JP2010020954A - ワイヤハーネス製造治具及びワイヤハーネスの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アルミ電線の曲げ布線に好適な布線治具を有するワイヤハーネス製造治具を提供する。
【解決手段】アルミ電線用布線治具25は、アルミ電線22を曲げて布線するための布線治具であって、平面形状が円弧をなすチューブ形状に形成され且つ円弧に沿って前記アルミ電線22を挿抜可能な開口部29と、開口部29奥のチューブ内部に形成される電線収容布線部30とを有するカットチューブ形状布線ガイド28を備える。カットチューブ形状布線ガイド28は、アルミ電線22の所望の曲げ方向にあわせて変形可能な材料により形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は少なくともアルミ電線を含むワイヤハーネスを所望の経路で布線するための複数の布線治具を備えるワイヤハーネス製造治具、及びそのワイヤハーネス製造治具を用いたワイヤハーネスの製造方法に関する。
図4において、自動車等の車両に所望の経路で配索されるワイヤハーネス1は、電力線や信号線などの各種電線を多数束ねることにより製造されている。ワイヤハーネス1には、この幹線2から分岐線3が複数分岐されている。各分岐線3の端末には、コネクタ4が設けられている。このようなワイヤハーネス1は、図5に示す如くのワイヤハーネス製造治具5によって製造されている(例えば下記特許文献1参照)。
ワイヤハーネス製造治具5は、基板6と、この基板6の表面に固定される複数の布線治具7と、同じく基板6の表面に固定される複数のコネクタ保持部材8とを備えて構成されている。布線治具7は、ワイヤハーネス1の配索経路に合わせて配置されている。この布線治具7は、幹線2を基板6表面から一定の高さ位置で支持すると共に、配索経路に合わせて分岐線3を幹線2に対し様々な方向へ曲げて布線するための治具になっている。
図6において、布線治具7は、一端が基板6に固定されるシャフト部9と、このシャフト部9の他端に連成されるフォーク部10とを有している。フォーク部10は、底部分となる電線載置部11と、この電線載置部11の両端からそれぞれ真っ直ぐ上にのびる棒状のガイド部12とを有している。フォーク部10は、略音叉形状に形成されている。尚、図4の引用符号13はテープ巻きを示している。
ところで、近年においては、車両の軽量化の要求に伴ってワイヤハーネスの軽量化も一層強く要望されることから、電線束の構成にアルミ電線を含んだワイヤハーネスが用いられるようになってきている(例えば下記特許文献2参照)。アルミ電線は、アルミニウム材からなる素線を撚り合わせた導体と、この導体を被覆する被覆材とを備えて構成されている。
特開平6−318410号公報 特開平8−124426号公報
アルミ電線は、一般的な銅電線に比べて屈曲性などの機械的強度が劣ることが知られている。従って、従来の布線治具7を用いて少なくともアルミ電線を含むワイヤハーネスを製造する場合には、十分な注意が必要である。例えば、一般的な銅電線からなる分岐線3は、図6に示す如く細い棒状のガイド部12に引っ掛けてこのガイド部12と接触する一点のみに荷重がかかるような曲げ布線を行っても問題ないが、アルミ電線を同様に曲げ布線すると、機械的強度面に支障を来してしまうことになる。従って、従来の布線治具7にあっては、アルミ電線を含むワイヤハーネスを製造する工程のうち、特にアルミ電線を曲げ布線する場合に適していないという問題点を有している。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、アルミ電線の曲げ布線に好適で且つ所望される曲げ布線の方向や角度にあわせて対応可能な布線治具を有するワイヤハーネス製造治具を提供することを課題とする。また、アルミ電線を含むワイヤハーネスの製造に好適な製造方法をあわせて提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のワイヤハーネス製造治具は、少なくともアルミ電線を含むワイヤハーネスを所望の経路に布線するための複数の布線治具を備えるワイヤハーネス製造治具において、前記布線治具は、前記アルミ電線を曲げて布線するためのアルミ電線用布線治具を含み、該アルミ電線用布線治具は、平面形状が円弧をなすチューブ形状に形成され且つ前記円弧に沿って前記アルミ電線を挿抜可能な開口部と該開口部奥のチューブ内部に形成される電線収容布線部とを有するカットチューブ形状布線ガイドを有し、該カットチューブ形状布線ガイドは、前記アルミ電線の所望の曲げ方向にあわせて変形可能な材料により形成されることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、アルミ電線を曲げて布線する必要がある場合には、アルミ電線用布線治具を用いて曲げを行う。アルミ電線用布線治具は、カットチューブ形状布線ガイドを有することから、アルミ電線を開口部から電線収容布線部に挿入し、電線収容布線部に沿って布線を行うだけで、電線収容布線部に対して円弧状に接触する状態でアルミ電線を曲げることができる。従って、アルミ電線にかかる荷重が一点に集中することのない状態で曲げ布線を行うことができる。すなわち、アルミ電線の機械的強度の低下につながるようなことはない。更に、本発明によれば、変形可能なカットチューブ形状布線ガイドを有することから、所望されるワイヤハーネスの経路にあわせてアルミ電線の曲げ布線を行う方向や角度を変化させることができる。従って、フレキシブルな布線形状が可能となり、リユースも可能となる。
請求項2記載の本発明のワイヤハーネス製造治具は、請求項1に記載のワイヤハーネス製造治具において、前記カットチューブ形状布線ガイドは、金属製の材料又は樹脂製の材料、或いは、金属製の材料と樹脂製の材料との組み合わせ、のいずれかにより形成されることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、所望されるワイヤハーネスの経路にあわせてアルミ電線の曲げ布線を行う方向や角度を変化させるために、金属製の材料、樹脂製の材料、金属製の材料と樹脂製の材料との組み合わせのいずれかからカットチューブ形状布線ガイドが形成される。
請求項3記載の本発明のワイヤハーネス製造治具は、請求項1又は請求項2に記載のワイヤハーネス製造治具において、前記カットチューブ形状布線ガイドは、該カットチューブ形状布線ガイドの軸に垂直な断面形状が、略C字形状又は略U字形状、或いは、略コ字形状、のいずれかとなる形状に形成されることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、電線収容部布線部に布線されたアルミ電線は、この断面形状によって上下方向あるいは左右方向の移動が規制される。これにより、布線されたアルミ電線はこの位置が安定し、結果、製造後のワイヤハーネス線長も安定する。
請求項4記載の本発明のワイヤハーネスの製造方法は、少なくともアルミ電線を含むワイヤハーネスを所望の配索経路で布線するための複数の布線治具を備え、前記布線治具は、前記アルミ電線を布線するためのアルミ電線用布線治具を含み、該アルミ電線用布線治具は、平面形状が円弧をなすチューブ形状に形成され且つ前記円弧に沿って前記アルミ電線を挿抜可能な開口部と該開口部奥のチューブ内部に形成される電線収容布線部とを有するカットチューブ形状布線ガイドを有し、該カットチューブ形状布線ガイドは、前記アルミ電線の所望の曲げ方向にあわせて変形可能な材料により形成される、ワイヤハーネス製造治具を用い、前記アルミ電線を所望の方向へ曲げて布線する場合には、前記カットチューブ形状布線ガイドを所望の曲げ方向にあわせて変形し、その後前記アルミ電線を前記開口部から前記電線収容布線部へ挿入するとともに該電線収容布線部に沿わせて曲げ布線を行うことを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、アルミ電線をカットチューブ形状布線ガイドの開口部から電線収容布線部に挿入し、電線収容布線部に沿って布線を行うだけで、電線収容布線部に対して円弧状に接触する状態でアルミ電線を曲げて布線することができる。従って、アルミ電線にかかる荷重が一点に集中することのない状態で曲げ布線を行うことができる。本発明によれば、アルミ電線を曲げて布線してもアルミ電線の機械的強度の低下につながるようなことはない。すなわち、アルミ電線を含むワイヤハーネスを好適に製造することができる。
請求項1に記載された本発明によれば、アルミ電線の曲げ布線に好適で且つ所望される曲げ布線の方向や角度にあわせて対応可能な布線治具を有するワイヤハーネス製造治具を提供することができるという効果を奏する。本発明によれば、一般的な銅電線に比べて屈曲性などの機械的強度が劣るアルミ電線を曲げて布線する時にアルミ電線へかかる荷重が一点集中にならないという効果を奏する。本発明によれば、フレキシブルな布線形状とすることができるとともに、リユースもすることができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、カットチューブ形状布線ガイドのより良い形態を提供することができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、ワイヤハーネス線長を安定させることができるという効果を奏する。また、アルミ電線の布線作業を確実にすることができるという効果も奏する。
請求項4に記載された本発明によれば、アルミ電線を含むワイヤハーネスの製造に好適な製造方法を提供することができるという効果を奏する。本発明によれば、一般的な銅電線に比べて屈曲性などの機械的強度が劣るアルミ電線を曲げて布線する時にアルミ電線へかかる荷重が一点集中することのない状態で曲げ布線を行うことができるという効果を奏する。本発明によれば、アルミ電線を曲げて布線してもアルミ電線の機械的強度の低下につながるようなことはない。すなわち、アルミ電線を含むワイヤハーネスを好適に製造することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明のワイヤハーネス製造治具の一実施の形態を示す模式的な主要構成図である。
図1において、引用符号21は本発明のワイヤハーネス製造治具を示している。ワイヤハーネス製造治具21は、少なくともアルミ電線22を含むワイヤハーネスの各種電線を布線して、ワイヤハーネスを所望の経路となるように製造するためのものであって、基板23と、この基板23の表面に固定される図示しない複数の一般布線治具と、同じく基板23の表面に固定される複数のコネクタ保持部材24と、同じく基板23の表面に固定される複数のアルミ電線用布線治具25とを備えて構成されている。
ワイヤハーネス製造治具21は、一般的な銅電線に比べて屈曲性などの機械的強度が劣るアルミ電線22を布線する時にアルミ電線22にかかる荷重が一点集中することのないように構成されている。先ず、各構成部材について説明する。
アルミ電線22は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる素線を複数撚り合わせて導体を形成し、そして、この導体の外側に絶縁性を有する被覆材を押し出し被覆することにより製造されている。アルミ電線22は、予め所定の長さに検尺されており、この端末にはコネクタ26が設けられている。尚、図中のアルミ電線22は一本のみであるが、これは便宜上のことであるものとする。実際には複数本あって、これにより電線束を構成することができるようになっている。上記ワイヤハーネスは、アルミ電線22の他に銅電線も含まれている(一例であるものとする。アルミ電線22のみでワイヤハーネスを構成してもよいものとする)。
基板23上には、図示しない複数の一般布線治具、複数のコネクタ保持部材24、及び複数のアルミ電線用布線治具25がワイヤハーネスの配策経路に合わせて配置されている。
基板23、図示しない一般布線治具、コネクタ保持部材24、及びコネクタ26は、基本的に背景技術の欄で説明した、基板6、布線治具7、コネクタ保持部材8、及びコネクタ4と同じであるものとする(図4〜図6参照)。
図1において、アルミ電線用布線治具25は、アルミ電線22を所望の方向に曲げて布線する際に用いる布線治具であって、一端が基板23に公知の方法で固定されるシャフト部27と、このシャフト部27の他端に設けられるカットチューブ形状布線ガイド28とを備えて構成されている。シャフト部27は、基板23の表面から上方に真っ直ぐ伸びる金属製の棒部材であって、十分な強度を有している。尚、カットチューブ形状布線ガイド28のカットチューブ形状とは、内部が中空になっている細長いチューブ形状であって、このチューブの軸に沿って真っ直ぐにチューブの一部を切り取ることにより、チューブがこの軸に沿って開口した状態となっている形状を示すものとする。
カットチューブ形状布線ガイド28は、金属メッシュにて形成されている(一例であるものとする)。すなわち、金属ワイヤーを網目状に編んだものを用いて形成されている。カットチューブ形状布線ガイド28は、フレキシブルな布線形状が可能となり、また、リユースも可能なものとして形成されている。
カットチューブ形状布線ガイド28は、ワイヤハーネスの布線経路及び布線を行うアルミ電線の曲げにおいて許容される最小曲率半径に合わせてその形状を曲げて変化させることができるようになっている。カットチューブ形状布線ガイド28は、変形後の形状を維持することができるとともに、繰り返し形状を変化させることも可能になっている。
カットチューブ形状布線ガイド28は、平面形状が円弧をなすチューブ形状に形成されており、この円弧に沿ってアルミ電線22を水平方向に挿抜可能な開口部29と、この開口部29奥のチューブ内部に形成される電線収容布線部30とを備えて構成されている。電線収容布線部30は、アルミ電線22を収容するための部分として形成されている。カットチューブ形状布線ガイド28は、軸に垂直な断面形状が略C字形となる形状に形成されている(断面形状は一例であるものとする。例えば、略U字形や略コ字形等となる形状に形成されてもよいものとする。又、上記の略C字形、略U字形、略コ字形等のいずれの形状においても、この開口方向は水平方向に限定されないものとする。例えば、図示はしていないが、上向き又は斜め上向きに開口させてもよいものとする)。
カットチューブ形状布線ガイド28は、上記の如く断面形状が略C字形となる形状に形成されている。カットチューブ形状布線ガイド28は、電線収容布線部30に収容されたアルミ電線22の上下方向への移動を規制することができるようになっている。開口部29は、水平方向に開口するように形成されている(開口方向は一例であるものとする)。具体的には、所定の曲率半径で曲がるカットチューブ形状布線ガイド28を平面的に見た場合、外側の円弧の側に形成されている(図1の場合、この左側が開口するように形成されている)。カットチューブ形状布線ガイド28は、開口部29の端部29a、29bが上下に並ぶように形成されており、布線中のアルミ電線22の抜けを防止することができるようになっている。
尚、カットチューブ形状布線ガイド28は、カットチューブ形状布線ガイド28に向かう側(アルミ電線用布線治具25に向かう側)のアルミ電線22aの軸L1と、カットチューブ形状布線ガイド28から離れていく側(アルミ電線用布線治具25から離れていく側)のアルミ電線22bの軸L2とが交差する角度θが鋭角になるようにアルミ電線22を曲げて布線する(曲げ部22cを形成する)ことができるように形成されている。すなわち、電線収容布線部30がアルミ電線22の曲げにおいて許容される最小曲率半径以上の曲率半径を有するように形成されている。カットチューブ形状布線ガイド28は、アルミ電線22の過度な曲げを防止できるようになっている。
次に、上記構成及び構造に基づきながら、アルミ電線22を布線する際の作業について説明する。ここでは、図1の左側から右側へとアルミ電線22を布線する際の作業を説明する。
先ず、アルミ電線22の一方の端末に設けたコネクタ26をコネクタ保持部材24に差し込んでこれを保持する。次に、アルミ電線22をアルミ電線用布線治具25におけるカットチューブ形状布線ガイド28の左から右に通してアルミ電線22をカットチューブ形状布線ガイド28の電線収容布線部30に沿わせる。これにより、アルミ電線22にはカットチューブ形状布線ガイド28に対して円弧状に接触する状態の曲げ部22cが形成される。最後に、アルミ電線22の他方の端末に設けたコネクタ26をコネクタ保持部材24に差し込んで保持する。以上により、アルミ電線22の布線に係る作業が完了する。
ここまでの作業を繰り返すとともに、テープ巻きを施したり所定位置にクリップ等を組み付けたりすると、ワイヤハーネスの製造が完了する。そして、ワイヤハーネスはワイヤハーネス製造治具25から取り外されると、自動車等の車両に配索することができるような状態になる。
以上、図1を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、アルミ電線用布線治具25はカットチューブ形状布線ガイド28を有することから、一般的な銅電線に比べて屈曲性などの機械的強度が劣るアルミ電線22を布線する時にアルミ電線22にかかる荷重が一点集中することのない状態で曲げ布線を行うことができる。また、本発明によれば、アルミ電線用布線治具25はカットチューブ形状布線ガイド28を有することから、アルミ電線22の過度な曲げを抑制した状態で布線することができる。従って、アルミ電線22は、この導体に例えば断線が生じることはなく、断線による強度低下も起こることはない。
本発明によれば、アルミ電線用布線治具25は、変形可能なカットチューブ形状布線ガイド28を有することから、所望されるワイヤハーネスの経路にあわせて、アルミ電線22の曲げ布線を行う方向や角度を変化させることができる。従って、フレキシブルな布線形状が可能となり、リユースも可能となる。
また、本発明によれば、電線収容布線部30に布線されたアルミ電線22は、上下方向への移動が規制される。これにより、布線されたアルミ電線22はこの位置が安定し、結果、製造後のワイヤハーネス線長も安定する。また、開口部29の端部29a、29bが上下方向に向き合っているため、布線中におけるアルミ電線22の抜けが防止される。
尚、アルミ電線用布線治具25は、アルミ電線22の曲げ布線に好適な布線治具であるが、銅電線にも適用可能であることは言うまでもない。銅電線にあっては、特に断線防止の必要がある細線が好適である。
続いて、図2及び図3を参照しながら本発明のワイヤハーネス製造治具の他の実施形態を説明する。図2は、本発明のワイヤハーネス製造治具の他実施の形態を示す模式的な主要構成図である。また、図3は図2のカットチューブ形状布線ガイドの断面拡大図(軸垂直方向の断面図)である。
図2において、ワイヤハーネス製造治具21は、基板23と、この基板23の表面に固定される図示しない複数の一般布線治具と、同じく基板23の表面に固定される複数のコネクタ保持部材24と、同じく基板23の表面に固定される複数のアルミ電線用布線治具41とを備えて構成されている。アルミ電線用布線治具41は、上記実施例と比較して、カットチューブ形状布線ガイド42のみが異なっている。この他の構成部材は同じである。従って、本実施例においては、カットチューブ形状布線ガイド42についてのみ説明する。尚、カットチューブ形状布線ガイド42のカットチューブ形状とは、カットチューブ形状布線ガイド28で説明した形状と同様の形状を示すものとする。
カットチューブ形状布線ガイド42は、フレキシブルな布線形状が可能となり、また、リユースも可能なものとして形成されている。すなわち、カットチューブ形状布線ガイド42は、軟質の樹脂成型品内部に剛性を有する金属性の線材を設けたものや幾つかの硬質の樹脂製部品を可動な状態で組み合わせたものを骨組みとするもので形成されている(一例であるものとする)。
カットチューブ形状布線ガイド42は、ワイヤハーネスの布線経路及び布線を行うアルミ電線22の曲げにおいて許容される最小曲率半径に合わせてその形状を曲げて変化させることができるようになっている。カットチューブ形状布線ガイド42は、変形後の形状を維持することができるとともに、繰り返し形状を変化させることも可能になっている。
カットチューブ形状布線ガイド42は、平面形状が円弧をなすチューブ形状に形成されており、この円弧に沿ってアルミ電線22を水平方向に挿抜可能な開口部43と、この開口部43奥のチューブ内部に形成される電線収容布線部44とを備えて構成されている。電線収容布線部44は、アルミ電線22を収容するための部分として形成されている。カットチューブ形状布線ガイド42は、軸に垂直な断面形状が略C字形となる形状に形成されている(断面形状は一例であるものとする。例えば、略U字形や略コ字形等となる形状に形成されてもよいものとする。又、上記の略C字形、略U字形、略コ字形等のいずれの形状においても、この開口方向は水平方向に限定されないものとする。例えば、図示はしていないが、上向き又は斜め上向きに開口させてもよいものとする)。
図3において、カットチューブ形状布線ガイド42は、上記の如く断面形状が略C字形となる形状に形成されている。カットチューブ形状布線ガイド42は、電線収容布線部44に収容されたアルミ電線22の上下方向への移動を規制することができるようになっている。開口部43は、水平方向に開口するように形成されている(開口方向は一例であるものとする)。具体的には、所定の曲率半径で曲がるカットチューブ形状布線ガイド42を平面的に見た場合、外側の円弧の側に形成されている(図3の左側が開口するように形成されている)。カットチューブ形状布線ガイド42は、開口部43の端部43a、43bが上下に並ぶように形成されており、布線中のアルミ電線22の抜けを防止することができるようになっている。
尚、カットチューブ形状布線ガイド42は、カットチューブ形状布線ガイド42に向かう側(アルミ電線用布線治具41に向かう側)のアルミ電線22aの軸L1と、カットチューブ形状布線ガイド42から離れていく側(アルミ電線用布線治具41から離れていく側)のアルミ電線22bの軸L2とが交差する角度θが鋭角になるようにアルミ電線22を曲げて布線する(曲げ部22cを形成する)ことができるように形成されている。すなわち、電線収容布線部44がアルミ電線22の曲げにおいて許容される最小曲率半径以上の曲率半径を有するように形成されている。カットチューブ形状布線ガイド42は、アルミ電線22の過度な曲げを防止できるようになっている。
次に、上記構成及び構造に基づきながら、アルミ電線22を布線する際の作業について説明する。ここでは、図2の左側から右側へとアルミ電線22を布線する際の作業を説明する。
先ず、アルミ電線22の一方の端末に設けたコネクタ26をコネクタ保持部材24に差し込んでこれを保持する。次に、アルミ電線22をアルミ電線用布線治具41におけるカットチューブ形状布線ガイド42の左から右に通してアルミ電線22をカットチューブ形状布線ガイド42の電線収容布線部44に沿わせる。これにより、アルミ電線22にはカットチューブ形状布線ガイド42に対して円弧状に接触する状態の曲げ部22cが形成される。最後に、アルミ電線22の他方の端末に設けたコネクタ26をコネクタ保持部材24に差し込んで保持する。以上により、アルミ電線22の布線に係る作業が完了する。
ここまでの作業を繰り返すとともに、テープ巻きを施したり所定位置にクリップ等を組み付けたりすると、ワイヤハーネスの製造が完了する。そして、ワイヤハーネスはワイヤハーネス製造治具25から取り外されると、自動車等の車両に配索することができるような状態になる。
以上、図2及び図3を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、アルミ電線用布線治具41はカットチューブ形状布線ガイド42を有することから、一般的な銅電線に比べて屈曲性などの機械的強度が劣るアルミ電線22を布線する時にアルミ電線22にかかる荷重が一点集中することのない状態で曲げ布線を行うことができる。また、本発明によれば、アルミ電線用布線治具41はカットチューブ形状布線ガイド42を有することから、アルミ電線22の過度な曲げを抑制した状態で布線することができる。従って、アルミ電線22は、この導体に例えば断線が生じることはなく、断線による強度低下も起こることはない。
本発明によれば、アルミ電線用布線治具41は、変形可能なカットチューブ形状布線ガイド42を有することから、所望されるワイヤハーネスの経路にあわせて、アルミ電線22の曲げ布線を行う方向や角度を変化させることができる。従って、フレキシブルな布線形状が可能となり、リユースも可能となる。
また、本発明によれば、電線収容布線部44に布線されたアルミ電線22は、上下方向への移動が規制される。これにより、布線されたアルミ電線22はこの位置が安定し、結果、製造後のワイヤハーネス線長も安定する。また、開口部43の端部43a、43bが上下方向に向き合っているため、布線中におけるアルミ電線22の抜けが防止される。
尚、アルミ電線用布線治具41は、アルミ電線22の曲げ布線に好適な布線治具であるが、銅電線にも適用可能であることは言うまでもない。銅電線にあっては、特に断線防止の必要がある細線が好適である。
図1ないし図3において、本発明によれば、アルミ電線22の曲げ布線に好適で且つ所望される曲げ布線の方向や角度にあわせて対応可能な布線治具(アルミ電線用布線治具25、41)を有するワイヤハーネス製造治具21を提供することができるという効果を奏する。本発明によれば、一般的な銅電線に比べて屈曲性などの機械的強度が劣るアルミ電線22を曲げて布線する時にアルミ電線へかかる荷重が一点集中にならないという効果を奏すると共にアルミ電線22の過度な曲げを抑制した状態で布線することができるという効果を奏することができる。従って、アルミ電線22は、この導体に例えば断線が生じることはなく、断線による強度低下も起こることはない。本発明によれば、フレキシブルな布線形状とすることができるとともに、リユースもすることができるという効果を奏する。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
尚、ここで背景技術の欄で挙げた特許文献1の開示技術に生じる次のような問題点を解消することができるワイヤハーネス製造治具21の他の特徴を幾つか列挙することにする。問題点とは、従来の布線治具を用いてアルミ電線を曲げて布線する場合に、例えば、一般的な銅電線からなる分岐線3は、図14に示す如く棒状のガイド部12によって角度θが鋭角となるような急激な曲げの布線を行っても問題ないが、アルミ電線を同様に布線すると、機械的強度面に支障を来してしまうことになるという問題点である。
(1)少なくともアルミ電線を含むワイヤハーネスを所望の経路に布線するための複数の布線治具を備えるワイヤハーネス製造治具において、
前記布線治具は、前記アルミ電線を布線するためのアルミ電線用布線治具を含み、
該アルミ電線用布線治具は、該アルミ電線用布線治具に向かう側の前記アルミ電線の軸と前記アルミ電線用布線治具から離れていく側の前記アルミ電線の軸とが交差する角度が鋭角となるように前記アルミ電線を曲げて布線するための部分として、カットチューブ形状布線ガイドを有し、
該カットチューブ形状布線ガイドは、平面形状が円弧をなすチューブ形状に形成されるとともに、前記円弧に沿って前記アルミ電線を挿抜可能な開口部と、該開口部奥のチューブ内部に形成される電線収容布線部とを有し、
該電線収容布線部は、前記アルミ電線の曲げにおいて許容される最小曲率半径以上の曲率半径を有するように曲げて形成される
ことを特徴とするワイヤハーネス製造治具。
(2)上記(1)に記載のワイヤハーネス製造治具において、
前記カットチューブ形状布線ガイドは、それ自体が金属メッシュにより形成される
ことを特徴とするワイヤハーネス製造治具。
(3)上記(1)又は上記(2)に記載のワイヤハーネス製造治具において、
前記カットチューブ形状布線ガイドは、該カットチューブ形状布線ガイドの軸に垂直な断面形状が、略C字形状又は略U字形状、或いは、略コ字形状、のいずれかとなる形状に形成される
ことを特徴とするワイヤハーネス製造治具。
上記(1)から(3)の特徴によれば、アルミ電線を曲げて布線する必要がある場合、アルミ電線用布線治具を用いて曲げを行う。アルミ電線用布線治具を用いることにより、アルミ電線を開口部から電線収容布線部に沿って布線するだけで、アルミ電線は曲げにおいて許容される最小曲率半径を下回るような曲げの発生が避けられる。従って、一般的な銅電線に比べて屈曲性などの機械的強度が劣るアルミ電線の過度な曲げを抑制することができるという効果を奏する。
本発明のワイヤハーネス製造治具の一実施の形態を示す模式的な主要構成図である。 本発明のワイヤハーネス製造治具の他の実施形態を示す模式的な主要構成図である。 図2のアルミ電線用布線治具のカットチューブ形状布線ガイドの拡大断面図(軸垂直方向の断面図)である。 従来例のワイヤハーネスを示す平面図である。 従来例のワイヤハーネス製造治具を示す平面図である。 従来例の布線治具を示す斜視図である。
符号の説明
21 ワイヤハーネス製造治具
22 アルミ電線
23 基板
24 コネクタ保持部材
25 アルミ電線用布線治具
26 コネクタ
27 シャフト部
28 カットチューブ形状布線ガイド
29 開口部
30 電線収容布線部
41 アルミ電線用布線治具
42 カットチューブ形状布線ガイド
43 開口部
44 電線収容布線部

Claims (4)

  1. 少なくともアルミ電線を含むワイヤハーネスを所望の経路に布線するための複数の布線治具を備えるワイヤハーネス製造治具において、
    前記布線治具は、前記アルミ電線を曲げて布線するためのアルミ電線用布線治具を含み、
    該アルミ電線用布線治具は、平面形状が円弧をなすチューブ形状に形成され且つ前記円弧に沿って前記アルミ電線を挿抜可能な開口部と該開口部奥のチューブ内部に形成される電線収容布線部とを有するカットチューブ形状布線ガイドを有し、
    該カットチューブ形状布線ガイドは、前記アルミ電線の所望の曲げ方向にあわせて変形可能な材料により形成される
    ことを特徴とするワイヤハーネス製造治具。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネス製造治具において、
    前記カットチューブ形状布線ガイドは、金属製の材料又は樹脂製の材料、或いは、金属製の材料と樹脂製の材料との組み合わせ、のいずれかにより形成される
    ことを特徴とするワイヤハーネス製造治具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のワイヤハーネス製造治具において、
    前記カットチューブ形状布線ガイドは、該カットチューブ形状布線ガイドの軸に垂直な断面形状が、略C字形状又は略U字形状、或いは、略コ字形状、のいずれかとなる形状に形成される
    ことを特徴とするワイヤハーネス製造治具。
  4. 少なくともアルミ電線を含むワイヤハーネスを所望の配索経路で布線するための複数の布線治具を備え、前記布線治具は、前記アルミ電線を布線するためのアルミ電線用布線治具を含み、該アルミ電線用布線治具は、平面形状が円弧をなすチューブ形状に形成され且つ前記円弧に沿って前記アルミ電線を挿抜可能な開口部と該開口部奥のチューブ内部に形成される電線収容布線部とを有するカットチューブ形状布線ガイドを有し、該カットチューブ形状布線ガイドは、前記アルミ電線の所望の曲げ方向にあわせて変形可能な材料により形成される、ワイヤハーネス製造治具を用い、前記アルミ電線を所望の方向へ曲げて布線する場合には、前記カットチューブ形状布線ガイドを所望の曲げ方向にあわせて変形し、その後前記アルミ電線を前記開口部から前記電線収容布線部へ挿入するとともに該電線収容布線部に沿わせて曲げ布線を行う
    ことを特徴とするワイヤハーネスの製造方法。
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