JP2010028922A - 減速機とモータとの連結構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通しボルト21により合フランジ14に取り付けられるモータフレーム13はその端面にインロー部13aが形成され、連結ボルト22により減速機側ブラケット15に連結される合フランジ14はその両端面に第1インロー部14aと第2インロー部14bがそれぞれ形成されるとともに第1インロー部14a側に連結ボルト22の頭部を収容する座ぐり孔14cが形成され、減速機側ブラケット取付ボルト23により減速機1に取り付けられる減速機側ブラケット15はその端面にインロー部15aが形成され、環状プレート31が座ぐり孔14cの開口を塞ぐ位置に配置され、その内周面が合フランジ14に支持され、モータフレーム13の端面と合フランジ14の間に挟持される。
【選択図】図1
Description
歯車増減速機に固着される歯車側フランジ部が円板部と、該円板部に一体に形成された筒部と、該筒部の端面に形成されたインロー部を有してなり、モータに固着されるモータ取付け板が前記歯車側フランジ部のインロー部とインロー連結されるインロー部を有してなり、前記歯車側フランジ部とモータ取付け板とをインロー連結することにより入力軸箱を形成し、該入力軸箱の内側で前記歯車増減速機のホロー形の入力軸とモータ出力軸を嵌合結合してなることを特徴とする入力軸ホロー形歯車増減速機とモータとの連結構造、が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、モータ取付け板は、形状が複雑なため、予め数種類用意しておくことは、コストアップになる。
取付寸法が共通化された平行軸歯車減速機1に対して取付寸法が異なるモータ11を連結するための平行軸歯車減速機1(以下、単に減速機という。)とモータ11との連結構造であって、
減速機1とモータ11のモータフレーム13との間に合フランジ14と減速機側ブラケット15が配置され、通しボルト(モータフレーム取付ボルト)21により合フランジ14に取り付けられるモータフレーム13はその端面にインロー部13aが形成され、連結ボルト22により減速機側ブラケット15に連結される合フランジ14はその両端面に第1インロー部14aと第2インロー部14bがそれぞれ形成されるとともに第1インロー部14a側に連結ボルト22の頭部を収容する座ぐり孔14cが形成され、減速機側ブラケット取付ボルト23により減速機1に取り付けられる減速機側ブラケット15はその端面にインロー部15aが形成され、モータフレーム13のインロー部13aと合フランジ14の第1インロー部14aがインロー結合され、合フランジ14の第2インロー部14bと減速機側ブラケット15のインロー部15aがインロー結合される、減速機1とモータ11との連結構造である。
なお、図示はしないが、ヘリカルピニオン付きモータ軸12は、減速機1と反対側において後部軸受を介して反減速機側ブラケットに回転自在に支持されている。
そして、ヘリカルピニオン付きモータ軸12の先端部は減速機1の減速機のギヤケース3内に位置し、図示はしないヘリカルギヤを噛み合うようになっている。
さらに、ヘリカルギヤと噛み合う図示はしない歯車列を介して、ヘリカルピニオン付きモータ軸12の回転が減速されて減速機1の出力軸2から出力される。
したがって、連結ボルト22の頭部を収容する座ぐり孔14cの一部が第1インロー部14aの一部を切り欠くことになり、その結果、インロー部13aと第1インロー部14aのインロー結合部に隙間S(数ヶ所)ができてしまい、モータ11の内部がこれらの隙間Sを通じて外部と連通することになる。
そのため、これらの隙間Sを通じてモータ11の内部に固形異物や水が進入するおそれが生じる、という問題点がある。
そこで、この問題点に対応するため、従来は、シールボンド等のシール材によってこれらの隙間Sを塞ぎ、この部分の密封性を確保しなければならない。
前記減速機と前記モータのモータフレームとの間に合フランジと減速機側ブラケットが配置され、モータフレーム取付ボルトにより前記合フランジに取り付けられる前記モータフレームはその端面にインロー部が形成され、連結ボルトにより前記減速機側ブラケットに連結される前記合フランジはその両端面に第1インロー部と第2インロー部がそれぞれ形成されるとともに第1インロー部側に前記連結ボルトの頭部を収容する座ぐり孔が形成され、減速機側ブラケット取付ボルトにより前記減速機に取り付けられる前記減速機側ブラケットはその端面にインロー部が形成され、前記モータフレームのインロー部と前記合フランジの第1インロー部がインロー結合され、前記合フランジの第2インロー部と前記減速機側ブラケットのインロー部がインロー結合される、減速機とモータとの連結構造において、
環状プレートが前記座ぐり孔の開口を塞ぐ位置に配置され、前記環状プレートの内周面が前記合フランジに支持され、前記モータフレーム取付ボルトを前記合フランジに取り付けることで、前記環状プレートが前記モータフレームの端面と前記合フランジの間に挟持されるものである。
そして、前記モータフレームの端面と前記合フランジの間にある前記環状プレートは、前記モータフレームの端面と前記合フランジに挟み込まれて双方に密着する。
これにより、前記合フランジの前記座ぐり孔の開口が前記環状プレートにより塞がれ、隙間が外部と連通することを防止し、隙間を通して外部から異物や水分が前記モータの内部に入り込むことを防止できる。
したがって、前記モータフレームと前記合フランジの前記インロー結合部及び前記合フランジの前記座ぐり孔の密封性をシール材を使用することなく確保できる。
また、前記モータフレームの前記インロー部は前記合フランジの前記第1インロー部に嵌め込まれるため、前記環状プレートにインロー加工は不要となり、加工、組立とも作業性が向上している。
取付寸法が共通化された平行軸歯車減速機1に対して取付寸法が異なるモータ11を連結するための平行軸歯車減速機1(以下、単に減速機という。)とモータ11との連結構造であって、
減速機1とモータ11のモータフレーム13との間に合フランジ14と減速機側ブラケット15が配置され、通しボルト(モータフレーム取付ボルト)21により合フランジ14に取り付けられるモータフレーム13はその端面にインロー部13aが形成され、連結ボルト22により減速機側ブラケット15に連結される合フランジ14はその両端面に第1インロー部14aと第2インロー部14bがそれぞれ形成されるとともに第1インロー部14a側に連結ボルト22の頭部を収容する座ぐり孔14cが形成され、減速機側ブラケット取付ボルト23により減速機1に取り付けられる減速機側ブラケット15はその端面にインロー部15aが形成され、モータフレーム13のインロー部13aと合フランジ14の第1インロー部14aがインロー結合され、合フランジ14の第2インロー部14bと減速機側ブラケット15のインロー部15aがインロー結合される、減速機1とモータ11との連結構造において、
環状プレート31が座ぐり孔14cの開口を塞ぐ位置に配置され、環状プレート31の内周面が合フランジ14に支持され、通しボルト(モータフレーム取付ボルト)21を合フランジ14に取り付けることで、環状プレート31がモータフレーム13の端面と合フランジ14の間に挟持されるものである。
そのため、これらの隙間Sを通じてモータ11の内部に固形異物や水が進入するおそれが生じる、という問題がある。
そこで、この問題に対応するために、本発明の実施の形態においては、図1に示すように、環状プレート31が座ぐり孔14cの開口を塞ぐ位置に配置されている。
そして、この環状プレート31によって、これらの隙間Sが外部と連通することを防止している。
なお、図示はしないが、ヘリカルピニオン付きモータ軸12は、減速機1と反対側において後部軸受を介して反減速機側ブラケットに回転自在に支持されている。
そして、ヘリカルピニオン付きモータ軸12の先端部は減速機1の減速機のギヤケース3内に位置し、図示はしないヘリカルギヤを噛み合うようになっている。
さらに、ヘリカルギヤと噛み合う図示はしない歯車列を介して、ヘリカルピニオン付きモータ軸12の回転が減速されて減速機1の出力軸2から出力される。
合フランジ14は、第2インロー部14bを減速機側ブラケット15のインロー部15aに嵌め込み、連結ボルト22により減速機側ブラケット15に取り付けられる。
そして、環状プレート31を合フランジ14の第1インロー部14aに嵌め込む。この嵌め込みにより、環状プレート31はその内周面が合フランジ14に支持されることになる。
その後、モータフレーム13のインロー部13aを合フランジ14の第1インロー部14aに嵌め込む。
合フランジ14に通しボルト(モータフレーム取付ボルト)21の先端のねじ部を締め込むと、モータフレーム13と合フランジ14が引き寄せられ、密着しようとする。
そして、モータフレーム13の端面と合フランジ14の間にある環状プレート31は、モータフレーム13の端面と合フランジ14に挟み込まれて双方に密着する。
これにより、合フランジ14の座ぐり孔14cの開口が環状プレート31により塞がれ、隙間Sが外部と連通することを防止し、隙間Sを通して外部から異物や水分がモータ11の内部に入り込むことを防止できる。
したがって、モータフレーム13と合フランジ14のインロー結合部及び合フランジ14の座ぐり孔14aの密封性をシール材を使用することなく確保できる。
また、モータフレーム13のインロー部13aは合フランジ14の第1インロー部14aに嵌め込まれるため、環状プレート31にインロー加工は不要となり、加工、組立とも作業性が向上している。
さらに、通しボルト(モータフレーム取付ボルト)21がモータフレーム13の内側を通って合フランジ14に取り付いているため、環状プレート31にキリ穴加工やタップ加工は不要となり、加工、組立とも作業性が向上している。
すなわち、図1に示す実施の形態においては、モータフレーム取付ボルトとして、モータフレーム13の内側を貫通する通しボルト21を利用しているのに対して、図2に示す他の実施の形態においては、モータフレーム取付ボルトとして、図2に示すように、モータフレーム13の外側に配置された外側取付ボルト24を使用している。
そして、外側取付ボルト24を合フランジ14に取り付けることで、環状プレート31がモータフレーム13の端部に一体に形成した取付片13bの端面と合フランジ14の間に挟持される。
なお、この図2に示す他の実施の形態においては、外側取付ボルト24を使用するために、環状プレート31にボルト挿入孔31aを形成している。
そして、図2に示す他の実施の形態における作用・効果も図1に示す実施の形態における作用・効果とほぼ同じであるので、その作用・効果の説明も省略する。
2 減速機の出力軸
3 減速機のギヤケース
11 モータ
12 ヘリカルピニオン付きモータ軸
12a ヘリカルピニオン
13 モータフレーム
13a インロー部
13b 取付片
14 合フランジ
14a 第1インロー部
14b 第2インロー部
14c 座ぐり孔
15 減速機側ブラケット
15a インロー部
16 軸受
21 通しボルト(モータフレーム取付ボルト)
22 連結ボルト(合フランジ取付ボルト)
23 減速機側ブラケット取付ボルト
24 外側取付ボルト(モータフレーム取付ボルト)
31 環状プレート
31a ボルト挿入孔
S 隙間
Claims (2)
- 取付寸法が共通化された減速機に対して取付寸法が異なるモータを連結するための減速機とモータとの連結構造であって、
前記減速機と前記モータのモータフレームとの間に合フランジと減速機側ブラケットが配置され、モータフレーム取付ボルトにより前記合フランジに取り付けられる前記モータフレームはその端面にインロー部が形成され、連結ボルトにより前記減速機側ブラケットに連結される前記合フランジはその両端面に第1インロー部と第2インロー部がそれぞれ形成されるとともに第1インロー部側に前記連結ボルトの頭部を収容する座ぐり孔が形成され、減速機側ブラケット取付ボルトにより前記減速機に取り付けられる前記減速機側ブラケットはその端面にインロー部が形成され、前記モータフレームのインロー部と前記合フランジの第1インロー部がインロー結合され、前記合フランジの第2インロー部と前記減速機側ブラケットのインロー部がインロー結合される、減速機とモータとの連結構造において、
環状プレートが前記座ぐり孔の開口を塞ぐ位置に配置され、前記環状プレートの内周面が前記合フランジに支持され、前記モータフレーム取付ボルトを前記合フランジに取り付けることで、前記環状プレートが前記モータフレームの端面と前記合フランジの間に挟持されることを特徴とする減速機とモータとの連結構造。 - 前記モータフレーム取付ボルトは前記モータフレームの内側に位置する通しボルトであることを特徴とする請求項1に記載の減速機とモータとの連結構造。
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JP2018201308A (ja) * | 2017-05-29 | 2018-12-20 | 川本電産株式会社 | モータ及びモータの製造方法 |
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2008
- 2008-07-16 JP JP2008184813A patent/JP5035911B2/ja active Active
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