JP2010029952A - 切削加工装置 - Google Patents

切削加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010029952A
JP2010029952A JP2008191754A JP2008191754A JP2010029952A JP 2010029952 A JP2010029952 A JP 2010029952A JP 2008191754 A JP2008191754 A JP 2008191754A JP 2008191754 A JP2008191754 A JP 2008191754A JP 2010029952 A JP2010029952 A JP 2010029952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
cover
wafer
scale
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008191754A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5291403B2 (ja
Inventor
Yohei Yamawaki
陽平 山脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2008191754A priority Critical patent/JP5291403B2/ja
Publication of JP2010029952A publication Critical patent/JP2010029952A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5291403B2 publication Critical patent/JP5291403B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Dicing (AREA)

Abstract

【課題】切削ブレードの位置検出手段のスケール部が切削加工で生じるミストによって汚染されることを防ぎ、位置情報を常に正確に読み取ることができるようにする。
【解決手段】切削スピンドル77,87を割り出し方向(Y方向)に送るスライダ71,81に対向する梁部52bの表面に、割り出し方向に延びるスケールプレート101を固定し、スケールプレート101をカバー104で覆い、ミストの付着を防ぐ。スライダ71,81の裏面にステー102を介してスケールプレート101の目盛りを読み取って位置情報を得る読み取り部103を固定し、カバー104に、ステー102が通るスリット105を形成する。カバー104内に収容したパイプ106の空気噴射口106aからスリット105に向けて空気を噴射し、カバー104内を正圧にするとともにスリット105からカバー104内へのミストの侵入を阻止する。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば半導体ウェーハや各種電子部品の基板といった薄板状のワークを回転ブレードによって切断加工したり溝加工したりするのに好適とされる切削加工装置に関する。
例えば半導体デバイス製造工程においては、円板状の半導体ウェーハの表面に格子状の分割予定ラインによって多数の矩形領域を区画し、これら矩形領域の表面にICやLSI等の電子回路を形成し、次いで裏面を研削した後に研磨するなど必要な処理をしてから、全ての分割予定ラインを切削して切断する、すなわちダイシングして、多数の半導体チップを得ている。このようにして得られた半導体チップは、樹脂封止によりパッケージングされて、携帯電話やPC(パーソナル・コンピュータ)等の各種電気・電子機器に広く用いられている。
半導体ウェーハをダイシングする装置としては、チャックテーブルに吸着して保持した半導体ウェーハに、高速回転させた円板状の薄い切削ブレードを切り込ませていくブレード式の切削加工装置が一般的である(例えば特許文献1)。この種の切削加工装置は、通常、切削ブレードがチャックテーブルに対して、切削の進行方向である加工送り方向と、加工送り方向に直交し、切削する分割予定ラインに切削ブレードを位置決めする割り出し方向の2方向に、相対的に移動するように構成されている。そして、精密な切削加工が求められることから、チャックテーブルに対する切削ブレードの相対的な位置を正確に把握するための位置検出手段を備えている。
位置検出手段としては、例えば切削ブレードが移動する場合には、切削ブレードの移動方向に延びるスケール部を固定部材に設け、このスケール部に形成された目盛りを光学的に読み取って位置情報を取得する読み取り部を、切削ブレードや切削ブレードと一体に移動する部材に取り付けるといった手段が採用されている。
特開平8−25209号公報
上記位置検出手段においては、切削ブレードの移動に応じて、読み取り部が、スケール部に形成された目盛りを位置情報として逐一読み取ることにより、チャックテーブルに対する切削ブレードの位置を常に把握して、切削ブレードの加工送りや割り出しの制御のためにフィードバックされる。ところで、切削ブレードでワークを切削加工するにあたっては、潤滑や冷却などを目的として切削水が加工点に供給される。その切削水には、切削加工で生じるコンタミと呼ばれる細かい加工屑が混じっており、高速回転する切削ブレードがその切削水に接触するとミストとなって装置内に舞い上がる。
加工屑を含んだミストが多く発生して装置内に充満すると、上記スケール部の表面にそのミストが付着して汚染する場合がある。スケール部が汚染すると、読み取り部がスケール部の位置情報(目盛り)を正確に読み取ることができなくなり、設定通りにワークが切断されず不良品が生じるため、改善策が求められているのが現状である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、切削ブレードの位置検出手段を構成するスケール部がミストによって汚染されることを効果的に防ぐことができ、その結果、安定した動作で切削加工が遂行される切削加工装置を提供することを目的としている。
本発明は、ワークを保持する保持面を有する保持手段と、該保持手段に保持されたワークを切削加工する切削加工手段と、保持手段と切削加工手段とを、保持面と平行な方向に相対的に移動させる移動手段と、切削加工手段による加工点に切削水を供給する切削水供給手段と、移動手段により保持手段に対して相対移動させられる切削加工手段の位置を検出する位置検出手段とを有する切削加工装置であって、位置検出手段は、切削加工手段の保持手段に対する相対的な位置情報を保持するスケール部と、スケール部が保持する位置情報を、保持手段に対する切削加工手段の相対移動に応じて取得する読み取り部と、該スケール部を覆い、かつ、読み取り部が挿入されるとともに相対移動を許容するために該相対移動方向に延びる開口を有するカバーと、カバー内に気体を供給する気体供給手段とを少なくとも含むことを特徴としている。本発明で言う切削加工は、ワークを完全に切断する切断加工や、表面から所定深さまで溝を形成する溝加工などを含む。
本発明では、ワーク切削時において切削水供給手段から加工点に供給された切削水が切削屑を含むミストとなって充満しても、スケール部がカバーで覆われて保護されているため、ミストがスケール部に到達することがカバーで遮断され、スケール部に付着することが抑えられる。カバーには、スケール部が保持する位置情報を読み取る読み取り部をスケール部に近接させるために、該読み取り部が挿入される開口が形成される。この開口は、保持手段と切削加工手段との相対移動を許容するように、該相対移動方向に延びるものとなる。ここで、該開口から上記ミストがカバー内に侵入することが考えられるが、本発明では気体供給手段によってカバー内に気体を供給してカバー内を常に正圧に保つことにより、開口からカバー内にミストが侵入することを防ぐことができる。したがって、読み取り部はミストの影響を受けることなくスケール部の位置情報を常に正確に読み取ることができ、その結果、切削加工が安定して遂行される。
本発明の上記気体供給手段は、上記カバー内に収容されて気体が送り込まれる管状体を有し、該管状体に、カバーの上記開口に向けて気体を噴射する噴射口が形成されている形態を含む。この形態によると、管状体の噴射口から開口に向けて気体を噴射することにより、開口からカバー内にミストが侵入することを防ぐ作用を一層高めることができる。
なお、本発明で言うワークは特に限定はされないが、例えば上記半導体ウェーハ等のウェーハや、チップ実装用としてウェーハの裏面に設けられるDAF(Die Attach Film)等の粘着部材、あるいは半導体製品のパッケージ、セラミックやガラス系あるいはシリコン系の基板、各種電子部品、液晶表示装置を制御駆動するLCDドライバ等の各種ドライバ、さらには、ミクロンオーダーの精度が要求される各種加工材料等が挙げられる。
本発明によれば、切削ブレードの位置検出手段を構成するスケール部がミストによって汚染されることを効果的に防ぐことができ、その結果、安定した動作で切削加工が遂行されるといった効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は、一実施形態の切削加工装置10の全体を示している。該装置10は、図2に示す半導体ウェーハ(以下、ウェーハと略称)1をワークとするものであって、切削ブレードによる切削加工動作を制御手段により自動制御して多数の半導体チップにダイシングするダイシング装置である。
(1)ウェーハ
図2により先にウェーハ1を説明すると、ウェーハ1の表面には、格子状に形成された分割予定ライン2により多数の矩形状のチップ3が区画されている。これらチップ3の表面には、図示せぬICやLSI等の電子回路が形成されている。ウェーハ1は全ての分割予定ライン2が切削加工されてダイシングされ、多数のチップ3に個片化される。なお、この場合の切削加工によるダイシングは、完全に切断するフルカットの他に、表面から厚さの途中まで切削して溝を形成する溝加工を含む。溝加工した場合のウェーハは、後工程でさらに溝の残り厚さ部分をブレードでフルカットするか、あるいは応力を付与して割断することにより、多数のチップ3に個片化される。
ウェーハ1が切削加工装置10に供給される際には、図2に示すように環状のフレーム4の内側に粘着テープ5を介して支持された状態とされる。フレーム4は、金属等の板材からなる剛性を有するものである。粘着テープ5は片面が粘着面とされたもので、その粘着面にフレーム4とウェーハ1が貼着される。粘着テープ5を介してウェーハ1を支持したフレーム4(以下、ウェーハ付きフレームと称する)は、図示せぬウェーハ収納用のカセット内に、ウェーハ1を上側にした状態で収納される。カセットとしては、多数のウェーハ付きフレームを水平、かつ上下方向に多段状態で収納するものが用いられる。
(2)切削加工装置の構成
(2−1)概要
図1中符号11はキャビネットである。このキャビネット11の内部には、図3に示す切削加工ユニット50が収容されている。キャビネット11のY方向一端側(図1で手前側)には、タッチパネル式の操作表示盤12が設けられており、切削加工の自動運転に係わる各種設定などが、この操作表示盤12を利用して行われる。また、操作表示盤12には、内部の運転状況を表示する機能なども付加されている。操作表示盤12の上方のキャビネット11の天板には、運転状態を表示したり警告を発したりする表示灯13が取り付けられている。
キャビネット11の側面11aには、基台14が併設されている。この基台14上の中央が、切削加工ユニット50が備えるチャックテーブル(保持手段)66に対してウェーハ1を着脱するウェーハ着脱位置に設定されている。チャックテーブル66は、基台14上のウェーハ着脱位置と、キャビネット11内の切削加工ユニット50による加工位置との間をX方向に往復移動させられる。そしてこのウェーハ着脱位置の、図1においてY方向手前側にはカセット台15が配設され、反対側のY方向奥側にはスピンナ式の洗浄手段20が配設されている。
多数のウェーハ付きフレームが収納された上記カセットは、カセット台15にセットされる。カセット台15は昇降可能なエレベータ式であり、昇降することによってカセット内の1つのウェーハ付きフレームが、一定高さの引き出し位置に位置付けられるようになっている。
上記洗浄手段20は、キャビネット11内において切削加工が施されてダイシングされたウェーハ1を洗浄するもので、ウェーハ付きフレームがセットされる真空チャック式のスピンナテーブル21と、図示せぬ洗浄水噴射ノズルを備えている。
ダイシングされたウェーハ1は、フレーム4に装着されたままスピンナテーブル21に載置され、吸着、保持される。そして、スピンナテーブル21が回転し、回転するウェーハ1の上面に洗浄水噴射ノズルから洗浄水が噴射されることによりウェーハ1は洗浄される。なお、この時、スピンナテーブル21の周囲に設けられた複数の押さえ部材22がフレーム4を上から押さえ付けて、ウェーハ1の保持状態が安定するようになされている。所定の洗浄時間が経過したら洗浄水の噴射は停止し、引き続きスピンナテーブル21が回転することによりウェーハ1は乾燥処理され、これによって洗浄が完了となる。
次に、図1によりウェーハ着脱位置に位置付けられたチャックテーブル66に対するウェーハ付きフレームの搬送系を説明する。
上記カセット内に収納され、カセット台15の昇降動作によって上記引き出し位置に位置付けられた1枚のウェーハ付きフレームは、アーム31の先端のクランプ32で把持される。そして、アーム31がキャビネット11の側面11aに設けられたガイド33に沿って移動することによりウェーハ付きフレームはY方向奥側に水平に引き出され、ウェーハ着脱位置の上方に配設されたY方向に延びる一対の位置決めバー34にフレーム4が載置される。この搬送動作により、ウェーハ付きフレームはチャックテーブル66と同心状に位置付けられる。
次に、フレーム4は上下方向(Z方向)に伸縮するアーム35の先端の真空吸着パッド36によって吸着、保持される。続いて、アーム35がキャビネット11の側面11aに設けられたガイド37に沿ってY方向奥側に移動した後、アーム35が下方に伸び、ウェーハ付きフレームが上記洗浄手段20のスピンナテーブル21に吸着、保持される。
洗浄手段20でウェーハ1が洗浄されたウェーハ付きフレームは、アーム38の先端の真空吸着パッド39に吸着、保持され、アーム38がキャビネット11の側面11aに設けられたガイド40に沿ってY方向手前側に移動した後、アーム38が下方に伸びることにより、上記位置決めバー34に再び載置される。この後は、フレーム4がクランプ32で把持され、アーム31がガイド33に沿ってY方向手前側に移動し、ウェーハ付きフレームはカセット内に再び収納される。
(2−2)切削加工ユニット
次に、図3に示す切削加工ユニット50を説明する。該ユニット50は、高速回転させた切削ブレード92によってウェーハ1を切削加工するもので、一対の切削ブレード92を互いに対向配置した2軸対向型である。
図3の符合51はベースフレームであり、このベースフレーム51には門型コラム52が固定されている。ベースフレーム51上の中央部には水平なX方向に延びる一対のX軸ガイド61が設けられており、これらX軸ガイド61に、X軸スライダ62が摺動自在に取り付けられている。X軸スライダ62は、X軸送りモータ63によって作動するボールねじ送り機構64により、X軸ガイド61に沿って往復移動させられる。X軸スライダ62上には、テーブルベース65を介して円板状の上記チャックテーブル66が設けられている。
チャックテーブル66は、Z方向を回転軸として回転自在にテーブルベース65上に支持されており、図示せぬ回転駆動機構によって時計方向あるいは反時計方向に回転させられる。チャックテーブル66は真空チャック式であり、水平な上面の周縁を残した大部分が、ウェーハ1が吸着、保持される円形状のポーラスな吸着面(保持面)66aとなっている。上記のようにフレーム4に支持されたウェーハ1は、真空運転状態のチャックテーブル66上に載置されて吸着、保持される。そしてウェーハ付きフレームは、チャックテーブル66とともに、X軸スライダ62の移動に伴ってX方向に往復移動させられる。チャックテーブル66の周囲には、ダイシングフレーム3を着脱自在に保持する複数のクランプ67が配設されている。これらクランプ67は、テーブルベース65に取り付けられている。
門型コラム52は、X軸ガイド61を挟んでY方向に並ぶ一対の脚部52aと、これら脚部52aの上端部間に水平に架け渡された梁部52bとを有している。梁部52bの表面には、Y方向に延びる上下一対のY軸ガイド53が設けられており、これらY軸ガイド53に、第1Y軸スライダ(移動手段)71と第2Y軸スライダ(移動手段)81とがそれぞれ摺動自在に取り付けられている。第1Y軸スライダ71は、図示せぬ第1Y軸送りモータによって作動する第1Y軸ボールねじ送り機構73によりY軸ガイド53に沿って往復移動させられる。また、第2Y軸スライダ81は、第2Y軸送りモータ82によって作動する第2Y軸ボールねじ送り機構83によりY軸ガイド53に沿って往復移動させられる。
第1Y軸スライダ71および第2Y軸スライダ81には、Z方向に延びる一対のZ軸ガイド54がそれぞれ設けられており、第1Y軸スライダ71のZ軸ガイド54には第1Z軸スライダ74が、また、第2Y軸スライダ81のZ軸ガイド54には第2Z軸スライダ84が、それぞれ摺動自在に取り付けられている。第1Z軸スライダ74は、第1Z軸送りモータ75によって作動する図示せぬ第1Z軸ボールねじ送り機構により、Z軸ガイド54に沿って昇降させられる。また、第2Z軸スライダ84は、第2Z軸送りモータ85によって作動する図示せぬ第2Z軸ボールねじ送り機構により、Z軸ガイド54に沿って昇降させられる。
第1Z軸スライダ74の下端部には、第1ブラケット76を介して第1切削スピンドル(切削加工手段)77が固定されており、第2Z軸スライダ84の下端部には、第2ブラケット86を介して第2切削スピンドル(切削加工手段)87が固定されている。各切削スピンドル77,87は同一構成であって、直方体状のハウジング91内に、サーボモータ等によって高速回転する図示せぬスピンドルシャフトが収容され、ハウジング91の先端開口から突出するスピンドルシャフトの先端に、ディスク状の切削ブレード92が装着されたものである。
これら切削スピンドル77,87は、スピンドルシャフトがY方向と平行、かつ互いに同軸的で、切削ブレード92が向かい合う状態に、ハウジング91が各ブラケット76,86の下端部に固定されている。切削スピンドル77,87は、それぞれY軸スライダ71,81と一体にY方向に移動させられ、Y方向に互いに接近したり離間したりする。
切削ブレード92は、チャックテーブル66上に保持されたウェーハ1に切り込んで切削加工を施す。この切削加工ユニット50では、切削ブレード92の回転軸(スピンドルシャフト)がY方向に沿っているので、切削ブレード92がウェーハ1に切り込んで切削を進行する加工送り方向はX方向であり、分割予定ライン2に切削ブレード92を位置決めする割り出し方向はY方向である。したがって、加工送りはチャックテーブル66をX方向に移動させて、切削ブレード92に対し相対的にX方向にウェーハ1を移動させることによりなされる。また、割り出しは各Y軸スライダ71,81によって切削ブレード92をY方向に移動させることによりなされる。
また、切削ブレード92がウェーハ1に切り込む加工点には、図示せぬ切削水供給ノズルから切削水が供給される。切削水は潤滑や冷却などの他、切削屑を加工点から流動させる洗浄を目的として供給される。
図1に示すように、チャックテーブル66の周囲は、矩形状のカバープレート41によって覆われている。このカバープレート41は、テーブルベース65によって支持されており、チャックテーブル66と一体にX方向に移動する。そしてカバープレート41のX方向の両端部には、蛇腹42の一端部がそれぞれ取り付けられている。
これら蛇腹42は、チャックテーブル66およびカバープレート41の移動領域を覆うものであって、カバープレート41に取り付けられた側とは反対側の他端部は、それぞれ所定の不動部分に固定されている。各蛇腹42は、チャックテーブル66およびカバープレート41の移動に伴ってX方向に伸縮する。切削加工時に生じる切削屑や切削水は、カバープレート41や各蛇腹42によって、上記X軸ガイド61、X軸スライダ62、X軸送りモータ63およびボールねじ送り機構64に落下することが防がれるようになっている。
(2−3)位置検出手段
さて、上記切削加工ユニット50には、図4に示すように、Y軸ガイド53に沿ってY方向に移動する各切削スピンドル77,87のY方向位置を検出する位置検出手段100が設けられている。この位置検出手段100は、図5に示すように、門型フレーム52の梁部52bの表面に固定されたY方向に伸びる長尺なスケールプレート(スケール部)101と、第1Y軸スライダ71および第2Y軸スライダ81の裏面側に、それぞれX方向に延びるステー102を介して固定された読み取り部103とを備えている。図4および図5では、第1Y軸スライダ71側を代表して示しているが、第2Y軸スライダ81にも同様にステー102を介して読み取り部103が固定されている。
ステー102の先端に固定された読み取り部103はスケールプレート101に近接しており、切削スピンドル77,87がそれぞれ取り付けられた各スライダ71,81と一体にY方向に移動する。読み取り部103は、スケールプレート101の表面に形成されたY方向長さを示す位置情報を逐一読み取る。そして読み取った位置情報に基づく位置情報信号が、上記自動制御手段に供給されるようになっている。
このような位置検出手段100としては、例えば、スケールプレート101に形成された目盛りの反射光を読み取る光学式が好適に採用される。この他には、スケールプレート101がY方向に変化する磁気信号を保持するものであり、読み取り部103はその磁気信号を読み取って位置情報に変換するといった磁気式の手段も適用可能である。
図5および図6に示すように、スケールプレート101は、断面コ字状のカバー104によって覆われている。このカバー104はスケールプレート101の全長にわたって設けられており、梁部52bの表面に固定されている。このカバー104の前面側の板部104aの、上記ステー102に対応する箇所には、スケールプレート101と平行なスリット(開口)105が形成されている。ステー102は、スリット105に接触せずに挿入された状態となっており、スライダ71,81がY方向に移動するとステー102はスリット105を通り、これによってスライダ71,81の移動はカバー104に邪魔されず許容されるようになっている。
また、カバー104内には、カバー104と同等の長さを有するパイプ(気体供給手段、管状体)106が収容されている。このパイプ106は、読み取り部103の上方に当たる位置に、スケールプレート101と平行に配設されている。パイプ106内には、コンプレッサ等の図示せぬ空気圧送手段から空気が供給されるようになっている。そしてパイプ106には、供給された空気を、上記板部104aの方向であって斜め下方に噴射する複数の空気噴射口106aが、長手方向に等間隔をおいて形成されている。図6に示すように、空気噴射口106aから噴射される空気は、ちょうどカバー104のスリット105に向かって噴射するようになっている。特に本実施形態での空気の噴射方向は、切削加工で発生するミストの発生源、すなわち加工位置にあるチャックテーブル66に指向する方向となっている。
(3)切削加工ユニットの動作
ウェーハ1は、上記のように粘着テープ5を介してフレーム4に保持された状態で、チャックテーブル66上に吸着、保持され、基台14上のウェーハ着脱位置からチャックテーブル66が図1でX方向奥側に移動することにより、各切削スピンドル77,87の下方位置に当たる加工位置に搬送される。そしてこの加工位置において、ウェーハ1は多数のチップ3にダイシングされる。
ウェーハ1を効率的に切削加工する方法として、1回のX方向の加工送りで2本の分割予定ライン2を同時に切削加工する方法がある。この方法を採用する際には、まず、第1および第2の切削スピンドル77,87のZ方向位置を同一とし、さらにY方向に互いに近付けて、同軸的に対向する各切削ブレード92の間隔を、ウェーハ1に設定されている格子状の分割予定ライン2のうちの平行な2本の分割予定ライン2に対応し、かつ、その間隔が最小となる距離に設定する。各切削ブレード92間の最小間隔は、例えば3,4個程度の複数のチップ3を挟む間隔である。以下、切削加工をフルカットの切断として説明を続ける。
この状態を保持して各切削スピンドル77,87を下降させ、Z方向位置を、チャックテーブル66上に保持したウェーハ1を切削ブレード92が切断可能な切り込み深さに応じた位置に位置付ける。次いで、各切削ブレード92を回転させた状態から、X軸スライダ62をX方向に移動させて加工送りし、各切削ブレード92を、チャックテーブル66上のウェーハ1の分割予定ライン2に切り込ませて切断する。切削ブレード92の切り込み深さは、ウェーハ1を貫通し、かつ、粘着テープ4に僅かに入り込んでチャックテーブル66には接触しない程度に調整される。なお、分割予定ライン2に切削ブレード92を位置決めするには、カメラ等を用いた周知のアライメント手段を利用して行われる。
はじめの2本のX方向の分割予定ライン2が切断されたら、次の2本の分割予定ライン2を切断すべく、各切削スピンドル77,87を分割予定ライン2の間隔の長さだけY方向に移動させる割り出し送りを行う。次いで、今度はチャックテーブル66を逆方向に復動させ、先に切断した2本の分割予定ライン2の隣の分割予定ライン2を切断する。
以上のX方向への加工送りとY方向への割り出し送りを繰り返して、X方向に延びる全ての分割予定ライン2を切断する。これが終わったらチャックテーブル66を90°回転させて、今までY方向に延びていた未切断の分割予定ライン2を、改めてX方向と平行になるよう切り替える。そして、上記要領を繰り返して、X方向に延びる全ての分割予定ライン2を切断する。これによって、格子状の多数の分割予定ライン2は全て切断され、ウェーハ1は多数のチップ3に個片化される。個片化された多数のチップ3は、粘着テープ4に貼り付いたままの状態であってウェーハ1としての形態は保たれている。
以上のようにしてウェーハ1がダイシングされたら、ウェーハ(多数の個片化チップからなる)付きフレームを保持するチャックテーブル66がウェーハ着脱位置に戻り、次いでウェーハ付きフレームは洗浄手段20によって洗浄、乾燥されてから、上記カセット内に戻される。
(4)位置検出手段の動作ならびにそれに伴う作用効果
切削加工の過程において各切削ブレード92のY方向位置は、上記位置検出手段100によって把握され、その位置情報に基づいて各Y軸スライダ71,81を移動させるY軸送りモータ(図3では第2Y軸スライダ81を作動させる第2Y軸送りモータ82を図示している)が制御される。
また、切削加工の過程中には、位置検出手段100のパイプ106内に常に空気が供給され、その空気は、複数の空気噴射口106aからカバー104のスリット105に向かって噴射している。ところで、切削ブレード92がウェーハ1に切り込んで切断等がなされている間は、高速回転している切削ブレード92が、加工点に供給されている切削水に接触することによりミストが発生する。切削水には、切削加工で生じるコンタミと呼ばれる細かい加工屑が混じっているので、ミストは汚染した状態となっている。このミストは上方に舞い上がり、切削加工量が増すにつれてキャビネット11内に充満する。
ここで、従来ではスケールプレート101にミストが付着し、スケールプレート101の位置情報を読み取り部103が正確に読み取ることができないといった不具合が発生していたわけである。ところが本実施形態では、スケールプレート101がカバー104で覆われて保護されているため、上記ミストがスケールプレート101に到達することがカバー104で遮断され、スケールプレート101に付着することが抑えられる。
さらに、パイプ106の空気噴射口106aから空気が噴射されていることによってカバー104内に空気が供給されてカバー104内が常に正圧の状態に保たれている。このため、スリット105からミストがカバー104内に侵入することが防止される。しかも本実施形態では、空気噴射口106aから噴射されている空気はスリット105に向かっていることに加え、空気の噴射方向がミストの発生源であるチャックテーブル66の方向となっているため、スリット105からのミストの侵入防止作用が一層高いものとなっている。
このようにしてスケールプレート101へのミストの付着が効果的に防止されていることにより、読み取り部103はスケールプレート101の目盛りを常に正確に読み取ることができ、その結果、切削加工が安定して遂行される。
(5)他の実施形態
図7は、本発明の他の実施形態を示している。この実施形態では、上記パイプ106を備えてはおらず、カバー104内に、空気供給管(気体供給手段)107から空気が供給されてカバー104内が常に正圧に保たれるように構成されている。本実施形態ではこのようにカバー104内が正圧に保たれることにより、スリット105からカバー104内にミストが侵入することが抑えられる。この実施形態ではスリット105に向けて空気を噴射する構成ではないが、ミストの侵入を抑える程度にカバー104内への空気の供給量を調整することにより、ミストの侵入防止効果を十分に得ることができる。
なお、上記実施形態では、本発明を割り出し方向に移動する切削スピンドル77,87の位置情報を検出するための位置情報手段100に適用したものであるが、本発明は必要に応じて加工送り方向の位置検出手段にも適用することができる。上記実施形態で加工送りはチャックテーブル66を支持するX軸スライダ62のX方向への移動によってなされる。したがってX軸スライダ62の位置を検出するスケールプレートおよび読み取り部が設けられており、そのスケールプレートに上記ミストが付着するおそれがある場合には、上記実施形態の位置検出手段100と同様に構成されてミストの付着防止が図られる。
本発明の一実施形態に係る切削加工装置の全体斜視図である。 切削加工が施される半導体ウェーハを粘着テープを介してフレームに保持した状態を示す斜視図である。 一実施形態の切削加工装置が備える切削加工ユニットの斜視図である。 一実施形態の位置検出手段を示す斜視図である。 同位置検出手段の拡大斜視図である。 同位置検出手段の側面図である。 本発明の他の実施形態に係る位置検出手段の側面図である。
符号の説明
1…ウェーハ(ワーク)
10…切削加工装置
62…X軸スライダ
66a…吸着面(保持面)
66…チャックテーブル(保持手段)
71…第1Y軸スライダ(移動手段)
77,87…切削スピンドル(切削加工手段)
81…第2Y軸スライダ(移動手段)
100…位置検出手段
101スケールプレート(スケール部)
103…読み取り部
104…カバー
105…スリット(開口)
106…パイプ(気体供給手段、管状体)
106a…空気噴射口
107…空気供給管(気体供給手段)

Claims (2)

  1. ワークを保持する保持面を有する保持手段と、
    該保持手段に保持された前記ワークを切削加工する切削加工手段と、
    前記保持手段と前記切削加工手段とを、前記保持面と平行な方向に相対的に移動させる移動手段と、
    前記切削加工手段による加工点に切削水を供給する切削水供給手段と、
    前記移動手段により前記保持手段に対して相対移動させられる前記切削加工手段の位置を検出する位置検出手段と
    を有する切削加工装置であって、
    前記位置検出手段は、
    前記切削加工手段の前記保持手段に対する相対的な位置情報を保持するスケール部と、
    前記スケール部が保持する前記位置情報を、前記保持手段に対する前記切削加工手段の相対移動に応じて取得する読み取り部と、
    前記スケール部を覆い、かつ、前記読み取り部が挿入されるとともに前記相対移動を許容するために該相対移動方向に延びる開口を有するカバーと、
    該カバー内に気体を供給する気体供給手段と
    を少なくとも含むことを特徴とする切削加工装置。
  2. 前記気体供給手段は、前記カバー内に収容されて前記気体が送り込まれる管状体を有し、該管状体には、前記開口に向けて該気体を噴射する噴射口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の切削加工装置。
JP2008191754A 2008-07-25 2008-07-25 切削加工装置 Active JP5291403B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008191754A JP5291403B2 (ja) 2008-07-25 2008-07-25 切削加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008191754A JP5291403B2 (ja) 2008-07-25 2008-07-25 切削加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010029952A true JP2010029952A (ja) 2010-02-12
JP5291403B2 JP5291403B2 (ja) 2013-09-18

Family

ID=41735076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008191754A Active JP5291403B2 (ja) 2008-07-25 2008-07-25 切削加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5291403B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011222867A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Disco Abrasive Syst Ltd 可動装置
JP2014103356A (ja) * 2012-11-22 2014-06-05 Disco Abrasive Syst Ltd 加工装置
JP2016165785A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 株式会社ディスコ 可動装置および加工装置
JP2016203295A (ja) * 2015-04-21 2016-12-08 株式会社ディスコ 切削装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4940151A (ja) * 1972-08-17 1974-04-15
JPS61152909U (ja) * 1985-03-14 1986-09-22
JPH07237091A (ja) * 1994-02-24 1995-09-12 Disco Abrasive Syst Ltd 精密装置の送り機構
JPH0825209A (ja) * 1994-07-18 1996-01-30 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置
JPH11143545A (ja) * 1997-11-07 1999-05-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 位置決め装置
JP2001298001A (ja) * 2000-04-12 2001-10-26 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置の切削ブレード検出機構

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4940151A (ja) * 1972-08-17 1974-04-15
JPS61152909U (ja) * 1985-03-14 1986-09-22
JPH07237091A (ja) * 1994-02-24 1995-09-12 Disco Abrasive Syst Ltd 精密装置の送り機構
JPH0825209A (ja) * 1994-07-18 1996-01-30 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置
JPH11143545A (ja) * 1997-11-07 1999-05-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 位置決め装置
JP2001298001A (ja) * 2000-04-12 2001-10-26 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置の切削ブレード検出機構

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011222867A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Disco Abrasive Syst Ltd 可動装置
JP2014103356A (ja) * 2012-11-22 2014-06-05 Disco Abrasive Syst Ltd 加工装置
JP2016165785A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 株式会社ディスコ 可動装置および加工装置
KR20160110136A (ko) 2015-03-10 2016-09-21 가부시기가이샤 디스코 가동 장치 및 가공 장치
CN105965709A (zh) * 2015-03-10 2016-09-28 株式会社迪思科 可动装置和加工装置
JP2016203295A (ja) * 2015-04-21 2016-12-08 株式会社ディスコ 切削装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5291403B2 (ja) 2013-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5342826B2 (ja) 切削加工装置
CN108724010B (zh) 水射流加工装置
JP2010021464A (ja) 加工装置のチャックテーブル
US9455175B2 (en) Conveying apparatus
JP2011108979A (ja) 被加工物の切削方法
JP5437034B2 (ja) 切削装置
JP5208644B2 (ja) 加工方法および加工装置
CN108305841B (zh) 加工装置
JP5291403B2 (ja) 切削加工装置
JP2016198874A (ja) チャックテーブルの洗浄方法
JP5244548B2 (ja) 保持テーブルおよび加工装置
JP2011014568A (ja) 切削装置
JP2010114251A (ja) 切削装置
JP5192999B2 (ja) イオン化エア供給プログラム
JP2010158760A (ja) 加工装置のアイドリング方法
JP5875331B2 (ja) 切削装置
JP5478173B2 (ja) レーザー加工装置
JP5422176B2 (ja) 保持テーブルおよび切削装置
JP5486225B2 (ja) 切削装置
JP5954978B2 (ja) バイト切削装置
JP5990040B2 (ja) 切削装置
JP2013219215A (ja) サファイアウエーハの加工方法
JP5615022B2 (ja) 可動装置
JP2015208796A (ja) バイト切削装置
JP5635807B2 (ja) 切削加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5291403

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250