JP2010020239A - ビーム調整機構、ビーム走査装置、画像形成装置、およびビーム方向調整方法 - Google Patents

ビーム調整機構、ビーム走査装置、画像形成装置、およびビーム方向調整方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010020239A
JP2010020239A JP2008182919A JP2008182919A JP2010020239A JP 2010020239 A JP2010020239 A JP 2010020239A JP 2008182919 A JP2008182919 A JP 2008182919A JP 2008182919 A JP2008182919 A JP 2008182919A JP 2010020239 A JP2010020239 A JP 2010020239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
incident
incident surface
parallel
plate
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008182919A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5183333B2 (ja
Inventor
Hiromoto Takahashi
広基 高橋
Ken Inada
研 稲田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2008182919A priority Critical patent/JP5183333B2/ja
Publication of JP2010020239A publication Critical patent/JP2010020239A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5183333B2 publication Critical patent/JP5183333B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】光軸の位置を副走査方向に調整するためにコリメートレンズとシリンドリカルレンズの間に平板ガラスが設けられるが、従来の構造では、この平板ガラスの回動機構を小型化できなかった。
【解決手段】入射面と、入射面に対して平行な出射面とを有し、入射面に入射したビームを透過して出射面から送出する透光板22と、透光板22を保持し、回動させることにより、入射面へのビームの入射角度を変化させるホルダー23とを備える。透光板22が回動する際の回転軸は、入射面に平行であり、入射面および出射面の中央位置にある仮想的な中央面よりも入射面に近い側の透光板22内に設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、プリンタ、複写機、およびファクシミリなどの画像形成装置に用いられるビーム走査装置、ビーム走査装置に用いるビーム調整機構およびビーム方向調整方法に関する。
近年、カラーデジタルプリンターや、カラー複写機等には、感光体ドラム等の像担持体表面に像を形成するために、レーザー光によって走査を行うレーザー・スキャナー・ユニット(以下、LSUと呼ぶ)が設けられている。
このLSUは、レーザー光源、コリメートレンズ、シリンドリカルレンズ、ポリゴンミラー、およびfθレンズ等の光学部品を有している。また、副走査方向のビーム位置を調整するために、コリメートレンズとシリンドリカルレンズの間に平板ガラスが設けられている。これらの光学部品は、LSUのフレームの所定位置に固定され、配置されている。
LSUの製造工程では、個々のフレームで寸法誤差があるため、各LSUユニット毎にミラーや平板ガラスの角度調整を行う必要がある。
コリメートレンズとシリンドリカルレンズの間に設けられた平板ガラスの角度を調整する機構として、平板ガラスを取り付けた部材を回動させる機構(例えば、特許文献1参照)や、平板ガラスを載置した台に対して揺動させる機構が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献1に記載されている平板ガラスの回動調整機構の正面図を図8(a)に、左側面図を図8(b)に示す。
この調整機構は、基板101に固設された支持板102の光路出射側に向け垂直よりわずかに斜めに倒して立ち上げた立上げ部102aに、L字状のガラス取付け板103を固設している。そして、取付け板103の立設面の方形開口部103aに平板ガラス板100を取り付けるとともに、平板ガラス板100の取付け部より下方に向けて傾斜させた傾斜面104を形成し、傾斜面104の先側に基板101に向け調整ネジ105を螺号し、調整ネジ105の進退動作により取付け板103が副走査方向に傾動可能に構成している。なお、平板ガラス板100は、押圧バネ106によって取付け板103へ押圧支持されている。
調整ネジ105の進退動作によって取付け板103を副走査方向に傾動させることにより、レーザー光線の平板ガラス板100への入射角度が調整される。
この場合、基板101と立上げ部102aが接する部分の直線を回転軸として、副走査方向に約15°の角度範囲内で平板ガラス板100の傾斜角度を調整できる。
次に、図9(a)に、特許文献2に記載の走査光学装置の、平行平板が配置される部分の斜視図を示す。また、図9(b)の左側の図は、平行平板を光軸に対して垂直にしたときの斜視図を示し、図9(b)の右側の図は、平行平板を前方に揺動させたときの斜視図を示している。
コリメート光学素子111とシリンドリカルレンズ112の間には、平行光にされたレーザー光が透過可能な、ガラス等からなる長方形形状の平行平板113が配置されている。
そして、ハウジングの底面110に、平行平板113を主走査方向に延びる軸回りに揺動可能に支持する支持手段114が設けられている。なお、図9では、レーザー光の光軸方向をX方向というとともに、シリンドリカルレンズ112に向かう方法を+X方向、その反対側の方向を−X方向という。
支持手段114は、ハウジングの底面110から上方に突出して主走査方向に延びる断面形状が台形形状の突条をなし、その上面118に平行平板113が載置される載置部117と、平行平板113を−X方向から覆うようにハウジングの底面110から立ち上がる支持壁115とを有している。なお、載置部117の上面118は、平行平板113の下面よりもX方向に大きく設定されている。
支持壁115には、レーザー光を通すための主走査方向に延びる長方形状の開口部123が設けられている。この支持壁115の上部には、主走査方向の中央にセットスクリュー124が支持壁115を貫通した状態でねじ込まれ、支持壁115の上端面には、平行平板113の上部を−X方向に付勢する左右一対の板バネ119が取り付けられていて、平行平板113の上部が板バネ119によってセットスクリュー124の先端に押し付けられている。
さらに、支持壁115の下部には、+X方向に突出して主走査方向に延びる半円柱状の突条部116が設けられている。一方、載置部117の+X方向側の傾斜面には、平行平板113の下部を−X方向に付勢する板バネ120が取り付けられていて、平行平板113の下部が板バネ120によって支持壁115の突条部116に押し付けられている。
このため、図9(b)の左側の図に示すような平行平板113がレーザー光の光軸と直交する状態から、セットスクリュー124を回してセットスクリュー124を板バネ119の付勢力に抗して+X方向に前進させると、平行平板113は、図9(b)の右側の図に示すように下面と+X方向側の面とのコーナー部121を支点にして、すなわち主走査方向に延びる軸回りに+X方向に揺動するようになる。
逆に、図9(b)の左側の図に示すような平行平板113がレーザー光の光軸と直交する状態から、セットスクリュー124を回してセットスクリュー124を−X方向に後退させると、平行平板113は、板バネ119に付勢されることにより下面と−X方向側の面とのコーナー部122を支点にして、すなわち主走査方向に延びる軸回りに−X方向に揺動するようになる。
このように平行平板113を揺動させることにより、シリンドリカルレンズ112に入射するレーザー光の副走査方向における高さ位置を調整できる。
特許第3534791号公報 特開2008−122678号公報
しかしながら、上述したような従来のビーム調整機構は、それらの機構的な面により大型化してしまうために高コスト化の一因となっていた。
図8に示した特許文献1のビーム調整機構の場合、図8(a)に示すように、平板ガラス板100とは離れた位置に配置される支持板102や調整ネジ105を用いて調整する構造のため大型化していた。
また、平板ガラス板100を回動させるための回転軸が平板ガラス板100から大きく離れているために、平板ガラス板100の調整角度が小さくても、平板ガラス板100の上部の回動量が大きくなってしまうので、このビーム調整機構の動作エリアを大きく設ける必要があった。その結果、LSUユニットの大型化の一因にもなっていた。
また、平板ガラス板100に押圧バネ106で付勢する部分を設けなければならないため、その分、平板ガラス板100を大きくしなければならず、高コストとなっていた。
また、この構成で、平板ガラス板100の調整角度範囲を大きくする場合には、調整ネジ105の長さを長くしなければならないので、さらに大型化してしまう。
図9に示した特許文献2のビーム調整機構の場合、図9(a)、(b)に示すように、平行平板113から離れた位置に載置部117を設けなければならず、また、平行平板113内にセットスクリュー124が押圧する部分を設けなければならない構造のため大型化していた。
また、図8の場合と同様に、図9の場合にも、平行平板113を揺動させるための回転軸は、平行平板113の端部であるコーナー部121または122であり、レーザー光が透過する位置から大きく離れた位置にある。そのため、平行平板113の調整角度が小さくても、平行平板113の上部の回動量が大きくなってしまうので、この場合にも、ビーム調整機構の動作エリアを大きく設けなければならない。
また、平行平板113にセットスクリュー124が押圧する部分を設けなければならないため、その分、平行平板113を大きくしなければならず、高コストとなっていた。
本発明は、上記従来の課題を考慮して、従来よりも小型で低コストで実現できる、ビーム調整機構、ビーム走査装置、画像形成装置およびビーム方向調整方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、第1の本発明は、
入射面と、前記入射面に対して平行な出射面とを有し、前記入射面に入射したビームを透過して前記出射面から送出する透光板と、
前記透光板を保持し、回動させることにより、前記入射面へのビームの入射角度を変化させるホルダーとを備え、
前記透光板が回動する際の回転軸は、前記入射面に平行であり、前記入射面および前記出射面の中央位置にある仮想的な中央面よりも前記入射面に近い側にある、ビーム調整機構である。
また、第2の本発明は、
前記回転軸は前記透光板内にある、第1の本発明のビーム調整機構である。
また、第3の本発明は、
前記回転軸を含む仮想的な平面のうちの前記入射面に対して垂直な前記平面が前記入射面と交差する直線に対して、前記入射面の上面と下面は線対称である、第1または第2の本発明のビーム調整機構である。
また、第4の本発明は、
前記回転軸を含む仮想的な平面のうちの前記入射面に対して垂直な前記平面が前記入射面と交差する直線に対して、前記入射面の上面と下面は非線対称である、第1または第2の本発明のビーム調整機構である。
また、第5の本発明は、
前記透光板は、所定の厚さを有しており、
前記入射面の形状および大きさは、前記ホルダーが回動する角度範囲において、前記ビームが前記入射面内に入射する形状および大きさであり、
前記出射面の形状および大きさは、前記ホルダーが回動する前記角度範囲において、前記入射面に入射したビームがそのまま前記出射面内から送出する形状および大きさである、第3または第4の本発明のビーム調整機構である。
また、第6の本発明は、
前記透光板は、直方体である、第3または第4の本発明のビーム調整機構である。
また、第7の本発明は、
光源から送出されたビームをコリメート光にするコリメートレンズと、
前記コリメート光が入射される、請求項1に記載のビーム調整機構と、
前記ビーム調整機構から出射されたコリメート光を集光するシリンドリカルレンズと、
像担持体の表面を走査するために、前記シリンドリカルレンズによって集光された光を偏向する回転多面鏡とを備え、
前記ビーム調整機構は、前記透光板の前記回転軸が、入射される前記コリメート光の主走査方向に対して平行になるように配置されているビーム走査装置である。
また、第8の本発明は、
前記像担持体の表面に現像剤画像を形成する第7の本発明のビーム走査装置を備えた画像形成装置である。
また、第9の本発明は、
入射面と前記入射面に対して平行な出射面とを有する透光板を保持したホルダーを、フレームに回動自在に載置するホルダー載置ステップと、
前記透光板に入射し透過して送出されるビームが、シリンドリカルレンズおよび回転多面鏡を介して像担持体の表面の正規の位置に走査されるように、前記ホルダーを回動することによって前記透光板も回動させて前記送出されるビームの副走査方向を調整するビーム方向調整ステップと、
前記透光板の位置を固定するために、前記ホルダーを固定部材を用いて前記フレームに固定する透光板固定ステップとを備え、
前記透光板を回動させる際の回転軸は、前記入射面に平行であり、前記入射面および前記出射面の中央位置にある仮想的な中央面よりも前記入射面に近い側の前記透光板内にあり、かつ前記入射するビームの主走査方向に平行であるビーム方向調整方法である。
本発明により、従来よりも小型で低コストで実現できる、ビーム調整機構、ビーム走査装置、画像形成装置およびビーム方向調整方法を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるビーム調整機構を用いた複写機の正面の断面構成図である。
図1に示すように、本実施の形態1の複写機1は、底部に画像形成される用紙を収納するための複数の給紙カセット2を備えている。また、複写機1は、その上部に、露光ランプ、レンズ、ミラー等により原稿の画像を読み取る原稿読み取りユニット17を備えている。なお、複写機1が、本発明の画像形成装置の一例にあたる。
また、本実施の形態1の複写機1は、タンデム方式を用いたカラー複写機であり、水平方向に順に配置されたブラック画像形成ユニット3、イエロー画像形成ユニット4、シアン画像形成ユニット5、およびマゼンダ画像形成ユニット6を備えている。これら画像形成ユニット3、4、5、6によって形成された画像を重ね合わせるための中間転写ベルト7が配置されている。
また、中間転写ベルト7上で重ね合わされたトナー画像を給紙カセット2から給紙された用紙に転写するための転写ユニット8と、用紙に転写されたトナー画像を定着するための定着ユニット9が設けられている。そして、定着ユニット9によってトナー画像が定着された用紙が排出される排出トレー16が設けられている。
次に、画像形成ユニットについて説明するが、4つの画像形成ユニット3、4、5、6の基本的構成は同じであるため、マゼンダ画像形成ユニット6を例に挙げて説明する。
図1に示すように、マゼンダ画像形成ユニット6は、感光体ドラム10、帯電器11、現像器12、転写器13、およびクリーニングユニット14等から構成されている。
また、4つの画像形成ユニット3、4、5、6の、各々の帯電器11によって帯電された各々の感光体ドラム10の表面を光走査することによって静電潜像を形成するレーザースキャナーユニット(以下、LSUと呼ぶ)15が設けられている。このLSU15は、4つの画像形成ユニット3、4、5、6の下方に配置されている。
LSU15には、4つのレーザー光源、各レーザー光源から発光されたレーザー光をコリメート光にするコリメートレンズ、コリメート光をポリゴンミラーに集光させるシリンドリカルレンズ、ポリゴンミラーで等角度走査されたレーザー光を感光体ドラム10上で等速走査させる機能を有する走査レンズが設けられている。また、走査レンズを通過したレーザー光を各画像形成ユニット3、4、5、6の感光体ドラム10に導くための複数のミラーと、レーザー光を各画像形成ユニット3、4、5、6の感光体ドラム10表面に集光するための補正レンズとして複数のfθレンズが設けられている。
なお、各画像形成ユニット3、4、5、6の感光体ドラム10が、本発明の像担持体の一例にあたる。また、LSU15が、本発明のビーム走査装置の一例にあたる。
図2(a)に、LSU15内の、レーザー光源からシリンドリカルレンズまでのレーザー光を主走査方向から見たときの模式図を示す。
レーザー光源18から発光されたレーザー光は、コリメートレンズ20でコリメート光にされ、シリンドリカルレンズ21によって、ポリゴンミラー19表面に集光され反射される。
コリメートレンズ20とシリンドリカルレンズ21の間には、ホルダー23に支持された平行平板ガラス22が設けられている。
ホルダー23は、主走査方向に平行な回転軸を中心として回動するように構成されており、平行平板ガラス22がホルダー23とともに回動するようになっている。詳細については後述するが、ここで説明するホルダー23および平行平板ガラス22は、図4(c)および(d)に示すような形状をしている。
なお、平行平板ガラス22が、本発明の透光板の一例にあたる。また、ポリゴンミラー19が、本発明の回転多面鏡の一例にあたる。
図2(b)および(c)は、平行平板ガラス22を通過するレーザー光の光路の模式図を示している。図2(b)は、レーザー光が平行平板ガラス22の入射面に垂直に入射する位置にホルダー23を回動させた状態を、図2(c)は、平行平板ガラス22の入射面に入射するレーザー光が図2(b)よりもφ傾斜した角度で入射する位置にホルダー23を回動させた状態を、それぞれ示している。
平行平板ガラス22は直方体であり、図2(b)に示すように、平行平板ガラス22を回動させる回転軸は、平行平板ガラス22の入射面に対して副走査方向の上面と下面の中央の仮想面上にあり、かつ、出射面よりも入射面に近い位置に配置されている。
したがって、この場合、平行平板ガラス22の上面または下面に平行で回転軸を通る仮想的な平面と平行平板ガラス22の入射面とが交差する直線によって、長方形状の入射面が等分に二分されることになる。つまり、その直線によって分割される入射面の上側の長方形と下側の長方形は、その直線に対して線対称となる。
図2(b)に示すように、平行平板ガラス22の入射面に対して、レーザー光が垂直に入射した場合には、平行平板ガラス22の入射面および出射面で副走査方向の方向は変わらないので、光軸が副走査方向にずれることなく出射面から送出される。
一方、平行平板ガラス22を回動させてレーザー光が入射面に入射する角度を傾けた場合には、図2(c)に示すように、平行平板ガラス22の入射面および出射面で副走査方向の方向が同じ角度で変化するため、入射光と平行で副走査方向の位置をずらした光軸のレーザー光が出射面から送出される。
図2(a)では、図2(b)のように平行平板ガラス22の入射面にレーザー光を垂直に入射した場合のレーザー光の経路を実線で示し、図2(c)のように平行平板ガラス22の入射面にレーザー光が垂直よりも傾いて入射した場合のレーザー光の経路を破線で示している。
このように、平行平板ガラス22を、主走査方向に平行な回転軸を中心に回動させることにより、平行平板ガラス22を通過した後のレーザー光の光路を副走査方向に平行にずらすことができる。
なお、ここでは、図2(a)の状態に対して、少し右回りに回転させて図2(c)の状態とし、送出されるレーザー光の光路を副走査方向に下側にずらす例で説明したが、図2(a)の状態に対して、左回りに回転させれば、送出されるレーザー光の光路を副走査方向に上側にずらすことができる。
次に、平行平板ガラス22の回転軸を、出射面よりも入射面に近い側に設ける理由について、具体例を用いて説明する。
図3を用いて、平行平板ガラス22の入射面および出射面に対する回転軸の位置の違いによる動作の違いについて説明する。
図3(b)が、本実施の形態1の平行平板ガラスの構成例の場合を示しており、図3(a)は比較例を示している。
図3(a)および(b)は、いずれも、平行平板ガラスの回転軸を、直方体形状の平行平板ガラスの副走査方向の上面と下面との間の仮想中央面上に配置した場合の図である。図3(a)は、回転軸を入射面よりも出射面に近い位置に設けた場合のレーザー光の光路を示す模式図を、図3(b)は、回転軸を出射面よりも入射面に近い位置に設けた場合のレーザー光の光路を示す模式図を、それぞれ示している。
図3(a)および(b)に示す数値は、寸法(mm)および角度(°)を示している。
図3に示すように、ここでは、平行平板ガラスとして、副走査方向の高さが7.8mmで、厚さが5mmの直方体のものを用いるものとする。図3(a)は、回転軸の位置を平行平板ガラスの出射面から1.5mm(入射面から3.5mm)の位置とし、図3(a)は、回転軸の位置を平行平板ガラスの入射面から1.5mmの位置としている。そして、それぞれ平行平板ガラスを45°副走査方向に回動させた状態でのレーザー光の光路を示している。
図3(b)に示すように、平行平板ガラスの入射面に近い位置に回転軸を設けた場合には、コリメートレンズから入射されるコリメート光は、平行平板ガラスの入射面内に入射し、平行平板ガラス内を通過して出射面内から送出される。
一方、図3(a)に示すように、平行平板ガラスの出射面に近い位置に回転軸を設けた場合には、コリメートレンズから入射されるコリメート光は、平行平板ガラスの入射面内から外れた位置に入射してしまう(図3(a)の破線円形部分参照)。したがって、この場合には、所望の特性のレーザー光を平行平板ガラスから送出させることができない。
図3(a)の場合、回転軸の位置が、図3(b)の場合よりも入射面から遠いため、同じ角度を回動させた場合に、図3(b)の場合よりも入射面の位置が大きく回動してしまう。そのために、同じ角度範囲で回動させていった場合に、図3(a)の方が、入射光に対して先に干渉が発生してしまう。
つまり、同じ形状および大きさの平行平板ガラスを用いる場合でも、回転軸の位置を入射面に近い側に設けた方が、広い回動範囲で入射光を入射させることができるので、レーザー光の副走査方向へずらす調整量を大きくすることができる。
換言すれば、副走査方向への所望のずらし調整量を得るためには、回転軸の位置を入射面に近い側に設けることにより、より小型の平行平板ガラスで対応できることになる。例えば、図3(a)の場合に、図3(b)で対応可能な45°の回動範囲まで対応しようとすれば、平行平板ガラスの副走査方向の高さサイズ(7.8mm)がさらに大きい平行平板ガラスを用いなければならない。
次に、本実施の形態1のビーム調整機構の具体的な構成例について説明する。
図4に、本実施の形態1の、平行平板ガラス22およびホルダー23の具体的な形状の一例を示す。図4(a)および(b)は、平行平板ガラス22を支持していない状態のホルダー23の斜視図を示している。図4(c)および(d)は、平行平板ガラス22を支持した状態のホルダー23の斜視図を示している。図4(e)は、平行平板ガラス22を支持した状態のホルダー23の断面斜視図を示している。
図4(a)および(b)に示すように、このホルダー23は、中央部分に直方体形状の平行平板ガラス22を支持し、ホルダー23自体を回動させるための軸部分がホルダー23の両側面の中心位置に設けられている。この軸部分がLSUのフレームに載置され回転されることにより、この軸部分の中心軸を回転軸として、平行平板ガラス22が回動されるようになっている。
そして、図4(c)および(d)に示すように、平行平板ガラス22は、その入射面および出射面がホルダー23の軸部分の中心に対して均等に支持される構造ではなく、入射面側の方が凹んだ構成で支持されるような構造となっている。
したがって、ホルダー23の軸部分の中心位置である回転軸の位置は、図4(e)に示すように、平行平板ガラス22の高さ方向に対しては中心位置であり、厚さ方向に対しては、出射面よりも入射面に近い位置となる。
図5に、図4に示したホルダー23のLSUフレームへの取り付け例を示す。
図5(a)は、LSUフレーム24のホルダー23を載置する部分の斜視図を示し、図5(b)は、そのLSUフレーム24の部分にホルダー23を載置した状態の斜視図を示している。
図5(a)に示すように、LSUフレーム24には、ホルダー23の軸部分を載置するための2つの溝25が設けられている。溝25に、平行平板ガラス22を取り付けたホルダー23の軸部分を載せ、その軸部分を回転させて平行平板ガラス22の出射面から送出されるレーザー光の副走査方向の位置を調整する。ホルダー23の軸部分を回転させることにより、平行平板ガラス22は回転軸を中心にして回動する。
次に、製造工程における、本実施の形態1のビーム調整機構の調整方法について説明する。
図6に、本実施の形態1のビーム方向調整方法を説明するための図を示す。
図6の円形で囲んだ部分が、LSUユニット24の、ホルダー23を取り付ける部分である。このLSUには4つの光源があるので、LSUフレーム24の図6の円形で囲んだ部分以外の3箇所にもホルダー23が取り付けられる。図6では、1箇所のホルダー23を取り付ける部分のみ、円形で示している。
まず、図3(c)、(d)に示すように、ホルダー23に平行平板ガラス22を取り付けておく。
LSUフレーム24の溝25にUV硬化型接着剤を塗布する。そして、平行平板ガラス22の入射面がレーザー光源側に向くようにして、溝25にホルダー23の軸部分を載置する。このときには、接着剤はまだ硬化していないので、ホルダー23は自在に回動できる状態である。
なお、UV硬化型接着剤が、本発明の固定部材の一例にあたる。また、このときのホルダー23の軸部分を溝25に載置する工程が、本発明のホルダー載置ステップの一例にあたる。
図6に示すように、LSUフレーム24には、ポリゴンミラーで反射したレーザー光が進行する位置に開口部26が設けられている。
開口部26の外側にCCDカメラ30を配置して、CCDカメラ30の映像をモニターなどで見ながら、ホルダー23の溝部分を回転させて平行平板ガラス22を回動させることにより、レーザー光の副走査方向の位置を調整する。レーザー光の副走査方向の位置を調整することにより、ポリゴンミラーで反射されるレーザー光が感光体ドラム10の表面の正規の位置に走査されるようになる。
なお、このときの平行平板ガラス22を回動させてレーザー光の副走査方向の位置を調整する工程が、本発明のビーム方向調整ステップの一例にあたる。
このようにして平行平板ガラス22の角度を調整した後、ホルダー23を載置した溝25の部分にUV光を照射することによって接着剤を硬化させ、ホルダー23をLSUフレーム24に固定する。
なお、このときの接着剤を硬化させてホルダー23をLSUフレーム24に固定する工程が、本発明の透光板固定ステップの一例にあたる。
なお、ここでは、平行平板ガラス22の角度を調整する前に接着剤を塗布することとしたが、平行平板ガラス22の角度を調整した後に、接着剤をホルダー23と溝25の隙間に注入するようにしてもよい。また、ネジ止めなどによる接着剤以外の固定部材で固定するようにしてもよいが、ビーム調整機構をより小型化するためには接着剤を使うのが好適である。
また、上記のビーム方向調整方法は一例であり、ホルダー23を回動させたことによる平行平板ガラス22の出射面から送出されるレーザー光の副走査方向の位置の変化が確認できれば、その他の方法で調整するようにしてもよい。
なお、本実施の形態1においては、平行平板ガラス22の入射面の形状および大きさが、入射面に向かって回転軸を中心とした線対称であるとして説明したが、非線対称であってもよい。
図7(a)に、図2に示した平行平板ガラス22の回転軸方向から見た拡大断面図を示す。
前述したように、平行平板ガラス22の入射面31と出射面32は平行であり、これらの面に平行で平行平板ガラス22の厚さ方向の中心位置を通る仮想的中央面34よりも入射面31に近い位置に、平行平板ガラス22を回動させる回転軸33が配置されている。この回転軸33を通る仮想的な平面は無数にあるが、これらの仮想的な平面のうちの入射面31に垂直な平面35が、入射面31と交差する直線を、図7(a)に示すように交差線36とする。
なお、仮想的中央面34が、本発明の、入射面および出射面の中央位置にある仮想的な中央面の一例にあたる。また、入射面に垂直な平面35が、本発明の、回転軸を含む仮想的な平面のうちの入射面に対して垂直な平面の一例にあたる。また、交差線36が、本発明の、回転軸を含む仮想的な平面のうちの入射面に対して垂直な平面が入射面と交差する直線の一例にあたる。
図7(b)は、図7(a)に示した平行平板ガラス22の、入射面31側から見た平面図を示している。入射面31の形状は長方形であり、交差線36により2分される入射面31の形状は上面部37と下面部38であり、図7(b)に示すように、これらの2つの部分の形状は同一の長方形であり、交差線36に対して線対称の形状である。
図7(c)は、平行平板ガラス22の回転軸を高さ方向にずらした場合の断面図を示し、図7(d)は、このときの入射面から見た平行平板ガラス22の正面図を示している。
図7(c)に示すように、仮想的中央面34よりも入射面31に近い側に配置されていれば、回転軸39の位置は、平行平板ガラス22の高さ方向の中心でなくてもよい。この場合の回転軸39は、平行平板ガラス22の高さ方向の中心よりも上側にずれた位置に配置されており、このときの交差線41も、平行平板ガラス22の高さ方向の中心よりも上側にずれた位置となる。したがって、この場合に交差線41によって2分される入射面31の形状は、図7(d)に示すように、上面部42と下面部43の異なった形状の長方形となる。したがって、この場合に交差線41によって2分された2つの上面部42と下面部43の形状は、交差線41に対して非線対称の形状となる。
なお、上面部37および上面部42が、本発明の、交差する直線に対する入射面の上面の一例にあたり、下面部38および下面部43が、本発明の、交差する直線に対する入射面の下面の一例にあたる。
さらに、入射面の形状は長方形に限らず、高さ方向に非対称の形状であってもよい。図7(e)〜図7(g)は、それぞれ、平行平板ガラスの入射面の他の形状の一例を示している。これらの場合も、交差線によって2分される上面と下面の形状は異なり、交差線に対して非線対称の形状となる。
また、さらに、平行平板ガラスの入射面の形状は、左右方向に非対称な形状であっても構わない。
平行平板ガラス22の所望の角度調整範囲内において、レーザー光が、平行平板ガラス22の入射面内に入射し、出射面内から送出されるような位置に回転軸を設けるようにすればよい。平行平板ガラス22の角度調整範囲に応じて、平行平板ガラス22の大きさ、厚さ、および回転軸の位置を設定すればよい。
つまり、回転軸が、平行平板ガラス22の入射面に対して副走査方向の上面と下面の中央の仮想面上(図7(a)の場合の、入射面に垂直な平面35上)に無くても、出射面よりも入射面に近い位置に配置されていればよい。すなわち、回転軸が、平行平板ガラス22の出射面および入射面に平行で出射面と入射面の中央に位置する仮想的な中央面よりも入射面に近い側に、または入射面上にあればよい。
また、図7(a)や図7(c)などでは、平行平板ガラス22内に回転軸33や39を設けた例を示しているが、仮想的中央面34に対して、出射面32よりも入射面31に近い側であれば、平行平板ガラス22の外側に回転軸を配置するようにしてもよい。
平行平板ガラス22の角度調整範囲を、レーザー光が入射面に垂直に入射する場合の位置を基準として、+側、−側方向に同じ角度調整範囲とする場合には、入射面の形状および大きさが、入射面に向かって回転軸を中心とした線対称となるときに、ホルダー23の回動の際に必要な移動エリアを最小にすることができる。
なお、本実施の形態1では、本発明の透光板の一例として平行平板ガラス22を用いて説明したが、その材料はガラスに限らず、平行な平面の精度が得られるものであればポリカーボネート等の樹脂材料などを用いてもよい。
また、本実施の形態1では、本発明の透光板の一例としての平行平板ガラス22の形状を直方体として説明したが、レーザー光が入射面内に入射し、透光板の内部をそのまま直進して出射面内から送出されるような形状であれば、直方体以外の形状であってもよい。例えば、その上面および下面を入射面および出射面とするような円柱形状などであってもよい。
以上に説明したように、本発明のビーム調整機構は、透光板の回転軸を入射面側にずらして入射面へのレーザー光の入射位置の変化を小さくしたことにより、小型化を実現している。また、透光板およびホルダーの移動エリアも小さくなるので、LSU自体の小型化も実現できる。これにより、LSUの低コスト化も実現できる。
本発明に係るビーム調整機構、ビーム走査装置、画像形成装置およびビーム方向調整方法は、従来よりも小型で低コストで実現できる効果を有し、プリンタ、複写機、およびファクシミリなどの画像形成装置に用いられるビーム調整機構、ビーム走査装置およびビーム方向調整方法として有用である。
本発明の実施の形態1の複写機正面の断面構成図 (a)本発明の実施の形態1のLSU内の、レーザー光源からシリンドリカルレンズまでのレーザー光を主走査方向から見たときの模式図、(b)本発明の実施の形態1の平行平板ガラスを通過するレーザー光の光路を示す模式図、(c)本発明の実施の形態1の平行平板ガラスを傾斜させた場合の、平行平板ガラスを通過するレーザー光の光路を示す模式図 (a)平行平板ガラスの回転軸を入射面よりも出射面に近い位置に設けた場合のレーザー光の光路を示す模式図、(b)本発明の実施の形態1の平行平板ガラスを用いた場合の、レーザー光の光路を示す模式図 (a)、(b)本発明の実施の形態1の平行平板ガラスを支持していない状態のホルダーの斜視図、(c)、(d)本発明の実施の形態1の平行平板ガラスを支持している状態のホルダーの斜視図、(e)本発明の実施の形態1の平行平板ガラスを支持した状態のホルダーの断面斜視図 (a)本発明の実施の形態1のホルダーを載置するLSUフレームの部分の斜視図、(b)本発明の実施の形態1のホルダーを載置した状態のLSUフレームの部分の斜視図 本発明の実施の形態1のビーム方向調整方法を説明するための図 本発明の実施の形態1の平行平板ガラスの回転軸方向から見た拡大断面図 本発明の実施の形態1の平行平板ガラスの入射面側から見た平面図 本発明の実施の形態1の、平行平板ガラスの回転軸を高さ方向にずらした場合の平行平板ガラスの断面図 本発明の実施の形態1の、平行平板ガラスの回転軸を高さ方向にずらした場合の平行平板ガラスの正面図 本発明の実施の形態1の平行平板ガラスの入射面形状の一例を示す図 本発明の実施の形態1の平行平板ガラスの入射面形状の一例を示す図 本発明の実施の形態1の平行平板ガラスの入射面形状の一例を示す図 (a)従来のビーム走査装置における、平板ガラスの回動調整機構の正面図、(b)従来のビーム走査装置における、平板ガラスの回動調整機構の左側面図 (a)従来の走査光学装置の、平行平板が配置される部分の斜視図、(b)従来の走査光学装置の、平行平板を光軸に対して垂直にしたとき、および平行平板を前方に揺動させたときの斜視図
符号の説明
1 複写機
2 給紙カセット
3 ブラック画像形成ユニット
4 イエロー画像形成ユニット
5 シアン画像形成ユニット
6 マゼンダ画像形成ユニット
7 中間転写ベルト
8 転写ユニット
9 定着ユニット
10 感光体ドラム
11 帯電器
12 現像器
13 転写器
14 クリーニングユニット
15 LSU
16 排出トレー
17 原稿読み取りユニット
18 レーザー光線
19 ポリゴンミラー
20 コリメートレンズ
21 シリンドリカルレンズ
22 平行平板ガラス
23 ホルダー
24 LSUフレーム
25 溝
26 開口部
30 CCDカメラ
31 入射面
32 出射面
33、39 回転軸
34 仮想的中央面
35、40 入射面に垂直な平面
36、41 交差線
37、42 上面部
38、43 下面部

Claims (9)

  1. 入射面と、前記入射面に対して平行な出射面とを有し、前記入射面に入射したビームを透過して前記出射面から送出する透光板と、
    前記透光板を保持し、回動させることにより、前記入射面へのビームの入射角度を変化させるホルダーとを備え、
    前記透光板が回動する際の回転軸は、前記入射面に平行であり、前記入射面および前記出射面の中央位置にある仮想的な中央面よりも前記入射面に近い側にある、ビーム調整機構。
  2. 前記回転軸は前記透光板内にある、請求項1に記載のビーム調整機構。
  3. 前記回転軸を含む仮想的な平面のうちの前記入射面に対して垂直な前記平面が前記入射面と交差する直線に対して、前記入射面の上面と下面は線対称である、請求項1または2に記載のビーム調整機構。
  4. 前記回転軸を含む仮想的な平面のうちの前記入射面に対して垂直な前記平面が前記入射面と交差する直線に対して、前記入射面の上面と下面は非線対称である、請求項1または2に記載のビーム調整機構。
  5. 前記透光板は、所定の厚さを有しており、
    前記入射面の形状および大きさは、前記ホルダーが回動する角度範囲において、前記ビームが前記入射面内に入射する形状および大きさであり、
    前記出射面の形状および大きさは、前記ホルダーが回動する前記角度範囲において、前記入射面に入射したビームがそのまま前記出射面内から送出する形状および大きさである、請求項3または4に記載のビーム調整機構。
  6. 前記透光板は、直方体である、請求項3または4に記載のビーム調整機構。
  7. 光源から送出されたビームをコリメート光にするコリメートレンズと、
    前記コリメート光が入射される、請求項1に記載のビーム調整機構と、
    前記ビーム調整機構から出射されたコリメート光を集光するシリンドリカルレンズと、
    像担持体の表面を走査するために、前記シリンドリカルレンズによって集光された光を偏向する回転多面鏡とを備え、
    前記ビーム調整機構は、前記透光板の前記回転軸が、入射される前記コリメート光の主走査方向に対して平行になるように配置されているビーム走査装置。
  8. 前記像担持体の表面に現像剤画像を形成する請求項7に記載のビーム走査装置を備えた画像形成装置。
  9. 入射面と前記入射面に対して平行な出射面とを有する透光板を保持したホルダーを、フレームに回動自在に載置するホルダー載置ステップと、
    前記透光板に入射し透過して送出されるビームが、シリンドリカルレンズおよび回転多面鏡を介して像担持体の表面の正規の位置に走査されるように、前記ホルダーを回動することによって前記透光板も回動させて前記送出されるビームの副走査方向を調整するビーム方向調整ステップと、
    前記透光板の位置を固定するために、前記ホルダーを固定部材を用いて前記フレームに固定する透光板固定ステップとを備え、
    前記透光板を回動させる際の回転軸は、前記入射面に平行であり、前記入射面および前記出射面の中央位置にある仮想的な中央面よりも前記入射面に近い側の前記透光板内にあり、かつ前記入射するビームの主走査方向に平行であるビーム方向調整方法。
JP2008182919A 2008-07-14 2008-07-14 ビーム調整機構、ビーム走査装置、画像形成装置、およびビーム方向調整方法 Expired - Fee Related JP5183333B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008182919A JP5183333B2 (ja) 2008-07-14 2008-07-14 ビーム調整機構、ビーム走査装置、画像形成装置、およびビーム方向調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008182919A JP5183333B2 (ja) 2008-07-14 2008-07-14 ビーム調整機構、ビーム走査装置、画像形成装置、およびビーム方向調整方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010020239A true JP2010020239A (ja) 2010-01-28
JP5183333B2 JP5183333B2 (ja) 2013-04-17

Family

ID=41705173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008182919A Expired - Fee Related JP5183333B2 (ja) 2008-07-14 2008-07-14 ビーム調整機構、ビーム走査装置、画像形成装置、およびビーム方向調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5183333B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012037843A (ja) * 2010-08-11 2012-02-23 Kyocera Mita Corp 光走査装置及び画像形成装置
JP2021004793A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 株式会社島津製作所 光散乱検出装置および光散乱検出方法
FR3120443A1 (fr) * 2021-03-08 2022-09-09 Université de Technologie de Troyes Dispositif optique reflectometrique a balayage angulaire incline de surfaces cibles et procede de mesure associe

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61248743A (ja) * 1985-02-22 1986-11-06 ルイス、エム、モイル−ド 写真植字方法及び装置
JPH02275408A (ja) * 1989-04-17 1990-11-09 Dainippon Screen Mfg Co Ltd マルチビーム走査光学装置
JPH0746385A (ja) * 1993-07-30 1995-02-14 Kyocera Corp ビーム走査装置
JPH10260368A (ja) * 1997-03-17 1998-09-29 Fujitsu Ltd 画像形成装置
JP2001154126A (ja) * 1999-11-24 2001-06-08 Minolta Co Ltd ビーム走査光学装置
JP2002250881A (ja) * 2001-02-26 2002-09-06 Minolta Co Ltd マルチビーム走査装置および当該装置を備えた画像形成装置
JP2002350763A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Kyocera Mita Corp レーザ走査装置およびこれを備えた画像形成装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61248743A (ja) * 1985-02-22 1986-11-06 ルイス、エム、モイル−ド 写真植字方法及び装置
JPH02275408A (ja) * 1989-04-17 1990-11-09 Dainippon Screen Mfg Co Ltd マルチビーム走査光学装置
JPH0746385A (ja) * 1993-07-30 1995-02-14 Kyocera Corp ビーム走査装置
JPH10260368A (ja) * 1997-03-17 1998-09-29 Fujitsu Ltd 画像形成装置
JP2001154126A (ja) * 1999-11-24 2001-06-08 Minolta Co Ltd ビーム走査光学装置
JP2002250881A (ja) * 2001-02-26 2002-09-06 Minolta Co Ltd マルチビーム走査装置および当該装置を備えた画像形成装置
JP2002350763A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Kyocera Mita Corp レーザ走査装置およびこれを備えた画像形成装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012037843A (ja) * 2010-08-11 2012-02-23 Kyocera Mita Corp 光走査装置及び画像形成装置
JP2021004793A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 株式会社島津製作所 光散乱検出装置および光散乱検出方法
JP7192675B2 (ja) 2019-06-26 2022-12-20 株式会社島津製作所 光散乱検出装置および光散乱検出方法
FR3120443A1 (fr) * 2021-03-08 2022-09-09 Université de Technologie de Troyes Dispositif optique reflectometrique a balayage angulaire incline de surfaces cibles et procede de mesure associe
WO2022189749A1 (fr) * 2021-03-08 2022-09-15 Universite De Technologie De Troyes Dispositif optique reflectometrique a balayage angulaire incline de surfaces cibles et procede de mesure associe

Also Published As

Publication number Publication date
JP5183333B2 (ja) 2013-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8542263B2 (en) Mounting structure of a mounted component, light scanning device, and image forming apparatus
JP2006323159A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
US9329385B2 (en) Exposure device and image forming apparatus with exposure device
JP5183333B2 (ja) ビーム調整機構、ビーム走査装置、画像形成装置、およびビーム方向調整方法
US11573417B2 (en) Optical scanning device and image forming apparatus
JP5135304B2 (ja) 光走査装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2010281952A (ja) 光源ユニット、光走査装置、画像形成装置
CN106575032B (zh) 光学扫描设备和图像形成装置
JP2011175058A (ja) 光走査装置,画像形成装置
JP2013088662A (ja) レンズアレイ及びこれを用いた画像形成装置
JP2011191381A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5494281B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2008145939A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP6071914B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置
JP6281399B2 (ja) 光走査装置及びそれを備えた画像形成装置
JP4669656B2 (ja) 電子写真装置
JP2008122678A (ja) 走査光学装置および画像形成装置
JP5123797B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置及びプラスチック光学素子
JP2010191045A (ja) 光走査装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP6300063B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2022096860A (ja) 画像形成装置
JP2020098221A (ja) 傾き調整機構、画像書込装置及び画像形成装置
JP6086310B2 (ja) 光量調整機構、光走査装置および画像形成装置
JP2016051119A (ja) 画像形成装置
JP2021092613A (ja) 光走査装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121030

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20121030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5183333

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees