JP2009285719A - フラックス塗布装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】予備加熱工程には瞬時点灯ヒータを備えた予備加熱手段が設けられフラックス塗布工程にはフラックスの噴霧塗布手段と前記被フラックス塗布ワークに塗着しなかった噴霧フラックスを排出するための排気手段であって単位時間当たりの排気流量を可変することが可能な排気手段とが設けられる。さらに前記予備加熱工程に被フラックス塗布ワークが存在するか否かによって、前記瞬時点灯ヒータへの供給電力を制御する。
【選択図】図1
Description
図1は、フラックス塗布装置の全体構成を説明する図で搬送コンベアの搬送方向に対する縦断面で見た図である。なお、制御系はブロック図で描いてある。また、図2は図1の予備加熱工程をI−I断面で見た図である。すなわち、搬送コンベアの搬送方向Aに沿って予備加熱工程とフラックス塗布工程および乾燥工程が設けられて構成されている。なお、乾燥工程は必用な場合にのみ設けてもよい。
予備加熱工程110には予備加熱手段111を設けてある。すなわち、ハロゲンヒータやカーボンヒータ等のように電力供給後に数秒で通常加熱状態に到達する瞬時点灯ヒータ112を設けてあり、併せて熱風を供給するためのファン113およびその駆動モータ114を設けてある。また、瞬時点灯ヒータ112にはプリント配線板124の下方側の面すなわち被フラックス塗布面へ向けて熱線を反射する反射板116を設けてあり、瞬時点灯ヒータ112の直下の位置に通風孔117を設けてある。
次に、フラックス塗布工程について説明する。フラックス塗布工程130には、フラックスの噴霧ノズル133とこの噴霧ノズルにフラックスを供給するフラックス供給装置132とから成るフラックス噴霧塗布手段131を設けてあり、フラックス供給装置132から供給されるフラックスを噴霧ノズル133で噴霧することにより、搬送コンベア151で搬送されるプリント配線板124に塗着させ塗布する仕組みである。なお、フラックス供給装置132はフラックス加熱手段を有し、加熱したフラックス(例えば、40〜70℃程度に加熱したフラックス)を供給する。
次に、乾燥工程について説明する。乾燥工程140には、乾燥手段141が設けてあり、この乾燥手段141には、予備加熱工程110と同様にハロゲンヒータやカーボンヒータ等のように電力供給後に数秒で通常加熱状態に到達する瞬時点灯ヒータ142を設けてあり、併せて熱風を供給するためのファン143およびその駆動モータ144を設けてある。また、瞬時点灯ヒータ142にはプリント配線板の下方側の面すなわち被フラックス塗布面へ向けて熱線を反射する反射板146を設けてあり、瞬時点灯ヒータ142の直下の位置に通風孔147を設けてある。
搬送コンベア151は並行2条のチェーンコンベアで構成され、そのピン152(図2)上にプリント配線板を保持して搬入口123から搬出口148へ(矢印A方向へ)搬送する。搬送コンベア151を駆動するモータ153は速度制御装置105により速度が制御され、この速度制御装置105はモータ153に取り付けられたエンコーダ154からの回転エンコード信号を受信して速度制御を行う。なお、回転エンコード信号は搬送コンベアに設けられた回転エンコーダ(図示せず)から取得してもよい。そして、この速度制御装置105は主制御装置100との通信により制御される。
主制御装置100はコンピュータシステムで構成され、通信ポートを介して被制御装置(温度制御装置,モータの速度制御装置,フラックス供給装置,プリント配線板の搬入センサ,搬送コンベアの回転エンコーダ)と通信を行い、被制御装置の制御を行うと共に制御状態を受信する。したがって、被制御装置の制御手順ひいてはフラックス塗布装置の制御をソフトウェア上で実現できる。
本発明のフラックス塗布装置の作動について図面を用いて説明する。図3は、主制御装置100の制御手順を説明するフローチャートで、予備加熱工程の予備加熱手段の制御手順、フラックス塗布工程の制御手順で排気手段の制御手順とフラックス噴霧塗布手段の制御手順、乾燥工程の乾燥手段の制御手順を同時並行して行う。すなわち、主制御装置のコンピュータはマルチタスク処理の実行が可能であり、複数の作業を同時並行して行うことができる。
まず、予備加熱工程の制御手順について図1および図3によって説明する。図3のステップS11〜S15が予備加熱工程に対応する。ステップS11で、予め入力され記憶された瞬時点灯ヒータ112の待機時電力と予備加熱時電力(予備加熱時温度)および送風ファン113の待機時回転速度と予備加熱時回転速度を読み込んで制御態様のイニシャライズを行う。
次のフラックス塗布工程はステップS21〜S35が対応する。この工程ではステップS21〜S25の排気手段の制御と、ステップS31〜S35のフラックス噴霧塗布手段の制御とは並行して行われる。
最後に乾燥工程の制御手順について説明する。この工程はステップS41〜S45が対応する。この工程では、乾燥の際に用いる瞬時点灯ヒータの温度や熱風の温度さらに熱風の風速を乾燥に適した値に設定する。一方で、乾燥工程における乾燥手段の制御手順は、基本的には予備加熱工程の制御手順と同様である。
したがって、プリント配線板がフラックス塗布装置に搬入されていない場合は、予備加熱手段や排気手段,フラックス噴霧塗布手段,乾燥手段はいずれも待機時状態にあり、その単位時間当たりの消費電力は最小状態に制御される。
図4は、乾燥工程で使用する加熱エアの吹きつけ手段を説明する図で、(a)は乾燥工程をプリント配線板の搬送方向Aに対する縦断面で見た図でありプリント配線板の下方側の面に吹きつけられる風速分布図を併せて描いた図、(b)は加熱エア吹きつけパイプの外観を説明する斜視図である。
101 表示部
102 指示操作部
103 速度制御装置
104 温度制御装置
105 速度制御装置
106 速度制御装置
107 温度制御装置
108 速度制御装置
110 予備加熱工程
111 予備加熱手段
112、142 瞬時点灯ヒータ
113、143 ファン
114、144、153 モータ
115、145、154 エンコーダ
116、118、146 反射板
117、119、147、149 通風孔
120、150 筐体
121 回転操作つまみ
122 ねじ
130 フラックス塗布工程
131 フラックス噴霧塗布手段
132 フラックス供給装置
133 噴霧ノズル
134 排気手段
135 フード
136 排気ファン
137 フィルタ
140 乾燥工程
141 乾燥手段
148 搬出口
151 搬送コンベア
152 ピン
155 搬入センサ
401 加熱エア吹きつけパイプ
402 高速ノズル孔
403 低速ノズル孔
404 ヒータ線
405 スルーホール
406 孔端
407、408 フラックス
Claims (3)
- 被フラックス塗布ワークの搬送手段を備えこの搬送手段による搬送順に被フラックス塗布ワークの予備加熱工程とフラックス塗布工程とが設けられ、
前記予備加熱工程には瞬時点灯ヒータを備えた被フラックス塗布ワークの予備加熱手段が設けられ前記フラックス塗布工程にはフラックスの噴霧塗布手段と前記被フラックス塗布ワークに塗着しなかった噴霧フラックスを排出するための排気手段であって単位時間当たりの排気流量を可変することが可能な排気手段とが設けられ、
さらに前記予備加熱工程に被フラックス塗布ワークが存在する場合には前記瞬時点灯ヒータへの供給電力を予め決めた所定の予備加熱電力に制御し前記予備加熱工程に被フラックス塗布ワークが存在しない場合には予め決めた零電力を含む所定の待機電力に低減制御すると共に前記フラックス塗布工程で前記被フラックス塗布ワークにフラックスの塗布が行われる場合には予め決めた所定の単位時間当たりの排気流量に制御しフラックスの塗布が行われない場合には予め決めた零流量を含む所定の単位時間当たりの待機排気流量に低減制御する制御手段を備えること、
を特徴とするフラックス塗布装置。 - 請求項1記載のフラックス塗布装置において、フラックス塗布工程の後段に乾燥工程が設けられ、
前記乾燥工程には瞬時点灯ヒータを備えた被フラックス塗布ワークの乾燥手段が設けられ、前記乾燥工程に被フラックス塗布ワークが存在する場合には前記瞬時点灯ヒータへの供給電力を予め決めた所定の乾燥電力に制御し前記乾燥工程に被フラックス塗布ワークが存在しない場合には予め決めた零電力を含む所定の待機電力に低減制御する制御手段を備えること、
を特徴とするフラックス塗布装置。 - 請求項2記載のフラックス塗布装置において、乾燥工程に設けられる瞬時点灯ヒータが加熱ガスを被フラックス塗布ワークに吹きつける手段を有するものであり、この加熱ガスの吹きつけ手段が乾燥工程のフラックス塗布工程側に設けられるかまたはフラックス塗布工程側では相対的に風速の速い加熱ガスを吹きつけフラックス塗布工程側から離れた位置では相対的に風速の遅い加熱ガスを吹きつける風速分布の加熱ガス吹きつけ手段であること、
を特徴とするフラックス塗布装置。
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