JP2007027348A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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和久 中田
Isao Miyanaga
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Abstract

【課題】シェアードコンタクトを有し、且つ、リーク電流の低減が図れる半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】シェアードコンタクト形成領域に位置するゲート電極配線14bの上面上及び側面上にはシリサイド層20dが形成されている。そして、層間絶縁膜22には、N型ソース・ドレイン領域19b上のシリサイド層20b及びゲート電極配線14b上のシリサイド層20dに接続するシェアードコンタクトとなるコンタクトプラグ24bが形成されている。これにより、層間絶縁膜22にコンタクトホール23bを形成した際、半導体基板11の表面を露出させることなく形成することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、特にシェアードコンタクトを有するMIS型トランジスタを備えた半導体装置及びその製造方法に関する。
近年、半導体装置の微細化に伴い、SRAM部ではセル面積を縮小するために、ソース・ドレイン領域とゲート電極配線を1つのコンタクトプラグに共通接続する、いわゆるシェアードコンタクトが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
以下、従来のシェアードコンタクトを有する半導体装置の製造方法について、図面を用いて説明する。
図4(a)〜(d)は、従来の半導体装置の製造工程を示す断面図である。
まず、図4(a)に示す工程で、P型の半導体基板101に各活性領域を区画する分離酸化膜102を形成する。その後、ゲート酸化膜103aを形成した後、ゲート電極104aとゲート電極配線104bとを形成する。このとき、ゲート電極配線104b下の活性領域上には、ゲート酸化膜と同時に形成された酸化膜103bが形成される。その後、シリコン窒化膜を堆積及びエッチングすることによって、ゲート電極104aの側面上にサイドウォール105aを形成するとともに、ゲート電極配線104bの側面上にサイドウォール105bを形成する。
次に、図4(b)に示す工程で、半導体基板101に、ゲート電極104a、ゲート電極配線104b、サイドウォール105a、105b及び分離酸化膜102を注入マスクにしてN型不純物をイオン注入してN型ソース・ドレイン領域106a、106bを形成する。その後、半導体基板101上の全面に、スパッタ法によりコバルト(Co)膜を形成した後、熱処理を行い、コバルトとシリコンを反応させることにより、N型ソース・ドレイン領域106a、106b上にシリサイド層107a、107bを形成すると共に、ゲート電極104a上にシリサイド層107cを形成し、且つ、ゲート電極配線104b上にシリサイド層107dを形成する。その後、未反応のまま残存するコバルト膜を選択的に除去する。
次に、図4(c)に示す工程で、半導体基板101上の全面に、シリコン窒化膜108を形成した後、シリコン窒化膜108上にシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜109を形成する。その後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)を用いて層間絶縁膜109の平坦化を行う。その後、層間絶縁膜109及びシリコン窒化膜108をエッチングして、N型ソース・ドレイン領域106a上のシリサイド層107aに到達するコンタクトホール110aを形成する。同時に、N型ソース・ドレイン領域106b上のシリサイド層107b及びゲート電極配線104b上のシリサイド層107dに到達するコンタクトホール110bを形成する。このコンタクトホール110bは、シリサイド層107b及びシリサイド層107dに跨って形成されたシェアードコンタクトホールとなる。
次に、図4(d)に示す工程で、コンタクトホール110a、110bを含む層間絶縁膜109上の全面に、ドープトポリシリコン膜を形成する。その後、CMP法を用いて、層間絶縁膜109上のドープトポリシリコン膜を研磨除去することにより、コンタクトホール110a、110b内にドープトポリシリコン膜からなるコンタクトプラグ111a、111bを形成する。なお、コンタクトホール110b内に形成されたコンタクトプラグ111bは、N型ソース・ドレイン領域106b上のシリサイド層107b及びゲート電極配線104b上のシリサイド層107dに接続されたシェアードコンタクトとなる。その後、層間絶縁膜109上に、コンタクトプラグ111a、111bに接続された金属配線112a、112bを形成する。
特開2003−23111号公報
しかしながら、上記のような従来の半導体装置及びその製造方法では、下記のような不具合があった。
図4(b)に示すように、サイドウォール105a、105bをシリサイド形成マスクにして、N型ソース・ドレイン領域106b上にシリサイド層107bを形成する。その後、図4(c)に示すように、シェアードコンタクト形成領域の層間絶縁膜109及びシリコン窒化膜108をエッチングしてコンタクトホール110bを形成する。このとき、コンタクトホール110b内に露出するサイドウォール105bがドライエッチングによりエッチングされ膜減りするため後退する。このため、シリサイド層107bとサイドウォール105bとの間に隙間が生じ、シリサイド層が形成されていない半導体基板101の表面が露出する。この結果、コンタクトホール形成時のドライエッチングによって、半導体基板101の露出領域にエッチングダメージが入ったり、あるいは、半導体基板101がエッチングされて掘れ込んだりするため、N型ソース・ドレイン領域106bと基板間のリーク電流が発生するという課題があった。
そこで、本発明の目的は、シェアードコンタクトを有し、且つ、リーク電流の低減が図れる半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
本発明の半導体装置は、半導体基板上に下地絶縁膜を介して形成されたゲート電極配線と、半導体基板におけるゲート電極配線の側方下に形成された拡散領域と、拡散領域上に形成された第1のシリサイド層と、ゲート電極配線の上面上及び側面上に形成された第2のシリサイド層と、半導体基板上に形成された層間絶縁膜と、層間絶縁膜に形成され、第1のシリサイド層及び第2のシリサイド層に到達するコンタクトホールと、コンタクトホール内に形成されたコンタクトプラグとを備えている。
上記半導体装置において、半導体基板に形成された素子分離領域を備え、デート電極配線は、素子分離領域上に跨って形成されている。
上記半導体装置において、ゲート電極配線の側面上のうち、第1の領域には第2のシリサイド層が形成されており、第2の領域には第1のサイドウォールが形成されている。
上記半導体装置において、第1のサイドウォールは、シリコン窒化膜を有し、シリコン窒化膜は、ドライエッチングではシリコン酸化膜に比べてエッチングレートが高く、ウェットエッチングではシリコン酸化膜に比べてエッチングレートが低い。
上記半導体装置において、半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、ゲート電極の側面上に形成された第2のサイドウォールとを備え、拡散領域は、半導体基板における第2のサイドウォールの側方下に形成されたソース・ドレイン領域である。
本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上に下地絶縁膜を介してゲート電極配線を形成する工程(a)と、半導体基板におけるゲート電極配線の側方下に拡散領域を形成する工程(b)と、拡散領域上に第1のシリサイド層を形成するとともに、ゲート電極配線の上面上及び側面上に第2のシリサイド層を形成する工程(c)と、工程(c)の後に、半導体基板上に形成された層間絶縁膜と、層間絶縁膜に、第1のシリサイド層及び第2のシリサイド層に到達するコンタクトホールを形成する工程(d)と、コンタクトホール内にコンタクトプラグを形成する工程(e)とを備えている。
上記半導体装置の製造方法において、工程(a)の前に、半導体基板に素子分離領域を形成する工程を備え、工程(a)では、ゲート電極配線を素子分離領域上に跨るように形成する。
上記半導体装置の製造方法において、工程(a)の後で工程(b)の前に、ゲート電極配線の側面上に第1のサイドウォールを形成する工程と、拡散領域上に位置する第1のサイドウォールを除去する工程を有している。
上記半導体装置の製造方法において、第1のサイドウォールは、シリコン窒化膜を有し、シリコン窒化膜は、ドライエッチングにおけるエッチングレートはシリコン酸化膜に比べて高く、ウェットエッチングにおけるエッチングレートはシリコン酸化膜に比べて低い。
上記半導体装置の製造方法において、工程(a)では、半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程を含み、工程(a)の後で工程(b)の前に、ゲート電極の側面上に第2のサイドウォールを形成する工程を有し、工程(b)では、ゲート電極、第2のサイドウォール及びゲート電極配線を注入マスクにしてソース・ドレイン領域を形成する工程を含み、拡散領域はソース・ドレイン領域の一方である。
本発明によれば、ゲート電極配線の側面上に第2のシリサイド層を形成することにより、層間絶縁膜に第1のシリサイド層及び第2のシリサイド層に到達するコンタクトホールを形成した際、従来のようなサイドウォールの後退による半導体基板表面の露出が生じないため、リーク電流の低減を図ることができる。
(実施の形態)
以下、本発明の実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について、N型MISトランジスタを例に、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態の半導体装置は、P型の半導体基板11と、半導体基板11に形成された溝型素子分離領域12と、溝型素子分離領域12に囲まれた半導体基板11からなる活性領域上に形成されたゲート絶縁膜13aと、ゲート絶縁膜13a上に形成されたゲート電極14aと、ゲート電極14aの側方下に位置する半導体基板11に形成されたN型エクステンション領域15と、ゲート電極14aの側面上に形成されたL字状のシリコン酸化膜16aと板状のシリコン窒化膜17aからなるサイドウォール18aと、サイドウォール18aの側方下に位置する半導体基板11に形成されたN型ソース・ドレイン領域19a、19bとを有している。
そして、N型ソース・ドレイン領域19bが形成されている活性領域のうち溝型素子分離領域12に隣接している領域上に形成された下地絶縁膜13bと、下地絶縁膜13b及び溝型素子分離領域12の一部の上に跨って形成されたゲート電極配線14bと、溝型素子分離領域12上に位置するゲート電極配線14bの側面上に形成されたL字状のシリコン酸化膜16bと板状のシリコン窒化膜17bからなるサイドウォール18bとを有している。
さらに、N型ソース・ドレイン領域19a上に形成されたシリサイド層20aと、N型ソース・ドレイン領域19b上に形成されたシリサイド層20bと、ゲート電極14aの上面上に形成されたシリサイド層20cと、ゲート電極配線14bの上面上及び側面上の一部に形成されたシリサイド層20dと、ゲート電極14a、サイドウォール18aを含む半導体基板11上に形成された下地保護膜21と、下地保護膜21上に形成された層間絶縁膜22と、層間絶縁膜22及び下地保護膜21を貫通しシリサイド層20aに到達するコンタクトホール23aと、コンタクトホール23a内に埋め込まれ、シリサイド層20aを介してN型ソース・ドレイン領域19aに電気的に接続されるコンタクトプラグ24aと、層間絶縁膜22及び下地保護膜21を貫通しシリサイド層20b、20dに到達するコンタクトホール23bと、コンタクトホール23b内に埋め込まれ、シリサイド層20bを介してN型ソース・ドレイン領域19bに電気的に接続され、且つ、シリサイド層20dを介してゲート電極配線14bに電気的に接続されるコンタクトプラグ24bと、コンタクトプラグ24aに電気的に接続されるように層間絶縁膜22上に形成された金属配線25aと、コンタクトプラグ24bに電気的に接続されるように層間絶縁膜22上に形成された金属配線25bとを備えている。このコンタクトプラグ24bは、N型ソース・ドレイン領域19b上のシリサイド層20bとゲート電極配線14b上のシリサイド層20dに共通接続されている、いわゆるシェアードコンタクトになっている。
以下、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法について図面を用いて説明する。
図2(a)〜(d)及び図3(a)〜(d)は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。
まず、図2(a)に示す工程で、P型の半導体基板11に各活性領域を区画する溝型素子分離領域12を形成する。その後、溝型素子分離領域12によって囲まれた半導体基板11からなる活性領域上に、熱酸化処理によりゲート絶縁膜となる酸化膜を形成する。その後、酸化膜上にポリシリコン膜を形成した後、ポリシリコン膜及び酸化膜をパターニングして、ゲート絶縁膜13a及びゲート電極14aを形成するのと同時に、下地絶縁膜13b及びゲート電極配線14bを形成する。このとき、ゲート電極配線14bは、隣接するMISトランジスタのゲート電極と一体化形成された配線であり、活性領域上に形成された下地絶縁膜13b及び溝型素子分離領域12の一部の上に跨って形成する。その後、半導体基板11に、ゲート電極14a及びゲート電極配線14bを注入マスクにしてN型不純物であるヒ素をイオン注入してN型エクステンション領域15を形成する。
次に、図2(b)に示す工程で、半導体基板11上の全面に、シリコン酸化膜及びシリコン窒化膜を順次形成する。その後、異方性ドライエッチングを用いて、シリコン窒化膜及びシリコン酸化膜を順次エッチングすることにより、ゲート電極14aの側面上にL字状のシリコン酸化膜16aと板状のシリコン窒化膜17aからなるサイドウォール18aを形成するのと同時に、ゲート電極配線14bの側面上にL字状のシリコン酸化膜16bと板状のシリコン窒化膜17bからなるサイドウォール18bを形成する。このとき、シリコン窒化膜17a、17bは、ALD(Atomic Layer Deposition)法を用いて形成したシリコン窒化膜、又は、HCD(Hexa-chloro-disilane)ガスを用いて650℃以下の低温で形成したシリコン窒化膜を用いることが望ましい。これらの製法によって形成したシリコン窒化膜は、ウェットエッチングにおけるエッチングレートが熱酸化膜の10倍近くある反面、ドライエッチングにおけるエッチングレートは熱酸化膜より小さいという特性を有している。
次に、図2(c)に示す工程で、半導体基板11上に、シェアードコンタクト形成領域に開口30aを有するレジスト30を形成する。ここで、レジスト30は、少なくともゲート電極14a、サイドウォール18a及び溝型素子分離領域12を覆い、ゲート電極配線14bの側面上に形成されたサイドウォール18bのうちシェアードコンタクト形成領域に位置するサイドウォール18bが露出するように開口30aを設ける。その後、レジスト30をエッチングマスクにして、開口30a内に露出するサイドウォール18bを、フッ酸溶液を用いたウェットエッチングにより除去する。このとき、DHF(水:HF=50:1)の薬液を用いてウェットエッチングした場合、シリコン窒化膜17bは熱酸化膜に比べて10倍近くのエッチングレートを有するため選択的に除去することができる。その後、レジスト30を除去する。
次に、図2(d)に示す工程で、半導体基板11に、ゲート電極14a、サイドウォール18a、ゲート電極配線14b及び溝型素子分離領域12を注入マスクにしてN型不純物であるリン又はヒ素、あるいはこれらの両方をイオン注入してN型ソース・ドレイン領域19a、19bを形成する。このとき、ゲート電極14aの側方下には、N型エクステンション領域15が形成され、その外側にN型ソース・ドレイン領域19a、19bが形成され、N型エクステンション領域15とN型ソース・ドレイン領域19a、19bの境界がサイドウォール18a下に位置する。そして、ゲート電極配線14b端部下には、N型ソース・ドレイン領域19bが入り込んで形成される。
次に、図3(a)に示す工程で、半導体基板11上の全面に、スパッタ法によりコバルト(Co)膜を形成した後、コバルト膜上にTiN膜を形成する。その後、窒素雰囲気中で熱処理を行い、コバルトとシリコンを反応させることにより、N型ソース・ドレイン領域19a、19b上にシリサイド層20a、20bを形成すると共に、ゲート電極14a上にシリサイド層20cを形成し、且つ、ゲート電極配線14b上にシリサイド層20dを形成する。このとき、シリサイド層20cは、ゲート電極14aの上面上に形成される。また、シリサイド層20dは、ゲート電極配線14bの上面上、及びN型ソース・ドレイン領域19b上に位置するゲート電極配線14bの側面上に形成される。ここで、シリサイド層20bとシリサイド層20dが接続され、下地絶縁膜13bの側面を覆うように形成することが望ましい。その後、未反応のまま残存するコバルト膜を選択的に除去する。
次に、図3(b)に示すように、半導体基板11上の全面に、シリコン窒化膜からなる下地保護膜21を形成した後、下地保護膜21上に酸化膜からなる層間絶縁膜22を形成する。その後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)を用いて層間絶縁膜22の平坦化を行う。
次に、図3(c)に示すように、層間絶縁膜22上に、N型ソース・ドレイン領域19aの上に開口31aを有し、N型ソース・ドレイン領域19bからゲート電極配線14bに至る領域、すなわちシェアードコンタクト形成領域の上に開口31bを有するレジスト31を形成する。その後、レジスト31をエッチングマスクにして、層間絶縁膜22及び下地保護膜21をエッチングして、N型ソース・ドレイン領域19a上のシリサイド層20aに到達するコンタクトホール23aを形成する。同時に、N型ソース・ドレイン領域19b上のシリサイド層20b及びゲート電極配線14b上のシリサイド層20dに到達するコンタクトホール23bを形成する。なお、コンタクトホール23bは、シリサイド層20b及びシリサイド層20dに跨って形成されたシェアードコンタクトホールとなる。その後、レジスト31を除去する。
次に、図3(d)に示すように、コンタクトホール23a、23bを含む層間絶縁膜22上の全面に、TiNなどの密着層及びタングステン(W)等の金属膜を順次形成する。その後、CMP法を用いて、層間絶縁膜22上の金属膜及び密着層を研磨除去することにより、コンタクトホール23a、23b内に密着層及び金属膜からなるコンタクトプラグ24a、24bを形成する。なお、コンタクトホール23b内に形成されたコンタクトプラグ24bは、N型ソース・ドレイン領域19b上のシリサイド層20b及びゲート電極配線14b上のシリサイド層20dに接続されたシェアードコンタクトとなる。その後、層間絶縁膜22上に、コンタクトプラグ24a、24bに接続された金属配線25a、25bを形成する。
本実施形態によれば、ゲート電極配線14bの側面上に形成されたサイドウォール18bを除去した後、ゲート電極配線14bの上面上及び側面上にシリサイド層20dを形成する。これにより、図3(c)に示すように、層間絶縁膜22にコンタクトホール23bを形成した際、コンタクトホール23b内に露出するゲート電極配線14bの側面上はシリサイド層20dに覆われているため、半導体基板11の表面を露出させることなく形成することができる。従って、従来のようなサイドウォールの後退がなく、半導体基板表面が露出しないので、半導体基板へのエッチングダメージやエッチングを防止することができ、リーク電流を低減することができる。
なお、本実施形態では、N型MISトランジスタを用いて説明したが、同様な方法によってP型MISトランジスタも形成することができる。また、基板としてP型の半導体基板11を用いて説明したが、N型の半導体基板にP型不純物をイオン注入して形成したP型ウェル領域であってもよい。また、シリサイド層を形成するための金属膜としてコバルト膜を用いて説明したが、ニッケル(Ni)などの高融点金属膜であってもよい。
以上説明したように、本発明は、シェアードコンタクトを有する半導体装置及びその製造方法等に有用である。
本発明の実施形態に係る半導体装置を示す断面図 (a)〜(d)は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図 (a)〜(d)は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図 従来の半導体装置の製造工程を示す断面図
符号の説明
11 半導体基板
12 溝型素子分離領域
13a ゲート絶縁膜
13b 下地絶縁膜
14a ゲート電極
14b ゲート電極配線
15 N型エクステンション領域
16a、16b シリコン酸化膜
17a、17b シリコン窒化膜
18a、18b サイドウォール
19a、19b N型ソース・ドレイン領域
20a、20b、20c、20d シリサイド層
21 下地保護膜
22 層間絶縁膜
23a、23b コンタクトホール
24a、24b コンタクトプラグ
25a、25b 金属配線
30 レジスト
30a 開口
31 レジスト
31a、31b 開口

Claims (10)

  1. 半導体基板上に下地絶縁膜を介して形成されたゲート電極配線と、
    前記半導体基板における前記ゲート電極配線の側方下に形成された拡散領域と、
    前記拡散領域上に形成された第1のシリサイド層と、
    前記ゲート電極配線の上面上及び側面上に形成された第2のシリサイド層と、
    前記半導体基板上に形成された層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜に形成され、前記第1のシリサイド層及び前記第2のシリサイド層に到達するコンタクトホールと、
    前記コンタクトホール内に形成されたコンタクトプラグと
    を備えていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記半導体基板に形成された素子分離領域を備え、
    前記デート電極配線は、前記素子分離領域上に跨って形成されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1又は2に記載の半導体装置において、
    前記ゲート電極配線の側面上のうち、第1の領域には前記第2のシリサイド層が形成されており、第2の領域には第1のサイドウォールが形成されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3に記載の半導体装置において、
    前記第1のサイドウォールは、シリコン窒化膜を有し、
    前記シリコン窒化膜は、ドライエッチングではシリコン酸化膜に比べてエッチングレートが高く、ウェットエッチングではシリコン酸化膜に比べてエッチングレートが低いことを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極の側面上に形成された第2のサイドウォールとを備え、
    前記拡散領域は、前記半導体基板における前記第2のサイドウォールの側方下に形成されたソース・ドレイン領域であることを特徴とする半導体装置。
  6. 半導体基板上に下地絶縁膜を介してゲート電極配線を形成する工程(a)と、
    前記半導体基板における前記ゲート電極配線の側方下に拡散領域を形成する工程(b)と、
    前記拡散領域上に第1のシリサイド層を形成するとともに、前記ゲート電極配線の上面上及び側面上に第2のシリサイド層を形成する工程(c)と、
    前記工程(c)の後に、前記半導体基板上に形成された層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜に、前記第1のシリサイド層及び前記第2のシリサイド層に到達するコンタクトホールを形成する工程(d)と、
    前記コンタクトホール内にコンタクトプラグを形成する工程(e)と
    を備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項6に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記工程(a)の前に、前記半導体基板に素子分離領域を形成する工程を備え、
    前記工程(a)では、前記デート電極配線を前記素子分離領域上に跨るように形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項6又は7に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記工程(a)の後で前記工程(b)の前に、前記ゲート電極配線の側面上に第1のサイドウォールを形成する工程と、前記拡散領域上に位置する前記第1のサイドウォールを除去する工程を有していることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項8に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1のサイドウォールは、シリコン窒化膜を有し、
    前記シリコン窒化膜は、ドライエッチングにおけるエッチングレートはシリコン酸化膜に比べて高く、ウェットエッチングにおけるエッチングレートはシリコン酸化膜に比べて低いことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項6〜9のうちいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記工程(a)では、前記半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程を含み、
    前記工程(a)の後で前記工程(b)の前に、前記ゲート電極の側面上に第2のサイドウォールを形成する工程を有し、
    前記工程(b)では、前記ゲート電極、前記第2のサイドウォール及び前記ゲート電極配線を注入マスクにしてソース・ドレイン領域を形成する工程を含み、
    前記拡散領域は前記ソース・ドレイン領域の一方であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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