JP5295659B2 - ワイヤハーネス製造治具及びワイヤハーネスの製造方法 - Google Patents

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本発明は少なくともアルミ電線を含むワイヤハーネスを所望の経路で布線するための複数の布線治具を備えるワイヤハーネス製造治具、及びそのワイヤハーネス製造治具を用いたワイヤハーネスの製造方法に関する。
図6において、自動車等の車両に所望の経路で配索されるワイヤハーネス1は、電力線や信号線などの各種電線を多数束ねることにより製造されている。ワイヤハーネス1には、この幹線2から分岐線3が複数分岐されている。各分岐線3の端末には、コネクタ4が設けられている。このようなワイヤハーネス1は、図7に示す如くのワイヤハーネス製造治具5によって製造されている(例えば下記特許文献1参照)。
ワイヤハーネス製造治具5は、基板6と、この基板6の表面に固定される複数の布線治具7と、同じく基板6の表面に固定される複数のコネクタ保持部材8とを備えて構成されている。布線治具7は、ワイヤハーネス1の配索経路に合わせて配置されている。この布線治具7は、幹線2を基板6表面から一定の高さ位置で支持すると共に、配索経路に合わせて分岐線3を幹線2に対し様々な方向へ曲げて布線するための治具になっている。
図8において、布線治具7は、一端が基板6に固定されるシャフト部9と、このシャフト部9の他端に連成されるフォーク部10とを有している。フォーク部10は、底部分となる電線載置部11と、この電線載置部11の両端からそれぞれ真っ直ぐ上にのびる棒状のガイド部12とを有している。フォーク部10は、略音叉形状に形成されている。尚、図6の引用符号13はテープ巻きを示している。
ところで、近年においては、車両の軽量化の要求に伴ってワイヤハーネスの軽量化も一層強く要望されることから、電線束の構成にアルミ電線を含んだワイヤハーネスが用いられるようになってきている(例えば下記特許文献2参照)。アルミ電線は、アルミニウム材からなる素線を撚り合わせた導体と、この導体を被覆する被覆材とを備えて構成されている。
特開平6−318410号公報 特開平8−124426号公報
アルミ電線は、一般的な銅電線に比べて屈曲性などの機械的強度が劣ることが知られている。従って、従来の布線治具7を用いて少なくともアルミ電線を含むワイヤハーネスを製造する場合には、十分な注意が必要である。例えば、一般的な銅電線からなる分岐線3は、図8に示す如く細い棒状のガイド部12に引っ掛けてこのガイド部12と接触する一点のみに荷重がかかるような曲げ布線を行っても問題ないが、アルミ電線を同様に曲げ布線すると、機械的強度面に支障を来してしまうことになる。従って、従来の布線治具7にあっては、アルミ電線を含むワイヤハーネスを製造する工程のうち、特にアルミ電線を曲げ布線する場合に適していないという問題点を有している。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、アルミ電線の曲げ布線に好適な布線治具を有するワイヤハーネス製造治具を提供することを課題とする。また、アルミ電線を含むワイヤハーネスの製造に好適な製造方法をあわせて提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のワイヤハーネス製造治具は、少なくともアルミ電線を含むワイヤハーネスを所望の経路に布線するための複数の布線治具を備えるワイヤハーネス製造治具において、前記布線治具は、前記アルミ電線を所望の方向に曲げて布線するためのアルミ電線用布線治具を含み、該アルミ電線用布線治具は、胴太に形成され且つ略円弧状の電線曲げ面を有する胴太電線曲げガイド部を備えることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、アルミ電線を曲げて布線をする必要がある場合、アルミ電線用布線治具を用いて曲げを行う。アルミ電線用布線治具は、胴太電線曲げガイド部を有することから、電線曲げ面に沿って布線を行うだけで、電線曲げ面に対して円弧状に接触する状態でアルミ電線を曲げることができる。従って、アルミ電線にかかる荷重が一点に集中することのない状態で曲げ布線を行うことができる。すなわち、アルミ電線の機械的強度の低下につながるようなことはない。
請求項2記載の本発明のワイヤハーネス製造治具は、請求項1に記載のワイヤハーネス製造治具において、前記電線曲げ面は、円筒側面又は円柱側面、或いは、前記胴太電線曲げガイド部の軸に平行な複数の線材又は複数のリブ先端により形成される仮想的な円筒側面、のいずれかであることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、アルミ電線を曲げ布線する際に、アルミ電線へかかる荷重が一点に集中することを防止するために、円筒側面、円柱側面、仮想的な円筒側面のいずれかから電線曲げ面が形成される。
請求項3記載の本発明のワイヤハーネス製造治具は、請求項1又は請求項2に記載のワイヤハーネス製造治具において、前記アルミ電線用布線治具は、前記アルミ電線の挿抜側となる前記胴太電線曲げガイド部の上端部に、該上端部よりも大径の弾性板部を有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、ワイヤハーネスの取り出しの際に、大径の弾性板部はワイヤハーネスに押されて弾性変形する。非弾性部材と比べて引っ掛かりによる負荷が小さいことから、ワイヤハーネスの取り出しに係る作業性は良好となる。また、本発明によれば、大径の弾性板部によってアルミ電線の上方への移動が規制される。これにより、布線されたアルミ電線はこの位置が安定し、結果、製造後のワイヤハーネス線長も安定する。
請求項4記載の本発明のワイヤハーネス製造治具は、請求項1又は請求項2に記載のワイヤハーネス製造治具において、前記アルミ電線用布線治具は、前記アルミ電線の挿抜側とは反対側となる前記胴太電線曲げガイド部の下端部に、前記アルミ電線の下方への移動を規制する電線下方移動規制部を有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、電線下方移動規制部によってアルミ電線の下方への移動が規制される。これにより、布線されたアルミ電線はこの位置が安定し、結果、製造後のワイヤハーネス線長も安定する。
請求項5記載の本発明のワイヤハーネス製造治具は、請求項1又は請求項2に記載のワイヤハーネス製造治具において、前記アルミ電線用布線治具は、前記胴太電線曲げガイド部を左右に並べて一対の状態で有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、一対の胴太電線曲げガイド部の各電線曲げ面間にアルミ電線を通した後、このアルミ電線を左に曲げ布線する場合には、左側の胴太電線曲げガイド部を用いる。これに対し、アルミ電線を右に曲げ布線する場合には、右側の胴太電線曲げガイド部を用いる。本発明によれば、左右どちらの曲げ布線であってもアルミ電線用布線治具の配置を変えずに容易に対応することが可能になる。
請求項6記載の本発明のワイヤハーネス製造治具は、請求項1ないし請求項5いずれか記載のワイヤハーネス製造治具において、前記アルミ電線用布線治具は、前記胴太電線曲げガイド部の上方となる位置又は下方となる位置に、前記アルミ電線又は前記アルミ電線以外の前記ワイヤハーネスを構成する他の電線を略直線的に布線するための部分として、電線載置部と該電線載置部の両端から上方に伸びる一対のガイド部とを有するフォーク部を更に備えることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、胴太電線曲げガイド部とは別に設けられるフォーク部を用いることにより、略直線的に布線する必要があるアルミ電線、又はアルミ電線以外の他の電線を布線することが可能になる。
請求項7記載の本発明のワイヤハーネスの製造方法は、少なくともアルミ電線を含むワイヤハーネスを所望の経路で布線するための複数の布線治具を備え、前記布線治具は、前記アルミ電線を布線するためのアルミ電線用布線治具を含み、該アルミ電線用布線治具は、胴太に形成され且つ略円弧状の電線曲げ面を有する胴太電線曲げガイド部を備える、ワイヤハーネス製造治具を用い、前記アルミ電線を所望の方向に曲げて布線する場合には、前記アルミ電線を前記電線曲げ面に沿わせて曲げ布線を行うことを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、胴太電線曲げガイド部の電線曲げ面に沿わせて布線するだけで、電線曲げ面に対して円弧状に接触する状態でアルミ電線を曲げて布線することができる。従って、アルミ電線にかかる荷重が一点に集中することのない状態で曲げ布線を行うことができる。本発明によれば、アルミ電線を曲げて布線してもアルミ電線の機械的強度の低下につながるようなことはない。すなわち、アルミ電線を含むワイヤハーネスを好適に製造することができる。
請求項1に記載された本発明によれば、アルミ電線の曲げ布線に好適な布線治具を有するワイヤハーネス製造治具を提供することができるという効果を奏する。本発明によれば、一般的な銅電線に比べて屈曲性などの機械的強度が劣るアルミ電線を曲げて布線する時にアルミ電線へかかる荷重が一点集中にならないという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、電線曲げ面のより良い形態を提供することができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、ワイヤハーネスの取り出しに係る作業性に配慮することができ、また、ワイヤハーネス線長を安定させることもできるという効果を奏する。
請求項4に記載された本発明によれば、ワイヤハーネス線長を安定させることができるという効果を奏する。
請求項5に記載された本発明によれば、一つのアルミ電線用布線治具で左右どちらの曲げ布線であっても容易に行うことができるという効果を奏する。
請求項6に記載された本発明によれば、アルミ電線に対する曲げ布線のみならず、略直線的な布線もすることができるという効果を奏する。
請求項7に記載された本発明によれば、アルミ電線を含むワイヤハーネスの製造に好適な製造方法をあわせて提供することができるという効果を奏する。本発明によれば、一般的な銅電線に比べて屈曲性などの機械的強度が劣るアルミ電線を曲げて布線する時にアルミ電線へかかる荷重が一点集中することのない状態で曲げ布線を行うことができるという効果を奏する。本発明によれば、アルミ電線を曲げて布線してもアルミ電線の機械的強度の低下につながるようなことはない。すなわち、アルミ電線を含むワイヤハーネスを好適に製造することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明のワイヤハーネス製造治具の一実施の形態を示す模式的な主要構成図である。また、図2は図1のアルミ電線用布線治具の拡大斜視図である。
図1において、引用符号21は本発明のワイヤハーネス製造治具を示している。ワイヤハーネス製造治具21は、少なくともアルミ電線22を含むワイヤハーネスの各種電線を布線して、ワイヤハーネスを所望の経路となるように製造するためのものであって、基板23と、この基板23の表面に固定される複数の一般布線治具24と、同じく基板23の表面に固定される複数のコネクタ保持部材25と、同じく基板23の表面に固定される複数のアルミ電線用布線治具26とを備えて構成されている。
ワイヤハーネス製造治具21は、一般的な銅電線に比べて屈曲性などの機械的強度が劣るアルミ電線22を曲げて布線する時にアルミ電線22へかかる荷重が一点集中することのないように構成されている。先ず、各構成部材について説明する。
アルミ電線22は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる素線を複数撚り合わせて導体を形成し、そして、この導体の外側に絶縁性を有する被覆材を押出被覆することにより製造されている。アルミ電線22は、予め所定の長さに検尺されており、この端末にはコネクタ27が設けられている。尚、図中のアルミ電線22は一本のみであるが、これは便宜上のことであるものとする。実際には複数本あって、これにより電線束を構成することができるようになっている。上記ワイヤハーネスは、アルミ電線22の他に銅電線も含まれている(一例であるものとする。アルミ電線22のみでワイヤハーネスを構成してもよいものとする)。
基板23上には、複数の一般布線治具24、複数のコネクタ保持部材25、及び複数のアルミ電線用布線治具26がワイヤハーネスの配索経路に合わせて配置されている。
基板23、一般布線治具24、コネクタ保持部材25、及びコネクタ27は、基本的に背景技術の欄で説明した、基板6、布線治具7、コネクタ保持部材8、及びコネクタ4と同じであるものとする(図6〜図8参照)。
図1及び図2において、アルミ電線用布線治具26は、アルミ電線22を所望の方向に曲げて布線する際に用いる布線治具であって、一端が基板23に公知の方法で固定されるシャフト部28と、このシャフト部28の他端に設けられる布線治具本体29とを備えて構成されている。シャフト部28は、基板23の表面から上方に真っ直ぐのびる金属製の棒部材であって、十分な強度を有している。
布線治具本体29は、電線曲げ面30を有する胴太電線曲げガイド部31と、この胴太電線曲げガイド部31の上端部に設けられる弾性板部32と、胴太電線曲げガイド部31の下端部に設けられる電線下方移動規制部33とを有して構成されている。布線治具本体29は、正面視略π形状となる形状に形成されている(形状は一例であるものとする)。
胴太電線曲げガイド部31は、布線治具本体29の胴体部分であって、従来の布線治具7のガイド部12(図8参照)と比べて大きな径を有する円筒又は円柱形状に形成されている。電線曲げ面30は、胴太電線曲げガイド部31の側面であって、胴太電線曲げガイド部31が上記のように円筒又は円柱形状であることから、電線曲げ面30は、円筒側面又は円柱側面となるように形成されている。電線曲げ面30は、従来の布線治具7と比べて、曲げ布線されるアルミ電線22と接触することになる部分が大きくなるように形成されている。電線曲げ面30は、摩擦抵抗の小さな面となるように形成されている。
尚、胴太電線曲げガイド部31は、布線治具本体29に向かう側(アルミ電線用布線治具26に向かう側)のアルミ電線22aの軸L1と、布線治具本体29から離れていく側(アルミ電線用布線治具26から離れていく側)のアルミ電線22bの軸L2とが交差する角度θが鋭角になるようにアルミ電線22を曲げて布線する(曲げ部22cを形成する)ことができるように形成されている。すなわち、電線曲げ面30がアルミ電線22の曲げにおいて許容される最小曲率半径以上となる曲率半径を有するように形成されている。胴太電線曲げガイド部31は、アルミ電線22の過度な曲げを防止できるようになっている。
胴太電線曲げガイド部31は、硬質の材料(金属又は樹脂)によって形成されている(一例であるものとする。尚、上記最小曲率半径以上となる曲率半径を確保することができるのであれば、若干の弾力性があってもよいものとする(例えば硬質のゴム材等で胴太電線曲げガイド部31を形成する)。
弾性板部32は、アルミ電線22の挿抜側となる胴太電線曲げガイド部31の上端部に一体化するように設けられている。弾性板部32は、平面視円形状であって、上記上端部の直径よりも大径となるように形成されている。弾性板部32は、布線時においてアルミ電線22の上方への移動を規制することができ、また、ワイヤハーネスの取り出しの際には、ワイヤハーネスに押されて弾性変形することができるような弾力性を有している。本形態においては、薄いゴム板を円形に打ち抜くことにより形成されている(接着剤によって上記上端部に固定されている)。尚、弾性板部32を設けることについては任意であるものとする。
電線下方移動規制部33は、胴太電線曲げガイド部31の下端部に連成されている。電線下方移動規制部33は、胴太電線曲げガイド部31の直径が次第に大きくなるような略ラッパ形状に形成されている。電線下方移動規制部33は、アルミ電線22(曲げ部22c)の下方への移動を規制することができるように形成されている。
次に、上記構成及び構造に基づきながら、アルミ電線22を布線する際の作業について説明する。ここでは、図1の左側から右側へとアルミ電線22を布線する際の作業を説明する。
先ず、アルミ電線22の一方の端末に設けたコネクタ27をコネクタ保持部材25に差し込んでこれを保持する。次に、アルミ電線22をアルミ電線用布線治具26における胴太電線曲げガイド部31の左から右に通してアルミ電線22を電線曲げ面30に沿わせる。これにより、アルミ電線22には電線曲げ面30に対して円弧状に接触する曲げ部22cが形成される。続いて、アルミ電線22の略直線的に布線する部分を一般布線治具24で支持する。最後に、アルミ電線22の他方の端末に設けたコネクタ27をコネクタ保持部材25に差し込んで保持する。以上により、アルミ電線22の布線に係る作業が完了する。
ここまでの作業を繰り返すとともに、テープ巻きを施したり所定位置にクリップ等を組み付けたりすると、ワイヤハーネスの製造が完了する。そして、この製造完了状態のままでワイヤハーネスを引き上げれば(持ち上げれば)、ワイヤハーネスはワイヤハーネス製造治具21から取り外されて、自動車等の車両に配索することができるような状態になる。
ワイヤハーネス製造治具21からの取り外しの際に、ワイヤハーネスはアルミ電線用布線治具26における弾性板部32に当たるが、この弾性板部32は弾力性を有することから弾性変形し、結果、ワイヤハーネスに負荷の掛からない状態で取り外すことができる。取り外しに係る作業性は良好である。
以上、図1及び図2を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、アルミ電線用布線治具26には胴太電線曲げガイド部31を有することから、アルミ電線22を曲げて布線する時にかかる荷重を胴太電線曲げガイド部31の電線曲げ面30で受けるため、アルミ電線22にかかる荷重が一点に集中することのない状態で曲げ布線を行うことができる。また、本発明によれば、アルミ電線用布線治具26には胴太電線曲げガイド部31を有することから、アルミ電線22の過度な曲げを抑制した状態で布線をすることができる。従って、アルミ電線22は、この導体に例えば断線が生じることはなく、断線による強度低下も起こることはない。
尚、アルミ電線用布線治具26は、アルミ電線22の曲げ布線に好適な布線治具であるが、銅電線にも適用可能であることは言うまでもない。銅電線にあっては、特に断線防止の必要がある細線が好適である。
続いて、図3を参照しながらアルミ電線用布線治具の第二実施例を説明する。図3はアルミ電線用布線治具の第二実施例を示す模式的な拡大斜視図である。
図3において、アルミ電線用布線治具41は、電線曲げ面30を有する胴太電線曲げガイド部31を左右方向に並べて一対の状態で有している(図1及び図2で説明したアルミ電線用布線治具26と同じ形状・機能を有する部分には同一の符号を付すものとする)。また、アルミ電線用布線治具41は、一対の胴太電線曲げガイド部31を所定の間隔で連結する連結部42と、一端が基板23に固定され他端が連結部42の中央下部に連続するシャフト部28とを有している。アルミ電線用布線治具41は、この全体が略音叉形状に形成されている。
上記構造に基づきながら、アルミ電線22を布線する際の作業について説明する。ここでは、図3の右側へアルミ電線22を曲げて布線する際の作業を説明する(左側への曲げの説明は省略するものとする)。
先ず、アルミ電線22の一方の端末に設けたコネクタ27(図1参照)をコネクタ保持部材25(図1参照)に差し込んでこれを保持する。次に、アルミ電線22をアルミ電線用布線治具41における一対の胴太電線曲げガイド部31の間から右に通してアルミ電線22を右側の胴太電線曲げガイド部31の電線曲げ面30に沿わせる。これにより、アルミ電線22には電線曲げ面30に対して円弧状に接触する曲げ部22cが形成される。続いて、アルミ電線22の略直線的に布線する部分を一般布線治具24(図1参照)で支持する。最後に、アルミ電線22の他方の端末に設けたコネクタ27(図1参照)をコネクタ保持部材25(図1参照)に差し込んで保持する。以上により、アルミ電線22の布線に係る作業が完了する。
以上、図3を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、アルミ電線用布線治具41には胴太電線曲げガイド部31を有することから、アルミ電線22を曲げて布線する時にかかる荷重を胴太電線曲げガイド部31の電線曲げ面30で受けるため、アルミ電線22にかかる荷重が一点に集中することのない状態で曲げ布線を行うことができる。また、本発明によれば、アルミ電線用布線治具41には胴太電線曲げガイド部31を有することから、アルミ電線22の過度な曲げを抑制した状態で布線をすることができる。従って、アルミ電線22は、この導体に例えば断線が生じることはなく、断線による強度低下も起こることはない。
アルミ電線用布線治具41は、一対の胴太電線曲げガイド部31を有することから、左右どちらの曲げ布線であっても、アルミ電線用布線治具41の配置を変えずに容易に対応することができる。
続いて、図4を参照しながらアルミ電線用布線治具の第三実施例を説明する。図4はアルミ電線用布線治具の第三実施例を示す模式的な拡大斜視図である。
図4において、アルミ電線用布線治具51は、電線曲げ面30を有する胴太電線曲げガイド部31を左右方向に並べて一対の状態で有している(図1及び図2で説明したアルミ電線用布線治具26と同じ形状・機能を有する部分には同一の符号を付すものとする)。また、アルミ電線用布線治具51は、一対の胴太電線曲げガイド部31を所定の間隔で連結するM型連結部52と、一端が基板23に固定され他端がM型連結部52の中央下部に連続するシャフト部28と、M型連結部52及びシャフト部28の連続位置に連成されるフォーク部53とを有して構成されている。
M型連結部52は、この連結アーム54が一対の胴太電線曲げガイド部31の各下端部に連続するように略J字状に形成されている。連結アーム54と胴太電線曲げガイド部31の下端部との連続部分は、図2で説明したアルミ電線用布線治具26の電線下方移動規制部33と同様の機能を有している。
フォーク部53は、一対の胴太電線曲げガイド部31の上方位置に配置形成されている。フォーク部53は、アルミ電線22又はアルミ電線22以外の他の電線を略直線的に布線するための部分として設けられている。フォーク部53は、図1で説明した一般布線治具24と同様の機能を有している。フォーク部53は、電線載置部55と、この電線載置部55の両端から上方にのびる一対のガイド部56とを有している。
上記構造に基づきながら、アルミ電線22を布線する際の作業について説明する。ここでは、図4の右側へアルミ電線22を曲げて布線する際の作業を説明する(左側への曲げの説明は省略するものとする)。
先ず、アルミ電線22の一方の端末に設けたコネクタ27(図1参照)をコネクタ保持部材25(図1参照)に差し込んでこれを保持する。次に、アルミ電線22をアルミ電線用布線治具51における右側の胴太電線曲げガイド部31と、M型連結部52の右側の連結アーム54との間から右に通し、アルミ電線22を右側の胴太電線曲げガイド部31の電線曲げ面30に沿わせる。これにより、アルミ電線22には電線曲げ面30に対して円弧状に接触する曲げ部22cが形成される。続いて、アルミ電線22の略直線的に布線する部分を一般布線治具24(図1参照)で支持する。最後に、アルミ電線22の他方の端末に設けたコネクタ27(図1参照)をコネクタ保持部材25(図1参照)に差し込んで保持する。以上により、アルミ電線22の布線に係る作業が完了する。
以上、図4を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、アルミ電線用布線治具51には胴太電線曲げガイド部31を有することから、アルミ電線22を曲げて布線する時にかかる荷重を胴太電線曲げガイド部31の電線曲げ面30で受けるため、アルミ電線22にかかる荷重が一点に集中することのない状態で曲げ布線を行うことができる。また、本発明によれば、アルミ電線用布線治具51には胴太電線曲げガイド部31を有することから、アルミ電線22の過度な曲げを抑制した状態で布線をすることができる。従って、アルミ電線22は、この導体に例えば断線が生じることはなく、断線による強度低下も起こることはない。
アルミ電線用布線治具51は、一対の胴太電線曲げガイド部31を有することから、左右どちらの曲げ布線であっても、アルミ電線用布線治具51の配置を変えずに容易に対応することができる。また、アルミ電線用布線治具51は、フォーク部53を有することから、アルミ電線22に対する曲げ布線のみならず、略直線的な布線もすることができる。
続いて、図5を参照しながらアルミ電線用布線治具の第四実施例を説明する。図5はアルミ電線用布線治具の第四実施例を示す模式的な拡大斜視図である。
図5において、アルミ電線用布線治具61は、アルミ電線22を曲げて布線する際に用いる布線治具であって、シャフト部28と(図1及び図2で説明したアルミ電線用布線治具26と同じ形状・機能を有する部分には同一の符号を付すものとする)、このシャフト部28の他端に設けられる布線治具本体62とを備えて構成されている。
布線治具本体62は、仮想的な側面となる電線曲げ面63を有する胴太電線曲げガイド部64と、この胴太電線曲げガイド部64の上端部に設けられる弾性板部32と、胴太電線曲げガイド部64の下端部に設けられる電線下方移動規制部65とを有して構成されている。布線治具本体62は、この外観が正面視略π形状となる形状に形成されている(形状は一例であるものとする。本形態においては、後述するが略タコ足形状にも見える形状に形成されている)。
胴太電線曲げガイド部64は、布線治具本体62の胴体部分であって、この胴太電線曲げガイド部64の軸に平行な(シャフト部28に平行な)複数の線材66により形成されている。胴太電線曲げガイド部64は、複数の線材66が従来の布線治具7のガイド部12(図8参照)と比べて大きな径を有するように配置形成されている。電線曲げ面63は、胴太電線曲げガイド部64の側面であって、胴太電線曲げガイド部64が上記のように複数の線材66からなる形状に形成されることから、電線曲げ面63は、仮想的な円筒側面となるように形成されている。電線曲げ面63は、従来の布線治具7と比べて、曲げ布線されるアルミ電線22と接触することになる部分が大きくなるように形成されている。線材66は、摩擦抵抗の小さなものが用いられている。また、線材66は、例えば金属製であって剛性を有するものが用いられている。
尚、胴太電線曲げガイド部64は、布線治具本体62に向かう側(アルミ電線用布線治具61に向かう側)のアルミ電線22aの軸L1と、布線治具本体62から離れていく側(アルミ電線用布線治具61から離れていく側)のアルミ電線22bの軸L2とが交差する角度θが鋭角になるようにアルミ電線22を曲げて布線する(曲げ部22cを形成する)ことができるように形成されている。すなわち、電線曲げ面63がアルミ電線22の曲げにおいて許容される最小曲率半径以上となる曲率半径を有するように形成されている。胴太電線曲げガイド部64は、アルミ電線22の過度な曲げを防止できるようになっている。
電線下方移動規制部65は、胴太電線曲げガイド部64の下端部に連成されている。具体的には、線材66が外側に湾曲し、胴太電線曲げガイド部64と合わせてみた場合に、略タコ足形状となる形状に形成されている。電線下方移動規制部65は、アルミ電線22(曲げ部22c)の下方への移動を規制することができるように形成されている。
上記構造に基づきながら、アルミ電線22を布線する際の作業について説明する。ここでは、図5の右側へアルミ電線22を曲げて布線する際の作業を説明する。
先ず、アルミ電線22の一方の端末に設けたコネクタ27(図1参照)をコネクタ保持部材25に差し込んでこれを保持する(図1参照)。次に、アルミ電線22をアルミ電線用布線治具61における胴太電線曲げガイド部64の左から右に通してアルミ電線22を電線曲げ面63に沿わせる。これにより、アルミ電線22には電線曲げ面63に対して円弧状に接触する状態の曲げ部22cが形成される。続いて、アルミ電線22の略直線的に布線する部分を一般布線治具24(図1参照)で支持する。最後に、アルミ電線22の他方の端末に設けたコネクタ27(図1参照)をコネクタ保持部材25(図1参照)に差し込んで保持する。以上により、アルミ電線22の布線に係る作業が完了する。
以上、図5を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、アルミ電線用布線治具61には胴太電線曲げガイド部64を有することから、アルミ電線22を曲げて布線する時にかかる荷重を胴太電線曲げガイド部64の電線曲げ面63で受けるため、アルミ電線22にかかる荷重が一点に集中することのない状態で曲げ布線を行うことができる。また、本発明によれば、アルミ電線用布線治具61には胴太電線曲げガイド部64を有することから、アルミ電線22の過度な曲げを抑制した状態で布線をすることができる。従って、アルミ電線22は、この導体に例えば断線が生じることはなく、断線による強度低下も起こることはない。
尚、アルミ電線用布線治具61に関し、線材66ではなくリブ形状のものに変更してもよいものとする。
図1ないし図5において、本発明によれば、アルミ電線22の曲げ布線に好適な布線治具(アルミ電線用布線治具26、41、51、61)を有するワイヤハーネス製造治具21を提供することができるという効果を奏する。本発明によれば、一般的な銅電線に比べて屈曲性などの機械的強度が劣るアルミ電線22を曲げて布線する時にアルミ電線22へかかる荷重が一点集中にならないという効果を奏する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
尚、ここで背景技術の欄で挙げた特許文献1の開示技術に生じる次のような問題点を解消することができるワイヤハーネス製造治具21の他の特徴を幾つか列挙することにする。問題点とは、従来の布線治具を用いてアルミ電線を曲げて布線する場合に、例えば、一般的な銅電線からなる分岐線3は、図12に示す如く棒状のガイド部12によって角度θが鋭角となるような急激な曲げの布線を行っても問題ないが、アルミ電線を同様に布線すると、機械的強度面に支障を来してしまうことになるという問題点である。
(1)少なくともアルミ電線を含むワイヤハーネスを所望の経路で布線するための複数の布線治具を備えるワイヤハーネス製造治具において、
前記布線治具は、前記アルミ電線を布線するためのアルミ電線用布線治具を含み、
該アルミ電線用布線治具は、該アルミ電線用布線治具に向かう側の前記アルミ電線の軸と前記アルミ電線用布線治具から離れていく側の前記アルミ電線の軸とが交差する角度が鋭角になるように前記アルミ電線を曲げて布線するための部分として、前記アルミ電線の曲げにおいて許容される最小曲率半径以上となる曲率半径の電線曲げ面を有する胴太電線曲げガイド部を含む
ことを特徴とするワイヤハーネス製造治具。
(2)上記(1)に記載のワイヤハーネス製造治具において、
前記電線曲げ面は、円筒側面又は円柱側面、或いは、前記電線過屈曲防止部の軸に平行な複数の線材又は複数のリブ先端により形成される仮想的な円筒側面、のいずれかである
ことを特徴とするワイヤハーネス製造治具。
(3)上記(1)又は(2)に記載のワイヤハーネス製造治具において、
前記アルミ電線用布線治具は、前記アルミ電線の挿抜側となる前記胴太電線曲げガイド部の上端部に、該上端部よりも大径の弾性板部を有する
ことを特徴とするワイヤハーネス製造治具。
(4)上記(1)又は(2)に記載のワイヤハーネス製造治具において、
前記アルミ電線用布線治具は、前記アルミ電線の挿抜側とは反対側となる前記胴太電線曲げガイド部の下端部に、前記アルミ電線の下方への移動を規制する電線下方移動規制部を有する
ことを特徴とするワイヤハーネス製造治具。
(5)上記(1)又は(2)に記載のワイヤハーネス製造治具において、
前記アルミ電線用布線治具は、前記胴太電線曲げガイド部を左右方向に並べて一対の状態で有する
ことを特徴とするワイヤハーネス製造治具。
(6)上記(1)ないし(5)いずれか記載のワイヤハーネス製造治具において、
前記アルミ電線用布線治具は、前記胴太電線曲げガイド部の上方となる位置又は下方となる位置に、前記アルミ電線又は該アルミ電線以外の前記ワイヤハーネスを構成する他の電線を略直線的に布線するための部分として、電線載置部と該電線載置部の両端から上方にのびる一対のガイド部とを有するフォーク部を更に含む
ことを特徴とするワイヤハーネス製造治具。
上記(1)から(6)の特徴によれば、アルミ電線を曲げて布線する必要がある場合、アルミ電線用布線治具を用いて曲げを行う。アルミ電線用布線治具を用いることにより、布線治具本体の各布線ガイドあるいは環状の弾性部材に沿って布線を行うだけで、アルミ電線の曲げにおいて許容される最小曲率半径を下回るような曲げの発生が避けられる。従って、一般的な銅電線に比べて屈曲性などの機械的強度が劣るアルミ電線の過度な曲げを抑制することができるという効果を奏する。
本発明のワイヤハーネス製造治具の一実施の形態を示す模式的な主要構成図である。 図1のアルミ電線用布線治具の拡大斜視図である。 アルミ電線用布線治具の第二実施例を示す模式的な拡大斜視図である。 アルミ電線用布線治具の第三実施例を示す模式的な拡大斜視図である。 アルミ電線用布線治具の第四実施例を示す模式的な拡大斜視図である。 従来例のワイヤハーネスを示す平面図である。 従来例のワイヤハーネス製造治具を示す平面図である。 従来例の布線治具を示す斜視図である。
符号の説明
21 ワイヤハーネス製造治具
22 アルミ電線
23 基板
24 一般布線治具
25 コネクタ保持部材
26 アルミ電線用布線治具
27 コネクタ
28 シャフト部
29 布線治具本体
30 電線曲げ面
31 胴太電線曲げガイド部
32 弾性板部
33 電線下方移動規制部
41 アルミ電線用布線治具
51 アルミ電線用布線治具
52 M型連結部
53 フォーク部
54 連結アーム
55 電線載置部
56 ガイド部
61 アルミ電線用布線治具
62 布線治具本体
63 電線曲げ面
64 胴太電線曲げガイド部
65 電線下方移動規制部
66 線材

Claims (7)

  1. 少なくともアルミ電線を含むワイヤハーネスを所望の経路に布線するための複数の布線治具を備えるワイヤハーネス製造治具において、
    前記布線治具は、前記アルミ電線を所望の方向に曲げて布線するためのアルミ電線用布線治具を含み、
    該アルミ電線用布線治具は、胴太に形成され且つ略円弧状の電線曲げ面を有する胴太電線曲げガイド部を備える
    ことを特徴とするワイヤハーネス製造治具。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネス製造治具において、
    前記電線曲げ面は、円筒側面又は円柱側面、或いは、前記胴太電線曲げガイド部の軸に平行な複数の線材又は複数のリブ先端により形成される仮想的な円筒側面、のいずれかである
    ことを特徴とするワイヤハーネス製造治具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のワイヤハーネス製造治具において、
    前記アルミ電線用布線治具は、前記アルミ電線の挿抜側となる前記胴太電線曲げガイド部の上端部に、該上端部よりも大径の弾性板部を有する
    ことを特徴とするワイヤハーネス製造治具。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のワイヤハーネス製造治具において、
    前記アルミ電線用布線治具は、前記アルミ電線の挿抜側とは反対側となる前記胴太電線曲げガイド部の下端部に、前記アルミ電線の下方への移動を規制する電線下方移動規制部を有する
    ことを特徴とするワイヤハーネス製造治具。
  5. 請求項1又は請求項2に記載のワイヤハーネス製造治具において、
    前記アルミ電線用布線治具は、前記胴太電線曲げガイド部を左右に並べて一対の状態で有する
    ことを特徴とするワイヤハーネス製造治具。
  6. 請求項1ないし請求項5いずれか記載のワイヤハーネス製造治具において、
    前記アルミ電線用布線治具は、前記胴太電線曲げガイド部の上方となる位置又は下方となる位置に、前記アルミ電線又は前記アルミ電線以外の前記ワイヤハーネスを構成する他の電線を略直線的に布線するための部分として、電線載置部と該電線載置部の両端から上方に伸びる一対のガイド部とを有するフォーク部を更に備える
    ことを特徴とするワイヤハーネス製造治具。
  7. 少なくともアルミ電線を含むワイヤハーネスを所望の経路で布線するための複数の布線治具を備え、前記布線治具は、前記アルミ電線を布線するためのアルミ電線用布線治具を含み、該アルミ電線用布線治具は、胴太に形成され且つ略円弧状の電線曲げ面を有する胴太電線曲げガイド部を備える、ワイヤハーネス製造治具を用い、前記アルミ電線を所望の方向に曲げて布線する場合には、前記アルミ電線を前記電線曲げ面に沿わせて曲げ布線を行う
    ことを特徴とするワイヤハーネスの製造方法。
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