JP2013205340A - ディスク表面検査方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のディスクについて検査した結果を重ね合わせてのディスク表面の特定の位置に繰り返し発生する欠陥を抽出することを可能にする。
【解決手段】カセットに収納されたディスクを取り出して搬送する搬送手段と、ディスクを搭載して回転しながら一方向に移動するスピンドル軸とスピンドル軸の回転角度を検出する回転角度検出部と備えたテーブル手段と、ディスクに光を照射してその反射光を検出する光学検出手段と、検出信号を処理して欠陥を検出する信号処理手段と、出力手段とを備えたディスク表面の欠陥検査装置において、信号処理手段は、スピンドル軸の回転角度情報とカセットに収納された状態でのディスクの特定の個所の位置情報とを用いて検出した欠陥の位置をディスクの特定の個所の位置を基準とした位置情報に変換して記憶するようにした。
【選択図】図1A

Description

本発明は、磁気ディスクや光ディスクなどのディスクの表面を検査して傷などの欠陥を検出するディスク表面検査方法及びその装置に関する。
磁気ディスクの表面の傷などの欠陥を検査する技術として、例えば特開2011−122998号公報(特許文献1)には、磁気ディスクの表面全体に亘って多数の集計トラック領域を設定して欠陥を検出することが記載されている。すなわち、設定した多数の集計トラック領域について半径別の集計トラック領域ごとに検出した欠陥の欠陥数ヒストグラムデータを作成し、この半径別の集計トラック領域の欠陥数のヒストグラムデータのうち標準偏差値を越える欠陥数を検出した集計トラック領域において、円周疵を検出をする。あるいは、設定した多数の集計トラック領域について角度別の集計トラック領域ごとに検出した欠陥の欠陥数ヒストグラムデータを作成し、欠陥数ヒストグラムデータのうち標準偏差値を越える数の欠陥を検出した集計角度領域において島状欠陥の検出をする。これにより円周疵あるいは島状欠陥を他の欠陥と分離して欠陥検出処理を段階的に行うことができるので、検出される欠陥数が増加してもデータ処理装置の処理ロードを低減することができることが記載されている。
特開2011−122998公報
磁気ディスクや光ディスクなどのディスク表面の欠陥の発生原因の一つとして、洗浄工程が挙げられる。洗浄工程で発生する欠陥には、ディスク表面の特定の個所に繰り返し発生するという特徴がある。したがって、この洗浄工程で発生した欠陥を特定するためには、洗浄工程を経たディスクの表面を検査して、複数のディスクの検査結果を重ね合わせることにより、複数のディスク表面の特定の位置に繰り返し発生する欠陥を抽出することが必要になる。
しかるに、特許文献1に記載されている発明では、検査対象である磁気ディスク上の欠陥の半径方向の位置を特定して複数の磁気ディスク間の欠陥データを比較することは可能であるが、欠陥の角度方向(周方向)の位置を特定することについては配慮されていなかった。
本発明は、ディスク表面の欠陥を検出する場合に、検出した欠陥の半径方向及び角度方向(周方向)の位置を特定し、複数のディスクについて検査した結果を重ね合わせてのディスク表面の特定の位置に繰り返し発生する欠陥を抽出することを可能にするディスク表面検査装置を提供するものである。
上記した課題を解決するために、本発明では、ディスクの表面を検査する装置を、カセットに収納されたディスクを取り出して搬送する搬送手段と、この搬送手段で搬送されたディスクを搭載するスピンドル軸とこのスピンドル軸を回転駆動する回転駆動部とスピンドル軸の回転角度を検出する回転角度検出部とスピンドルを一軸方向に駆動する直線駆動部とを備えたテーブル手段と、スピンドル軸に搭載されたディスクに光を照射する光照射部とこの光照射部により光が照射されたディスクからの反射光を集光して検出する集光検出部をと備えた光学検出手段と、この光学検出手段でディスクからの反射光を集光して検出した信号を処理して磁気ディスク上の欠陥を検出する信号処理手段と、この信号処理手段で処理した結果を出力する出力手段とを備えて構成し、信号処理手段は、テーブル手段の回転角度検出部から出力されるスピンドル軸の回転角度情報とカセットに収納された状態でのディスクの特定の個所の位置情報とを用いて前記検出した欠陥の位置をディスクの特定の個所の位置を基準とした位置情報に変換して記憶するようにした。
また、上記した課題を解決するために、本発明では、ディスクの表面を検査する装置を、カセットに収納されたディスクを取り出して搬送する第1の搬送手段と、この第1の搬送手段で搬送されたディスクを搭載する第1のスピンドル軸とこの第1のスピンドル軸を回転駆動する回転駆動部と第1のスピンドル軸の回転角度を検出する第1の回転角度検出部と第1のスピンドル軸を一軸方向に駆動する第1の直線駆動部とを備えた第1のテーブル手段と、第1のスピンドル軸に搭載されたディスクを取出し、この取出したディスクを反転させて搬送する第2の搬送手段と、この第2の搬送手段で搬送された反転されたディスクを搭載する第2のスピンドル軸とこの第2のスピンドル軸を回転駆動する回転駆動部と前記第2のスピンドル軸の回転角度を検出する第2の回転角度検出部と前記第2のスピンドル軸を一軸方向に駆動する第2の直線駆動部とを備えた第2のテーブル手段と、第1のスピンドル軸または第2のスピンドル軸に搭載されたディスクに光を照射する光照射部と該光照射部により光が照射されたディスクからの反射光を集光して検出する集光検出部をと備えた光学検出手段と、この光学検出手段でディスクからの反射光を集光して検出した信号を処理して磁気ディスク上の欠陥を検出する信号処理手段と、この信号処理手段で処理した結果を出力する出力手段とを備えて構成し、信号処理手段は、第1のテーブル手段の第1の回転角度検出部から出力される第1のスピンドル軸の回転角度情報とカセットに収納された状態でのディスクの特定の個所の位置情報とを用いて検出した欠陥の位置をディスクの特定の個所の位置を基準とした位置情報に変換して記憶するとともに、第2のテーブル手段の第2の回転角度検出部から出力される第2のスピンドル軸の回転角度情報と第1のスピンドル軸から取出される直前のディスクの特定の個所の位置情報とを用いて前記検出した欠陥の位置をディスクの特定の個所の位置を基準とした位置情報に変換して記憶するようにした。
更に、上記した課題を解決するために、本発明では、カセットに収納されたディスクを取り出してスピンドル軸に搭載し、このディスクを搭載したスピンドル軸をこのスピンドル軸の回転角度を検出しながら回転駆動させるとともにする一軸方向に移動させながらスピンドル軸に搭載されたディスクに光を照射してこの光が照射されたディスクからの反射光を集光して検出し、ディスクからの反射光を集光して検出した信号を処理してディスク上の欠陥を検出し、この欠陥を検出した結果を出力するディスクの表面を検査する方法において、検出した信号を処理することを、スピンドルの回転角度を検出した信号から得られるスピンドル軸の回転角度情報とカセットに収納された状態でのディスクの特定の個所の位置情報とを用いて前記検出した欠陥の位置をディスクの特定の個所の位置を基準とした位置情報に変換して記憶するようにした。
更にまた、上記した課題を解決するために、本発明では、カセットに収納されたディスクを取り出してこのディスクの第1の面を上側にして第1のスピンドル軸に搭載し、このディスクを搭載した第1のスピンドル軸をこの第1のスピンドル軸の回転角度を検出しながら回転駆動させるとともにする一軸方向に移動させながら第1のスピンドル軸に搭載されたディスクの第1の面に光を照射してこの光が照射された前記ディスクの第1の面からの反射光を集光して検出し、このディスクの第1の面からの反射光を集光して検出した信号を処理してディスクの第1の面上の欠陥を検出し、第1のスピンドルに搭載されたディスクを取出し、この取出したディスクを反転させて搬送してこのディスクの第2の面を上側にして第2のスピンドル軸に搭載し、このディスクの第2の面を上側にして搭載した第2のスピンドル軸をこの第2のスピンドル軸の回転角度を検出しながら回転駆動させるとともにする一軸方向に移動させながら第2のスピンドル軸に搭載されたディスクの第2の面に光を照射してこの光が照射されたディスクの第2の面からの反射光を集光して検出し、このディスクの第2の面からの反射光を集光して検出した信号を処理してディスクの第2の面上の欠陥を検出し、ディスクの第1の面上の欠陥を検出した結果とディスクの第2の面上の欠陥を検出した結果とを出力するディスクの両面を検査する方法において、ディスクの第1の面からの反射光を検出した信号を処理することを、第1のスピンドルの回転角度を検出した信号から得られる第1のスピンドル軸の回転角度情報とカセットに収納された状態でのディスクの特定の個所の位置情報とを用いて検出した欠陥の位置をディスクの特定の個所の位置を基準とした位置情報に変換して記憶し、ディスクの第2の面からの反射光を検出した信号を処理することを、第2のスピンドル軸の回転角度情報と第1のスピンドルから取出される直前のディスクの特定の個所の位置情報とを用いて前記検出した欠陥の位置をディスクの特定の個所の位置を基準とした位置情報に変換して記憶するようにした。
本発明によれば、半径の位置だけでなく、ディスクの角度位置も固定して検査を行うことで、洗浄工程からのディスクの位置をある程度固定した検査を可能としたために、洗浄機工程の不良を検査装置側で見つけることが可能となる。
本発明の実施例に係るディスク表面検査装置の全体の構成を示すブロック図である。 カセットに収納された状態の磁気ディスクを示すカセットの断面図である。 本発明の実施例に係るディスク表面検査装置の第1のテーブル部160、第2のテーブル部170、光学検査ユニット180及び制御部190の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係るディスク表面検査装置の処理の流れを表すフローチャートである。 本発明の実施例に係る検出した欠陥を分類する処理の流れを示すフローチャートである。 円周欠陥や島状欠陥の発生位置を、磁気ディスクの原点を基準とした時の複数の基板で検出された欠陥の分布を示す欠陥マップである。 欠陥信号を磁気ディスクの原点を基準とする角度情報に変換することをしない従来の方法における複数の基板で検出された欠陥の分布を示す欠陥マップである。 本発明の実施例に係る検査結果を表示した出力部の画面の正面図である。
磁気ディスクなどの円板状のディスクの表面を洗浄し、洗浄後のディスク表面を乾燥させる一連の工程において、洗浄後のディスクはカセットに収納されて搬送されるために、乾燥工程を経たカセット内の各ディスクは、洗浄工程における洗浄装置内でのディスクの周方向の互いの位置関係が一定に保たれた状態になっている。
本発明は、この乾燥工程を経てカセットに収納された状態で搬送されてきたディスクをカセットから1枚ずつ取り出して磁気ディスクの表面の欠陥を検査する検査装置に関するものである。
ディスクを洗浄する工程においては、洗浄装置の特定の個所で洗浄中のディスクの面に傷をつけてしまうことがある。このような洗浄装置に起因する傷が発生した場合には、傷発生の原因となった洗浄装置内の個所を早急に特定して対策を講じなければならないが、ディスクは、一般的に表面には周方向の位置を確認するための目印となるパターンやマークがないため、複数のディスクを検査して検出したそれぞれのディスクごとの欠陥が前工程(この場合は、洗浄工程)における同じ発生原因によって各ディスクの同じ位置(周方向及び半径方向が同じ位置)に発生したものであるのかを特定することが難しい。
そこで、本発明では、洗浄工程における洗浄装置内でのディスクの周方向の互いの位置関係が一定に保たれた状態になっており、乾燥工程を経て検査装置には、カセットに収納された状態で互いの位置関係が保たれた状態のディスクが搬送されてくるという性質を利用した。
即ち、カセットに収納されている状態でのディスクの周方向の位置を基準(例えば、カセットに収納された状態でのディスクの頂点(一番高い点)を角度方向の基準、即ち原点とする)として、検査装置ではこの基準位置を確実に把握できるように構成した。そして、検査装置では、ディスクを検査して得たデータを、この基準位置に基づく角度情報と対応させて記憶するように構成した。
その結果、複数のディスクの検査データを、基準位置に対する各欠陥の角度情報と半径方向の位置情報とを用いて高い信頼性をもって統合することを可能にし、複数のディスクの同じ位置に発生した欠陥を特定できるようにした。
これにより、前工程における欠陥発生個所を特定し、欠陥の原因の探求を容易に行えるようにした。
以下に、本発明の実施例を、図を用いて説明する。
図1Aは、本実施例にかかるディスク表面検査装置100の平面図である。ディスク表面検査装置100は、検査機構部110と制御部190と出力部200とを備えている。
制御部190は、検査機構部110の各部の動作を制御するとともに検査機構部110で検出した欠陥の信号を処理して検出した欠陥を分類する。出力部200は、制御部190で処理した結果を出力する。
本実施例においては、検査対象のディスクとして、磁気ディスクを検査する場合について説明する。
検査機構部110は、図示していない乾燥工程から送られてきた表面が乾燥された磁気ディスク10を収納したカセット20−1,20−2,20−3及び収納していた磁気ディスクの検査が終了してからの状態になったカセット20−4を順次搬送するカセット搬送部111、検査終了後の磁気ディスクを、検査の結果に応じて、両面とも基準値以上の欠陥が検出されなかった磁気ディスクを収納するカセット30、一方の面に基準値以上の数の欠陥が検出された磁気ディスクを収納するカセット40、両面とも基準値を超える数の欠陥が検出された磁気ディスクを収納するカセット50を収納する検査済み磁気ディスク収納カセット部112、欠陥検査部113とを備えている。
欠陥検査部113は、カセット20−3に収納されている磁気ディスク10を爪部121で挟んでカセット20−3から取り出して第1の仮置き台151に仮置きする第1のハンドリングロボット120、磁気ディスク10を載置して回転させる第1のスピンドル161を備えた第1のテーブル部160、爪部131と132とを固定したスライド133とこのスライドの動きのガイドをするスライドベース134と備えて第1の仮置き台151に仮置きした磁気ディスク10を第1のスピンドル161に搬送するとともに表面の検査が終わって第1のスピンドル161に載っている磁気ディスクを第2の仮置き台152に搬送する第1の磁気ディスク搬送部130、表面が検査されて第1の磁気ディスク搬送部130により第2の仮置き台152に搬送されてきた磁気ディスク10を爪部123で挟んで反転させて第3の仮置き台153に裏面を上面にして仮置きする第2のハンドリングロボット122、裏面を上面にした磁気ディスク10を載置して回転させる第2のスピンドル171を備えた第2のテーブル部170、爪部141と142とを固定したスライド143とこのスライド143の動きのガイドをするスライドベース144とを備えて第3の仮置き台153に裏面を上面にして仮置きした磁気ディスク10を第2のスピンドル171に搬送するとともに裏面の検査が終わって第2のスピンドル171に載っている磁気ディスク10を第4の仮置き台154に搬送する第2の磁気ディスク搬送部140、第1のスピンドル161または第2のスピンドル171に載置された磁気ディスクの表面または裏面を光学的に検査する光学検査ユニット180、第2の磁気ディスク搬送部140により仮置き台154に搬送された表面と裏面との検査が終了した磁気ディスク10を爪部125で挟んで仮置き台154から取出して検査の結果に応じて良品収納カセット30、片面不良品収納カセット40、両面不良品収納カセット50の何れかに収納させる第3のハンドリングロボット124を備えている。
制御部190は、検査機構部110のカセット搬送部111、検査済み磁気ディスク収納カセット部112、第1のハンドリングロボット120、第1のテーブル部160、光学検査ユニット180、第1の磁気ディスク搬送部130、第2のハンドリングロボット122、第2の磁気ディスク搬送部140、第2のテーブル部170、第3のハンドリングロボット124をそれぞれ制御して、カセットに収納された磁気ディスクを取り出して磁気ディスク10の表面と裏面とを順次検査し、検査の結果に応じてそれぞれの収納カセットに収納させる一連の動作を制御する。
次に、図2を用いて第1のテーブル部160、第2のテーブル部170、光学検査ユニット180及び制御部190の詳細な構成を説明する。
光学検査ユニット180は、磁気ディスク10の上面に光を照射する照明光学系181と、照明光学系181により光が照射された磁気ディスク10の上面からの反射光を集光する検出光学系182、検出光学系182で集光された磁気ディスク10の上面からの反射光を検出して検出した反射光量に応じた電気信号を出力する検出器183を備えている。
一方、第1のテーブル部160は、磁気ディスク10を載置して回転するスピンドル161、スピンドル161を回転駆動する回転駆動部162、回転駆動部162の駆動源である回転駆動用モータ163、回転駆動用モータ163の回転角度を検出するロータリエンコーダ164、スピンドル161を磁気ディスク10の半径方向(X方向)に直線的に移動させるXステージ165、Xステージ165の駆動源である直進駆動用モータ166、直進駆動用モータ166の回転角度を検出するロータリエンコーダ167とを備えている。
第2のテーブル部170は、磁気ディスク10を載置して回転するスピンドル171、スピンドル171の回転を駆動する回転駆動部172、回転駆動部172の駆動源である回転駆動用モータ173、回転駆動用モータ173の回転角度を検出するロータリエンコーダ174、スピンドル171を磁気ディスク10の半径方向(X方向)に直線的に移動させるXステージ175、Xステージ175の駆動源である直進駆動用モータ176、直進駆動用モータ176の回転角度を検出するロータリエンコーダ177とを備えている。
検出光学系182で集光された磁気ディスク10の上面からの反射光を検出した検出器183からの出力は、制御装置190に入力されてA/D変換器191でデジタル信号に変換されて欠陥検出処理部192に入力され、予め設定した信号レベルよりも大きい検出信号を欠陥として検出する。検出した欠陥の情報は、欠陥メモリ部194に送られる。
第1のテーブル部160における検査の場合、回転駆動部162はθ駆動回路部1961で制御された回転駆動用モータ163で駆動され、ロータリエンコーダ164からの信号に基づいてθ座標抽出回路部1962でスピンドル161の回転角度がモニタされる。θ座標抽出回路部1962でモニタしたスピンドル161の回転角度情報は、欠陥メモリ194に送られる。
また、Xステージ163は、R駆動回路部1963で制御された直進駆動用モータ166により駆動され、ロータリエンコーダ167から出力される信号からR座標抽出回路部1964でスピンドル161のR座標(X座標)位置がモニタされる。R座標抽出回路部1904でモニタしたスピンドル161のR座標位置情報は、欠陥メモリ194に送られる。
一方、第2のテーブル部170における検査の場合、回転駆動部172はθ駆動回路部1971で制御された回転駆動用モータ173で駆動され、ロータリエンコーダ174からの信号に基づいてθ座標抽出回路部1972でスピンドル171の回転角度がモニタされる。θ座標抽出回路部1972でモニタしたスピンドル171の回転角度情報は、欠陥メモリ194に送られる。
また、Xステージ173は、R駆動回路部1973で制御された直進駆動用モータ176により駆動され、ロータリエンコーダ177から出力される信号からR座標抽出回路部1974でスピンドル171のR座標(X座標)位置がモニタされる。R座標抽出回路部1904でモニタしたスピンドル171のR座標位置情報は、欠陥メモリ194に送られる。
欠陥メモリ194では、欠陥検出処理部192から出力された欠陥の情報とその時のθ座標抽出回路部1962でモニタしたスピンドル161の回転角度情報またはθ座標抽出回路部1972でモニタしたスピンドル171の回転角度情報及びR座標抽出回路部1964でモニタしたスピンドル161のR座標位置情報またはR座標抽出回路部1974でモニタしたスピンドル171のR座標位置情報とを抽出することにより、欠陥検出処理部192で検出した欠陥を磁気ディスク10上のR−θ情報と関連付けて記憶する。
欠陥メモリ194でR−θ情報と関連付けられた欠陥情報はデータ処理部195に送られて、欠陥の形状や大きさが判定される。
ここで、図1Bに示すように洗浄工程から乾燥工程を経て収納カセット20で磁気ディスク10の同じ個所が頂点11の位置に保たれた状態で検査機構部110に反応されてくる。図1Aに示した構成において、第1のハンドリングロボット120は、収納カセット20−3に収納されている磁気ディスク10を毎回一定の状態で第1の仮置き台151に搬送し、第1の磁気ディスク搬送部130は第1の仮置き台151に仮置きされた磁気ディスク10をそのままの状態で第1のテーブル部160のスピンドル161に載置するので、スピンドル161に載置された状態の磁気ディスク10と収納カセット20−3に収納されている状態の磁気ディスク10との周方向(回転方向)の位置関係は常に一定の関係にある。
そこで、θ駆動回路部1901により駆動制御されるスピンドル161が磁気ディスク10を搭載した後に回転を開始してからの回転角度に対応するロータリエンコーダ164から出力される信号をθ座標抽出回路部1902でモニタすることにより、スピンドル161に載置されてスピンドル161の回転と一緒に回転している磁気ディスク基板10のθ座標(回転角度)、即ち、磁気ディスク10が収納カセット20−3に収納されていた状態での磁気ディスク10の頂点を基準とした角度をモニタすることができる。ただし、ここでは便宜上磁気ディスク10の頂点を基準として説明するが、スピンドル161に載置された状態の磁気ディスク10と収納カセット20−3に収納されている状態の磁気ディスク10との周方向(回転方向)の位置関係は常に一定の関係にあるという特性を路用するので、磁気ディスク10の最下点または真横(頂点から90度の位置)など、頂点以外の位置を基準としてもよい。
また、第1のテーブル部160で検査を終えた磁気ディスク10のθ座標(回転角度)情報を記憶しておくことにより、上記に説明したのと同様に、スピンドル161から搬出されてスピンドル171に載置されるまでの磁気ディスク10の回転角度方向の位置はスピンドル161から搬出される直前の状態に対して常に一定の関係にあるので、第2のテーブル部170で磁気ディスク10に裏面を検査するときに、第1のテーブル部160の例で説明したのと同様にして、磁気ディスク10が収納カセット20−3に収納されていた状態での磁気ディスク10の頂点を基準とした磁気ディスク10の裏面の角度をモニタすることができる。
次に、1枚の磁気ディスク10が、収納カセット20−3から取出されて、表面及び裏面が検査され、収納カセット30,40,50の何れかに収納されるまでのディスク表面検査装置100の一連の流れを、図3を用いて説明する。
まず、カセット搬送部111のカセット20−3に収納されている洗浄工程及び乾燥工程を経てきた磁気ディスク10を第1のハンドリングロボットのチャック部121で挟んで磁気ディスク10をカセット20−3から取出して第1の仮置き台151に載置する(S301)。次に、第1の仮置き台151に載置された磁気ディスク10を第1の磁気ディスク搬送部130の爪部131に載せ、スライド133が制御部190により制御されてスライドベース134に沿って移動して磁気ディスク10をスピンドル161の位置まで搬送して第1のテーブル部160の第1のスピンドル161に搭載する(S302)。
次に、磁気ディスク10を搭載したスピンドル161はθ駆動回路部1961で制御された回転駆動用モータ163で駆動されて回転するとともにXステージ165がR駆動回路部1963で制御された直進駆動モータ166で駆動されてR方向(X方向)に一定の速度で移動して、光学検査ユニット180で磁気ディスク表面の検査を行う(S303)。このとき、前述したように、スピンドル161に搭載した時点で磁気ディスク10がカセット20−3に収納されていた時の頂点の位置が判明しているので、θ駆動回路部1961で制御された回転駆動用モータ163で駆動されて回転しているスピンドル161の回転角度をロータリエンコーダ164からの出力信号をθ座標抽出回路部1962でモニタして欠陥メモリ部194に送ることにより、光学検査ユニット180で検出した磁気ディスク10の表面側の欠陥を、磁気ディスクの角度情報と対応させて記憶することができる。
同時に、ロータリエンコーダ167からの出力信号をR座標抽出回路部1964でモニタしたスピンドル161のR座標情報も欠陥メモリ部194に送ることにより、R座標にも対応させて記憶させることができる。欠陥メモリ部194では、検出された欠陥のθ座標情報を用いて、磁気ディスク10の基準位置に対する角度情報に変換してR座標情報とともに記憶する。
光学検査ユニット180による磁気ディスク10の表面の検査が終了したら、θ駆動回路部1961で制御して回転駆動用モータ163の駆動を停止しスピンドル161の回転を停止させる。この停止時点でのスピンドル161の回転角度をロータリエンコーダ164からの出力信号に基づいてθ座標抽出回路部1962でモニタして欠陥メモリ部194に送って記憶しておく(S304)。
次に、スピンドル161の回転が完全に停止した状態で、第1の磁気ディスク搬送部130の爪部132で磁気ディスク10をスピンドル161から持ち上げ、スライド133が制御部190により制御されてスライドベース134に沿って移動して磁気ディスク10を第2の仮置き台152まで移動させ、磁気ディスク10を第2の仮置き台152に載置する(S305)。次に、この第2の仮置き台152に載置された磁気ディスク10を第2にハンドリングロボット122のチャック部123でチャックして第2の仮置き台152から持ち上げて磁気ディスク10を反転させて裏面側を上にして第3の仮置き台153に載置する(S306)。
第3の仮置き台153に載置された磁気ディスク10は第2の磁気ディスク搬送部140の爪部142により第3の仮置き台153から持ち上げられ、スライド143が制御部190により制御されてスライドガイド144に沿って移動することにより第2のテーブル部170のスピンドル171に搭載する(S307)。このとき、スピンドル161から取り外してスピンドル171に搭載するまでの磁気ディスク10の周方向の位置の変化量は毎回同じであるので、磁気ディスク10をスピンドル171に搭載した時点での磁気ディスク10の基準位置は、欠陥メモリ194に記憶しておいたスピンドル161の回転停止時の回転角度情報から求めることができる(S308)。
次に、磁気ディスク10を搭載したスピンドル171はθ駆動回路部1971で制御された回転駆動用モータ173で駆動されて回転するとともにXステージ173がR駆動回路部1973で制御された直進駆動モータ176で駆動されてR方向(X方向)に一定の速度で移動して、光学検査ユニット180で磁気ディスク表面の検査を行う(S309)。
このとき、θ駆動回路部1971で制御された回転駆動用モータ173で駆動されて回転しているスピンドル171の回転角度をロータリエンコーダ174からの出力信号をθ座標抽出回路部1972でモニタして欠陥メモリ部194に送ることにより、光学検査ユニット180で検出した磁気ディスク10の裏面側の欠陥を、磁気ディスクの角度情報と対応させて記憶することができる。同時に、ロータリエンコーダ177からの出力信号をR座標抽出回路部1974でモニタしたスピンドル171のR座標情報も欠陥メモリ部194に送ることにより、R座標にも対応させて記憶させることができる。
欠陥メモリ部194では、検出された欠陥のθ座標情報を用いて、磁気ディスク10の基準位置に対する角度情報に変換してR座標情報とともに記憶する。光学検査ユニット180による磁気ディスク10の裏面の検査が終了したら、θ駆動回路部1971でスピンドル171の回転を停止させる。
次に、裏面の検査を終了した磁気ディスク10は、第2の磁気ディスク搬送部140の爪部141によりスピンドル171から持ち上げられ、スライド143が制御部190により制御されてスライドガイド144に沿って移動することにより第4の仮置き台154に搭載する(S310)。最後に、第3のハンドリングロボット124のチャック部125で第4の仮置き台154に搭載されている磁気ディスク10をチャックして第4の仮置き台154から持ち上げ、磁気ディスク10の表面と裏面との検査結果に応じて収納カセット30,40,50の何れかに検査が終了した磁気ディスクを収納する(S311)。
以上が、1枚の磁気ディスク10が収納カセット20−3から取出されて表面及び裏面が検査され、収納カセット30,40,50の何れかに収納されるまでのディスク表面検査装置100の一連の流れであるが、実際には、2枚の基板を交互に検査する。即ち、1枚目の基板について表面の検査が終わって裏面検査のためにスピンドル171へ搬送されている最中に2枚目の基板の表面を検査し、2枚目の基板をスピンドル161から取り外して裏面検査のために搬送されている最中に1枚目の基板の裏面検査を行う。
次に、制御部190のデータ処理・制御部195で欠陥メモリ194からの欠陥検出信号を受けて処理する処理の流れについて図4を用いて説明する。
欠陥メモリ194には、光学検査ユニット180の検出器183から出力された検出信号のうち、データ処理制御部195に予め設定された基準信号を用いて欠陥抽出処理部192において基準信号よりも大きな検出信号を抽出して欠陥メモリ194に抽出した欠陥信号の情報を送る。説明を簡単にするために、第1のテーブル部160で検査している場合について説明する。第2のテーブル部170で検査する場合についても同様である。欠陥抽出処理部192から欠陥信号の情報が送られてきた欠陥メモリ194では、欠陥信号の情報を、欠陥抽出処理部192から入力された欠陥信号に対応する表側θ座標抽出回路部1962からのスピンドル161の回転角度情報及び表側R座標抽出回路部1964からのスピンドル161のR座標情報と関連付けて記憶する。
データ処理・制御部195においては、欠陥メモリ194に記憶された回転角度情報及びR座標情報と関連付けられた欠陥信号を入力し(S401)、スピンドル161の回転角度情報と、磁気ディスク10がスピンドル161に載置された状態における磁気ディスク10の原点(カセット20−3に収納されていた状態での頂点の位置)のスピンドル161に対する角度情報(例えば、スピンドル161が移動するR方向を基準とする回転角度の情報)とを用いて、検出された欠陥の磁気ディスク10の原点を基準とする角度情報に変換する(S402)。
次に、変換した角度情報とR座標情報とを用いて、検出された欠陥を磁気ディスクに対応する領域を半径方向と角度方向とに多数に分割したセグメント領域にプロットし(S403)、半径が同じセグメント同士の欠陥の個数をカウントして各半径ごとに存在する欠陥の数の標準偏差σと各半径ごとの偏差値とを求める(S404)。次に、同じ角度方向のセグメント同士の欠陥の個数をカウントして各角度方向ごとに存在する欠陥の数の標準偏差σθと各角度方向ごとの偏差値とを求める(S405)。
次に、各半径ごとに存在する欠陥の数の標準偏差σが1より大きく、各角度方向ごとに存在する欠陥の数の標準偏差σθが1より小さいかチェックする(S406)。その結果、標準偏差σが1より小さく標準偏差σθが1より大きい場合には島状欠陥の抽出処理を行い(S407)、次に島状欠陥及び円周状欠陥以外のその他の欠陥の抽出処理を行う(S408)。
一方、標準偏差σが1より小さく標準偏差σθも1より小さいかチェックし(S409)、標準偏差σが1より小さく標準偏差σθも1より小さい場合には島状欠陥及び円周状欠陥以外のその他の欠陥の抽出処理を行う(S408)。
さらに、標準偏差σが1以上で標準偏差σθが1より小さいかチェックし(S410)、標準偏差σが1以上で標準偏差σθが1より小さい場合には円周状欠陥の抽出処理を行い(S411)、次に島状欠陥の抽出処理を行ってから(S407)島状欠陥及び円周状欠陥以外のその他の欠陥の抽出処理を行う(S408)。
最後に、標準偏差σと標準偏差σθとが何れも1以上の場合に標準偏差σと標準偏差σθとを比較し(S412)、標準偏差σが標準偏差σθよりも大きい場合には島状欠陥の抽出処理(S407)を行った後に円周状欠陥の抽出処理(S411)を行い、最後にその他の欠陥の抽出処理を行う(S408)。標準偏差σが標準偏差σθよりも小さい場合には円周状欠陥の抽出処理(S411)を行った後に島状欠陥の抽出処理(S407)を行い、その後にその他の欠陥の抽出処理を行う(S408)。
島状欠陥の抽出処理(S407)と円周状欠陥の抽出処理(S411)とは、特許文献1に記載されている方法と同じなので、詳細な説明を省略する。
上記に説明した処理のフローのS402において、入力した欠陥メモリ194に記憶された回転角度情報及びR座標情報と関連付けられた欠陥信号を磁気ディスク10の原点を基準とする角度情報に変換するため、図5Aに示すように、その後の処理ステップを経て検出された円周欠陥や島状欠陥の発生位置を、磁気ディスク10の原点(図5Aの場合は、検査結果の0度の位置)を基準として複数の基板(図5Aの場合は、n枚目、n+1枚目、n+2枚目)に亘って比較することが可能になる。一方、欠陥信号を磁気ディスク10の原点を基準とする角度情報に変換することをしない従来の方法では、図5Bに示すように検出される欠陥の位置情報が毎回異なっているために、検査結果の0度の位置を基準として複数の基板における検査データを重ねても、検査結果の0度の位置が各基板ごとにばらばらであるために、複数の基板に亘って欠陥を比較することができない。
図6に、検査結果を出力部200の画面上に出力する表示の例を示す。
出力部200の画面210上には、磁気ディスクの表面上の欠陥の分布を示すマップ220と、磁気ディスクの裏面上の欠陥の分布を示すマップ230とが表示される。
マップ220とマップ230とは、分割された各セグメント(図中で点線で区切られた各領域)ごとの欠陥数に応じて色分けして表示される。また、画面の右下の領域211に表示されている数字は、欠陥情報を重ね合わせた基板の枚数を表示している。オペレータは、画面上で任意の重ね合わせ枚数を指定して実行ボタン212をクリックすることにより、マップ220とマップ230とに指定した枚数の欠陥データを重ね合わせて表示することができる。また、セグメント領域を半径ごとまたは角度ごとに統合して表示させることもできる。また、各セグメント領域ごとに欠陥数に応じて色分けして表示することもできる。
このように、複数の磁気ディスクの検査結果を位置を合わせた状態で表示することにより、局所的に発生する欠陥を強調して表示することができ、洗浄工程における欠陥発生の個所を特定することが容易になる。
また、従来の技術においては欠陥の角度位置がバラバラのためエラー扱いにならなかったが、本実施例で説明したように検査対象の磁気ディスクに共通の座標原点を設定して各磁気ディスク毎の角度を一致させたことで、ディスク毎に連続して特定エリアに欠陥が集中する場合、洗浄装置をエラーとして即停止させることが可能となる。
また、欠陥がどのエリアに集中しているか判別することで、洗浄装置において問題となる欠陥発生個所の特定が検査装置にて可能となる。例えば、ディスクの下部に欠陥が集中していた場合、洗浄後の水滴が乾き切らずシミとなって残っている可能性があるので、洗浄装置の改善を行うという具合となる。
以上が発明の説明であるが、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
100・・・ディスク表面検査装置 110・・・検査機構部 120・・・第1のハンドリングロボット 122・・・第2のハンドリングロボット 124・・・第3のハンドリングロボット 130・・・第1の磁気ディスク搬送部 140・・・第2の磁気ディスク搬送部 160・・・第1のテーブル部 170・・・第2のテーブル部 180・・・光学検査ユニット 190・・・制御部 194・・・欠陥メモリ 195・・・データ処理・制御部 200・・・出力部。

Claims (10)

  1. ディスクの表面を検査する装置であって、
    カセットに収納されたディスクを取り出して搬送する搬送手段と、
    該搬送手段で搬送された前記ディスクを搭載するスピンドル軸と該スピンドル軸を回転駆動する回転駆動部と前記スピンドル軸の回転角度を検出する回転角度検出部と前記スピンドルを一軸方向に駆動する直線駆動部とを備えたテーブル手段と、
    前記スピンドル軸に搭載された前記ディスクに光を照射する光照射部と該光照射部により光が照射された前記ディスクからの反射光を集光して検出する集光検出部をと備えた光学検出手段と、
    該光学検出手段で前記ディスクからの反射光を集光して検出した信号を処理して前記磁気ディスク上の欠陥を検出する信号処理手段と、
    該信号処理手段で処理した結果を出力する出力手段と
    を備え、前記信号処理手段は、前記テーブル手段の回転角度検出部から出力される前記スピンドル軸の回転角度情報と前記カセットに収納された状態での前記ディスクの特定の個所の位置情報とを用いて前記検出した欠陥の位置を前記ディスクの特定の個所の位置を基準とした位置情報に変換して記憶することを特徴とするディスク表面検査装置。
  2. ディスクの表面を検査する装置であって、
    カセットに収納されたディスクを取り出して搬送する第1の搬送手段と、
    該第1の搬送手段で搬送された前記ディスクを搭載する第1のスピンドル軸と該第1のスピンドル軸を回転駆動する回転駆動部と前記第1のスピンドル軸の回転角度を検出する第1の回転角度検出部と前記第1のスピンドル軸を一軸方向に駆動する第1の直線駆動部とを備えた第1のテーブル手段と、
    前記第1のスピンドル軸に搭載された前記ディスクを取出し、該取出したディスクを反転させて搬送する第2の搬送手段と、
    該第2の搬送手段で搬送された前記反転されたディスクを搭載する第2のスピンドル軸と該第2のスピンドル軸を回転駆動する回転駆動部と前記第2のスピンドル軸の回転角度を検出する第2の回転角度検出部と前記第2のスピンドル軸を一軸方向に駆動する第2の直線駆動部とを備えた第2のテーブル手段と、
    前記第1のスピンドル軸または前記第2のスピンドル軸に搭載された前記ディスクに光を照射する光照射部と該光照射部により光が照射された前記ディスクからの反射光を集光して検出する集光検出部をと備えた光学検出手段と、
    該光学検出手段で前記ディスクからの反射光を集光して検出した信号を処理して前記磁気ディスク上の欠陥を検出する信号処理手段と、
    該信号処理手段で処理した結果を出力する出力手段と
    を備え、前記信号処理手段は、前記第1のテーブル手段の第1の回転角度検出部から出力される前記第1のスピンドル軸の回転角度情報と前記カセットに収納された状態での前記ディスクの特定の個所の位置情報とを用いて前記検出した欠陥の位置を前記ディスクの特定の個所の位置を基準とした位置情報に変換して記憶するとともに、前記第2のテーブル手段の第2の回転角度検出部から出力される前記第2のスピンドル軸の回転角度情報と前記第1のスピンドル軸から取出される直前の前記ディスクの特定の個所の位置情報とを用いて前記検出した欠陥の位置を前記ディスクの特定の個所の位置を基準とした位置情報に変換して記憶することを特徴とするディスク表面検査装置。
  3. 請求項1又は2に記載のディスクの表面の欠陥を検査する装置であって、前記出力手段は表示画面を有し、前記信号処理手段で検出して前記ディスクの特定の個所の位置を基準とした位置情報に変換して記憶した欠陥の情報を、複数のディスク分について重ねて前記表示画面上に表示することを特徴とするディスク表面検査装置。
  4. 請求項3記載のディスクの表面の欠陥を検査する装置であって、前記欠陥の情報を、前記画面上で指定した枚数分のディスクについて重ねて前記表示画面上に表示することを特徴とするディスク表面検査装置。
  5. 請求項3記載のディスクの表面の欠陥を検査する装置であって、前記出力手段は表示画面上に、前記ディスクの表面と裏面とにおける欠陥の情報を、それぞれ複数のディスク分について重ねて並べて表示することを特徴とするディスク表面検査装置。
  6. カセットに収納されたディスクを取り出してスピンドル軸に搭載し、
    該ディスクを搭載したスピンドル軸を該スピンドル軸の回転角度を検出しながら回転駆動させるとともにする一軸方向に移動させながら前記スピンドル軸に搭載された前記ディスクに光を照射して該光が照射された前記ディスクからの反射光を集光して検出し、
    該ディスクからの反射光を集光して検出した信号を処理して前記ディスク上の欠陥を検出し、
    該欠陥を検出した結果を出力する
    ディスクの表面を検査する方法であって、
    前記検出した信号を処理することを、前記スピンドルの回転角度を検出した信号から得られる前記スピンドル軸の回転角度情報と前記カセットに収納された状態での前記ディスクの特定の個所の位置情報とを用いて前記検出した欠陥の位置を前記ディスクの特定の個所の位置を基準とした位置情報に変換して記憶することを特徴とするディスク表面検査方法。
  7. カセットに収納されたディスクを取り出して該ディスクの第1の面を上側にして第1のスピンドル軸に搭載し、
    該ディスクを搭載した前記第1のスピンドル軸を該第1のスピンドル軸の回転角度を検出しながら回転駆動させるとともにする一軸方向に移動させながら前記第1のスピンドル軸に搭載された前記ディスクの第1の面に光を照射して該光が照射された前記ディスクの第1の面からの反射光を集光して検出し、
    該ディスクの第1の面からの反射光を集光して検出した信号を処理して前記ディスクの第1の面上の欠陥を検出し、
    前記第1のスピンドルに搭載された前記ディスクを取出し、該取出したディスクを反転させて搬送して該ディスクの第2の面を上側にして第2のスピンドル軸に搭載し、
    該ディスクを第2の面を上側にして搭載した前記第2のスピンドル軸を該第2のスピンドル軸の回転角度を検出しながら回転駆動させるとともにする一軸方向に移動させながら前記第2のスピンドル軸に搭載された前記ディスクの第2の面に光を照射して該光が照射された前記ディスクの第2の面からの反射光を集光して検出し、
    該ディスクの第2の面からの反射光を集光して検出した信号を処理して前記ディスクの第2の面上の欠陥を検出し、
    前記ディスクの第1の面上の欠陥を検出した結果と前記ディスクの第2の面上の欠陥を検出した結果とを出力する
    ディスクの両面を検査する方法であって、
    前記ディスクの第1の面からの反射光を検出した信号を処理することを、前記第1のスピンドルの回転角度を検出した信号から得られる前記第1のスピンドル軸の回転角度情報と前記カセットに収納された状態での前記ディスクの特定の個所の位置情報とを用いて前記検出した欠陥の位置を前記ディスクの特定の個所の位置を基準とした位置情報に変換して記憶し、前記ディスクの第2の面からの反射光を検出した信号を処理することを、前記第2のスピンドル軸の回転角度情報と前記第1のスピンドルから取出される直前の前記ディスクの特定の個所の位置情報とを用いて前記検出した欠陥の位置を前記ディスクの特定の個所の位置を基準とした位置情報に変換して記憶することを特徴とするディスク表面検査方法。
  8. 請求項6又は7に記載のディスクの表面の欠陥を検査する方法であって、前記検出して前記ディスクの特定の個所の位置を基準とした位置情報に変換して記憶した欠陥の情報を、複数のディスク分について重ねて表示画面上に表示することを特徴とするディスク表面検査方法。
  9. 請求項8記載のディスクの表面の欠陥を検査する方法であって、前記欠陥の情報を、前記画面上で指定した枚数分のディスクについて重ねて前記表示画面上に表示することを特徴とするディスク表面検査方法。
  10. 請求項8記載のディスクの表面の欠陥を検査する方法であって、前記表示画面上に、前記ディスクの第1の面と第2の面とにおける欠陥の情報を、それぞれ複数のディスク分について重ねて並べて表示することを特徴とするディスク表面検査方法。
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