JP2010091393A - コンタクトプローブ - Google Patents

コンタクトプローブ Download PDF

Info

Publication number
JP2010091393A
JP2010091393A JP2008261148A JP2008261148A JP2010091393A JP 2010091393 A JP2010091393 A JP 2010091393A JP 2008261148 A JP2008261148 A JP 2008261148A JP 2008261148 A JP2008261148 A JP 2008261148A JP 2010091393 A JP2010091393 A JP 2010091393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
probe
contact
wiring
low resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008261148A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazushi Nagata
一志 永田
Tetsunao Sakamoto
哲尚 坂本
Masahiro Nakatani
昌弘 中谷
Kenichi Tarumi
憲一 垂水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Electronic Materials Corp
Original Assignee
Japan Electronic Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Electronic Materials Corp filed Critical Japan Electronic Materials Corp
Priority to JP2008261148A priority Critical patent/JP2010091393A/ja
Publication of JP2010091393A publication Critical patent/JP2010091393A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】コンタクトプローブから検査対象物への電圧印加時に、コンタクトプローブに高電流が流れた場合においても、コンタクトプローブが溶融破断や塑性変形するのを防ぐコンタクトプローブを提供する。
【解決手段】第1層11及び第2層14が層構造として形成されたコンタクトプローブにおいて、第1層11を第2層14よりも弾性係数の高い材料により形成し、第2層14を第1層11よりも抵抗率の低い導電性材料により形成する。さらに、第1層11と第2層14が上記コンタクトプローブの両端部付近において隣接し、上記コンタクトプローブの中央部において離れているように形成する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、コンタクトプローブに関するものであり、さらに詳しくは、検査対象物の電気的特性検査の際に、高温化による溶融破断や塑性変形を起こさないコンタクトプローブに関するものである。
半導体ウエハの電気的特性検査には、多数のコンタクトプローブがプローブ基板上に形成されたプローブカードが用いられる。この電気的特性検査は、プローブカードの主面を検査対象物に近づけて、コンタクトプローブ先端を検査対象物の電極に接触させ、両者を電気的に導通させて行われる。
検査対象物について電気的特性検査を行う際、電圧を印加したときに検査対象物上の電極に短絡のような不良が起きていた場合、過剰な電流がコンタクトプローブに流れることがある。このとき、コンタクトプローブが発熱し、溶融破断や塑性変形を生じることがある。
現在、プローブカードに用いられるコンタクトプローブとして片持ち梁構造のビーム部を有するコンタクトプローブが知られている。このようなコンタクトプローブは、片持ち梁構造の土台部分等に、屈曲部を有する。この屈曲部では特に抵抗が高くなり、応力がかかる屈曲部でジュール熱が発生するため、溶融破断がより生じやすい。また、コンタクトプローブは弾性変形可能な構造であり、検査時に検査対象物に接触して弾性変形を生じる。この時に異常電流が流れて高温になったとすると、塑性変形を生じやすい。
本出願人は、片持ち梁構造を有し、屈曲部分に別部材からなる補強部を備えたコンタクトプローブを提案した(特許文献1)。このような構成を採用すれば、屈曲部とは別に形成された補強部が、弾性変形の際に応力が集中する屈曲部の強度を高め、コンタクトプローブが破断や塑性変形するのを防止することができる。しかしながら、検査時に異常な高電流が流れた場合においては、高温となった屈曲部において溶融破断や塑性変形が生じやすい。
特開2007−192719号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、検査対象物の電気的特性検査の際に、大電流により発熱して、コンタクトプローブが溶融破断や塑性変形するのを防止することを目的とする。
第1の本発明によるコンタクトプローブは、自由端にコンタクト部が形成されたビーム部と、上記ビーム部を支持するベース部とからなるプローブ本体、及び、上記プローブ本体よりも低抵抗の配線部を備え、上記配線部は、その一端が上記コンタクト部内に配置され、他端が上記ベース部内に配置され、上記一端及び他端の間は上記ビーム部から露出しているように構成される。
このような構成により、検査対象物の電気的特性検査を行って異常な高電流が発生した場合に、電流により発熱する配線部がプローブ本体から離れていることから、プローブ本体が高温になるのを防ぐことができる。このため、コンタクトプローブが溶融破断や塑性変形するのを防止することができる。
第2の本発明によるコンタクトプローブは、上記構成に加え、前記ベース部は取り付け面が2箇所あり、前記配線部は、前記2箇所の取り付け面のうち、ビーム部の自由端側の取り付け面にまで配設されているように構成される。このような構成により、配線部を短くすることにより、その抵抗値が低下し、配線部における発熱を抑制することができる。
第3の本発明によるコンタクトプローブは、上記構成に加え、ベース部は取り付け面が2箇所あり、配線部はベース部の内部で分岐し、前記2箇所の取り付け面のそれぞれにまで配設されているように構成される。このような構成により、配線部がベース部内において2本に分かれることから、配線部の抵抗を更に下げることができる。
第4の本発明によるコンタクトプローブは、上記構成に加え、自由端側にコンタクト部が形成されたビーム部と、上記ビーム部を支持するベース部とからなるプローブ本体、及び、上記プローブ本体よりも低抵抗の配線部を備え、上記配線部は、その一端が上記コンタクト部に隣接し、他端が上記ベース部に隣接し、上記一端及び他端の間は上記ビーム部から開放されているように構成される。このような構成により、配線部をプローブ本体内に配設する必要がないことから空隙の形成が容易になり、また配線部が異常な熱電流により過熱した場合に配線部からプローブ本体への熱伝導を最小限に抑えることができる。
第5の本発明によるコンタクトプローブは、上記構成に加え、上記プローブ本体と上記配線部との間に空隙が形成されているように構成される。このような構成により、異常な大電流が流れて配線部が発熱した場合でも、プローブ本体と配線部が空隙により接触していないので、発生した熱を放熱しやすく、配線部からプローブ本体に熱が伝導しにくい。そのため、コンタクトプローブが溶融破断や塑性変形するのをさらに防止することができる。
第6の本発明によるコンタクトプローブは、上記構成に加え、上記プローブ本体は片持ち梁構造の固定端に屈曲部を有し、上記屈曲部は、上記空隙を挟んで上記配線部に対向しているように構成される。このような構成により、配線部が、プローブ本体の屈曲部と離れているので、検査対象物と接触した際に応力が生じる屈曲部が加熱されず、コンタクトプローブが溶融破断や塑性変形するのを防止することができる。
第7の本発明によるコンタクトプローブは、上記構成に加え、上記プローブ本体及び上記配線部が層構造からなり、上記プローブ本体及び上記配線部が異なる層からなり、上記空隙が上記プローブ本体及び上記配線部のパターンの違いにより形成されていることを特徴とする。このような構成により、プローブ本体の層と配線部の層の異なるパターンにするだけで、プローブ本体と配線部の間の空隙を作成することができる。したがって、空隙の形成が容易となる。
本発明によるコンタクトプローブによれば、抵抗率の低い導電性材料からなる配線部は、その一端がコンタクト部内に配置され、他端がベース部内に配置され、その間はビーム部から露出しているので、異常な高電流が生じた場合でもプローブ本体が高熱になることを防止し、コンタクトプローブの溶融破壊や塑性変形を防止することができる。
実施の形態1.
以下、本発明にかかるコンタクトプローブの実施の形態1について図面に基づいて説明する。
[プローブ装置]
図1は、本発明の実施の形態によるプローブカード110を含むプローブ装置100の概略構成の一例を示した図であり、プローブ装置100内部の様子が示されている。このプローブ装置100は、プローブカード110と、検査対象物102が載置される可動ステージ103と、可動ステージ103を昇降させる駆動装置104と、可動ステージ103及び駆動装置104が収容される筐体105により構成される。
検査対象物102は、半導体ウエハなどの半導体装置からなり、複数の電子回路(図示せず)が形成されている。可動ステージ103は、水平な載置面を有する載置台であり、駆動装置104の駆動により、検査対象物102を載置面上に載置させた状態で鉛直方向に上昇又は下降するようになっている。筐体105は、上部中央部に開口部が形成されており、この開口部を封鎖するように、プローブカード110が取り付けられる。また、可動ステージ103は、この開口部の下方に配置される。
[プローブカード]
図2(a)及び(b)は、図1のプローブ装置100におけるプローブカード110の構成例を示した図であり、図中の(a)は、検査対象物102側(図1の下方側)から見た平面図であり、図中の(b)は、断面図である。
プローブカード110は、筐体105の開口部に取り付けられるメイン基板106と、メイン基板106に保持される矩形状のプローブ基板107、及びプローブ基板107上に固着された複数のコンタクトプローブ1とを備える。
メイン基板106は、円板状のプリント基板であり、テスター装置との間で信号入出力を行うための外部端子161を有している。例えば、ガラスエポキシを主成分とする多層プリント回路基板がメイン基板106として用いられる。このメイン基板106は、その周辺部が筐体105の開口部の周縁で保持されて水平に支持される。
プローブ基板107は、メイン基板106の下方に配置され、メイン基板106に支持される。さらに、プローブ基板107は、連結部材108に電気的に接続され、この連結部材108をメイン基板106のコネクタ162に接続するようになっている。このプローブ基板107は、メイン基板106よりも小さい矩形をしており、基板上に配線パターンが形成されている。配線パターンは、電源供給線、グランド線及び信号線の各配線パターンで形成されている。なお、検査対象物102がシリコンウエハからなる場合には、シリコンなどの単結晶基板でプローブ基板107を構成することが好ましい。このように、プローブ基板107をシリコン基板で構成することにより、プローブ基板107及び検査対象物102の熱膨張率を一致させることができる。プローブ基板107にはかなりの力がかかるので、Siの場合はサポート基板をつけるか、Siの代わりに厚さ数mmのセラミック基板を用いる。
連結部材108は、メイン基板106及びプローブ基板107を連結し、導電線としてメイン基板106及びプローブ基板107を導通させている。ここでは、ポリイミドを主成分とする可撓性を有するフィルム上に配線パターンが印刷されたフレキシブルプリント回路基板(FPC)が連結部材108として用いられている。このフレキシブル基板は、その一端がプローブ基板107の周辺部に固着され、他端は着脱可能なコネクタ162を介してメイン基板106に連結されている。
本実施の形態では、プローブ基板107には多数の電極パッドが形成され、各電極パッドに対応するコンタクトプローブ1が接合されることにより、プローブ基板107上に多数のコンタクトプローブ1が形成される。プローブ基板107は、上記したように、連結部材108を介してテスター装置に接続されたメイン基板106に導通しており、当該メイン基板106とともにプローブカードを構成する。検査時には、駆動装置104によって可動ステージ103を上昇させて、半導体ウエハにコンタクトプローブ1を接触させることにより、テスター装置と半導体ウエハとの間で各コンタクトプローブ1を介して信号が入出力されて、半導体ウエハの電気的特性の検査が行われるようになっている。
[コンタクトプローブ]
コンタクトプローブ1は、検査対象物102上に形成された微細な電極パッド121に対し、弾性的に当接させるプローブ(探針)である。各コンタクトプローブ1は、プローブ基板107における一方の主面上に整列配置されて固着されている。各コンタクトプローブ1は、プローブ基板107の主面が鉛直方向下側に向けて配置されることにより、可動ステージ103に配置された検査対象物102と対向するようになっている。
図3及び図4は、本発明の実施の形態によるコンタクトプローブ1の一例を示した図である。図3はコンタクトプローブ1の斜視図、図4(a)はコンタクトプローブ1の正面図、図4(b)はコンタクトプローブ1のA−A断面図、及び図4(c)はコンタクトプローブ1のB−B断面図を示している。
このコンタクトプローブ1は、片持ち梁構造を有するプローブ本体10と、配線部として、プローブ本体10と両端で接触する低抵抗配線7と、プローブ本体10の先端に形成された接触部5とから構成されている。また、プローブ本体10は、プローブ基板107上の電極パッドに接合されるベース部2と、ベース部2を固定端として片持ち梁構造を構成するビーム部3と、ビーム部3の自由端付近で検査対象物102に向かって突出するコンタクト部4とから構成されている。
プローブ本体10のベース部2は、シリコン(Si)などで形成されたプローブ基板107上の電極パッドに接合される取り付け面21及び22を備える。ビーム部3の自由端側の取り付け面21では内部に低抵抗配線7が形成されている。取り付け面21及び22の接合面には、バンプ部6が形成されている。このバンプ部6は、プローブ本体10を形成する導電性材料よりも融点の低い金属材料、例えば、はんだや金で形成されている。リークを防ぐためにポリイミドのような絶縁膜で配線間及びパッド間は保護される。
プローブ本体10のコンタクト部4は、図3に示すように、片持ち梁構造のビーム部3の自由端から、検査対象物に向かって突出する軸状に構成されている。さらに、このコンタクト部4の先端部からは、接触部5及び低抵抗配線7からなる先細り状の突起が突出している。電気的特性検査の際は、この突起の先端が、検査対象物である半導体ウエハの電極と接触するようになっている。
プローブ本体10のビーム部3は、図3に示すように片持ち梁構造を有しており、弾性変形が可能な構造となっている。ビーム部3は、固定端側においては、ベース部2と約90度の接合角度をなして検査対象物に向かって突出するように形成されている。突出したビーム部3は、コンタクト部4に向かって約90度屈曲し、プローブ基板107と平行に直線状に延びて、コンタクト部4と結合している。このようなビーム部3の構成により、コンタクトプローブ1には、屈曲部31が形成されている。検査対象物と当接した際は、コンタクトプローブ1の自由端が、屈曲部31を中心に、プローブ基板方向に弾性変形することができる。弾性変形したコンタクトプローブ1には、屈曲部31に応力が集中する構造となっている。
図3に示すように、低抵抗配線7は、ベース部2とコンタクト部4においてはプローブ本体10の内部に形成される配線部であり、ベース部2とコンタクト部4との間では、プローブ本体10の外部にプローブ本体10から離れて形成されている。図3では、内部に形成された低抵抗配線7が破線で示されている。外部に形成された低抵抗配線7は、プローブ本体10とは隣接しておらず、プローブ本体10との間で空隙32を形成している。また、ベース部2の内部に形成された低抵抗配線7は、二股に枝分かれして取り付け面21に到達している。取り付け面21では、低抵抗配線7がプローブ基板接触面に露出している。一方、コンタクト部4の内部に形成された低抵抗配線7は、先端部に向かって、直線状に形成されている。先端部では、低抵抗配線7が外部に露出されて接触部5とともに突起を形成し、低抵抗配線7は突起の側面の一部を形成している。
コンタクトプローブ1は板状に形成され、図4(b)及び(c)で示すように、厚み方向に積層して形成されている。具体的には、プローブ本体10を形成する層として、第1外層11、第2外層12及び第3外層13が積層されている。そして、低抵抗配線7を形成する層として、低抵抗配線層14が、第1外層11と第3外層13とに挟まれて積層されている。さらに、接触部5を形成する層として、接触部形成層15が、第1外層11と低抵抗配線層14に挟まれて積層されている。また、バンプ部6を形成する層として、バンプ層16が、第1外層11、第2外層12及び第3外層13の端面に積層されている。図3、図4(a)で示すように、積層面上においてプローブ本体10と低抵抗配線7が別経路で通っていて、積層面上でプローブ本体10と低抵抗配線7により空隙32が形成されているので、プローブ本体10は低抵抗配線7は並列回路を形成している。空隙32には、ゲルなどの衝撃吸収剤を詰めることができる。
プローブ本体10を形成する第1外層11、第2外層12及び第3外層13は全て同じ材料で形成されており、低抵抗配線層14を形成する材料よりも弾性係数の高い材料により形成される。このような材料として、ヤング率が100GPa以上の弾性の高い材料が挙げられる。本実施の形態では、ニッケルコバルト(Ni−Co)からなる同一の導電性材料で形成されている。ただし、プローブ本体10は、ニッケルコバルト金属に限らず、パラジウムコバルト(Pd−Co)などのコバルト(Co)を含む他の合金で形成されたものであってもよいし、パラジウムニッケル(Pd−Ni)などのニッケル系合金でもよいし、タングステン(W)、ニッケルタングステン(Ni−W)などの他の導電性材料で形成されたものであってもよい。
低抵抗配線7を形成する配線部である低抵抗配線層14は、コンタクトプローブ1の両端部において、第1外層11および第3外層13と隣接するように形成され、コンタクトプローブ1の中央部において両外層と隣接せず、両外層から離れて形成されている。両外層と隣接していない低抵抗配線層14は、積層面が外部に露出されている。また、取り付け面21においては、低抵抗配線層14は、プローブ基板接触面に露出されている。この低抵抗配線層14は、プローブ本体10を形成する材料よりも抵抗率が小さい導電性材料で形成される。例えば、低抵抗配線層14は、金(Au)、銀(Ag)又は銅(Cu)を含む体積抵抗率が2×10−6Ω・cm以下の導電性材料で形成される。このように、低抵抗配線層14を形成する導電性材料は、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)のうち、少なくとも1つを含む導電性材料とすることが好ましい。このような材料からなる低抵抗配線7は、その抵抗や強度が低抵抗配線層14の厚みや面形状によって調整される。
接触部5を形成する接触部形成層15は、薄膜の金属層からなり、プローブ本体10を形成する材料よりも高硬度の導電性材料を用いて形成されている。例えば、接触部形成層15は、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、レニウム(Re)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)の各元素のうち少なくとも1種類の元素を含む導電性材料により形成されている。
[コンタクトプローブの製造プロセス]
図5〜図9は、図3及び図4に示したコンタクトプローブ1の製造プロセスの一例を示した工程図である。コンタクトプローブ1は、いわゆるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて作製される。MEMS技術とは、フォトリソグラフィ技術及び犠牲層エッチング技術を利用して、微細な立体的構造物を作成する技術である。フォトリソグラフィ技術は、半導体製造プロセスなどで利用される感光レジストを用いた微細パターンの加工技術である。また、犠牲層エッチング技術は、犠牲層と呼ばれる下層を形成し、その上に構造物を構成する層をさらに形成した後、上記犠牲層のみをエッチングして立体的な構造物を作製する技術である。
このような犠牲層を含む各層の形成処理には、周知のめっき技術を利用することができる。例えば、陰極としての基板と、陽極としての金属片とを電解液中に浸し、両電極間に電圧を印加することにより、電解液中の金属イオンを基板表面に付着させることができる。このような処理は電気めっき処理と呼ばれている。このようなめっき処理は、基板を電解液に浸すウエットプロセスであるため、めっき処理後は乾燥処理が行われる。また、乾燥後には、研磨処理などによって積層面を平坦化させる平坦化処理が必要に応じて行われる。
図5〜図9の各工程図は、図4(a)におけるA−A断面図が示されている。まず、図5(a)に示すように、コンタクトプローブ1を形成する際には、プローブ形成用の基板71上に、エッチングにより除去可能な導電性材料、例えば、銅(Cu)などで第1犠牲層72を形成する。
次に、図5(b)に示すように、第1犠牲層72上に感光性有機物質からなるフォトレジストを塗布して第1レジスト層81を形成する。その後、この第1レジスト層81の表面を選択的に露光することにより、第1レジスト層81を部分的に除去する。
このようにして第1レジスト層81が除去された部分に、図5(c)に示すように、電気めっきによりプローブ本体10となる第1外層11が、この板状プローブ本体10の厚み方向に積層形成される。図5(c)では、右側の第1外層11によりコンタクト部4が形成され、左側の第1外層11によりベース部2が形成された状態を示している。
その後、図5(d)に示すように、第1レジスト層81を完全に除去する。この第1レジスト層81を除去することにより第1犠牲層72と第1外層11とが露出した状態になる。
そして、図5(e)に示すように、第1レジスト層81が除去されることにより露出した第1犠牲層72及び第1外層11上に、電気めっきにより第2犠牲層73が形成される。そして、図5(e)に示すように、第1外層11が露出するまで第2犠牲層73の表面が研磨される。このとき、研磨されて露出した第1外層11及び第2犠牲層73の表面は、RMS(Root Mean Square)値で1μm以下の平滑面で形成される。
そして、図6(a)に示すように、平滑面とされた第1外層11及び第2犠牲層73上に、感光性有機物質からなるフォトレジストを塗布して第2レジスト層82を形成する。その後、この第2レジスト層82の表面を選択的に露光することにより、第2レジスト層82を部分的に除去する。
その後、図6(b)に示すように、第2レジスト層82が除去された部分には、電気めっきにより第3犠牲層74が形成される。そして、図6(c)に示すように第2レジスト層82が完全に除去されることにより、第3犠牲層74からなる台座が形成される。
第2レジスト層82が除去されることにより露出した第1外層11、第2犠牲層73及び第3犠牲層74上には、再びフォトレジストが塗布されることにより第3レジスト層83が形成される。そして、図6(d)に示すように、第3レジスト層83の表面が選択的に露光されることにより、第3レジスト層83の一部が除去される。そして、第3レジスト層83が除去された部分には、図6(e)に示すように、電気めっきにより接触部5を構成する接触部形成層15が形成される。
その後、図7(a)に示すように第3レジスト層83が完全に除去され、これにより露出した第1外層11、第2犠牲層73、第3犠牲層74及び接触部形成層15上に、再びフォトレジストが塗布されることにより第4レジスト層84が形成される。そして、その第4レジスト層84の表面が選択的に露光されることにより、第4レジスト層84の一部が除去される。第4レジスト層84が除去された部分には、図7(b)に示すように、第1外層11、第2犠牲層73及び接触部形成層15が露出する。
ここで、図10は、図7(b)の状態を上面より見た説明図である。透視された第1外層が破線により示され、第4レジスト層84が除去された部分が実線により示されている。第4レジスト層84は、低抵抗配線7の形状に合わせて除去されており、除去された部分には配線形成溝8が形成されている。配線形成溝8は、コンタクト部4においては、接触部形成層15及び第1外層11を露出させ、ベース部2においては、第1外層11を露出させ、コンタクト部4とベース部2との間においては、第2犠牲層73を露出させている。
配線形成溝8が形成されて露出した接触部形成層15、第1外層11及び第2犠牲層73の上には、図7(c)に示すように、電気めっきにより低抵抗配線層14が形成される。このように、低抵抗配線層14は、コンタクト部4及びベース部2においては、第1外層11と対向するように形成され、コンタクト部4とベース部2の間においては、第1外層と対向しないように形成されている。
その後、図7(d)に示すように第4レジスト層84が完全に除去され、第2犠牲層73、第3犠牲層74、第1外層11、低抵抗配線層14及び接触部形成層15が露出される。そして、フォトレジストが塗布されることにより第5レジスト層85が形成される。さらに、図7(e)に示すように、その第5レジスト層85の表面が選択的に露光されることにより、第1外層11と同一の面形状で第5レジスト層85が除去される。第5レジスト層85が除去された部分には、第1外層11及び低抵抗配線層14が露出されている。
この第5レジスト層85の一部が除去された部分には、図8(a)に示すように、電気めっきにより第2外層12が形成される。これにより、低抵抗配線層14が積層されていない部分では、第2外層12は、第1外層11と対向して積層されることになる。その後、第3犠牲層74が露出するまで、第5レジスト層85、第2外層12、低抵抗配線層14及び接触部形成層15の表面が研磨される。この研磨により、図8(b)に示すように、第2外層12、低抵抗配線層14及び接触部形成層15が、同じ厚みで第1外層11上に積層された状態になる。研磨された第2外層12、低抵抗配線層14及び接触部形成層15の表面は、RMS値で1μm以下の平滑面で形成される。
このように研磨された状態から、図8(c)に示すように第5レジスト層85が完全に除去される。そして露出した第2犠牲層73、第3犠牲層74、第2外層12、低抵抗配線層14及び接触部形成層15上に、再びフォトレジストが塗布されることにより第6レジスト層86が形成される。そして、その第6レジスト層86の表面が選択的に露光されることにより、図8(d)に示すように、第1外層11と同一の面形状で第6レジスト層86が除去される。
第6レジスト層86が除去された部分には、第2外層12と低抵抗配線層14の一部とが露出しており、これらの上に、第3外層13が電気めっきにより形成される。このように、第3外層13は、コンタクト部4及びベース部2においては、低抵抗配線層14と対向するように形成され、コンタクト部4とベース部2の間においては、低抵抗配線層14と対向しないように形成されている。
その後、図9(a)に示すように第6レジスト層86を完全に除去する。この第6レジスト層86を除去することにより第2犠牲層73、第3犠牲層74、第3外層13、低抵抗配線層14及び接触部形成層15が露出した状態になる。
そして、感光性有機物質からなるフォトレジストを塗布して第7レジスト層87を形成する。その後、この第7レジスト層87の表面を選択的に露光することにより、図9(b)に示すように、第7レジスト層87を部分的に除去する。さらに、この除去された部分において露出する第2犠牲層73をエッチングにより除去する。第7レジスト層87と第2犠牲層73との部分的な除去により、図9(b)に示すように、バンプ部6を形成する第1外層11、第2外層12及び第3外層13の端面が露出する。
第7レジスト層87と第2犠牲層73とが除去された部分に、図9(c)に示すように、電気めっきによりバンプ部6となるバンプ層16が厚み方向に積層形成される。その後、図9(d)に示すように、第7レジスト層87、第1犠牲層72及び第2犠牲層73を完全に除去することにより、積層により形成されたコンタクトプローブ1が得られる。
このように、プローブ本体の層である第1外層11、第2外層12、及び第3外層13と低抵抗配線層14とを異なるパターンにするだけで容易に空隙32を形成することができる。
本実施の形態では、低抵抗配線層14が、プローブ本体10の両端部付近で、第1外層11と第3外層13に挟まれるように形成される。したがって、低抵抗配線層14を物理的に強固に保持することができ、低抵抗配線7が、プローブ本体10から分離するのを防ぐことができる。
また、本実施の形態では、低抵抗配線7は屈曲部31を通らずに取り付け面21に導通しており、低抵抗配線7の両端部の距離が、プローブ本体10の両端部の距離よりも短くなっている。このような構成により、電気的特性検査のときに高電流が発生した場合でも、電流により発熱する低抵抗配線7がプローブ本体10から離れていることから、コンタクトプローブ1が熱により溶融破断や塑性変形することを防止することができる。さらにベース部に配設される配線部がビーム部の自由端側の取り付け面21に配設されているので、配線部が異常な電流により加熱した場合に、ベース部において配線部からの熱伝導により加熱される部分が固定端から離れており、熱による変形等を最小限に抑えることができる。
実施の形態2.
実施の形態2は、外層が3層からなる実施の形態1とは異なり、図11及び図12に示すように、外層を第1外層11と第2外層18の2層構造としている。低抵抗配線層14aは、第1外層11と第2外層18によりコンタクトプローブ1aの両端付近で挟み込まれ、コンタクトプローブ1aの中央部では両層と隣接せず、両外層から離れて形成されている配線部である。また、低抵抗配線層14aは、コンタクト部4aの先端において外部に露出しておらず、コンタクト部4aの内部において接触部形成層15aと接触している。接触部形成層15aは、第1外層11と第2外層18との間に挟み込まれるように形成され、コンタクト部4aの先端から一部が突出した状態となっている。なお、本実施の形態において、図3に示した構成と同一の構成については、図に同一符号を付してその説明を省略することとする。
次に、図11及び図12に示すコンタクトプローブの製造工程について図13〜図15に基づいて説明する。図13〜図15は、コンタクトプローブ1aの製造プロセスの一例を示した工程図である。図13〜図15の各工程図は、図11におけるC−C断面図が示されている。
図13の工程図は、図5(e)の続きを示している。本実施の形態において、図13に示した工程よりも前の工程は、図5と同様の態様であるので、同様の構成については、図に同一符号を付してその説明を省略することとする。
本実施の形態では、図5(e)に示した状態から、図13(a)に示すように、平滑面とされた第1外層11及び第2犠牲層73上に、感光性有機物質からなるフォトレジストを塗布して第2レジスト層82aを形成する。その後、この第2レジスト層82aの表面を選択的に露光することにより、第2レジスト層82aを部分的に除去する。この例では、第2レジスト層82aが除去された部分には、コンタクト部4aとなる第1外層11の一端側が露出した状態になっている。そして、図13(a)に示すように、第2レジスト層82aが除去された部分には、電気めっきにより接触部形成層15aが形成される。
その後、図13(b)に示すように第2レジスト層82aが完全に除去され、これにより露出した第1外層11、第2犠牲層73及び接触部形成層15a上には、再びフォトレジストが塗布されることにより第3レジスト層83aが形成される。そして、第3レジスト層83aの表面が選択的に露光されることにより、図13(c)に示すように、低抵抗配線7aの形状に合わせて第3レジスト層83aが除去される。
第3レジスト層83aが除去されることにより露出した第1外層11及び第2犠牲層73の上には、図13(d)に示すように、電気めっきにより低抵抗配線層14aが形成される。その後、低抵抗配線層14aと接触部形成層15aとが露出するまで、第3レジスト層83a、低抵抗配線層14a及び接触部形成層15aの表面が研磨される。これにより、図13(e)に示すように、低抵抗配線層14a及び接触部形成層15aが、同じ厚みで第1外層11上に積層された状態になる。研磨された低抵抗配線層14a及び接触部形成層15aの表面は、RMS値で1μm以下の平滑面で形成される。
このように研磨された状態から、図14(a)に示すように第3レジスト層83aが完全に除去される。そして、露出した第2犠牲層73、第1外層11、低抵抗配線層14a及び接触部形成層15a上に、再びフォトレジストが塗布されることにより第4レジスト層84aが形成される。この第4レジスト層84aの表面が選択的に露光されることにより、図14(b)に示すように、第1外層11と同一の面形状で第4レジスト層84aが除去される。
第4レジスト層84aが除去された部分には、第1外層11、低抵抗配線層14a及び接触部形成層15aの一部が露出している。これらの上に、図14(c)に示すように第2外層18が電気めっきにより形成される。その後、図14(d)に示すように第4レジスト層84aを完全に除去する。この第4レジスト層84aを除去することにより第2犠牲層73、第2外層18、低抵抗配線層14a及び接触部形成層15aが露出した状態になる。
そして、露出した第2犠牲層73、第2外層18、低抵抗配線層14a及び接触部形成層15a上に、感光性有機物質からなるフォトレジストを塗布して第5レジスト層85aを形成する。その後、この第5レジスト層85aの表面を選択的に露光することにより、第5レジスト層85aを部分的に除去する。さらに、この除去された部分において露出する第2犠牲層73をエッチングにより除去する。第5レジスト層85aと第2犠牲層73との部分的な除去により、図15(a)に示すように、バンプ部6を形成する部分の第1外層11及び第2外層18の端面が露出する。
そして、第5レジスト層85aと第2犠牲層73とが除去された部分に、図15(b)に示すように、電気めっきによりバンプ部6となるバンプ層16が厚み方向に積層形成される。その後、図15(c)に示すように第5レジスト層85a、第1犠牲層72及び第2犠牲層73を完全に除去することにより、積層により形成されたコンタクトプローブ1aが得られる。
実施の形態2では、プローブの外層を2層で形成できるので、外層を3層で形成する場合に比して、製造工程を簡略化することができる。また、配線部である低抵抗配線7aを第1外層11と第2外層18の2層で挟むことができるので、低抵抗配線7aの保持強度を強くすることができる。
実施の形態3.
上記実施の形態では、低抵抗配線7が、ベース部2の内部において二股に分かれて取り付け面21に到達するように形成した。しかし、本発明はこれに限らず配線部である低抵抗配線7については、取り付け面21及び22に到達する低抵抗配線7の数が1個、又は3個以上の場合も含む。
図16において、一例として取り付け面21及び22に到達する低抵抗配線7の数が4個の場合を示す。低抵抗配線7bは、コンタクト部4bとビーム部3bとの間で外部に露出されて形成されている。また、ベース部2bの内部では、低抵抗配線7bは、4つに分岐されて取り付け面21b及び取り付け面22bに到達している。
この場合、外部に露出された低抵抗配線7bが、ビーム部3bと平行して直線状に形成されている。そのため、プローブ本体10bが弾性変形により歪んだ場合でも、低抵抗配線7bに負荷される応力が小さくなるので、低抵抗配線7が破断や変形されるのを防ぐことができる。
実施の形態4.
実施の形態4は、上記までの実施の形態とは異なり、図17に示すように、外層19は1層から形成されている。また、低抵抗配線7cを形成する配線部である低抵抗配線層14cは、外層19と対向する面の反対面が露出した状態となっている。この低抵抗配線層14cは、外層19と、コンタクトプローブ1cの両端部において隣接し、中央部において隣接していない。外層19は実施の形態1における第1外層11と同一の材料からなり、コンタクトプローブ1cの先端部以外は第1外層11と同一の面形状で積層形成されている。また、外層19は、屈曲部31cを有し、低抵抗配線層14cとの間で空隙32cを形成している。このような構成により、コンタクトプローブ1cは、検査対象物と当接した際に弾性変形可能な構造となっている。そして、検査対象物と接触してコンタクトプローブ1bが弾性変形したときには、屈曲部31cに応力が集中する構造となっている。
なお、本実施の形態においては、低抵抗配線層14cは、コンタクトプローブ1cの先端部にも形成され、外層19とともに突起の一部を形成しているが、実施の形態1〜3と同様に、高硬度の導電性材料からなる接触部を備えるように形成してもよい。本実施の形態では、配線部をプローブ本体内に配設する必要がないことから空隙の形成が容易になり、また配線部が異常な熱電流により過熱した場合に配線部からプローブ本体への熱伝導を抑えることができる。
なお、上記のいずれの実施の形態においても、ビーム部3がその中央で屈曲している場合を示した。しかし、本発明はこれに限らない。例えば、ビーム部3を直線状に形成し、ビーム部3とベース部2との結合部分において屈曲部を形成するようにしてもよい。
また、第1層及び第3層が導電性材料からなる場合を示した。しかし、本発明はこれに限らず、コンタクトプローブ1の先端部とプローブ基板接触面とが導通していれば、第1層及び第3層を絶縁性の材料で形成することもできる。
なお、上記の実施の形態においては層構造を有するものについて説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、プローブ本体と配線部を別々に生産し、プローブ本体の両端で接合するように加工してもよい。
本発明の実施の形態によるプローブカード110を含むプローブ装置100の概略構成の一例を示した図であり、プローブ装置100内部の様子が示されている。 図1のプローブ装置100におけるプローブカード110の構成例を示した図である。 本発明の実施の形態1によるコンタクトプローブの一例を示した図であり、コンタクトプローブの斜視図が示されている。 本発明の実施の形態1によるコンタクトプローブの一例を示した図であり、(a)はコンタクトプローブ1の正面図、(b)はコンタクトプローブ1のA−A断面図、(c)はコンタクトプローブ1のB−B断面図が示されている。 実施の形態1に係るコンタクトプローブを形成する工程の一例を示した図である。 実施の形態1に係るコンタクトプローブを形成する工程の一例を示した図であり、図5(e)の続きが示されている。 実施の形態1に係るコンタクトプローブを形成する工程の一例を示した図であり、図6(e)の続きが示されている。 実施の形態1に係るコンタクトプローブを形成する工程の一例を示した図であり、図7(e)の続きが示されている。 実施の形態1に係るコンタクトプローブを形成する工程の一例を示した図であり、図8(e)の続きが示されている。 実施の形態1に係るコンタクトプローブを形成する工程の一例の途中を説明した図であり、低抵抗配線7を形成するための配線形成溝8が示されている。 本発明の実施の形態2に係るコンタクトプローブの一例であり、コンタクトプローブ1aの斜視図が示されている。 本発明の実施の形態2に係るコンタクトプローブの一例であり、コンタクトプローブ1aの断面図が示されている。 実施の形態2に係るコンタクトプローブを形成する工程の一例を示した図である。 実施の形態2に係るコンタクトプローブを形成する工程の一例を示した図であり、図13(e)の続きが示されている。 実施の形態2に係るコンタクトプローブを形成する工程の一例を示した図であり、図14(d)の続きが示されている。 本発明の実施の形態3に係るコンタクトプローブの一例である。 本発明の実施の形態4に係るコンタクトプローブの一例である。
符号の説明
1 コンタクトプローブ
10,10b,10c プローブ本体
2,2b ベース部
21,21b,22,22b 取り付け面
3,3b ビーム部
31,31c 屈曲部
32,32c 空隙
4,4a,4b コンタクト部
5,5a,5b 接触部
6 バンプ部
7,7a,7b,7c 低抵抗配線
8 配線形成溝
71 基板
72 第1犠牲層
73 第2犠牲層
74 第3犠牲層
81 第1レジスト層
82,82a 第2レジスト層
83,83a 第3レジスト層
84,84a 第4レジスト層
85,85a 第5レジスト層
86 第6レジスト層
87 第7レジスト層
11 第1外層
12,17,18 第2外層
12a,17a 突出部
13 第3外層
14 低抵抗配線層
15,15a 接触部形成層
16 バンプ層
19 外層

Claims (7)

  1. 自由端にコンタクト部が形成されたビーム部と、上記ビーム部を支持するベース部とからなるプローブ本体、及び、上記プローブ本体よりも低抵抗の配線部を備え、
    上記配線部は、その一端が上記コンタクト部内に配置され、他端が上記ベース部内に配置され、上記一端及び他端の間は上記ビーム部から露出していることを特徴とするコンタクトプローブ。
  2. 前記ベース部は、取り付け面が2箇所あり、前記配線部は、前記2箇所の取り付け面のうち、ビーム部の自由端側の取り付け面にまで配設されていることを特徴とする請求項1記載のコンタクトプローブ。
  3. ベース部は、取り付け面が2箇所あり、配線部はベース部の内部で分岐し、前記2箇所の取り付け面のそれぞれにまで配設されていることを特徴とする請求項1記載のコンタクトプローブ。
  4. 自由端側にコンタクト部が形成されたビーム部と、上記ビーム部を支持するベース部とからなるプローブ本体、及び、上記プローブ本体よりも低抵抗の配線部を備え、
    上記配線部は、その一端が上記コンタクト部に隣接し、他端が上記ベース部に隣接し、上記一端及び他端の間は上記ビーム部から開放されていることを特徴とするコンタクトプローブ。
  5. 上記プローブ本体及び上記配線部の間に空隙が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のコンタクトプローブ。
  6. 上記プローブ本体は、上記ビーム部の固定端に屈曲部を有し、
    上記屈曲部は、上記空隙を挟んで上記配線部と対向していることを特徴とする請求項5に記載のコンタクトプローブ。
  7. 上記プローブ本体及び上記配線部は、層構造の互いに異なる層からなり、
    上記空隙は、上記プローブ本体及び上記配線部のパターンの違いによって形成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載のコンタクトプローブ。
JP2008261148A 2008-10-07 2008-10-07 コンタクトプローブ Withdrawn JP2010091393A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008261148A JP2010091393A (ja) 2008-10-07 2008-10-07 コンタクトプローブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008261148A JP2010091393A (ja) 2008-10-07 2008-10-07 コンタクトプローブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010091393A true JP2010091393A (ja) 2010-04-22

Family

ID=42254254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008261148A Withdrawn JP2010091393A (ja) 2008-10-07 2008-10-07 コンタクトプローブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010091393A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004150874A (ja) * 2002-10-29 2004-05-27 Japan Electronic Materials Corp プローブ
JP2004340617A (ja) * 2003-05-13 2004-12-02 Micronics Japan Co Ltd 通電試験用電気的接続装置
WO2007017955A1 (ja) * 2005-08-09 2007-02-15 Kabushiki Kaisha Nihon Micronics 通電試験用プローブ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004150874A (ja) * 2002-10-29 2004-05-27 Japan Electronic Materials Corp プローブ
JP2004340617A (ja) * 2003-05-13 2004-12-02 Micronics Japan Co Ltd 通電試験用電気的接続装置
WO2007017955A1 (ja) * 2005-08-09 2007-02-15 Kabushiki Kaisha Nihon Micronics 通電試験用プローブ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW201030872A (en) Probe card and manufacturing method thereof
JP4615057B1 (ja) プローブカード
JP5643477B2 (ja) コンタクトプローブ
JP5351453B2 (ja) コンタクトプローブ複合体
JP5414158B2 (ja) コンタクトプローブの製造方法
JP2010091393A (ja) コンタクトプローブ
JP2010002391A (ja) コンタクトプローブ及びその形成方法
JP5058032B2 (ja) コンタクトプローブの製造方法
JP5276836B2 (ja) プローブカード
JP2008164317A (ja) プローブカード
JP2008135574A (ja) 配線基板およびそれを用いた半導体装置とプローブカード
JP2010107319A (ja) コンタクトプローブの製造方法
JP2010054369A (ja) コンタクトプローブ及びその製造方法
JP2010060285A (ja) コンタクトプローブ及びその形成方法
JP5164543B2 (ja) プローブカードの製造方法
JP2009270938A (ja) コンタクトプローブ及びその製造方法
JP2002151558A (ja) 半導体検査装置の製造方法および半導体検査装置、ならびに半導体装置の検査方法
JP2014016371A (ja) コンタクトプローブ
JP2013134249A (ja) プローブカード及びその製造方法
JP5700761B2 (ja) 電気的接続装置
JP5058041B2 (ja) コンタクトプローブの製造方法
JP4986785B2 (ja) プローブカード
JP2010071760A (ja) プローブ、及びプローブカード
JP2016224026A (ja) プローブ基板及びその製造方法
JP6741521B2 (ja) 回路装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121002

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20121126