JP2009270938A - コンタクトプローブ及びその製造方法 - Google Patents

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一志 永田
Kenichi Tarumi
憲一 垂水
Chikaomi Mori
親臣 森
Masahiro Nakatani
昌弘 中谷
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Abstract

【課題】コンタクトプローブから検査対象物への電流印加時に、コンタクトプローブが高温になるのを抑制できながら、コンタクトプローブ表面の電解腐食を防止する。
【解決手段】コンタクトプローブ1を導電性の第1金属で形成される外層11と、この第1金属とは異なる導電性の第2金属で形成され、外層11によって覆われた露出しない内層14とをそれぞれ厚み方向に積層して形成する。内層14と外層11とを異なる金属で形成しても、内層14は、外層11で完全に覆われて外部に露出しなくなるので、コンタクトプローブ1は電解腐食が生じなくなる。特に、内層14は第1金属よりも電気抵抗が小さい金属で構成するとよい。
【選択図】 図3

Description

本発明は、コンタクトプローブ及びその製造方法に係り、さらに詳しくは、コンタクトプローブから検査対象物への電流印加時に、コンタクトプローブが高温化することなく、コンタクトプローブの劣化を抑えることができるコンタクトプローブ及びその製造方法に関する。
検査対象物の電極と導通されるコンタクト部を有するコンタクトプローブにおいて、上記コンタクト部の先端部に、このコンタクト部を形成する導電性材料よりも高硬度の導電性材料で形成したチップ状の部材を埋め込んでコンタクトプローブを構成したものが提案されている(例えば、特許文献1)。このチップ状部材は、フォトリソグラフィ技術と電気めっき技術を用いて、上記コンタクト部の先端部に埋め込まれている。この特許文献1に開示されているコンタクトプローブは、上記コンタクト部の先端部に埋め込まれた上記チップ状部材を検査対象物に接触させることにより、摩耗を抑制するようになっている。
しかしながら、上記チップ状部材は、上記コンタクト部の先端部に埋め込まれていることから、検査対象物と接触する部分が少ない割に体積が大きくなってしまう。コンタクト部を形成する導電性材料よりも高硬度の導電性材料で形成される上記チップ状部材は、通常、コンタクト部を形成している材料よりも高価な材料を用いて形成される。従って、体積の大きいチップ状部材を用いると、製造コストが高くなってしまう。
そこで、製造コストを低減するために、本出願人は、検査対象物と接触する部分に用いる高硬度の材料をできるだけ少なくできるコンタクトプローブを提案した(特願2007‐155833)。このコンタクトプローブは、フォトリソグラフィ技術と電気めっき技術を用いて、2つの外層及びこれらの外層間に挟まれた少なくとも1つの内層を含む3層以上の導電層が積層されることにより形成される。しかも、その内層は、上記2つの外層の各端面(検査対象物の電極と対向する面)から突出した突出部を有する芯部と、この芯部の突出部の一部を覆うように形成される薄膜の金属層からなる接触部とを有するように形成されている。この接触部は、上記突出部における検査対象物と接触する角部を覆うように、即ち、上記突出部の先端の端面と上記芯部の下側の主面とを覆うように、断面L字状に形成されている。さらに、この接触部は、上記芯部を形成する導電性材料よりも高硬度の導電性材料を用いて形成されている。
そして、上記芯部と上記接触部とは、一方の上記外層と対向する面において、上記芯部と上記接触部とが同一平面となるように、この接触部を上記芯部に埋め込んだ状態となるように形成している。このように構成することにより、この接触部は、その一部(根元側)が一方の外層と芯部で挟まれた状態になる。このような接触部を有するコンタクトプローブを形成することにより、この接触部を形成する材料をできるだけ少なくできながら、接触部の強度を強くできる。
さらに、上記内層は上記外層よりも導電率が大きい導電性材料で形成されている。コンタクトプローブは、高電流を流す場合、溶断破壊や変形を起こす虞がある。特に、電源に用いるコンタクトプローブは、瞬間的な高電流負荷が掛かる場合があり、溶断破壊や変形が起こり易い。そこで、このように上記外層と上記内層とを形成することにより、コンタクトプローブから検査対象物への電流印加時に、コンタクトプローブの温度が上昇して劣化するのを抑えるようにしている。
特開2006−337080号公報
しかしながら、本出願人が提案した上記コンタクトプローブは、金属で形成されているために、露出した表面は酸化還元反応により腐食し易い。また、上記コンタクトプローブは、2つの上記外層及びこれらの外層間に挟まれた少なくとも1つの上記内層が順次積層されることにより形成されるため、これら内層と外層の端面は外部に露出した状態になる。しかも、上記内層と上記外層とは、異なる金属で形成されているため、異種金属が接触した状態になっている。
このように異種の金属が接合されると電池反応が起こって上記内層または外層の露出面に電解腐食が生じてしまい、さらに腐食が加速してしまう問題がある。即ち、種類の異なる金属を接合すると、両者の金属は電極電位が異なるため、イオン化傾向の大きい金属と小さい金属との間に電位差を生じ電池が形成される。その結果、この接合部分に電流が流れると露出面に腐食が生じてしまう。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、コンタクトプローブから検査対象物への電流印加時に、コンタクトプローブが高温になるのを抑制できながら、コンタクトプローブ表面の電解腐食を防止できるコンタクトプローブおよびその製造方法を提供することを目的とする。
第1の本発明によるコンタクトプローブは、導電性の第1金属で形成される外層と、この第1金属とは異なる導電性の第2金属で形成され、上記外層によって覆われた露出しない内層とをそれぞれ厚み方向に積層して形成するように構成される。
このような構成によれば、上記内層と上記外層とを異なる金属で形成しても、上記内層は、上記外層で完全に覆われて外部に露出しなくなるので、コンタクトプローブは電解腐食が生じなくなる。
第2の本発明によるコンタクトプローブは、上記構成に加え、上記第2金属は、上記第1金属よりも電気抵抗が小さい金属で構成される。このような構成により、電気抵抗の小さい上記内層を電流が主に流れることになり、コンタクトプローブの発熱を抑えることができ、コンタクトプローブの溶断破壊や変形を防止することができる。
第3の本発明によるコンタクトプローブは、上記構成に加え、上記第2金属は、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)のうち、少なくとも1つを含む導電性材料で構成される。このような構成によれば、上記内層を導電率が大きい材料で形成するので、コンタクトプローブの発熱を抑えることができる。
第4の本発明によるコンタクトプローブは、上記構成に加え、上記外層及び上記内層により形成されるとともに、片持ち梁構造を有するビーム部及び当該ビーム部の自由端付近から検査対象物に向かって突出させたコンタクト部を有するプローブ本体と、上記コンタクト部の先端部に形成される接触部とを備え、上記外層は、下側に積層される第1外層と、上側に積層される第2外層とを有し、上記接触部は、上記外層よりも高硬度の導電性材料からなり、上記コンタクト部における上記第1外層と上記第2外層との間に一部が挟まれた状態で上記外層の端面から突出するように厚み方向に積層形成するように構成される。
このような構成によれば、コンタクトプローブの上記コンタクト部の先端部に高硬度の上記接触部を形成して、この接触部を検査対象物と接触させるので、コンタクト部の耐磨耗性を向上できる。しかも、上記接触部は、コンタクト部を形成する上記第1外層と上記第2外層で根元部分が挟まれた状態にできるので、上記接触部のコンタクト部に対する接合強度も強くできる。
第5の本発明によるコンタクトプローブは、上記構成に加え、上記外層及び上記内層により形成されるとともに、片持ち梁構造を有するビーム部及び当該ビーム部の自由端付近から検査対象物に向かって突出させたコンタクト部を有するプローブ本体と、上記コンタクト部の先端部に形成される接触部とを備え、上記コンタクト部は、上記外層の一部を上記検査対象物に向けて突出させて形成された突出部を有し、上記接触部は、上記外層よりも高硬度の導電性材料からなり、上記突出部の一方の主面と先端面とを覆うように形成される薄いコンタクト膜で構成される。
このような構成によれば、コンタクトプローブの上記コンタクト部の先端部を高硬度の上記接触部で覆い、この接触部を検査対象物と接触させるので、コンタクト部の耐磨耗性を向上できる。しかも、上記接触部は、上記突出部の一方の主面と先端面とを覆うように形成される薄いコンタクト膜で構成されるので、上記接触部を形成するための高硬度材料の使用量をできるだけ少なくできる。
第6の本発明によるコンタクトプローブの製造方法は、片持ち梁構造を有するビーム部と、当該ビーム部の自由端付近から検査対象物に向かって突出させたコンタクト部とを有するプローブ本体と、上記コンタクト部の先端部に形成される接触部とを備えるコンタクトプローブの製造方法であって、基板上に、導電性の第1金属を厚み方向に積層して上記プローブ本体の第1の外層を形成する第1外層形成ステップと、上記第1外層上に、上記第1金属よりも高硬度の導電性材料を厚み方向に積層して上記接触部となる接触部形成層を形成する接触部形成層形成ステップと、上記第1外層上に、上記第1金属とは異なる導電性の第2金属を厚み方向に積層して上記プローブ本体の内層を形成する内層形成ステップと、上記第1外層、上記内層及び上記接触部形成層の一部の上に、上記内層が露出しないように上記第1金属を厚み方向に積層して上記プローブ本体の第2の外層を形成する第2外層形成ステップとを備えるようにしている。
このような製造工程により、上記内層を上記外層で完全に覆って外部に露出しないように形成することができるので、発熱を抑えて、溶断破壊や変形を防止することができながら、電解腐食も防止できる。さらに、高硬度の導電性材料で上記接触部を形成してコンタクトプローブの検査対象物に対する耐磨耗性を向上できる。
本発明によるコンタクトプローブによれば、上記内層と上記外層とを異なる金属で形成することにより、上記内層を電流が流れ易い部分とすることができ、しかも、この内層を上記外層で覆って外部に露出しないようにしているので、発熱を抑えて、溶断破壊や変形を防止することができながら、電解腐食も防止できる。
実施の形態1.
以下、本発明にかかるコンタクトプローブの実施の形態1について図面に基づいて説明する。
[プローブ装置]
図1は、本発明の実施の形態によるプローブカード110を含むプローブ装置100の概略構成の一例を示した図であり、プローブ装置100内部の様子が示されている。このプローブ装置100は、プローブカード110と、検査対象物102が載置される可動ステージ103と、可動ステージ103を昇降させる駆動装置104と、可動ステージ103及び駆動装置104が収容される筐体105により構成される。
検査対象物102は、半導体ウエハなどの半導体装置からなり、複数の電子回路(図示せず)が形成されている。可動ステージ103は、水平な載置面を有する載置台であり、駆動装置104の駆動により、検査対象物102を載置面上に載置させた状態で鉛直方向に上昇又は下降するようになっている。筐体105は、上部中央部に開口部が形成されており、この開口部を封鎖するように、プローブカード110が取り付けられる。また、可動ステージ103は、この開口部の下方に配置される。
[プローブカード]
図2(a)及び(b)は、図1のプローブ装置100におけるプローブカード110の構成例を示した図であり、図中の(a)は、検査対象物102側(図1の下方側)から見た平面図であり、図中の(b)は、側面図である。
プローブカード110は、筐体105の開口部に取り付けられるメイン基板106と、メイン基板106に保持される矩形状のプローブ基板107と、プローブ基板107上に固着された複数のコンタクトプローブ1とを備える。
メイン基板106は、円板状のプリント基板であり、テスター装置との間で信号入出力を行うための外部端子161を有している。例えば、ガラスエポキシを主成分とする多層プリント回路基板がメイン基板106として用いられる。このメイン基板106は、その周辺部が筐体105の開口部の周縁で保持されて水平に支持される。
プローブ基板107は、メイン基板106の下方に配置され、メイン基板106に支持される。さらに、プローブ基板107は、連結部材108に電気的に接続され、この連結部材108をメイン基板106のコネクタ162に接続するようになっている。このプローブ基板107は、メイン基板106よりも小さい矩形をしており、基板上に配線パターンが形成されている。配線パターンは、電源供給線、グランド線及び信号線の各配線パターンで形成されている。なお、検査対象物102がシリコンウエハからなる場合には、シリコンなどの単結晶基板でプローブ基板107を構成することが好ましい。このように、プローブ基板107をシリコン基板で構成することにより、プローブ基板107及び検査対象物102の熱膨張率を一致させることができる。
連結部材108は、メイン基板106及びプローブ基板107を連結し、導電線としてメイン基板106及びプローブ基板107を導通させている。ここでは、ポリイミドを主成分とする可撓性を有するフィルム上に配線パターンが印刷されたフレキシブルプリント回路基板(FPC)が連結部材108として用いられている。このフレキシブル基板は、その一端がプローブ基板107の周辺部に固着され、他端は着脱可能なコネクタ162を介してメイン基板106に連結されている。
本実施形態では、プローブ基板107には多数の電極パッドが形成され、各電極パッドに対応するコンタクトプローブ1が接合されることにより、プローブ基板107上に多数のコンタクトプローブ1が形成される。プローブ基板107は、上記したように、連結部材108を介してテスター装置に接続されたメイン基板106に導通しており、当該メイン基板106とともにプローブカードを構成する。検査時には、駆動装置104によって可動ステージ103を上昇させて、半導体ウエハにコンタクトプローブ1を接触させることにより、テスター装置と半導体ウエハとの間で各コンタクトプローブ1を介して信号が入出力されて、半導体ウエハの電気的特性の検査が行われるようになっている。
[コンタクトプローブ]
コンタクトプローブ1は、検査対象物102上に形成された微細な電極パッド121に対し、弾性的に当接させるプローブ(探針)である。各コンタクトプローブ1は、プローブ基板107における一方の主面上に整列配置されて固着されている。各コンタクトプローブ1は、プローブ基板107の主面が鉛直方向下側に向けて配置されることにより、可動ステージ103に配置された検査対象物102と対向するようになっている。
図3は、本発明の実施の形態によるコンタクトプローブ1の一例を示した図であり、(a)はコンタクトプローブ1の斜視図、(b)は(a)におけるコンタクト部4の一方の主面から見た斜視図、(c)は(a)におけるコンタクト部4の断面図を示している。
このコンタクトプローブ1は、プローブ基板107上の電極パッドに接合されるベース部2、このベース部2を固定端として片持ち梁構造を構成するビーム部3、そして、このビーム部3の自由端付近で、検査対象物102に向かって突出するコンタクト部4からなるプローブ本体10と、このコンタクト部4の先端部の一部を覆う接触部5とから構成される。
プローブ本体10のベース部2は、シリコン(Si)などで形成されたプローブ基板107上の電極パッドに接合される接合部21を備える。さらに、この接合部21におけるプローブ基板107と対向する側面に隣接させてバンプ部6が形成されている。このバンプ部6は、プローブ本体10を形成する導電性材料よりも融点の低い金属材料、例えば、はんだや金で形成されている。
プローブ本体10のコンタクト部4は、図3(a)に示すように、片持ち梁構造のビーム部3の自由端から、半導体ウエハに向かって突出する軸状に構成されている。さらに、このコンタクト部4の先端部は、図3の(b),(c)に示すように、側面にテーパーを有する先細り状の突起が形成されている。
プローブ本体10は板状に形成され、厚み方向に導電性材料を積層して形成されている。具体的には、プローブ本体10は、図3の(c)で示すように、積層方向下層側から、第1外層11、第2外層12、第3外層13、そして、これら各外層で囲まれる内層14と、この第1外層11と第2外層12との間に挟まれた状態で積層される接触部形成層15によって構成されている。本実施形態では、内層14は、図3の(a)の点線で示すように、ベース部2からビーム部の固定端側部分と、ビーム部の自由端部からコンタクト部4の軸方向の途中までの2箇所に形成されている。
また、本実施形態では、図3の(b),(c)に示すように、コンタクト部4の先端部における第2外層12の一部を第1外層11及び第3外層13の端面から上記検査対象物に向けて突出させて突出部12aを形成している。この突出部12aは、先端面とテーパーの側面とを有する先細り状をしている。
接触部5を構成する接触部形成層15は、図3の(b),(c)に示すように、断面がL字状をしている。接触部形成層15は、上記突出部12aにおける第1外層11と対向する主面と先端面とを覆うように薄膜の金属層で形成され、突出部12aを除き、第1外層11と第2外層12とで囲まれた状態になっている。そして、接触部形成層15によって構成される接触部5は、その先端面を検査対象物である半導体ウエハの電極に接触させるようになっている。
本実施形態では、第1外層11、第2外層12及び第3外層13は、全て同じ導電性材料で形成されている。プローブ本体10は、ヤング率が100GPa以上の弾性の高い金属で形成されていることが好ましい。本実施形態では、ニッケルコバルト(Ni−Co)からなる同一の導電性材料で形成されている。ただし、各外層11〜13は、ニッケルコバルトに限らず、パラジウムコバルト(Pd−Co)などのコバルト(Co)を含む他の合金で形成されたものであってもよいし、パラジウムニッケル(Pd−Ni)などのニッケル系合金でもよいし、タングステン(W)、ニッケルタングステン(Ni−W)などの他の導電性材料で形成されたものであってもよい。
内層14は、第1外層11、第2外層12及び第3外層13とは異なる導電性材料であって、各外層11〜13の導電性材料よりも電気抵抗が小さい金属で形成する。例えば、内層14は、金(Au)、銀(Ag)又は銅(Cu)を含む体積抵抗率が2×10−6Ω・cm以下の導電性材料で形成する。このように、内層14を形成する導電性材料は、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)のうち、少なくとも1つを含む導電性材料とすることが好ましい。
接触部形成層15は、プローブ本体10を形成する導電性材料よりも高硬度の導電性材料を用いて形成されている。例えば、接触部形成層15は、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、レニウム(Re)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)の各元素のうち少なくとも1種類の元素を含む導電性材料により形成されている。
本実施形態では、半導体ウエハの検査時には、コンタクトプローブ1のコンタクト部4と半導体ウエハとが、コンタクト部4の軸方向に相対移動することにより、接触部5が、半導体ウエハの電極に当接するようなっている。
[コンタクトプローブの製造プロセス]
図4〜図8は、図3に示したコンタクトプローブ1の製造プロセスの一例を示した工程図である。コンタクトプローブ1は、いわゆるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて作製される。MEMS技術とは、フォトリソグラフィ技術及び犠牲層エッチング技術を利用して、微細な立体的構造物を作成する技術である。フォトリソグラフィ技術は、半導体製造プロセスなどで利用される感光レジストを用いた微細パターンの加工技術である。また、犠牲層エッチング技術は、犠牲層と呼ばれる下層を形成し、その上に構造物を構成する層をさらに形成した後、上記犠牲層のみをエッチングして立体的な構造物を作製する技術である。
このような犠牲層を含む各層の形成処理には、周知のめっき技術を利用することができる。例えば、陰極としての基板と、陽極としての金属片とを電解液中に浸し、両電極間に電圧を印加することにより、電解液中の金属イオンを基板表面に付着させることができる。このような処理は電気めっき処理と呼ばれている。このようなめっき処理は、基板を電解液に浸すウエットプロセスであるため、めっき処理後は乾燥処理が行われる。また、乾燥後には、研磨処理などによって積層面を平坦化させる平坦化処理が必要に応じて行われる。
図4〜図8の各工程図は、図3(a)におけるA−A断面図が示されている。まず、図4(a)に示すように、コンタクトプローブ1を形成する際には、まず、プローブ形成用の基板71上に、プローブ本体10、接触部5、そしてバンプ部6を形成する導電性材料とは異なる材料、例えば、銅(Cu)などで第1犠牲層72を形成する。
次に、図4(b)に示すように、第1犠牲層72上に感光性有機物質からなるフォトレジストを塗布して第1レジスト層81を形成する。その後、この第1レジスト層81の表面を選択的に露光することにより、第1レジスト層81を部分的に除去する。
このようにして第1レジスト層81が除去された部分に、図4(c)に示すように、電気めっきによりプローブ本体10となる第1外層11が、この板状プローブ本体10の厚み方向に積層形成される。図4(c)では、右側の第1外層11によりコンタクト部4が形成され始め、左側の第1外層11によりベース部2が形成され始めた状態を示している。本実施形態では、ビーム部3も同時に積層形成されるが、図では省略している。
その後、図4(d)に示すように、第1レジスト層81を完全に除去する。この第1レジスト層81を除去することにより第1犠牲層72と第1外層11とが露出した状態になる。
そして、図4(e)に示すように、第1レジスト層81が除去されることにより露出した第1犠牲層72及び第1外層11上に、電気めっきにより銅(Cu)などの第1外層11とは異なる導電性材料からなる第2犠牲層73が形成される。そして、図4(e)に示すように、第1外層11が露出するまで第2犠牲層73の表面が研磨される。このとき、研磨されて露出した第1外層11及び第2犠牲層73の表面は、RMS(Root Mean Square)値で1μm以下の平滑面で形成される。
そして、図5(a)に示すように、平滑面とされた第1外層11及び第2犠牲層73上に、感光性有機物質からなるフォトレジストを塗布して第2レジスト層82を形成する。その後、この第2レジスト層82の表面を選択的に露光することにより、第2レジスト層82を部分的に除去する。
その後、図5(b)に示すように、第2レジスト層82が除去された部分には、電気めっきにより第3犠牲層74が形成される。その後、図5(c)に示すように第2レジスト層82が完全に除去されることにより、第3犠牲層74からなる台座が形成される。
第2レジスト層82が除去されることにより露出した第1外層11、第2犠牲層73及び第3犠牲層74上には、図5(d)に示すように、再びフォトレジストが塗布されることにより第3レジスト層83が形成され、その第3レジスト層83の表面が選択的に露光されることにより、第3レジスト層83の一部が除去される。この例では、図5(d)に示すように、第3犠牲層74は、第1外層11側の端部が露出し、第1外層11は、第3犠牲層74側の端部が露出し、第1外層11と第3犠牲層74の間の第2犠牲層73が露出される。そして、第3レジスト層83が除去された部分には、図5(e)に示すように、電気めっきにより接触部5を構成する接触部形成層15が形成される。
このようにして形成された接触部形成層15は、第1外層11、第2犠牲層73そして第3犠牲層74の上面に形成された薄膜で構成され、第2犠牲層73と第3犠牲層74によって形成される段部により屈曲形状を有している。その後、図6(a)に示すように第3レジスト層83が完全に除去され、これにより露出した第1外層11、第2犠牲層73、第3犠牲層74及び接触部形成層15上に、図6(b)に示すように、再びフォトレジストが塗布されることにより第4レジスト層84が形成される。そして、その第4レジスト層84の表面が選択的に露光されることにより、図6(b)に示すように、第1外層11に対向する部分の第4レジスト層84が除去される。
第4レジスト層84が除去されることにより露出した第1外層11上には、図6(c)に示すように、電気めっきにより内層14が形成される。その後、図6(d)に示すように第4レジスト層84が完全に除去され、これにより露出した第2犠牲層73、第3犠牲層74、第1外層11、内層14及び接触部形成層15上に、図6(e)に示すように、再びフォトレジストが塗布されることにより第5レジスト層85が形成される。そして、その第5レジスト層85の表面が選択的に露光されることにより、図6(e)に示すように、第1外層11、内層14及び接触部形成層15に対向する部分の第5レジスト層85が除去される。
第5レジスト層85の一部が除去されることにより露出した第1外層11、内層14及び接触部形成層15上には、図7(a)に示すように、電気めっきにより第2外層12が形成される。その後、第3犠牲層74が露出するまで、第5レジスト層85、第2外層12、内層14及び接触部形成層15の表面を研磨する。この研磨により、図7(b)に示すように、第2外層12、内層14及び接触部形成層15が、同じ厚みで第1外層11上に積層された状態になる。研磨された第2外層12、内層14及び接触部形成層15の表面は、RMS値で1μm以下の平滑面で形成される。
このように研磨された状態から、図7(c)に示すように第5レジスト層85が完全に除去される。そして露出した第2犠牲層73、第3犠牲層74、第2外層12、内層14及び接触部形成層15上に、図7(d)に示すように、再びフォトレジストが塗布されることにより第6レジスト層86が形成される。そして、その第6レジスト層86の表面が選択的に露光されることにより、図7(d)に示すように、第1外層11に対向する部分の第6レジスト層86が除去される。
その後、第6レジスト層86が除去された部分には、第2外層12及び内層14が露出しており、これらの上に、第3外層13が電気めっきにより形成される。その後、図8(a)に示すように第6レジスト層86を完全に除去する。この第6レジスト層86を除去することにより第2犠牲層73、第3犠牲層74、第2外層12、第3外層13及び接触部形成層15が露出した状態になる。
そして、図8(b)に示すように、露出した第2犠牲層73、第3犠牲層74、第2外層12、第3外層13及び接触部形成層15上に、感光性有機物質からなるフォトレジストを塗布して第7レジスト層87を形成する。その後、この第7レジスト層87の表面を選択的に露光することにより、第7レジスト層87を部分的に除去する。さらに、この部分的に除去された部分において露出する第2犠牲層73をエッチングにより除去する。第7レジスト層87と第2犠牲層73の部分的な除去により、図8(b)に示すように、ベース部2におけるプローブ基板との接合部21となる第1外層11、第2外層12及び第3外層13の端面が露出する。
そして、第7レジスト層87と第2犠牲層73とが除去された部分に、図8(c)に示すように、電気めっきによりバンプ部6となるバンプ層16が厚み方向に積層形成される。その後、図8(d)に示すように第7レジスト層87、第1犠牲層72及び第2犠牲層73を完全に除去することにより、プローブ本体10に接触部5とバンプ部とが形成されたコンタクトプローブ1が得られる。
本実施形態では、プローブ本体10の内部に電気抵抗の小さい導電性材料で形成された内層14が形成され、この内層14は外部に露出しないので、電解腐食が生じすることはない。しかも、この内層14により、コンタクトプローブ1に高電流が流れても高温になるのを抑えることができるので、コンタクトプローブ1の溶断破壊や変形を防ぐことができる。
また、本実施形態では、中間層となる第2外層12の一部を端面から突出させて形成した突出部12aの先端面を覆うように、高硬度の薄膜の接触部5を形成しているので、高硬度の材料の使用量をできるだけ少なくできながら、コンタクト部4の耐磨耗性を向上できる。
実施の形態2.
実施の形態1では、コンタクトプローブ1の接触部5を断面L字形状となるように形成するとともに、プローブ本体10の外層を第1外層11と第2外層12と第3外層13により構成し、これら各外層で内層14を露出しないように覆うようにした。接触部の構成は、これに限らず、図9に示す実施の形態2のような構成としてもよい。この場合、内層14の構造は、上記実施の形態1と同じ構成とし、コンタクト部4aと接触部5aの構成を図9に示すように変更する。
図9に示す本実施形態のコンタクト部4aは、上記した実施の形態1と同様に第1外層11と第2外層17と第3外層13により構成される。さらに、コンタクト部4aは、第2外層17の一部を端面から突出させて側面がテーパーとなる先細り状の突出部17aを形成する。そして、この突出部17aにおける一方の主面と、テーパーの側面と、先端面とを覆うように接触部5aを形成する。従って、コンタクト部4aの軸方向と直交する方向の接触部5aの断面形状は、2つの直角の角部とこれら角部を形成する3辺を有する]状になっており、このコンタクト部1の幅方向中心における軸方向断面はL字状になっている。
なお、第2外層17は、接触部5aにおける各壁部で囲まれた内側と、突出部17aを除く各壁部の外側とに積層形成される。そして、接触部5aは、突出部17aの他方の主面のみが露出した状態となるように、突出部17aの4面を覆うので、突出部17aとの接触面積を大きくでき、接触部5aの強度を強くできる。
実施の形態3.
実施の形態3は、コンタクトプローブ1の全体構成は、図3の構成と略同じで、図10に示すように、プローブ本体10を構成する外層を上下に積層される第1外層11と第2外層18の2層構造としている。さらに、これら第1外層11と第2外層18とにより内層14を外部に露出しないように囲んでいる。接触部5bは板状に構成して、この板状の接触部5bを第1外層11と第2外層18とで挟み込んだ構成としている。従って、本実施形態では、図10に示すように、コンタクト部4bの端面からは、板状の接触部5bの一部を突出させている。さらに、接触部5bは、第1外層11と第2外層18の端面から先端部を突出させ、この突出した部分は、側面がテーパーとなる先細り状をしている。なお、本実施の形態において、図3に示した構成と同一の構成については、図に同一符号を付してその説明を省略することとする。
次に、図3及び図10に示すコンタクトプローブの製造工程について図11〜図13に基づいて説明する。図11〜図13は、図10に示したコンタクト部4bを有するコンタクトプローブ1の製造プロセスの一例を示した工程図である。図11〜図13の各工程図も、図3(a)におけるA−A断面図が示されている。
図11の工程図は、図4(e)の続きを示している。本実施の形態において、図11に示した工程よりも前の工程は、図4と同様の態様であるので、同様の構成については、図に同一符号を付してその説明を省略することとする。
本実施の形態では、図4(e)に示した状態から、図11(a)に示すように、平滑面とされた第1外層11及び第2犠牲層73上に、感光性有機物質からなるフォトレジストを塗布して第2レジスト層82aを形成する。その後、この第2レジスト層82aの表面を選択的に露光することにより、第2レジスト層82aを部分的に除去する。この例では、第2レジスト層82aが除去された部分には、コンタクト部4bとなる第1外層11の一端側が露出した状態になっている。そして、図11(a)に示すように、第2レジスト層82aが除去された部分には、電気めっきにより接触部5bを構成する接触部形成層15aが形成される。
その後、図11(b)に示すように第2レジスト層82aが完全に除去され、これにより露出した第1外層11、第2犠牲層73及び接触部形成層15a上には、図11(c)に示すように、再びフォトレジストが塗布されることにより第3レジスト層83aが形成される。そして、その第3レジスト層83aの表面が選択的に露光されることにより、図11(c)に示すように、第1外層11に対向する部分の第3レジスト層83aが除去される。
第3レジスト層83aが除去されることにより露出した第1外層11上には、図11(d)に示すように、電気めっきにより内層14が形成される。その後、内層14と接触部形成層15aとが露出するまで、第3レジスト層83a、内層14及び接触部形成層15aの表面が研磨されることにより、図11(e)に示すように、内層14及び接触部形成層15aが、同じ厚みで第1外層11上に積層された状態になる。研磨された内層14及び接触部形成層15aの表面は、RMS値で1μm以下の平滑面で形成される。
このように研磨された状態から、図12(a)に示すように第3レジスト層83aが完全に除去され、これにより露出した第2犠牲層73、第1外層11、内層14及び接触部形成層15a上に、図12(b)に示すように、再びフォトレジストが塗布されることにより第4レジスト層84aが形成される。そして、その第4レジスト層84aの表面が選択的に露光されることにより、図12(b)に示すように、第1外層11に対向する部分の第4レジスト層84aが除去される。
その後、第4レジスト層84aが除去された部分には、第1外層11、内層14及び接触部形成層15aの一部が露出しており、これらの上に、図12(c)に示すように第2外層18が電気めっきにより形成される。その後、図12(d)に示すように第4レジスト層84aを完全に除去する。この第4レジスト層84aを除去することにより第2犠牲層73、第2外層18及び接触部形成層15aが露出した状態になる。
そして、図13(a)に示すように、露出した第2犠牲層73、第2外層18及び接触部形成層15a上に、感光性有機物質からなるフォトレジストを塗布して第5レジスト層85aを形成する。その後、この第5レジスト層85aの表面を選択的に露光することにより、第5レジスト層85aを部分的に除去する。さらに、この部分的に除去された部分において露出する第2犠牲層73をエッチングにより除去する。第5レジスト層85aと第2犠牲層73の部分的な除去により、図13(a)に示すように、ベース部2におけるプローブ基板との接合部21となる第1外層11及び第2外層18の端面が露出する。
そして、第5レジスト層85aと第2犠牲層73とが除去された部分に、図13(b)に示すように、電気めっきによりバンプ部6となるバンプ層16が厚み方向に積層形成される。その後、図13(c)に示すように第5レジスト層85a、第1犠牲層72及び第2犠牲層73を完全に除去することにより、プローブ本体10に接触部5bとバンプ部とが形成されたコンタクトプローブ1が得られる。
上記実施の形態3では、コンタクトプローブ1のコンタクト部4bの先端部に高硬度の接触部5bを形成して、この接触部5bを検査対象物と接触させるので、コンタクト部の耐磨耗性を向上できる。しかも、接触部5bは、コンタクト部4bを形成する第1外層11と第2外層18で根元部分が挟まれた状態にできるので、接触部5bのコンタクト部4bに対する接合強度も強くできる。
上記した各実施形態では、内層をビーム部の先端部付近とベース部付近の2箇所に形成したが、内層を形成する位置はこれに限らない。例えば、上記内層は、コンタクト部、ビーム部及びベース部に連続するように形成してもよいし、ベース部のみに形成してもよいし、コンタクト部のみに形成してもよいし、ビーム部のみに形成してもよい。
また、上記した各実施形態では、基板71を最終的に剥離する場合の例について説明したが、基板71としてプローブ基板を使用することもできる。
本発明の実施の形態によるプローブカード110を含むプローブ装置100の概略構成の一例を示した図であり、プローブ装置100内部の様子が示されている。 図1のプローブ装置100におけるプローブカード110の構成例を示した図である。 本発明の実施の形態1によるコンタクトプローブの一例を示した図であり、(a)はコンタクトプローブの斜視図、(b)はコンタクト部4の部分拡大斜視図、(c)はコンタクト部4の断面図を示している。 実施の形態1に係るコンタクトプローブを形成する工程の一例を示した図である。 実施の形態1に係るコンタクトプローブを形成する工程の一例を示した図であり、図4(e)の続きを示している。 実施の形態1に係るコンタクトプローブを形成する工程の一例を示した図であり、図5(e)の続きを示している。 実施の形態1に係るコンタクトプローブを形成する工程の一例を示した図であり、図6(e)の続きを示している。 実施の形態1に係るコンタクトプローブを形成する工程の一例を示した図であり、図7(e)の続きを示している。 本発明の実施の形態2に係るコンタクトプローブの一例であり、コンタクト部の部分拡大斜視図を示している。 本発明の実施の形態3に係るコンタクトプローブの一例であり、コンタクト部の部分拡大斜視図を示している。 実施の形態3に係るコンタクトプローブを形成する工程の一例を示した図である。 実施の形態3に係るコンタクトプローブを形成する工程の一例を示した図であり、図11(e)の続きを示している。 実施の形態3に係るコンタクトプローブを形成する工程の一例を示した図であり、図12(d)の続きを示している。
符号の説明
1 コンタクトプローブ
10 プローブ本体
2 ベース部
21 接合部
3 ビーム部
4,4a,4b コンタクト部
5,5a,5b 接触部
6 バンプ部
71 基板
72 第1犠牲層
73 第2犠牲層
74 第3犠牲層
81 第1レジスト層
82,82a 第2レジスト層
83,83a 第3レジスト層
84,84a 第4レジスト層
85,85a 第5レジスト層
86 第6レジスト層
87 第7レジスト層
11 第1外層
12,17,18 第2外層
12a,17a 突出部
13 第3外層
14 内層
15,15a 接触部形成層
16 バンプ層
100 プローブ装置
102 検査対象物
121 電極パッド
103 可動ステージ
104 駆動装置
105 筐体
106 メイン基板
161 外部端子
162 コネクタ
107 プローブ基板
108 連結部材
110 プローブカード

Claims (6)

  1. 導電性の第1金属で形成される外層と、この第1金属とは異なる導電性の第2金属で形成され、上記外層によって覆われた露出しない内層とをそれぞれ厚み方向に積層して形成されることを特徴とするコンタクトプローブ。
  2. 上記第2金属は、上記第1金属よりも電気抵抗が小さい金属であることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  3. 上記第2金属は、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)のうち、少なくとも1つを含む導電性材料であることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  4. 上記外層及び上記内層により形成されるとともに、片持ち梁構造を有するビーム部及び当該ビーム部の自由端付近から検査対象物に向かって突出させたコンタクト部を有するプローブ本体と、上記コンタクト部の先端部に形成される接触部とを備え、
    上記外層は、下側に積層される第1外層と、上側に積層される第2外層とを有し、
    上記接触部は、上記外層よりも高硬度の導電性材料からなり、上記コンタクト部における上記第1外層と上記第2外層との間に一部が挟まれた状態で上記外層の端面から突出するように厚み方向に積層形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  5. 上記外層及び上記内層により形成されるとともに、片持ち梁構造を有するビーム部及び当該ビーム部の自由端付近から検査対象物に向かって突出させたコンタクト部を有するプローブ本体と、上記コンタクト部の先端部に形成される接触部とを備え、
    上記コンタクト部は、上記外層の一部を上記検査対象物に向けて突出させて形成された突出部を有し、
    上記接触部は、上記外層よりも高硬度の導電性材料からなり、上記突出部の一方の主面と先端面とを覆うように形成される薄いコンタクト膜で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  6. 片持ち梁構造を有するビーム部及び当該ビーム部の自由端付近から検査対象物に向かって突出させたコンタクト部を有するプローブ本体と、上記コンタクト部の先端部に形成される接触部とを備えるコンタクトプローブの製造方法であって、
    基板上に、導電性の第1金属を厚み方向に積層して上記プローブ本体の第1の外層を形成する第1外層形成ステップと、
    上記第1外層上に、上記第1金属よりも高硬度の導電性材料を厚み方向に積層して上記接触部となる接触部形成層を形成する接触部形成層形成ステップと、
    上記第1外層上に、上記第1金属とは異なる導電性の第2金属を厚み方向に積層して上記プローブ本体の内層を形成する内層形成ステップと、
    上記第1外層、上記内層及び上記接触部形成層の一部の上に、上記内層が露出しないように上記第1金属を厚み方向に積層して上記プローブ本体の第2の外層を形成する第2外層形成ステップとを備えたことを特徴とするコンタクトプローブの製造方法。
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