JP2010018146A - 搬送車 - Google Patents

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Kozo Katano
片野孝蔵
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Abstract

【課題】比較的大きな車輪を左右の並行に構成した並行二輪の搬送車は、段差を越えるのは容易だが、前後に転倒しやすくなる欠点がある。これを、いかにして、転倒し難い搬送車にするかが目的である。
【解決手段】この搬送車は、車輪上部に架設した、四方の支点に、ぶら下がる形態の荷台、及び、搭乗台にした。これによって、荷台、及び、搭乗台の四方に荷重が分散し、この四方の範囲内に重心がある限り、重心が吊り下げ位置の真下、且つ、車体の中心に落ち着こうとするので、転倒の危険性が減少し、バランスが取りやすくなった。
【選択図】図9

Description

本発明は、荷物を運ぶ台車、リヤカー等と通称される搬送車、又、人を搬送する人力車、車椅子等と通称される搬送車に関し、力のモーメントと、てこの原理を利用した構造にて、搬送車の搬送性の向上を目的とするものである。
リヤカー、人力車等の、並行二輪の形状の搬送車は車輪の大きさゆえ、道路の凸凹に強く、数センチ程度の段差ならばたやすく乗り越えるが、前後に倒れやすい欠点を持つ。ゆえに、けん引する人間は引く力以外に、バランスを取る努力を必要とし、相当する労力が絶えず必要とされる。
反対に小さな車輪を四方の下部に設えた台車等の搬送車や、小さな補助輪を前輪に設えている車椅子等の搬送車は、転倒し難いという長所があるが、凸凹道には弱く、小さな車輪が、数センチの段差を越えるのに、かなりの労力を要するという欠点がある。
これらの二種類の搬送車の長所を併せ持つ、すなわち、転倒し難く、段差を越えるのが容易な搬送車に関するものである。
特許文献1は、操作性および機動性を確保しつつ、しかも段差を超える場合にも、荷台を安定して走行できるようにした台車である。
特許文献2は、大きな高低差を有する段差のある走行床面や路面であっても、無理なく、主軸がスムースに乗り越える能力を備え、しかも、構造が簡単な車椅子である。
特開2007−253874 特開2004−181161
これらの搬送車より、さらに部品が少なく、きわめて単純な構造で、すなわち部品が少ないほど、機械として故障が少なく、且つ、簡単に製造、製品化できるものを目指す。それは、段差に強い並行二輪の搬送車を、転倒し難くするものとする。
段差に強い並行二輪の搬送車を、転倒し難くするには、荷台(5)、及び、搭乗台(6)を、車輪(7)にぶら下げる形態にすることによって、実現できるが、ハブ(14)、乃至、車輪軸(9)にぶら下げる形態にすると、巨大な車輪(7)にならざるを得なく、とても扱いにくいものになる。
車輪(7)を人間の扱える大きさに制限するためには、荷台(5)、及び、搭乗台(6)を吊り下げる支点を、ハブ(14)、乃至、車輪軸(9)から、車輪(7)上部に移行させる方法が必要となってくる。
本発明による搬送車は、車輪(7)の側面に円周より一回り小さな、接地しない輪郭レール(3)を設け、これの上部に、荷台(5)、及び、搭乗台(6)の側面に設けた、離間した二箇以上のローラー(4)を架ける形態にする。
この形態にすると、ローラー(4)により形成された4点に、荷重を分散させることになり、重心がこの4方形の範囲内にあり、且つ、下方にある限りは、転倒の可能性は極めて低くなる。
また、吊り下げ形態なので、荷物をきちんと4点の中心に置けば、重心が絶えず車体の中心に戻ろうとするので、重心が4方形の範囲内から突出することは少ない。
これにより、単純な力のモーメントの作用によって、転倒し難く、凸凹の道路も運搬し易い並行二輪の搬送車の開発を実現した。
この並行二輪という表現は、仮に補助輪を付けたならば、厳密には二輪車ではなくなるが、あくまで、それらの機構をも含んだ概念である。
図4は、横から見た搬送車の概念図である。図示するように荷台(5)の前後寸法がローラー(4)間より大きくなければ、荷台(5)のどこに荷物を置こうが、重心はローラー(4)間を突出することはなく、荷物の搬送に使用する搬送車(1)は転倒し難い。
図1、図2のように、ローラー(4)よりも前後寸法の大きな荷台(5)でも、荷物の入れ方で、転倒しないようにバランスを取ることは可能である。
荷台(5)の重心は、ローラー(4)より下方にあり、且つローラー(4)間の中心の真下にあることが望ましいが、仮に上方にあっても、さらに、中心より多少ずれていても、それが理由で即座に転倒するということはない。従来の搬送車と同じく、操作する人の技量により搬送は続けられる。これは、人の搬送に使用する搬送車(2)でも同様である。
従来の搬送車は、少しでもハブの上から重心が外れると、外れた方向に車体が傾くので、操作する人は搬送車が転倒しないように絶えずバランスを取りながら引く、あるいは、押し続けることを必要とされる。
この発明による、物品の搬送に使用する搬送車(1)、及び、人の搬送に使用する搬送車(2)は離間したローラー(4)間に重心が収まるので、格段にバランスが取り易くなる。
この車椅子タイプの、人の搬送に使用する搬送車(2)は、前輪(10)が持ち上げ易いので、容易に段差を越えられる。
従来の車椅子では、前輪を持ち上げる行為は重心の縦移動であったが、本発明の車椅子では、ローラー(4)の位置が支点となり、重心はローラー(4)間にあるため、支点と重心との距離が短く、前輪(10)を持ち上げる仕事量が輪郭レール(3)上を移動する横移動となり、労力が少なくすむのである。同じ重さでも、持ち上げる場合、支点から重心位置が遠いほど重く、近いほど軽く扱えるのは、てこの原理で知られた事実である。
従来の車椅子では、段差以上の高さに前輪(10)を持ち上げてから降ろすために、搭乗者は不安定な状態になり、段差を越えなくてはならない場面では絶えず恐怖感に襲われていた。
ところがこの、人の搬送に使用する搬送車(2)では、前輪(10)を持ち上げるのが容易なために、前輪(10)が地面、及び、段差に接地したまま持ち上げられるので、搭乗者は宙に浮く感覚は少なく恐怖感は軽減する。
結果、搭乗者の精神的苦痛が減り、そして、介護者の労力と肉体的苦痛が軽減するのである。
この場合、重心が前輪(10)側に寄らないように、ローラー(4)間の中心に重心が位置するように調整するほど、前輪(10)を持ち上げるのは容易になる。調整は各ローラー(4)の前後移動によって出来る。
一対の車輪(7)に、車輪(7)より一回り小さい輪郭レール(3)を設ける。図2、図3、図5、図7、図9では車輪(7)の内側に輪郭レール(3)を図示しているので、現状の車椅子のハンドリムを内側に持ってきた形態に似ているが、輪郭レール(3)は必ずしも内側でなくても良く、車輪(7)の外側、乃至、車輪(7)の両側でも良い。
この一対の車輪(7)を、シャフト等で左右並行に連結する。シャフト等とは、車輪軸(9)、乃至、車輪繋ぎシャフト(11)の形態、乃至、車輪を引くかじ手(12)で兼用した形態等、様々な形態がある。
荷台(5)、あるいは、搭乗台(6)の側面に設けた離間した2箇以上のローラー(4)を、輪郭レール(3)に架設し、このローラー(4)が、荷台(5)、あるいは、搭乗代(6)を支持し、荷重が4基のローラー(4)に掛るようにし、重心がなるべくローラー(4)間の中心になるように調整する。そうすることによって、搬送中、重心が揺れ動いても、力のモーメントが働いて、重心はローラー(4)間の中心に落ち着こうとして、転倒し難いものとなる。
図1のように、人間が、車輪(7)に接続している、かじ手(12)を引く、乃至、押すことにより、搬送する方法と、図9のように、荷台(5)に設えてあるかじ手(13)、あるいは、図6のように搭乗台(6)のハンドグリップ(15)で引く、あるいは、押すことによって、押し部(8)が車輪軸(9)、乃至、ハブ(14)を押して搬送する方法とがある。
どちらの場合も、車輪軸(9)に、荷台(5)、乃至、搭乗台(6)の重量が掛かってはならない。車輪軸(9)はあくまで車輪(7)を繋ぐためのものである。
輪郭レール(3)にゴミ等が付着すると、ローラー(4)の動きが悪くなるので、フード等を装着して汚れにくくしておくのが望ましい。
又、ローラー(4)に指等を挟む危険性があるので、これらを覆うフード等も装着するのが望ましい。
図1のような、車輪(7)を引くタイプは、図9のような、荷台(5)を引くタイプと違って、搬送していると、荷台(5)が慣性に従ってグラグラと揺れるので、荷台(5)にフックを設け、かじ手(12)に架ける機構を設けることによって、搬送の邪魔になる揺れを極力抑えるようにするのが望ましい。
輪郭レール(3)にローラー(4)を乗せるだけでは、凸凹道で跳びはねた時、輪郭レール(3)からローラー(4)が外れる可能性があるので、図8のように、ローラー(4)を上と下の両側に設え、輪郭レール(3)を上下から挟む形にするのが望ましい。又、図中の同じ部位に荷台(5)と、搭乗台(6)の違う符号を付しているが、この場合、図示するものが、荷台(5)と、搭乗台(6)どちらも有り得、この発明では同じ意義だからである。
又、図示していないが、ローラー(4)を直接、荷台(5)、乃至、搭乗台(6)に設えるのでは、路面のショックが直接伝わるので、ローラー(4)と荷台(5)、乃至、搭乗台(6)の間にはアブソーバー、サスペンション等のショックを吸収する仕組みを組み入れるのも望ましい。又、ローラー(4)の数を増やすほど、この機構は強固になる。
荷物等を搬送する搬送車を示した斜視図である。 斜視分解図である。 正面図である。 側面から見た概念図である。 人を搬送する搬送車を示した斜視分解図である。 側面図である。 正面図である 輪郭レールを挟むローラーを示した図である。 荷台を引く方式の搬送車の斜視分解図である。
符号の説明
1 荷物等の搬送に使用する搬送車
2 人の搬送に使用する搬送車
3 輪郭レール
4 ローラー
5 荷台
6 搭乗台
7 車輪
8 押し部
9 車輪軸
10 前輪
11 車輪繋ぎシャフト
12 車輪を引くかじ手
13 荷台を引くかじ手
14 ハブ
15 ハンドグリップ
16 人物







Claims (1)

  1. 側面に、外周より小さな、輪郭レールを設けた車輪を左右に並べて、
    シャフト等で連結して一対とし、
    この輪郭レールの頂部に、架けられた複数のローラーが、
    荷物等を載せる荷台、乃至、人が搭乗する搭乗台を、
    支持することを特徴とする、搬送車。
































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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114966871A (zh) * 2022-05-11 2022-08-30 山东大学 适于多种地形的瞬变电磁接收线圈搭载车及其使用方法

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