JP2010033920A - バッテリーターミナル - Google Patents

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Abstract

【課題】センサを省スペースで配置することが可能なバッテリーターミナルを提供する。
【解決手段】カートリッジ式センサ101は、必要に応じてセンサ対応型ターミナル下カバー5に組み付けられるようになっている。バッテリーターミナル1は、カートリッジ式センサ101を備えることによって、バッテリー2の残存容量を監視するための機能を有している。センサ対応型ターミナル下カバー5は、センサ収容保持部24にカートリッジ式センサ101を組み付けることができる構造を有している。カートリッジ式センサ101の配置は、センサ対応型ターミナル下カバー5の位置になることから、省スペースで配置することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、センサと、バッテリーターミナル本体の下部を覆うターミナル下部カバーとを有するバッテリーターミナルに関する。
近年、自動車の高機能化に伴い電装品が増加している。電装品の増加は、車載バッテリーの消耗を激しくするということが知られている。
従来、バッテリーのバッテリーポストに接続されるバッテリーターミナル本体、又はこのバッテリーターミナル本体に接続されるケーブル端末の端子には、電流センサが設けられている(例えば下記特許文献1参照)。電流センサは、バッテリーの残存容量を監視するために設けられている。
ところで、本願出願人は、バッテリーターミナル本体の下部を覆うターミナル下部カバーに関して、下記特許文献2などに開示されるような提案を行っている。下記特許文献2に開示されるターミナル下部カバーは、バッテリーターミナル本体の腐食を防止するための合成樹脂製の防食カバーとして提案されている。
特開2006−40796号公報 特開2005−93393号公報
バッテリーの残存容量を監視するための電流センサの配置に関し、従来技術にあっては次のような問題点を有している。すなわち、近年のエンジンルーム内は密集した状況にあり、バッテリーをエンジンルームの上方からみた場合(平面視した場合)に、この外側に電流センサの配置スペースを確保することは非常に困難であって、これが問題点になっている。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、センサを省スペースで配置することが可能なバッテリーターミナルを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のバッテリーターミナルは、バッテリーのバッテリーポストに接続されるバッテリーターミナル本体と、該バッテリーターミナル本体及び前記バッテリー間に配置され前記バッテリーターミナル本体の下部を覆うターミナル下部カバーとを備え、該ターミナル下部カバーには前記バッテリーポストに対する挿入穴が貫通形成されるバッテリーターミナルにおいて、前記ターミナル下部カバーは、前記挿入穴の周囲にカートリッジ式センサが着脱自在となるセンサ対応型ターミナル下カバーであることを特徴としている。
請求項2記載の本発明のバッテリーターミナルは、請求項1に記載のバッテリーターミナルにおいて、前記センサ対応型ターミナル下カバーは、前記バッテリーに対向又は接触するバッテリー側下面を開口させてカバー内部に形成されるセンサ収容保持部、又は、少なくとも一つのカバー側面を開口させて前記カバー内部に形成されるセンサ収容保持部を有し、該センサ収容保持部及び前記カートリッジ式センサには、互いに引っ掛かり合う係止部を形成することを特徴としている。
請求項3記載の本発明のバッテリーターミナルは、請求項1又は請求項2に記載のバッテリーターミナルにおいて、前記カートリッジ式センサは、前記バッテリーの残存容量を監視するための電流センサであることを特徴としている。
請求項4記載の本発明のバッテリーターミナルは、請求項1又は請求項2に記載のバッテリーターミナルにおいて、前記カートリッジ式センサは、前記バッテリー周辺の温度を測定するための温度センサであることを特徴としている。
以上のような特徴を有する本発明によれば、ターミナル下部カバーをカートリッジ式のセンサに対応することができる構造にすることにより、センサの配置をターミナル下部カバーの位置にすることが可能になる。
本発明によれば、予めセンサをターミナル下部カバー(センサ対応型ターミナル下カバー)に組み付けた状態にしておくことにより、この後、バッテリーターミナル本体の下部を覆うだけの作業でセンサの組み付けを自然に完了させることができるようになる。
本発明では、バッテリーターミナル本体の下部をターミナル下部カバーで覆った後にセンサを組み付けることも可能になる。また、バッテリーターミナルをバッテリーポストに接続した状態でセンサを組み付けることも可能になる。本発明では、必要に応じてセンサを後付けすることが可能になる。
センサの後付けに関しては、バッテリー側下面を開口させてセンサ収容保持部を形成したり、カバー側面を開口させてセンサ収容保持部を形成したりすることが有効である。センサは、カートリッジ式のセンサであってターミナル下部カバーに対し着脱自在であることから、組み付けは容易である。センサの後付けは、他の組み付け等(例えばバッテリーターミナルをバッテリーポストに接続することや、部品の保管・搬送など)からの影響が少ないことから、センサの保護を図る上で有効である。
本発明において、センサとしては電流センサ又は温度センサが挙げられる。電流センサ又は温度センサは、バッテリーターミナルをバッテリーポストに接続すると、このバッテリーポストを囲むように配置される。電流センサの場合、バッテリーポストに流れる電流の強弱に基づいてバッテリーの残存容量を監視することができるようになる。また、温度センサの場合は、バッテリーポスト周辺の温度を測定することができるようになる。
本発明によれば、ターミナル下部カバーをカートリッジ式のセンサに対応することができる構造にすることにより、センサの交換や、バッテリーターミナル自体の解体を容易にすることが可能になる。
請求項1に記載された本発明によれば、センサ対応型ターミナル下カバーを用いることにより、センサの配置をターミナル下部カバーの位置にすることから、従来と比べてセンサを省スペースで配置することができるという効果を奏する。
請求項2〜4に記載された本発明によれば、センサ対応型ターミナル下カバーやセンサのより良い形態の一例を提供することができるという効果を奏する。本発明によれば、センサの配置に係り、省スペース化を図ることができるのは勿論のこと、組み付けや交換や解体に係る作業性も向上させることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明のバッテリーターミナルの一実施の形態を示すバッテリー及びバッテリーターミナルの斜視図である。また、図2はセンサ対応型ターミナル下カバー及びカートリッジ式センサの斜視図、図3はバッテリーターミナルの分解斜視図、図4はバッテリーターミナルの断面図である。
図1及び図2において、引用符号1は本発明のバッテリーターミナルを示している。バッテリーターミナル1は、特に限定するものではないが、自動車等の移動体に搭載されるバッテリー2のバッテリーポスト3に接続されるバッテリーターミナル本体4と、カートリッジ式のセンサであるカートリッジ式センサ101と、バッテリーターミナル本体4の腐食を防止するための機能及びカートリッジ式センサ101を着脱自在に組み付ける機能を有するセンサ対応型ターミナル下カバー5とを備えて構成されている。
本発明において、カートリッジ式センサ101は、必要に応じてセンサ対応型ターミナル下カバー5に組み付けられるものとする。従って、カートリッジ式センサ101を備えるバッテリーターミナル1と、備えないバッテリーターミナル1のいずれかを使い分けることができるものとする。ここでの説明では、カートリッジ式センサ101を備えてなるバッテリーターミナル1であるものとする。バッテリーターミナル1は、カートリッジ式センサ101を備えることによって、バッテリー2の残存容量を監視するための機能を有するようになっている(上記機能は一例であるものとする)。以下、上記の各構成部材等について詳細に説明する。
上記バッテリーポスト3は、先端の直径が基端の直径よりも小さいテーパ状の周側面を有している。本発明では、このような形状のバッテリーポスト3に対し上記バッテリーターミナル本体4が接続固定されるようになっている。
図3において、上記バッテリーターミナル本体4は、導電性を有する金属板をプレス加工することにより製造されている。本形態においては、Snメッキが施されている。バッテリーターミナル本体4は、一対の環状部6、7と、一対の締め付け部8、8と、一対の接合板9、10(図4参照)からなるケーブル接続部11とを有している。また、バッテリーターミナル本体4は、一対の接合板9、10によって保持される端子固定ボルト12(スタッドボルト)と、端子固定ボルト12に螺合するナット13とを有している。さらに、バッテリーターミナル本体4は、締め付けボルト14(横締めボルト)と、この締め付けボルト14に螺合するナット15と、締め付けボルト14に挿通されるワッシャ16とを有している。
バッテリーターミナル本体4のケーブル接続部11には、ケーブル41の端末に設けられる接続端子42が接続されるようになっている。
本明細書において、バッテリーポスト3(図1参照。以下同様)の軸方向を上下方向と定義し、また、バッテリーポスト3の先端を上、基端を下と定義するものとする。従って、環状部6が上、環状部7が下に配置されるものとする。また、同様に、接合板9が上、接合板10が下に配置されるものとする。この他、上下方向を基準に左右方向や前後方向を決めるものとする。
環状部6の略中央には、バッテリーポスト3が挿入されるバッテリーポスト挿入穴17が上下方向に貫通形成されている。バッテリーポスト挿入穴17は、バッテリーポスト3の周側面に接触する部分として形成されている。バッテリーポスト挿入穴17は、バッテリーポスト3の先端側の直径に合わせて環状に形成されている。バッテリーポスト挿入穴17は、締め付け部8、8の間となる部分が分断された状態に形成されている。
環状部7の略中央には、バッテリーポスト3が挿入されるバッテリーポスト挿入穴18が上下方向に貫通形成されている。バッテリーポスト挿入穴18は、バッテリーポスト3の中間位置の直径に合わせて環状に形成されている。バッテリーポスト挿入穴18は、環状部6のバッテリーポスト挿入穴17と同様に形成されている。
締め付け部8、8は、環状部6、7を上下に配置するようにこれらを連結する部分であって、前後方向にU字状に湾曲するような形状に形成されている。締め付け部8、8は、バッテリーポスト挿入穴17、18の一部分断された部分に連続する締め付け間隙19を有するように配置形成されている。締め付け部8、8は、左右方向に並ぶように配置形成されている。このような締め付け部8、8の内側には、ボルト挿通孔20が形成されている。
ボルト挿通孔20には、上記締め付けボルト14が挿入されるようになっている。締め付けボルト14は、先端に螺合するナット15と共働して、締め付け間隙19の両側に配置される締め付け部8、8を互いに近接する方向に締め付けるようになっている(締め付けが生じると、バッテリーポスト挿入穴17、18が縮径し、バッテリーポスト3への接続固定ができるようになる)。
図1ないし図4において、上記センサ対応型ターミナル下カバー5は、バッテリー2とバッテリーターミナル本体4との間に介在する部材であって、上記の如く、バッテリーターミナル本体4の腐食を防止するための機能(防食カバーとしての機能)と、カートリッジ式センサ101を着脱自在に組み付ける機能とを有している。また、センサ対応型ターミナル下カバー5に組み付けられるカートリッジ式センサ101は、バッテリー2の残存容量を監視するための機能(電流センサとしての機能)を有している。
センサ対応型ターミナル下カバー5は、バッテリーターミナル本体4の下部を覆うターミナル下部カバーに、カートリッジ式センサ101に対応することができる構造を付加したものとして形成されている。
センサ対応型ターミナル下カバー5は、バッテリー液に対しての耐食性を持たせるために合成樹脂材によって成形されている。本形態においては、安価な材料でもあることから、PP(ポリプロピレン)によって成形されている(この限りでないものとする)。
上記電流センサとしての機能を有するカートリッジ式センサ101は、図示しないコア及びホール素子を備えるセンサ本体102(図4参照)と、センサ本体102を収容するセンサケース103と、コネクタ部104とを有している。センサケース103は、防食カバーとしての機能も有するように上記と同じ材料、若しくは耐食性があってケースとして好適な合成樹脂材によって成形されている。
センサ本体102は、バッテリーポスト3からバッテリーターミナル本体4に流れる電流の強弱に応じた磁束が上記コアに発生するとともに、この発生した磁束が上記ホール素子によって検出されるような構成になっている。ホール素子による検出結果は、コネクタ部104を介してワイヤハーネス105にて取り出せるようになっている。
センサ対応型ターミナル下カバー5は、バッテリー2に対向する側の面となるバッテリー側下面21と、バッテリーターミナル本体4の下部を受ける面となるターミナル本体側上面22と、これら二つの面を貫通するように形成されるとともにバッテリーポスト3の挿通が可能となる挿入穴23と、バッテリー側下面21を開口させてカバー内部に形成されるセンサ収容保持部24と、上記二つの面の縁部を繋ぐように形成されるカバー側面25とを有している。センサ対応型ターミナル下カバー5は、バッテリーターミナル本体4の平面視形状に合わせて形成されている。
図2において、センサ収容保持部24は、上記開口を介して組み付けられるカートリッジ式センサ101を収容保持する部分であって、挿入穴23を囲む空間を有するように形成されている。センサ収容保持部24には、凹状の係止部26が複数形成されている。係止部26は、カートリッジ式センサ101のセンサケース103に形成される爪状の係止部106を引っ掛けることができるように配置形成されている。尚、係止部26及び106による係止構造は一例であるものとする。カートリッジ式センサ101は、センサ収容保持部24に収容保持されると、センサケース103の下面107がバッテリー側下面21に対して面一となるように形成されている。カートリッジ式センサ101は、挿入穴23を形成する筒状部分に対応した形状の貫通孔108を有している。
ターミナル本体側上面22には、バッテリーターミナル本体4を囲むような壁部27が形成されている。また、ターミナル本体側上面22には、締め付けボルト14の挿通によって支持される被支持部28が形成されている。被支持部28には、締め付けボルト14の径に合わせた貫通孔29が形成されている。壁部27には、バッテリーターミナル本体4のケーブル接続部11に係止される被係止部30が形成されている。被係止部30は、本形態において、爪状となる形状に形成されている(図4参照)。
ターミナル本体側上面22には、締め付けボルト14の頭部31に対応する凹部32と、締め付けボルト14に螺合するナット15に対応する凹部33とが形成されている。これら凹部32、33は、被支持部28の左右両側に配置形成されている。
カバー側面25には、コネクタ部104に対する切り欠き部34が形成されている。コネクタ部104及び切り欠き部34は、ワイヤハーネス105の引き出し方向等に配慮して形成されている。
センサ対応型ターミナル下カバー5は、バッテリーターミナル本体4を確実にバッテリーポスト3に接続固定することができる厚みを有するように形成されている(カートリッジ式センサ101を薄型にすることで実現する)。
次に、上記構成に基づき、センサ対応型ターミナル下カバー5のバッテリーターミナル本体4に対する組み付けの一例(バッテリーターミナル1の組み付けの一例)を説明する。
センサ対応型ターミナル下カバー5は、ここでは、センサ収容保持部24にカートリッジ式センサ101を予め組み付けた状態(係止部26及び106によって互いに引っ掛かり合う状態)にしてから使用されるものとする(尚、センサ対応型ターミナル下カバー5をバッテリーターミナル本体4に組み付けた後にカートリッジ式センサ101の組み付けを行っても良いものとする)。
バッテリーターミナル本体4の下方からセンサ対応型ターミナル下カバー5を上方へ移動させ(この逆も可)、被支持部28を締め付け部8、8の間に挿入すると、これによってボルト挿通孔20と貫通孔29とが連通する。そして、締め付けボルト14を横方向から挿入して被支持部28を支持し、締め付けボルト14の端部にナット15を螺合させる。
この後、締め付けボルト14により支持されたセンサ対応型ターミナル下カバー5を回転移動させ、被係止部30をケーブル接続部11に引っ掛けて係止状態にすると、バッテリーターミナル本体4の下部がセンサ対応型ターミナル下カバー5により覆われてバッテリーターミナル1の組み付けが完了する。センサ対応型ターミナル下カバー5は、バッテリーターミナル本体4の下部に対して密着するような状態に組み付けられる。
続いて、バッテリーターミナル1のバッテリーポスト3に対する接続固定について説明する。
バッテリー2の位置でバッテリーターミナル1を下方向に移動させると、バッテリーターミナル本体4のバッテリーポスト挿入穴17、18がバッテリーポスト3の周側面に接触する。この時、センサ対応型ターミナル下カバー5の挿入穴23にバッテリーポスト3が挿通される。バッテリーターミナル1の向きを所定方向に合わせて配置した後、バッテリーターミナル1の横方向からインパクトレンチ等の図示しない工具を用いてナット15を締め付けると、これによってバッテリーポスト挿入穴17、18が縮径方向に縮む。バッテリーポスト挿入穴17、18がバッテリーポスト3の周側面に対して圧接状態となると、バッテリーターミナル1の接続固定が完了する。
以上、図1ないし図4を参照しながら説明してきたように、本発明のバッテリーターミナル1によれば、バッテリー2を平面視した場合、この外側に電流センサの配置スペースを確保する必要はない。つまり、本発明によれば、電流センサの配置をターミナル下部カバーの位置にすることから、電流センサを従来よりも格段に省スペースで配置することができるという効果を奏する。
この他、本発明のバッテリーターミナル1によれば、センサ対応型ターミナル下カバー5を用いることから、従来よりも格段に電流センサの組み付け性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明のバッテリーターミナル1は、センサ対応型ターミナル下カバー5に対して着脱自在のカートリッジ式センサ101を用いることから、比較的容易にセンサの交換やバッテリーターミナル1自体の解体をすることができるという効果も奏する。
ここで、センサ対応型ターミナル下カバー5及びカートリッジ式センサ101に関して補足すると、図5に示す如く、センサ対応型ターミナル下カバー5のカバー側面25を開口してセンサ収容保持部24を形成し、このセンサ収容保持部24にカートリッジ式センサ101を差し込んで組み付けをすることができるようにしても良いものとする。カートリッジ式センサ101は、上記の電流センサであっても良いし、バッテリーポスト周辺の温度を測定する温度センサであってもよいものとする。図5の例は、カートリッジ式センサ101の後付けを容易にするような構造になっている。尚、カートリッジ式センサ101の形状は一例であるものとする。
続いて、図6を参照しながら本発明のバッテリーターミナルの他の一実施の形態を説明する。図6は他の一実施の形態を示すバッテリー及びバッテリーターミナルの斜視図である。
図6において、引用符号51は本発明のバッテリーターミナルを示している。バッテリーターミナル51は、特に限定するものではないが、自動車等の移動体に搭載されるバッテリー2のバッテリーポスト3に接続されるバッテリーターミナル本体52と、カートリッジ式のセンサであるカートリッジ式センサ111と、バッテリーターミナル本体52の腐食を防止するための機能及びカートリッジ式センサ111を着脱自在に組み付ける機能を有するセンサ対応型ターミナル下カバー53とを備えて構成されている。
本発明において、カートリッジ式センサ111は、図2のカートリッジ式センサ101と基本的に同じものであるものとする。カートリッジ式センサ111は、必要に応じてセンサ対応型ターミナル下カバー53に組み付けられるものとする。バッテリーターミナル51は、カートリッジ式センサ111を備えることによって、バッテリー2の残存容量を監視するための機能を有するようになっている(バッテリーポスト3周辺の温度を測定する機能であっても良いものとする)。
上記バッテリーターミナル本体52は、導電性を有する金属板を打ち抜いて折り曲げ加工を施すことにより製造されている。このようなバッテリーターミナル本体52は、環状部54と、一対の締め付け部55、56と、ケーブル接続部57とを有している。また、バッテリーターミナル本体52は、締め付けボルト58と、この締め付けボルト58に螺合するナット59ととを有している。ケーブル接続部57は、ケーブル60の端末を圧着する部分であって、ここからはケーブル60が引き出されている。
上記センサ対応型ターミナル下カバー53は、バッテリー2とバッテリーターミナル本体52との間に介在する部材であって、上記の如く、バッテリーターミナル本体52の腐食を防止するための機能(防食カバーとしての機能)と、カートリッジ式センサ111を着脱自在に組み付ける機能とを有している。
センサ対応型ターミナル下カバー53は、バッテリーターミナル本体52の下部を覆うターミナル下部カバーに、カートリッジ式センサ111に対応することができる構造を付加したものとして形成されている(図2に示す如くの構造を有するものとし、ここでは説明を省略する)。
上記構成及び構造から、本発明のバッテリーターミナル51は、図1ないし図4を参照しながら説明してきたバッテリーターミナル1と同様の効果を奏するのは言うまでもない。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
本発明のバッテリーターミナルの一実施の形態を示すバッテリー及びバッテリーターミナルの斜視図である。 センサ対応型ターミナル下カバー及びカートリッジ式センサの斜視図である。 バッテリーターミナルの分解斜視図である。 バッテリーターミナルの断面図である。 センサ対応型ターミナル下カバー及びカートリッジ式センサの変形例を示す斜視図である。 本発明のバッテリーターミナルの他の一実施の形態を示すバッテリー及びバッテリーターミナルの斜視図である。
符号の説明
1 バッテリーターミナル
2 バッテリー
3 バッテリーポスト
4 バッテリーターミナル本体
5 センサ対応型ターミナル下カバー
8 締め付け部
14 締め付けボルト(ボルト)
15 ナット
17、18 バッテリーポスト挿入穴
21 バッテリー側下面
22 ターミナル本体側上面
23 挿入穴
24 センサ収容保持部
25 カバー側面
26 係止部
27 壁部壁部
28 被支持部
30 被係止部
51 バッテリーターミナル
52 バッテリーターミナル本体
53 センサ対応型ターミナル下カバー
54 環状部
55、56 締め付け部
57 ケーブル接続部
58 締め付けボルト
59 ナット
101 カートリッジ式センサ
102 センサ本体
103 センサケース
104 コネクタ部
105 ワイヤハーネス
106 係止部
107 下面
108 貫通孔
111 カートリッジ式センサ

Claims (4)

  1. バッテリーのバッテリーポストに接続されるバッテリーターミナル本体と、該バッテリーターミナル本体及び前記バッテリー間に配置され前記バッテリーターミナル本体の下部を覆うターミナル下部カバーとを備え、該ターミナル下部カバーには前記バッテリーポストに対する挿入穴が貫通形成されるバッテリーターミナルにおいて、
    前記ターミナル下部カバーは、前記挿入穴の周囲にカートリッジ式センサが着脱自在となるセンサ対応型ターミナル下カバーである
    ことを特徴とするバッテリーターミナル。
  2. 請求項1に記載のバッテリーターミナルにおいて、
    前記センサ対応型ターミナル下カバーは、前記バッテリーに対向又は接触するバッテリー側下面を開口させてカバー内部に形成されるセンサ収容保持部、又は、少なくとも一つのカバー側面を開口させて前記カバー内部に形成されるセンサ収容保持部を有し、該センサ収容保持部及び前記カートリッジ式センサには、互いに引っ掛かり合う係止部を形成する
    ことを特徴とするバッテリーターミナル。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のバッテリーターミナルにおいて、
    前記カートリッジ式センサは、前記バッテリーの残存容量を監視するための電流センサである
    ことを特徴とするバッテリーターミナル。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のバッテリーターミナルにおいて、
    前記カートリッジ式センサは、前記バッテリー周辺の温度を測定するための温度センサである
    ことを特徴とするバッテリーターミナル。
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