JP2010019616A - コンタクトプローブ複合体、その製造方法及びプローブカードの製造方法 - Google Patents

コンタクトプローブ複合体、その製造方法及びプローブカードの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プローブ基板の材質に制約を受けず、狭ピッチのコンタクトプローブを有するプローブカードを簡単に製造することができるコンタクトプローブ複合体を提供する。
【解決手段】コンタクトプローブ10と絶縁層20とが交互に積層形成されているコンタクトプローブ複合体1である。コンタクトプローブ10は、プローブ基板30に固定されるベース部10a、片持ち梁構造のビーム部10b及びコンタクト部10cを有する。絶縁層20はコンタクトプローブ10の隣り合うベース部10a間にのみ形成される。プローブ基板30に取り付けられたコンタクトプローブ複合体1は、隣り合うビーム部間及び隣り合うコンタクト部間のそれぞれには絶縁層が形成されないので、絶縁層を残したままでも、各コンタクトプローブを弾性変形させることができる。コンタクトプローブ複合体をプローブ基板に取り付けただけでプローブカードを簡単に製造できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プローブ基板に取り付けられる2以上のコンタクトプローブが一体化されたコンタクトプローブ複合体及びその製造方法に関する。また、本発明は、上記コンタクトプローブ複合体を有するプローブカードの製造方法に関する。
半導体ウエハの電気的特性検査には、多数のコンタクトプローブがプローブ基板上に形成されたプローブカードが用いられる。この電気的特性検査は、プローブカードにおけるコンタクトプローブ形成面を検査対象物に近づけて、コンタクトプローブの先端を検査対象物上の微小な検査対象電極に接触させ、両者を電気的に導通させて行われる。
上記コンタクトプローブとしては、一端がベース部を介してプローブ基板に固定され、他端が自由端となる弾性変形可能な片持ち梁構造のビーム部と、このビーム部の自由端側に形成され、検査対象物に接触させるコンタクト部とを有するものがある。
プローブ基板上には、多数のプローブ電極が形成されており、各コンタクトプローブは、対応するプローブ電極と導通するようにプローブ基板上に固着される。このようなプローブカードを製造する場合、一般には、手作業により一つずつコンタクトプローブがプローブ基板に取り付けられる。
ところで、半導体デバイスは、フォトリソグラフィ技術などの進歩による微細加工精度の著しい向上によって高集積化されてきた。その結果、半導体デバイスは、そのチップ面積に対する電極パッド数が飛躍的に増大し、最近では、千個を越える電極パッドが数ミリ角の半導体チップ上に狭ピッチで配置されるようになってきた。このような半導体チップについて電気的特性試験を行うためには、電極パッドと同様のピッチでコンタクトプローブを配置させたプローブカードが必要となる。
しかしながら、一つずつコンタクトプローブを固着する従来の製造方法では、半導体チップに設ける電極パッドのピッチが狭くなるほど困難になり、しかも、コンタクトプローブをプローブ基板上に配置する精度に限界があり、更なるコンタクトプローブのピッチ狭小化は容易ではないという問題があった。
このような状況から、本出願人は、複数のコンタクトプローブが導電性材料からなる犠牲層によって連結されて構成されるコンタクトプローブ複合体を形成し、このコンタクトプローブ複合体をプローブ基板上に取り付けた後、犠牲層を除去してプローブカードを製造する方法を提案した(特許文献1)。このコンタクトプローブ複合体は、隣り合うコンタクトプローブの全体を導電性材料からなる犠牲層によって連結している。さらに、コンタクトプローブの間隔がプローブ基板上における電極パッドのピッチに一致させるように、この犠牲層の厚みを定めている。このようなコンタクトプローブ複合体を用いれば、コンタクトプローブを一つずつプローブ基板に取り付ける必要がなく、プローブピッチを更に狭小化することができる。
特開2008−026027号公報
ところが、特許文献1の犠牲層は、電気めっき法によって積層形成された導電層であることから、コンタクトプローブ複合体内の各コンタクトプローブは犠牲層を介して短絡されている。従って、プローブ基板へコンタクトプローブ複合体を取り付けた後にエッチング処理を行って犠牲層を除去する必要があった。その結果、エッチング処理によりプローブ基板が反応してしまうと、プローブ基板が損傷してしまうので、犠牲層のエッチング液に反応する材料をプローブ基板に用いることができなかった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、コンタクトプローブをプローブ基板へ取り付けた後に犠牲層を除去するエッチング処理を行うことなく、2以上のコンタクトプローブを狭ピッチで同時にプローブ基板に固定することができるコンタクトプローブ複合体を提供することを目的とする。また本発明は、プローブ基板に固定したときに倒れ難いコンタクトプローブを有するコンタクトプローブ複合体を提供することを目的とする。また、本発明は、2以上のコンタクトプローブを狭ピッチで、しかも、コンタクトプローブをプローブ基板へ取り付けた後に犠牲層を除去するエッチング処理を行う必要の無いコンタクトプローブ複合体の製造方法を提供することを目的とする。さらに、本発明は、2以上のコンタクトプローブを狭ピッチで、しかも、倒れ難く同時にプローブ基板に簡単に固定することができるプローブカードの製造方法を提供することを目的とする。
第1の本発明によるコンタクトプローブ複合体は、導電性材料からなるコンタクトプローブと、絶縁性材料からなる絶縁層とが交互に積層形成され、上記コンタクトプローブは、プローブ基板に固定されるベース部、当該ベース部を固定端として片持ち梁構造を構成するビーム部及び当該ビーム部の自由端側に設けられるコンタクト部を有し、上記絶縁層は、上記コンタクトプローブの隣り合うベース部間に形成され、隣り合うビーム部間及び隣り合うコンタクト部間はそれぞれ開放されている。
本発明のコンタクトプローブ複合体は、上記コンタクトプローブと上記絶縁層とを交互に積層して形成され、隣り合う上記コンタクトプローブを上記ベース部において上記絶縁層により連結し、隣り合う上記ビーム部の間及び隣り合う上記コンタクト部の間のそれぞれは空間が形成され、上記絶縁層により連結されないので、上記ビーム部は、上記絶縁層を有した状態でも弾性変形することができる。その結果、上記コンタクトプローブ複合体をプローブ基板に固定することにより、多数のコンタクトプローブを狭ピッチで同時にプローブ基板に固定することができ、しかも、上記コンタクトプローブ複合体をプローブ基板に固定した後に上記絶縁層を除去する必要はなく、当該絶縁層を残した状態にできる。
さらに、本発明のコンタクトプローブ複合体は、プローブ基板に取り付けた後に、上記絶縁層を除去する必要がないことから、プローブ基板の材質は上記絶縁層のエッチング処理による制約を受けることはなく、所望の材質のプローブ基板を用いることができる。
また、上記コンタクトプローブが上記プローブ基板に取り付けられた後も上記絶縁層を残したままの状態にできるので、隣り合う上記コンタクトプローブのビーム部における対向面が絶縁層により支持され、当該コンタクトプローブを倒れ難くすることができる。
また、上記プローブ基板上に固定された各コンタクトプローブ間に上記絶縁層が形成されたままの状態にできるので、コンタクトプローブ同士の短絡も起こり難い。
第2の本発明によるコンタクトプローブ複合体は、上記構成に加え、各上記ベース部における上記プローブ基板に固定される面が同一平面内に形成され、各上記絶縁層における上記プローブ基板と対向する面が上記ベース部における上記プローブ基板への固定面よりも上記ビーム部側に位置するように形成されている。この様な構成により、上記絶縁層を部分的に除去することなく、コンタクトプローブ複合体をプローブ基板に取り付けるだけで、コンタクトプローブとプローブ基板とを確実に導通させることができる。
第3の本発明によるコンタクトプローブ複合体の製造方法は、プローブ基板に固定されるベース部、当該ベース部を固定端として片持ち梁構造を構成するビーム部及び当該ビーム部の自由端側に設けられるコンタクト部を有する2以上のコンタクトプローブが絶縁層で連結されたコンタクトプローブ複合体の製造方法であって、導電性材料を積層してコンタクトプローブを形成する第1コンタクトプローブ形成ステップと、上記コンタクトプローブの上記ベース部の上面に絶縁性材料からなる上記絶縁層を積層形成すると共に、上記ビーム部及びコンタクト部の上面に導電性材料からなる犠牲層を積層形成する絶縁層形成ステップと、上記絶縁層及び上記犠牲層の上面に導電性材料を積層してコンタクトプローブを形成する第2コンタクトプローブ形成ステップと、上記絶縁層形成ステップと第2コンタクトプローブ形成ステップとが所定回数繰り返された後、上記犠牲層を除去する犠牲層除去ステップとを備える。
本発明によるコンタクトプローブ複合体の製造方法は、このようにコンタクトプローブ複合体を製造することにより、複数の上記コンタクトプローブと上記絶縁層及び上記犠牲層とを積層した後、プローブ基板に取り付ける前に上記犠牲層を除去しても、上記ビーム部が弾性可能な状態で各上記コンタクトプローブの上記ベース部を上記絶縁層により連結することができる。その結果、隣り合う上記コンタクトプローブのピッチを上記絶縁層で狭いピッチに維持でき、しかも、上記コンタクトプローブ複合体を上記プローブ基板に取り付けた後に当該絶縁層を除去する必要のない上記コンタクトプローブ複合体を簡単に形成できる。
第4の本発明によるプローブカードの製造方法は、プローブ基板に固定されるベース部、当該ベース部を固定端として片持ち梁構造を構成するビーム部及び当該ビーム部の自由端側に設けられるコンタクト部を有する2以上のコンタクトプローブを上記プローブ基板に固定してプローブカードを形成するプローブカードの製造方法であって、上記コンタクトプローブの隣り合うベース部の間に絶縁性材料からなる絶縁層が形成され、隣り合うビーム部の間及び隣り合うコンタクト部の間がそれぞれ開放されて2以上のコンタクトプローブが上記絶縁層で連結されたコンタクトプローブ複合体を形成する第1ステップと、各上記コンタクトプローブのベース部が上記プローブ基板に対して導通するように、上記コンタクトプローブ複合体を上記プローブ基板に固定する第2ステップとを備える。
本発明によるプローブカードの製造方法は、このようにプローブカードを製造することにより、上記プローブ基板に上記コンタクトプローブ複合体を取り付けた後でも、上記絶縁層を残すことができる。その結果、上記プローブ基板に取り付けるだけで、上記コンタクトプローブの上記プローブ基板への取り付けを完了することができる、しかも、プローブ基板の材質はエッチング処理による制約を受けることはなく、所望の材質のプローブ基板を用いることができる。さらに、本発明のプローブカードの製造方法によれば、上記プローブ基板に上記コンタクトプローブを固定した後に、隣り合うコンタクトプローブのベース部の対向面が上記絶縁層で連結されたままの状態にしても、隣り合う上記ビーム部間には空間が形成され、上記絶縁層により連結されないので、各上記ビーム部は、上記絶縁層の影響を受けることなく、弾性変形することができる。また、上記絶縁層により各ビーム部の対向面が支持された状態になるので、上記コンタクトプローブの倒れを抑制できる。
本発明によるコンタクトプローブ複合体は、上記ビーム部が弾性変形可能に上記絶縁層により隣り合うベース部同士が連結されるので、コンタクトプローブ複合体をプローブ基板に取り付けた後は、上記絶縁層を残したままにできる。その結果、所望の材質で形成したプローブ基板に2以上のコンタクトプローブを狭ピッチで同時に取り付けることができ、しかも、上記コンタクトプローブ複合体の上記プローブ基板への取り付け作業も簡単になる。
図1および図2は、本発明の実施の形態の一例であり、図1はコンタクトプローブ複合体1の斜視図、図2はコンタクトプローブ複合体1の正面図、図3はコンタクトプローブ複合体1の右側面図である。このコンタクトプローブ複合体1は、導電性材料を積層して形成された複数のコンタクトプローブ10を有しており、コンタクトプローブ10間には、コンタクトプローブを連結する絶縁層20が形成されている。これらコンタクトプローブ10と絶縁層20とは1層ずつ交互に積層して形成されている。
このコンタクトプローブ10は、プローブ基板30上に形成されたプローブ電極31に接合されるベース部10a、このベース部10aを固定端として片持ち梁構造を構成するビーム部10b、そして、このビーム部10bの自由端付近で、検査対象物に向かって突出するコンタクト部10cからなる。ビーム部10bは、ベース部10aを固定端として弾性変形可能になっている。
さらに、本実施形態においてコンタクトプローブ10は、プローブ本体11、薄膜部12、バンプ部13及びコンタクトチップ部14から構成されている。プローブ本体11と薄膜部12とは同一の導電性材料から形成されている。
プローブ本体11のベース部10aは、シリコン(Si)などで形成されたプローブ基板30上のプローブ電極31に接合される固定部15を備える。さらに、この固定部15におけるプローブ基板31と対向する面に隣接させてバンプ部13が形成されている。
プローブ本体11のコンタクト部10cは、図2及び図3に示すように、片持ち梁構造のビーム部10bの自由端から、検査対象物に向かって突出する軸状に構成されている。コンタクト部10cは、コンタクトプローブの先端において検査対象物と接触するためにプローブ基板30に対して垂直方向に突き出ている。
プローブ本体11及び薄膜部12に用いられる導電性材料は、ヤング率が100GPa以上の弾性の高い金属で形成されていることが好ましい。本実施形態では、プローブ本体11及び薄膜部12は、ニッケルコバルト(Ni−Co)で形成している。ただし、プローブ本体11は、ニッケルコバルトに限らず、パラジウムコバルト(Pd−Co)などのコバルト(Co)を含む他の合金で形成されたものであってもよいし、パラジウムニッケル(Pd−Ni)などのニッケル系合金、タングステン(W)、ニッケルタングステン(Ni−W)、金(Au)などの他の導電性材料で形成されたものであってもよい。
バンプ部13は、コンタクトプローブ10のベース部10aにおけるプローブ基板30との対向面に固定部15と隣接させて形成され、後述のプローブ電極31との接着に用いられる。バンプ部13は、コンタクトプローブ10およびプローブ電極31を形成する材料よりも融点の低い導電性の金属材料、例えば、はんだや金で形成される。バンプ部13は、コンタクトプローブ複合体1がプローブ基板30に取り付けられる際、溶解された後、固形化し、コンタクトプローブ10のベース部10aとプローブ電極31とを接着させる。
コンタクトプローブ10のコンタクト部10cの先端側に形成されたコンタクトチップ部14はプローブ本体11とは異なる導電性材料からなり、検査対象電極に接触する部分である。本実施形態において、コンタクトチップ部14はプローブ本体11におけるコンタクト部10cとなる部分の先端を覆うように形成されている。コンタクトチップ部14は、プローブ本体11を形成する材料よりも高硬度の導電性材料を用いて形成するのが好ましい。例えば、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、レニウム(Re)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)の各元素のうち少なくとも1種類の元素を含む導電性材料により形成される。このようにコンタクトチップ部14を、プローブ本体11とは、別の高硬度の導電性材料を使用することで、先端部に使用する導電性材料の使用量を抑えながら、プローブ先端部の耐磨耗性を向上させることができる。
薄膜部12は、図3に示すように、コンタクトプローブ10の外層として形成され、絶縁層20との境界面を含んで形成されている。この薄膜部12は、導電性の材料からなり、後述のコンタクトプローブ複合体1の製造過程においてプローブ本体11の積層時の電気めっきのシード(種)として形成される薄膜である。本実施形態においては、薄膜部12は、プローブ本体11に対し、積層方向の一方の外層として形成され、積層方向他方側には形成されていない。なお、薄膜部12の材料は、犠牲層のエッチングに対する耐性を有するものであれば、プローブ本体11と異なるものであってもよい。
絶縁層20は、金属酸化膜などの絶縁性材料で形成され、隣り合うコンタクトプローブ10のベース部10aの間にのみ形成されて2以上のコンタクトプローブ10を連結している。即ち、隣り合うビーム10b間及び隣り合うコンタクト部10c間には絶縁層20は形成されず、それぞれ空間部が形成される。さらに、絶縁層20は、絶縁層20におけるプローブ基板30との対向面が、固定部15におけるプローブ基板30との対向面よりもビーム部10b側に位置するように形成されている。すなわち、本実施の形態におけるコンタクトプローブ複合体1は、各コンタクトプローブ10のベース部10aにおける固定部15は、バンプ部13と共に、絶縁層20で覆われることなく露出されている。
また、絶縁層20は、隣り合うコンタクトプローブ10の間隔が、後述するプローブ基板30上に形成されるプローブ電極31の配列間隔と一致するようにコンタクトプローブ10を保持している。したがって、各コンタクトプローブ10のピッチは絶縁層20により各プローブ電極31のピッチと一致するように保持されている。また、絶縁層20は各コンタクトプローブ10を互いに短絡させることなく保持している。
絶縁層20は、順次に積層形成されるコンタクトプローブ10と交互に積層により形成される。すなわち、コンタクトプローブ10の金属層が積層形成された後、絶縁層20が積層形成され、さらに絶縁層20と一部が接触するように次のコンタクトプローブ10の金属層が形成され、さらにその上に絶縁層20が形成されるという繰り返しのステップによって形成される。絶縁層20の厚さは隣り合うコンタクトプローブ10の間隔に相当するので、絶縁層20の厚さを薄くすることにより、コンタクトプローブ10を狭ピッチで配置させることができる。
絶縁層20に用いられる絶縁性材料としては、コンタクトプローブ10の基板取り付け時において溶融しないように、後述のバンプ部13よりも融点が高い材料で形成されるのが好ましい。
コンタクトプローブ10のコンタクト部10cと検査対象物との接触は、プローブカード及び検査対象物を所定の距離まで近づけることによって行われる。このとき、全てのコンタクトプローブ10を検査対象物と確実に接触させるためにオーバードライブが行われている。オーバードライブとは、コンタクトプローブ10が検査対象物と接触しはじめる状態から、さらにプローブカード及び検査対象物を近づける操作をいう。このようなオーバードライブを行って、コンタクトプローブ10を弾性変形させながら検査対象物に当接させることにより、検査対象物の高低差や、コンタクトプローブ高さなどのばらつきを吸収し、全てのコンタクトプローブ10を検査対象物と確実に接触させることができる。
本実施の形態では、図1から図3に示すように、絶縁層20は、コンタクトプローブ10をベース部10aにおいてのみ連結しているため、絶縁層20を有したままであっても、各コンタクトプローブ10のビーム部10bは互いに独立して弾性変形することができるようになっている。このような構造を採用することにより、全てのコンタクトプローブ10を検査対象物との接触状態に合わせて弾性変形させられ、全てのコンタクトプローブ10を確実に接触させることができる。
図4及び図5は、第1の実施形態のコンタクトプローブ複合体1をプローブ基板30に取り付ける方法を示した説明図である。図4はコンタクトプローブ複合体1をプローブ基板30に取り付ける前の状態、図5はコンタクトプローブ複合体1をプローブ基板30に取り付けた後の状態を表す。
プローブ基板30には、コンタクトプローブ10が取り付けられるプローブ電極31およびプローブ電極31を検査機に繋ぐための電気配線32が、基板本体33の上に形成されている。コンタクトプローブ複合体1は、各コンタクトプローブ10のベース部10aにおける固定部15が対応するプローブ電極31に接触するように、プローブ基板30に取り付けられる。その際、コンタクトプローブ複合体1と基板本体33の位置を調整するだけで、容易に全てのコンタクトプローブ10の固定部15を対応するプローブ電極31に接続させることができる。その後、バンプ部13が加熱溶融および冷却固化することによりコンタクトプローブ複合体1がプローブ基板30上に固着される。
図4及び図5では、1つのプローブ基板30に対し5つのコンタクトプローブ10を備える1つのコンタクトプローブ複合体1が固着される場合が示されているが、1つのプローブ基板30に対して、複数のコンタクトプローブ複合体1が固着されるように形成することもできる。
図6から図10は、図1に示したコンタクトプローブ複合体1の製造プロセスの一例を示した工程図である。各工程図は、図2におけるA−A断面図が示されている。コンタクトプローブ複合体1は、いわゆるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて作製される。MEMS技術とは、フォトリソグラフィ技術及び犠牲層エッチング技術を利用して、微細な立体的構造物を作成する技術である。フォトリソグラフィ技術は、半導体製造プロセスなどで利用される感光レジストを用いた微細パターンの加工技術である。また、犠牲層エッチング技術は、犠牲層と呼ばれる下層を形成し、その上に構造物を構成する層をさらに形成した後、上記犠牲層のみをエッチングして立体的な構造物を作製する技術である。
このような犠牲層を含む各層の形成処理には、周知のめっき技術を利用することができる。例えば、陰極としての基板と、陽極としての金属片とを電解液中に浸し、両電極間に電圧を印加することにより、電解液中の金属イオンを基板表面に付着させることができる。このような処理は電気めっき処理と呼ばれている。このようなめっき処理は、基板を電解液に浸すウエットプロセスであるため、めっき処理後は乾燥処理が行われる。また、乾燥後には、研磨処理などによって積層面を平坦化させる平坦化処理が必要に応じて行われる。
図10(b)は、第1コンタクトプローブ101、第1絶縁層201、第2コンタクトプローブ102、第2絶縁層202及び第3コンタクトプローブ103という順に、コンタクトプローブ10と絶縁層20が交互となって順次に積層されて形成されたコンタクトプローブ複合体1が示されている。以下、図10(b)に示すように、3つのコンタクトプローブを有するコンタクトプローブ複合体1を製造するための製造工程について説明する。
図6(a)に示すように、第1コンタクトプローブ101を形成する際には、まず、積層基板50上にエッチングにより除去可能な導電性材料、例えば、銅(Cu)などで第1犠牲層61を形成する。
次に、図6(b)に示すように、第1犠牲層61上に感光性有機物質からなるフォトレジストを塗布して第1レジスト層71を形成する。その後、この第1レジスト層71の表面を選択的に露光することにより、第1レジスト層71を部分的に除去する。
このようにして第1レジスト層71が除去された部分には、図6(c)に示すように、電気めっきによりプローブ本体11となる第1金属層81(プローブ本体層)が、この板状プローブ本体11の厚み方向に積層形成される。図6(c)では、右側の第1金属層81によりコンタクト部10cが形成され、左側の第1金属層81によりベース部10aが形成された状態を示している。なお、図示しないが、ビーム部10bも同時に積層形成されている。
その後、図6(d)に示すように、第1レジスト層71を完全に除去する。この第1レジスト層71を除去することにより第1犠牲層61と第1金属層81とが露出した状態になる。
そして、図6(e)に示すように、露出した第1犠牲層61と第1金属層81上に、感光性有機物質からなるフォトレジストを塗布して第2レジスト層72を形成する。その後、この第2レジスト層72の表面を選択的に露光することにより、第2レジスト層72を部分的に除去する。図6(e)では、コンタクト部10caの先端側を形成する第1金属層81の一部が露出するように第2レジスト層72を部分的に除去している。
続いて、第2レジスト層72が除去された部分には、図7(a)に示すように、電気めっきによりコンタクトチップ部14となる第2金属層82(コンタクトチップ層)が厚み方向に積層形成される。なお、この第2金属層82は、第1金属層81で形成される部分のコンタクト部10cの先端部を覆うように形成される。そして、図7(b)に示すように第2レジスト層72を完全に除去する。この第2レジスト層72を除去することにより第1犠牲層61、第1金属層81及び第2金属層82が露出した状態になる。
さらに、図7(c)に示すように、露出した第1犠牲層61、第1金属層81及び第2金属層82上に、感光性有機物質からなるフォトレジストを塗布して第3レジスト層73を形成する。その後、この第3レジスト層73の表面を選択的に露光することにより、第3レジスト層73を部分的に除去する。図7(c)では、ベース部10aのプローブ基板側を形成する第1金属層81の一部が露出するように第3レジスト層73を部分的に除去している。
そして、第3レジスト層73が除去された部分に、図7(d)に示すように、電気めっきによりバンプ部13となる第3金属層83(バンプ層)が厚み方向に積層形成される。この第3金属層83は、第1金属層81で形成されるベース部10aの一部を覆うように形成される。また、バンプ部13となる第3金属層83は、ベース部10aの基板側であってプローブ基板に対して凹部を形成する部分のみに積層形成される。このように形成されることにより、固定部15がプローブ基板に対し露出した構造となる。その後、図7(e)に示すように第3レジスト層73を完全に除去し、表面を研磨し、平滑面にすることにより、第1犠牲層61の上に第1コンタクトプローブ101が形成される。
次に、第1コンタクトプローブ101と接触する第1絶縁層201を形成する工程を説明する。図8(a)に示すように、露出した第1犠牲層61、第1金属層81、第2金属層82及び第3金属層83上に、感光性有機物質からなるフォトレジストを塗布して第4レジスト層74を形成する。その後、この第4レジスト層74の表面を選択的に露光することにより、第4レジスト層74を部分的に除去する。図8(a)では、第1金属層81のうち第1コンタクトプローブ101のベース部10aが露出するように第4レジスト層74を部分的に除去している。
そして、第4レジスト層74が除去された部分には、絶縁性材料を充填することによって第1絶縁層201が厚み方向に積層形成される。この第1絶縁層201は犠牲層のエッチング処理に対する耐性を有し、プローブ本体11と薄膜部12に接着する素材で形成される。なお、この第1絶縁層201は、第1コンタクトプローブ101のコンタクト部10cおよびビーム部10b(図示していない)の上には形成されない。したがって、検査対象電極と当接した際に、コンタクトプローブ10が弾性変形可能となっている。
その後、第4レジスト層74を完全に除去すると、図8(b)に示すように、第1コンタクトプローブ101と第1絶縁層201が、第1犠牲層61上に露出される。
続いて、第2コンタクトプローブ102を形成する工程を説明する。図8(c)に示すように、電気めっきによって第1コンタクトプローブ101の上面を覆うように第2犠牲層62を形成する。なお、このとき第1絶縁層201上は電気が流れないので第2犠牲層62は形成されないが、第2犠牲層62が第1絶縁層201上にはみ出して形成されることがある。したがって、第2犠牲層62は、第1絶縁層201の上面が露出し平坦化されるまで研磨される。その際、研磨をさらに行って第1絶縁層201の厚さを調整することにより、コンタクトプローブ10の間隔を調整してもよい。なお、第2犠牲層62は、エッチングできる導電性材料であれば、第1犠牲層61と別の材料であってもよいが、エッチングの操作性の観点からは同一の材料である方が好ましい。本実施形態においては、第2犠牲層62は、第1犠牲層61と同一の材料が用いられている。
そして、図8(d)に示すように、露出した第2犠牲層62及び第1絶縁層201上に、感光性有機物質からなるフォトレジストを塗布して第5レジスト層75を形成する。その後、この第5レジスト層75の表面を選択的に露光することにより、第5レジスト層75を部分的に除去する。第5レジスト層75の除去は第1コンタクトプローブ101のプローブ本体11の面形状と同一になるように行われる。図8(d)では、第2コンタクトプローブ102のベース部10a形成部分においては積層された第1絶縁層201が露出し、ビーム部10b及びコンタクト部10c形成部分においてはプローブ本体11と同一の面形状で第2犠牲層62が露出するように第5レジスト層75を部分的に除去している。なお、コンタクトチップ部14およびバンプ部13bの形成部分は第2犠牲層62が露出されない。
次に、図8(e)に示すように、第1絶縁層201と第2犠牲層62が露出された第5レジスト層75の上面にスパッタリング等により乾式めっきを行い、第4金属層84を形成した後、第5レジスト層75上に形成された第4金属層84を研磨により除去する。第4金属層84に使用する導電性材料は乾式めっきに適するものであればプローブ本体11bと同一の金属でも別の金属でもよい。本実施形態においては、第4金属層84は、プローブ本体11と同一の材料であるニッケルコバルト(Ni−Co)で形成されている。
続いて、図9(a)に示すように、露出されている第4金属層84上に電気めっきによりプローブ本体11を形成する第5金属層85(プローブ本体層)を、厚み方向に積層形成する。第5金属層85が形成された後、図9(b)に示すように、第5レジスト層75を除去することにより、第2コンタクトプローブ102のプローブ本体11が薄膜部12上に積層形成される。
その後、第1コンタクトプローブ101形成時と同様に、コンタクトチップ部14およびバンプ部13の形成のために、フォトレジスト層の形成、フォトレジスト層の選択的除去、金属層の形成及びフォトレジスト層の除去をそれぞれ順次に行うことにより、図9(c)に示すように第2コンタクトプローブ102のコンタクトチップ部14およびバンプ部13が形成され、第2コンタクトプローブ102が形成される。
最後に、第3コンタクトプローブ103以降のコンタクトプローブの形成工程および第1犠牲層61、第2犠牲層62及び第3犠牲層63を除去する工程を説明する。第3コンタクトプローブ103の形成およびそれ以降のコンタクトプローブ10の形成は、第1コンタクトプローブ101の形成後から第2コンタクトプローブ102形成までの工程を繰り返し、コンタクトプローブ10と絶縁層20を交互に積層形成させることによって行う。
すなわち、第2コンタクトプローブ102の形成後、フォトレジスト層の形成、フォトレジスト層の選択的除去、絶縁層の形成及びフォトレジスト層の除去を行うことにより、図9(d)に示すように、第2コンタクトプローブ102のベース部10a上に第2絶縁層202が形成され、さらに、第2絶縁層202が露出するように第3犠牲層63が形成される。
その後、図10(a)に示すように、フォトレジスト層の形成、フォトレジスト層の選択的除去、乾式めっき及びレジスト層の除去の各操作により第3コンタクトプローブ103を形成するための薄膜層12が形成される。つづいて、フォトレジスト層の形成、フォトレジスト層の選択的除去及び電気めっきの各操作により第3コンタクトプローブ103のプローブ本体11が薄膜層12上に積層形成される。さらに、コンタクトチップ部14およびバンプ部13の形成のためにフォトレジスト層の形成、フォトレジスト層の選択的除去、金属層の形成及びフォトレジスト層の除去をそれぞれ順次に行うことにより、第3コンタクトプローブ103のコンタクトチップ部14およびバンプ部13が形成され、第3コンタクトプローブ103が、図10(a)に示すように形成される。
第3コンタクトプローブ103が最後に形成するコンタクトプローブとする場合、図10(b)に示すように、第1犠牲層61、第2犠牲層62及び第3犠牲層63をエッチング処理により除去して、第1コンタクトプローブ101を積層基板50から離すことにより、コンタクトプローブ10と絶縁層20とが順次積層されたコンタクトプローブ複合体1が形成される。
形成されたコンタクトプローブ複合体1は、2以上のコンタクトプローブ10がコンタクトプローブ10のベース部10a間を連結する絶縁層20によって保持されて一体化されており、2以上のコンタクトプローブを同時にプローブ基板30に取り付け可能な状態となっている。
本実施の形態におけるコンタクトプローブ複合体1は、各コンタクトプローブ10の間の距離を絶縁層20の厚さにより決定することができる。したがって、絶縁層20の積層の厚みを薄くすることにより各コンタクトプローブ10の間隔を狭くすることができ、各コンタクトプローブ10をプローブ基板30上に狭ピッチで配置させることができる。
しかも、本実施の形態におけるコンタクトプローブ複合体1は、コンタクトプローブ10のベース部10aのみが絶縁層20により連結され、ビーム部10b及びコンタクト部10cの周りには空間部が形成されるので、プローブ基板30上に絶縁層20を残したままであっても、コンタクトプローブ10を弾性変形させることができる。しかも、絶縁層20によりコンタクトプローブのベース部10aをプローブ基板30に対して強固に支持することができるので、コンタクトプローブ10の倒れを絶縁層20により抑制することができる。
さらに、本実施の形態では、各絶縁層20におけるプローブ基板30との対向面の位置よりもベース部10aの固定部15のプローブ基板30との対向面が突出するように各絶縁層20を形成しているので、この固定部15には絶縁層20で覆われることなく、完全に露出した状態になっている。その結果、コンタクトプローブ複合体1をプローブ基板30に取り付ける際に、各コンタクトプローブ10を確実にプローブ基板30のプローブ電極31に導通可能に接触させることができる。
図11は、本発明の実施形態のコンタクトプローブ複合体1が取り付けられたプローブカード41を用いて電気的特性検査を行う様子を示した説明図であり、プローブ装置40の内部の様子が示されている。プローブ装置40は、プローブカード41と、検査対象物48が載置される可動ステージ42と、可動ステージ42を昇降させる駆動装置43と、可動ステージ42及び駆動装置43が収容される筐体44により構成される。
プローブカード41は、矩形状に形成されたプローブ基板30と、プローブ基板30上に2列で設置されたコンタクトプローブ複合体1とを備えている。さらに、プローブカード41は、筐体44の開口部に取り付けられるメイン基板45と、コンタクトプローブ10と検査機とを電気的に接続する連結部材46と、メイン基板45上に形成されたコネクタ47とを備えている。
検査対象物48は、半導体ウエハなどの半導体装置からなり、複数の電子回路(図示せず)が形成されている。また、検査対象物48は、検査対象電極49がプローブカード41と対向するように載置されている。可動ステージ42は、水平な載置面を有する載置台であり、駆動装置43の駆動により、検査対象物48を載置面上に載置させた状態で鉛直方向に上昇又は下降するようになっている。筐体44は、上部中央部に開口部が形成されており、この開口部を封鎖するように、プローブカード41が取り付けられている。また、可動ステージ42は、この開口部の下方に配置されている。
電気的特性検査時には、駆動装置43によって可動ステージ42を上昇させて、半導体ウエハにコンタクトプローブ10を接触させる。これにより、テスター装置と半導体ウエハとの間で各コンタクトプローブ10を介して信号が入出力されて、半導体ウエハの電気的特性の検査が行われるようになっている。
なお、本実施形態において絶縁層20はベース部10aのほぼ全体に設けられている場合を説明した。しかし、本発明はこれに限らず、コンタクトプローブ10のビーム部10bを弾性変形可能なように保持するのであれば、絶縁層20は、ベース部10aの一部に設けてもよい。すなわち、ベース部10aの長手方向両端部にのみ絶縁層20を形成することもできるし、ベース部10aの中心のみに形成するともできる。絶縁層20をベース部10a間の対向面の全体に形成する場合には、各コンタクトプローブの支持強度の向上が図れる。
また、本実施形態において、プローブ本体11とは別材料から形成されているコンタクトチップ部14を有するコンタクトプローブ10を説明した。しかし、本発明はこれに限らず、コンタクトチップ部14は形成されなくてもよい。この場合、検査対象物と接触するコンタクト部10cの先端はプローブ本体11により形成し、検査対象電極との当接に適するように先端を形成する。
また、本実施形態においては、プローブ本体11の一方の外層全体に薄膜部12が形成されるコンタクトプローブ複合体1を説明した。しかし、絶縁層20との境界面のみに薄膜部12が形成されるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、各絶縁層20の厚みは、全て同じ厚みにしたが、各層毎に、それぞれ異なる厚みに形成することもできる。各絶縁層の厚みは、プローブ基板に形成される電極パッドの配置に合わせて定めることができる。
本発明のコンタクトプローブ複合体1の実施形態の一例を示した図であり、コンタクトプローブ複合体1の斜視図を示している。 本発明のコンタクトプローブ複合体1の実施形態の一例を示した図であり、コンタクトプローブ複合体1の正面図を示している。 本発明のコンタクトプローブ複合体1の実施形態の一例を示した図であり、コンタクトプローブ複合体1の右側面図を示している。 図1のコンタクトプローブ複合体1とプローブ基板30を用いてプローブカードを製造する方法を示した説明図であり、コンタクトプローブ複合体1をプローブ基板30に取り付ける前の状態を示している。 図1のコンタクトプローブ複合体1とプローブ基板30を用いてプローブカードを製造する方法を示した説明図であり、コンタクトプローブ複合体1をプローブ基板30に取り付けた後の状態を示している。 コンタクトプローブ複合体1を形成する工程の一例を示した図である。 コンタクトプローブ複合体1を形成する工程の一例を示した図であり、図6(e)の続きを示している。 コンタクトプローブ複合体1を形成する工程の一例を示した図であり、図7(e)の続きを示している。 コンタクトプローブ複合体1を形成する工程の一例を示した図であり、図8(e)の続きを示している。 コンタクトプローブ複合体1を形成する工程の一例を示した図であり、図9(d)の続きを示している。 本発明の実施の形態によるコンタクトプローブ複合体1が取り付けられたプローブカード41を用いて電気的特性検査を行う様子を示した説明図である。
符号の説明
1 コンタクトプローブ複合体
10 コンタクトプローブ
101 第1コンタクトプローブ
102 第2コンタクトプローブ
103 第3コンタクトプローブ
10a ベース部
10b ビーム部
10c コンタクト部
11 プローブ本体
12 薄膜部
13 バンプ部
14 コンタクトチップ部
15 固定部
20 絶縁層
201 第1絶縁層
202 第2絶縁層
30 プローブ基板
31 プローブ電極
32 電気配線
33 基板本体
34 プローブカード基板面
40 プローブ装置
41 プローブカード
42 可動ステージ
43 駆動装置
44 筐体
45 メイン基板
46 連結部材
47 コネクタ
48 検査対象物
49 検査対象電極
50 積層基板
61 第1犠牲層
62 第2犠牲層
63 第3犠牲層
71 第1レジスト層
72 第2レジスト層
73 第3レジスト層
74 第4レジスト層
75 第5レジスト層
81 第1金属層
82 第2金属層
83 第3金属層
84 第4金属層
85 第5金属層

Claims (4)

  1. 導電性材料からなるコンタクトプローブと、絶縁性材料からなる絶縁層とが交互に積層形成されているコンタクトプローブ複合体であって、
    上記コンタクトプローブは、プローブ基板に固定されるベース部、当該ベース部を固定端として片持ち梁構造を構成するビーム部及び当該ビーム部の自由端側に設けられるコンタクト部を有し、
    上記絶縁層は、上記コンタクトプローブの隣り合うベース部間に形成され、
    隣り合うビーム部間及び隣り合うコンタクト部間はそれぞれ開放されていることを特徴とするコンタクトプローブ複合体。
  2. 各上記ベース部における上記プローブ基板に固定される面が同一平面内に形成され、各上記絶縁層における上記プローブ基板と対向する面が上記ベース部における上記プローブ基板への固定面よりも上記ビーム部側に位置するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ複合体。
  3. プローブ基板に固定されるベース部、当該ベース部を固定端として片持ち梁構造を構成するビーム部及び当該ビーム部の自由端側に設けられるコンタクト部を有する2以上のコンタクトプローブが絶縁層で連結されたコンタクトプローブ複合体の製造方法であって、
    導電性材料を積層してコンタクトプローブを形成する第1コンタクトプローブ形成ステップと、
    上記コンタクトプローブの上記ベース部の上面に絶縁性材料からなる上記絶縁層を積層形成すると共に、上記ビーム部及びコンタクト部の上面に導電性材料からなる犠牲層を積層形成する絶縁層形成ステップと、
    上記絶縁層及び上記犠牲層の上面に導電性材料を積層してコンタクトプローブを形成する第2コンタクトプローブ形成ステップと、
    上記絶縁層形成ステップと第2コンタクトプローブ形成ステップとが所定回数繰り返された後、上記犠牲層を除去する犠牲層除去ステップとを備えることを特徴とするコンタクトプローブ複合体の製造方法。
  4. プローブ基板に固定されるベース部、当該ベース部を固定端として片持ち梁構造を構成するビーム部及び当該ビーム部の自由端側に設けられるコンタクト部を有する2以上のコンタクトプローブを上記プローブ基板に固定してプローブカードを形成するプローブカードの製造方法であって、
    上記コンタクトプローブの隣り合うベース部の間に絶縁性材料からなる絶縁層が形成され、隣り合うビーム部の間及び隣り合うコンタクト部の間がそれぞれ開放されて2以上のコンタクトプローブが上記絶縁層で連結されたコンタクトプローブ複合体を形成する第1ステップと、
    各上記コンタクトプローブのベース部が上記プローブ基板に対して導通するように、上記コンタクトプローブ複合体を上記プローブ基板に固定する第2ステップとを備えることを特徴とするプローブカードの製造方法。
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