JP2010024795A - セグメントの継手構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】セグメント相互の嵌合初期においての位置関係は高い精度を必要としないようにして製作コストを低減し、作業性良好な小径トンネルの覆工に適した継手構造を提供することである。
【解決手段】隣接したセグメントは相互に対向する結合面14、15を備え、その一方の結合面14に円筒形覆工の中心線と平行の長穴18が設けられ、他方の結合面15には、その長穴18に対向したノックピン19が設けられ、前記長穴18は一端部にノックピン19の直径より広い差込部26、他端部にノックピン19の直径より狭い係合部27を備え、長穴側縁28、28’の間隔は差込部26から係合部27に至るに従いテーパ状に縮小し、一方の長穴側縁28にアンダーカット部29が設けられ、ノックピン19に設けられた切欠き部33を前記アンダーカット部29に嵌合させつつ係合部27まで押し込むようにした。
【選択図】図8

Description

この発明は、シールド工法における覆工を構成するセグメントの継手構造に関し、特に小径トンネルの覆工の場合に適するものである。
従来から知られているセグメントの継手構造は、ボルト・ナットを用いてセグメント相互を結合する手段のほかに、コッターを半径方向に打ち込む垂直コッター方式やトンネル軸心方向に打ち込む水平コッター方式がある。しかし、これらの継手構造は、ボルトの締め付けや、コッターの打ち込み作業のための作業スペースが必要となるため、いずれも小径トンネル(1000mm〜2000mm程度)の場合には適さない構造である。
一方、前記のような作業を不要とした継手構造も開発されている(特許文献1の「従来の技術」の項参照)。即ち、セグメントの結合面の両端部に軸線方向のアリ溝を設け、その一端のアリ溝に連結具を嵌合する。連結具は、軸方向に平行な両側部にアリ部を有し、その一側部のアリ部を前記アリ溝に嵌合する。他側部のアリ部は結合面から突き出した状態に保持される。前記の連結具のアリ部と、これに嵌合されたアリ溝との対向面には、それぞれ軸線方向逆向きのテーパ面が設けられる。
隣接した他方のセグメントの結合面においても、前記と同様にその両端部にアリ溝が設けられるが、この場合の連結具は前記とは反対側のアリ溝に嵌合される。
前記の継手構造は、セグメント相互の結合面を相対的に軸線方向反対向きに嵌合させることによって、一方のセグメントの突き出した状態にある連結具のアリ部と、他方のセグメントのアリ溝を係合させることにより、両方のテーパ面の面接触の進行にともなって、セグメントが相互に引き寄せられて結合される。
前記の継手構造は、コッター等を打ち込む作業が不要であり、セグメント結合面の連結具と他方のセグメントのアリ溝との嵌合だけによりセグメント相互を結合できる利点がある。
しかし、前記の継手構造は、連結具とアリ溝を嵌合させる際に、両方の端部が干渉することがあり、それによって欠損が生じる不具合がある。
この問題を解決するために、セグメントの結合面に、前記の連結具とアリ溝のほかに、ガイド溝とこれに嵌合される突起を前後方向に間隔をおいて設け、他方の結合面にも同様のガイド溝と突起を前記の配置とは前後逆の配置に設けた構造を採ったものが知られている(特許文献1、「課題を解決するための手段」の項参照)。
この場合の継手構造は、連結具とアリ溝の嵌合が開始されるよりも前に、ガイド溝と突起を先に嵌合させることにより、あらかじめ両方のセグメントの姿勢を正確な嵌合位置に整えたうえで、連結具とアリ溝の嵌合を開始させることにより、両者の嵌合がスムーズに行われる。その結果、連結具とアリ溝の干渉がなくなり、干渉による欠損の発生が防止される。
前記の連結具は、軸方向から自由に装着されるものであるから、結合作業の際に簡単に脱落するおそれがある。
なお、結合面の相互間のシールは、シール部材が結合面に埋め込まれ、相互に面接触させる構造であると認められる。
特開平11−200788号公報
前記の継手構造は、ガイド溝と突起の嵌合が進んだ状態において、連結具とアリ溝の位置関係が正確に定まるように、結合面の構造を精度よく製作する必要があり、製作コストが高くなる問題がある。また、連結具を所定位置に逐一装着する作業が必要であり、また、その連結具が外れないように注意を払う必要もあり、作業性が低い問題もある。
そこで、この発明は、小径トンネルの覆工に適したセグメント継手構造において、嵌合の最終段階においてのみ位置関係の精度が出るように製作すればよく、嵌合のそれ以外の段階においては、左程精度を必要としないようにして製作コストを低減すること、作業性が良好であり、しかもシール性に優れたセグメントの継手構造を提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、この発明は、複数のセグメント11〜13を組み合わせて円筒形覆工を構成するセグメントの継手構造において、隣接したセグメント11と12、12と13は相互に対向する結合面14、15を備え、その一方の結合面14には前記円筒形覆工の中心線の方向に間隔をおいて該中心線と平行の長穴18が少なくとも2箇所に設けられ、他方の結合面15には、前記長穴18に対向したピン形結合部材が同数突き出して設けられ、前記長穴18は、前記セグメント11〜13の押し込み側端部17に寄った一端部において前記ピン形結合部材の直径より広い幅の差込部26、他端部において該ピン形結合部材の直径より狭い幅の係合部27をそれぞれ備え、前記長穴18の両方の長穴側縁28、28’の間隔は前記差込部26から係合部27に至るに従いテーパ状に縮小し、その一方の長穴側縁28にアンダーカット部29が設けられ、前記ピン形結合部材に前記アンダーカット部29に嵌合する切欠き部33が設けられた構成を採ったものである。
この発明は以上のような構成であるから、セグメント相互は、アンダーカット部29を有する長穴18と、そのアンダーカット部29に係合される切欠き部33を有するピン形結合部材との係合によって結合されるので、先に設置された下位のセグメントに対し、その結合面に載置した他のセグメントを円筒形覆工の中心線の方向に押し込むだけでセグメント相互の結合が行われる。このため、作業空間に余裕のない小径トンネルの場合の覆工に適する。
また、前記長穴18はテーパ状に形成されるので、結合作業の開始時はその長穴18にピン形結合部材をルーズに挿入するだけでよく、その後はセグメントの押し込み作業によって結合が完了するので、嵌合開始構造の精度を高く設定する必要がなく、また作業性も良好である。また、結合面14、15間に介在したシール部材37がセグメント相互の結合力によって圧縮されるため、シール性が良好である。
さらに、長穴18の狭小端部に形成される係合部27の位置と、その係合部27のアンダーカット部29に係合されるピン形結合部材の位置及びピン形結合部材の切欠き部33の位置を正確に設定しておくことにより、結合作業の完了時と同時にセグメント相互が精度よく結合される。
以下、添付図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図1及び図2に、円筒形覆工を構成する4分割されたセグメント11〜13を示す。一つのセグメント11は円筒形覆工の中心線と平行の結合面14、14を備え、その両側に隣接した一対のセグメント12、12は前記の結合面14に対応した平行の結合面15と、一方向に幅が拡大するテーパ状の結合面14を有する。また残りのセグメント13は、前記セグメント12、12の各結合面14、14に対向し、一端から他端に至るに従い幅がテーパ状に縮小する結合面15、15を備える。
ここに、「結合面14」と称する面は、後述のように、長穴18が設けられた面を指し、「結合面15」と称する面は、後述のように、ノックピン19が設けられた面を指す。両方の結合面14、15は円筒形覆工の中心線を通る分割面で分割された角度、即ち、円筒形覆工の外表面における接線に直角の角度をもった面である。
また、前記セグメント13の幅が広い方の端部及びこれと同方向となる他のセグメント11、12の端部を「押し込み側端部17」と総称する。
各セグメント11〜13は、鉄筋コンクリート製、鋼板型枠被覆鉄筋コンクリート製のものがあるが、この実施例1の場合は、後者の鋼板型枠被覆鉄筋コンクリート製である。鋼板型枠内に配筋を行い遠心成形法によりコンクリートを充填固化させたのち、鋼板型枠を外すことなく、そのままセグメントの部材として使用するようにしたものである。
なお、鉄筋コンクリート製の場合は、遠心成形後に型枠から外された形状をなし、後述の外面板21、端面板22は無く、コンクリートが露出する。
図1及び図2に示したように、セグメント11の各結合面14には、それぞれ円筒形覆工の中心線方向に間隔をおいて結合用の長穴18が2箇所に設けられる。また、前記の各結合面14に対向した隣接セグメント12の結合面15には、前記の各長穴18に対向したノックピン19が2箇所に設けられる。当該セグメント12の他方の結合面14には前記と同様の長穴18が2箇所に設けられる。残り1つのセグメント13の各結合面15、15には、それぞれ前記両セグメント12、12の各結合面14、14の長穴18に対向したノックピン19が2箇所に設けられる。
なお、ノックピン19は、特許請求の範囲にいう「ピン形結合部材」の一例であり、「だぼピン」と呼ばれる場合がある。ピン形結合部材としては、他に、ボルトの脚部を結合面15から突き出したものがある。
前記の長穴18とノックピン19による継手構造をセグメント11とセグメント12との間の継手構造について説明する。
即ち、セグメント11は、図3に示したように、鋼板によって構成された外面板21、軸方向両端の端面板22及び両側の結合面14を構成する側面板23からなる鋼板製型枠が予め製作される。その側面板23の内面において円筒形覆工の中心線の方向に所定の間隔をおいてボックス24が2箇所に設けられる。ボックス24の開口は側面板23によって閉塞される。
ボックス24は、前記の鋼板製型枠内に遠心成形法によってコンクリートが充填される際にそのコンクリートの内部に埋没する。
前記各ボックス24を覆う側面板23の部分に円筒形覆工の中心線と平行に前述の長穴18が設けられる。長穴18は、前記の押し込み側端部17に寄った一端部において前記ノックピン19の脚部25の直径より広い幅の差込部26を有し、他端部において該脚部25の直径より狭い幅の係合部27を有する(図3及び図4参照)。前記差込部26から係合部27に至るに従い両方の長穴側縁28、28’の間隔はテーパ状に減少し、係合部27において最も狭く、かつ平行となる。
前記ボックス24の開口の長さ及び幅が前記長穴18の全体を含み得る大きさに形成されることにより、一方の長穴側縁28とボックス24の開口縁の範囲にアンダーカット部29が形成される。他方の長穴側縁28’とボックス24の開口縁との間にもアンダーカット部29’が生じるが、このアンダーカット部29’は格別の機能を持たない。
なお、ボックス24の深さは、ノックピン19の脚部25を受け入れ、その自由な移動を許容できる深さに形成される。
他方のセグメント12も、図3に示したように、鋼板によって構成された外面板21、軸方向両端の端面板22及び両側の結合面15を構成する側面板23からなる鋼板製型枠が予め製作される。その側面板23に、前述の長穴18に対応したノックピン19が突き出して設けられる。
ノックピン19は、図6に示したように、前述の脚部25とこれより大径の頭部32とからなり、その脚部25をセグメント12の側面板23に設けた穴にその内側から挿入し、頭部32を該側面板23の内面に溶接により固定する(図7参照)。脚部25は側面板23から所要長さ突き出す。側面板23から突き出した脚部25にコの字形の切欠き部33が設けられる。
切欠き部33は、長穴側縁28に対向した底面34と、その長穴側縁28の上下両面に対向した上面35と下面36とを有する。上面35は、脚部25の軸線に対して直角に形成され、下面36は、上面35に対して傾斜した面となっている。上面35と下面36の間隔は、長穴18の差込部26側の端部において最狭部となり、他端において最広部となっている。最狭部の間隔aは、長穴側縁28の厚さb(即ち、側面板23の厚さbと一致。図5参照)より大に設定され、これにより切欠き部33に長穴側縁28が余裕をもって嵌合される。
ノックピン19の切欠き部33の最狭部における下面36と、そのノックピン19が設けられたセグメント12の結合面15までの距離d(図5参照)が、前記結合面14を形成する前記側面板23の厚さb(即ち、長穴側縁28の厚さbと一致)と、シール部材37の圧縮時の厚さcの和に設定される。
また、切欠き部33の底面34からセグメント12の外表面までの距離e(図5参照)が、前記長穴18の係合部27における長穴側縁28からセグメント11の外表面までの距離e(図4参照)と等しくなるように設定される。
さらに、図7に示したように、セグメント11の長穴18の係合部27の内端壁31から、当該セグメント11の押し込み側端部17までの長さfは、隣接するセグメント12のノックピン19の脚部25のセンターから、当該セグメント12の押し込み側端部17までの長さgに脚部25の半径hを加えた長さ(g+h)と等しくなるように設定される。
なお、ノックピン19を取り付けた前記の鋼板製型枠の内部に、前述の場合と同様、遠心成形法によりコンクリートが充填される。
一方、セグメント12とセグメント13の間の継手構造は、相互に対向する結合面14、15が円筒形覆工の中心線に対し、テーパ角θをもって形成されている(図10(a)参照)。長穴18は前記中心線に対し平行に形成され、その長穴18とノックピン19は、相対的に平行移動して結合される(図10(b)参照)。また、前後2箇所の長穴18及び2箇所のノックピン19は、それぞれ前記テーパ角θと、両長穴18間又は両ノックピン19間の間隔によって定まる円周方向の平面視距離Rだけ位置を異にして設けられる。
このように、テーパ角θをもった結合面14、15における継手構造は、前後2箇所の長穴18相互、及び前後2箇所のノックピン19相互が円周方向に平面視距離Rだけ離れている点で、前記の継手構造と相違するが、その他の構造は同一である。
実施例1の継手構造は以上のようなものであり、次にその作用について説明する。
まず、セグメント11を所定の覆工位置に設置し、その両側の結合面14、14の長穴18の外径側に帯状のシール部材37を接着する。そのうえで、図8(a)(b)及び図11(a)に示したように、両側の結合面14、14に合わせて左右のセグメント12の結合面15、15を、セグメント11の押し込み側端部17から若干後方へずらせた位置に搭載し、各長穴18の一端部に設けられた差込部26にセグメント12のノックピン19をルーズに挿入する。
次に、前記セグメント12を先端部の方向に押し込むと(図8(a)、図11(a)の矢印A参照)、ノックピン19の脚部25は長穴18に沿って係合部27の方向に移動する。その移動の途中において脚部25の切欠き部33が長穴側縁28のアンダーカット部29に係合してガイドされ、係合部27に達する(図9(a)(b)、図11(b)参照)。切欠き部33がアンダーカット部29に嵌合される当初は、切欠き部33の最広部から嵌合されるので、その切欠き部33が長穴側縁28に干渉することなく、円滑に嵌合される。
セグメント11の長穴18の内端壁31から、当該セグメント11の押し込み側端部17までの長さf(図9(a)(b)参照)は、前述のように、隣接するセグメント12のノックピン19の脚部25のセンターから、当該セグメント12の押し込み側端部17までの長さgに脚部25の半径hを加えた長さ(g+h)と等しくなるように設定されているから、脚部25が係合部27の内端壁31に達することにより、両セグメント11、12の押し込み側端部17が揃う。
また、図5に示したように、ノックピン19の切欠き部33の最狭部(間隔aの部分)における下面36と、そのノックピン19が設けられたセグメント12の結合面15までの距離dが、セグメント11側の結合面14を形成する側面板23の厚さbと、シール部材37の圧縮時の厚さcの和に設定されていることから、セグメント11の結合面14とセグメント12の結合面15がシール部材37を圧縮した状態でセグメント11、12相互が結合される。
さらに、前述のように、切欠き部33の底面34からセグメント12の外表面までの距離e(図5参照)が、長穴18の係合部27における長穴側縁28からセグメント11の外表面までの距離e(図4参照)と等しく設定されていることから、両セグメント11、12の外面板21、21の外表面が揃う。
次に、残りのセグメント13の左右の結合面15、15を、両側のセグメント12の各結合面14、14間に前記の要領で軸方向に押し込む(図10、図11(c)の矢印B参照)。この場合もノックピン19の脚部25が差込部26に、当初は浅く、かつルーズに挿入され、セグメント13の押し込みにつれて脚部25は深く嵌合されつつ長穴18内を係合部27の方向に移動する。この場合も、切欠き部33は、その最広部からアンダーカット部29に嵌合するので、干渉を生ずることなく、円滑に嵌合される。
セグメント13の押し込みが完了した際に、隣接セグメント12と押し込み側端部17が揃うこと、シール部材37を圧縮状態に挟着すること、セグメント13とセグメント12の外表面が揃うことは、前記の場合と同様である。
以上のようにしてすべてのセグメント11、12、13の結合が完了すると、円筒形の覆工が完成する(図11(d)参照)。
実施例1の分解斜視図 同上の分解正面図 同上の一部分解拡大斜視図 同上の結合面部分の断面図 図4のX−X線の断面図 (a)は、ノックピンの正面図、(b)は、ノックピンの側面図 セグメントの結合前の分解断面図 (a)は、セグメントの結合途中の断面図、(b)は、(a)図のX−X線の断面図 (a)は、セグメントの結合完了状態の断面図、(b)は、(a)図のX−X線の断面図 (a)は、テーパ角を有するセグメントの結合前の分解平面図、(b)は、(a)図のY矢視図 (a)〜(d)は、セグメントの組み立ての順序を示す平面図
符号の説明
11、12、13 セグメント
14、15 結合面
17 押し込み側端部
18 長穴
19 ノックピン
21 外面板
22 端面板
23 側面板
24 ボックス
25 脚部
26 差込部
27 係合部
28、28’ 長穴側縁
29、29’ アンダーカット部
31 内端壁
32 頭部
33 切欠き部
34 底面
35 上面
36 下面
37 シール部材

Claims (8)

  1. 複数のセグメント(11〜13)を組み合わせて円筒形覆工を構成するセグメントの継手構造において、
    隣接したセグメント(11)と(12)、(12)と(13)は相互に対向する結合面(14、15)を備え、その一方の結合面(14)には前記円筒形覆工の中心線の方向に間隔をおいて該中心線と平行の長穴(18)が少なくとも2箇所に設けられ、他方の結合面(15)には、前記長穴(18)に対向したピン形結合部材が同数突き出して設けられ、
    前記長穴(18)は、前記セグメント(11〜13)の押し込み側端部(17)に寄った一端部において前記ピン形結合部材の直径より広い幅の差込部(26)、他端部において該ピン形結合部材の直径より狭い幅の係合部(27)をそれぞれ備え、
    前記長穴(18)の両方の長穴側縁(28、28’)の間隔は前記差込部(26)から係合部(27)に至るに従いテーパ状に縮小し、その一方の長穴側縁(28)にアンダーカット部(29)が設けられ、
    前記ピン形結合部材に前記アンダーカット部(29)に嵌合する切欠き部(33)が設けられたことを特徴とするセグメントの継手構造。
  2. 前記一つのセグメント(13)は、その両側の結合面(15、15)の間隔が前記押し込み側端部(17)から前記中心線と平行の押し込み方向に次第に狭くなるテーパ状に形成され、その両側に隣接した他のセグメント(12)の結合面(14、14)も、前記結合面(15、15)に対応してテーパ状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のセグメントの継手構造。
  3. 前記長穴(18)のアンダーカット部(29)は、セグメント(11、12)の結合面(14)に当該長穴(18)の長さと同等かそれ以上で、かつ、その幅が長穴(18)の幅より大きい開口をもったボックス(24)を埋設し、その開口を覆う側面板(23)に前記長穴(18)を設けることにより、前記一方の長穴側縁(28)の下面に沿って形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のセグメントの継手構造。
  4. 前記セグメント(11〜13)の相互に対向した結合面(14、15)の間にシール部材(37)が介在されたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のセグメントの継手構造。
  5. 前記ピン形結合部材がノックピン(19)により構成され、該ノックピン(19)は、頭部(32)と当該セグメント(12、13)の結合面(15)から突き出した脚部(25)を有し、該脚部(25)に前記の切欠き部(33)が設けられたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のセグメントの継手構造。
  6. 前記切欠き部(33)は、前記一方の長穴側縁(28)に対向した底面(34)と、その長穴側縁(28)の上下両面に対向した上面(35)と下面(36)とを有し、その上面(35)と下面(36)の間隔が前記長穴(18)の差込部(26)側の端部において最狭部となり、当該最狭部から長穴(18)の係合部(27)の方向にその間隔がテーパ状に増大するように形成され、前記最狭部の間隔(a)が前記長穴側縁(28)の厚さ(b)より大に設定されたことを特徴とする請求項5に記載のセグメントの継手構造。
  7. 前記切欠き部(33)の最狭部における下面(36)と当該セグメント(12、13)の結合面(15)までの距離(d)が、前記長穴側縁(28)の厚さ(b)と、シール部材(37)の圧縮時の厚さ(c)との和に設定されたことを特徴とする請求項5又は6に記載のセグメントの継手構造。
  8. 前記切欠き部(33)の底面(34)からセグメント(12、13)の外表面までの距離(e)が、前記長穴(18)の係合部(27)における長穴側縁(28)からセグメント(11、12)の外表面までの距離(e)と等しく設定されたことを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載のセグメントの継手構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021080676A (ja) * 2019-11-15 2021-05-27 大成建設株式会社 Bセグメントとkセグメントからなるセグメントセット、切り開きトンネル及びその施工方法
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