JP2010021225A - 電子部品およびその製造方法、並びに、電子部品を備えた電子装置 - Google Patents

電子部品およびその製造方法、並びに、電子部品を備えた電子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】金属キャップで覆う必要が無く、MEMS構造が破壊されず、MEMS構造が露出している。
【解決手段】基板41上にダイボンドされたMEMSチップ42と電子回路チップ43とを1次モールド樹脂46で1次モールドし、さらに導電性の2次モールド樹脂47で2次モールドしている。こうして、高価な金属キャップで覆う必要を無くして、コストアップを抑制する。また、基板実装品を1次モールド用のトランスファー金型内に配置した際には、上記トランスファー金型の突起が緩衝材45の上面に当接する。こうして、上記トランスファー金型がMEMS可動部(振動板)に直接当接しないようして、MEMS構造の破壊を防止する。また、MEMSチップ42のMEMS可動部(振動板)が開口部48および開口部50を介して、外部に露出している。こうして、上記MEMS可動部がモールド樹脂によって覆われないようにし、確実に動作させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems:微小電気機械システム)半導体チップにおけるMEMS可動部が封止樹脂から露出している電子部品およびその製造方法、並びに、上記電子部品を備えた電子装置に関する。
近年、コンデンサマイクに代わって、マイクロマシン製造技術を応用したシリコンマイクと呼ばれるMEMSセンサーが販売され、対ノイズ性能の向上が見込まれることと安価なこととから携帯電話に採用されつつある。図8に、市販されているシリコンマイク(以下、第1従来例と言う)の外観図を示す。さらに、図9に、上記シリコンマイクの断面構造図を示す。
上記第1従来例においては、図9に示すように、金属キャップ1は、基板2のグラウンドライン(図示せず)に電気的に接続されており、電子回路チップ3およびMEMSチップ4等の内部素子の電磁シールドを兼ねている。
一方、上記金属キャップ1には、開口部1aが設けられており、この開口部1aから外部の音が入射され、MEMSチップ4上の振動板(図示せず)を振動させる。そうすると、MEMSチップ4は、上記振動板の振動を静電容量の変化に変換し、静電容量の変化を表す信号をワイヤー線5を介して電子回路チップ3に伝送する。そうすると、電子回路チップ3は、上記静電容量の変化を電圧の変化に変換し、基板2の底面2aに設けられた電極6,7から外部へ電気信号として送出する。その場合、電子回路チップ3は、気密封止が必要であるため、エポキシ樹脂等のポッティング樹脂8によって覆われている。
また、表面実装型の電子部品として、特開2007‐27559号公報(特許文献1)に開示された「表面実装型電子部品、その製造方法および光学電子機器」(以下、第2従来例と言う)がある。以下、図10に従って、上記特許文献1に開示された上記第2従来例の表面実装型電子部品の製造方法について説明する。
図10において、先ず、図10(a)に示すように、基板11上に受光部12aを有する半導体チップ12を銀ペースト等によってダイボンドし、ワイヤー線13によって基板11上のランド(図示せず)と電気的に接続される。次に、図10(b)に示すように、先端側にシリコーンゴム製の突起を有する封止樹脂防止部材14の先端部を、半導体チップ12の受光部12aに押し当てる。次に、図10(c)に示すように、封止樹脂防止部材14を受光部12aの表面に載置した状態で、基板11上および半導体チップ12上に封止樹脂15を注入する。次に、図10(d)に示すように、封止樹脂15が硬化した後に、封止樹脂防止部材14を取り除くことによって、半導体チップ12の受光部12a上に開口部15aを有する封止樹脂15が形成される。
また、磁気ノイズの多い環境下でも使用可能な受光センサとして、特開2004‐241532号公報(特許文献2)に開示された「受光センサ」(以下、第3従来例と言う)がある。上記特許文献2に開示された上記第3従来例の受光センサは、図11に示すように、受光チップ21を透光性樹脂22で樹脂封止し、透光性樹脂22上におけるレンズ部23を除く領域を導電性樹脂24で覆うことによって、電磁シールドを得るようにしている。尚、図11は、インサート成型金型25a,25b内に、受光チップ21を透光性樹脂22で封止してなる1次モールド品を設置し、導電性樹脂24を金型内に射出した状態を示している。
また、リモートコントロール受信機として、特開2008‐54017号公報(特許文献3)に開示された「リモートコントロール受信機およびそれを備えた電子機器」(以下、第4従来例と言う)がある。上記特許文献3に開示された上記第4従来例のリモートコントロール受信機は、図12に示すように、光方向センサでなるリモートコントロール受信機31,32を2つ用いることによって、図12に示す座標系において、リモートコントロール受信機31に対するリモートコントロール信号発信源(以下、リモコン送信機と言う)P1の位置(X0,Y0,Z0)が、下記の式で求められる。
Figure 2010021225
しかしながら、上記各従来例には、以下のような問題がある。
すなわち、上記第1従来例においては、高価な金属キャップ1を使用しているためコストアップの要因となる。さらに、上記シリコンマイクを、発光チップおよび受光チップと組み合わせて使用する場合には、発光チップおよび受光チップ用の別付のレンズが必要となるため、小型化が難しいという問題がある。
また、上記第2従来例においては、上記半導体チップ12を封止樹脂15で樹脂封止する際に、シリコーンゴム製の封止樹脂防止部材14で半導体チップ12の受光部12aを押さえるので、封止樹脂防止部材14がMEMS構造を有する半導体チップ12を破壊する恐れがあるという問題がある。
また、上記第3従来例においては、MEMS構造を有する受光チップ21を透光性樹脂22で覆ってしまうため、動作しなくなる恐れがあるという問題がある。
また、上記第4従来例においては、2つのリモートコントロール受信機31,32間の距離Lが近い場合には、X0,Y0,Z0の値が小さくなり、X0,Y0,Z0の値の誤差が大きくなるという問題がある。
特開2007‐27559号公報 特開2004‐241532号公報 特開2008‐54017号公報
そこで、この発明の課題は、製造の課程でMEMS構造が破壊されることが無く、上記MEMS構造有する半導体チップが外部に露出している電子部品およびその製造方法、並びに、上記電子部品を備えた電子装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の電子部品は、
可動部および非可動部を有するMEMS部が設けられた半導体チップと、
上記半導体チップが実装された基板あるいはフレームと、
上記半導体チップと上記基板あるいは上記フレームとを封止する封止樹脂と
を備え、
上記封止樹脂は、上記半導体チップにおける上記MEMS部の上記可動部を露出させる開口部を有しており、
上記封止樹脂における上記開口部の周縁部と上記半導体チップにおける上記MEMS部の上記非可動部との間に挟持された緩衝材
を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、上記封止樹脂には、上記半導体チップにおける上記MEMS部の上記可動部を露出させる開口部が設けられている。したがって、上記MEMS部の上記可動部が上記封止樹脂によって覆われることが無く、動作しなくなる恐れが無い。
さらに、上記封止樹脂における上記開口部の周縁部と上記半導体チップにおける上記MEMS部の上記非可動部との間には、上記緩衝材が挟持されている。したがって、上記封止樹脂を形成する場合において、樹脂封止用の金型の内面に突出して設けられた突起によって上記可動部を覆う際に、上記金型の突起の先端面を上記緩衝材の上面に当接させることによって、上記突起が上記可動部に直接当接することがなく、製造の課程においてMEMS構造が破壊されることを防止できる。
また、1実施の形態の電子部品では、
上記半導体チップにおける上記MEMS部の上記可動部は、音によって振動する振動板あるいはダイヤフラムである。
この実施の形態によれば、上記MEMS部の上記振動板あるいは上記ダイヤフラムが上記封止樹脂によって覆われることが無く、動作しなくなる恐れが無い。
さらに、上記封止樹脂を形成する場合に、上記樹脂封止用の金型の内面に突出して設けられた上記突起が上記振動板あるいは上記ダイヤフラムに直接当接することがなく、製造の課程においてMEMS構造が破壊されることを防止できる。
また、1実施の形態の電子部品では、
上記可動部は、上記振動板であり、
上記半導体チップと上記基板あるいは上記フレームとを上記封止樹脂で封止してなる1次封止品を2次封止すると共に、導電性を有する2次封止樹脂を備え、
上記2次封止樹脂は、上記封止樹脂の上記開口部に対向する位置に、上記半導体チップの上記振動板を露出させる開口部を有しており、
上記2次封止樹脂は、当該2次封止樹脂の上記開口部を取り囲んで、上記開口部の中心軸に沿って突出した筒状体に形成されると共に、この筒状体の内周面が上記中心軸上に焦点を有する放物面になっている集音部を含んでおり、
上記半導体チップは、上記集音部から取り込まれた音波を電気信号に変換するようになっており、
マイクロフォンとして機能する。
この実施の形態によれば、上記1次封止品を2次封止する2次封止樹脂は、導電性を有している。したがって、磁気シールドのために、上記1次封止品を高価な金属キャップで覆う必要が無く、コストアップを抑制することができる。
さらに、上記2次封止樹脂における上記封止樹脂の上記開口部に対向する位置には上記半導体チップの上記振動板を露出させる開口部が形成されており、この開口部を取り囲んで、上記開口部の中心軸に沿って突出した集音部が形成されている。したがって、上記MEMS部の上記振動板が動作しなくなることは無く、上記集音部から取り込まれた音波によって確実に振動することができる。
また、1実施の形態の電子部品では、
上記基板あるいは上記フレームには、発光チップと、この発光チップから出射されて被測定物で反射された光が入射されると共に上記被測定物までの距離を表す電気信号を出力する光位置センサとを、含む測距センサ部が、さらに搭載されており、
上記封止樹脂は、上記測距センサ部をも封止して上記1次封止品と成すと共に、上記発光チップからの出射光および上記光位置センサへの入射光の通過位置にレンズが形成されており、
上記2次封止樹脂は、上記測距センサ部を含む上記1次封止品を2次封止すると共に、上記レンズに対向する位置には当該レンズを外部に突出させる穴が形成されている。
この実施の形態によれば、上記基板あるいは上記フレームに上記半導体チップおよび上記測距センサ部を搭載し、上記封止樹脂で封止して上記1次封止品と成している。したがって、上記半導体チップによるマイクロフォン機能と上記測距センサ部による光を用いた測距機能とを併せ持つ電気部品を構成することができる。
その際に、上記半導体チップおよび上記測距センサ部を搭載した上記基板あるいは上記フレームを、レンズが形成された上記封止樹脂によって封止している。したがって、上記測距センサ部用の別付のレンズは必要なく、容易に小型化を図ることができる。
また、1実施の形態の電子部品では、
上記基板あるいは上記フレームには、光が入射されると共にこの入射光の入射方向を表す電気信号を出力する分割受光チップを含む光方向センサ部が、さらに搭載されており、
上記封止樹脂は、上記光方向センサ部をも封止して上記1次封止品と成すと共に、上記分割受光チップへの入射光の通過位置にレンズが形成されており、
上記2次封止樹脂は、上記光方向センサ部を含む上記1次封止品を2次封止するとともに、上記レンズに対向する位置には当該レンズを外部に突出させる穴が形成されている。
この実施の形態によれば、上記基板あるいは上記フレームに上記半導体チップおよび上記光方向センサ部を搭載し、上記封止樹脂で封止して上記1次封止品と成している。したがって、上記半導体チップによるマイクロフォン機能と上記光方向センサ部による光方向センシング機能とを併せ持つ電気部品を構成することができる。
その際に、上記半導体チップおよび上記光方向センサ部を搭載した上記基板あるいは上記フレームを、レンズが形成された上記封止樹脂によって封止している。したがって、上記光方向センサ部用の別付のレンズは必要なく、容易に小型化を図ることができる。
また、1実施の形態の電子部品では、
上記可動部は、上記ダイヤフラムであり、
上記半導体チップと上記基板あるいは上記フレームとを上記封止樹脂で封止してなる1次封止品を2次封止すると共に、導電性を有する2次封止樹脂を備え、
上記2次封止樹脂は、上記封止樹脂の上記開口部に対向する位置に、上記半導体チップの上記可動部を露出させる開口部を有しており、
上記2次封止樹脂は、当該2次封止樹脂の上記開口部を取り囲んで、上記開口部の中心軸に沿って突出した筒状体に形成されると共に、チューブが接続されるニップルを含んでおり、
上記半導体チップは、上記ニップルから取り込まれた気体の圧力変化を電気信号に変換するようになっており、
圧力センサーとして機能する。
この実施の形態によれば、上記1次封止品を2次封止する2次封止樹脂は、導電性を有している。したがって、磁気シールドのために、上記1次封止品を高価な金属キャップで覆う必要が無く、コストアップを抑制することができる。
さらに、上記2次封止樹脂における上記封止樹脂の上記開口部に対向する位置には上記半導体チップの上記ダイヤフラムを露出させる開口部が形成されており、この開口部を取り囲んで上記開口部の中心軸に沿って突出したニップルが形成されている。したがって、上記MEMS部の上記ダイヤフラムが動作しなくなることは無く、上記ニップルから取り込まれた気体の圧力によって確実に変位することができる。
また、この発明は、
請求項1に記載の電子部品の製造方法であって、
基板上あるいはフレーム上に、可動部および非可動部を有するMEMS部が設けられた半導体チップを実装する工程と、
上記半導体チップにおける上記MEMS部の上記可動部の周囲に位置する上記非可動部にシリコーン樹脂を塗布すると共に、硬化させて弾性を持たせることによって緩衝材を形成する工程と、
上記半導体チップと上記基板あるいは上記フレームとを樹脂封止用の金型内に配置し、上記金型内に封止樹脂を充填した後硬化させる工程と
を含み、
上記半導体チップと上記基板あるいは上記フレームとを樹脂封止用の金型内に配置する場合に、上記金型の内面に突出して設けられた突起の先端面を上記緩衝材の上面に当接させることによって、上記半導体チップにおける上記MEMS部の上記可動部を上記突起で覆って、当該可動部上に上記封止樹脂が充填されないようにする
ことを特徴としている。
上記構成によれば、上記半導体チップと上記基板あるいは上記フレームとを樹脂封止用の金型内に配置する場合に、上記金型の内面に突出して設けられた突起の先端面を上記緩衝材の上面に当接させることにより、上記半導体チップにおける上記MEMS部の上記可動部を上記突起で覆って、当該可動部上に上記封止樹脂が充填されないようにしている。したがって、上記金型の内面に設けられた突起の先端面を、上記MEMS部の上記可動部に直接当接させる必要が無く、製造の課程においてMEMS構造が破壊されるのを防止できる。
その際に、上記半導体チップの厚みがばらついていても、上記緩衝材は弾性を有しているため、上記半導体チップが損傷を受けたり、上記金型の突起が上記緩衝材から離間したりすることはない。
さらに、上記MEMS部の上記可動部上に上記封止樹脂が充填されないので、上記封止樹脂には上記可動部を露出させる開口部が形成される。したがって、上記MEMS部の上記可動部が上記封止樹脂によって覆われることが無く、動作しなくなる恐れが無い。
また、この発明の電子装置は、
請求項4に記載の電子部品を備え、
上記被測定物は音発生源であり、
上記測距センサ部における上記光位置センサから出力される上記音発生源までの距離を表す電気信号に基づいて、上記音発生源までの距離に応じて、マイクロフォンとして機能する上記半導体チップにおける音波の上記電気信号への変換率を制御することによって、上記マイクロフォンの感度を制御する感度制御手段を含む
ことを特徴としている。
上記構成によれば、上記半導体チップおよび上記測距センサ部を搭載した上記基板あるいは上記フレームを、レンズが形成された上記封止樹脂によって封止して、容易に小型化を図ることができる電子部品を備えている。したがって、音発生源までの距離に応じてマイクロフォンの感度を制御できる電子装置の小型化を図ることができ、携帯電話等に容易に搭載することが可能になる。
さらに、上記電子部品は、上記MEMS部の上記可動部が上記封止樹脂によって覆われることが無く確実に動作することができ、製造の課程においてMEMS構造が破壊されることがない。そのため、小型で高精度な電子装置を実現することが可能になる。
また、この発明の電子装置は、
請求項5に記載の電子部品を備え、
上記電子部品は、信号出力手段から同時に出力された音信号と光信号とを受信するようになっており、
上記半導体チップから出力される上記信号出力手段からの音信号を表す電気信号と、上記光方向センサ部における上記分割受光チップから出力される上記信号出力手段からの光信号の入射方向を表す電気信号とに基づいて、上記信号出力手段の位置を演算する信号出力位置演算手段を含む
ことを特徴としている。
上記構成によれば、上記半導体チップおよび上記光方向センサ部を搭載した上記基板あるいは上記フレームを、レンズが形成された上記封止樹脂によって封止して、容易に小型化を図ることができる電子部品を備えている。したがって、音信号と光信号とを同時に出力する信号出力手段の位置を、上記音信号と上記光信号とに基づいて演算できる電子装置の小型化を図ることができる。
さらに、上記電子部品は、上記MEMS部の上記可動部が上記封止樹脂によって覆われることが無く確実に動作することができ、製造の課程においてMEMS構造が破壊されることがない。そのため、小型で高精度な電子装置を実現することが可能になる。
以上より明らかなように、この発明の電子部品は、可動部および非可動部を有するMEMS部が設けられた半導体チップとこの半導体チップが実装された基板あるいはフレームとを封止する封止樹脂には、上記半導体チップにおける上記MEMS部の上記可動部を露出させる開口部が設けられているので、上記MEMS部の上記可動部が上記封止樹脂によって覆われることが無く、動作しなくなる恐れが無い。
さらに、上記封止樹脂における上記開口部の周縁部と上記半導体チップにおける上記MEMS部の上記非可動部との間には、上記緩衝材が挟持されているので、上記封止樹脂を形成する場合において、樹脂封止用の金型の内面に突出して設けられた突起によって上記可動部を覆う際に、上記金型の突起の先端面を上記緩衝材の上面に当接させている。したがって、上記突起が上記可動部に直接当接することがなく、製造の課程においてMEMS構造が破壊されることを防止できる。
また、この発明の電子部品の製造方法は、上記半導体チップと上記基板あるいは上記フレームとを樹脂封止用の金型内に配置する場合に、上記金型の内面に突出して設けられた突起の先端面を上記緩衝材の上面に当接させることにより、上記半導体チップにおける上記MEMS部の上記可動部を上記突起で覆って、当該可動部上に上記封止樹脂が充填されないようにするので、上記金型の内面に設けられた突起の先端面を、上記MEMS部の上記可動部に直接当接させる必要が無い。したがって、製造の課程においてMEMS構造が破壊されるのを防止できる。
さらに、上記MEMS部の上記可動部上に上記封止樹脂が充填されないので、上記封止樹脂には上記可動部を露出させる開口部が形成される。したがって、上記MEMS部の上記可動部が上記封止樹脂によって覆われることが無く、動作しなくなる恐れが無い。
また、この発明の電子装置は、上記半導体チップおよび上記測距センサ部を搭載した上記基板あるいは上記フレームを、レンズが形成された上記封止樹脂によって封止して容易に小型化を図ることができる電子部品を備えているので、音発生源までの距離に応じてマイクロフォンの感度を制御できる電子装置の小型化を図ることができる。したがって、携帯電話等に搭載することが可能になる。
さらに、上記電子部品は、上記MEMS部の上記可動部が上記封止樹脂によって覆われることが無く確実に動作することができ、製造の課程においてMEMS構造が破壊されることがない。そのため、小型で高精度な電子装置を実現することが可能になる。
また、この発明の電子装置は、上記半導体チップおよび上記光方向センサ部を搭載した上記基板あるいは上記フレームを、レンズが形成された上記封止樹脂によって封止して容易に小型化を図ることができる電子部品を備えているので、音信号と光信号とを同時に出力する信号出力手段の位置を、上記音信号と上記光信号とに基づいて演算できる電子装置の小型化を図ることができる。
さらに、上記電子部品は、上記MEMS部の上記可動部が上記封止樹脂によって覆われることが無く確実に動作することができ、製造の課程においてMEMS構造が破壊されることがない。そのため、小型で高精度な電子装置を実現することが可能になる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
・第1実施の形態
図1は、本実施の形態の電子部品としてのシリコンマイクにおける断面図である。図1に従って、本実施の形態のシリコンマイクについて詳細を説明する。
図1において、基板41上には、入力された音波を上記MEMS可動部としての振動板(図示せず)によって静電容量の変化に変換する上記半導体チップとしてのMEMSチップ42と、上記静電容量の変化を表す電圧信号を生成する電子回路チップ43とが、銀ペースト等によってダイボンドされている。さらに、ワイヤー線44によってMEMSチップ42と電子回路チップ43とが電気的に接続されている。MEMSチップ42上面における上記振動板の周囲には緩衝材45としてのシリコーン樹脂が塗布されている。
上記MEMSチップ42と電子回路チップ43とは、透光性樹脂でなる1次モールド樹脂46によって封止されており、1次モールド樹脂46の周囲が導電性を有する遮光性樹脂でなる2次モールド樹脂47によって封止されている。その場合、1次モールド樹脂46におけるMEMSチップ42の上記振動板上には開口部48が形成されており、1次モールド樹脂46によって封止されてはいない。したがって、MEMSチップ42における上記振動板の部分は、1次モールド樹脂46から露出しているのである。
また、上記2次モールド樹脂47における1次モールド樹脂46の開口部48に対向する箇所には、音波を集めるための集音部49が形成されている。この集音部49は、1次モールド樹脂46の開口部48と同じ中心軸を有する2次モールド樹脂47の開口部50を取り囲むように、上記中心軸に沿って突出して筒状に形成されている。そして、集音部49の内周面は、上記中心軸上に焦点を有する放物線を上記中心軸の回りに回転させて得られる放物面となっている。
上記構成において、上記集音部49によって集められた音波は、集音部49の開口部50および1次モールド樹脂46の開口部48を通ってMEMSチップ42に入射され、MEMSチップ42上の上記振動板を振動させる。そうすると、MEMSチップ42は、上記振動板の振動を静電容量の変化に変換し、上記静電容量の変化を表す電気信号をワイヤー線44を介して電子回路チップ43に伝送する。そうすると、電子回路チップ43は、上記電気信号に基づいて上記静電容量の変化を表す電圧信号を生成し、基板41の底面41aに設けられた電極51,52から外部へ、入力音を表す電気信号として送出する。
図2および図3は、本実施の形態におけるシリコンマイクの製造方法を説明するための図1に相当する断面図である。以下、図2および図3に従って、本シリコンマイクの製造方法について順次説明する。
先ず、図2(a)に示すように、上記基板41上に、MEMSチップ42と電子回路チップ43とを、銀ペースト等によってダイボンドする。さらに、基板41の底面41aに電極51,52を形成する。
次に、図2(b)に示すように、上記基板41上の電極(図示せず)とMEMSチップ42および電子回路チップ43との間、および、MEMSチップ42と電子回路チップ43との間を、ワイヤー線44によって電気的に接続する。さらに、MEMSチップ42上面における上記振動板の上部以外の領域に、ディスペンサー53を用いて、上記振動板の周囲を取り囲む四角形状に、シリコーン樹脂が線引塗布される。このシリコーン樹脂は、熱や紫外線によって硬化されて弾性体となる。こうして、上記振動板の周囲に緩衝材45が形成されるのである。
次に、図2(c)に示すように、上記図2(a)および図2(b)に示すようにして形成された基板実装品54が、1次モールド用のトランスファー金型55内に配置される。ここで、トランスファー金型55の内面におけるMEMSチップ42の上記振動板と対向する箇所には、四角柱状の突起56が形成されている。そして、この突起56の先端面における周囲部は、四角形状の緩衝材45の上面に当接するようになっている。
次に、図2(d)に示すように、上記トランスファー金型55内にエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂が充填(1次モールド)される。そして、図3(e)に示すように、トランスファー金型55を取り外すことによって、エポキシ樹脂等からなる1次モールド樹脂46が形成される。その場合、トランスファー金型55の突起56の部分には1次モールド樹脂46が形成されないので、1次モールド樹脂46におけるMEMSチップ42の上記振動板上の箇所には開口部48が形成される。
次に、図3(f)に示すように、上記基板実装品54が1次モールドされてなる1次モールド品57が、2次モールド用のインサート金型58内に配置される。その際に、インサート金型58の内面におけるMEMSチップ42の上記振動板と対向する箇所は、1次モールド樹脂46の開口部48を塞いでいる。
次に、図3(g)に示すように、上記インサート金型58内にポリカーボネート樹脂等の熱可塑性樹脂が充填(2次モールド)される。ここで、上記熱可塑性樹脂にはカーボンが含まれており、導電性が付加されている。そして、図3(h)に示すように、インサート金型58を取り外すことによって、導電性ポリカーボネート樹脂等からなる2次モールド樹脂47が形成される。こうして、1次モールド品57が2次モールドされてなる2次モールド品59が得られる。その場合、インサート金型58が1次モールド樹脂46の開口部48を塞いでいるので、開口部48が2次モールド樹脂47で塞がれることが無く、MEMSチップ42における上記振動板の部分は外部に露出している。
上記図2(a)〜図3(h)では説明していないが、通常、トランスファー金型55内には複数の基板実装品54が配列され、インサート金型58内には複数の1次モールド品57が配列されて、複数の1次モールド品57あるいは複数の2次モールド品59が同時に成型される。そして、複数並列に形成された2次モールド品59は、ダイシングによって図1に示すような個別の製品(シリコンマイク)に切り出される。
以上のごとく、本実施の形態におけるシリコンマイクは、基板41上にダイボンドされたMEMSチップ42と電子回路チップ43とが1次モールド樹脂46で1次モールドされてなる1次モールド品57を、導電性を有する2次モールド樹脂47で2次モールドして構成されている。したがって、磁気シールドのために1次モールド品57を高価な金属キャップで覆う必要が無く、コストアップを抑制することができる。
さらに、上記MEMSチップ42上面における上記振動板上の周囲には緩衝材45を形成し、基板実装品54を1次モールド用のトランスファー金型55内に配置した際には、トランスファー金型55の内面に設けられた四角柱状の突起56の先端面が緩衝材45の上面に当接するようにしている。したがって、トランスファー金型55の突起56がMEMS可動部である上記振動板に直接当接することがなく、製造の課程においてMEMS構造が破壊されることを防止できる。
その際に、上記MEMSチップ42の厚みが、厚い側にばらついている場合には、緩衝材45は弾性を有しているため、トランスファー金型55の突起56によってMEMSチップ42が損傷を受けることがない。逆に、MEMSチップ42の厚みが、薄い側にばらついている場合には、予め、MEMSチップ42の厚みが正常な場合のトランスファー金型55とMEMSチップ42との位置関係を、トランスファー金型55の突起56が緩衝材45を押し気味に当接するように設定しておけば、緩衝材45は弾性を有しているために、トランスファー金型55の突起56は緩衝材45の上面に当接することができる。
さらに、上記MEMS構造を有するMEMSチップ42の上記MEMS可動部である上記振動板は、1次モールド樹脂46に設けられた開口部48および2次モールド樹脂47の集音部49に設けられた開口部50を介して、外部に露出している。したがって、上記振動板が1次モールド樹脂46と2次モールド樹脂47とによって覆われることが無く、確実に動作することができる。
・第2実施の形態
図4は、本実施の形態の電子部品としてのシリコン圧力センサにおける断面図である。
本実施の形態においては、上記第1実施の形態の場合と同じ部材に対しては同じ番号を付して、詳細な説明は省略する。以下、上記第1実施の形態の場合とは異なる部分について説明する。
本実施の形態におけるMEMSチップ61は、上記MEMS可動部としてのダイヤフラム(図示せず)が設けられており、空気の圧力を上記ダイヤフラムによって静電容量の変化に変換し、上記静電容量の変化を表す電気信号をワイヤー線44を介して電子回路チップ43に伝送する。
1次モールド樹脂46の周囲を封止する導電性の遮光性樹脂でなる2次モールド樹脂62は、1次モールド樹脂46の開口部48に対向する箇所には、エアチューブを接続することができるニップル63が形成されている。このニップル63は、1次モールド樹脂46の開口部48と同じ中心軸を有する2次モールド樹脂62の開口部64を取り囲むように、上記中心軸に沿って突出して筒状に形成されている。
上記構成を有するシリコン圧力センサは、空気の圧力の変化をMEMSチップ61の上記ダイヤフラムによって静電容量の変化に変換し、電子回路チップ43によって静電容量の変化を表す電圧信号を生成して電極51,52から外部へ送出する。そして、このシリコン圧力センサは、上記第1実施の形態におけるシリコンマイクの場合と全く同じ製造方法によって製造することができる。但し、2次モールド用のインサート金型は、本実施の形態における2次モールド樹脂62の外側形状に合わせた内側形状を有していることは言うまでもない。
以上のことより、本実施の形態の電子部品としてのシリコン圧力センサにおいても、1次モールド品を導電性の2次モールド樹脂62で2次モールドしているので、1次モールド品を高価な金属キャップで覆う必要が無くコストアップを抑制できる。
さらに、上記MEMSチップ61における上記ダイヤフラムの周囲には緩衝材45を形成し、1次モールドの際には、1次モールド用のトランスファー金型の内面に設けられた四角柱状の突起の先端面を緩衝材45の上面に当接させるので、上記トランスファー金型の突起がMEMS可動部である上記ダイヤフラムに直接当接することがなく、製造の課程においてMEMS構造が破壊されることを防止できる。
その際に、上記MEMSチップ61の厚みがばらついていても、緩衝材45は弾性を有しているため、MEMSチップ61が損傷を受けたり、上記トランスファー金型の上記突起が緩衝材45から離間したりすることはない。
さらに、上記MEMS構造を有するMEMSチップ61における上記MEMS可動部である上記ダイヤフラムは外部に露出している。したがって、上記ダイヤフラムが1次モールド樹脂46および2次モールド樹脂62によって覆われることが無く、確実に動作することができる。
尚、上記第2実施の形態においては、空気の圧力を検知するシリコン圧力センサを例に説明した。しかしながら、この発明は、空気用のシリコン圧力センサに限定されるものではなく、他の気体用のシリコン圧力センサとしても使用可能である。
また、上記第1,第2実施の形態においては、上記MEMSチップ42,61として、上記MEMS可動部として上記振動板あるいは上記ダイヤフラムの2種類を搭載したものを例示している。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、外部環境に接続させる必要があるMEMS可動部(例えば、MEMSポンプ)等を搭載したMEMSチップであっても差し支えない。
・第3実施の形態
図5は、本実施の形態の電子部品としての測距機能付シリコンマイクにおける断面図である。
本実施の形態は、上記第1実施の形態におけるシリコンマイクと同じ構成を有するマイク部71と測距機能を有する測距センサ部72とを、同一基板41上に併設して構成されている。尚、本実施の形態においては、上記第1実施の形態の場合と同じ部材に対しては同じ番号を付して、詳細な説明は省略する。以下、上記第1実施の形態の場合とは異なる部分について説明する。
本実施の形態における電子回路チップ73は、PSD(Position Sensitive Detector:光位置センサ)部74を有しており、MEMSチップ42からの静電容量の変化を表す電気信号に基づいて上記静電容量の変化を表す電圧信号を生成する機能に加えて、PSD部74による光測距機能を有している。そして、PSD部74は、基板41の底面41aに設けられた電極76と、ワイヤー線75によって電気的に接続されている。
また、上記基板41上には、光測距用の光を照射する発光チップ(本実施の形態においては赤外線レーザチップ)77がダイボンドされており、基板41の底面41aに設けられた電極78とワイヤー線79によって電気的に接続されている。
本実施の形態における1次モールド樹脂80は、上述のように基板41上にMEMSチップ42,電子回路チップ73および発光チップ77を搭載してなる基板実装品を封止(1次モールド)する透明エポキシ樹脂等でなる透光性樹脂である。尚、1次モールド樹脂80には、上記第1実施の形態における1次モールド樹脂46の場合と同様に、MEMSチップ42の上記振動板上に開口部48が形成されている。さらに、発光チップ77から放射された光が外部に出射される位置には外側に突出して投光レンズ81が形成され、外部から光が入射される位置には外側に突出して受光レンズ82が形成されている。
本実施の形態における2次モールド樹脂83は、上述のように上記基板実装品を1次モールドしてなる1次モールド品を、封止(2次モールド)する導電性ポリカーボネート樹脂等でなる遮光性樹脂である。尚、2次モールド樹脂83には、上記第1実施の形態における2次モールド樹脂47の場合と同様に、1次モールド樹脂80の開口部48に対向する箇所に集音部49が形成されている。さらに、1次モールド樹脂80の投光レンズ81と受光レンズ82とに対向する位置には、投光レンズ81および受光レンズ82を外部に突出させるための穴84,85が形成されている。
すなわち、上記発光チップ77,投光レンズ81,受光レンズ82および電子回路チップ73によって、測距センサ部72を構成しているのである。
上記構成において、上記測距センサ部72の発光チップ(赤外線レーザチップ)77から放出された光(赤外線)は投光レンズ81によって略平行光となり、被測定物86を照射する。そして、被測定物86で反射された散乱光の一部は受光レンズ82で集光され、電子回路チップ73のPSD部74に集束する。そして、電子回路チップ73によって、PSD部74における入射光の位置に基づいて、三角測量の原理を用いて被測定物86までの距離が算出される。
また、上記マイク部71によって、上記第1実施の形態のシリコンマイクの場合と同様にして、集音部49で集められた音波がMEMSチップ42によって静電容量の変化に変換され、電子回路チップ73によって電圧の変化に変換されて電極51,52から外部へ電気信号として出力される。
本実施の形態における測距機能付シリコンマイクは、例えば携帯電話等に用いられる。人間の耳と口との距離には個人差がある。そのために、携帯電話においては、マイクと口との最適距離が使用者によってばらつく事になる。そこで、被測定物86を使用者の口として測距センサ部72によって「使用者の口」までの距離を算出することによって、マイク部71と使用者の口との距離が分かる。そして、携帯電話搭載のマイクロコンピュータ等によって、その距離が遠い場合には、電子回路チップ73による上記振動板の振動の静電容量の変化への変換率を上げることにより、マイク部71の感度を上げる。一方、上記距離が近い場合にはマイク部71の感度を下げるようにするのである。そうすることによって、携帯電話による通話相手との会話をスムースに行うことができるのである。
その場合、上記同一の基板41上にMEMSチップ42,電子回路チップ73および発光チップ77を搭載し、投光レンズ81と受光レンズ82とが形成され1次モールド樹脂80によって一体に封止(1次モールド)している。したがって、発光チップおよび受光チップ用の別付のレンズは必要なく、容易に小型化を図ることができる。その結果、携帯電話の小型化も図ることができるのである。
勿論、上記マイク部71として、上記第1実施の形態のシリコンマイクを用いているので、上記第1実施の形態の場合と同様に、高価な金属キャップで覆う必要が無くコストアップを抑制でき、MEMSチップ42の上記振動板の周囲には緩衝材45を形成して製造の課程でMEMS構造が破壊されるのを防止し、上記振動板をモールド樹脂80,83から露出させて不動作を無くすことができる。
尚、本実施の形態においては、上記PSD部74は電子回路チップ73上に設けられている。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、PSD部74を電子回路チップ73とは独立して別体に構成しても差し支えない。
・第4実施の形態
図6は、本実施の形態の電子部品としての光方向センサ付シリコンマイクにおける断面図である。
本実施の形態は、上記第1実施の形態のシリコンマイクと同じ構成を有するマイク部91と光方向センシング機能を有する光方向センサ部92とを、同一基板41上に併設して構成されている。尚、本実施の形態においては、上記第1実施の形態の場合と同じ部材に対しては同じ番号を付して、詳細な説明は省略する。以下、上記第1実施の形態の場合とは異なる部分について説明する。
4分割フォトダイオードチップ93は、4分割受光部94a,94b,…(図6では2つのみが見えている)を有しており、4分割受光部94a,94b,…夫々からの受光信号(以下、4分割受光信号と言う)の増幅,フィルタリングおよび復調を行うとともに、光方向センシング機能を有している。そして、4分割フォトダイオードチップ93は、基板41の底面41aに設けられた電極95,96と、ワイヤー線97,98によって電気的に接続されている。以下、4つの4分割受光部94a,94b,…を総称して4分割受光部94と言うことにする。
本実施の形態における1次モールド樹脂は、上述のように基板41上にMEMSチップ42および電子回路チップ43を搭載してなる第1の基板実装品を透明エポキシ樹脂等の透光性樹脂で封止(1次モールド)した第1の1次モールド樹脂99と、上述のように基板41上に4分割フォトダイオードチップ93を搭載してなる第2の基板実装品を上記透光性樹脂で封止(1次モールド)した第2の1次モールド樹脂100とでなる。尚、第1の1次モールド樹脂99には、上記第1実施の形態における1次モールド樹脂46の場合と同様に、MEMSチップ42の上記振動板上に開口部48が形成されている。また、第2の1次モールド樹脂100には、外部から光が入射される位置に外側に突出して受光レンズ101が形成されている。
本実施の形態における2次モールド樹脂は、上述のように上記第1の基板実装品を1次モールドしてなる第1の1次モールド品を、導電性ポリカーボネート樹脂等の遮光性樹脂で封止(2次モールド)した第1の2次モールド樹脂102と、上記第2の基板実装品を1次モールドしてなる第2の1次モールド品を、上記遮光性樹脂で封止(2次モールド)した第2の2次モールド樹脂103とでなる。尚、第1の2次モールド樹脂102には、上記第1実施の形態における2次モールド樹脂47の場合と同様に、第1の1次モールド樹脂99の開口部48に対向する箇所に集音部49が形成されている。また、第2の2次モールド樹脂103における第2の1次モールド樹脂100の受光レンズ101に対向する位置には、受光レンズ101を外部に突出させるための穴104が形成されている。
すなわち、上記4分割フォトダイオードチップ93,受光レンズ101および電子回路チップ43によって、光方向センサ部92を構成しているのである。
上記構成を有する光方向センサ付シリコンマイクは、例えばエアコン本体等に搭載される。以下、本光方向センサ付シリコンマイクの動作を、エアコン本体等に搭載されている場合を例に説明する。
エアコンの上記信号出力手段としてのリモコン送信器(図示せず)には、赤外線発光チップとスピーカーとが内蔵されている。そして、上記リモコン送信器の専用ボタンを押下すると、上記赤外線発光チップから赤外線コードが出射され、同時に上記スピーカーから発信音が出力される。この発信音の波長は人の可聴域内に無くてもよい。
そうすると、図7(a)に示すように、先ず、上記赤外線発光チップから出射された上記赤外線コードが本光方向センサ付シリコンマイクの受光レンズ101に入射され、4分割フォトダイオードチップ93の4分割受光部94に集光される。ここで、上記赤外線発光チップから上記赤外線コードが出射されてから4分割受光部94に集光されるまでの時間とT0とする。
上述のように、上記赤外線コードが4分割受光部94に集光されると、各4分割受光部94a,94b,…夫々からの上記4分割受光信号に基づいて、4分割フォトダイオードチップ93によってγ軸出力とβ軸出力とが式(1)のごとく得られる。ここで、上記「γ軸」および「β軸」とは、図7(a)におけるxyz座標系におけるz軸回りの回転軸とy軸回りの回転軸とを示す。尚、γ軸出力とβ軸出力との生成原理は、上記特許文献3に示されている。
Figure 2010021225
ここで、「X0」は、図7に示すような上記リモコン送信器の位置を原点「0」とするxyz座標において、上記リモコン送信器から本光方向センサ付シリコンマイクにおける集音部49の開口部までのx方向への距離である。また、「Y0」は、上記リモコン送信器からMEMSチップ42における上記振動板の中心までのy方向への距離である。また、「Z0」は、上記リモコン送信器から上記振動板の中心までのz方向への距離である。さらに、「L」は、上記振動板の中心から4分割受光部94の中心までの距離である。
次に、上記リモコン送信器の上記スピーカーから出力された上記発信音が、本光方向センサ付シリコンマイクにおけるマイク部91の集音部49に入射され、MEMSチップ42の上記振動板を振動させる。そして、電子回路チップ73によって、MEMSチップ42からの電気信号に基づいて、入力音を表す電圧信号が生成される。ここで、上記スピーカーから発信音が出力されからMEMSチップ42の上記振動板が振動するまでの時間をT1とする。
そうすると、上記距離X0と距離Y0と距離Z0との関係が式(2)のごとく得られる。その場合、室温25℃での音速を350m/sとする。
Figure 2010021225
したがって、上記式(1)から次式(3)が得られ、
Figure 2010021225
上記式(2)と上記(3)とから式(4)〜式(6)が得られる。
Figure 2010021225
そこで、当該エアコンに搭載されて、当該エアコンの動作を制御するマイクロコンピュータによって、電子回路チップ43からの出力と4分割フォトダイオードチップ93からの出力とから上記時間T1と上記時間T0との差「T1−T0」を求め、この「T1−T0」の値と、4分割フォトダイオードチップ93の出力γ,βと、上記間隔Lとから、式(4)〜式(6)を用いて、上記リモコン送信器における上記距離X0,Y0およびZ0を算出するのである。
その場合、上記距離X0,Y0およびZ0を算出式(4),(5),(6)には「−(L2−3502(T1−T0)2)」の項がある。そして、上記振動板の中心から4分割受光部94の中心までの距離である「L」は数mmから数cmの値であるのに対して、「3502(T1−T0)2)」は数mの値である。したがって、「L」の値が小さい場合でも「−(L2−3502(T1−T0)2)」の項の存在によって、上記距離X0,Y0およびZ0の値は小さくなることはないのである。
以後、上記算出された上記距離X0,Y0およびZ0に従って、上記マイクロコンピュータによって、例えば、当該エアコンの吹出口からの送風方向が設定される。
このように、本実施の形態における光方向センサ付シリコンマイクでは、例えばリモコン送信器から出力される光信号と音声信号とに基づいて、上記リモコン送信器の位置座標を求めることができる。したがって、上記第4従来例のごとく、コストの高い4分割フォトダイオードチップを2つ用いて光信号のみに基づいて位置座標を求める場合に比べて、4分割フォトダイオードチップ93の1つを安価なMEMSチップ42に換えることによって、価格の低下を図ることができる。
また、上述したように、上記振動板の中心から4分割受光部94の中心までの距離Lの値が小さい場合でも、上記距離X0,Y0およびZ0の値は小さくなることはなく、上記距離X0,Y0およびZ0の値の誤差が大きくなるのを抑制することができるのである。
この発明の電子部品としてのシリコンマイクにおける断面図である。 図1に示すシリコンマイクの製造方法を示す図である。 図2に続く製造方法を示す図である。 この発明の電子部品としてのシリコン圧力センサにおける断面図である。 この発明の電子部品としての測距機能付シリコンマイクにおける断面図である。 この発明の電子部品としての光方向センサ付シリコンマイクにおける断面図である。 図6に示す光方向センサ付シリコンマイクを用いた光方向センシングの説明図である。 従来のシリコンマイクの外観図である。 図8に示すシリコンマイクの断面図である。 従来の表面実装型電子部品の製造方法の説明図である。 従来の受光センサにおける構造を示す断面図である。 従来のリモートコントロール受信機の動作説明図である。
符号の説明
41…基板、
42,61…MEMSチップ、
43,73…電子回路チップ、
45…緩衝材、
46,80…1次モールド樹脂、
47,62,83…2次モールド樹脂、
48…1次モールド樹脂の開口部、
49…集音部、
50,64…2次モールド樹脂の開口部、
53…ディスペンサー、
54…基板実装品、
55…1次モールド用のトランスファー金型、
56…突起、
57…1次モールド品、
58…2次モールド用のインサート金型、
59…2次モールド品、
63…ニップル、
71,91…マイク部、
72…測距センサ部、
74…PSD部、
77…発光チップ、
81…投光レンズ、
82,101…受光レンズ、
86…被測定物、
92…光方向センサ部、
93…4分割フォトダイオードチップ、
94…4分割受光部、
99…第1の1次モールド樹脂、
100…第2の1次モールド樹脂、
102…第1の2次モールド樹脂、
103…第2の2次モールド樹脂。

Claims (9)

  1. 可動部および非可動部を有する微小電気機械システム部が設けられた半導体チップと、
    上記半導体チップが実装された基板あるいはフレームと、
    上記半導体チップと上記基板あるいは上記フレームとを封止する封止樹脂と
    を備え、
    上記封止樹脂は、上記半導体チップにおける上記微小電気機械システム部の上記可動部を露出させる開口部を有しており、
    上記封止樹脂における上記開口部の周縁部と上記半導体チップにおける上記微小電気機械システム部の上記非可動部との間に挟持された緩衝材
    を備えたことを特徴とする電子部品。
  2. 請求項1に記載の電子部品において、
    上記半導体チップにおける上記微小電気機械システム部の上記可動部は、音によって振動する振動板あるいはダイヤフラムである
    ことを特徴とする電子部品。
  3. 請求項2に記載の電子部品において、
    上記可動部は、上記振動板であり、
    上記半導体チップと上記基板あるいは上記フレームとを上記封止樹脂で封止してなる1次封止品を2次封止すると共に、導電性を有する2次封止樹脂を備え、
    上記2次封止樹脂は、上記封止樹脂の上記開口部に対向する位置に、上記半導体チップの上記振動板を露出させる開口部を有しており、
    上記2次封止樹脂は、当該2次封止樹脂の上記開口部を取り囲んで、上記開口部の中心軸に沿って突出した筒状体に形成されると共に、この筒状体の内周面が上記中心軸上に焦点を有する放物面になっている集音部を含んでおり、
    上記半導体チップは、上記集音部から取り込まれた音波を電気信号に変換するようになっており、
    マイクロフォンとして機能することを特徴とする電子部品。
  4. 請求項3に記載の電子部品において、
    上記基板あるいは上記フレームには、発光チップと、この発光チップから出射されて被測定物で反射された光が入射されると共に上記被測定物までの距離を表す電気信号を出力する光位置センサとを、含む測距センサ部が、さらに搭載されており、
    上記封止樹脂は、上記測距センサ部をも封止して上記1次封止品と成すと共に、上記発光チップからの出射光および上記光位置センサへの入射光の通過位置にレンズが形成されており、
    上記2次封止樹脂は、上記測距センサ部を含む上記1次封止品を2次封止すると共に、上記レンズに対向する位置には当該レンズを外部に突出させる穴が形成されている
    ことを特徴とする電子部品。
  5. 請求項3に記載の電子部品において、
    上記基板あるいは上記フレームには、光が入射されると共にこの入射光の入射方向を表す電気信号を出力する分割受光チップを含む光方向センサ部が、さらに搭載されており、
    上記封止樹脂は、上記光方向センサ部をも封止して上記1次封止品と成すと共に、上記分割受光チップへの入射光の通過位置にレンズが形成されており、
    上記2次封止樹脂は、上記光方向センサ部を含む上記1次封止品を2次封止するとともに、上記レンズに対向する位置には当該レンズを外部に突出させる穴が形成されている
    ことを特徴とする電子部品。
  6. 請求項2に記載の電子部品において、
    上記可動部は、上記ダイヤフラムであり、
    上記半導体チップと上記基板あるいは上記フレームとを上記封止樹脂で封止してなる1次封止品を2次封止すると共に、導電性を有する2次封止樹脂を備え、
    上記2次封止樹脂は、上記封止樹脂の上記開口部に対向する位置に、上記半導体チップの上記可動部を露出させる開口部を有しており、
    上記2次封止樹脂は、当該2次封止樹脂の上記開口部を取り囲んで、上記開口部の中心軸に沿って突出した筒状体に形成されると共に、チューブが接続されるニップルを含んでおり、
    上記半導体チップは、上記ニップルから取り込まれた気体の圧力変化を電気信号に変換するようになっており、
    圧力センサーとして機能することを特徴とする電子部品。
  7. 請求項1に記載の電子部品の製造方法であって、
    基板上あるいはフレーム上に、可動部および非可動部を有する微小電気機械システム部が設けられた半導体チップを実装する工程と、
    上記半導体チップにおける上記微小電気機械システム部の上記可動部の周囲に位置する上記非可動部にシリコーン樹脂を塗布すると共に、硬化させて弾性を持たせることによって緩衝材を形成する工程と、
    上記半導体チップと上記基板あるいは上記フレームとを樹脂封止用の金型内に配置し、上記金型内に封止樹脂を充填した後硬化させる工程と
    を含み、
    上記半導体チップと上記基板あるいは上記フレームとを樹脂封止用の金型内に配置する場合に、上記金型の内面に突出して設けられた突起の先端面を上記緩衝材の上面に当接させることによって、上記半導体チップにおける上記微小電気機械システム部の上記可動部を上記突起で覆って、当該可動部上に上記封止樹脂が充填されないようにする
    ことを特徴とする電子部品の製造方法。
  8. 請求項4に記載の電子部品を備え、
    上記被測定物は音発生源であり、
    上記測距センサ部における上記光位置センサから出力される上記音発生源までの距離を表す電気信号に基づいて、上記音発生源までの距離に応じて、マイクロフォンとして機能する上記半導体チップにおける音波の上記電気信号への変換率を制御することによって、上記マイクロフォンの感度を制御する感度制御手段を含む
    ことを特徴とする電子装置。
  9. 請求項5に記載の電子部品を備え、
    上記電子部品は、信号出力手段から同時に出力された音信号と光信号とを受信するようになっており、
    上記半導体チップから出力される上記信号出力手段からの音信号を表す電気信号と、上記光方向センサ部における上記分割受光チップから出力される上記信号出力手段からの光信号の入射方向を表す電気信号とに基づいて、上記信号出力手段の位置を演算する信号出力位置演算手段を含む
    ことを特徴とする電子装置。
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