JP2010019323A - トルクロッド - Google Patents

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Kenichiro Iwasaki
健一郎 岩崎
Heita Koike
平太 小池
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Abstract

【課題】少なくとも一方の筒状部の外周面上からロッド部側面上まで延在する複数本のリブと筒状部とが結合する線上に力が集中するのを防止することのできるトルクロッドを提供する。
【解決手段】トルクロッド10それらのリブのうち少なくとも一対のリブ11、12の幅方向中心線C1、C2は、それらの相互の間隔が、筒状部側で広く、ロッド部側で狭くなるよう単調に変化する。
【選択図】図4

Description

本発明は、一対の筒状部とこれらを繋ぐロッド部とが一体的に形成され、それらの筒状部の内側にゴム部材を介して配設されてなり、少なくとも一方の筒状部の外周面上からロッド部側面上にまで延在する複数本のリブが一体的に形成されてなるトルクロッドに関する。
従来から、図1の平面図、および、図2の正面図で示すように、一対の筒状部92、93とこれらを繋ぐロッド部91とが一体的に形成され、それらの筒状部92、93の内側に内筒96、97が、それぞれゴム部材94、95を介して配設され、少なくとも一方の筒状部92の外周面上からロッド部側面上にまで延在する複数本のリブ90A、90Bが一体的に形成されてなるトルクロッド90が知られており(例えば、特許文献1参照。)、例えばエンジンマウントと協働してエンジンの揺れを抑えるのに用いられる。
そして、従来のトルクロッド90にあっては、単に設計や製作の容易さから、それらのリブ90A、90Bはいずれも軸と直交する平面上に延在するとともに、平行となるように設けられていて、その結果、それらのリブ90A、90Bの幅方向中心線の相互の間隔d0は一定となっている。
特開2005−83412号公報
しかしながら、このように構成されたトルクロッド90は、例えば、内筒96、97がそれらの軸間距離を広げる方向に相対的に変位したとき、トルクロッド90には、この変位方向と平行な力成分以外に、リブ90A、90Bの補強の効果により、リブ90A、90Bが支える部分は変位が比較的小さくなり、それ以外の部分と変位の差が出るため、リブ90A、90Bと筒状部92との接する線に、それらが作る角度を広げる曲げの成分が作用する。このとき、リブ90A、90Bは軸と直交する面内に延在しているので、リブ90A、90Bに筒状部92が接合する線に曲げの力が集中し壊れやすくなるという問題があった。特に、このことは、リブ90A、90Bに囲われる部分より外側の筒状部92の面とリブ90A、90Bとの間で作られる線上で顕著である。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、少なくとも一方の筒状部の外周面上からロッド部側面上まで延在する複数本のリブに筒状部が接合する線に曲げの力が集中するのを防止することのできるトルクロッドを提供することを目的とする。
<1>は、一対の筒状部とこれらを繋ぐロッド部とが一体的に形成され、それらの筒状部の内側にそれぞれゴム部材を配設してなり、少なくとも一方の筒状部の外周面上からロッド部側面上まで延在する複数本のリブが一体的に形成されてなるトルクロッドにおいて、
それらのリブのうち少なくとも一対のリブの幅方向中心線は、それらの相互の間隔が、筒状部側で広く、ロッド部側で狭くなるよう単調に変化することを特徴とするトルクロッドである。
<2>は、<1>において、2本のリブを有し、それらのリブは、軸と直交する面に関して面対称に設けられていることを特徴とするトルクロッドである。
<1>によれば、それらのリブのうち少なくとも一対のリブの幅方向中心線は、それらの相互の間隔が、筒状部側で広く、ロッド部側で狭くなるよう単調に変化するので、一対の内筒がそれらの軸間距離が広がる方向に相対変位して、リブ同士の間隔を広げる方向の力が作用しても、少なくとも一方のリブの筒状部側端は軸と直交する面に対して傾斜しており、このため、リブの端に筒状部が接合する線に曲げの力が集中するのを抑制することができる。
さらに、それらのリブの筒状部側端同士が広がっていることによって、筒状部にねじりやこじり方向の負荷が掛かった場合の剛性を高めることができる。また、対をなす筒状部同士の軸官距離を狭める方向の力がかかった場合の座屈強度を高めることができる。
<2>によれば、2本のリブは、軸方向と直交する面に関して面対称に設けられているので両方のリブで均等に応力を分担することができ、その結果、応力を低減することができる。
本発明の実施形態について図に基づいて説明する。図3は、第1の実施形態のトルクロッドを示す平面図、図4はその正面図であり、トルクロッド10は、一対の筒状部2、3とこれらを繋ぐロッド部1とが一体的に形成され、それらの筒状部2、3の内側にゴム部材4、5が配設されてなり、少なくとも一方の筒状部2の外周面上からロッド部側面上にまで延在する複数本のリブ11、12が一体的に形成されるよう構成されている。
また、通常、一対の筒状部2、3の内側には内筒6、7が設けられ、それぞれゴム部材4、5を介して筒状部2、3と連結されている。
このトルクロッド10は、その特徴として、リブ11、12の幅方向中心線C1、C2の相互の間隔が、筒状部側でd2と広く、ロッド部側でd1と狭くなるよう単調に変化していて、リブ11、12同士を広げる方向の力成分に対して、応力を集中するのを防止することができる。
ここで、本明細書において、軸もしくは軸方向とは、対象とする筒状部の軸もしくは軸方向をいうものとし、また、幅方向中心線Cとは、図5に示すように、リブ21の断面における重心Gを通る、軸と直交する面上の線であるとする。また、本明細書において、「間隔が単調に変化」するとは、間隔が一旦でも減少することなく、増加もしくは同じ値を保つこと、もしくは、間隔が一旦でも増加することなく、減少もしくは同じ値を保つことを意味するものとする。
これらのリブ11、12は、軸と直交する平面に関して面対称であるのが好ましい。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、第1の実施形態の第1変形例を図6に正面図で示すように、リブ11A、12Aの幅方向中心線の相互の間隔が、筒状部側でd4と広く、ロッド部側でd3と狭くなるよう単調に変化してさえいれば、リブ11A、12Aの一方が、軸と直交する平面に平行であってもよく、また、第2変形例を図7に正面図で示すように、リブ11B、12Bの両方が、軸と直交する平面に対して同じ方向に傾斜するものであってもよい。なお、この場合も、リブ11B、12Bの幅方向中心線の相互の間隔は、筒状部側でd6と広く、ロッド部側でd5と狭くなるよう単調に変化している。
また、第3変形例を図8に正面図で示すように、リブは3本以上あってもよいが、この場合、3本のリブ11C、12C、13Cのうちの少なくとも2本のリブ11C、12Cについて、幅方向中心線の相互の間隔が、筒状部側でd8と広く、ロッド部側でd7と狭くなるよう単調に変化していることが必須要件となる。
図9は、本発明に係る第1の実施形態の第4変形例を示す側面図であり、また、図10、図11は、それぞれ、図9のA−A矢視、B−B矢視に対応する断面図であり、これらの図に示すように、リブ11D、12Dは、その延在方向に沿って断面形状が変化していてもよく、この場合、幅方向中心線は、先ほどの定義に従い、リブ11D、12Dの断面における重心Gを通る、軸と直交する面上の線である。
図12は、第2の実施形態のトルクロッドを示す、平面図および正面図であり、図13は、この実施形態の斜視図である。この実施形態のトルクロッド30も、一対の筒状部32、33とこれらを繋ぐロッド部31とが一体的に形成され、それらの筒状部32、33の内側に内筒36、37が、それぞれゴム部材34、35を介して配設され、少なくとも一方の筒状部32の外周面上からロッド部側面上にまで延在する片側当たり2本のリブ41、42が一体的に形成されるよう構成されている。
また、このトルクロッド30においても、その特徴として、リブ41、42の幅方向中心線C1、C2の相互の間隔が、筒状部側でd10と広く、ロッド部側でd9と狭くなるよう単調に変化していて、リブ41、42同士を広げる方向の力成分に対して、応力を集中するのを防止することができる。
なお、この実施形態のリブ41、42は、ロッド部の幅方向両縁に沿って延在するとともに、それらの頂面41a、42aが、筒状部32、33の外周面32a、33aと面一となるように形成されていて、ロッド部1の、リブ41、42の間に位置する幅方向部分を薄肉化した薄肉部43を有する構造をなし、さらに、平面視におけるロッド部1の幅方向中央の肉の一部を取ることによって大幅な軽量化を達成している。
以上、変形例を含め、第1、第2の実施形態について説明したが、本発明は、これらの例の他にもロッド部の中心線と、一対の筒状部を結ぶ直線とが、平面視もしくは正面視においてずれているような場合に適用して効果を発揮することができ、さらには、特許文献1に示されているような、一対の筒状部が平行ではなく90°ずれているトルクロッドに対しても効果を奏することができる。
従来のトルクロッドを示す平面図である。 従来のトルクロッドを示す正面図である。 本発明に係る第1の実施形態のトルクロッドを示す平面図である。 第1の実施形態のトルクロッドを示す正面図である。 リブを模式的に示す断面図である。 本発明に係る第1の実施形態の第1変形例を示す正面図である。 本発明に係る第1の実施形態の第2変形例を示す正面図である。 本発明に係る第1の実施形態の第3変形例を示す正面図である。 本発明に係る第1の実施形態の第4変形例を示す正面図である。 図9のA−A矢視に対応する断面を示す断面図である。 図9のB−B矢視に対応する断面を示す断面図である。 本発明に係る第2の実施形態のトルクロッドを示す平面図である。 本発明に係る第2の実施形態のトルクロッドを示す正面図である。
符号の説明
1 ロッド部
2、3 筒状部
4、5 ゴム部材
6、7 内筒
10 トルクロッド
11、11A、11B、11C、11D リブ
12、12A、12B、12C、12D リブ
13C リブ
21 リブ
30 トルクロッド
31 ロッド部
32、33 筒状部
34、35 ゴム部材
36、37 内筒
41、42 リブ
43 薄肉部

Claims (2)

  1. 一対の筒状部とこれらを繋ぐロッド部とが一体的に形成され、それらの筒状部の内側にそれぞれゴム部材を配設してなり、少なくとも一方の筒状部の外周面上からロッド部側面上まで延在する複数本のリブが一体的に形成されてなるトルクロッドにおいて、
    それらのリブのうち少なくとも一対のリブの幅方向中心線は、それらの相互の間隔が、筒状部側で広く、ロッド部側で狭くなるよう単調に変化することを特徴とするトルクロッド。
  2. 2本のリブを有し、それらのリブは、軸方向と直交する面に関して面対称に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のトルクロッド。
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