフィルタとを少なくとも含む。また、凸状の角形状の頂部表面が平坦化膜の上面と同じ高さで平坦化された形状となっている。
本発明の固体撮像装置は、カラーフィルタ部を構成する第2カラーフィルタについて、凸状の角形状の頂部表面が平坦化膜の上面と同じ高さで平坦化された形状となっているので、斜め入射光の集光率低下及び感度低下を招かずに、色シェーディング特性や分光特性を改善できる。
本発明の固体撮像装置の製造方法は、第1カラーフィルタ及び第2カラーフィルタを含むカラーフィルタ部を形成し、その上層に平坦化膜を形成し、平坦化膜の上面から少なくとも平坦化膜及び第2カラーフィルタの凸状の角形状の部分をエッチバックすることにより、斜め入射光の集光率低下及び感度低下を招かずに、色シェーディング特性や分光特性を改善した固体撮像装置を製造することができる。
本発明のカメラは、これを構成する固体撮像装置において、カラーフィルタ部を構成する第2カラーフィルタについて、凸状の角形状の頂部表面が平坦化膜の上面と同じ高さで平坦化された形状となっているので、斜め入射光の集光率低下及び感度低下を招かずに、色シェーディング特性や分光特性を改善できる。
以下に、本発明に係る固体撮像装置及びその製造方法と、当該固体撮像装置を備えたカメラの実施の形態について、図面を参照して説明する。
第1実施形態
図1は、複数の画素が集積されてなり、本実施形態に係る固体撮像装置であるCCD撮像装置の断面図である。
例えば、n型のシリコン基板(基板上に形成されたn型領域)にpウェル領域10が形成され、このpウェル領域10には画素ごとに区分してn領域11が形成され、pn接合によりフォトダイオードが構成されている。
また、例えば、各画素のフォトダイオードで生成された信号電荷を転送して読み取るためのn型領域からなる垂直CCD部12が形成されている。
また、例えば、CCD領域においては、基板上に酸化シリコンなどからなるゲート絶縁膜20を介してポリシリコンなどからなる転送ゲート21が形成されており、さらにその上層に全面に酸化シリコンなどからなる絶縁膜22が形成されている。
また、例えば、フォトダイオードの受光部を除く領域において、転送ゲート21部分を被覆して遮蔽膜23が形成されている。
例えば、上記の転送ゲート21に所定の電圧を印加することより、フォトダイオードで生成された信号電荷を垂直CCD部12に転送し、また、垂直CCD部12内において垂直転送を行うことができる。
また、例えば、遮蔽膜23及びフォトダイオード領域を被覆して全面に、ホウ素及びリンを含む酸化シリコン(BPSG)膜30と、プラズマCVD(化学気相成長)法などで形成された窒化シリコン膜31などからなる中間膜が形成されている。
さらに、例えば、窒化シリコン膜31の上層に酸化シリコンなどからなる第1平坦化膜32が形成されている。
上記の第1平坦化膜32の上層に、G,R,Bの3色のカラーフィルタ部が画素ごとに区分して、各カラーフィルタの領域に形成されている。即ち、第1の分光特性を有する緑色(G)の第1カラーフィルタ33G、第2の分光特性を有する赤色(R)の第2カラーフィルタ34R、第3の分光特性を有する青色(B)の第3カラーフィルタ35Bから、カラーフィルタ部が構成されている。
各色のカラーフィルタは、例えば、化学増幅型ネガ系カラーレジスト(染料内添型)として各色の透過分光を得るための複数の染料色素、熱硬化剤、樹脂、酸発生剤、固形分を溶解するための溶媒などを添加してなるカラーフィルター材料からなる。
さらに、カラーフィルタ部の上層に第2平坦化膜36aが形成されている。
第2カラーフィルタ34Rは、第1カラーフィルタ33Gとの境界において第2平坦化膜36a側に突出した凸状の第1角形状34Raを有し、第3カラーフィルタ35Bは、第1カラーフィルタ33G及び第2カラーフィルタ34Rとの境界において第2平坦化膜36a側に突出した凸状の第2角形状35Baを有する。
上記の第1角形状34Ra及び第2角形状35Baの頂部表面が、第2平坦化膜36aの上面と同じ高さで平坦化された形状となっている。
さらに、例えば、カラーフィルタ部(33G,34R,35B)及び第2平坦化膜36aの上層に、画素ごとにマイクロレンズ40aが形成されている。
図2(a)は、半導体基板上のフォトダイオードと転送ゲートのレイアウトを示す平面図である。
各画素を構成してフォトダイオードPDが垂直方向及び水平方向にそれぞれ間隔をもって配置され、フォトダイオードPDの間の領域において、例えば2相の転送ゲートG1,G2が形成されている。
また、例えば、各フォトダイオードPDの水平方向の間の領域は、CCDによる垂直転送路VTが構成されている。各画素のフォトダイオードPDで生成された信号電荷は、垂直転送路VTに転送され、さらに垂直転送される。
また、図2(b)はカラーフィルタのレイアウトを示す平面図である。
緑色のカラーフィルタGF、赤色のカラーフィルタRF、青色のカラーフィルタBFが形成されている。各色のカラーフィルタの境界が、図2(a)中の点線CBに相当し、各色のカラーフィルタが図2(a)に示す各画素のフォトダイオードに対応して形成されている。
本実施形態によれば、カラーフィルタ部を構成する第2カラーフィルタ34R及び第3カラーフィルタ35Bについて、凸状の角形状の頂部表面が第2平坦化膜36aの上面と同じ高さで平坦化された形状となっており、斜め入射光の集光率低下及び感度低下を招かずに、色シェーディング特性や分光特性を改善できる。
マイクロレンズ40aは、カラーフィルタ部(33G,34R,35B)と第2平坦化膜36aからなる平坦な面上に形成されているので、マイクロレンズ40aの精度が高められている。
第2平坦化膜36aは、基本的に波長依存性のない無色透明な材料で構成され、耐熱性やリソグラフィー特性に優れた材料から構成されることが好ましい。例えば、カラーフィルターを構成する樹脂材料及び溶媒などからなる樹脂を用いることができる。
特に、例えばポリスチレン系の樹脂を好ましく用いることが可能であり、スチレンを構成する一部のベンゼン環にエステルが結合した構造である下記化合物(1)で示す有機材料を好ましく用いることができる。
Figure 2008098345
カラーフィルタ部(33G,34R,35B)とマイクロレンズ40aの密着力より、第2平坦化膜36aとマイクロレンズ40aの密着力が大きいことが好ましく、上記の化合物(1)はこれを実現できる。
また、例えば第2平坦化膜36aがマイクロレンズ40aと同じ材料から構成されていることが好ましい。
マイクロレンズ40aについても上記のポリスチレン系の樹脂で構成することで、マイクロレンズ40aと第2平坦化膜36aの密着力をさらに高めることができる。
次に、本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法について図面を参照して説明する。
まず、図3(a)に示すように、例えば、n型のシリコン基板(基板上に形成されたn型領域)にpウェル領域10を形成し、このpウェル領域10には画素ごとに区分してn領域11を形成してpn接合によりフォトダイオード11を形成する。
また、例えば、垂直転送部にn型領域を形成して垂直CCD部12を形成する。
次に、例えばCCD領域においてゲート絶縁膜20及び転送ゲート21を形成し、全面に酸化シリコンなどからなる絶縁膜22を形成し、さらにフォトダイオードの受光部を除く領域において遮蔽膜23を形成する。
次に、例えば遮蔽膜23及びフォトダイオード領域を被覆して全面に、ホウ素及びリンを含む酸化シリコン(BPSG)膜30を形成し、さらに例えばプラズマCVD法などにより窒化シリコン膜31を形成する。また、例えばCVD法などにより窒化シリコン膜31の上層に酸化シリコンなどからなる第1平坦化膜32を形成する。
以上の工程により、図3(a)に示す構成に至る。
次に、図3(b)に示すように、例えばスピンコート法などにより、第1の分光特性を有する緑色(G)の第1カラーフィルタ33を全面に形成する。例えば、化学増幅型ネガ系カラーレジスト(染料内添型)として緑色の透過分光を得るための複数の染料色素、熱硬化剤、樹脂、酸発生剤、固形分を溶解するための溶媒などを添加して用いる。
次に、図3(c)に示すように、第1カラーフィルタの形成領域を開口するマスクMを用いて露光する。
次に、図4(a)に示すように、現像処理を行うことによって、第1カラーフィルタの形成領域に形成された緑色(G)の第1カラーフィルタ33Gが形成される。
次に、図4(b)に示すように、例えばスピンコート法などにより、第2の分光特性を有する赤色(R)の第2カラーフィルタ34を全面に形成する。例えば、化学増幅型ネガ系カラーレジスト(染料内添型)として赤色の透過分光を得るための複数の染料色素、熱硬化剤、樹脂、酸発生剤、固形分を溶解するための溶媒などを添加して用いる。
次に、図4(c)に示すように、第2カラーフィルタの形成領域を露光し、さらに現像処理を行うことによって、第2カラーフィルタの形成領域に形成された赤色(R)の第2カラーフィルタ34Rが形成される。
上記の第2カラーフィルタ34Rを形成するとき、第1カラーフィルタ33Gとの境界において上側に突出した凸状の第1角形状34Raが形成される。
次に、図5(a)に示すように、例えばスピンコート法などにより、第3の分光特性を有する青色(B)の第3カラーフィルタ35を全面に形成する。例えば、化学増幅型ネガ系カラーレジスト(染料内添型)として青色の透過分光を得るための複数の染料色素、熱硬化剤、樹脂、酸発生剤、固形分を溶解するための溶媒などを添加して用いる。
次に、図5(b)に示すように、第3カラーフィルタの形成領域を露光し、さらに現像処理を行うことによって、第3カラーフィルタの形成領域に形成された青色(B)の第3カラーフィルタ35Bが形成される。
上記の第3カラーフィルタ35Bを形成するとき、第1カラーフィルタ33G及び第2カラーフィルタ34Rとの境界において上側に突出した凸状の第2角形状35Baが形成される。
次に、図5(c)に示すように、例えばスピンコート法などにより、例えばカラーフィルターを構成する樹脂材料及び溶媒などからなる樹脂あるいは上記の化合式(1)で示す有機材料などから第2平坦化膜36を形成する。
第2平坦化膜36は、第2カラーフィルタ34Rの第1角形状34Ra及び第3カラーフィルタ35Bの第2角形状35Baを埋め込む厚みで成膜する。
次に、図6(a)に示すように、例えば、第2平坦化膜36の上面から少なくとも第2平坦化膜及び第2カラーフィルタ34Rの第1角形状34Ra及び第3カラーフィルタ35Bの第2角形状35Baの部分をエッチバックする。ここでは、第2平坦化膜36を完全には除去しない程度のエッチバックとする。
これにより、第1角形状34Ra及び第2角形状35Baの頂部表面が、残された第2平坦化膜36aの上面と同じ高さで平坦化された形状となる。
次に、図6(b)に示すように、例えば、スピンコートなどにより、第2平坦化膜36aの上層に、マイクロレンズとなる樹脂層40を形成し、その上層にレジスト膜をパターン形成及び熱処理印加によりレンズ形状の表面を有するレジスト膜41を形成する。
次に、レジスト膜41とマイクロレンズとなる樹脂層40をドライエッチングなどの異方的エッチングで加工することで、レジスト膜41の表面形状が樹脂層に転写され、マイクロレンズ40aが形成される。
以上で、図1及び図2に示す構成の固体撮像装置を製造することができる。
本実施形態の固体撮像装置の製造方法によれば、カラーフィルタ部を構成する第2カラーフィルタ34R及び第3カラーフィルタ35Bの上層に第2平坦化膜を形成し、第2平坦化膜の上面から少なくとも第2平坦化膜及び凸状の角形状の部分をエッチバックすることにより、斜め入射光の集光率低下及び感度低下を招かずに、色シェーディング特性や分光特性を改善した固体撮像装置を製造することができる。
本実施形態にように、第2平坦化膜36a及び第2カラーフィルタ34Rと第3カラーフィルタ35Bの凸状の角形状の部分をエッチバックする工程において、第2平坦化膜36aを一部残して、凸状の角形状の頂部表面が平坦化膜の上面と同じ高さで平坦化された形状とすることができる。
この場合、第2平坦化膜36aの上層において画素ごとにマイクロレンズ40aを形成したときに、カラーフィルタ部(33G,34R,35B)とマイクロレンズ40aの間に第2平坦化膜36aを介在させることで、マイクロレンズ40aとの密着力を大きくすることができる。
第2実施形態
図7は、本実施形態に係る固体撮像装置であるCCD撮像装置の断面図である。
基本的には第1実施形態に係るCCD撮像装置を同様の構成であるが、マイクロレンズ42がレジスト膜そのものから構成されていることが異なる。
カラーフィルタ部(33G,34R,35B)と第2平坦化膜36aからなる平坦な面上に形成されているので、マイクロレンズの精度が高められる利点があり、また、平坦な面に形成することによって、レジスト材料に熱処理を施すことで直接高精度なマイクロレンズに加工することが可能となる。
本実施形態に係る固体撮像装置は、第1実施形態に係る固体撮像装置と同様に、斜め入射光の集光率低下及び感度低下を招かずに、色シェーディング特性や分光特性を改善でき、さらにマイクロレンズを簡便な方法、工程で形成することが可能である。
第3実施形態
図8は、本実施形態に係る固体撮像装置であるCCD撮像装置の断面図である。
基本的には第1実施形態に係るCCD撮像装置を同様の構成であるが、第2平坦化膜36及び第2カラーフィルタ34Rの第1角形状34Ra及び第3カラーフィルタ35Bの第2角形状35Baが除去されており、平坦化されたカラーフィルタ部(33G,34R,35B)の上層において画素ごとにマイクロレンズ40aが形成されていることが異なる。
本実施形態によれば、カラーフィルタ部を構成する第2カラーフィルタ34R及び第3カラーフィルタ35Bについて、第2カラーフィルタ34Rの第1角形状34Ra及び第3カラーフィルタ35Bの第2角形状35Baが除去されており、斜め入射光の集光率低下及び感度低下を招かずに、色シェーディング特性や分光特性を改善できる。
次に、本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法について図面を参照して説明する。
まず、第1実施形態において図5(c)に示す工程までは第1実施形態と同様にして行い、次に、図9(a)に示すように、例えば、第2平坦化膜36の上面から第2平坦化膜36及び第2カラーフィルタ34Rの第1角形状34Ra及び第3カラーフィルタ35Bの第2角形状35Baを除去するまでエッチバックする。
これにより、第1角形状34Ra及び第2角形状35Baの頂部表面が平坦化された形状となる。
次に、図9(b)に示すように、例えば、スピンコートなどによりマイクロレンズとなる樹脂層40を形成し、その上層にレンズ形状の表面を有するレジスト膜41を形成する。
次に、レジスト膜41とマイクロレンズとなる樹脂層40をドライエッチングなどの異方的エッチングで加工することで、レジスト膜41の表面形状が樹脂層に転写され、マイクロレンズ40aが形成される。
以上で、図8に示す構成の固体撮像装置を製造することができる。
本実施形態の固体撮像装置の製造方法によれば、カラーフィルタ部を構成する第2カラーフィルタ34R及び第3カラーフィルタ35Bの上層に第2平坦化膜を形成し、第2平坦化膜の上面から第2平坦化膜36及び第2カラーフィルタ34Rの第1角形状34Ra及び第3カラーフィルタ35Bの第2角形状35Baを除去するまでエッチバックすることにより、斜め入射光の集光率低下及び感度低下を招かずに、色シェーディング特性や分光特性を改善した固体撮像装置を製造することができる。
第4実施形態
図10は、本実施形態に係る固体撮像装置であるCCD撮像装置の断面図である。
基本的には第3実施形態に係るCCD撮像装置を同様の構成であるが、マイクロレンズ42がレジスト膜そのものから構成されていることが異なる。
カラーフィルタ部(33G,34R,35B)と第2平坦化膜36aからなる平坦な面上に形成されているので、マイクロレンズの精度が高められる利点があるほか、平坦な面に形成することによって、レジスト材料に熱処理を臍越すことで直接高精度なマイクロレンズに加工することが可能となる。
本実施形態に係る固体撮像装置は、第1実施形態に係る固体撮像装置と同様に、斜め入射光の集光率低下及び感度低下を招かずに、色シェーディング特性や分光特性を改善でき、さらにマイクロレンズを簡便な方法、工程で形成することが可能である。
第5実施形態
図11は、本実施形態に係るカメラの概略構成図である。
複数の画素が集積されてなる固体撮像装置50、光学系51、信号処理回路53を備えている。
本実施形態において、上記の固体撮像装置50は、上記の第1実施形態または第2実施形態に係る固体撮像装置が組み込まれてなる。
光学系51は被写体からの像光(入射光)を固体撮像装置50の撮像面上に結像させる。これにより、固体撮像装置50の撮像面上の各画素を構成するフォトダイオードにおいて入射光量に応じて信号電荷に変換され、一定期間、該当する信号電荷が蓄積される。
蓄積された信号電荷は、例えばCCD電荷転送路を経て、出力信号Voutとして取り出される。
信号処理回路53は、固体撮像装置50の出力信号Voutに対して種々の信号処理を施して映像信号として出力する。
上記の本実施形態に係るカメラによれば、斜め入射光の集光率低下及び感度低下を招かずに、色シェーディング特性や分光特性を改善でき、さらにマイクロレンズを簡便な方法、工程で形成することが可能である。
本発明は上記の説明に限定されない。
例えば、上記の実施形態においては3色のカラーフィルタを有する構成の固体撮像装置について説明しているが、2色のカラーフィルタのみを有する構成でもよい。
また、実施形態においてはCCD固体撮像装置について説明しているが、これに限らず、CMOSセンサなどのその他の固体撮像装置にも適用可能であり、この場合には電荷を読み取るための構成がCMOSトランジスタなどからなる。
尚、カラーフィルタ形成において、第1カラーフィルタ及び第2カラーフィルタをフォトリソグラフィ法によりカラーフィルタをパターニングで形成し、第3カラーフィルタはパターニングしないで塗布するだけでも良い。
また、第1カラーフィルタを形成した後に、エッチングストッパ膜として、例えばプラズマCVD法による窒化シリコン膜や酸化シリコン膜などの無機膜を均一に積層してから、第2及び第3カラーフィルタのエッチングを行って平坦化しても良い。
また、第1カラーフィルタのエッチングストッパ膜となるように銅などの特定元素成分を添加して、第2及び第3カラーフィルタのエッチングを行ってカラーフィルタ部の平坦化しても良い。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
本発明の固体撮像装置は、CCDカメラあるいはCMOSカメラに搭載される固体撮像装置に適用できる。
本発明の固体撮像装置の製造意方法は、CCDカメラあるいはCMOSカメラに搭載される固体撮像装置の製造方法に適用できる。
本発明のカメラは、CCDカメラあるいはCMOSカメラなどの固体撮像装置を搭載したカメラに適用できる。
図1は本発明の第1実施形態に係る固体撮像装置であるCCD撮像装置の断面図である。 図2(a)は本発明の第1実施形態に係る固体撮像装置であるCCD撮像装置の半導体基板上のフォトダイオードと転送ゲートのレイアウトを示す平面図であり、図2(b)はカラーフィルタのレイアウトを示す平面図である。 図3(a)〜(c)は本発明の第1実施形態に係る固体撮像装置であるCCD撮像装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。 図4(a)〜(c)は本発明の第1実施形態に係る固体撮像装置であるCCD撮像装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。 図5(a)〜(c)は本発明の第1実施形態に係る固体撮像装置であるCCD撮像装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。 図6(a)及び図6(b)は本発明の第1実施形態に係る固体撮像装置であるCCD撮像装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。 図7は本発明の第2実施形態に係る固体撮像装置であるCCD撮像装置の断面図である。 図8は本発明の第3実施形態に係る固体撮像装置であるCCD撮像装置の断面図である。 図9(a)及び図9(b)は本発明の第3実施形態に係る固体撮像装置であるCCD撮像装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。 図10は本発明の第4実施形態に係る固体撮像装置であるCCD撮像装置の断面図である。 図11は本発明の第5実施形態に係るカメラの概略構成図である。 図12は従来例に係る固体撮像装置の一例を示す模式構成を示す断面図である。
符号の説明
10…pウェル領域(半導体基板)、11…n領域(フォトダイオード)、12…垂直CCD部(電荷読み取り部)、20…ゲート絶縁膜、21…転送ゲート、22…絶縁膜、23…遮蔽膜、30…BPSG膜、31…窒化シリコン膜、32…第1平坦化膜、33,33G…第1カラーフィルタ、34,34R…第2カラーフィルタ、34Ra…第1角形状、35,35B…第3カラーフィルタ、35Ba…第2角形状、36,36a…第2平坦化膜、40…樹脂層、41…レジスト膜、40a,42…マイクロレンズ、50…固体撮像装置、51…光学系、53…信号処理回路、M…マスク、G1,G2…転送ゲート、PD…フォトダイオード、VT…垂直転送路、GF…緑色のカラーフィルタ、RF…赤色のカラーフィルタ、BF…青色のカラーフィルタ

Claims (11)

  1. 複数の画素が集積されてなる固体撮像装置であって、
    半導体基板に前記画素ごとに区分して形成されたフォトダイオードと、
    前記半導体基板に形成され、前記フォトダイオードに生成する信号電荷を読み取る電荷読み取り部と、
    前記フォトダイオードの上方に形成されたカラーフィルタ部と、
    前記カラーフィルタ部の上層に形成された平坦化膜と、
    前記平坦化膜の上層において前記画素ごとに形成されたマイクロレンズと
    を有し、
    前記カラーフィルタ部は、第1の分光特性を有して前記画素に対応して区分された第1の領域に形成された第1カラーフィルタと、第2の分光特性を有して前記画素に対応して区分された第2の領域に形成され、前記第1カラーフィルタとの境界において前記平坦化膜側に突出した凸状の角形状を有する第2カラーフィルタとを少なくとも含み、
    前記凸状の角形状の頂部表面が前記平坦化膜の上面と同じ高さで平坦化された形状となっている
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記カラーフィルタ部が、第1の分光特性を有して前記画素に対応して区分された第1の領域に形成された第1カラーフィルタと、第2の分光特性を有して前記画素に対応して区分された第2の領域に形成され、前記第1カラーフィルタとの境界において前記平坦化膜側に突出した凸状の第1角形状を有する第2カラーフィルタと、第3の分光特性を有して前記画素に対応して区分された第3の領域に形成され、前記第1カラーフィルタ及び前記第2カラーフィルタとの境界において前記平坦化膜側に突出した凸状の第2角形状を有する第3カラーフィルタとを含み、
    前記第1角形状及び前記第2角形状の頂部表面が前記平坦化膜の上面と同じ高さで平坦化された形状となっている
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記カラーフィルタ部と前記マイクロレンズの密着力より、前記平坦化膜と前記マイクロレンズの密着力が大きい
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 前記平坦化膜が前記マイクロレンズと同じ材料から構成されている
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  5. 複数の画素が集積されてなる固体撮像装置の製造方法であって、
    半導体基板に、前記画素ごとに区分してフォトダイオードを形成し、前記フォトダイオードに生成する信号電荷を読み取る電荷読み取り部を形成する工程と、
    前記フォトダイオードの上方においてカラーフィルタ部を形成する工程と、
    前記カラーフィルタ部の上層に平坦化膜を形成する工程と、
    前記平坦化膜の上面からエッチバックする工程と
    を有し、
    前記カラーフィルタ部を形成する工程が、第1の分光特性を有して前記画素に対応して区分された第1の領域に第1カラーフィルタを形成する工程と、第2の分光特性を有して前記画素に対応して区分された第2の領域に、前記第1カラーフィルタとの境界において上側に突出した凸状の角形状を有する第2カラーフィルタを形成する工程とを含み、
    前記エッチバックする工程において、前記平坦化膜の上面から少なくとも前記平坦化膜及び前記第2カラーフィルタの凸状の角形状の部分をエッチバックする
    ことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  6. 前記平坦化膜及び前記第2カラーフィルタの凸状の角形状の部分をエッチバックする工程において、前記凸状の角形状の頂部表面が前記平坦化膜の上面と同じ高さで平坦化された形状とする
    請求項5に記載の固体撮像装置の製造方法。
  7. 前記平坦化膜の上層において前記画素ごとにマイクロレンズを形成する工程をさらに有する
    請求項6に記載の固体撮像装置の製造方法。
  8. 前記平坦化膜及び前記第2カラーフィルタの凸状の角形状の部分をエッチバックする工程において、前記平坦化膜及び前記凸状の角形状を全部除去する
    請求項5に記載の固体撮像装置の製造方法。
  9. 前記平坦化膜及び前記凸状の角形状が除去された前記カラーフィルタ部の上層において前記画素ごとにマイクロレンズを形成する工程をさらに有する
    請求項8に記載の固体撮像装置の製造方法。
  10. 前記カラーフィルタ部を形成する工程が、第1の分光特性を有して前記画素に対応して区分された第1の領域に第1カラーフィルタを形成する工程と、第2の分光特性を有して前記画素に対応して区分された第2の領域に形成され、前記第1カラーフィルタとの境界において上側に突出した凸状の第1角形状を有する第2カラーフィルタを形成する工程と、第3の分光特性を有して前記画素に対応して区分された第3の領域に形成され、前記第1カラーフィルタ及び前記第2カラーフィルタとの境界において上側に突出した凸状の第2角形状を有する第3カラーフィルタを形成する工程とを含み、
    前記エッチバックする工程において、前記平坦化膜の上面から少なくとも前記平坦化膜及び前記第1角形状及び前記第2角形状の部分をエッチバックする
    請求項5に記載の固体撮像装置の製造方法。
  11. 複数の画素が集積されてなる固体撮像装置と、
    前記固体撮像装置の撮像部に入射光を導く光学系と、
    前記固体撮像装置の出力信号を処理する信号処理回路と
    を有し、
    前記固体撮像装置は、
    半導体基板に前記画素ごとに区分して形成されたフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードに生成する信号電荷を読み取る電荷読み取り部と、
    前記フォトダイオードの上方に形成されたカラーフィルタ部と、
    前記カラーフィルタ部の上層に形成された平坦化膜と、
    前記平坦化膜の上層において前記画素ごとに形成されたマイクロレンズと
    を有し、
    前記カラーフィルタ部は、第1の分光特性を有して前記画素に対応して区分された第1の領域に形成された第1カラーフィルタと、第2の分光特性を有して前記画素に対応して区分された第2の領域に形成され、前記第1カラーフィルタとの境界において前記平坦化膜側に突出した凸状の角形状を有する第2カラーフィルタとを少なくとも含み、
    前記凸状の角形状の頂部表面が前記平坦化膜の上面と同じ高さで平坦化された形状となっている
    ことを特徴とするカメラ。
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