JP2010032456A - ガラス基板検査装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明ではガラス基板をチップ毎に外形検査カメラで測定し、判断部によって良否を判断し、良否のチップの位置を演算部でマッピングデータにし、記録部の記録媒体に記録するように構成した。このことによって次工程には記録媒体に記録されたマッピングデータを送信することでガラス基板の良否を自動で判別できるようにし、作業効率を向上させたものである。
【選択図】図2
Description
更に人手によって検査する方法なので、ガラス基板を顕微鏡レンズ等に当接させて破損したり傷を付けてしまうことも考えられる。
何らかの理由で油性インクによるマーキングが消えてしまった場合は再度同じ検査をし直さなければならなかった。
しかし、検査した内容がマッピングデータとして次の工程で使用するようにされていれば、次工程の制御部に読み込ませることによって、マッピングデータを利用して良好なガラス基板のみチョイスすることができるようにすることができる。
更に、検査が終了したフラットリングを元のマガジンに戻すと検査後のものか検査前のものか誤ってしまう可能性がある。そこで検査前と検査後のフラットリングは別の場所に戻されることが望ましい。
厚さ1ミリメートル程度のガラス基板の板厚を人手によって正確に板厚測定するのは困難で、特に板厚測定時にガラス基板の表面に傷を付ける可能性があった。
更に、前記移動手段によって前記複数個のチップに分割されたガラス基板が載置された前記リングテーブルが測定作業位置に移動させられると、該複数個のチップに分割されたガラス基板の板厚を測定する板厚測定手段を備えたことを特徴とするガラス基板検査装を提供するものである。
また、前記移動手段によって、前記リングテーブルが載置位置に移動させられると前記複数個のチップに分割されたガラス基板を前記リングテーブルに載置するガラス基板載置手段を備えたことを特徴とするガラス基板検査装置であって、
前記移動手段によって、前記複数個のチップに分割されたガラス基板が載置された前記リングテーブルが収納作業位置に移動させられると、載置されている前記複数個のチップに分割されたガラス基板を収納部に収納するガラス基板収納手段を備えたことを特徴とするガラス基板検査装置を提供するものである。
従ってバーコードなどによってフラットリング40が識別されていれば、そのフラットリング40に応じたマッピングデータが記録部6に記録され、必要があれば次工程の装置に出力できるようになっているので、従来のようにガラス基板41のチップ毎に不良のマーキングをする事無く、記録部6に記録されたマッピングデータを次工程に出力して制御するようにすれば、不良のガラス基板41が採用されることを自動的に防止することができる。
また、記録部6に記録されたマッピングデータに基づいてレーザーマーカー21を使用して不良のガラス基板41にレーザ光によってマーキングになるような傷を付け、良否の判断を容易にしたものである。このようにしておくことで解像度の悪いカメラで撮像しても次工程では良否の判断が容易にできるようにしたものである。
更にはリングテーブル30にフラットリング40が保持されたことを利用して、板厚検査部22の板厚センサ221によってガラス基板41の板厚を測定できるようにしたものである。
そしてリングチャック23によって下段のマガジン252からリングテーブル30に引き出されたフラットリング40は検査終了後にリングチャック23によって上段のマガジン251に収納し検査前のフラットリング40と検査後のフラットリング40が混同されることがないように構成したものである。
図2はガラス基板検査装置の斜視図で、リングテーブル30がフラットリング40を保持して外形検査カメラ20の直下に移動してガラス基板41を撮像している状態を示す図である。
図3はガラス基板検査装置の図2の状態を上から見た上面図である。
図4はリングテーブル30を架台2から取り外してフラットリング40を挿入した状態になるようにした状態を示す図である。
図5はガラス基板検査装置の斜視図で、リングテーブル30がフラットリング40を保持してレーザーマーカー21の直下に移動して、ガラス基板41の不良チップにレーザー光によってマーカーとなる傷を付けている状態を示す図である。
図6はガラス基板検査装置の斜視図でリングテーブル30がフラットリング40を保持して板厚検査部22の直下に移動して、ガラス基板41の板厚を測定している状態を示す図である。
図7はガラス基板検査装置の斜視図で、全ての検査が終了したフラットリング40をリングチャック23が把持して上段のマガジン251に収納している状態を示す図である。
図8は従来のパネルディスプレイ90を架台91に搭載して目視によって検査している状態を示す図である。
架台2に固着されたY軸ベース301にY軸モータ302が取り付けられておりY軸モータ302の駆動によってYねじ軸303が回転しX軸ベース304をX方向に移動するように構成されている。
θ軸ベース307にはθ軸モータ308が取り付けられており、リングエキスパンドギャ321とかみ合うことによってリングエキスパンド32をθ方向に回転するように構成されている。
リングエキスパンド32の中央穴外周部にはリングエキスパンド凸部322があり、リングチャック23によって挿入されたフラットリング40の粘着シート42のガラス基板41が貼着されていない部分に当接して固定するように構成されている。
このようにしてガラス基板41が搭載されたフラットリング40はリングテーブル30に着脱自在に固定され外形検査カメラ20の直下に移送される。(移動手段)
外形検査カメラ20の笠の部分には発光ダイオードなどの照明が取り付けられており、撮像時に発光する。
本実施例の場合は、記録部6に記録されたマッピングデータに基づいて制御部3がレーザーマーカー21とリングテーブル30を制御して、不良なガラス基板41のチップの表面にのみ×印を記載するよう構成されている。(マーキングする手段)
他に制御部3が制御作業を、判断部4が判断手段を、演算部5が演算手段を、記録部6が記録出力手段をまかなっている。
フラットリング40に張られた粘着シート42はリングエキスパンド32に形成されたリングエキスパンド凸部322によって外周方向に引き伸ばされながら下降してきたリングクランプ31との間で挟まれて微動しないように保持される。
外形検査はガラス基板41の各チップ毎に外形検査カメラ20で撮像され判断部4に送信される。判断部4ではあらかじめ撮像された良好なチップの映像と比較して良否を判断する。
本実施例の場合はCPUに組込まれたメモリーが記録部6になっている。
レーザーマーカー21は一定の範囲内であればレーザ光を移動させて対象物に書き込みすることができるので、レーザーマーカー21の作図範囲内に不良チップが位置するようリングテーブル30を移動させてマーキングする。
ガラス基板41を扱う次工程の装置に上記マッピングデータを読み込んで制御できる構成にしてあれば、レーザーマーカー21が×印を付けたガラスの基板41のチップを選択しないようにプログラミングして制御すれば、レーザ光によるマーキングがなくても、次工程の装置では自動で取捨選択することができる。
従来は不良品がなく、まったくマーキングされなかったフラットリング40の場合は検査前か否か区別が付かず混乱を招いていた。
ガラス基板検査装置
2
架台
3
制御部
4
判断部
5
演算部
6
記録部
20
外形検査カメラ
201 カメラアーム
21
レーザーマーカー
211 カバー
22
板厚検査部
221 板厚センサー
222 モータ
223 アーム
23 リングチャック
231 リングチャックアーム
232 リングチャックベース
233 モータ
234 ねじ軸
25
マガジン
251
上段のマガジン
252
下段のマガジン
26
マガジンエレベータ
30
リングテーブル
301
Y軸ベース
302
Y軸モータ
303
Yねじ軸
304
X軸ベース
305
X軸モータ
306
Xねじ軸
307
θ軸ベース
308
θ軸モータ
309
θ軸ギャ
31
リングクランプ
311 リングクランプ凹部
32
リングエキスパンド
321
リングエキスパンドギャ
322
リングエキスパンド凸部
323
エキスパンドモータ
324
エキスパンドねじ軸
40
フラットリング
401
フラットリング凹部
402
フラットリング凹部
41
ガラス基板
42
粘着シート
90
パネルディスプレイ(従来例)
91
架台(従来例)
Claims (5)
- 複数個のチップに分割されたガラス基板が中央部に粘着された粘着シートの外周辺部をフラットリングに粘着した状態で検査するガラス基板検査装置において、
前記フラットリングを着脱可能にしたリングテーブルと、
前記リングテーブルを作業位置ごとに移動させるリングテーブル移動手段と、
前記リングテーブル移動手段により撮像作業位置に移動させられた前記リングテーブルに保持された前記複数個のチップに分割されたガラス基板を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段によって得られた前記複数個のチップに分割されたガラス基板の画像をあらかじめ記憶された複数個のチップに分割されたガラス基板の正規画像と比較して前記複数個のチップに分割されたガラス基板の良不良を判断する判断手段と、
前記判断手段による前記複数個のチップに分割されたガラス基板の良不良をマッピングする演算手段と、
前記演算手段によって作成されたマッピングテータを記録手段に記録し必要に応じて出力する記録出力手段とを、
備えたことを特徴とするガラス基板検査装置。
- 前記移動手段によってマーキング作業位置に移動させられた前記複数個のチップに分割されたガラス基板の、前記記録出力手段による記録されたマッピングデータに基づき、該複数個のチップに分割されたガラス基板の不良部分をマーキングする手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のガラス基板検査装置。
- 前記移動手段によって前記複数個のチップに分割されたガラス基板が載置された前記リングテーブルが測定作業位置に移動させられると、該複数個のチップに分割されたガラス基板の板厚を測定する板厚測定手段を備えたことを特徴とする請求項1、2記載のガラス基板検査装置。
- 前記移動手段によって、前記リングテーブルが載置位置に移動させられると前記複数個のチップに分割されたガラス基板を前記リングテーブルに載置するガラス基板載置手段を備えたことを特徴とする請求項1、2、3記載のガラス基板検査装置。
- 前記移動手段によって、前記複数個のチップに分割されたガラス基板が載置された前記リングテーブルが収納作業位置に移動させられると、載置されている前記複数個のチップに分割されたガラス基板を収納部に収納するガラス基板収納手段を備えたことを特徴とする請求項1、2、3記載のガラス基板検査装置。
Priority Applications (1)
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2008
- 2008-07-31 JP JP2008197265A patent/JP2010032456A/ja active Pending
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