JP2010021356A - 噴流式はんだ付け装置並びに噴流式はんだ付け装置を備えたプリント基板製造システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】噴流はんだ付着手段7は、はんだ付けすべきワークWのはんだ付け箇所の大きさに応じて噴流幅を変えられる噴流ノズル21を備える。
噴流はんだ付着手段7は、はんだ付け部4に、複数、ワークWのはんだ付け箇所に応じて、それぞれ所定範囲で移動可能に搭載する。
噴流ノズル21は、ワークWのはんだ付け箇所のはんだ付け幅に合わせるべく、回動調整可能な偏平穴形状のノズル穴21hを備える。
【選択図】図3
Description
一方、小さいはんだ槽を用いただけでは、多種対応が困難であり、生産性は低いままである。
本発明は、以上のような課題を改善するために提案されたものであって、噴流ノズルを所定範囲で移動させてはんだ付けを行う際に、噴流ノズルを変位させてはんだ付けする幅を可変にし、さらには、対象ワークに対し、複数台で同時にはんだ付けすることにより、多種対応性、生産性の向上を図った、噴流式はんだ付け装置噴流式はんだ付け装置を備えたプリント基板製造システムを提供することを目的とする。
噴流式はんだ付け装置1は、実質的には、搬送路に沿って配置した、はんだ付け対象であるワークWにフラックスを塗布するフラクサー2と、フラックスが塗布されたワークWを加熱するプリヒート部3と、プリヒートされたワークWにはんだ付けを行う噴流はんだ付着手段(後述)を設置したはんだ付け部4と、はんだ付けされたワークWを冷却する冷却部5とを備えている。なお、この噴流式はんだ付け装置1は、例えばプリント基板製造システムに用いることができる。その場合、ワークWは、プリント基板Cbを示すものとする。
なお、ここでの噴流はんだ付着手段7は一例であり、噴流幅の変えられる噴流ノズル(後述)を、所定箇所に溶融はんだを付着させる機能のものであれば他の溶融はんだ付着手段も可能である。
噴流はんだ付着手段7は、図示しないはんだ溶融槽から供給される溶融はんだを導入して常時、はんだ付け箇所に向けて噴き当てて溶融はんだを付着させ、余剰のはんだを回収して、再び再加熱された状態ではんだ付け箇所に溶融はんだを噴き当てて付着させるという、はんだの噴流/循環工程を行っている。
かかる噴流はんだ付着手段7の実質的構成は、既知のもの(特開2008−87068号公報)と同様である。ここでは、上述したように、はんだ付け部4に一軸ステージ8、二軸ステージ9上に、それぞれ一軸方向、二軸方向に移動可能に噴流はんだ付着手段7を搭載している。さらに、噴流はんだ付着手段7は、一軸ステージ8、二軸ステージ9上において、それぞれ支持軸回りに図示しない機構により、回動可能に搭載している。
そして、はんだ槽13側には、モータ室12とはんだ槽13との区画壁を挟んで、第1回転体15に対峙するように第2回転体16を介して軸流式インペラ17を配設している。
軸流式インペラ17における第2回転体16には、第1回転体15の回転に従動するように、永久磁石m2が敷設されている。なお、永久磁石m2は高温下でも劣化しない特性を有する高温非劣化形の磁石が好ましい。
なお、軸流式インペラ17における第2回転体16は、はんだ槽13を囲う外筒体11内に設置した内筒体18内に収容されている。かかる内筒体18には、軸流式インペラ17における第2回転体16近傍の側壁に、内筒体18外側を囲う外筒体11間に還流されたはんだを吸入するはんだ吸入孔18aが形成されている。
そして内筒体18の上部開口端は絞り形状となっており、先端にノズル穴21hを有する噴流ノズル21を形成している。
かかる噴流ノズル21には、外筒体11先端に設けた還流ガイド22が噴流ノズル21の外側を囲うように近接配置している。
なお、噴流ノズル21のノズル穴21hは、偏平穴形状に形成され、噴流はんだ付着手段7全体を一軸ステージ8、二軸ステージ9上において、それぞれ支持軸回りに図示しない機構により、回動させることで、噴流ノズル21のノズル穴21hの長手方向の寸法(噴流範囲)を、ワークWにおけるはんだ付け幅に合わせることができるようにしている(図5〜図7参照)。
なお、図5〜図7に示すワークW、すなわち、プリント基板Cbにおいて、実装する部品のリード(図示省略)をランドLに挿入して、ランドLと実装部品のリードをはんだ付けした状態を示している。すなわち、はんだ付け領域はかかるランドLの数により、すなわち実装部品の数により異なることを示している。
噴流式はんだ付け装置1のフラクサー2に通じる搬送路に投入されたワークWに対し、フラクサー2に搬送されたところで、塗布ノズル6により、ワークWにフラックスが塗布される。
次に、予熱後のワークWを、はんだ付け部4まで搬送する。
そして、はんだ付け部4において、一軸ステージ8、二軸ステージ9上に、それぞれ搭載された噴流はんだ付着手段7は、一軸ステージ8、二軸ステージ9を駆動して、一軸方向(搬送方向と直交する方向)、二軸方向に移動させることで、はんだ付け箇所にもれなくはんだを付着させることができる。
このように、噴流ノズル21のノズル穴21hの長手方向の寸法を、ワークWにおけるはんだ付け幅に合わせた状態で、各ステージ上で移動することで、はんだ付け範囲をカバーすることができる。
すなわち、噴流はんだ付着手段は、溶融はんだを継続的に圧送し、はんだ付け箇所に付着させることができる手段であれば、その構成は適宜である。
その他、噴流式はんだ付け装置1は、他の部品の製造システムにも展開可能である。
2 フラクサー
3 プリヒート部
4 はんだ付け部
5 冷却部
6 塗布ノズル
7 噴流はんだ付着手段
8 一軸ステージ
9 二軸ステージ
10 冷却ファン
11 外筒体
12 モータ室
13 はんだ槽
14 モータ
15 第1回転体
16 第2回転体
17 軸流式インペラ
18 内筒体
18a 吸入孔
19 整流羽根
20 整流部材
21 噴流ノズル
21h ノズル穴
22 還流ガイド
W ワーク
Cb プリント基板
m1、m2 永久磁石
L ランド
Claims (6)
- 噴流はんだ付着手段(7)を用いた噴流式はんだ付け装置(1)において、
前記噴流はんだ付着手段(7)は、はんだ付けすべきワーク(W)のはんだ付け箇所の大きさに応じて噴流幅を変えられる噴流ノズル(21)を備えたことを特徴とする噴流式はんだ付け装置。 - 前記噴流はんだ付着手段(7)は、はんだ付け部(4)において、複数備え、これら噴流はんだ付着手段(7)は、はんだ付けすべきワーク(W)のはんだ付け箇所に応じて、それぞれ所定範囲で移動可能に搭載したことを特徴とする請求項1に記載の噴流式はんだ付け装置。
- 前記噴流ノズル(21)は、はんだ付けすべきワーク(W)のはんだ付け箇所のはんだ付け幅に合わせるべく、回動調整可能な偏平穴形状のノズル穴(21h)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の噴流式はんだ付け装置。
- はんだ付けすべきワーク(W)であるプリント基板(Cb)のプリント基板製造システムであって、噴流式はんだ付け装置(1)を備え、
この噴流式はんだ付け装置(1)は、はんだ付け対象であるプリント基板(Cb)にフラックスを塗布するフラクサー(2)と、
フラックスが塗布されたプリント基板(Cb)を加熱するプリヒート部(3)と、
プリヒートされたプリント基板(Cb)にはんだ付けを行う噴流はんだ付着手段(7)を設置したはんだ付け部(4)と、
はんだ付けされたプリント基板(Cb)を冷却する冷却部(5)と、
を備え、
前記噴流はんだ付着手段(7)は、はんだ付けすべきワーク(W)のはんだ付け箇所の大きさに応じて噴流幅を変えられる噴流ノズル(21)を備えたことを特徴とする噴流式はんだ付け装置を備えたプリント基板製造システム。 - 前記噴流はんだ付着手段(7)は、前記はんだ付け部(4)において、複数備え、これら噴流はんだ付着手段(7)は、はんだ付けすべきプリント基板(Cb)のはんだ付け箇所に応じて、それぞれ所定範囲で移動可能に搭載したことを特徴とする請求項4に記載の噴流式はんだ付け装置を備えたプリント基板製造システム。
- 前記噴流ノズル(21)は、はんだ付けすべきプリント基板(Cb)のはんだ付け箇所のはんだ付け幅に合わせるべく、回動調整可能な偏平穴形状のノズル穴(21h)を備えたことを特徴とする請求項4または5に記載の噴流式はんだ付け装置を備えたプリント基板製造システム。
Priority Applications (1)
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JP2008180398A JP2010021356A (ja) | 2008-07-10 | 2008-07-10 | 噴流式はんだ付け装置並びに噴流式はんだ付け装置を備えたプリント基板製造システム |
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