JP2010034140A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】セルフアラインコンタクトを形成する際に、エクステンション領域及びソースドレイン領域におけるシリサイド化されていない部分とコンタクトとが接触することがない半導体装置を実現できるようにする。
【解決手段】半導体装置は、ゲート電極13の側壁の上から半導体基板11の上に亘って形成されたL字サイドウォール14と、層間絶縁膜22と、L字サイドウォール14に覆われたエクステンション領域16と、一部がL字サイドウォール14に覆われたソースドレイン領域15と、ソースドレイン領域15におけるL字サイドウォール14に覆われていない部分に形成されたシリサイド層17と、シリサイド層17と接続されたコンタクト17とを備えている。L字サイドウォール14は、層間絶縁膜22と比べてエッチングレートが小さい絶縁材料により形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置及びその製造方法に関し、特に、セルフアラインコンタクトを有する半導体装置及びその製造方法に関する。
近年、半導体集積回路装置の高集積化、高機能化及び高速化に伴って、トランジスタの微細化が進められている。従って、トランジスタを高密度に配置するためにゲート間隔を狭くする必要がある。一方、ソースドレインと配線とを接続するつなぐコンタクト形成する必要があり、ゲート間隔はコンタクトとゲートとがショートしないだけの間隔を確保する必要がある。また、露光機による下地との位置合わせの精度を考慮したマージンも必要となる。
コンタクトの形成方法としてセルフアラインコンタクト(自己整合コンタクト)が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。セルフアラインコンタクトは、層間膜に用いる酸化(SiO2)膜よりもエッチング速度が遅い窒化シリコン(SiN)膜をゲート電極を囲むように堆積しておき、SiO2膜とSiN膜のエッチング速度差を使用してゲートには接触しないようコンタクトを形成する技術である。これにより、位置合わせのずれに対するマージンを低減することが可能となる。
特開2001−230383号公報
しかしながら、前記従来のセルフアラインコンタクトにおいては、SiO2膜のエッチング途中の早い段階においてSiN膜が露出してしまう。このため、SiN膜がSiO2膜をエッチングするためのプラズマにさらされる。SiN膜は、SiO2膜よりもエッチング速度が遅いが、全くエッチングされないわけではない。このため、SiO2膜と共にSiN膜のエッチングが進行する。このため、SiO2膜である層間絶縁膜122をエッチングしてコンタクトホール122aを形成する際に、図6に示すように、ゲート電極113のサイドウォールであるSiN膜121の一部がエッチングされ、エクステンション領域116が露出したり、ソースドレイン領域115におけるシリサイド層117が形成されていない部分が露出したりするおそれがある。
エクステンション領域116が露出した開口部に導電性材料を埋め込みコンタクトを形成すると、コンタクトとエクステンション領域116とが接触してしまう。浅い接合であるエクステンション領域116とコンタクトとが接触すると、リーク電流が増大してしまうという問題が生じる。また、シリサイド化されていない領域とコンタクトとが接触することにより、コンタクトとソースドレインとの接触抵抗が上昇し、トランジスタの能力が低下するという問題も生じる。
また、SiNからなるライナ絶縁膜を形成した場合には、ライナ絶縁膜がコンタクトホールをエッチングする際のストッパ膜となる。しかし、エッチングの最終段階においては、SiN膜をエッチングする条件に切り替える必要がある。このため、ストッパ膜をエッチングして、シリサイド層を露出する際に、周囲のSiN膜もかなりエッチングされてしまう。その結果、エクステンション領域が露出したり、ソースドレイン領域のシリサイド化されていない部分が露出したりする現象が同様に生じる。
本発明は、セルフアラインコンタクトを形成する際に、エクステンション領域及びソースドレイン領域におけるシリサイド化されていない部分とコンタクトとが接触することがない半導体装置を実現できるようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は半導体装置を、層間絶縁膜と比べてエッチングレートが小さいL字サイドウォールを備えている構成とする。
具体的に、本発明に係る半導体装置は、半導体基板の上にゲート絶縁膜を介在させて形成されたゲート電極と、ゲート電極の側壁の上から半導体基板の上に亘って断面L字状に形成されたL字サイドウォールと、半導体基板の上にゲート電極を覆うように形成された層間絶縁膜と、半導体基板におけるゲート電極の側方に形成され、L字サイドウォールに覆われたエクステンション領域と、半導体基板におけるエクステンション領域の外側方に形成され、一部がL字サイドウォールに覆われたソースドレイン領域と、ソースドレイン領域におけるL字サイドウォールに覆われていない部分に形成されたシリサイド層と、層間絶縁膜を貫通し、シリサイド層と接続されたコンタクトとを備え、L字サイドウォールは、層間絶縁膜と比べてエッチングレートが小さい絶縁材料により形成され、コンタクトは、L字サイドウォールにおけるソースドレイン領域を覆う部分の少なくとも一部と接し且つソースドレイン領域におけるシリサイド層が形成されていない部分とは接していないことを特徴とする。
本発明の半導体装置は、L字サイドウォールが、層間絶縁膜と比べてエッチングレートが小さい絶縁材料により形成されている。このため、コンタクトホールを形成する際に、L字サイドウォールを確実に残すことができる。従って、コンタクトがL字サイドウォールの一部と接し且つソースドレイン領域におけるシリサイド層が形成されている部分以外とは接していない構造を容易に形成することができる。その結果、セルフアラインコンタクトを備え且つリーク電流及びトランジスタ特性の劣化が小さい半導体装置を実現することができる。
本発明の半導体装置において、層間絶縁膜は、シリコン酸化膜であり、L字サイドウォールは、高誘電体膜とすればよい。また、層間絶縁膜がシリコン酸化膜であり、L字サイドウォールは、層間絶縁膜と比べて密度が高いシリコン酸化膜である構成としてもよい。
本発明の半導体装置は、ゲート電極と層間絶縁膜との間に形成されたライナ絶縁膜をさらに備え、ライナ絶縁膜は、L字サイドウォールよりもエッチングレートが大きい絶縁材料からなる構成としてもよい。この場合において、ライナ絶縁膜は、シリコン窒化膜とすればよい。さらに、ライナ絶縁膜が半導体基板におけるゲート電極の下側の領域に、ゲート長方向の応力を加える構成としてもよい。
本発明の半導体装置は、コンタクトとL字サイドウォールとの間に形成された、コンタクトホール絶縁膜をさらに備えている構成としてもよい。この場合において、コンタクトは、下部において上部よりも径が小さい構成としてもよい。
本発明の半導体装置は、ゲート電極とL字サイドウォールとの間に形成された、断面板状のI字サイドウォールをさらに備えていてもよい。
本発明の半導体装置において、ゲート電極は、金属ゲート電極であってもよい。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板の上にゲート絶縁膜を介在させてゲート電極を形成し、半導体基板におけるゲート電極の側方にエクステンション領域を形成し、ゲート電極の側壁の上と半導体基板の上とに亘って断面L字状のL字サイドウォールを形成し、半導体基板におけるエクステンション領域の外側方にソースドレイン領域を形成する工程(a)と、ソースドレイン領域の露出部分にシリサイド層を形成する工程(b)と、工程(b)よりも後に、半導体基板上の全面に、ゲート電極を覆うように層間絶縁膜を形成する工程(c)と、層間絶縁膜を選択的に除去して、シリサイド層及びL字サイドウォールの一部を露出する開口部を形成する工程(d)と、開口部を埋めるようにコンタクトを形成する工程(e)とを備え、工程(d)では、層間絶縁膜のエッチングレートがL字サイドウォールよりも大きいエッチング条件でエッチングを行うことを特徴とする。
本発明の半導体装置の製造方法は、コンタクトホールを形成する際に、層間絶縁膜のエッチングレートがL字サイドウォールよりも大きくなるエッチング条件でエッチングを行う。このため、コンタクトホールを形成する際にL字サイドウォールを確実に残すことができる。従って、エクステンション領域及びソースドレイン領域のシリサイド化されていない部分とコンタクトとが接することがない。その結果、セルフアラインコンタクトを備え且つリーク電流及びトランジスタ特性の劣化が小さい半導体装置を実現することができる。
本発明の半導体装置の製造方法において、層間絶縁膜は、シリコン酸化膜であり、L字サイドウォールは、高誘電体膜としてもよい。また、層間絶縁膜がシリコン酸化膜であり、L字サイドウォールが層間絶縁膜と比べて密度が高いシリコン酸化膜である構成としてもよい。
本発明の半導体装置の製造方法は、工程(b)と工程(c)との間に、半導体基板上の全面にライナ絶縁膜を形成する工程(f)をさらに備え、ライナ絶縁膜のエッチングレートがL字サイドウォールよりも大きいエッチング条件でエッチングを行う構成としてもよい。この場合において、ライナ絶縁膜は、シリコン窒化膜であることが好ましい。
本発明の半導体装置の製造方法は、工程(d)と工程(e)との間に、開口部の側面を覆うコンタクトホール絶縁膜を形成する工程(g)をさらに備えていてもよい。
本発明に係る半導体装置によれば、セルフアラインコンタクトを形成する際に、エクステンション領域及びソースドレイン領域におけるシリサイド化されていない部分とコンタクトとが接触することがない半導体装置を実現できる。
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は一実施形態に係る半導体装置の断面構成を示している。図1に示すように、シリコン(Si)からなる半導体基板11にMIS(金属−絶縁膜−半導体)トランジスタが形成されている。
前記半導体基板11の上にゲート絶縁膜12を介在させてゲート電極13が形成されている。ゲート電極13の側壁上から半導体基板の上に亘って断面L字状のL字サイドウォール14が形成されている。
半導体基板11におけるゲート電極13の両側方には、エクステンション領域16が形成されている。エクステンション領域16の外側方には、ソースドレイン領域15が形成されている。L字サイドウォール14は、エクステンション領域16及びソースドレイン領域15の一部を覆うように形成されている。ソースドレイン領域15におけるL字サイドウォール14に覆われていない部分には、シリサイド層17が形成されている。
半導体基板11の上には、ゲート電極13を覆うようにライナ絶縁膜21が形成されている。ライナ絶縁膜21の上には層間絶縁膜22が形成されている。
層間絶縁膜22の上には、配線29が設けられた層間絶縁膜28が形成されており、配線29とシリサイド層17とは、コンタクト25により接続されている。コンタクト25は、層間絶縁膜22及びライナ絶縁膜21を貫通する開口部を埋める導電性材料により形成されている。
本実施形態の半導体装置は、ソースドレイン領域15におけるシリサイド層17が形成されていない部分及びエクステンション領域16の上にはL字サイドウォール14が形成されている。このため、ライナ絶縁膜21の一部がエッチングされても、シリサイド層17とL字サイドウォール14だけが露出し、ソースドレイン領域15におけるシリサイド層17が形成されていない部分及びエクステンション領域16が露出することはない。従って、コンタクト25は、ソースドレイン領域15におけるシリサイド層17が形成されていない部分及びエクステンション領域16と接続されることはない。
このような構成とすることにより、コンタクト25が浅い接合であるエクステンション領域16と接続されリーク電流が増大したり、シリサイド層が形成されていない部分と接続されて接続抵抗が上昇したりするおそれがなくなる。
L字サイドウォール14は、層間絶縁膜22又はライナ絶縁膜21と比べてエッチングレートが小さい材料により形成すればよい。L字サイドウォール14と層間絶縁膜22が共にSiO2膜である場合にも、L字サイドウォール14を層間絶縁膜22よりも高密度のSiO2膜とすればエッチングレートを小さくすることができる。L字サイドウォール14と層間絶縁膜22又はライナ絶縁膜21とのエッチングレートの差は大きい方が好ましい。しかし、ライナ絶縁膜21がエッチングされた後、L字サイドウォールはアスペクト比が大きい開口部の底部に露出する。このため、厚さが数十nm程度で且つエッチングレートがわずかしか違わない膜であっても、L字サイドウォール14を残存させることが可能である。
以下に、一実施形態に係る半導体装置の製造方法を図面を参照して説明する。まず、図2(a)に示すように、半導体基板11の上にゲート絶縁膜となる酸化膜及びゲート電極となるポリシリコン膜を順次堆積した後、選択的にエッチングを行い、ゲート絶縁膜12及びゲート電極13を形成する。
その後、P型の半導体基板11の上部にゲート電極13をマスクとしてドーズ量が1×1015/cm2〜3×1015/cm2となるようにN型不純物を注入する。これにより、ゲート電極13の両側方の領域に、深さが100nm以下のN型のエクステンション領域16が形成される。
次に、図2(b)に示すように、半導体基板11上の全面にゲート電極13を覆うように厚さが10nm〜20nmの第1の絶縁膜14A及び第2の絶縁膜31Aを形成する。第1の絶縁膜14Aは、例えば窒素含有ハフニウムシリケート(HfSiON)等のハフニウムを含む高誘電率膜とすればよい。第2の絶縁膜31Aは、例えばシリコン酸化膜(SiO2膜)とすればよい。
次に、図2(c)に示すように、第1の絶縁膜14A及び第2の絶縁膜31Aに対して異方的なエッチングを行う。これにより、ゲート電極13の側壁上及び半導体基板11におけるゲート電極13の周囲の領域を覆う第1の絶縁膜14Aからなる断面L字状のL字サイドウォール14とL字サイドウォール14の上を覆う第2の絶縁膜31Aからなる外側サイドウォール31とが形成される。
続いて、ゲート電極13、L字サイドウォール14及び外側サイドウォール31をマスクとして半導体基板11の上部にドーズ量が4×1015/cm2〜5×1015/cm2となるようにN型不純物を注入して、N型のソースドレイン領域15を形成する。その後、半導体基板11を1000℃〜1100℃の温度で熱処理して不純物の活性化を行う。
次に、図2(d)に示すように、半導体基板11上の全面に高融点金属膜を形成した後熱処理を行うことにより、ソースドレイン領域15の露出部分の上部にシリサイド層17を形成し、ゲート電極13の上部にシリサイド層18を形成する。続いて、気相フッ化水素(HF)又は希釈HF溶液などを用いたエッチングを行うことにより、L字サイドウォール14の上に形成された外側サイドウォール31を選択的に除去する。
次に、図3(a)に示すように、半導体基板11の上にゲート電極13を覆う、厚さが30nm〜50nmの窒化シリコン(SiN)からなるライナ絶縁膜21を形成する。続いて、ライナ絶縁膜21の上にSiO2膜からなる層間絶縁膜22を堆積し、化学機械的研磨(CMP)技術等を用いて層間絶縁膜22の表面を平坦化する。
ライナ絶縁膜21を形成する際には、堆積条件等を調整してライナ絶縁膜21が応力を有するように形成すればよい。応力の向きは、n−MISトランジスタの場合には、ゲート電極下側のチャネル領域にゲート長方向の引っ張り応力がかかるようにすればよい。例えば、プラズマCVD(P−CVD)法により水素を含むSiN膜を形成した後、紫外線照射等により膜中から水素を除去することにより引っ張り応力を有するSiN膜を得ることができる。
次に、図3(b)に示すように、レジストマスク41により層間絶縁膜22及びライナ絶縁膜21を貫通し、シリサイド層17を露出するコンタクトホール22aを形成する。コンタクトホール22aを形成する際には、ライナ絶縁膜21がエッチングされL字サイドウォール14が残存するようにする。これにより、コンタクトホール22aの底面には、シリサイド層17とL字サイドウォール14の一部(下端部)が露出する。
具体的には、まず、層間絶縁膜22である酸化膜のエッチングレートがライナ絶縁膜21であるSiN膜のエッチングレートよりも速い条件を用い、ライナ絶縁膜21をエッチングストッパとして層間絶縁膜22をドライエッチングする。次に、ライナ絶縁膜21のエッチングレートがL字サイドウォール14のエッチングレートよりも2倍以上速い条件を用いてライナ絶縁膜をドライエッチングする。このようにすれば、L字サイドウォール14を確実に残存させ、シリサイド層17を露出するコンタクトホール22aを形成することが可能となる。
次に、図3(c)に示すように、コンタクトホール22a内にタングステン等の導電性材料を埋め込むことにより、シリサイド層17を介在させてソースドレイン領域15と電気的に接続されたコンタクト25を形成する。さらに必要に応じて、ゲート電極13と電気的に接続されたプラグ(図示せず)を形成する。
次に、図3(d)に示すように、層間絶縁膜22及びコンタクト25の上に層間絶縁膜28を形成した後、層間絶縁膜28にコンタクト25に到達する配線溝を形成する。その後、配線溝内に銅などの導電材料を埋め込み、コンタクト25に接続する配線29を形成する。
本実施形態の半導体装置の製造方法は以下のような効果を有している。コンタクトホール22aとゲート電極13との位置合わせがずれていた場合においても、L字サイドウォール14がエッチングされないため、エクステンション領域16が露出することがない。従って、エクステンション領域16とコンタクト25とが接することによるリーク電流の発生を防止できる。また、半導体基板11の表面が削り取られたり、シリサイド層17以外の部分とコンタクト25が電気的に接続されたりすることによるトランジスタ特性の劣化を防止できる。
また、図4に示すように、コンタクトホールの側面を覆うコンタクトホール絶縁膜24を形成してもよい。コンタクトホール絶縁膜24を形成する場合には、まず図2(a)〜図3(b)と同様にしてコンタクトホール22aを形成した後、図5(a)に示すようにSiN等からなる第3の絶縁膜24Aを半導体基板11上の全面に形成する。次に、図5(b)に示すように第3の絶縁膜24Aを全面エッチバックすれば、コンタクトホール22aの側面にコンタクトホール絶縁膜24を形成することができる。その後、コンタクトホール絶縁膜24の形成されたコンタクトホール22a内にタングステン等の導電性材料を埋め込むことにより、シリサイド層17を介在させてソースドレイン領域15と電気的に接続されたコンタクト25を形成する。このとき、コンタクト25は、下部において上部よりも径が小さくなる。
また、ゲート電極13とL字サイドウォール14との間に断面板状のI字サイドウォール(図示せず)を形成してもよい。I字サイドウォールは厚さが5nm〜10nmのSiO2膜等により形成すればよい。また、他の材料により形成してもよい。I字サイドウォールを形成することにより、I字サイドウォールをイオン注入マスクとしてエクステンション領域16を形成することができる。これにより、ゲート電極13とエクステンション領域16とのオーバーラップ量の低減を図れるため、ゲートとソースドレイン間の容量が低減され、半導体集積回路装置のさらなる高速化を図ることができる。
本実施形態においては、ライナ絶縁膜21を形成したが、ライナ絶縁膜21は形成しなくてもよい。また、外側サイドウォール31を除去したが、外側サイドウォール31を残してもよい。この場合には、外側サイドウォールをSiN膜としてもよい。
ライナ絶縁膜21を形成する場合には、L字サイドウォール14のエッチレートをライナ絶縁膜21のエッチレートよりも小さくすればよく、ライナ絶縁膜21を形成しない場合には、L字サイドウォール14のエッチレートを層間絶縁膜22のエッチレートよりも小さくすればよい。
ライナ絶縁膜21をSiN膜とし、層間絶縁膜22をSiO2膜とする場合には、L字サイドウォール14をHfSiON等の高誘電体膜とすれば、L字サイドウォール14のエッチレートをライナ絶縁膜21のエッチレートの2分の1以下とすることが容易にできる。また、層間絶縁膜22に対してもエッチレートを2分の1以下とすることができる。HfSiON以外にもハフニウムアルミネート(HfAlO)又は酸化ハフニウム(HfO)等を用いることができる。
また、L字サイドウォール14をSiO2膜とすることも可能である。この場合、外側サイドウォール31となる第2の絶縁膜31AとしてSiN膜を用いることにより、外側サイドウォール31を選択的に除去することができる。そして、ライナ絶縁膜21としてSiN膜を用い、SiO2膜からなる層間絶縁膜22をエッチングした後、SiN膜をエッチングする条件に切り替えてライナ絶縁膜22をエッチングする。これにより、SiN膜からなるライナ絶縁膜22のエッチレートを、SiO2膜からなるL字サイドウォール14のエッチレートよりも大きくすることができる。
本実施形態において、ゲート電極13は上部にシリサイド層18が形成されたポリシリコン電極としたが、ゲート電極全体がシリサイド化されたフルシリサイドゲート電極としてもよい。また、金属ゲート電極としてもよい。
本実施形態においては、トランジスタがn型である例を示したが、p型の場合にも同様に適用することができる。この場合には、ライナ絶縁膜21がチャネル領域に対してゲート長方向の圧縮応力を加えるようにすればよい。また、同一基板上にn型のトランジスタとp型のトランジスタとを形成してもよい。
本発明に係る半導体装置は、セルフアラインコンタクトを形成する際に、エクステンション領域及びソースドレイン領域におけるシリサイド化されていない部分とコンタクトとが接触することがない半導体装置を実現でき、セルフアラインコンタクトを有する半導体装置等として有用である。
本発明の一実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 従来のセルフアラインコンタクトの問題点を示すための断面図である。
符号の説明
11 半導体基板
12 ゲート絶縁膜
13 ゲート電極
14 L字サイドウォール
14A 第1の絶縁膜
15 ソースドレイン領域
16 エクステンション領域
17 シリサイド層
18 シリサイド層
21 ライナ絶縁膜
22 層間絶縁膜
22a コンタクトホール
24A 第3の絶縁膜
24 コンタクトホール絶縁膜
25 コンタクト
28 層間絶縁膜
29 配線
31 外側サイドウォール
31A 第2の絶縁膜
41 レジストマスク

Claims (16)

  1. 半導体基板の上にゲート絶縁膜を介在させて形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極の側壁の上から前記半導体基板の上に亘って断面L字状に形成されたL字サイドウォールと、
    前記半導体基板の上に前記ゲート電極を覆うように形成された層間絶縁膜と、
    前記半導体基板における前記ゲート電極の側方に形成され、前記L字サイドウォールに覆われたエクステンション領域と、
    前記半導体基板における前記エクステンション領域の外側方に形成され、一部が前記L字サイドウォールに覆われたソースドレイン領域と、
    前記ソースドレイン領域における前記L字サイドウォールに覆われていない部分に形成されたシリサイド層と、
    前記層間絶縁膜を貫通し、前記シリサイド層と接続されたコンタクトとを備え、
    前記L字サイドウォールは、前記層間絶縁膜と比べてエッチングレートが小さい絶縁材料により形成され、
    前記コンタクトは、前記L字サイドウォールにおける前記ソースドレイン領域を覆う部分の少なくとも一部と接し且つ前記ソースドレイン領域における前記シリサイド層が形成されていない部分とは接していないことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記層間絶縁膜は、シリコン酸化膜であり、
    前記L字サイドウォールは、高誘電体膜であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記層間絶縁膜は、シリコン酸化膜であり、
    前記L字サイドウォールは、前記層間絶縁膜と比べて密度が高いシリコン酸化膜であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記ゲート電極と前記層間絶縁膜との間に形成されたライナ絶縁膜をさらに備え、
    前記ライナ絶縁膜は、前記L字サイドウォールよりもエッチングレートが大きい絶縁材料からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記ライナ絶縁膜は、シリコン窒化膜であることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記ライナ絶縁膜は、前記半導体基板における前記ゲート電極の下側の領域に、ゲート長方向の応力を加えることを特徴とする請求項4又は5に記載の半導体装置。
  7. 前記コンタクトと前記L字サイドウォールとの間に形成された、コンタクトホール絶縁膜をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 前記コンタクトは、下部において上部よりも径が小さいことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記ゲート電極と前記L字サイドウォールとの間に形成された、断面板状のI字サイドウォールをさらに備えていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体装置。
  10. 前記ゲート電極は、金属ゲート電極であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の半導体装置。
  11. 半導体基板の上にゲート絶縁膜を介在させてゲート電極を形成し、前記半導体基板における前記ゲート電極の側方にエクステンション領域を形成し、前記ゲート電極の側壁の上と前記半導体基板の上とに亘って断面L字状のL字サイドウォールを形成し、前記半導体基板における前記エクステンション領域の外側方にソースドレイン領域を形成する工程(a)と、
    前記ソースドレイン領域の露出部分にシリサイド層を形成する工程(b)と、
    前記工程(b)よりも後に、前記半導体基板上の全面に、前記ゲート電極を覆うように層間絶縁膜を形成する工程(c)と、
    前記層間絶縁膜を選択的に除去して、前記シリサイド層及び前記L字サイドウォールの一部を露出する開口部を形成する工程(d)と、
    前記開口部を埋めるようにコンタクトを形成する工程(e)とを備え、
    前記工程(d)では、前記層間絶縁膜のエッチングレートが前記L字サイドウォールよりも大きいエッチング条件でエッチングを行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 前記層間絶縁膜は、シリコン酸化膜であり、
    前記L字サイドウォールは、高誘電体膜であることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記層間絶縁膜は、シリコン酸化膜であり、
    前記L字サイドウォールは、前記層間絶縁膜と比べて密度が高いシリコン酸化膜であることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記工程(b)と前記工程(c)との間に、前記半導体基板上の全面にライナ絶縁膜を形成する工程(f)をさらに備え、
    前記工程(d)では、前記ライナ絶縁膜のエッチングレートが前記L字サイドウォールよりも大きいエッチング条件でエッチングを行うことを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記ライナ絶縁膜は、シリコン窒化膜であることを特徴とする請求項14に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記工程(d)と前記工程(e)との間に、前記開口部の側面を覆うコンタクトホール絶縁膜を形成する工程(g)をさらに備えていることを特徴とする請求項11〜15のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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JP2014107456A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Renesas Electronics Corp 半導体装置の製造方法

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