JP2010023922A - フィルムの接着部検査方法およびフィルムの接着部検査装置 - Google Patents

フィルムの接着部検査方法およびフィルムの接着部検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】フィルムの接着状態の検査方法として光学的方法がある。従来の光学的方法は、多種多様な接着不良を検出することができなかった。
【解決手段】接着部の反射撮影画像に領域A〜Dを、透過撮影画像に領域A’、B’、D’を設ける。領域Aの平均明度Aavg、領域Bの最大明度Bmax、最小明度Bmin、領域Cの平均明度Cavg、領域Dの平均明度Davg、領域A’の平均明度A’avg、領域B’の最大明度B’max、領域D’の平均明度D’avgから、F1=Bmax−Aavg、F2=Bmin−Aavg、F3=Cavg−Aavg、F4=Davg、F1’=B’max−A’avg、F4’=D’avgを求める。F1〜F4、F1’、F4’が閾値を外れた場合接着不良とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも一部が透明なフィルムを重ねて接着した接着部の、良否を判定するための検査方法および検査装置に関し、特に熱収縮性筒状ラベルの接着部とその周辺の検査方法および検査装置に関する。
飲料水などのPETボトルに装着されている熱収縮性筒状ラベルは、まず連続した長尺の熱収縮性フィルムを製造し、次に片面にグラビア印刷を施し、次いでスリッター機で所定の幅に数丁取りする。次いで印刷面を内側にして、フィルムの長手方向を軸とし、幅方向を円周として筒状にし、フィルムの両端を重ね合わせ接着する。この接着をセンターシールという。
フィルムの両端の重ね合わせ接着には、有機溶剤などによるもの(特許文献1)や、超音波によるもの(特許文献2)がある。またフィルムの両端の重ね合わせ接着の接着状態を検査する方法としては、機械的な方法(特許文献3)や、光学的な方法(特許文献4、5)がある。特許文献4では、二枚の透明なフィルムを重ねて接着した部分の表面に対し、斜め方向から光を照射し、その反射方向から撮影した画像の明るさに基づいて接着部の良否を判定している。これは正常な接着部は暗く、不良部は明るいという特徴を利用している。特許文献5では、接着剤に蛍光剤を溶解させ、それを接着面に塗布して接着を行ない、接着面を蛍光ランプで照射して、発する蛍光を撮影して接着剤の塗布量を検出している。また公開されていないが、本出願人により出願された発明(引用文献6)がある。
特開2000−211025号公報 特開2002−46179号公報 特開2003−40222号公報 特開平3−94144号公報 特開2002−86572号公報 特願2008−062519号
特許文献3の検査方法は機械的方法であるため、薄いフィルムでは破損するおそれがある。特許文献4の光学的検査方法では、ある程度の長さにわたり接着の途切れている不良でないと検出が困難である。特許文献5の光学的検査方法では、蛍光剤を含んだ特殊な接着剤が必要である。
接着剤(本明細書では有機溶剤も接着剤に含むことにする)による接着では、長手方向に接着が途切れた不良以外にも、接着剤が不足してかすれたり、逆に吐出しすぎてはみ出したり、接着位置がずれたりする不良がある。特許文献4の検査方法では、このような多種多様な不良の検出ができない。
本発明の目的は、長手方向に接着が途切れた不良、接着剤がかすれたり、吐出しすぎたり、また接着位置がずれたりしたような多様な接着部不良、および接着部周辺に発生したフィルムの傷、フィルムの層間剥離を検出できるような検査方法および検査装置を提供することである。
前述のように接着部の不良は多種多様であるが、典型的には次のように分類できる。
(あ)接着剤が全く無い、または不足しているもの。
(い)フィルムが接着剤に浸食されて、白化やクラックを生じているもの。白化はフィルムの内部に、クラックはフィルムの端部に発生しやすい。
(う)接着剤が過多で、接着領域が通常より過大なもの。入り込みと称する。
(え)外側フィルムの端部(外耳部)がめくれ上がったもの。耳立ちと称する。
(お)接着剤の過多や位置ずれによる、接着剤はみ出し。
(か)フィルムの搬送などにより発生する、接着部周辺のフィルムの傷。
(き)フィルムの層間剥離。フィルムは3層程度の多層構造をしているが、接着剤に侵されて、層間が剥離することがある。
本発明者の研究により、上記の接着部不良は、以下に述べるパラメーターF1〜F4、F1’、F4’の閾値、エッジの個数に基づき、良否判定および不良分類ができるようになった。本発明の要旨は次の通りである。
(1)本発明のフィルムの接着部検査方法は、少なくとも一部が透明なフィルムの、端部を重ねて接着した接着部の、接着状態を検査する検査方法であって、前記接着部とその周辺に斜め照明を照射し、その反射光の画像を撮影し、前記反射光の画像内において、前記フィルムの、一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部の各部分に明度の測定領域を設け、前記各測定領域について、
(ア)一枚部の平均明度をAavgとし、
(イ)接着部の最大明度をBmax、最小明度をBminとし、
(ウ)非接着二枚部の平均明度をCavgとし、
(エ)外耳部の平均明度をDavgとし、
前記接着部とその周辺にほぼ垂直な照明を照射し、その透過散乱光の画像を撮影し、前記透過散乱光において、画像内の、前記フィルムの、一枚部、接着部、外耳部の各部分に明度の測定領域を設け、前記各測定領域について、
(オ)一枚部の平均明度をA’avgとし、
(カ)接着部の最大明度をB’maxとし、
(キ)外耳部の平均明度をD’avgとし、
F1=Bmax−Aavg、
F2=Bmin−Aavg、
F3=Cavg−Aavg、
F4=Davg、
F1’=B’max−A’avg、
F4’=D’avg
で定義されるパラメーターF1〜F4、F1’、F4’を求め、前記パラメーターF1〜F4、F1’、F4’についてそれぞれ閾値を設け、前記パラメーターF1〜F4、F1’、F4’が前記閾値から外れた場合、前記接着状態が不良であると判定し、前記透過散乱光の画像内に、前記フィルムの一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部にわたってエッジの検出領域を設け、前記検出領域に存在する、エッジの個数を求め、前記エッジの個数が3以上の場合、前記フィルムに傷があると判断することを特徴とする。
(2)本発明のフィルムの接着部検査方法は、前記パラメーターF1が閾値より高い場合は、接着剤無しまたは接着剤不足と判断し、前記パラメーターF2が閾値より低い場合は、白化またはクラックと判断し、前記パラメーターF3が閾値より低い場合は、入り込みと判断し、前記パラメーターF4が閾値より高い場合は耳立ち、低い場合は接着剤はみ出しであると判断し、前記パラメーターF1’、F4’の一方または両方が閾値より高い場合は、層間剥離があると判断することを特徴とする。
(3)本発明のフィルムの接着部検査方法は、前記接着部中の透明部分を選択して、前記接着状態の検査を行なうことを特徴とする。
(4)本発明のフィルムの接着部検査方法は、少なくとも一部が透明なフィルムの、端部を重ねて接着した接着部の、接着状態を検査する検査方法であって、前記接着部とその周辺に斜め照明を照射し、その反射光の画像を撮影し、前記反射光の画像内において、前記フィルムの、一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部の各部分に明度の測定領域を設け、前記各測定領域について、
(ア)一枚部の平均明度をAavgとし、
(イ)接着部の最大明度をBmax、最小明度をBminとし、
(ウ)非接着二枚部の平均明度をCavgとし、
(エ)外耳部の平均明度をDavgとし、
F1=Bmax−Aavg、
F2=Bmin−Aavg、
F3=Cavg−Aavg、
F4=Davg、
で定義されるパラメーターF1〜F4を求め、前記パラメーターF1〜F4についてそれぞれ閾値を設け、前記パラメーターF1〜F4が前記閾値から外れた場合、前記接着状態が不良であると判定することを特徴とする。
(5)本発明のフィルムの接着部検査方法は、前記パラメーターF1が閾値より高い場合は、接着剤無しまたは接着剤不足と判断し、前記パラメーターF2が閾値より低い場合は、白化またはクラックと判断し、前記パラメーターF3が閾値より低い場合は、入り込みと判断し、前記パラメーターF4が閾値より高い場合は耳立ち、低い場合は接着剤はみ出しであると判断することを特徴とする。
(6)本発明のフィルムの接着部検査方法は、前記接着部中の透明部分を選択して、前記接着状態の検査を行なうことを特徴とする。
(7)本発明のフィルムの接着部検査方法は、少なくとも一部が透明なフィルムの、端部を重ねて接着した接着部の、接着状態を検査する検査方法であって、前記接着部とその周辺にほぼ垂直な照明を照射し、その透過散乱光の画像を撮影し、前記透過散乱光の画像内において、前記フィルムの、一枚部、接着部、外耳部の各部分に明度の測定領域を設け、前記各測定領域について、
(オ)一枚部の平均明度をA’avgとし、
(カ)接着部の最大明度をB’maxとし、
(キ)外耳部の平均明度をD’avgとし、
F1’=B’max−A’avg、
F4’=D’avg
で定義されるパラメーターF1’、F4’を求め、前記パラメーターF1’、F4’についてそれぞれ閾値を設け、前記パラメーターF1’、F4’が前記閾値から外れた場合、接着状態が不良であると判定し、前記透過散乱光の画像内に、前記フィルムの一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部にわたってエッジの検出領域を設け、前記検出領域に存在する、エッジの個数を求め、前記エッジの個数が3以上の場合、前記フィルムに傷があると判断することを特徴とする。
(8)本発明のフィルムの接着部検査方法は、前記パラメーターF1’、F4’の一方または両方が閾値より高い場合は、層間剥離があると判断することを特徴とする。
(9)本発明のフィルムの接着部検査方法は、前記接着部中の透明部分を選択して、前記接着状態の検査を行なうことを特徴とする。
(10)本発明のフィルムの接着部検査装置は、少なくとも一部が透明なフィルムの、端部を重ねて接着した接着部の、接着状態を検査する検査装置であって、前記接着部とその周辺を斜め照明する照明手段と、その反射光による画像を撮影する撮影手段と、前記接着部とその周辺をほぼ垂直に照明する照明手段と、その透過散乱光による画像を撮影する撮影手段とを有し、前記反射光の画像内において、前記フィルムの、一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部の各部分に設けられた明度の測定領域について、
(ア)一枚部の平均明度Aavg、
(イ)接着部の最大明度Bmax、最小明度Bmin、
(ウ)非接着二枚部の平均明度Cavg、
(エ)外耳部の平均明度Davg
を求める画像処理手段と、前記透過散乱光の画像内において、前記フィルムの一枚部、接着部、外耳部の各部分に設けられた明度の測定領域について、
(オ)一枚部の平均明度A’avg、
(カ)接着部の最大明度B’max、
(キ)外耳部の平均明度D’avg
を求める画像処理手段と、前記透過散乱光の画像内に、前記フィルムの一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部にわたって設けられたエッジの検出領域にある、エッジの個数を求める画像処理手段と、
F1=Bmax−Aavg、
F2=Bmin−Aavg、
F3=Cavg−Aavg、
F4=Davg、
F1’=B’max−A’avg、
F4’=D’avg
で定義される、パラメーターF1〜F4、F1’、F4’を求める画像処理手段と、前記パラメーターF1〜F4、F1’、F4’についてそれぞれ設けられた閾値について、前記パラメーターF1〜F4、F1’、F4’が前記閾値を外れた場合、接着状態が不良であると判定し、前記エッジの個数が3以上の場合、前記フィルムに傷があると判断する手段を備えたことを特徴とする。
(11)本発明のフィルムの接着部検査装置は、前記パラメーターF1が閾値より高い場合は接着剤不足または接着剤無しと判断し、前記パラメーターF2が閾値より低い場合は白化またはクラックと判断し、前記パラメーターF3が閾値より低い場合は入り込みと判断し、前記パラメーターF4が閾値より高い場合は耳立ち、低い場合は接着剤はみ出しであると判断し、前記パラメーターF1’、F4’の一方または両方が閾値より高い場合、層間剥離があると判断する判断手段を備えたことを特徴とする。
(12)本発明のフィルムの接着部検査装置は、前記接着部中の透明部分を選択して、前記接着状態の検査を行なうための選択手段を備えたことを特徴とする。
(13)本発明のフィルムの接着部検査装置は、複数の前記透明部分を有するフィルムに対して、前記反射光による接着部検査のみを行なう透明部分と、前記透過散乱光による接着部検査のみを行なう透明部分とが、交互にあることを特徴とする。
(14)本発明のフィルムの接着部検査装置は、少なくとも一部が透明なフィルムの、端部を重ねて接着した接着部の、接着状態を検査する検査装置であって、前記接着部とその周辺を斜め照明する照明手段と、その反射光による画像を撮影する撮影手段を有し、前記反射光の画像内において、前記フィルムの、一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部の各部分に設けられた明度の測定領域について、
(ア)一枚部の平均明度Aavg、
(イ)接着部の最大明度Bmax、最小明度Bmin、
(ウ)非接着二枚部の平均明度Cavg、
(エ)外耳部の平均明度Davg
を求める画像処理手段と、
F1=Bmax−Aavg、
F2=Bmin−Aavg、
F3=Cavg−Aavg、
F4=Davg、
で定義される、パラメーターF1〜F4を求める画像処理手段と、前記パラメーターF1〜F4についてそれぞれ設けられた閾値について、前記パラメーターF1〜F4が前記閾値を外れた場合、接着状態が不良であると判定する手段を備えたことを特徴とする。
(15)本発明のフィルムの接着部検査装置は、前記パラメーターF1が閾値より高い場合は接着剤不足または接着剤無しと判断し、前記パラメーターF2が閾値より低い場合は白化またはクラックと判断し、前記パラメーターF3が閾値より低い場合は入り込みと判断し、前記パラメーターF4が閾値より高い場合は耳立ち、低い場合は接着剤はみ出しであると判断する判断手段を備えたことを特徴とする。
(16)本発明のフィルムの接着部検査装置は、前記接着部中の透明部分を選択して、前記接着状態の検査を行なうための選択手段を備えたことを特徴とする。
(17)本発明のフィルムの接着部検査装置は、少なくとも一部が透明なフィルムの、端部を重ねて接着した接着部の、接着状態を検査する検査装置であって、前記接着部とその周辺をほぼ垂直に照明する照明手段と、その透過散乱光による画像を撮影する撮影手段とを有し、前記透過散乱光の画像内において、前記フィルムの一枚部、接着部、外耳部の各部分に設けられた明度の測定領域について、
(オ)一枚部の平均明度A’avg、
(カ)接着部の最大明度B’max、
(キ)外耳部の平均明度D’avg
を求める画像処理手段と、前記透過散乱光の画像内に、前記フィルムの一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部にわたって設けられたエッジの検出領域に存在する、エッジの個数を求める画像処理手段と、
F1’=B’max−A’avg、
F4’=D’avg
で定義される、パラメーターF1’、F4’を求める画像処理手段と、前記パラメーターF1’、F4’についてそれぞれ設けられた閾値について、前記パラメーターF1’、F4’が前記閾値を外れた場合、接着状態が不良であると判定し、前記エッジの個数が3以上の場合、前記フィルムに傷があると判断する手段を備えたことを特徴とする。
(18)本発明のフィルムの接着部検査装置は、前記パラメーターF1’、F4’の一方または両方が閾値より高い場合、層間剥離があると判断する判断手段を備えたことを特徴とする。
(19)本発明のフィルムの接着部検査装置は、前記接着部中の透明部分を選択して、前記接着状態の検査を行なうための選択手段を備えたことを特徴とする。
本発明により、以下の典型的な接着部不良が自動的に検出され、良否判定され、不良分類データが取得できるようになった。
(あ)接着剤が全く無い、または不足しているもの。
(い)フィルムが接着剤に浸食されて、白化やクラックを生じているもの。
(う)接着剤が過多で、接着領域が過大となるもの(入り込み)。
(え)外側フィルムの端部(外耳部)のめくれ(耳立ち)。
(お)接着剤の過多や位置ずれによる、接着剤はみ出し。
(か)接着部周辺のフィルムの傷。
(き)フィルムの層間剥離。
本発明の、フィルムの接着部検査方法および接着部検査装置は、反射光による画像と、透過光による画像を用いる。反射光によって検出できる不良モードは上記の(あ)〜(お)である。透過光によって検出できる不良モードは上記の(か)、(き)である。なお、必要に応じて、反射光による画像のみ、あるいは、透過光による画像のみを用いることもできる。まず反射光を用いる検査方法について説明する。
図1は、反射光による画像を用いる検査方法の模式図である。図1上段において、少なくとも一部が透明なフィルムの端部が重ねられ、外側フィルム11と内側フィルム12の重なりの一部である接着部13が、接着剤で接着されている。外側フィルム11は端部11a(外耳部)まで接着されているが、内側フィルム12は端部12a(内耳部)までは接着されていない。そのため内側フィルム12の入り込み部14は接着されておらず、外側フィルム11と内側フィルム12の間に隙間がある。図1上段はフィルムの幅方向の断面図であるが、この形状がフィルムの長手方向(紙面に垂直な方向)に長く続いている。
接着部13とその周辺に、照明手段15から照明光16を斜めに照射し、その反射光17による画像を撮影手段18により撮影する。図1中段に撮影画像を模式的に示す。撮影画像は、内側フィルム12が一枚の部分19、内側フィルム12と外側フィルム11の接着部20、内側フィルム12と外側フィルム11が重なっているが、接着されていない部分21、外側フィルム11が一枚の部分22に分けられる。
図1下段に、正常な接着部の、反射光による撮影画像の明度プロファイルを模式的に示す。内側フィルム12が一枚の部分19の明度と、外側フィルム11が一枚の部分22の明度はほとんど等しい。内側フィルム12と外側フィルム11の接着部20は、内側フィルム12と外側フィルム11が一体となっている。そのため反射光が外側フィルム11の表面反射だけとなる。そのため、接着部20の明度は、外側フィルム11が一枚の部分22、および、内側フィルム12が一枚の部分19の明度とほぼ等しい。内側フィルム12と外側フィルム11が重なっているが接着されていない部分21は、外側フィルム11の表面反射と内側フィルム12の表面反射が重なる。そのため、明度は、外側フィルム11が一枚の部分22、および、内側フィルム12が一枚の部分19の明度の約2倍となる。外側フィルムの端部11a(外耳部)では光が散乱するため、その明度は、境界20aを中心とする狭い範囲で低い。
以上の明度プロファイルの特徴を抽出するため、撮影画像に以下の明度測定領域A〜Dを設ける。これらを図1中段の撮影画像欄にA〜Dで表示する。
領域A…内側フィルム12が一枚の部分19の内部。
領域B…接着部20の内部。
領域C…内側フィルム12と外側フィルム11が重なっているが、接着されていない部分21の内部。
領域D…接着部20の内側フィルム12側の境界20a(外耳部)を含む狭い領域。
各測定領域A〜Dについて、撮影された画像から、明度の平均値、最大値、または最小値を求める。それには次のようにする。図2に示すように、一つの測定領域を、例えば8×14=112の単位領域に分割し、各単位領域の明度をそれぞれ求める。明度の平均値は、(単位領域の明度の総和/単位領域の数)で求める。明度の最大値、最小値は、単位領域の中で最も明度の高いもの、最も明度の低いものの明度とする。
このようにして各測定領域A〜Dについて、次の明度の平均値または最大値、最小値を求める。
(ア)領域Aの平均明度Aavg。これは内側フィルム12の表面反射光の平均明度である。
(イ)領域Bの最大明度Bmax、最小明度Bmin。正常な明度プロファイルの場合、領域Bは外側フィルム11の表面反射光のみであるため、最大明度Bmax、最小明度Bminともに、領域Aの平均明度Aavgとほぼ等しい。
(ウ)領域Cの平均明度Cavg。ここでは外側フィルム11の表面反射と内側フィルム12の表面反射が重なるため、明度は、内側フィルム12が一枚の部分19の平均明度Aavgの約2倍となる。
(エ)領域Dの平均明度Davg。接着部20の内側フィルム側の境界20a(外耳部)で光が散乱するため、狭い範囲で明度が低い。
図3は、代表的な接着不良の、反射光の明度プロファイルを模式的に示したものである。実線と破線があるところは、実線が不良品の明度プロファイルを示し、破線が正常品の明度プロファイルを示す。
図3(a)は接着剤が全く無いものである。内側フィルム12の表面反射が加わるため、領域B全体の明度が正常品よりも高くなる。
図3(b)は接着剤が不足しているものである。接着剤が無いものと同様、内側フィルム12の表面反射が加わるため、領域Bの一部の明度が正常品よりも高くなる。
図3(c)はフィルムが接着剤に浸食されて、白化を生じたものである。白化が発生すると、その部分で入射光が散乱するため、反射光の強度が弱くなり、領域Bの一部の明度が正常品よりも低くなる。
図3(d)はフィルムが接着剤に浸食されて、クラックを生じたものである。クラックは外側フィルムの端部(外耳部)に近いところに発生しやすい。クラックが発生すると、その部分で入射光が散乱するため、反射光の強度が弱くなり、領域Bの一部の明度が正常品よりも低くなる。
図3(e)は接着剤が過多で、接着領域が通常より過大なもの(入り込み)である。接着領域が領域Cの方に入り込んでいる。接着された領域の反射光強度は、内側フィルム12と外側フィルム11が接着されずに重なっている部分21のほぼ半分なので、領域Cの一部の明度が正常品よりも低くなる。
図3(f)は外側フィルムの端部(外耳部)がめくれ上がったもの(耳立ち)である。耳立ちが発生すると、領域Dの明度が正常品より高くなる。
図3(g)は接着剤が領域A方向にはみ出したものである。接着剤が領域A方向にはみ出すと、外側フィルム11の端部(外耳部)11aでの光散乱が正常より強くなるため、反射光は減少し、領域Dの明度が正常品より低くなる。
次に反射光についてのパラメーターF1〜F4を次式により求める。
F1=Bmax−Aavg
F2=Bmin−Aavg
F3=Cavg−Aavg
F4=Davg
次に、検査するフィルムの材質、厚さ、コーティングなどに応じて、パラメーターF1〜F4について、それぞれ閾値を設ける。パラメーターF1〜F4が閾値を外れた場合、接着状態が不良と判定する。具体的には次のように判断する。
(1)パラメーターF1が閾値より高い場合は、接着剤無し、または接着剤不足と判断する。パラメーターF1は正常品ではほぼ0である。接着剤が無かったり不足したりすると、内側フィルム12の表面反射が加わるため、領域Bの最大明度Bmaxが正常品よりも高くなる。領域Aの平均明度Aavgは変わらないので、パラメーターF1は高くなる。
(2)パラメーターF2が閾値より低い場合は、白化またはクラックと判断する。パラメーターF2は正常品ではほぼ0である。白化またはクラックが発生すると、その部分で入射光が散乱するため反射光の強度が弱くなり、領域Bの最小明度Bminは正常品よりも低くなる。領域Aの平均明度Aavgは変わらないので、パラメーターF2は低くなる。
(3)パラメーターF3が閾値より低い場合は、入り込み、即ち接着領域過大と判断する。この場合、接着領域は、外側フィルムと内側フィルムが接着されずに重なっている部分21側に拡大し、領域Cに入り込んでいる。接着部の反射光強度は、内側フィルム12と外側フィルム11が接着されずに重なっている部分21のほぼ半分なので、領域Cの平均明度Cavgが正常品よりも低くなる。領域Aの平均明度Aavgは変わらないので、パラメーターF3は低くなる。
(4)パラメーターF4が閾値より高い場合は耳立ち、閾値より低い場合は接着剤はみ出しであると判断する。耳立ちは、外側フィルム11の端部(外耳部)11aがめくれて、内側フィルム12と離れている状態である。耳立ちが発生すると、反射光強度は正常品より強くなる。そのためパラメーターF4は高くなる。また接着剤はみ出しは、接着剤が領域A方向にはみ出している状態である。接着剤が領域A方向にはみ出すと、外側フィルム11の端部(外耳部)11aでの光散乱が正常品より強くなるため反射光は減少し、パラメーターF4は低くなる。
次に図4を用いて、透過光(透過散乱光)による検査方法について説明する。図4上段において、少なくとも一部が透明なフィルムの端部が重ねられ、外側フィルム11と内側フィルム12の重なりの一部である接着部13が、接着剤で接着されている。外側フィルム11は、端部11a(外耳部)まで接着されているが、内側フィルム12は、端部12a(内耳部)までは接着されていない。そのため外側フィルム11と内側フィルム12の間に隙間がある。図4上段はフィルムの幅方向の断面図であるが、この形状がフィルムの長手方向(紙面に垂直な方向)に長く続いている。
図4上段に示すように、接着部13とその周辺に、照明手段23から照明光24をほぼ垂直に照射し、透過散乱光25による画像を、撮影手段26によって、斜めから撮影する。図4中段に撮影画像を模式的に示す。撮影画像は、内側フィルム12が一枚の部分19、内側フィルム12と外側フィルム11の接着部20、内側フィルム12と外側フィルム11が重なっているが接着されていない部分21、外側フィルム11が一枚の部分22に分けられる。
透過散乱光25の撮影画像は一つであるが、画像明度の測定領域の設定が2種類必要なため、説明のため図4には、撮影画像が二つ表示されている。
図4下段に、正常な接着部の撮影画像の、明度プロファイルを模式的に示す。内側フィルム12が一枚の部分19と、外側フィルム11が一枚の部分22は、散乱光が少ないため、明度はほぼ等しく、低い。内側フィルム12と外側フィルム11の接着部20と、内側フィルム12と外側フィルム11が重なっているが接着されていない部分21とは、同程度の散乱光があるため、明度はほぼ等しく、ある程度高い。外側フィルム11の端部11a(外耳部)と、内側フィルム12の端部12a(内耳部)は、局所的に光を強く散乱するため、明度は狭い範囲で高い。
以上の明度プロファイルの特徴を抽出するため、撮影画像の各領域に、以下の画像明度の測定領域A’、B’、D’、Eを設ける。これらを図4中段の撮影画像欄にA’、B’、D’、Eで表示する。
領域A’…内側フィルム12が一枚の部分19の内部。
領域B’…接着部20の内部。
領域D’…接着部20の内側フィルム12側の境界20a(外耳部)を含む狭い領域。
領域E…内側フィルム12が一枚の部分19、内側フィルム12と外側フィルム11の接着部20、内側フィルム12と外側フィルム11が重なっているが接着されていない部分21、外側フィルム11が一枚の部分22を全て含む、細長い領域。
測定領域A’、B’、D’について、次のように、明度の平均値または最大値を求める。
(オ)領域A’の平均明度A’avg。これは内側フィルム12の散乱光の平均明度である。
(カ)領域B’の最大明度B’max。これは接着部13の散乱光の最大明度である。
(キ)領域D’の平均明度D’avg。これは外耳部の散乱光の平均明度である。
領域Eについては、エッジの個数Nを求める。エッジとは、領域Eで検出される明度の変化の大きな境界である。正常品については、エッジの部分は、外側フィルム11の端部11a(外耳部)と、内側フィルム12の端部12a(内耳部)に対応する。このためエッジの個数Nは2である。
図5は、代表的な接着不良の、透過散乱光の明度プロファイルを模式的に示したものである。実線と破線があるところは、実線が不良品の明度プロファイルを示し、破線が正常品の明度プロファイルを示す。
図5(a)はフィルムの層間剥離が発生した場合の明度プロファイルである。層間剥離の部分で光が余分に散乱するため、領域B’および領域D’の、一方または両方の明度が高くなる。
図5(b)は、内側フィルム12、または、外側フィルム11の表面に傷のついた場合の明度プロファイルである。傷により光が散乱するため、エッジが余分に現われる。図5(b)は、傷が一つある場合で、エッジの個数Nは3である。エッジの個数Nは傷の本数がMのとき、N=2+Mになる。
透過散乱光についてのパラメーターF1’、F4’を次式により求める。
F1’=B’max−A’avg
F4’=D’avg
検査するフィルムの材質、厚さ、コーティングなどに応じて、パラメーターF1’、F4’についてそれぞれ閾値を設ける。パラメーターF1’、F4’の一方または両方が閾値より高い場合、層間剥離があると判定する。層間剥離があると、領域B’の明度B’max、領域D’の明度D’avgの一方または両方が高くなる。領域A’は、接着剤の影響を受けないため、通常、層間剥離が発生しない。そのため領域A’の明度A’avgは、通常変化しない。したがって層間剥離があると、パラメーターF1’、F4’のいずれか、または両方が閾値より高くなる。
正常品の場合、領域Eのエッジの個数Nは、外側フィルム11の端部11a(外耳部)と、内側フィルム12の端部12a(内耳部)に対応して、2である。エッジの個数Nが3以上の場合、(N−2)個の傷があると考えられる。
以上説明したように、本発明においては、フィルムを長手方向に高速で送りながら、フィルムからの反射光により、
(あ)接着剤(有機溶剤も含む)が全く無いか、または不足しているもの。
(い)フィルムが接着剤に浸食されて白化やクラックを生じているもの。
(う)接着剤が過多で、接着領域が過大となるもの(入り込み)。
(え)外側フィルムの端部(外耳部)がめくれ上がった耳立ち。
(お)接着剤の過多や位置ずれによる接着剤はみ出し。
の検出、良否判定、不良分類ができる。また、フィルムからの透過散乱光により、
(か)フィルム搬送などにより発生した、接着部周辺のフィルムの傷。
(き)フィルムの層間剥離。
の検出、良否判定、不良分類ができる。
フィルムによっては、接着部を含むほぼ全体に模様が印刷されていて、模様の影響で接着部の反射光、透過光が正確に撮影できないものがある。この場合、模様の印刷された部分では、接着部の良否判定が正確にできないので、模様の印刷されていない透明部分を選択して、接着状態の検査を行なう。例えばPETボトルの熱収縮性筒状ラベルの場合、通常、PETボトルの全長を周期として、模様の印刷されていない透明部分が繰り返し設けられている。接着状態の検査は、そのような透明部分を利用して行なう。模様の印刷されていない部分は、例えば光透過センサーなどを利用して、精度良く選択できる。光透過センサーと画像撮影を同期させることにより、透明部分だけを撮影して、接着状態の検査を行なうことができる。
透明部分だけの接着状態の検査によると、模様の印刷された部分に発生した、局所的な接着不良は検出できない。しかし、接着不良はフィルムの長手方向にある程度連続して発生するため、透明部分だけの接着状態の検査で検出できない場合は極めて少ない。従って実用上は、透明部分だけの接着状態の検査で問題はない。
図6に、本発明のフィルムの接着部検査装置30の概略を示す。巻出部の巻出しロール31から引き出されたフィルム32は、途中で幅方向の両端部が重なるように折られ、その接着部(図1、符号13)に、塗布部の塗布ノズル33から接着剤(有機溶剤)が連続的に塗布される。
次にフィルム32は、ニップルロール34に挟まれて、外側フィルムと内側フィルムの接着部が連続的に密着するようにされる。これによって、外側フィルムと内側フィルムの接着部(図1、符号13)が接着される。
次にフィルム32は検査部に入る。検査部には、反射光による検査を行なう照明手段35、撮影手段36と、透過散乱光による検査を行なう照明手段38が備えられている。反射光による検査を行なう部位では、フィルム32に照明手段35(例えば、ストロボ照明)から、照明光がフィルム32に対して斜めに照射され、その反射光が撮影手段36(例えば、白黒デジタルカメラ)に入射する。フィルム32の接着部の透明部分を選択する選択手段37(例えば、透過センサー)により、透明部分が感知された瞬間、照明手段35が発光して、フィルム32の反射画像が撮影される。
透過散乱光による検査を行なう部位では、フィルム32に照明手段38(例えば、ストロボ照明)から、照明光がフィルム32に対して垂直に照射され、その斜めの散乱光が撮影手段36(例えば、白黒デジタルカメラ)に入射する。フィルム32の接着部の透明部分を選択する選択手段37(例えば、透過センサー)により、透明部分が感知された瞬間、照明手段38が発光して、フィルム32の透過散乱光画像が撮影される。
選択手段37としての透過センサーは、フィルム32をはさんで片側に発光部、他の側に受光部を有する。フィルム32が透明なとき、発光部からのセンシング光を受光部が受光して、信号を発する。その信号を受けて、照明手段35、38が発光し、撮影手段36が撮影を行なう。
撮影手段36が一台であるから、反射光用の照明手段35の発光と、透過光用の照明手段38の発光は、同時でないことが望ましい。フィルム32の送り速度が遅いときは、フィルム32の一つの透明部分の反射光画像と透過散乱光画像を、短かい時間差をおいて、撮影することができる。しかしフィルム32の送り速度が速いときは、一つの透明部分について両画像を撮影することは難しい。その場合は、周期的に現われる透明部分の反射光画像と透過散乱光画像を、交互に撮影する。つまり反射光画像を撮影した透明部分は透過散乱光画像を撮影せず、透過散乱光画像を撮影した透明部分は反射光画像を撮影しない。このようにしても、検査精度は実質的には低下しない。
画像処理装置39では、反射画像から領域A〜Dが抽出され、領域Aの平均明度Aavg、領域Bの最大明度Bmaxと最小明度Bmin、領域Cの平均明度Cavg、外耳部の平均明度Davgが測定・計算される。また、透過散乱画像から領域A’、B’、D’、Eが抽出され、領域A’の平均明度A’avg、領域B’の最大明度B’max、領域D’の平均明度D’avgが測定・計算される。領域Eについては、エッジの個数Nが測定・計算される。
引き続きパラメーターF1〜F4、F1’、F4’が計算され、各パラメーターの閾値と比較される。パラメーターF1〜F4、F1’、F4’が各々の閾値から外れた場合は警報が出される。またエッジの個数Nが3以上となった場合も警報が出される。画像処理装置39からの検査データはコンピューター40により表示および記録され、工程にフィードバックされ、例えば塗布ノズルの塗布量のコントロールに利用される。
検査の完了したフィルム32は、巻取部の巻取ロール41に巻き取られる。なお巻出しロール31、巻取ロール41が2本ずつあるのは、フィルム32の送りを、一定速度で交互に連続的に行ない、接着剤の塗布状態を安定化すると共に、作業効率を高めるためである。
反射光による画像を用いる検査方法の模式図 一つの測定領域を単位領域に分割する説明図 接着不良の明度プロファイルの模式図 透過散乱光による画像を用いる検査方法の模式図 層間剥離不良および傷不良の明度プロファイルの模式図 フィルムの接着部検査装置の概略図
符号の説明
11 外側フィルム
11a 外側フィルムの端部(外耳部)
12 内側フィルム
12a 内側フィルムの端部(内耳部)
13 接着部
14 内側フィルムの入り込み部
15 照明手段
16 照明光
17 反射光
18 撮影手段
19 内側フィルムが一枚の部分
20 接着部
20a 接着部の内側フィルム側の境界
21 内側フィルムと外側フィルムが接着されずに重なっている部分
22 外側フィルムが一枚の部分
23 照明手段
24 照明光
25 透過散乱光
26 撮影手段
30 接着部検査装置
31 巻出しロール
32 フィルム
33 塗布ノズル
34 ニップルロール
35 照明手段
36 撮影手段
37 選択手段
38 照明手段
39 画像処理装置
40 コンピューター
41 巻取ロール

Claims (19)

  1. 少なくとも一部が透明なフィルムの、端部を重ねて接着した接着部の、接着状態を検査する検査方法であって、
    前記接着部とその周辺に斜め照明を照射し、その反射光の画像を撮影し、
    前記反射光の画像内において、前記フィルムの、一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部の各部分に明度の測定領域を設け、
    前記各測定領域について、
    (ア)一枚部の平均明度をAavgとし、
    (イ)接着部の最大明度をBmax、最小明度をBminとし、
    (ウ)非接着二枚部の平均明度をCavgとし、
    (エ)外耳部の平均明度をDavgとし、
    前記接着部とその周辺にほぼ垂直な照明を照射し、その透過散乱光の画像を撮影し、
    前記透過散乱光において、画像内の、前記フィルムの、一枚部、接着部、外耳部の各部分に明度の測定領域を設け、
    前記各測定領域について、
    (オ)一枚部の平均明度をA’avgとし、
    (カ)接着部の最大明度をB’maxとし、
    (キ)外耳部の平均明度をD’avgとし、
    F1=Bmax−Aavg、
    F2=Bmin−Aavg、
    F3=Cavg−Aavg、
    F4=Davg、
    F1’=B’max−A’avg、
    F4’=D’avg
    で定義されるパラメーターF1〜F4、F1’、F4’を求め、
    前記パラメーターF1〜F4、F1’、F4’についてそれぞれ閾値を設け、
    前記パラメーターF1〜F4、F1’、F4’が前記閾値から外れた場合、前記接着状態が不良であると判定し、
    前記透過散乱光の画像内に、前記フィルムの一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部にわたってエッジ検出領域を設け、
    前記測定領域に存在する、エッジの個数を求め、前記エッジの個数が3以上の場合、前記フィルムに傷があると判断することを特徴とするフィルムの接着部検査方法。
  2. 前記パラメーターF1が閾値より高い場合は、接着剤無しまたは接着剤不足と判断し、
    前記パラメーターF2が閾値より低い場合は、白化またはクラックと判断し、
    前記パラメーターF3が閾値より低い場合は、入り込みと判断し、
    前記パラメーターF4が閾値より高い場合は耳立ち、低い場合は接着剤はみ出しであると判断し、
    前記パラメーターF1’、F4’の一方または両方が閾値より高い場合は、層間剥離があると判断することを特徴とする請求項1に記載のフィルムの接着部検査方法。
  3. 前記接着部中の透明部分を選択して、前記接着状態の検査を行なうことを特徴とする請求項1または2に記載のフィルムの接着部検査方法。
  4. 少なくとも一部が透明なフィルムの、端部を重ねて接着した接着部の、接着状態を検査する検査方法であって、
    前記接着部とその周辺に斜め照明を照射し、その反射光の画像を撮影し、
    前記反射光の画像内において、前記フィルムの、一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部の各部分に明度の測定領域を設け、
    前記各測定領域について、
    (ア)一枚部の平均明度をAavgとし、
    (イ)接着部の最大明度をBmax、最小明度をBminとし、
    (ウ)非接着二枚部の平均明度をCavgとし、
    (エ)外耳部の平均明度をDavgとし、
    F1=Bmax−Aavg、
    F2=Bmin−Aavg、
    F3=Cavg−Aavg、
    F4=Davg、
    で定義されるパラメーターF1〜F4を求め、
    前記パラメーターF1〜F4についてそれぞれ閾値を設け、
    前記パラメーターF1〜F4が前記閾値から外れた場合、前記接着状態が不良であると判定することを特徴とするフィルムの接着部検査方法。
  5. 前記パラメーターF1が閾値より高い場合は、接着剤無しまたは接着剤不足と判断し、
    前記パラメーターF2が閾値より低い場合は、白化またはクラックと判断し、
    前記パラメーターF3が閾値より低い場合は、入り込みと判断し、
    前記パラメーターF4が閾値より高い場合は耳立ち、低い場合は接着剤はみ出しであると判断することを特徴とする請求項4に記載のフィルムの接着部検査方法。
  6. 前記接着部中の透明部分を選択して、前記接着状態の検査を行なうことを特徴とする請求項4または5に記載のフィルムの接着部検査方法。
  7. 少なくとも一部が透明なフィルムの、端部を重ねて接着した接着部の、接着状態を検査する検査方法であって、
    前記接着部とその周辺にほぼ垂直な照明を照射し、その透過散乱光の画像を撮影し、
    前記透過散乱光の画像内において、前記フィルムの、一枚部、接着部、外耳部の各部分に明度の測定領域を設け、
    前記各測定領域について、
    (オ)一枚部の平均明度をA’avgとし、
    (カ)接着部の最大明度をB’maxとし、
    (キ)外耳部の平均明度をD’avgとし、
    F1’=B’max−A’avg、
    F4’=D’avg
    で定義されるパラメーターF1’、F4’を求め、
    前記パラメーターF1’、F4’についてそれぞれ閾値を設け、
    前記パラメーターF1’、F4’が前記閾値から外れた場合、接着状態が不良であると判定し、
    前記透過散乱光の画像内に、前記フィルムの一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部にわたってエッジ検出領域を設け、
    前記測定領域に存在する、エッジの個数を求め、前記エッジの個数が3以上の場合、前記フィルムに傷があると判断することを特徴とするフィルムの接着部検査方法。
  8. 前記パラメーターF1’、F4’の一方または両方が閾値より高い場合は、層間剥離があると判断することを特徴とする請求項7に記載のフィルムの接着部検査方法。
  9. 前記接着部中の透明部分を選択して、前記接着状態の検査を行なうことを特徴とする請求項7または8に記載のフィルムの接着部検査方法。
  10. 少なくとも一部が透明なフィルムの、端部を重ねて接着した接着部の、接着状態を検査する検査装置であって、
    前記接着部とその周辺を斜め照明する照明手段と、その反射光による画像を撮影する撮影手段と、
    前記接着部とその周辺をほぼ垂直に照明する照明手段と、その透過散乱光による画像を撮影する撮影手段とを有し、
    前記反射光の画像内において、前記フィルムの、一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部の各部分に設けられた明度の測定領域について、
    (ア)一枚部の平均明度Aavg、
    (イ)接着部の最大明度Bmax、最小明度Bmin、
    (ウ)非接着二枚部の平均明度Cavg、
    (エ)外耳部の平均明度Davg
    を求める画像処理手段と、
    前記透過散乱光の画像内において、前記フィルムの一枚部、接着部、外耳部の各部分に設けられた明度の測定領域について、
    (オ)一枚部の平均明度A’avg、
    (カ)接着部の最大明度B’max、
    (キ)外耳部の平均明度D’avg
    を求める画像処理手段と、
    前記透過散乱光の画像内に、前記フィルムの一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部にわたって設けられたエッジの検出領域にある、エッジの個数を求める画像処理手段と、
    F1=Bmax−Aavg、
    F2=Bmin−Aavg、
    F3=Cavg−Aavg、
    F4=Davg、
    F1’=B’max−A’avg、
    F4’=D’avg
    で定義される、パラメーターF1〜F4、F1’、F4’を求める画像処理手段と、
    前記パラメーターF1〜F4、F1’、F4’についてそれぞれ設けられた閾値について、
    前記パラメーターF1〜F4、F1’、F4’が前記閾値を外れた場合、接着状態が不良であると判定し、
    前記エッジの個数が3以上の場合、前記フィルムに傷があると判断する手段を備えたことを特徴とするフィルムの接着部検査装置。
  11. 前記パラメーターF1が閾値より高い場合は接着剤不足または接着剤無しと判断し、
    前記パラメーターF2が閾値より低い場合は白化またはクラックと判断し、
    前記パラメーターF3が閾値より低い場合は入り込みと判断し、
    前記パラメーターF4が閾値より高い場合は耳立ち、低い場合は接着剤はみ出しであると判断し、
    前記パラメーターF1’、F4’の一方または両方が閾値より高い場合、層間剥離があると判断する判断手段を備えたことを特徴とする請求項10に記載のフィルムの接着部検査装置。
  12. 前記接着部中の透明部分を選択して、前記接着状態の検査を行なうための選択手段を備えたことを特徴とする請求項10または11に記載のフィルムの接着部検査装置。
  13. 複数の前記透明部分を有するフィルムに対して、前記反射光による接着部検査のみを行なう透明部分と、前記透過散乱光による接着部検査のみを行なう透明部分とが、交互にあることを特徴とする請求項12に記載のフィルムの接着部検査装置。
  14. 少なくとも一部が透明なフィルムの、端部を重ねて接着した接着部の、接着状態を検査する検査装置であって、
    前記接着部とその周辺を斜め照明する照明手段と、その反射光による画像を撮影する撮影手段を有し、
    前記反射光の画像内において、前記フィルムの、一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部の各部分に設けられた明度の測定領域について、
    (ア)一枚部の平均明度Aavg、
    (イ)接着部の最大明度Bmax、最小明度Bmin、
    (ウ)非接着二枚部の平均明度Cavg、
    (エ)外耳部の平均明度Davg
    を求める画像処理手段と、
    F1=Bmax−Aavg、
    F2=Bmin−Aavg、
    F3=Cavg−Aavg、
    F4=Davg、
    で定義される、パラメーターF1〜F4を求める画像処理手段と、
    前記パラメーターF1〜F4についてそれぞれ設けられた閾値について、
    前記パラメーターF1〜F4が前記閾値を外れた場合、接着状態が不良であると判定する手段を備えたことを特徴とするフィルムの接着部検査装置。
  15. 前記パラメーターF1が閾値より高い場合は接着剤不足または接着剤無しと判断し、
    前記パラメーターF2が閾値より低い場合は白化またはクラックと判断し、
    前記パラメーターF3が閾値より低い場合は入り込みと判断し、
    前記パラメーターF4が閾値より高い場合は耳立ち、低い場合は接着剤はみ出しであると判断する判断手段を備えたことを特徴とする請求項14に記載のフィルムの接着部検査装置。
  16. 前記接着部中の透明部分を選択して、前記接着状態の検査を行なうための選択手段を備えたことを特徴とする請求項14または15に記載のフィルムの接着部検査装置。
  17. 少なくとも一部が透明なフィルムの、端部を重ねて接着した接着部の、接着状態を検査する検査装置であって、
    前記接着部とその周辺をほぼ垂直に照明する照明手段と、その透過散乱光による画像を撮影する撮影手段とを有し、
    前記透過散乱光の画像内において、前記フィルムの一枚部、接着部、外耳部の各部分に設けられた明度の測定領域について、
    (オ)一枚部の平均明度A’avg、
    (カ)接着部の最大明度B’max、
    (キ)外耳部の平均明度D’avg
    を求める画像処理手段と、
    前記透過散乱光の画像内に、前記フィルムの一枚部、接着部、非接着二枚部、外耳部にわたって設けられたエッジの検出領域に存在する、エッジの個数を求める画像処理手段と、
    F1’=B’max−A’avg、
    F4’=D’avg
    で定義される、パラメーターF1’、F4’を求める画像処理手段と、
    前記パラメーターF1’、F4’についてそれぞれ設けられた閾値について、
    前記パラメーターF1’、F4’が前記閾値を外れた場合、接着状態が不良であると判定し、
    前記エッジの個数が3以上の場合、前記フィルムに傷があると判断する手段を備えたことを特徴とするフィルムの接着部検査装置。
  18. 前記パラメーターF1’、F4’の一方または両方が閾値より高い場合、層間剥離があると判断する判断手段を備えたことを特徴とする請求項17に記載のフィルムの接着部検査装置。
  19. 前記接着部中の透明部分を選択して、前記接着状態の検査を行なうための選択手段を備えたことを特徴とする請求項17または18に記載のフィルムの接着部検査装置。
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