JP2010023922A - フィルムの接着部検査方法およびフィルムの接着部検査装置 - Google Patents
フィルムの接着部検査方法およびフィルムの接着部検査装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】接着部の反射撮影画像に領域A〜Dを、透過撮影画像に領域A’、B’、D’を設ける。領域Aの平均明度Aavg、領域Bの最大明度Bmax、最小明度Bmin、領域Cの平均明度Cavg、領域Dの平均明度Davg、領域A’の平均明度A’avg、領域B’の最大明度B’max、領域D’の平均明度D’avgから、F1=Bmax−Aavg、F2=Bmin−Aavg、F3=Cavg−Aavg、F4=Davg、F1’=B’max−A’avg、F4’=D’avgを求める。F1〜F4、F1’、F4’が閾値を外れた場合接着不良とする。
【選択図】図1
Description
(あ)接着剤が全く無い、または不足しているもの。
(い)フィルムが接着剤に浸食されて、白化やクラックを生じているもの。白化はフィルムの内部に、クラックはフィルムの端部に発生しやすい。
(う)接着剤が過多で、接着領域が通常より過大なもの。入り込みと称する。
(え)外側フィルムの端部(外耳部)がめくれ上がったもの。耳立ちと称する。
(お)接着剤の過多や位置ずれによる、接着剤はみ出し。
(か)フィルムの搬送などにより発生する、接着部周辺のフィルムの傷。
(き)フィルムの層間剥離。フィルムは3層程度の多層構造をしているが、接着剤に侵されて、層間が剥離することがある。
(ア)一枚部の平均明度をAavgとし、
(イ)接着部の最大明度をBmax、最小明度をBminとし、
(ウ)非接着二枚部の平均明度をCavgとし、
(エ)外耳部の平均明度をDavgとし、
前記接着部とその周辺にほぼ垂直な照明を照射し、その透過散乱光の画像を撮影し、前記透過散乱光において、画像内の、前記フィルムの、一枚部、接着部、外耳部の各部分に明度の測定領域を設け、前記各測定領域について、
(オ)一枚部の平均明度をA’avgとし、
(カ)接着部の最大明度をB’maxとし、
(キ)外耳部の平均明度をD’avgとし、
F1=Bmax−Aavg、
F2=Bmin−Aavg、
F3=Cavg−Aavg、
F4=Davg、
F1’=B’max−A’avg、
F4’=D’avg
で定義されるパラメーターF1〜F4、F1’、F4’を求め、前記パラメーターF1〜F4、F1’、F4’についてそれぞれ閾値を設け、前記パラメーターF1〜F4、F1’、F4’が前記閾値から外れた場合、前記接着状態が不良であると判定し、前記透過散乱光の画像内に、前記フィルムの一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部にわたってエッジの検出領域を設け、前記検出領域に存在する、エッジの個数を求め、前記エッジの個数が3以上の場合、前記フィルムに傷があると判断することを特徴とする。
(ア)一枚部の平均明度をAavgとし、
(イ)接着部の最大明度をBmax、最小明度をBminとし、
(ウ)非接着二枚部の平均明度をCavgとし、
(エ)外耳部の平均明度をDavgとし、
F1=Bmax−Aavg、
F2=Bmin−Aavg、
F3=Cavg−Aavg、
F4=Davg、
で定義されるパラメーターF1〜F4を求め、前記パラメーターF1〜F4についてそれぞれ閾値を設け、前記パラメーターF1〜F4が前記閾値から外れた場合、前記接着状態が不良であると判定することを特徴とする。
(オ)一枚部の平均明度をA’avgとし、
(カ)接着部の最大明度をB’maxとし、
(キ)外耳部の平均明度をD’avgとし、
F1’=B’max−A’avg、
F4’=D’avg
で定義されるパラメーターF1’、F4’を求め、前記パラメーターF1’、F4’についてそれぞれ閾値を設け、前記パラメーターF1’、F4’が前記閾値から外れた場合、接着状態が不良であると判定し、前記透過散乱光の画像内に、前記フィルムの一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部にわたってエッジの検出領域を設け、前記検出領域に存在する、エッジの個数を求め、前記エッジの個数が3以上の場合、前記フィルムに傷があると判断することを特徴とする。
(ア)一枚部の平均明度Aavg、
(イ)接着部の最大明度Bmax、最小明度Bmin、
(ウ)非接着二枚部の平均明度Cavg、
(エ)外耳部の平均明度Davg
を求める画像処理手段と、前記透過散乱光の画像内において、前記フィルムの一枚部、接着部、外耳部の各部分に設けられた明度の測定領域について、
(オ)一枚部の平均明度A’avg、
(カ)接着部の最大明度B’max、
(キ)外耳部の平均明度D’avg
を求める画像処理手段と、前記透過散乱光の画像内に、前記フィルムの一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部にわたって設けられたエッジの検出領域にある、エッジの個数を求める画像処理手段と、
F1=Bmax−Aavg、
F2=Bmin−Aavg、
F3=Cavg−Aavg、
F4=Davg、
F1’=B’max−A’avg、
F4’=D’avg
で定義される、パラメーターF1〜F4、F1’、F4’を求める画像処理手段と、前記パラメーターF1〜F4、F1’、F4’についてそれぞれ設けられた閾値について、前記パラメーターF1〜F4、F1’、F4’が前記閾値を外れた場合、接着状態が不良であると判定し、前記エッジの個数が3以上の場合、前記フィルムに傷があると判断する手段を備えたことを特徴とする。
(ア)一枚部の平均明度Aavg、
(イ)接着部の最大明度Bmax、最小明度Bmin、
(ウ)非接着二枚部の平均明度Cavg、
(エ)外耳部の平均明度Davg
を求める画像処理手段と、
F1=Bmax−Aavg、
F2=Bmin−Aavg、
F3=Cavg−Aavg、
F4=Davg、
で定義される、パラメーターF1〜F4を求める画像処理手段と、前記パラメーターF1〜F4についてそれぞれ設けられた閾値について、前記パラメーターF1〜F4が前記閾値を外れた場合、接着状態が不良であると判定する手段を備えたことを特徴とする。
(オ)一枚部の平均明度A’avg、
(カ)接着部の最大明度B’max、
(キ)外耳部の平均明度D’avg
を求める画像処理手段と、前記透過散乱光の画像内に、前記フィルムの一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部にわたって設けられたエッジの検出領域に存在する、エッジの個数を求める画像処理手段と、
F1’=B’max−A’avg、
F4’=D’avg
で定義される、パラメーターF1’、F4’を求める画像処理手段と、前記パラメーターF1’、F4’についてそれぞれ設けられた閾値について、前記パラメーターF1’、F4’が前記閾値を外れた場合、接着状態が不良であると判定し、前記エッジの個数が3以上の場合、前記フィルムに傷があると判断する手段を備えたことを特徴とする。
(あ)接着剤が全く無い、または不足しているもの。
(い)フィルムが接着剤に浸食されて、白化やクラックを生じているもの。
(う)接着剤が過多で、接着領域が過大となるもの(入り込み)。
(え)外側フィルムの端部(外耳部)のめくれ(耳立ち)。
(お)接着剤の過多や位置ずれによる、接着剤はみ出し。
(か)接着部周辺のフィルムの傷。
(き)フィルムの層間剥離。
領域A…内側フィルム12が一枚の部分19の内部。
領域B…接着部20の内部。
領域C…内側フィルム12と外側フィルム11が重なっているが、接着されていない部分21の内部。
領域D…接着部20の内側フィルム12側の境界20a(外耳部)を含む狭い領域。
(ア)領域Aの平均明度Aavg。これは内側フィルム12の表面反射光の平均明度である。
(イ)領域Bの最大明度Bmax、最小明度Bmin。正常な明度プロファイルの場合、領域Bは外側フィルム11の表面反射光のみであるため、最大明度Bmax、最小明度Bminともに、領域Aの平均明度Aavgとほぼ等しい。
(ウ)領域Cの平均明度Cavg。ここでは外側フィルム11の表面反射と内側フィルム12の表面反射が重なるため、明度は、内側フィルム12が一枚の部分19の平均明度Aavgの約2倍となる。
(エ)領域Dの平均明度Davg。接着部20の内側フィルム側の境界20a(外耳部)で光が散乱するため、狭い範囲で明度が低い。
F1=Bmax−Aavg
F2=Bmin−Aavg
F3=Cavg−Aavg
F4=Davg
次に、検査するフィルムの材質、厚さ、コーティングなどに応じて、パラメーターF1〜F4について、それぞれ閾値を設ける。パラメーターF1〜F4が閾値を外れた場合、接着状態が不良と判定する。具体的には次のように判断する。
領域A’…内側フィルム12が一枚の部分19の内部。
領域B’…接着部20の内部。
領域D’…接着部20の内側フィルム12側の境界20a(外耳部)を含む狭い領域。
領域E…内側フィルム12が一枚の部分19、内側フィルム12と外側フィルム11の接着部20、内側フィルム12と外側フィルム11が重なっているが接着されていない部分21、外側フィルム11が一枚の部分22を全て含む、細長い領域。
(オ)領域A’の平均明度A’avg。これは内側フィルム12の散乱光の平均明度である。
(カ)領域B’の最大明度B’max。これは接着部13の散乱光の最大明度である。
(キ)領域D’の平均明度D’avg。これは外耳部の散乱光の平均明度である。
F1’=B’max−A’avg
F4’=D’avg
検査するフィルムの材質、厚さ、コーティングなどに応じて、パラメーターF1’、F4’についてそれぞれ閾値を設ける。パラメーターF1’、F4’の一方または両方が閾値より高い場合、層間剥離があると判定する。層間剥離があると、領域B’の明度B’max、領域D’の明度D’avgの一方または両方が高くなる。領域A’は、接着剤の影響を受けないため、通常、層間剥離が発生しない。そのため領域A’の明度A’avgは、通常変化しない。したがって層間剥離があると、パラメーターF1’、F4’のいずれか、または両方が閾値より高くなる。
(あ)接着剤(有機溶剤も含む)が全く無いか、または不足しているもの。
(い)フィルムが接着剤に浸食されて白化やクラックを生じているもの。
(う)接着剤が過多で、接着領域が過大となるもの(入り込み)。
(え)外側フィルムの端部(外耳部)がめくれ上がった耳立ち。
(お)接着剤の過多や位置ずれによる接着剤はみ出し。
の検出、良否判定、不良分類ができる。また、フィルムからの透過散乱光により、
(か)フィルム搬送などにより発生した、接着部周辺のフィルムの傷。
(き)フィルムの層間剥離。
の検出、良否判定、不良分類ができる。
11a 外側フィルムの端部(外耳部)
12 内側フィルム
12a 内側フィルムの端部(内耳部)
13 接着部
14 内側フィルムの入り込み部
15 照明手段
16 照明光
17 反射光
18 撮影手段
19 内側フィルムが一枚の部分
20 接着部
20a 接着部の内側フィルム側の境界
21 内側フィルムと外側フィルムが接着されずに重なっている部分
22 外側フィルムが一枚の部分
23 照明手段
24 照明光
25 透過散乱光
26 撮影手段
30 接着部検査装置
31 巻出しロール
32 フィルム
33 塗布ノズル
34 ニップルロール
35 照明手段
36 撮影手段
37 選択手段
38 照明手段
39 画像処理装置
40 コンピューター
41 巻取ロール
Claims (19)
- 少なくとも一部が透明なフィルムの、端部を重ねて接着した接着部の、接着状態を検査する検査方法であって、
前記接着部とその周辺に斜め照明を照射し、その反射光の画像を撮影し、
前記反射光の画像内において、前記フィルムの、一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部の各部分に明度の測定領域を設け、
前記各測定領域について、
(ア)一枚部の平均明度をAavgとし、
(イ)接着部の最大明度をBmax、最小明度をBminとし、
(ウ)非接着二枚部の平均明度をCavgとし、
(エ)外耳部の平均明度をDavgとし、
前記接着部とその周辺にほぼ垂直な照明を照射し、その透過散乱光の画像を撮影し、
前記透過散乱光において、画像内の、前記フィルムの、一枚部、接着部、外耳部の各部分に明度の測定領域を設け、
前記各測定領域について、
(オ)一枚部の平均明度をA’avgとし、
(カ)接着部の最大明度をB’maxとし、
(キ)外耳部の平均明度をD’avgとし、
F1=Bmax−Aavg、
F2=Bmin−Aavg、
F3=Cavg−Aavg、
F4=Davg、
F1’=B’max−A’avg、
F4’=D’avg
で定義されるパラメーターF1〜F4、F1’、F4’を求め、
前記パラメーターF1〜F4、F1’、F4’についてそれぞれ閾値を設け、
前記パラメーターF1〜F4、F1’、F4’が前記閾値から外れた場合、前記接着状態が不良であると判定し、
前記透過散乱光の画像内に、前記フィルムの一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部にわたってエッジ検出領域を設け、
前記測定領域に存在する、エッジの個数を求め、前記エッジの個数が3以上の場合、前記フィルムに傷があると判断することを特徴とするフィルムの接着部検査方法。 - 前記パラメーターF1が閾値より高い場合は、接着剤無しまたは接着剤不足と判断し、
前記パラメーターF2が閾値より低い場合は、白化またはクラックと判断し、
前記パラメーターF3が閾値より低い場合は、入り込みと判断し、
前記パラメーターF4が閾値より高い場合は耳立ち、低い場合は接着剤はみ出しであると判断し、
前記パラメーターF1’、F4’の一方または両方が閾値より高い場合は、層間剥離があると判断することを特徴とする請求項1に記載のフィルムの接着部検査方法。 - 前記接着部中の透明部分を選択して、前記接着状態の検査を行なうことを特徴とする請求項1または2に記載のフィルムの接着部検査方法。
- 少なくとも一部が透明なフィルムの、端部を重ねて接着した接着部の、接着状態を検査する検査方法であって、
前記接着部とその周辺に斜め照明を照射し、その反射光の画像を撮影し、
前記反射光の画像内において、前記フィルムの、一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部の各部分に明度の測定領域を設け、
前記各測定領域について、
(ア)一枚部の平均明度をAavgとし、
(イ)接着部の最大明度をBmax、最小明度をBminとし、
(ウ)非接着二枚部の平均明度をCavgとし、
(エ)外耳部の平均明度をDavgとし、
F1=Bmax−Aavg、
F2=Bmin−Aavg、
F3=Cavg−Aavg、
F4=Davg、
で定義されるパラメーターF1〜F4を求め、
前記パラメーターF1〜F4についてそれぞれ閾値を設け、
前記パラメーターF1〜F4が前記閾値から外れた場合、前記接着状態が不良であると判定することを特徴とするフィルムの接着部検査方法。 - 前記パラメーターF1が閾値より高い場合は、接着剤無しまたは接着剤不足と判断し、
前記パラメーターF2が閾値より低い場合は、白化またはクラックと判断し、
前記パラメーターF3が閾値より低い場合は、入り込みと判断し、
前記パラメーターF4が閾値より高い場合は耳立ち、低い場合は接着剤はみ出しであると判断することを特徴とする請求項4に記載のフィルムの接着部検査方法。 - 前記接着部中の透明部分を選択して、前記接着状態の検査を行なうことを特徴とする請求項4または5に記載のフィルムの接着部検査方法。
- 少なくとも一部が透明なフィルムの、端部を重ねて接着した接着部の、接着状態を検査する検査方法であって、
前記接着部とその周辺にほぼ垂直な照明を照射し、その透過散乱光の画像を撮影し、
前記透過散乱光の画像内において、前記フィルムの、一枚部、接着部、外耳部の各部分に明度の測定領域を設け、
前記各測定領域について、
(オ)一枚部の平均明度をA’avgとし、
(カ)接着部の最大明度をB’maxとし、
(キ)外耳部の平均明度をD’avgとし、
F1’=B’max−A’avg、
F4’=D’avg
で定義されるパラメーターF1’、F4’を求め、
前記パラメーターF1’、F4’についてそれぞれ閾値を設け、
前記パラメーターF1’、F4’が前記閾値から外れた場合、接着状態が不良であると判定し、
前記透過散乱光の画像内に、前記フィルムの一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部にわたってエッジ検出領域を設け、
前記測定領域に存在する、エッジの個数を求め、前記エッジの個数が3以上の場合、前記フィルムに傷があると判断することを特徴とするフィルムの接着部検査方法。 - 前記パラメーターF1’、F4’の一方または両方が閾値より高い場合は、層間剥離があると判断することを特徴とする請求項7に記載のフィルムの接着部検査方法。
- 前記接着部中の透明部分を選択して、前記接着状態の検査を行なうことを特徴とする請求項7または8に記載のフィルムの接着部検査方法。
- 少なくとも一部が透明なフィルムの、端部を重ねて接着した接着部の、接着状態を検査する検査装置であって、
前記接着部とその周辺を斜め照明する照明手段と、その反射光による画像を撮影する撮影手段と、
前記接着部とその周辺をほぼ垂直に照明する照明手段と、その透過散乱光による画像を撮影する撮影手段とを有し、
前記反射光の画像内において、前記フィルムの、一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部の各部分に設けられた明度の測定領域について、
(ア)一枚部の平均明度Aavg、
(イ)接着部の最大明度Bmax、最小明度Bmin、
(ウ)非接着二枚部の平均明度Cavg、
(エ)外耳部の平均明度Davg
を求める画像処理手段と、
前記透過散乱光の画像内において、前記フィルムの一枚部、接着部、外耳部の各部分に設けられた明度の測定領域について、
(オ)一枚部の平均明度A’avg、
(カ)接着部の最大明度B’max、
(キ)外耳部の平均明度D’avg
を求める画像処理手段と、
前記透過散乱光の画像内に、前記フィルムの一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部にわたって設けられたエッジの検出領域にある、エッジの個数を求める画像処理手段と、
F1=Bmax−Aavg、
F2=Bmin−Aavg、
F3=Cavg−Aavg、
F4=Davg、
F1’=B’max−A’avg、
F4’=D’avg
で定義される、パラメーターF1〜F4、F1’、F4’を求める画像処理手段と、
前記パラメーターF1〜F4、F1’、F4’についてそれぞれ設けられた閾値について、
前記パラメーターF1〜F4、F1’、F4’が前記閾値を外れた場合、接着状態が不良であると判定し、
前記エッジの個数が3以上の場合、前記フィルムに傷があると判断する手段を備えたことを特徴とするフィルムの接着部検査装置。 - 前記パラメーターF1が閾値より高い場合は接着剤不足または接着剤無しと判断し、
前記パラメーターF2が閾値より低い場合は白化またはクラックと判断し、
前記パラメーターF3が閾値より低い場合は入り込みと判断し、
前記パラメーターF4が閾値より高い場合は耳立ち、低い場合は接着剤はみ出しであると判断し、
前記パラメーターF1’、F4’の一方または両方が閾値より高い場合、層間剥離があると判断する判断手段を備えたことを特徴とする請求項10に記載のフィルムの接着部検査装置。 - 前記接着部中の透明部分を選択して、前記接着状態の検査を行なうための選択手段を備えたことを特徴とする請求項10または11に記載のフィルムの接着部検査装置。
- 複数の前記透明部分を有するフィルムに対して、前記反射光による接着部検査のみを行なう透明部分と、前記透過散乱光による接着部検査のみを行なう透明部分とが、交互にあることを特徴とする請求項12に記載のフィルムの接着部検査装置。
- 少なくとも一部が透明なフィルムの、端部を重ねて接着した接着部の、接着状態を検査する検査装置であって、
前記接着部とその周辺を斜め照明する照明手段と、その反射光による画像を撮影する撮影手段を有し、
前記反射光の画像内において、前記フィルムの、一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部の各部分に設けられた明度の測定領域について、
(ア)一枚部の平均明度Aavg、
(イ)接着部の最大明度Bmax、最小明度Bmin、
(ウ)非接着二枚部の平均明度Cavg、
(エ)外耳部の平均明度Davg
を求める画像処理手段と、
F1=Bmax−Aavg、
F2=Bmin−Aavg、
F3=Cavg−Aavg、
F4=Davg、
で定義される、パラメーターF1〜F4を求める画像処理手段と、
前記パラメーターF1〜F4についてそれぞれ設けられた閾値について、
前記パラメーターF1〜F4が前記閾値を外れた場合、接着状態が不良であると判定する手段を備えたことを特徴とするフィルムの接着部検査装置。 - 前記パラメーターF1が閾値より高い場合は接着剤不足または接着剤無しと判断し、
前記パラメーターF2が閾値より低い場合は白化またはクラックと判断し、
前記パラメーターF3が閾値より低い場合は入り込みと判断し、
前記パラメーターF4が閾値より高い場合は耳立ち、低い場合は接着剤はみ出しであると判断する判断手段を備えたことを特徴とする請求項14に記載のフィルムの接着部検査装置。 - 前記接着部中の透明部分を選択して、前記接着状態の検査を行なうための選択手段を備えたことを特徴とする請求項14または15に記載のフィルムの接着部検査装置。
- 少なくとも一部が透明なフィルムの、端部を重ねて接着した接着部の、接着状態を検査する検査装置であって、
前記接着部とその周辺をほぼ垂直に照明する照明手段と、その透過散乱光による画像を撮影する撮影手段とを有し、
前記透過散乱光の画像内において、前記フィルムの一枚部、接着部、外耳部の各部分に設けられた明度の測定領域について、
(オ)一枚部の平均明度A’avg、
(カ)接着部の最大明度B’max、
(キ)外耳部の平均明度D’avg
を求める画像処理手段と、
前記透過散乱光の画像内に、前記フィルムの一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部にわたって設けられたエッジの検出領域に存在する、エッジの個数を求める画像処理手段と、
F1’=B’max−A’avg、
F4’=D’avg
で定義される、パラメーターF1’、F4’を求める画像処理手段と、
前記パラメーターF1’、F4’についてそれぞれ設けられた閾値について、
前記パラメーターF1’、F4’が前記閾値を外れた場合、接着状態が不良であると判定し、
前記エッジの個数が3以上の場合、前記フィルムに傷があると判断する手段を備えたことを特徴とするフィルムの接着部検査装置。 - 前記パラメーターF1’、F4’の一方または両方が閾値より高い場合、層間剥離があると判断する判断手段を備えたことを特徴とする請求項17に記載のフィルムの接着部検査装置。
- 前記接着部中の透明部分を選択して、前記接着状態の検査を行なうための選択手段を備えたことを特徴とする請求項17または18に記載のフィルムの接着部検査装置。
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