JP2007057488A - 異物検出装置及び異物検出方法 - Google Patents

異物検出装置及び異物検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ローラに付着してシート上にしわや凹凸状の欠陥を発生させる異物を確実かつ容易に検出可能な異物検出装置及び異物検出方法を提供する。
【解決手段】 異物検出装置(10)は、ローラ(3)に光を照射する光源(7)と、ローラ(3)からの反射光を受光して当該ローラ(3)の画像を撮像する撮像手段(8)と、撮像手段(8)により撮像された撮像画像の輝度の変化を輝度データとして抽出する輝度データ抽出手段(13)と、前記撮像画像の輝度データが予め設定された閾値内か否かを判定し、その閾値外の場合にローラ(3)に付着した異物と判定する判定手段(14)とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばシートを製造する装置におけるローラに付着する異物を検出するための異物検出装置及び異物検出方法に関する。
一般に、押し出しコーティング,エクストルージョンコーティング(EC),ウエットラミネーション,ドライラミネーション,ホットメルトラミネーション等によりシートを製造した場合、従来では、特許文献1に開示されているようにシート上の欠陥をCCDカメラにより検査している。
すなわち、上記特許文献1に開示された発明は、CCDカメラや光源等を備えた画像検出部によってシートの表面を検出画像として検出し、特徴量抽出部によって検出画像の複数の特徴量を抽出し、判別処理部によって検出画像の特徴量が欠点種類定義領域におけるどの欠点種類に相当するかを判別するようにしている。
特開2004−109069公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された発明では、異物や汚れ等の欠陥は、良品部と比べコントラストの差が大きいため検出可能であるものの、しわや凹凸状の欠陥は、良品部とのコントラストの差が小さいため、このような発明の装置を用いてもラミネート不良を検出することが困難であった。
また、しわや凹凸状の欠陥は、貼り合せ時にローラに付着した異物により周期的に発生することが多い。そのため、重大な欠陥の場合には、原因を特定し、異物を除去する必要がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ローラに付着してシート上にしわや凹凸状の欠陥を発生させる異物を確実かつ容易に検出可能な異物検出装置及び異物検出方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、ローラ(3)に付着した異物を検出する異物検出装置であって、ローラ(3)に光を照射する光源(7)と、ローラ(3)からの反射光を受光して当該ローラ(3)の画像を撮像する撮像手段(8)と、撮像手段(8)により撮像された撮像画像の輝度の変化を輝度データとして抽出する輝度データ抽出手段(13)と、前記撮像画像の輝度データが予め設定された閾値内か否かを判定し、その閾値外の場合にローラ(3)に付着した異物と判定する判定手段(14)とを備えたことを特徴とする異物検出装置(10)を採用する。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の異物検出装置において、輝度データ抽出手段(13)は、ハイパスフィルタにより撮像画像の輝度の変化を輝度データとして抽出することを特徴とする異物検出装置を採用する。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の異物検出装置において、輝度データ抽出手段(13)は、撮像画像の輝度の変化を輝度データとして抽出する際、オートゲインコントロール処理を行うことを特徴とする異物検出装置を採用する。
請求項4に係る発明は、請求項1に記載の異物検出装置において、光源(7)と撮像手段(8)との正反射角度を10〜40度の範囲としたことを特徴とする異物検出装置を採用する。
請求項5に係る発明は、ローラ(3)に付着した異物を検出する異物検出装置であって、ローラ(3)の凹凸の変位を検出する変位検出手段(20)と、変位検出手段(20)により検出されたローラ(3)の凹凸の変位を変位データとして抽出する変位データ抽出手段(13A)と、前記変位データが予め設定された閾値内か否かを判定し、その閾値を超えた場合にローラ(3)に付着した異物と判定する判定手段(14)とを備えたことを特徴とする異物検出装置を採用する。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の異物検出装置において、前記ローラは、ラミネータ(1)のニップローラ(3)であることを特徴とする異物検出装置を採用する。
請求項7に係る発明は、ローラ(3)に付着した異物を検出する異物検出方法であって、ローラ(3)に光を照射してその反射光を受光して当該ローラ(3)の画像を撮像する撮像工程と、前記撮像工程により撮像された撮像画像の輝度の変化を輝度データとして抽出する輝度データ抽出工程と、前記撮像画像の輝度データが予め設定された閾値内か否かを判定し、その閾値を超えた場合に前記ローラ(3)に付着した異物と判定する判定工程とを備えたことを特徴とする異物検出方法を採用する。
請求項8に係る発明は、ローラ(3)に付着した異物を検出する異物検出方法であって、ローラ(3)の凹凸の変位を検出する変位検出工程と、前記変位検出工程により検出されたローラ(3)の凹凸の変位を変位データとして抽出する変位データ抽出工程と、前記変位データが予め設定された閾値内か否かを判定し、その閾値を超えた場合にローラ(3)に付着した異物と判定する判定工程とを備えたことを特徴とする異物検出方法を採用する。
請求項1に係る発明によれば、ローラ(3)の画像を撮像手段(8)により撮像し、この撮像画像の輝度の変化を輝度データ抽出手段(13)により輝度データとして抽出し、この輝度データが予め設定された閾値内か否かを判定手段(14)によって判定し、その閾値外の場合にローラ(3)に付着した異物と判定することにより、ローラ(3)に付着してシート上にしわや凹凸状の欠陥を発生させる異物を確実かつ容易に検出することができる。
請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の異物検出装置において、輝度データ抽出手段(13)は、ハイパスフィルタにより撮像画像の輝度の変化を輝度データとして抽出することにより、ローラ(3)に付着した異物以外の汚れを抽出することがなくなり、異物の検出精度を高めることができる。
請求項3に係る発明によれば、請求項1に記載の異物検出装置において、請求項1に記載の異物検出装置において、輝度データ抽出手段(13)は、撮像画像の輝度の変化を輝度データとして抽出する際、オートゲインコントロール処理を行うことにより、ローラ(3)の軸方向全体の輝度を一定にすることができる。その結果、異物の検出精度を高めることができる。
請求項4に係る発明によれば、請求項1に記載の異物検出装置において、光源(7)と撮像手段(8)との正反射角度を10〜40度の範囲としたことにより、撮像画像におけるローラ(3)の汚れの影響を低減させることができる。
請求項5に係る発明によれば、ローラ(3)の凹凸の変位を変位検出手段(20)により検出し、この凹凸の変位を変位データ抽出手段(13A)により変位データとして抽出し、この変位データが予め設定された閾値内か否かを判定手段(14)によって判定し、その閾値を超えた場合にローラ(3)に付着した異物と判定することにより、ローラ(3)に付着してシート上にしわや凹凸状の欠陥を発生させる異物を確実かつ容易に検出することができる。また、光源が不要になるので、装置としての小型化及び簡素化を図ることが可能となる。
請求項6に係る発明によれば、請求項1乃至5のいずれかに記載の異物検出装置において、ローラは、ラミネータ(1)のニップローラ(3)であることにより、ラミネートした際のシート上にしわや凹凸状の欠陥を発生させる異物を確実かつ容易に検出することができる。
請求項7に係る発明によれば、ローラ(3)の画像を撮像工程により撮像し、この撮像画像の輝度の変化を輝度データ抽出工程により輝度データとして抽出し、この輝度データが予め設定された閾値内か否かを判定工程によって判定し、その閾値外の場合にローラ(3)に付着した異物と判定することにより、ローラ(3)に付着してシート上にしわや凹凸状の欠陥を発生させる異物を確実かつ容易に検出することができる。
請求項8に係る発明によれば、ローラ(3)の凹凸の変位を変位検出工程により検出し、この凹凸の変位を変位データ抽出工程により変位データとして抽出し、この変位データが予め設定された閾値内か否かを判定工程によって判定し、その閾値を超えた場合にローラ(3)に付着した異物と判定することにより、ローラ(3)に付着してシート上にしわや凹凸状の欠陥を発生させる異物を確実かつ容易に検出することができる。また、光源が不要になるので、装置としての小型化及び簡素化を図ることが可能となる。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
なお、以下の実施形態では、本発明に係る異物検出装置を、エクストルージョンコーティングを行うラミネータに適用した例について説明するが、本発明はエクストルージョンコーティング以外の他のラミネータにも適用可能であり、またラミネータに限定されるものではなく、各種印刷装置や描画装置等にも適用可能である。
さらに、以下の実施形態では、ラミネータを作動させ、回転駆動しているニップローラに付着した異物を検出する例について説明する。
<ラミネータの概略構成>
図1は第1実施形態を適用したラミネータを示す概略構成図である。
図1に示すように、ラミネータ1は、鉄等の金属製のクーリングローラ2と、このクーリングローラ2に圧接して配置されるゴム製のニップローラ3と、このニップローラ3を支持するバックアップローラ4と、図示しない押出機から押し出された溶融樹脂を薄膜状に押し出すダイヘッド5と、クーリングローラ2とニップローラ3によりラミネートされたシートを送り出すためのガイドを行うガイドローラ6とを備えて構成されている。
また、バックアップローラ4の近傍には、回転駆動しているニップローラ3の軸方向全体に光を照射するLEDアレイ等の線状の光源7が配置され、その反射光を撮像手段としてのモノクロのラインカメラ8に入射させてニップローラ3の軸方向全体を連続的に撮影する。
したがって、ラミネータ1は、クーリングローラ2側にフィルム、アルミニウム箔等の原反9aを送り込む一方、ニップローラ3側に紙、フィルム等の原反9bを送り込み、これらの原反9a,9bを、クーリングローラ2とニップローラ3との間においてダイヘッド5から薄膜状に押し出された樹脂9cをバインダーとして貼り合わせ、ガイドローラ6を経て案内して図示しない巻取りローラにより巻取るようにしている。
<ニップローラに付着する異物の説明>
ところで、作動するラミネータ1において、図2に示すように回転駆動しているニップローラ3に異物Xが付着すると、ラミネート不良が発生する。そこで、本実施形態では、このようなラミネート不良の発生源となるニップローラ3に対して光源7から光を照射し、その反射光をラインカメラ8に入射させてニップローラ3の軸方向全体を連続的に撮影する。なお、ニップローラ3は、上述したように材質がゴムであるので、反射率が低い。
ニップローラ3に付着した異物の撮像画像及びその画像の輝度データを図3に示す。なお、付着する異物は、主に熱可塑性樹脂等の樹脂、その樹脂の炭化物や髪の毛等の黒色異物である。また、ニップローラ3は、印刷物等により筋状に汚れることがあるが、これらの汚れは製品不良を招来するものではない。
図3に示すように、ニップローラ3に付着した樹脂や接着剤等の反射率の高い異物は、画像上では白く撮像される。そして、異物が樹脂であって、その樹脂を検出する場合には、正反射を利用して異物を光らせることにより検出する。また、ニップローラ3に付着した黒色異物は、黒い画像として撮像される。なお、樹脂や接着剤等の反射率の高い異物を撮影する場合には、ラインカメラ8と光源7との正反射角度を可及的に小さくすることにより、ニップローラ3の汚れの影響を低減させることができる。実際には、各ローラの配置上の観点から10〜40°の角度に設定され、本実施形態では30°に設定されている。
<第1実施形態の制御系の構成>
図4は第1実施形態の異物検出装置の制御系を示すブロック図である。
図4に示すように、異物検出装置10は、画像入力部11と、制御装置12と、表示部15と、外部出力部16とを備えて構成されている。
画像入力部11は、図1に示すように上記光源7及びラインカメラ8から構成され、回転駆動しているニップローラ3の軸方向に対して所定間隔をおいて線状に配列された光源7から光を照射し、その反射光を線状のラインカメラ8に入射させてニップローラ3の軸方向全体における撮像画像を連続的に取り込む。
制御装置12は、輝度データ抽出手段としての画像前処理部13及び判定手段としての判定処理部14から構成され、画像前処理部13は、画像入力部11で取り込まれた撮像画像に対して前処理を行う。具体的には、画像前処理部13は、画像入力部11で連続的に取り込まれた撮像画像からハイパスフィルタにより輝度が急激に変化する部分を輝度データとして抽出する。
判定処理部14は、画像前処理部13により抽出した輝度データが予め設定された閾値内か否かを判定する。その閾値は、撮像画像の明暗部分が所定値以上に急激に変化する値に設定され、明部分の輝度データの閾値を図3に示す第1の2値化レベルとし、暗部分の輝度データの閾値を図3に示す第2の2値化レベルとしている。具体的に、上記閾値は、ニップローラ3の汚れに対する輝度データに基づいて設定されるものではなく、ニップローラ3に付着してラミネートした際のシート上にしわや凹凸状の欠陥を発生させる異物に対する輝度データに基づいて設定される。
また、判定処理部14は、明部分の輝度データが第1の2値化レベルを超えた場合、反射率の高い異物が付着していると判定するとともに、暗部分の輝度データが第2の2値化レベルを超えた場合、黒色異物が付着していると判定する。
表示部15は、判定処理部14の判定結果をモニター表示し、異物と判定された場合、その異物画像を表示する。
外部出力部16は、判定処理部14により異物と判定された場合、ブザー等により警報音を放音するとともに、赤色、青色、黄色のランプにおける赤色のランプを点灯させる。
<第1実施形態の異物検出動作>
図5は第1実施形態の異物検出動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、まずステップS1では、回転駆動しているニップローラ3の軸方向に対して線状に配列された光源7から光を照射し、その反射光を線状のラインカメラ8に入射させてニップローラ3の軸方向全体における撮像画像の連続的な取り込みを行う。
次いで、ステップS2では、画像前処理部13において、画像入力部11で取り込まれた撮像画像からハイパスフィルタによりニップローラ3の輝度が急激に変化する部分を輝度データとして抽出する。
さらに、ステップS3aでは、判定処理部14が予め輝度データの閾値を設定する。すなわち、ステップS3aでは、撮像画像の明部分が所定値以上に急激に変化する値を第1の2値化レベルとする閾値に設定する。また、ステップS3bでは、判定処理部14は、撮像画像の暗部分が所定値以上に急激に変化する値を第2の2値化レベルとする閾値に設定する。
そして、ステップS4aでは、第1の2値化レベルを超えたか否かを判断し、第1の2値化レベルを超えた場合(ステップS4a;Yes)、図6(A)に示すようなニップローラ3に反射率の高い異物が付着していると判定し、第1の2値化レベルを超えない場合(ステップS4a;No)には、ステップS1の撮像画像の取り込み処理に戻る。また、ステップS4bでは、第2の2値化レベル以下であるか否かを判断し、第2の2値化レベル以下の場合(ステップS4b;Yes)、図6(B)に示すようなニップローラ3に黒色異物が付着していると判定し、第2の2値化レベルを超える場合(ステップS4b;No)には、ステップS1の撮像画像の取り込み処理に戻る。
次いで、ステップS5では、判定処理部14がニップローラ3に付着した反射率の高い異物又は黒色異物を検出する。
さらに、ステップS6では、制御装置12が反射率の高い異物及び黒色異物を1つのブロックの異物とみなすラベリング処理を行う。
そして、ステップS7では、制御装置12は、ラベリング処理された1つのブロックとしてみなされた異物の画素数を算出する。ここで、算出した画素数が多い場合には、ニップローラ3に付着した異物が大きいと判断し、また算出した画素数が少ない場合には、ニップローラ3に付着した異物が小さいと判断される。
次に、ステップS8では、制御装置12は、異物の検査処理が終了するか否か判断し、検査処理が終了する場合(ステップS8;Yes)には、全体の処理を終了させる。また、検査処理が終了しない場合(ステップS8;No)には、ステップS1の撮像画像の取り込み処理に戻り、再び検査処理を実行する。
このように本実施形態によれば、ニップローラ3の画像をラインカメラ8により撮像し、この撮像画像の輝度の変化を画像前処理部13により輝度データとして抽出し、この輝度データが予め設定された閾値内か否かを判定処理部14によって判定し、その閾値外の場合にニップローラ3に付着した異物と判定することにより、ニップローラ3に付着してラミネートした際のシート上にしわや凹凸状の欠陥を発生させる異物を確実かつ容易に検出することができる。
また、本実施形態によれば、画像前処理部13は、ハイパスフィルタにより撮像画像の輝度の変化を輝度データとして抽出するようにしたので、ニップローラ3に付着した異物以外の汚れを抽出することがなくなり、異物の検出精度を高めることができる。
さらに、本実施形態によれば、光源7とラインカメラ8との正反射角度を10〜40度の範囲としたことにより、撮像画像におけるニップローラ3の汚れの影響を低減させることができる。
(第1実施形態の変形例)
図7は第1実施形態の変形例の異物検出動作を示すフローチャートである。なお、図7において前記第1実施形態と同一の処理には、同一のステップ番号を付して説明する。
本変形例では、制御装置12の輝度データ抽出手段としての画像前処理部13は、画像入力部11で取り込まれた撮像画像から輝度が急激に変化する部分を輝度データとして抽出する際、オートゲインコントロール(AGC)処理を行うようにしている。
このAGC処理は、予め画像補正係数を生成しておき、画像入力部11で取り込まれたニップローラ3の軸方向全体の撮像画像に上記画像補正係数を掛けて所定の輝度に増幅する処理である。
すなわち、図7に示すようにステップS1では、回転駆動しているニップローラ3の軸方向に対して線状に配列された光源7から光を照射し、その反射光を線状のラインカメラ8に入射させてニップローラ3の軸方向全体における撮像画像の連続的な取り込みを行う。
次いで、ステップS2Aでは、画像前処理部13において、画像入力部11で取り込まれた撮像画像にAGC処理を行った後、輝度が急激に変化する部分を輝度データとして抽出する。なお、以降の処理は、図5に示す前記第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
ところで、ニップローラ3は、回転方向に筋状に汚れることが多い。そのため、本変形例のように上記AGC処理を用いることにより、ニップローラ3の軸方向全体の輝度を一定にすることができる。その結果、異物の検出精度を高めることができる。
(第2実施形態)
図8は第2実施形態を適用したラミネータを示す概略構成図である。なお、図8において前記第1実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明する。
<第2実施形態の制御系の構成>
図8に示すように、ニップローラ3の近傍には、変位検出手段としてのレーザ変位センサ20が配置され、このレーザ変位センサ20は、ニップローラ3の表面までの距離をニップローラ3の凹凸変位として検出する。
制御装置12は、変位データ抽出手段としての画像前処理部13A及び判定手段としての判定処理部14から構成され、画像前処理部13Aは、レーザ変位センサ20で読み取られた変位データの前処理を行う。具体的には、画像前処理部13Aは、レーザ変位センサ20で読み取られた変位データから変位が急激に変化する部分を変位データとして抽出する。
判定処理部14は、画像前処理部13Aにより抽出した変位データが予め設定された閾値内か否かを判定する。その閾値は、変位データが所定値以上に急激に変化する値に設定され、その閾値を図9に示す2値化レベルとしている。具体的に、上記閾値は、ニップローラ3の汚れに対する変位データに基づいて設定されるものではなく、ニップローラ3に付着してラミネートした際のシート上にしわや凹凸状の欠陥を発生させる異物に対する変位データに基づいて設定される。
また、判定処理部14は、変位データが2値化レベルを超えた場合、ニップローラ3に異物が付着していると判定する。
<第2実施形態の異物検出動作>
図10は第2実施形態の異物検出動作を示すフローチャートである。
図10に示すように、まずステップS11では、レーザ変位センサ20から回転駆動しているニップローラ3に対してレーザ光を照射し、その反射光を受光してレーザ変位センサ20からニップローラ3の表面までの距離をニップローラ3の凹凸変位として連続的に検出する。
次いで、ステップS12では、画像前処理部13Aにおいて、レーザ変位センサ20で読み取られた変位データから変位が急激に変化する部分を変位データとして抽出する。
さらに、ステップS13では、判定処理部14は、画像前処理部13Aにより抽出された変位データの閾値を設定する。すなわち、ステップS13では、変位データが所定値以上に急激に変化する値を2値化レベルとする閾値に設定する。
そして、ステップS14では、2値化レベルを超えたか否かを判断し、2値化レベルを超えた場合(ステップS14;Yes)、検出異物が付着していると判定し、2値化レベルを超えない場合(ステップS14;No)には、ステップS11のニップローラ3の凹凸変位を検出する処理に戻る。
次いで、ステップS15では、判定処理部14が異物を検出する。
そして、ステップS16では、制御装置12は、異物の検査処理が終了するか否か判断し、検査処理が終了する場合(ステップS16;Yes)には、全体の処理を終了させる。また、検査処理が終了しない場合(ステップS16;No)には、ステップS11のニップローラ3の凹凸変位を検出する処理に戻り、再び検査処理を実行する。
このように本実施形態によれば、ニップローラ3の凹凸の変位をレーザ変位センサ20により検出し、この凹凸の変位を画像前処理部13により変位データとして抽出し、この変位データが予め設定された閾値内か否かを判定処理部14によって判定し、その閾値を超えた場合にニップローラ3に付着した異物と判定することにより、ニップローラ3に付着してラミネートした際のシート上にしわや凹凸状の欠陥を発生させる異物を確実かつ容易に検出することができる。また、前記第1実施形態と比較して光源7が不要になるので、装置としての小型化及び簡素化を図ることが可能となる。
なお、上記第2実施形態では、ニップローラ3の凹凸の変位をレーザ変位センサ20により検出するようにしたが、これに限定されることなく超音波センサにより検出するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、ラミネータを作動させ、回転駆動しているニップローラに付着した異物を検出する例について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、静止しているニップローラ等の各種ローラに付着した異物を検出する場合にも適用可能である。
第1実施形態を適用したラミネータを示す概略構成図である。 第1実施形態においてニップローラに異物が付着する状態を示す説明図である。 第1実施形態においてニップローラに付着した異物の撮像画像及びその画像の輝度データを示す説明図である。 第1実施形態の異物検出装置の制御系を示すブロック図である。 第1実施形態の異物検出動作を示すフローチャートである。 (A)は第1の2値化レベルでの判定結果を示す説明図、(B)第2の2値化レベルでの判定結果を示す説明図である。 第1実施形態の変形例の異物検出動作を示すフローチャートである。 第2実施形態を適用したラミネータを示す概略構成図である。 2値化レベルでの判定結果を示す説明図である。 第2実施形態の異物検出動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…ラミネータ
2…クーリングローラ
3…ニップローラ
4…バックアップローラ
5…ダイヘッド
7…光源
8…ラインカメラ(撮像手段)
10…異物検出装置
12…制御装置
13…画像前処理部(輝度データ抽出手段)
13A…画像前処理部(変位データ抽出手段)
14…判定処理部(判定手段)
20…レーザ変位センサ(変位検出手段)

Claims (8)

  1. ローラに付着した異物を検出する異物検出装置であって、
    前記ローラに光を照射する光源と、
    前記ローラからの反射光を受光して当該ローラの画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された撮像画像の輝度の変化を輝度データとして抽出する輝度データ抽出手段と、
    前記撮像画像の輝度データが予め設定された閾値内か否かを判定し、その閾値外の場合に前記ローラに付着した異物と判定する判定手段と、
    を備えたことを特徴とする異物検出装置。
  2. 請求項1に記載の異物検出装置において、
    前記輝度データ抽出手段は、ハイパスフィルタにより撮像画像の輝度の変化を輝度データとして抽出することを特徴とする異物検出装置。
  3. 請求項1に記載の異物検出装置において、
    前記輝度データ抽出手段は、撮像画像の輝度の変化を輝度データとして抽出する際、オートゲインコントロール処理を行うことを特徴とする異物検出装置。
  4. 請求項1に記載の異物検出装置において、
    前記光源と前記撮像手段との正反射角度を10〜40度の範囲としたことを特徴とする異物検出装置。
  5. ローラに付着した異物を検出する異物検出装置であって、
    前記ローラの凹凸の変位を検出する変位検出手段と、
    前記変位検出手段により検出された前記ローラの凹凸の変位を変位データとして抽出する変位データ抽出手段と、
    前記変位データが予め設定された閾値内か否かを判定し、その閾値を超えた場合に前記ローラに付着した異物と判定する判定手段と、
    を備えたことを特徴とする異物検出装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の異物検出装置において、
    前記ローラは、ラミネータのニップローラであることを特徴とする異物検出装置。
  7. ローラに付着した異物を検出する異物検出方法であって、
    前記ローラに光を照射してその反射光を受光して当該ローラの画像を撮像する撮像工程と、
    前記撮像工程により撮像された撮像画像の輝度の変化を輝度データとして抽出する輝度データ抽出工程と、
    前記撮像画像の輝度データが予め設定された閾値内か否かを判定し、その閾値を超えた場合に前記ローラに付着した異物と判定する判定工程と、
    を備えたことを特徴とする異物検出方法。
  8. ローラに付着した異物を検出する異物検出方法であって、
    前記ローラの凹凸の変位を検出する変位検出工程と、
    前記変位検出工程により検出された前記ローラの凹凸の変位を変位データとして抽出する変位データ抽出工程と、
    前記変位データが予め設定された閾値内か否かを判定し、その閾値を超えた場合に前記ローラに付着した異物と判定する判定工程と、
    を備えたことを特徴とする異物検出方法。
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