JP2010023164A - ワークの加工方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークの円筒状の内面を所定の異形状に低コストにしかも高精度に加工する。
【解決手段】ワークWを回転装置1により回転させるとともに、ワークWの内径より小径のダイヤモンド砥石20を回転装置2によりワークWの軸芯上所定の位置で高速回転させ、光学式倣い制御装置を用いて、ワークWの内面加工形状を示すチャートフィルム44とダイヤモンド砥石20の画像を表示装置41上で重ね合わせ、この表示装置41上でダイヤモンド砥石20の画像を内面加工形状になぞって移動することにより、ダイヤモンド砥石20を駆動して、ワークWの内面を倣い研削する。
【選択図】図1

Description

本発明はワークの加工方法及び装置に関し、特に、円筒部品その他のワークの円筒状の内面又は端面を異形状に加工するワークの内面加工方法及び装置に関する。
円筒部品その他のワークの円筒状の内面を研削加工するために、一般に、内面研削盤が使用される。従来、内面研削盤は、ワークを保持し、ワークの軸芯を中心にして回転駆動するワーク回転装置と、砥石を回転駆動する砥石回転装置と、砥石回転装置を移動して、砥石をワークの内面に接触させる移動装置とを備えて構成される。かかる内面研削盤を使用して研削加工する場合、ワークをワーク回転装置に取り付け固定して回転させるとともに、砥石を回転させながらワークに向けて移動し、ワークの内面に接触させることによって、ワークの内面を研削加工する。この種のワークの内面研削方法及び装置は特許文献1などに記載されている。
特開2002−361543公報
しかしながら、上記従来のワークの内面研削方法及び装置では、ワークの内面の形状寸法が取れないため、円筒状の内面をストレート形状に研削することができるが、異形状に研削することはできないことが、当業者間に一般に知られている。そこで、ワークの円筒状の内面を異形状に加工する場合には、内面研削盤によらず、電極を用いる放電加工に頼らざるを得ないのが、実情である。しかしながら、この放電加工の場合、ワークの内面の加工形状に合わせて、複数の電極を製作する必要があり、さらに電極の消耗に備えて予備の電極も考慮すると、多くの電極を準備しなければならず、これらの電極の製作に要する時間と費用は増大せざるを得ない。また、ワークの内面を所定の加工形状に加工するには、電極の消耗を考慮した煩雑な手法と多くの工数が必要で、加工精度を簡易に上げることは極めて難しい。また、この円筒部品の内面加工ばかりでなく、円筒部品の端面を段差形状、凹凸形状などの異形状に加工する場合に放電加工が用いられており、この場合にも、上記と同様の技術的不利益が指摘されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するもので、円筒部品その他のワークの円筒状の内面又は端面を所定の異形状に、簡易かつ少ない工数で、低コストに、しかも高精度に加工することのできるワークの加工方法及び装置を提供することを、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ワークの円筒状の内面又は端面を異形状に加工するワークの加工方法において、ワークを当該ワークの軸芯を中心にして回転させるとともに、当該ワークの内径より小径のダイヤモンド砥石を当該ワークの軸芯上所定の位置で高速に回転させる一方、当該ワークの内面又は端面に対して加工しようとする所定の異形状を示す加工形状情報と前記ダイヤモンド砥石の画像を表示手段上に重ね合わせ、前記表示手段上で前記加工形状情報に対して前記ダイヤモンド砥石の画像を相対的に移動することにより、当該ワークと前記ダイヤモンド砥石を相対的に移動させる光学式倣い制御により、前記ダイヤモンド砥石を当該ワークの内面又は端面に対して当該ワークの軸芯方向及び/又は当該ワークの軸芯方向と直角の方向に相対移動して、当該ワークの内面又は端面を異形状に研削する、ことを要旨とする。この場合、表示手段上に、加工形状情報とダイヤモンド砥石の画像を、同じ割合で拡大又は縮小して表示することが好ましい。また、表示手段上に、加工形状情報とワーク及びダイヤモンド砥石の画像とを重ねて表示し、これを参照して前記表示手段上の前記加工形状情報の位置と当該ワークの画像の位置とを対応させるとともに、前記ダイヤモンド砥石を当該ワークに対して所定の位置に位置決めすることが好ましい。
本発明はまた、ワークの端面を異形状に加工するワークの加工方法において、ワークを周方向に所定角度回転可能に固定するとともに、ダイヤモンド砥石を当該ワークの軸芯上又は軸芯から外れた所定の位置で高速に回転させる一方、当該ワークの端面に対して加工しようとする所定の異形状を示す加工形状情報と前記ダイヤモンド砥石の画像を表示手段上に重ね合わせ、前記表示手段上で前記加工形状情報に対して前記ダイヤモンド砥石の画像を相対的に移動することにより、当該ワークと前記ダイヤモンド砥石を相対的に移動させる光学式倣い制御により、前記ダイヤモンド砥石を当該ワークの端面に対して当該ワークの軸芯方向及び/又は当該ワークの軸芯方向と直角の方向に相対移動して、当該ワークの端面を異形状に研削し、必要に応じ、当該ワークを周方向に所定角度回転させて、前記倣い制御により同様に研削を行う、ことを要旨とする。この場合、表示手段上に、加工形状情報とダイヤモンド砥石の画像を、同じ割合で拡大又は縮小して表示することが好ましい。また、表示手段上に、加工形状情報とワーク及びダイヤモンド砥石の画像とを重ねて表示し、これを参照して前記表示手段上の前記加工形状情報の位置と当該ワークの画像の位置とを対応させるとともに、前記ダイヤモンド砥石を当該ワークに対して所定の位置に位置決めすることが好ましい。
また、上記目的を達成するために、本発明は、ワークの円筒状の内面又は端面を異形状に加工するワークの加工装置において、ワークを保持し当該ワークの軸芯を中心にして回転駆動するワーク回転手段と、当該ワークの内径よりも小径のダイヤモンド砥石を高速に回転駆動するダイヤモンド砥石高速回転手段と、前記ワーク回転手段又は前記ダイヤモンド砥石高速回転手段の一方、又はその両方を所定方向に移動可能に支持し、前記ダイヤモンド砥石を当該ワークに対して当該ワークの軸芯方向及び/又は当該ワークの軸芯方向と直角の方向に相対移動する送り手段を有し、当該ワークの内面又は端面に対して加工しようとする所定の異形状を示す加工形状情報と前記ダイヤモンド砥石の画像を表示手段上に重ね合わせ、前記表示手段上で前記加工形状情報に対して前記ダイヤモンド砥石の画像を相対的に移動することにより、前記送り手段を制御して、当該ワークと前記ダイヤモンド砥石とを相対移動する光学式倣い制御手段と、を備え、当該ワークを回転し、当該ワークの軸芯上所定の位置で前記ダイヤモンド砥石を高速回転するとともに、光学式倣い制御により、前記加工形状情報に基いて、前記ダイヤモンド砥石を当該ワークに対して当該ワークの軸芯方向及び/又は当該ワークの軸芯方向と直角の方向に相対移動して当該ワークの内面又は端面を異形状に研削する、ことを要旨とする。
本発明はまた、ワークの円筒状の端面を異形状に加工するワークの加工装置において、ワークを所定角度回転可能に固定保持するワーク固定手段と、ダイヤモンド砥石を高速に回転駆動するダイヤモンド砥石高速回転手段と、前記ワーク固定手段又は前記ダイヤモンド砥石高速回転手段の一方、又はその両方を所定方向に移動可能に支持し、前記ダイヤモンド砥石を当該ワークに対して当該ワークの軸芯方向及び/又は当該ワークの軸芯方向と直角の方向に相対移動する送り手段を有し、当該ワークの端面に対して加工しようとする所定の異形状を示す加工形状情報と前記ダイヤモンド砥石の画像を表示手段上に重ね合わせ、前記表示手段上で前記加工形状情報に対して前記ダイヤモンド砥石の画像を相対的に移動することにより、前記送り手段を制御して、当該ワークと前記ダイヤモンド砥石とを相対移動する光学式倣い制御手段と、を備え、当該ワークを固定し、当該ワークの軸芯上又は軸芯から外れた所定の位置で前記ダイヤモンド砥石を高速回転するとともに、光学式倣い制御により、前記加工形状情報に基いて、前記ダイヤモンド砥石を当該ワークに対して当該ワークの軸芯方向及び/又は当該ワークの軸芯方向と直角の方向に相対移動して当該ワークの端面を異形状に研削し、必要に応じ、当該ワークを周方向に所定角度回転させて、前記倣い制御により同様に研削を行う、ことを要旨とする。
本発明のワークの加工方法及び装置によれば、ワークの円筒状の内面又はワークの端面を所定の異形状に、簡易かつ少ない工数で、低コストに、しかも高精度に加工することができる。
この発明を実施するための最良の形態について図を用いて説明する。まず、ワークの円筒状の内面又は端面を異形状に加工するワークの加工方法について説明する。この加工方法では、ワークを当該ワークの軸芯を中心にして回転させるとともに、当該ワークの内径より小径のダイヤモンド砥石を当該ワークの軸芯上所定の位置で高速に回転させる一方、当該ワークの内面又は端面に対して加工しようとする所定の異形状を示す加工形状情報とダイヤモンド砥石の画像を表示手段上に重ね合わせ、この表示手段上で加工形状情報に対してダイヤモンド砥石の画像を相対的に移動することにより、当該ワークとダイヤモンド砥石を相対的に移動させる光学式倣い制御により、ダイヤモンド砥石を当該ワークに対して当該ワークの軸芯方向及び/又は当該ワークの軸芯方向と直角の方向に相対移動して、当該ワークの内面又は端面を異形状に研削する。
この加工方法は、図1に示す加工装置により実現される。この加工装置は、ワーク回転装置1と、ダイヤモンド砥石高速回転装置2と、送り装置3及び制御系装置4からなる光学式倣い制御装置とを備える。
ワーク回転装置1は、ワークを保持し、当該ワークの軸芯を中心にして回転駆動する手段で、この場合、ワークWの外周面を固定するチャック10と、チャック10を回転駆動する駆動モータを有する本体部11とにより構成される。このワーク回転装置1は回転軸芯を水平方向に向けて研削ベースB上に設置、固定される。なお、このワーク回転装置1は、高さ調整が必要な場合に、高さ調整手段や昇降手段などを介して研削ベースB上に設置、固定される。
ダイヤモンド砥石高速回転装置2は、ダイヤモンド砥石を高速に回転駆動する手段で、この場合、ワークWの内径よりも小径のダイヤモンド砥石20と、このダイヤモンド砥石20を高速に回転駆動する高速スピンドル21とにより構成される。なお、ダイヤモンド砥石20は、図2に示すように、(1)、(2)の円筒型、(3)の砲弾型、(4)、(5)の逆三角型など各種の形状、大きさがあり、ワークの内面に対する加工形状、加工寸法に応じて適宜のものが使用される。このダイヤモンド砥石高速回転装置2はダイヤモンド砥石20(の先端)をワーク回転装置1(のチャック10)に向けて水平に、送り装置3を介して、研削ベースB上に設置される。
送り装置3は、ワーク回転手段又はダイヤモンド砥石高速回転手段の一方、又はその両方を所定方向に移動可能に支持し、ダイヤモンド砥石をワークに対して当該ワークの軸芯方向及び/又はワークの軸芯方向と直角の方向に相対移動する手段で、この場合、ワーク回転装置1が研削ベースB上に固定されるので、送り装置3はダイヤモンド砥石高速回転装置2を移動する手段として設けられる。この送り装置3は、研削ベースB上に敷設される一対のレールからなるY軸方向ガイド31と、このY軸方向ガイド31上に移動可能に設置される平板状のY軸方向テーブル32と、Y軸方向ガイド31の一端311に固定され、Y軸方向テーブル32に作動連結されて、Y軸方向テーブル32をY軸方向ガイド31に沿って進退駆動するY軸方向テーブル駆動装置33と、Y軸方向テーブル32上にY軸方向ガイド31の延びる方向に対して水平方向直角に敷設される一対のレールからなるX軸方向ガイド34と、このX軸方向ガイド34上に移動可能に設置される平板状のX軸方向テーブル35と、X軸方向ガイド34の一端に固定され、X軸方向テーブル35に作動連結されて、X軸方向テーブル35をX軸方向ガイド34に沿って進退駆動するX軸方向テーブル駆動装置36とにより構成される。なお、ここでは、X軸方向、Y軸方向の各テーブル駆動装置33、36にモータ駆動の送りねじ機構が採用されるが、油圧シリンダなど他の駆動手段に代えても勿論かまわない。また、この送り装置3には、X軸方向及びY軸方向の各テーブル35、32をX軸方向及びY軸方向の各ガイド34、31上で任意の位置に移動させるための手動式のハンドル又は自動式の操作ボタンなどが併せて設けられる。このようにして送り装置3は研削ベースB上に、Y軸方向ガイド31が他端312(Y軸方向テーブル駆動装置33側の端部311とは反対側の端部)をワーク回転装置1の正面(チャック10を有する面)に近接してワーク回転装置1の正面の前方にワーク回転装置1の回転軸芯と平行に敷設されて、ワーク回転装置1に対向して設置、固定される。そして、この送り装置3のX軸方向テーブル35上にダイヤモンド砥石高速回転装置2(の高速スピンドル21)がダイヤモンド砥石20をワーク回転装置1のチャック10に向けて設置、固定され、研削ベースB上でワーク回転装置1(のチャック10)とダイヤモンド砥石高速回転装置2(のダイヤモンド砥石20の先端)が対向配置される。なお、ダイヤモンド砥石高速回転装置2を高さ方向(Z軸方向)に駆動する必要がある場合は、送り装置3のX軸方向テーブル35に代えて、又はX軸方向テーブル35上に昇降装置(Z軸方向ガイド装置)が搭載され、この昇降装置上にダイヤモンド砥石高速回転装置2が取り付けられる。
制御系装置4はワークの内面又は端面に対して加工しようとする所定の異形状を示す加工形状情報とダイヤモンド砥石の画像を表示手段上に重ね合わせ、この表示手段上で加工形状情報に対してダイヤモンド砥石の画像を相対的に移動することにより、送り手段を倣い制御して、ワークとダイヤモンド砥石とを相対移動する手段で、この場合、ワークWとダイヤモンド砥石20を撮像するカメラ40と、カメラ40で撮像されたワークWの画像及びダイヤモンド砥石20の画像を同じ割合で拡大して又は縮小して表示する表示装置41と、表示装置41上でダイヤモンド砥石20の画像を移動させるための操作部42と、これらカメラ40、表示装置41、操作部42を制御するとともに、操作部42の操作に基いて送り装置3を制御する制御装置43とにより構成される。
この加工装置でワークWの円筒状の内面又は端面を異形状に研削する場合、まず、ワークWをワーク回転装置1のチャック10に取り付け固定し、ワークWの軸芯上所定の位置にダイヤモンド砥石20の先端中心を位置合せする。この場合、送り装置3の手動式のハンドル又は自動式の操作ボタンなどの操作で、X軸方向ガイド34上でX軸方向テーブル35を移動し、Y軸方向ガイド31上でY軸方向テーブル32を移動することにより、ワークWに対してダイヤモンド砥石20を位置決めする。なお、ワークWとダイヤモンド砥石20の高さを調整したり、ワークWとダイヤモンド砥石20を高さ方向に駆動したりする必要がある場合は、ワーク回転装置1の高さを既述の高さ調整手段又は昇降装置により調整したり、また、送り装置3の既述のZ軸方向ガイド装置により、ダイヤモンド砥石高速回転装置2を高さ方向に駆動したりすればよい。このようにしてカメラ40でワークWとダイヤモンド砥石20を撮像し、これらワークWとダイヤモンド砥石20の画像を表示装置41の表示画面に所定の倍率に拡大して表示する。そして、表示装置41の表示画面にワークWの内面又は端面に対して加工しようとする所定の異形状を示す加工形状情報44をワークの画像WPの上に重ね合わせて表示する。この場合、加工形状情報44はワークWの加工形状を線で示す、ワークWの画像と同じ倍率に拡大された倣い用のチャートフィルムで、このチャートフィルムを表示画面上にワークWの画像の上から張り付ける。このようにして表示装置41上に、倣い用のチャートフィルム44とワークW及びダイヤモンド砥石20の画像WP、20Pを重ねて表示し、これを参照して表示装置41上のチャートフイルム44の位置とワークの画像WPの位置とを確認するとともに、ワークWに対するダイヤモンド砥石20の位置を確認し、ワークWとチャートフィルム44との間に位置ずれがあれば、表示装置41上でワークWとチャートフィルム44とを対応させ、ワークの画像WPの軸芯上所定の位置にダイヤモンド砥石の画像20Pの先端中心が合っていなければ、研削ベースB上であらためてダイヤモンド砥石20の先端中心をワークWの軸芯上所定の位置に位置決めする。
この状態から、ワークWを回転させる。この場合、ワークWはダイヤモンド砥石20の回転方向と反対の方向に回転される。次いで、ダイヤモンド砥石20をワークWの軸芯上所定の位置で高速に回転させる。そして、作業者による操作部42の操作により、表示装置41上でダイヤモンド砥石の画像20Pをチャートフィルム44上の内面又は端面加工形状を示す線になぞって移動することにより、このダイヤモンド砥石20の画像の動きに基づいて、送り装置3が制御され、Y軸方向ガイド31上のY軸方向テーブル32の移動とX軸方向ガイド34上のX軸方向テーブル35の移動とにより、ダイヤモンド砥石高速回転装置2が送り駆動され、ワークWの円筒状の内面又は端面はダイヤモンド砥石20により倣い研削される。すなわち、光学式倣い制御装置の倣い制御により、ダイヤモンド砥石20はワークWの円筒状の内面内に挿入されて、又はワークWの端面に接触して、ワークWの内面内又はワークWの端面上でワークWの軸芯上をダイヤモンド砥石20の回転中心が直動する動作(前進後退する動作)とワークWの内面又は端面における加工部分毎にワークWの軸芯に対してダイヤモンド砥石20の回転中心が所定量だけ偏心する動作とこれらの動作を組み合せた動作により、ダイヤモンド砥石20の研削面がワークWの内面又は端面に順次所定量だけ接触して研削する。そして、ワークWの内面又は端面の加工形状、加工角度が変わる段階で、必要に応じ、ダイヤモンド砥石20を、ワークWの内面又は端面の加工形状、加工角度に適するものに代えて、同様に研削を続ける。このようにしてワークWの内面又は端面を所定の異形状に研削する。図3に、この加工方法及び装置によりワークWの円筒状の内面に加工可能な形状の一例を示す。この加工方法及び装置では、ワークWの内面を任意の加工寸法及び加工角度に研削でき、任意の加工形状に研削加工することができる。また、図4に、この加工方法及び装置によりワークWの端面に加工可能な形状の一例を示す。これは、円筒部品の端面にリング形状で内周にテーパを付けた突状部を研削したもので、このような加工形状は、従来、放電加工により加工していたが、この種の加工形状も、この加工方法及び装置によれば、研削で加工することができる。
以上説明したように、この加工方法及び装置によれば、ワークWをワーク回転装置1によりワークWの軸芯を中心にして回転させるとともに、ワークWの内径より小径のダイヤモンド砥石20をダイヤモンド砥石高速回転装置2によりワークWの軸芯上所定の位置で高速に回転させ、光学式倣い制御装置を用いて、ワークWの内面に対して加工しようとする所定の異形状(内面又は端面加工形状)を示すチャートフィルム44とダイヤモンド砥石20の画像を表示装置41上で重ね合わせ、この表示装置41上で操作部42によりダイヤモンド砥石20の画像を内面又は端面加工形状になぞって移動することにより、このダイヤモンド砥石20の画像の動きに基づいて、送り装置3を制御し、ダイヤモンド砥石20をワークWに対してワークWの軸芯方向及び/又はワークWの軸芯方向と直角の方向に所定量だけ移動して、ワークWの内面又は端面を倣い研削するので、ワークWの内面又は端面において任意の形状及び寸法取りが可能で、ワークWの内面又は端面を所定の異形状に高精度に研削することができる。また、このようにワークの内面又は端面を内面研削により加工することで、従来の放電加工では加工できないセラミックなどの非導電材料のワークでも、内面又は端面を異形状に高精度に加工することができる。
そして、この加工方法及び装置では、作業者は研削ベースB上でダイヤモンド砥石20をワークWの軸芯上所定の位置に位置決めし、表示装置41上でダイヤモンド砥石20の画像をチャートフィルム44に示された内面又は端面の加工形状になぞる操作を行えばよく、ワークWの内面又は端面に対する異形状研削を簡易かつ少ない工数で行うことができる。さらに、この加工方法及び装置では、ダイヤモンド砥石20が高速スピンドル21により高速に回転され、この高速回転のダイヤモンド砥石20で、ワークWの内面又は端面を研削するので、ワークWの内面又は端面を高速に、しかも鏡面加工することができ、ワークWの内面又は端面に対する異形状研削を高速に効率よく行うことができる。したがって、全体としてコストを大幅に低減することができる。
次に、ワークの端面を異形状に加工する、上記とは若干異なるワークの加工方法について説明する。この加工方法では、ワークを周方向に所定角度回転可能に固定するとともに、ダイヤモンド砥石を当該ワークの軸芯上又は軸芯から外れた所定の位置で高速に回転させる一方、当該ワークの端面に対して加工しようとする所定の異形状を示す加工形状情報とダイヤモンド砥石の画像を表示手段上に重ね合わせ、表示手段上で加工形状情報に対してダイヤモンド砥石の画像を相対的に移動することにより、当該ワークとダイヤモンド砥石を相対的に移動させる光学式倣い制御により、ダイヤモンド砥石を当該ワークの端面に対して当該ワークの軸芯方向及び/又は当該ワークの軸芯方向と直角の方向に相対移動して、当該ワークの端面を異形状に研削し、そして、必要に応じ、当該ワークを周方向に所定角度回転させて、同様に倣い研削を繰り返す。
この加工方法は、図5に示す加工装置により実現される。この加工装置は、ワーク固定装置5と、ダイヤモンド砥石高速回転装置2と、送り装置3及び制御系装置4からなる光学式倣い制御装置とを備える。なお、この加工装置が、図1に示す加工装置と異なるのは、ワーク回転装置1に代えてワーク固定装置5を備えた点で、ここではワーク固定装置5についてのみ説明し、他の装置2、3、4については図1に示す加工装置と同じ符号を付してその重複した説明を省略することにする。
この加工装置のワーク固定装置5は、ワークを周方向に所定角度回転可能に固定する手段で、この場合、ワークWの外周面を固定するチャック50を有する割り出し装置51と、割り出し装置51を回転駆動する駆動モータを有する本体部52とにより構成される。このワーク固定装置5は回転軸芯を水平方向に向けて研削ベースB上に設置、固定される。なお、このワーク固定装置5は、高さ調整が必要な場合に、高さ調整手段や昇降手段などを介して研削ベースB上に設置、固定される。
この加工装置でワークWの端面を異形状に研削する場合、まず、ワークWをワーク回転装置5のチャック50に取り付け固定し、ワークWの軸芯上又は軸芯から外れた所定の位置にダイヤモンド砥石20の先端中心を位置合せする。この場合、送り装置3の手動式のハンドル又は自動式の操作ボタンなどの操作で、X軸方向ガイド34上でX軸方向テーブル35を移動し、Y軸方向ガイド31上でY軸方向テーブル32を移動することにより、ワークWに対してダイヤモンド砥石20を位置決めする。なお、ワークWとダイヤモンド砥石20の高さを調整したり、ワークWとダイヤモンド砥石20を高さ方向に駆動したりする必要がある場合は、ワーク回転装置5の高さを既述の高さ調整手段又は昇降装置により調整したり、また、送り装置3の既述のZ軸方向ガイド装置により、ダイヤモンド砥石高速回転装置2を高さ方向に駆動したりすればよい。このようにしてカメラ40でワークWとダイヤモンド砥石20を撮像し、これらワークWとダイヤモンド砥石20の画像を表示装置41の表示画面に所定の倍率に拡大して表示する。そして、表示装置41の表示画面にワークWの端面に対して加工しようとする所定の異形状を示す加工形状情報44をワークの画像WPの上に重ね合わせて表示する。この場合、加工形状情報44はワークWの端面加工形状を線で示す、ワークWの画像と同じ倍率に拡大された倣い用のチャートフィルムで、このチャートフィルムを表示画面上にワークWの画像の上から張り付ける。このようにして表示装置41上に、倣い用のチャートフィルム44とワークW及びダイヤモンド砥石20の画像WP、20Pを重ねて表示し、これを参照して表示装置41上のチャートフイルム44の位置とワークの画像WPの位置とを確認するとともに、ワークWに対するダイヤモンド砥石20の位置を確認し、ワークWとチャートフィルム44との間に位置ずれがあれば、表示装置41上でワークWとチャートフィルム44とを対応させ、ワークの画像WPに対する所定の位置にダイヤモンド砥石の画像20Pの先端中心が合っていなければ、研削ベースB上であらためてダイヤモンド砥石20の先端中心をワークWに対して所定の位置に位置決めする。
この状態から、ダイヤモンド砥石20をワークWの所定の位置で高速に回転させる。そして、作業者による操作部42の操作により、表示装置41上でダイヤモンド砥石の画像20Pをチャートフィルム44上の端面加工形状を示す線になぞって移動することにより、このダイヤモンド砥石20の画像の動きに基づいて、送り装置3が制御され、Y軸方向ガイド31上のY軸方向テーブル32の移動とX軸方向ガイド34上のX軸方向テーブル35の移動とにより、ダイヤモンド砥石高速回転装置2が送り駆動され、ワークWの端面はダイヤモンド砥石20により倣い研削される。すなわち、光学式倣い制御装置の倣い制御により、ダイヤモンド砥石20はワークWの端面に対して前進又は後退する動作と、この端面に対して左右方向に移動する動作と、これらを組み合わせた動作により、ダイヤモンド砥石20の回転研削面がワークWの端面に所定量だけ接触し、所定の異形状に研削する。そして、必要に応じ、ワークWをワーク固定装置5(の割り出し装置51)により円周方向に所定角度回転させて、同様に倣い研削を繰り返す。図6に、この加工方法及び装置によりワークWの端面に加工可能な形状の一例を示す。これは、円筒部品の端面に90°間隔で形成した4つの五角形の凸状部に一つずつ、5つの縁部に傾斜状のエッジを付けたもので、このような加工形状は、従来、放電加工により加工していたが、この種の加工形状も、この加工方法及び装置によれば、研削で加工することができる。
以上説明したように、この加工方法及び装置によれば、ワークWをワーク固定装置5を使用して円周方向に所定角度回転可能に固定するとともに、ダイヤモンド砥石20をダイヤモンド砥石高速回転装置2によりワークWの軸芯上又は軸芯から外れた所定の位置で高速に回転させ、光学式倣い制御装置を用いて、ワークWの端面に対して加工しようとする所定の異形状(端面加工形状)を示すチャートフィルム44とダイヤモンド砥石20の画像を表示装置41上で重ね合わせ、この表示装置41上で操作部42によりダイヤモンド砥石20の画像を端面加工形状になぞって移動することにより、このダイヤモンド砥石20の画像の動きに基づいて、送り装置3を制御し、ダイヤモンド砥石20をワークWに対してワークWの軸芯方向及び/又はワークWの軸芯方向と直角の方向に所定量だけ移動して、ワークWの端面を倣い研削するので、ワークWの端面において任意の形状及び寸法取りが可能で、ワークWの端面を所定の異形状に高精度に研削することができる。また、このようにワークの端面を研削により加工することで、従来の放電加工では加工できないセラミックなどの非導電材料のワークでも、端面を異形状に高精度に加工することができる。
そして、この加工方法及び装置では、作業者は研削ベースB上でダイヤモンド砥石20をワークWに対して所定の位置に位置決めし、表示装置41上でダイヤモンド砥石20の画像をチャートフィルム44に示された端面加工形状になぞる操作を行えばよく、ワークWの端面に対する異形状研削を簡易かつ少ない工数で行うことができる。さらに、この加工方法及び装置では、ダイヤモンド砥石20が高速スピンドル21により高速に回転され、この高速回転のダイヤモンド砥石20で、ワークWの端面を研削するので、ワークWの端面を高速に、しかも鏡面加工することができ、ワークWの端面に対する異形状研削を高速に効率よく行うことができる。したがって、全体としてコストを大幅に低減することができる。
なお、上記各実施の形態では、ダイヤモンド砥石高速回転装置2が研削ベースB上に送り装置3を介して移動可能に設置されているが、送り装置3はワーク回転装置1又はワーク固定装置5に設けられてもよく、またワーク回転装置1又はワーク固定装置5及びダイヤモンド砥石高速回転装置2の両方に設けられてもよい。そして、この送り装置3は、ダイヤモンド砥石20をワークWに対してワークWの軸芯方向及び/又はワークWの軸芯方向と直角の方向(水平方向に直角と垂直方向に直角のいずれの方向も含む。)に相対移動するものであれば、その形式は任意である。
また、この実施の形態では、加工形状情報44に倣い用のチャートフィルムを使用し、表示装置41の表示画面上にチャートフィルム44を張り付けて、この表示画面上にカメラ40で撮像したワークW及びダイヤモンド砥石20の画像を重ねて表示するようにしたが、制御装置43に、ワークWの加工形状データを格納する加工形状データメモリと、カメラ40で撮像したワーク及びダイヤモンド砥石の画像データを格納する画像データメモリと、これらのメモリに格納された各データに基いて、表示装置41にワークWの加工形状とワークW及びダイヤモンド砥石20の画像を表示するための表示制御装置とを備えることで、ワークWの加工形状情報44にワークWの加工形状データを使用し、表示装置41の表示画面上にワークWの加工形状とワークW及びダイヤモンド砥石20の画像を重ねて表示するようにしてもよい。さらに、制御装置43に、ワークの加工形状情報44に対してダイヤモンド砥石20を順次接触させたときの教示位置のデータを格納する教示位置データメモリと、この教示位置データメモリに格納された教示位置のデータに基いて、ワークWに対するダイヤモンド砥石20の移動経路を求めてNCプログラムを生成するNCプログラム生成手段と、この生成されたNCプログラムによって送り装置3を制御するためのNC制御手段とを備えることで、ワークWの内面又は端面を任意の異形状に自動研削することができる。
本発明の一実施の形態におけるワークの加工装置の概略構成を示す図 同装置に使用される各種のダイヤモンド砥石を示す図 同装置によるワークの円筒状の内面における加工例を示す図 同装置によるワークの端面における加工例を示す図((a)ワークの端面の側面図(b)ワークの端面の正面図) 本発明の別の実施の形態におけるワークの加工装置の概略構成を示す図 同装置によるワークの端面における加工例を示す図((a)ワークの端面の側面図(b)ワークの端面の正面図)
符号の説明
W ワーク
B 研削ベース
1 ワーク回転装置
10 チャック
11 本体部
2 ダイヤモンド砥石高速回転装置
20 ダイヤモンド砥石
21 高速スピンドル
3 送り装置(光学式倣い制御装置)
31 Y軸方向ガイド
311 一端
312 他端
32 Y軸方向テーブル
33 Y軸方向テーブル駆動装置
34 X軸方向ガイド
35 X軸方向テーブル
36 X軸方向テーブル駆動装置
4 制御系装置(光学式倣い制御装置)
40 カメラ
41 表示装置
42 操作部
43 制御装置
44 内面加工形状情報(倣い用のチャートフィルム)
5 ワーク固定装置
50 チャック
51 割り出し装置
52 本体部

Claims (6)

  1. ワークの円筒状の内面又は端面を異形状に加工するワークの加工方法において、
    ワークを当該ワークの軸芯を中心にして回転させるとともに、当該ワークの内径より小径のダイヤモンド砥石を当該ワークの軸芯上所定の位置で高速に回転させる一方、
    当該ワークの内面又は端面に対して加工しようとする所定の異形状を示す加工形状情報と前記ダイヤモンド砥石の画像を表示手段上に重ね合わせ、前記表示手段上で前記加工形状情報に対して前記ダイヤモンド砥石の画像を相対的に移動することにより、当該ワークと前記ダイヤモンド砥石を相対的に移動させる光学式倣い制御により、前記ダイヤモンド砥石を当該ワークの内面又は端面に対して当該ワークの軸芯方向及び/又は当該ワークの軸芯方向と直角の方向に相対移動して、
    当該ワークの内面又は端面を異形状に研削する、
    ことを特徴とするワークの加工方法。
  2. ワークの端面を異形状に加工するワークの加工方法において、
    ワークを周方向に所定角度回転可能に固定するとともに、ダイヤモンド砥石を当該ワークの軸芯上又は軸芯から外れた所定の位置で高速に回転させる一方、
    当該ワークの端面に対して加工しようとする所定の異形状を示す加工形状情報と前記ダイヤモンド砥石の画像を表示手段上に重ね合わせ、前記表示手段上で前記加工形状情報に対して前記ダイヤモンド砥石の画像を相対的に移動することにより、当該ワークと前記ダイヤモンド砥石を相対的に移動させる光学式倣い制御により、前記ダイヤモンド砥石を当該ワークの端面に対して当該ワークの軸芯方向及び/又は当該ワークの軸芯方向と直角の方向に相対移動して、
    当該ワークの端面を異形状に研削し、
    必要に応じ、当該ワークを周方向に所定角度回転させて、前記倣い制御により同様に研削を行う、
    ことを特徴とするワークの加工方法。
  3. 表示手段上に、加工形状情報とダイヤモンド砥石の画像を、同じ割合で拡大又は縮小して表示する請求項1又は2に記載のワークの加工方法。
  4. 表示手段上に、加工形状情報とワーク及びダイヤモンド砥石の画像とを重ねて表示し、これを参照して前記表示手段上の前記加工形状情報の位置と当該ワークの画像の位置とを対応させるとともに、前記ダイヤモンド砥石を当該ワークに対して所定の位置に位置決めする請求項1乃至3のいずれかに記載のワークの加工方法。
  5. ワークの円筒状の内面又は端面を異形状に加工するワークの加工装置において、
    ワークを保持し当該ワークの軸芯を中心にして回転駆動するワーク回転手段と、
    当該ワークの内径よりも小径のダイヤモンド砥石を高速に回転駆動するダイヤモンド砥石高速回転手段と、
    前記ワーク回転手段又は前記ダイヤモンド砥石高速回転手段の一方、又はその両方を所定方向に移動可能に支持し、前記ダイヤモンド砥石を当該ワークに対して当該ワークの軸芯方向及び/又は当該ワークの軸芯方向と直角の方向に相対移動する送り手段を有し、当該ワークの内面又は端面に対して加工しようとする所定の異形状を示す加工形状情報と前記ダイヤモンド砥石の画像を表示手段上に重ね合わせ、前記表示手段上で前記加工形状情報に対して前記ダイヤモンド砥石の画像を相対的に移動することにより、前記送り手段を制御して、当該ワークと前記ダイヤモンド砥石とを相対移動する光学式倣い制御手段と、
    を備え、
    当該ワークを回転し、当該ワークの軸芯上所定の位置で前記ダイヤモンド砥石を高速回転するとともに、光学式倣い制御により、前記加工形状情報に基いて、前記ダイヤモンド砥石を当該ワークに対して当該ワークの軸芯方向及び/又は当該ワークの軸芯方向と直角の方向に相対移動して当該ワークの内面又は端面を異形状に研削する、
    ことを特徴とするワークの加工装置。
  6. ワークの円筒状の端面を異形状に加工するワークの加工装置において、
    ワークを所定角度回転可能に固定保持するワーク固定手段と、
    ダイヤモンド砥石を高速に回転駆動するダイヤモンド砥石高速回転手段と、
    前記ワーク固定手段又は前記ダイヤモンド砥石高速回転手段の一方、又はその両方を所定方向に移動可能に支持し、前記ダイヤモンド砥石を当該ワークに対して当該ワークの軸芯方向及び/又は当該ワークの軸芯方向と直角の方向に相対移動する送り手段を有し、当該ワークの端面に対して加工しようとする所定の異形状を示す加工形状情報と前記ダイヤモンド砥石の画像を表示手段上に重ね合わせ、前記表示手段上で前記加工形状情報に対して前記ダイヤモンド砥石の画像を相対的に移動することにより、前記送り手段を制御して、当該ワークと前記ダイヤモンド砥石とを相対移動する光学式倣い制御手段と、
    を備え、
    当該ワークを固定し、当該ワークの軸芯上又は軸芯から外れた所定の位置で前記ダイヤモンド砥石を高速回転するとともに、光学式倣い制御により、前記加工形状情報に基いて、前記ダイヤモンド砥石を当該ワークに対して当該ワークの軸芯方向及び/又は当該ワークの軸芯方向と直角の方向に相対移動して当該ワークの端面を異形状に研削し、
    必要に応じ、当該ワークを周方向に所定角度回転させて、前記倣い制御により同様に研削を行う、
    ことを特徴とするワークの加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103962902A (zh) * 2013-01-28 2014-08-06 重庆兴旺工具制造有限公司 一种内圆磨床
JP2016093850A (ja) * 2014-11-12 2016-05-26 トーヨーエイテック株式会社 プロファイル研削盤
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CN114227794A (zh) * 2021-12-06 2022-03-25 六安中财管道科技有限公司 一种哑铃型实验样品制样设备

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