JP2010017844A - 工作機械の防塵構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】工作機械の防塵構造の設計を提供する。
【解決手段】工作機械の防塵構造であり、それは工作機械の切削作業エリアに設けられ、上開放式箱口を備える防塵箱と、前記防塵箱の側壁に設けられ、汲み入れ設備との連結に用いられる汲み入れパイプと、前記防塵箱の上側に設けられて前記上開放式箱口の遮蔽に用いられ、防塵箱の箱壁頂縁とある隙間を備える防屑板とを含む。
【選択図】図３
【解決手段】工作機械の防塵構造であり、それは工作機械の切削作業エリアに設けられ、上開放式箱口を備える防塵箱と、前記防塵箱の側壁に設けられ、汲み入れ設備との連結に用いられる汲み入れパイプと、前記防塵箱の上側に設けられて前記上開放式箱口の遮蔽に用いられ、防塵箱の箱壁頂縁とある隙間を備える防屑板とを含む。
【選択図】図３
Description
本発明は工作機械に応用され、切削作業において粉塵の飛散の防止に用いられる防塵構造である。
周知の材料、例えば石墨、材木、複合材料、陶磁器等の材料を工作機械で切削または穴あけ作業を行う場合には、大量の粉塵が発生する。
粉塵は粒子が非常に微細であるが、硬度が非常に高いため、防塵施設の防塵機能が完全に満たない場合、粉塵は工作機械の構造システム（ｓｙｓｔｅｍ）内に侵入し、機器の損害が発生し、甚だしくは電気系統の短絡が生じる。
粉塵は粒子が非常に微細であるが、硬度が非常に高いため、防塵施設の防塵機能が完全に満たない場合、粉塵は工作機械の構造システム（ｓｙｓｔｅｍ）内に侵入し、機器の損害が発生し、甚だしくは電気系統の短絡が生じる。
周知の防塵方法の一つ目は水幕防塵法であり、水で円形のフード（ｈｏｏｄ）式屏幕を形成して切削作業エリア（ａｒｅａ）を囲い包み、切削粉塵は水幕に囲い覆われて外への飛散が低減する。
ところが上記方法の欠点は、水の流れが強すぎて工作物を壊してしまい、粉塵が水槽の中に溜まって清掃しにくくなり、水と接触できない工作物はこの方法を使うことができない点にある。
ところが上記方法の欠点は、水の流れが強すぎて工作物を壊してしまい、粉塵が水槽の中に溜まって清掃しにくくなり、水と接触できない工作物はこの方法を使うことができない点にある。
周知の防塵方法の二つ目は乾式吸塵法である。
図１に示すように、吸塵パイプ（ｐｉｐｅ）８０は主軸側に固定され、主軸に伴って上下または左右に移動し、切削粉塵は吸塵パイプによって吸い出され、更に濾過系統を経て濾過される。
周知の防塵方法の三つ目は防塵箱の設計である。
図２に示すように、切削作業エリアに防塵箱８１が取り付けられ、防塵箱には上開放箱口８２を備え、切削工作物は防塵箱の中に位置し、吸塵管８３は防塵箱の箱壁に設けられてある。
乾式防塵と防塵箱における共通の欠点は、切削作業エリアが開放型であり、吸塵管とその吸気口は工作物に接近できないため、吸塵効果が良くなく、粉塵が飛散してしまう。
図１に示すように、吸塵パイプ（ｐｉｐｅ）８０は主軸側に固定され、主軸に伴って上下または左右に移動し、切削粉塵は吸塵パイプによって吸い出され、更に濾過系統を経て濾過される。
周知の防塵方法の三つ目は防塵箱の設計である。
図２に示すように、切削作業エリアに防塵箱８１が取り付けられ、防塵箱には上開放箱口８２を備え、切削工作物は防塵箱の中に位置し、吸塵管８３は防塵箱の箱壁に設けられてある。
乾式防塵と防塵箱における共通の欠点は、切削作業エリアが開放型であり、吸塵管とその吸気口は工作物に接近できないため、吸塵効果が良くなく、粉塵が飛散してしまう。
本発明の主要目的は工作機械の防塵問題を解決することである。
本発明の工作機械の防塵構造は、工作機械の切削作業エリアに設けられ、上開放式箱口を備える防塵箱と、前記防塵箱の側壁に設けられ、汲み入れ設備との連結に用いられる汲み入れパイプと、前記防塵箱の上側に設けられて前記上開放式箱口の遮蔽に用いられ、防塵箱の箱壁頂縁とある隙間を備える防屑板とを含む。
本発明の工作機械の防塵構造は、切削粉塵を切削作業エリアに集め、吸塵装置は極めて有効に粉塵を切削エリアから吸い除き、粉塵が外部へ飛散することを避けることができる。
本発明の工作機械の防塵構造は立て型工作機械または門型工作機械に適用することができる。
図３に示すように、防塵構造は次のものを含む。
工作機械１の切削作業台１８に設けられる防塵箱１０：
その防塵箱１０には上開放式箱口１１及び前開閉式箱板１２を備える。切削加工物は防塵箱１０内に位置する。
工作機械１の切削作業台１８に設けられる防塵箱１０：
その防塵箱１０には上開放式箱口１１及び前開閉式箱板１２を備える。切削加工物は防塵箱１０内に位置する。
前記防塵箱１０側壁に設けられて汲み入れ設備の取り付けに用いられる汲み入れパイプ１４：
前記汲み入れ設備は吸塵設備または排水設備を含む。もし吸塵設備であれば、前記汲み入れパイプ１４によって防塵箱１０中の加工粉塵を吸い取る。もし排水設備であれば、周知の水幕防塵法と合わして前記防塵箱１０中の水及び水に溶けている粉塵を汲み入れパイプ１４から排除する。
前記汲み入れ設備は吸塵設備または排水設備を含む。もし吸塵設備であれば、前記汲み入れパイプ１４によって防塵箱１０中の加工粉塵を吸い取る。もし排水設備であれば、周知の水幕防塵法と合わして前記防塵箱１０中の水及び水に溶けている粉塵を汲み入れパイプ１４から排除する。
前記防塵箱１０の上側に設けられて前記上開放式箱口１１の遮蔽に用いられる防屑板２０：
その防屑板２０は前記工作機械１のいずれかの固定不動の部材に定位され、例えば図面中の防屑板２０は前記工作機械１の側壁１６に定位される。防屑板２０と前記防塵箱１０の箱壁頂縁の間には小さな隙間を備え、それによって防塵箱１０は切削作業台１８に駆動されて前後左右自由に移動することができる。防屑板２０には工作機械の主軸の自由通過に用いられる主軸孔２１が設けられ、その主軸孔２１は工作機械の形式の違いによって違った型式に設計されることができ、例えば立て型工作機械の主軸に合わして円孔形主軸孔が採用され、門型工作機械の主軸に合わして長孔形主軸孔が採用される。防屑板２０は透明の板でもよく、作業者が防塵箱１０内部の状況を観察することを便利にする。防屑板２０は不透明の板でもよい。
その防屑板２０は前記工作機械１のいずれかの固定不動の部材に定位され、例えば図面中の防屑板２０は前記工作機械１の側壁１６に定位される。防屑板２０と前記防塵箱１０の箱壁頂縁の間には小さな隙間を備え、それによって防塵箱１０は切削作業台１８に駆動されて前後左右自由に移動することができる。防屑板２０には工作機械の主軸の自由通過に用いられる主軸孔２１が設けられ、その主軸孔２１は工作機械の形式の違いによって違った型式に設計されることができ、例えば立て型工作機械の主軸に合わして円孔形主軸孔が採用され、門型工作機械の主軸に合わして長孔形主軸孔が採用される。防屑板２０は透明の板でもよく、作業者が防塵箱１０内部の状況を観察することを便利にする。防屑板２０は不透明の板でもよい。
前記工作機械１の主軸は主軸孔２１を通じて防塵箱１０の中に伸び入り、切削工作物に対して加工を行うことができる。
工作機械１は例えば石墨、材木、複合材料、陶磁器等材料の切削または穴あけ作業を行う場合は大量の粉塵が発生し、防塵箱１０及び防屑板２０は粉塵を箱の中に合わせ集めるが、防屑板２０の遮断により、防塵箱１０には開放空間がなく、汲み入れ設備と合わせば防塵箱１０内の粉塵を吸引及び排除することができるので、如何なる粉塵は防塵箱１０の外に漏れ出すことがない。
吸引の動作は防塵箱１０内の圧力を箱外より低くし、かつ防屑板２０と防塵箱１０の箱壁頂縁には小さな隙間があるので、ベルヌーイ（Ｂｅｒｎｏｕｌｌｉ）の定理により、隙間個所の気流の流速は高くなり、高速に箱内に流れる空気は更に箱内の粉塵が外へ排出することを阻止する。
工作機械１は例えば石墨、材木、複合材料、陶磁器等材料の切削または穴あけ作業を行う場合は大量の粉塵が発生し、防塵箱１０及び防屑板２０は粉塵を箱の中に合わせ集めるが、防屑板２０の遮断により、防塵箱１０には開放空間がなく、汲み入れ設備と合わせば防塵箱１０内の粉塵を吸引及び排除することができるので、如何なる粉塵は防塵箱１０の外に漏れ出すことがない。
吸引の動作は防塵箱１０内の圧力を箱外より低くし、かつ防屑板２０と防塵箱１０の箱壁頂縁には小さな隙間があるので、ベルヌーイ（Ｂｅｒｎｏｕｌｌｉ）の定理により、隙間個所の気流の流速は高くなり、高速に箱内に流れる空気は更に箱内の粉塵が外へ排出することを阻止する。
図３及び図４に示すように、前記防屑板２０は単一の板で、それの周辺は工作機械１の側壁１６またはその他固定不動の部材に固定される。
図５及び図６に示すように、前記防屑板２０は第一板２２及び第二板２３を含む。
第一板２２は工作機械１の側壁１６またはその他固定不動の部材に固定され、主軸孔２１は第一板２２に設けられてある。
如何なる周知の手段（例えば蝶番）を採取して第二板２３を活動可能に第一板２２の前縁２２１に連接し、かつ第二板２３の開け閉め可能な活動性を保持し、並びに開け閉め時は第一板２２と水平状に連接される。操作者は手動によって第二板２３を開き、前記防塵箱１０の前開閉式箱板１２を開ければ加工物を取り付けまたは取り外すことができる。
第一板２２は工作機械１の側壁１６またはその他固定不動の部材に固定され、主軸孔２１は第一板２２に設けられてある。
如何なる周知の手段（例えば蝶番）を採取して第二板２３を活動可能に第一板２２の前縁２２１に連接し、かつ第二板２３の開け閉め可能な活動性を保持し、並びに開け閉め時は第一板２２と水平状に連接される。操作者は手動によって第二板２３を開き、前記防塵箱１０の前開閉式箱板１２を開ければ加工物を取り付けまたは取り外すことができる。
図７及び図８に示すように、前記防屑板２０は第一板２２及び第二板２３を含む。
第一板２２は工作機械１の側壁１６またはその他固定不動の部材に固定され、主軸孔２１は第二板２３に設けられてある。
如何なる周知の手段（例えば蝶番）を採取して第二板２３を活動可能に第一板２２の前縁２２１に連接し、かつ第二板２３の開け閉め可能な活動性を保持し、並びに開け閉め時は第一板２２と水平状に連接される。
前記工作機械１の側壁１６またはその他固定不動の部材には第一掛け具３０が設置され、第二板２３に第二掛け具３１が設けられてもよい。
操作者は手動によって第二板２３を開き、第一掛け具３０と第二掛け具３１を互いに引っ掛けてやれば、開いた第二板２３を定位することができ、前記防塵箱１０の前開閉式箱板１２を開けると加工物を取り付けまたは取り外すことができる。
前述第一掛け具３０は図面に描かれたフック（ｈｏｏｋ）の付いたチェーン（ｃｈａｉｎ）を含むがそれに限らず、前述第二掛け具３１は図面に描かれた前記チェーンのフックと結合することができる金環を含むがそれに限らない。
第一板２２は工作機械１の側壁１６またはその他固定不動の部材に固定され、主軸孔２１は第二板２３に設けられてある。
如何なる周知の手段（例えば蝶番）を採取して第二板２３を活動可能に第一板２２の前縁２２１に連接し、かつ第二板２３の開け閉め可能な活動性を保持し、並びに開け閉め時は第一板２２と水平状に連接される。
前記工作機械１の側壁１６またはその他固定不動の部材には第一掛け具３０が設置され、第二板２３に第二掛け具３１が設けられてもよい。
操作者は手動によって第二板２３を開き、第一掛け具３０と第二掛け具３１を互いに引っ掛けてやれば、開いた第二板２３を定位することができ、前記防塵箱１０の前開閉式箱板１２を開けると加工物を取り付けまたは取り外すことができる。
前述第一掛け具３０は図面に描かれたフック（ｈｏｏｋ）の付いたチェーン（ｃｈａｉｎ）を含むがそれに限らず、前述第二掛け具３１は図面に描かれた前記チェーンのフックと結合することができる金環を含むがそれに限らない。
図９及び図１０に示すように、前記防屑板２０は図７及び図８と同じの第一板２２及び第二板２３を含む。
前記工作機械１の側壁１６またはその他固定不動の部材には動力シリンダー（ｃｙｌｉｎｄｅｒ）３２が設置され、動力シリンダー３２のピストン（ｐｉｓｔｏｎ）３３は第二板２３に連接される。ピストン３３の伸縮によって第二板２３の開閉を制御する。
前記工作機械１の側壁１６またはその他固定不動の部材には動力シリンダー（ｃｙｌｉｎｄｅｒ）３２が設置され、動力シリンダー３２のピストン（ｐｉｓｔｏｎ）３３は第二板２３に連接される。ピストン３３の伸縮によって第二板２３の開閉を制御する。
図１１及び図１２に示すように、前記防屑板２０は第一板２２及び第二板２３を含む。
両者は左右併合の状態に現れ、並びに併合状態時に完全な主軸孔２１が現れる。如何なる周知の手段（例えば蝶番）を採取して第一板２２の左縁２２２及び第二板２３の右縁２３２がそれぞれ活動可能に前記工作機械１の側壁１６またはその他固定不動の部材に連接し、かつ第一板２２及び第二板２３の開け閉め可能な活動性を保持し、並びに併合時は両者と水平状に現れて連接される。上述第一掛け具３０及び第二掛け具３１は更に進んでこの実施例に応用されてもよい。
両者は左右併合の状態に現れ、並びに併合状態時に完全な主軸孔２１が現れる。如何なる周知の手段（例えば蝶番）を採取して第一板２２の左縁２２２及び第二板２３の右縁２３２がそれぞれ活動可能に前記工作機械１の側壁１６またはその他固定不動の部材に連接し、かつ第一板２２及び第二板２３の開け閉め可能な活動性を保持し、並びに併合時は両者と水平状に現れて連接される。上述第一掛け具３０及び第二掛け具３１は更に進んでこの実施例に応用されてもよい。
図１３に示すように、前記防屑板２０は単一の板で、如何なる周知の手段（例えば蝶番）を採取して前記防屑板２０の左縁または右縁を活動可能に前記工作機械１の側壁１６またはその他固定不動の部材に連接されることができる。上述第一掛け具３０及び第二掛け具３１は更に進んでこの実施例に応用されてもよい。
図１４は、本発明の防屑板２０が立て型工作機械１に応用されることを表す。
図１５は、本発明の防屑板２０が門型工作機械１に応用されることを表す。
１ 工作機械
１０ 防塵箱
１１ 上開放式箱口
１２ 前開閉式箱板
１４ 汲み入れパイプ
１６ 側壁
１８ 切削作業台
２０ 防屑板
２１ 主軸孔
２２ 第一板
２２１ 前縁
２２２ 左縁
２３ 第二板
２３２ 右縁
３０ 第一掛け具
３１ 第二掛け具
３２ 動力シリンダー
３３ ピストン
８０ 吸塵パイプ
８１ 防塵箱
８２ 上開放式箱口
８３ 吸塵パイプ
９０ 立て型工作機械
９１ 門型工作機械
１０ 防塵箱
１１ 上開放式箱口
１２ 前開閉式箱板
１４ 汲み入れパイプ
１６ 側壁
１８ 切削作業台
２０ 防屑板
２１ 主軸孔
２２ 第一板
２２１ 前縁
２２２ 左縁
２３ 第二板
２３２ 右縁
３０ 第一掛け具
３１ 第二掛け具
３２ 動力シリンダー
３３ ピストン
８０ 吸塵パイプ
８１ 防塵箱
８２ 上開放式箱口
８３ 吸塵パイプ
９０ 立て型工作機械
９１ 門型工作機械
Claims (3)
- 工作機械の防塵構造であって、
工作機械１の切削作業エリアに設けられ、上開放式箱口１１を備える防塵箱１０と、
防塵箱１０の側壁に設けられ、汲み入れ設備との連結に用いられる汲み入れパイプ１４と、
防塵箱１０の上側に設けられて上開放式箱口１１の遮蔽に用いられ、防塵箱１０の箱壁頂縁との間に隙間を備える防屑板２０とを備え、
防屑板２０には工作機械の主軸を通すための主軸孔２１が設けられてあることを特徴とする、
工作機械の防塵構造。 - 前記防屑板２０は、少なくとも工作機械１の固定部材に連接される板２２または２３を含み、前記主軸孔２１は板２２または２３の如何なる個所に設置され、工作機械１の固定部材には第一掛け具３０が設けられ、板２２または２３には第二掛け具３１が設けられ、第一掛け具３０と第二掛け具３１の相互の引っ掛けによって前記防塵箱１０に相対して開けられた板２２または２３を定位することを特徴とする、請求項１記載の工作機械の防塵構造。
- 前記防屑板２０は、少なくとも工作機械１の固定部材に連接される板２２または２３を含み、かつ前記主軸孔２１は板２２または２３の如何なる個所に設置され、工作機械１の固定部材には動力シリンダー３２が設けられ、動力シリンダー３２のピストン３３は板２２または２３に連接され、板２２または２３がピストン３３の伸縮によって前記防塵箱１０に相対して自動的に開閉することを特徴とする、請求項１記載の工作機械の防塵構造。
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|---|---|---|---|
| TW097126094A TWI332879B (en) | 2008-07-10 | 2008-07-10 | A dust-proof assembly for a machine tool |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120131 |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120710 |