JP4905760B2 - カラーフィルタの製造方法、カラーフィルタ、固体撮像素子の製造方法およびこれを用いた固体撮像素子 - Google Patents

カラーフィルタの製造方法、カラーフィルタ、固体撮像素子の製造方法およびこれを用いた固体撮像素子 Download PDF

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Description

本発明は、カラーフィルタの製造方法、固体撮像素子の製造方法およびこれを用いた固体撮像素子にかかり、特に薄型で平坦なカラーフィルタの形成方法に関する。
一般に、MOS型やCCD型の固体撮像素子等に用いられているカラーフィルタは、3色もしくは4色の着色されたレジストを使用し、レジストコートプロセス及び現像プロセスによって、平坦面上にパターン形成されている(例えば、下記特許文献1参照)。
カラーフィルタは次のようにして製造される。まず、平坦面上に例えばB(青色)のカラーフィルタ材料である着色レジストを塗布し、露光及び現像処理を行ってパターニングした後、熱処理又は紫外線照射を行って固着させることで、Bのカラーフィルタを形成する。次に、Bのカラーフィルタ及び平坦面上に、例えばG(緑色)のカラーフィルタ材料である着色レジストを塗布し、露光及び現像処理を行ってパターニングした後、熱処理又は紫外線照射を行って固着させることで、Gのカラーフィルタを形成する。最後に、B,Gのカラーフィルタ及び平坦面上に、例えばR(赤色)のカラーフィルタ材料である着色レジストを塗布し、露光及び現像処理を行ってパターニングした後、熱処理又は紫外線照射を行って固着させることで、Rのカラーフィルタを形成する。たとえば、図22に従来例のカラーフィルタの構造を模式図で示すように感光基Pを含有しているため着色基C,C,Cの密度が小さく、また現像によるウェット処理によりパターニングされるため、着色基を含む残渣が付着していることがある。
この他平坦にカラーフィルタを形成するために種々の方法(特許文献2乃至5)が提案されているがいずれも感光性樹脂を用い、これに所望のパターン露光を行い、現像することによりカラーフィルタパターンを形成するものであった。
特開平6−273611号公報 特開平9−172153号公報 特開平9−172154号公報 USP5776641号明細書 特願2005−140167 特開2004−17726号公報
このように、従来、固体撮像素子におけるカラーフィルタ層としては、感光基を有する顔料分散レジストが用いられており、露光・現像により、各色のパターン形成を行っている。
近年、固体撮像素子においては、高解像度化、高感度化への要求は高まる一方であり、ギガピクセル以上まで撮像画素数の増加が進んでいる。このような状況の中で、チップサイズを大型化することなく高解像度を得るためには、単位画素あたりの面積を縮小し、高集積化を図る必要がある。さらにまた、固体撮像素子の作りこまれた基板(シリコン基板)は、フィルタ上にさらにレンズを積層して、実装される。このため、レンズと光電変換部との位置精度が重要となり、またその距離すなわち高さ方向の距離も、製造工程における位置精度を確保するという目的だけでなく、使用時における感度(光電変換効率)面でも重要な要素となる。
ところで、このような固体撮像素子においては、微細化により、カラーフィルタ材料をパターニングする際、前述した方法では、十分なパターニング精度を得ることができなくなってきている。このため、通常、先に形成される青色(B)のカラーフィルタのパターン上部に、このBのカラーフィルタのパターンの隣に形成すべき緑色(G)や赤色(R)のカラーフィルタ材料のパターンの一部が重なってしまうことがある。この状態のままGやRのカラーフィルタ材料を形成すると、後から形成したGやRのカラーフィルタの一部が、隣接するBのカラーフィルタの上部に残り、これが混色や、カラーフィルタの薄型化を阻害する要因となる。
また、各色のフィルタ層を形成するための着色レジストの現像工程はウェットプロセスであるため、パターンエッジを急峻に形成するのは困難であり、テーパ断面となりやすく、これも光の回り込みによる混色の原因となりやすい。また、現像後、表面を純水洗浄し、リンス工程を経て各色のフィルタ層のパターン形成がなされるが、このとき現像工程で除去された液中の着色レジストが再付着しやすいという問題もあった。
また、従来の着色レジストには感光基が20%以上含まれているため、着色基の含有率を80%以上とすることはできず、このため、フィルタ機能を発揮するための膜厚の薄型化には限界があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、高精度のパターン形成を可能にし、混色を防ぐとともに薄型化を実現することのできるカラーフィルタの製造方法を提供することを目的とする。
また、薄型化をはかり、高度の微細化に際しても高感度で信頼性の高い固体撮像素子を提供することを目的とする。
本発明のカラーフィルタの製造方法は、基体表面に、第1の色のカラーフィルタと、前記第1の色とは異なる第2の色のカラーフィルタとを配列するカラーフィルタの製造方法であって、前記基体表面に、前記第1の色のカラーフィルタ材料を形成する工程と、前記第1の色のカラーフィルタ材料を、ドライエッチングによりパターニングして第1のカラーフィルタを形成する工程と、前記第1のカラーフィルタの形成された、前記基体表面に前記第2の色のカラーフィルタ材料を形成する工程と、前記第2の色のカラーフィルタ材料の形成された表面を平坦化する工程とを含み、前記第1のカラーフィルタと第2のカラーフィルタとを前記基体上に配列するようにしたことを特徴とする。
この方法により、ドライエッチングにより第1の色のカラーフィルタ材料をパターニングしているため、基体表面に残留部が形成されたり、残渣が付着したりすることもなく、急峻なパターンエッジを持つ高精度のパターンを形成することが可能となる。また、平坦化工程により、上層に第1の色のカラーフィルタ材料が付着している場合にも確実に除去され、残留を防止することができる。異なる色のカラーフィルタ同士の段差を減らすことができ、混色の防止や薄型化が可能となる。
また、本発明のカラーフィルタの製造方法は、上記方法において、前記第1のカラーフィルタを形成する工程が、前記第1の色のカラーフィルタ材料の形成された前記基体表面にフォトリソグラフィにより感光性レジストパターンを形成する工程と、前記感光性レジストパターンをマスクとして異方性エッチングにより前記第1の色のカラーフィルタ材料をパターニングする工程とを含む。
この方法により、フォトリソグラフィにより形成したレジストパターンをマスクとして第1の色のカラーフィルタ材料をパターニングするため、高精度でかつパターンエッジの急峻なパターニングを行うことが可能となる。
また、本発明のカラーフィルタの製造方法は、前記第1のカラーフィルタ材料が、感光基の含有率が20%以下であるものを含む。
この方法により、フィルタとしての使用時に不要な感光基の含有率が低減されるため、着色基の含有率をあげることができ、全体としての膜厚を低減することができ、微細化に際しても光量の損失を低減し、高感度の素子を形成することが可能となる。
また、本発明のカラーフィルタの製造方法は、前記第1のカラーフィルタ材料が、顔料の含有率が80%以上であるものを含む。
この方法により、着色基の含有率をあげることができるため、全体としての膜厚を低減することができ、微細化に際しても光量の損失を低減し、高感度の素子を形成することが可能となる。
また、本発明のカラーフィルタの製造方法は、前記第1のカラーフィルタ材料が、感光基の含有率が0であるものを含む。
この方法により、さらなる光量損失の低減をはかるとともに薄型化をはかることができる。
また、本発明のカラーフィルタの製造方法は、前記平坦化する工程が、前記第2のカラーフィルタ材料を硬化した後、前記第1の色のカラーフィルタ材料を研磨停止層としてCMP(化学的機械研磨)処理を行う工程であるものを含む。
この方法により、異なる色のカラーフィルタ同士の段差を減らすことができ、混色の防止や薄型化が可能となる。
また、本発明のカラーフィルタの製造方法は、前記平坦化する工程が、レジストエッチバック工程であるものを含む。
この方法により、異なる色のカラーフィルタ同士の段差を減らすことができ、混色の防止や薄型化が可能となる。
また、本発明のカラーフィルタの製造方法は、前記平坦化する工程後、さらに前記第2のカラーフィルタ材料をドライエッチングによりパターニングする工程と、さらにこの上層に、第3の色のカラーフィルタ材料を形成する工程と、前記第3の色のカラーフィルタ材料の形成された表面を平坦化する工程とを含み、前記第1乃至第3のカラーフィルタを前記基体上に配列するものを含む。
この方法により、異なる色のカラーフィルタ同士の段差を減らすことができ、混色の防止や薄型化が可能となる。
また、本発明のカラーフィルタの製造方法は、前記第1の色が、青色であり、前記第2の色が、赤色と緑色を含む。
この方法により、異なる色のカラーフィルタ同士の段差を減らすことができ、混色の防止や薄型化が可能となる。
また、本発明のカラーフィルタの製造方法は、前記第1の色が、青色であり、前記第2の色が、赤色であり、前記第3の色が、緑色であるものを含む。
また、本発明の固体撮像素子の製造方法は、光電変換部と、前記光電変換部で生起せしめられた電荷を転送する電荷転送電極を備えた電荷転送部と、前記電荷転送部に接続される配線層を含む周辺回路部とを具備し、少なくとも光電変換部の上層にカラーフィルタを形成してなる固体撮像素子の製造方法において、前記カラーフィルタの形成工程が、前記基体表面に、前記第1の色のカラーフィルタ材料を形成する工程と、前記第1の色のカラーフィルタ材料を、ドライエッチングによりパターニングして、第1のカラーフィルタを形成する工程と、前記第1のカラーフィルタの形成された、前記基体表面に前記第2の色のカラーフィルタ材料を形成する工程と、前記第2のカラーフィルタ材料を硬化した後、前記第1の色のカラーフィルタ材料を研磨停止層としてCMP(化学的機械研磨)処理を行って、前記第2の色のカラーフィルタ材料の形成された表面を平坦化する工程とを含み、前記光電変換部に対応して前記第1のカラーフィルタと第2のカラーフィルタとを配列する工程を含む。
また、本発明の固体撮像素子の製造方法は、前記カラーフィルタの形成工程に先立ち、光電変換部と電荷転送部および周辺回路部の形成された基体表面に、平坦化膜を形成する工程を含む。
この構成により、下地が平坦であるため、膜厚のばらつきのないカラーフィルタを形成することが可能となる。
また、本発明の固体撮像素子は、前記固体撮像素子の製造方法によって得られた固体撮像素子であって、少なくとも前記第1の色のカラーフィルタを構成する第1の色のカラーフィルタ材料は、感光基の含有率が20%以下である。
この構成により、光電変換部に到達する光量の損失を低減し、高感度化をはかることができる。
また、本発明の固体撮像素子は、前記第1のカラーフィルタ材料は、顔料の含有率が80%以上である。
この構成により、カラーフィルタの膜厚を低減することができ、光電変換部に到達する光量の損失を低減し、高感度化をはかることができる。
また、本発明の固体撮像素子は、前記第1のカラーフィルタ材料は、感光基の含有率が0である。
また、本発明の固体撮像素子は、前記カラーフィルタ上に直接マイクロレンズを配設してなるものを含む。
この構成により、さらなる薄型化が可能となる。
本発明によれば、各色のカラーフィルタの各色間の段差解消による混色の抑制を図ることができる。
また各色のカラーフィルタのパターンエッジを垂直(急峻)にすることができ、パターン精度の向上をはかることができ、混色の抑制をはかることができる。
さらにまたカラーフィルタ層の薄膜化による感度の向上を図ることができる。
加えてカラーフィルタの顔料付着に伴う、しみ、むらの改善をはかることができる。
また、カラーフィルタの混色を防ぐとともに薄型化を実現することができ、薄型で微細な高感度の固体撮像素子を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
本実施の形態で説明するカラーフィルタは、例えば固体撮像素子に用いられるものである。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1を説明するための固体撮像素子の断面図、図2は平面模式図である。図1は、図2のA−A線断面模式図である。
この固体撮像素子は、図1に示すように、フォトダイオード30の上方には、カラーフィルタ50が感光基の含有率が0である樹脂材料で構成され、各フォトダイオード30に対向するように、フォトリソグラフィを経てドライエッチングでパターニングされた高精度のパターンが配列されている。このカラーフィルタは、各フォトダイオード30それぞれに対応するように赤色のカラーフィルタ50R(図示せず)と、緑色のカラーフィルタ50Gと、青色のカラーフィルタ50Bとが、フィルタ下平坦化膜74上で各パターンエッジが垂直となるように形成され、かつ表面が平坦面を構成したことを特徴とするものである。図2では、各フォトダイオード30に対し、その上方に形成される各色カラーフィルタを示す符号(R,G,B)を付した。図3にこれらのカラーフィルタを構成する材料の組成とともに模式的に示す。このカラーフィルタ材料は、図22に示した従来例の材料のように感光基Pを含有しないため着色基C,C,Cが高密度に形成されており、パターンエッジも垂直となっている。これに対し、従来例のカラーフィルタ材料は、図22に示したように感光基Pを含有しているため着色基C,C,Cの密度が小さく、また現像によるウェット処理によりパターニングされるため、着色基を含む残渣が付着していることがある。
他は通例の構造をなすものであるが、n型のシリコン基板1表面部に光電変換部であるフォトダイオード30が配列形成され、各フォトダイオード30で発生した信号電荷を列方向(図2中のY方向)に転送するための電荷転送部40が、列方向に配設された複数のフォトダイオード30からなる複数のフォトダイオード列の間を蛇行して形成される。そして、奇数列のフォトダイオード列が、偶数列のフォトダイオード列に対して、列方向に配列されるフォトダイオード30の配列ピッチの略1/2列方向にずれるように形成されている。
電荷転送部40は、複数のフォトダイオード列の各々に対応してシリコン基板1表面部の列方向に形成された複数本の電荷転送チャネル33と、電荷転送チャネル33の上層に形成された電荷転送電極3(第1層電極3a、第2層電極3b)と、フォトダイオード30で発生した電荷を電荷転送チャネル33に読み出すための電荷読み出し領域34とを含む。電荷転送電極3は、行方向に配設された複数のフォトダイオード30からなる複数のフォトダイオード行の間を全体として行方向(図2中のX方向)に延在する蛇行形状となっている。ここで電荷転送電極3は第1層電極上に電極間絶縁膜を介して第2層電極を形成しCMPにより平坦化して単層電極構造としたものであるが、単層電極構造に限らず、第1層電極の一部を第2層電極が覆うように形成した二層電極構造であっても良い。
図1に示すように、シリコン基板1の表面にはpウェル層1Pが形成され、pウェル層1P内に、pn接合を形成するn領域30bが形成されると共に表面にp領域30aが形成され、フォトダイオード30を構成しており、このフォトダイオード30で発生した信号電荷は、n領域30bに蓄積される。
そしてこのフォトダイオード30の右方には、少し離間してn領域からなる電荷転送チャネル33が形成される。n領域30bと電荷転送チャネル33の間のpウェル層1Pに電荷読み出し領域34が形成される。
シリコン基板1表面にはゲート酸化膜2が形成され、電荷読み出し領域34と電荷転送チャネル33の上には、ゲート酸化膜2を介して、第1の電極3aと第2の電極3bが形成される。第1の電極3aと第2の電極3bの間は電極間絶縁膜5が形成されている。垂直転送チャネル33の右側にはp領域からなるチャネルストップ32が設けられ、隣接するフォトダイオード30との分離がなされている。
電荷転送電極3の上層には酸化シリコン膜などの絶縁膜6、反射防止層7が形成され、更にその上に中間層70が形成される。中間層70のうち、71は遮光膜、72はBPSG(borophospho silicate glass)からなる絶縁膜、73はP−SiNからなる絶縁膜(パッシベーション膜)、74は透明樹脂等からなるフィルタ下平坦化膜である。遮光膜71は、フォトダイオード30の開口部分を除いて設けられる。中間層70上方には、カラーフィルタとマイクロレンズ60が設けられる。カラーフィルタとマイクロレンズ60との間には、絶縁性の透明樹脂等からなるフィルタ上平坦化膜61が形成される。
本実施の形態の固体撮像素子は、フォトダイオード30で発生した信号電荷がn領域30bに蓄積され、ここに蓄積された信号電荷が、電荷転送チャネル33によって列方向に転送され、転送された信号電荷が図示しない水平電荷転送路(HCCD)によって行方向に転送され、転送された信号電荷に応じた色信号が図示しないアンプから出力されるように構成されている。すなわちシリコン基板1上に、光電変換部、電荷転送部、HCCD、及びアンプを含む領域である固体撮像素子部と、固体撮像素子の周辺回路(PAD部等)が形成される領域である周辺回路部とが形成されて固体撮像素子を構成している。
次に上述した固体撮像素子の製造工程を説明する。
まず、カラーフィルタ形成前までの製造工程について説明する。
n型のシリコン基板1表面に、不純物を導入し、pウェル層1P、電荷転送チャネル33、電荷読み出し領域34、チャネルストップ層32などを形成した後、ゲート酸化膜2を成膜する。続いて、このゲート酸化膜2上に、第1層電極3aを構成する第1導電性膜を成膜し、パターニングを行って第1層電極3a及び周辺回路の配線を形成する。次に、第1層電極3aの周囲に酸化シリコン膜からなる絶縁膜5を成膜し、その上に第2層電極3bを構成する第2導電性膜を成膜する。次に、CMPにより第2導電性膜3bの平坦化を行い、パターニングし、第2層電極3bを形成する。次に、これら電荷転送電極3を覆うように絶縁膜6を成膜した後、フォトダイオード領域のn領域30bおよびp領域30aを形成するとともに、フォトダイオード領域の受光領域に開口するように遮光膜71を形成する。次に、絶縁膜72を成膜し、これを高温リフローにより平坦化を行う。
次に、この絶縁膜72の周辺回路上部にコンタクトホールを形成した後、金属材料を成膜し、パターニングしてボンディングパッド(図示せず)を形成する。そして、CVD法により窒化シリコン膜からなるパッシベーション膜73を成膜し、ボンディングパッド上のパッシベーション膜を選択的にエッチング除去して開口を形成し、ボンディングパッドを露出させる。この後、Hを含む不活性ガス雰囲気内でシンタリングを行った後、スピンコート又はスキャンコート法により、膜厚0.5〜2.0μmの平坦化膜を成膜する。ここでは他の平坦化膜との混同を避けるために、この平坦化膜をフィルタ下平坦化膜74と指称する。ここまでの製造工程は、通例の方法である。このフィルタ下平坦化膜74としては、可視光に対して透明なレジスト材料(例えば、富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ株式会社製Cシリーズ)を用いる(特許文献6参照)。
次に、カラーフィルタの製造工程について図4乃至図15を参照して詳細に説明する。
これらは、本実施の形態のカラーフィルタの各製造工程を示す図であり、各図において(a)は断面図、(b)は平面図であり、(a)は(b)のa−a断面図である。平面図では、固体撮像素子を図2の状態からX方向に対して45度回転させた状態で図示している。又、各図(b)において、赤色のカラーフィルタ50Rには“R”、緑色のカラーフィルタ50Gには“G”、青色のカラーフィルタ50Bには“B”の文字を付した。本実施の形態では、平坦化のためのCMP処理を行うが、レジストを研磨停止層として用いるため、RGBの各カラーフィルタ材料として、CMP処理においてレジストに対する研磨レートが2:1程度となるような材料を用いる。尚、本実施の形態における“B”は、第1の色に該当し、“R”と“G”は、第2の色および第3の色に該当するものとする。各平面図においてパッシベーション膜73よりも下層は省略するものとする。
まず、図4(a)および(b)に示すように、パッシベーション膜73上に、フィルタ下平坦化膜74を形成した後、図5(a)および(b)に示すように、RGB各カラーフィルタ材料のうち、CMPによる研磨レートが最も遅いBのカラーフィルタ材料を膜厚0.5〜2.0μmとなるように塗布する。このカラーフィルタ材料は感光基を含有しないものとする。
この後、図6(a)および(b)に示すように、青色のカラーフィルタパターンを形成するためのレジストパターンR1をフォトリソグラフィにより形成する。ここで平面図である図6(b)では、青色のカラーフィルタとなる領域上をレジストパターンR1が覆い、他は青色のカラーフィルタ材料50B(B)が露呈した状態となっている。
この後、図7(a)および(b)に示すように、このレジストパターンR1をマスクとして異方性ドライエッチングである反応性イオンエッチング(RIE)を行い、青色のカラーフィルタ材料のパターンを形成する。ここで平面図である図7(b)では、青色のカラーフィルタとなる領域上をレジストパターンR1が覆い、他は下地のフィルタ下平坦化層74が露呈した状態となっている。
そして、レジストパターンR1をアッシングし青色のカラーフィルタ50Bを形成する(図8(a)および(b))。ここで平面図である図8(b)では、青色のカラーフィルタBのパターンが形成され、他は下地のフィルタ下平坦化層74が露呈した状態となっている。
次に、赤色のカラーフィルタ材料Rを膜厚0.5〜2.0μmとなるように塗布する。このカラーフィルタ材料は感光基を含有しないものとする(図9(a)および(b))。ここで平面図である図9(b)では、青色のカラーフィルタBのパターン上を赤色のカラーフィルタ材料が覆っており、表面全体が赤色のカラーフィルタ層Rとなっている。
そして青色カラーフィルタ50Bのパターンを研磨停止層としてCMPを行い、赤色のカラーフィルタ材料を平坦化する。Rのカラーフィルタ材料は、Bのカラーフィルタ50Bの間にぴったりと収まるように形成される。この工程では、赤色のカラーフィルタ50Rを形成する(図10(a)、(b))。
この後、図11(a)および(b)に示すように、赤色のカラーフィルタパターンを形成するためのレジストパターンR2をフォトリソグラフィにより形成する。ここで平面図である図11(b)では、青色および赤色のカラーフィルタとなる領域上をレジストパターンR2が覆い、他は赤色のカラーフィルタ材料50R(R)が露呈した状態となっている。
この後、図12(a)および(b)に示すように、このレジストパターンR2をマスクとして異方性ドライエッチングである反応性イオンエッチング(RIE)を行い、赤色のカラーフィルタ材料のパターンを形成する。言い換えるとここでは緑色のカラーフィルタを形成すべき領域の下地のフィルタ下平坦化膜74を露呈せしめる工程である。ここで平面図である図12(b)では、赤色および青色のカラーフィルタとなる領域上をレジストパターンR2が覆い、他は下地のフィルタ下平坦化層74が露呈した状態となっている。
そして、レジストパターンR2をアッシングし、赤色のカラーフィルタ50Rを形成する(図13(a)および(b))。ここで平面図である図13(b)では、赤色および青色のカラーフィルタR,Bのパターンが形成され、緑のカラーフィルタを形成する領域で下地のフィルタ下平坦化層74が露呈した状態となっている。
次に、緑色のカラーフィルタ材料Gを膜厚0.5〜2.0μmとなるように塗布する。このカラーフィルタ材料は感光基を含有しないものとする(図14(a)および(b))。ここで平面図である図14(b)では、赤色おおよび青色のカラーフィルタR,Bのパターン上を緑色のカラーフィルタ材料が覆っており、表面全体が緑色のカラーフィルタ層Gとなっている。
そして青色カラーフィルタ50Bのパターンを研磨停止層としてCMPを行い、緑色のカラーフィルタ材料を平坦化し、緑色のカラーフィルタ50Gを形成する(図15(a)、(b))。緑のカラーフィルタ材料Gは、青色のカラーフィルタ50Bの赤色のカラーフィルタ50Rの間にぴったりと収まるように形成される。
このCMP処理により、各色のカラーフィルタの表面が平坦であり、残渣もなく高精度のカラーフィルタパターンの形成が可能となる。
そして、このカラーフィルタの上に、可視光に対して透明なレジスト材料(例えば富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ株式会社製Cシリーズ)を0.5〜2.0μmの膜厚となるように塗布し、平坦化膜61を形成する。その後、この平坦化膜61の上に、マイクロレンズ60をエッチング法又はメルト法等によって形成することで、図1に示すような固体撮像素子が形成される。
このように、本実施の形態の製造方法によれば、フォトリソグラフィにより形成したレジストパターンをマスクとしてRIEによりドライエッチングするため、感光基を用いることなく着色基などフィルタ成分として必要な材料のみで構成することができ、高精度のパターン形成が可能である上、又、カラーフィルタの平坦化膜74表面からの高さを従来よりも低くすることができるため、固体撮像素子の薄型化が可能となる。この結果、斜め入射光に対するマージンが広がり、高感度の固体撮像素子を製造することが可能となる。また、混色の発生を防ぐことができる。
又、カラーフィルタ材料として、顔料分散型のカラーフィルタ材料を用いた場合には、カラーフィルタ材料のパターンを形成後、水洗時に残渣が発生し、これが他の色のカラーフィルタ上に付着して、光学特性、特に画質を劣化させる要因となってしまうが、本実施の形態によれば、CMP処理によって上記残渣も除去することができるため、画質劣化を防ぐことができる。
又、本実施の形態の製造方法によれば、Bのカラーフィルタ50Bに重なったRのカラーフィルタ50Rの一部及びGのカラーフィルタ50Gの一部を、CMP処理によって最終的に除去するため、Rのカラーフィルタ材料とGのカラーフィルタ材料のパターニング精度をそれほど高精度にしておく必要がない。したがって、製造コストを低く抑えることが可能となる。
又、本実施の形態の方法で得られたカラーフィルタは、隣接するカラーフィルタ同士の境界が急峻な垂直断面を持ち、かつその表面はほぼ平坦化されているため、上述した平坦化膜61を形成せずに、カラーフィルタ表面にマイクロレンズ60を直接形成することも可能である。この構成によれば、固体撮像素子を更に薄くすることができると共に、製造工程を1工程減らすことができ、高感度の固体撮像素子を低コストで製造することが可能となる。
又、本実施の形態では、Bのカラーフィルタ50BをストッパとしてCMP処理を行っているが、ストッパを用いないでCMP処理を行うことも可能である。この場合は、処理時間を調整して、Bのカラーフィルタ50Bの平坦化膜74表面からの高さよりも高い位置にあるRのカラーフィルタ50R及びGのカラーフィルタ50Gの厚さが50nm以下になるようにCMP処理を行えば良い。この50nmは段差として許容しうる範囲の値である。又、この場合、カラーフィルタの形成順序は上述したものに限定されることなく適宜変更可能である。
又、本実施の形態では、Rのカラーフィルタ50RとGのカラーフィルタ50Gを形成後にそれぞれCMP処理を行っているが、これに限らない。例えば、Rのカラーフィルタ50Rを形成してからCMP処理を行って、Bのカラーフィルタ50Bの平坦化膜74表面からの高さよりも高い位置にあるRのカラーフィルタ50Rの除去を行い、その後、Gのカラーフィルタ50Gを形成してからCMP処理を行って、Bのカラーフィルタ50Bの平坦化膜74表面からの高さよりも高い位置にあるGのカラーフィルタ50Gの除去を行うようにしても良い。
又、本実施の形態では、青色のカラーフィルタ50Bを研磨停止層としたが、青色に限定されるものではない。例えば、Rのカラーフィルタ材料の研磨レートをRGBのカラーフィルタ材料の中で最も遅くすることができるのであれば、Rのカラーフィルタ50Rを先に形成してこれを研磨停止層としても良いし、Gのカラーフィルタ材料の研磨レートをRGBのカラーフィルタ材料の中で最も遅くできるのであれば、Gのカラーフィルタ50Gを先に形成してこれを研磨停止層としても良い。
又、本実施の形態では、フォトダイオードがハニカム状に配設された構成の固体撮像素子について説明したが、これに限定されることなく、複数のフォトダイオードが正方格子状に配設された構成の固体撮像素子にも本発明を適用可能である。
又、本実施の形態では、RGBの原色系のカラーフィルタを例にしたが、シアン、マゼンタ、イエローの補色系のカラーフィルタであっても本発明を適用可能である。
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2の固体撮像素子の製造工程を説明する。
前記実施の形態1では、各色のカラーフィルタの形成に際し、レジストパターンを除去したのち、次の色のカラーフィルタ材料を塗布するようにしたが、本実施の形態では、レジストパターンを除去することなくそのまま、次の色のカラーフィルタ材料を塗布し、CMP工程により平坦化する際にレジストパターンを除去するようにしてもよい。
この工程を図16乃至図21に示す。
図4乃至図6に示したようにRIEにより第1の色のカラーフィルタ材料をパターニングする工程までは同様であり、実施の形態1では、レジストパターンR1を除去した後に、第2の色のカラーフィルタ材料を塗布形成したが、本実施の形態では図16乃至図21に示すように、レジストパターンR1を除去することなく青色のカラーフィルタ材料のパターンの上層に、第2の色である赤色のカラーフィルタ材料50Rを塗布形成する(図16(a)、(b))。ここで平面図である図16(b)では、レジストパターンR1で覆われた青色のカラーフィルタBのパターン上を赤色のカラーフィルタ材料が覆っており、表面全体が赤色のカラーフィルタ層Rとなっている。CMPによりレジストパターンR1の除去と同時にカラーフィルタ材料50Rをエッチバックし、平坦化する(図17(a)、(b))。
この後、図18(a)および(b)に示すように、赤色のカラーフィルタパターンを形成するためのレジストパターンR2をフォトリソグラフィにより形成する。ここで平面図である図18(b)では、青色および赤色のカラーフィルタとなる領域上をレジストパターンR2が覆い、他は赤色のカラーフィルタ材料50R(R)が露呈した状態となっている。
この後、図19(a)および(b)に示すように、このレジストパターンR2をマスクとして異方性ドライエッチングである反応性イオンエッチング(RIE)を行い、赤色のカラーフィルタ材料のパターンを形成する。ここでもつまりは緑色のカラーフィルタを形成すべき領域の下地のフィルタ下平坦化膜74を露呈せしめる工程である。ここで平面図である図19(b)では、赤色および青色のカラーフィルタとなる領域上をレジストパターンR2が覆い、他は下地のフィルタ下平坦化層74が露呈した状態となっている。
そして、レジストパターンR2をアッシングすることなく、赤色のカラーフィルタ材料のパターンの上層に、第3の色である緑色のカラーフィルタ材料50Gを塗布形成する(図20(a)、(b))。ここで平面図である図20(b)では、レジストパターンR2で覆われた青色および赤色のカラーフィルタ50B、50Rのパターン上を、緑色のカラーフィルタ材料が覆っており、表面全体が緑色のカラーフィルタ層50Gとなっている。CMPによりレジストパターンR2の除去と同時にカラーフィルタ材料50Gをエッチバックし、平坦化することにより緑色のカラーフィルタ材料のパターンを形成する(図21(a)、(b))。
このCMP処理により、各色のカラーフィルタの表面が平坦であり、残渣もなく高精度のカラーフィルタパターンの形成が可能となる。
このようにして実施の形態1と同様に、青赤緑に高精度に区分されたカラーフィルタが形成される。
このように、本実施の形態の製造方法によれば、実施の形態1の方法による効果に加えて、レジストパターンをアッシングする工程が不要であり、工数の低減をはかることができる。
この構成によれば、平坦でかつ薄型のカラーフィルタ層を形成することができることから、より薄型化が可能であり、携帯などの電子機器における固体撮像素子として有用である。
本発明の実施の形態1の固体撮像素子の断面概要図 図1の平面模式図 本実施の形態1のカラーフィルタの材料組成を示す模式図 本実施の形態1のカラーフィルタの製造工程を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図 本実施の形態1のカラーフィルタの製造工程を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図 本実施の形態1のカラーフィルタの製造工程を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図 本実施の形態1のカラーフィルタの製造工程を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図 本実施の形態1のカラーフィルタの製造工程を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図 本実施の形態1のカラーフィルタの製造工程を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図 本実施の形態1のカラーフィルタの製造工程を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図 本実施の形態1のカラーフィルタの製造工程を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図 本実施の形態1のカラーフィルタの製造工程を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図 本実施の形態1のカラーフィルタの製造工程を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図 本実施の形態1のカラーフィルタの製造工程を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図 本実施の形態1のカラーフィルタの製造工程を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図 本実施の形態2のカラーフィルタの製造工程を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図 本実施の形態2のカラーフィルタの製造工程を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図 本実施の形態2のカラーフィルタの製造工程を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図 本実施の形態2のカラーフィルタの製造工程を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図 本実施の形態2のカラーフィルタの製造工程を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図 本実施の形態2のカラーフィルタの製造工程を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図 従来例のカラーフィルタの材料組成を示す模式図
符号の説明
1 n型シリコン基板
2 ゲート酸化膜
3a 第1の電極
3b 第2の電極
5 電極間絶縁膜
6 絶縁膜
7 反射防止層
60 マイクロレンズ
61 平坦化膜
71 遮光膜
72 絶縁(BPSG)膜
73 パッシベーション膜
74 平坦化膜
50B,50R,50G カラーフィルタ

Claims (15)

  1. 基体表面に、第1の色のカラーフィルタを構成する第1のカラーフィルタと、前記第1の色とは異なる第2の色のカラーフィルタを構成する第2のカラーフィルタとを配列してなるカラーフィルタの製造方法であって、
    前記基体表面に、前記第1の色のカラーフィルタ材料を形成する工程と、
    前記第1の色のカラーフィルタ材料を、ドライエッチングによりパターニングして第1のカラーフィルタを形成する工程と、
    前記第1のカラーフィルタの形成された、前記基体表面に前記第2の色のカラーフィルタ材料を形成する工程と、
    前記第2のカラーフィルタ材料を硬化した後、前記第1の色のカラーフィルタ材料を研磨停止層としてCMP(化学的機械研磨)処理を行って、前記第2の色のカラーフィルタ材料の形成された表面を平坦化する工程とを含み、前記第1のカラーフィルタと第2のカラーフィルタとを前記基体上に配列するカラーフィルタの製造方法。
  2. 請求項1記載のカラーフィルタの製造方法であって、
    前記第1のカラーフィルタを形成する工程は、前記第1の色のカラーフィルタ材料の形成された前記基体表面にフォトリソグラフィにより感光性レジストパターンを形成する工程と、
    前記感光性レジストパターンをマスクとして異方性エッチングにより前記第1の色のカラーフィルタ材料をパターニングする工程とを含むカラーフィルタの製造方法。
  3. 請求項2記載のカラーフィルタの製造方法であって、
    前記第1のカラーフィルタ材料は、感光基の含有率が20%以下であるカラーフィルタの製造方法。
  4. 請求項2記載のカラーフィルタの製造方法であって、
    前記第1のカラーフィルタ材料は、顔料の含有率が80%以上であるカラーフィルタの製造方法。
  5. 請求項2記載のカラーフィルタの製造方法であって、
    前記第1のカラーフィルタ材料は、感光基の含有率が0であるカラーフィルタの製造方法。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のカラーフィルタの製造方法であって、
    前記平坦化する工程後、さらに前記第2のカラーフィルタ材料をドライエッチングによりパターニングする工程と、
    さらにこの上層に、第3の色のカラーフィルタ材料を形成する工程と、
    前記第3の色のカラーフィルタ材料の形成された表面を平坦化する工程とを含み、前記第1乃至第3のカラーフィルタを前記基体上に配列するカラーフィルタの製造方法。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のカラーフィルタの製造方法であって、
    前記第1の色が、青色であり、
    前記第2の色が、赤色と緑色を含むカラーフィルタの製造方法。
  8. 請求項に記載のカラーフィルタの製造方法であって、
    前記第1の色が、青色であり、
    前記第2の色が、赤色であり、
    前記第3の色が、緑色であるカラーフィルタの製造方法。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の製造方法によって得られたカラーフィルタ。
  10. 光電変換部と、前記光電変換部で生起せしめられた電荷を転送する電荷転送電極を備えた電荷転送部と、前記電荷転送部に接続される配線層を含む周辺回路部とを具備し、少なくとも光電変換部の上層にカラーフィルタを形成してなる固体撮像素子の製造方法において、
    前記カラーフィルタの形成工程が、
    前記基体表面に、前記第1の色のカラーフィルタ材料を形成する工程と、
    前記第1の色のカラーフィルタ材料を、ドライエッチングによりパターニングして、第1のカラーフィルタを形成する工程と、
    前記第1のカラーフィルタの形成された、前記基体表面に前記第2の色のカラーフィルタ材料を形成する工程と、
    前記第2のカラーフィルタ材料を硬化した後、前記第1の色のカラーフィルタ材料を研磨停止層としてCMP(化学的機械研磨)処理を行って、前記第2の色のカラーフィルタ材料の形成された表面を平坦化して第2のカラーフィルタを形成する工程とを含み、
    前記光電変換部に対応して前記第1のカラーフィルタと第2のカラーフィルタとを配列する工程を含む固体撮像素子の製造方法。
  11. 請求項10記載の固体撮像素子の製造方法であって、
    前記カラーフィルタの形成工程に先立ち、光電変換部と電荷転送部および周辺回路部の形成された基体表面に、平坦化膜を形成する工程を含む固体撮像素子の製造方法。
  12. 請求項10又は11に記載の製造方法によって得られた固体撮像素子であって、
    少なくとも前記第1の色のカラーフィルタを構成する第1の色のカラーフィルタ材料は、感光基の含有率が20%以下である固体撮像素子。
  13. 請求項12記載の固体撮像素子であって、
    前記第1のカラーフィルタ材料は、顔料の含有率が80%以上である固体撮像素子。
  14. 請求項12記載の固体撮像素子であって、
    前記第1のカラーフィルタ材料は、感光基の含有率が0である固体撮像素子。
  15. 請求項12乃至14のいずれか1項に記載の固体撮像素子であって、
    前記カラーフィルタ上に直接マイクロレンズを配設してなる固体撮像素子。
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