JP2010016227A - 半導体製造装置および排気トラップ装置 - Google Patents

半導体製造装置および排気トラップ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は半導体製造装置および排気トラップ装置に関し、冷却コイルに生成した未反応ガスの堆積物によって排気ガス通過経路が閉塞することを防止する半導体製造装置および排気トラップ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の排気トラップ装置は、ハウジングと、前記ハウジングの内部に排気ガスを導入する排気ガス導入口と、前記ハウジングの外部に排気ガスを導出する排気ガス導出口と、前記ハウジングの内部に設けられた冷却コイルと、前記冷却コイルに冷媒を供給する冷媒供給手段と、前記冷却コイルを加熱する加熱手段と、を備えることを特徴とするものである。
【選択図】図2

Description

本発明は半導体製造装置および排気トラップ装置に係り、特に、MOCVD装置の反応炉から排出される未反応ガスを捕集するのに好適な半導体製造装置および排気トラップ装置に関する。
半導体装置の製造において、InP(インジウムリン) やAlGaInP( アルミガリウムインジウムリン) などの膜は、MOCVD(Metal OrganicChemical Vapor Deposition)装置により成膜される。上記の膜を成膜する際、MOCVD装置の反応炉から排気ガスが排出される。この排気ガスは、フォスフィン等の未反応ガスを含んでいる。この未反応ガスは、排気トラップ装置により排気ガスから捕集される。
従来、未反応ガスを捕集する排気トラップ装置としては、特開2006−314864号公報に開示された装置が知られている。この装置では、排気ガスを冷却コイルにより冷却して未反応ガスを凝固させ、排気ガスから未反応ガスを捕集している。
特開2006−314864号公報
一方、上述した従来の排気トラップ装置においては、装置内の排気ガス通過経路において上流側が下流側よりも未反応ガスの濃度が高くなる。このため、冷却コイルにおいて、未反応ガスの濃度が高い箇所に集中して未反応ガスが堆積する。この結果、排気ガス通過経路が局所的に閉塞する。そして、排気ガス通過経路が局所的に閉塞する度に、排気トラップ装置を交換する作業を行う必要があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、冷却コイルに生成した未反応ガスの堆積物によって排気ガス通過経路が閉塞することを防止する半導体製造装置および排気トラップ装置を提供することを目的とする。
また、第1の発明は、上記の目的を達成するための排気トラップ装置であって、ハウジングと、前記ハウジングの内部に排気ガスを導入する排気ガス導入口と、前記ハウジングの外部に排気ガスを導出する排気ガス導出口と、前記ハウジングの内部に設けられた冷却コイルと、前記冷却コイルに冷媒を供給する冷媒供給手段と、前記冷却コイルを加熱する加熱手段と、を備えることを特徴とするものである。
また、第2の発明は、上記の目的を達成するための半導体製造装置であって、リンを含む排気ガスを排出する反応炉と、ハウジングと、前記ハウジングの内部に前記排気ガスを導入する排気ガス導入口と、前記ハウジングの外部に前記排気ガスを導出する排気ガス導出口と、前記ハウジングの内部に設けられた冷却コイルと、前記冷却コイルに冷媒を供給する冷媒供給手段と、前記冷却コイルを加熱する加熱手段と、を備える排気ストラップ装置と、を備えることを特徴とするものである。
本発明により、排気トラップ装置において排気ガス内の未反応ガスを捕集する際に、冷却コイルに生成した未反応ガスの堆積物によって排気ガス通過経路が閉塞することを防止できる。
実施の形態1.
この実施の形態1はMOCVD装置の排気ガスに含まれる未反応ガスを冷却コイルにより捕集する半導体製造装置および排気トラップ装置に関するものである。この実施の形態1に係る排気トラップ装置は、冷却コイルに生成した未反応ガスの堆積物を溶融することにより、排気ガス通過経路が局所的に閉塞することを防止するものである。下記に、まず、この半導体製造装置について説明する。その後、排気トラップ装置に関して説明する。
[実施の形態1の半導体製造装置]
下記に、この実施の形態1に係る半導体製造装置について説明する。図1は、この半導体製造装置を示す図である。図1において、矢印の方向は、この半導体製造装置における排気経路の下流の方向を示す。この半導体製造装置はリン系化合物半導体を成膜する装置であり、反応炉10を備える。反応炉10は排気トラップ装置12に接続している。排気トラップ装置12はスロットバルブ14を介し減圧ポンプ16に接続している。また、この半導体製造装置は、減圧ポンプ16よりも下流の位置にも排気トラップ装置12を備えている。
この半導体製造装置においては、リン系化合物半導体を成膜する際の材料中の未反応ガスや反応生成物等(以下、単に「未反応ガス」という)が排気ガスとして反応炉10から排出される。次に、排気ガスは排気トラップ装置12に導入される。そして、排気トラップ装置12において、排気ガス内の未反応ガスは捕集される。その後、排気ガスは減圧ポンプによって排気される。また、この排気経路では、減圧ポンプの下流に設けた排気トラップ装置12によっても、排気ガス内の未反応ガスが捕集される。
以上のように、この半導体製造装置においては反応炉10から排出された排気ガス内の未反応ガスを、排気トラップ装置12により捕集することで排気ガスを無害化して排出する。また、減圧ポンプの下流にも排気トラップ装置12を配置することで、捕集効率を上げている。
[実施の形態1の排気トラップ装置の構成]
続いて、上述した排気トラップ装置12の構成について説明する。図2は、この排気トラップ装置12の概略断面図である。図2に示すように、この排気トラップ12はハウジング20を備えている。このハウジング20は、A−A´を中心軸とする円筒形状である。そして、ハウジング20の上端はフランジ22で閉じられている。ハウジング24の下端はフランジ24で閉じられている。ハウジング20の側面には、排気ガス導入口26が設けられている。また、ハウジング20内部には、A−A´を中心軸とする導出管28が設けられている。導出管28はハウジング20の上端付近から下端を通りハウジング20外部にまで至っている。そして、導出管28はハウジング20の下端に設けられた排気ガス導出口30に接続している。そして、ハウジング20内部には、直径の異なる冷却コイル32と冷却コイル34が、導出管28を取囲むように設けられている。
上述した、導出管28、冷却コイル32および冷却コイル34の配置について詳細に説明する。導出管28と内側の冷却コイル32間の距離をd1、内側の冷却コイル32と外側の冷却コイル34間の距離をd2、外側の冷却コイル34とハウジング20の側面の距離をd3とする。この場合においては、d1<d2<d3となるように、導出管28、冷却コイル32および冷却コイル34を設ける。
次に、この排気トラップ装置12において排気ガスを冷却するための冷却ユニットついて説明する。上述した冷却コイル32および冷却コイル34は一本の管で構成されている。そして、冷却コイル32および冷却コイル34を構成する管には、ハウジング20の上端側に設けた冷却水導入口36および冷却水導出口38が接続している。以上のように排気ガスを冷却するための冷却ユニットは構成されている。このため、冷却水を冷却水導入口36に導入することで、冷却コイル32および冷却コイル34の管内部に冷却水を循環させ、冷却水導出口38から導出できる。また、冷却コイル32、冷却コイル34、冷却水導入口36および冷却水導出口38は、ハウジング20の上端側のフランジ22に固定されている。このため、このフランジ22は、冷却コイル32、冷却コイル34、冷却水導入口36および冷却水導出口38とともに取り外すことが可能である。これにより、冷却コイル32、冷却コイル34のメンテナンスは容易にできる。
次に、上述した冷却ユニットで排気ガスが冷却されることで冷却コイルに生成する未反応物の堆積物を溶融する加熱ユニットについて説明する。この実施の形態1における加熱ユニットは、上述した冷却ユニットをそのまま適用するものである。具体的には、上述した冷却水導入口36から温水を導入し、冷却コイル32および冷却コイル34の管内部に温水を循環させるものである。
また、ハウジング20内部にある導出管28の入口である導出管入口40は、冷却コイル32および冷却コイル34よりもハウジング20の上端側のフランジ22に近い位置に配置されている。このため、冷却コイル32および冷却コイル34の堆積物が、上述した加熱ユニットにより溶融された場合に、導出管入口40の中に入ることはない。一方、この排気トラップ装置12はハウジング20の下端側のフランジ24上に集積容器42を備える。このため、上述した加熱ユニットによって溶融された堆積物は集積容器42に集積される。また、集積容器42は、フランジ24とともに取り外し可能である。
次に、この排気トラップ装置12において、排気ガスの流れを制御する機構について説明する。この排気トラップ装置12は、外側の冷却コイル34の外周と、ハウジング20の上端の隙間を塞ぐ仕切り板44を備えている。また、導出管入口40は冷却コイル32の中央に位置している。そして、上述したように、導出管入口40は冷却コイル32および冷却コイル34よりもハウジング20の上端側に位置している。
ここで、図2に、排気トラップ装置12に導入された排気ガスが流れる方向を矢印で示す。この矢印に示すように、上述した機構によって、排気ガス導入口26から導入された排気ガスは仕切り板44のために、まず、冷却コイル34の外周に沿うようにハウジング20の下端側に流れる。その後、排気ガスはハウジング20の下端側から上端側の導出管入口40の方に流れる。
[実施の形態1の排気トラップ装置における未反応ガスの捕集]
続いて、この排気トラップ装置12により排気ガス内の未反応ガスが捕集されるプロセスについて以下に説明する。上述した半導体製造装置の反応炉10から排気ガスが排出される。この排気ガスは排気ガス導入口26から排気トラップ装置12に導入される。
排気トラップ装置12に導入された排気ガスは、上述したように、まず、冷却コイル34の外周を沿うようにハウジング20の下端側に流れる。次に、排気ガスは、ハウジング20の下端側から上端側に向かって流れる。この際、排気ガスは、導出管28と冷却コイル32の間、冷却コイル32と冷却コイル34の間を流れる。そして、上端側に流れた排気ガスは、導出管入口40に入り導出管28内を通って排気ガス導出口36から排出される。
排気トラップ装置12の内部を排気ガスが上述したように流れる際には、上述した冷却ユニットにより、冷却水導入口36から冷却水を導入して冷却コイル32および冷却コイル34に冷却水を循環させる。これにより、冷却コイル32および冷却コイル34によって排気ガスは冷却される。そして、排気ガス内の未反応ガスが融点以下の温度となり凝固する。未反応ガスの凝固物が冷却コイル32および冷却コイル34上に堆積する。この結果、排気ガス内の未反応ガスは捕集される。そして、排気ガス導出口36から排出される排気ガスは無害化されたものとなる。
一方で、この未反応ガスの捕集運転を続け、冷却コイル32および冷却コイル34に未反応ガスの凝固物が堆積していくことで、冷却コイル32および冷却コイル34の冷却効率は低下する。また、この未反応ガスの濃度は排気ガス通過経路の上流側が高くなるため、冷却コイル32および冷却コイル34の下端側(図2に示す、H1、H2の領域)に集中して未反応ガスの凝固物が堆積する。この結果、H1、H2の領域において排気ガス通過経路が局所的に閉塞する。
そこで、この問題が生じた場合には、上述した加熱ユニットにより、冷却水導入口36から温水を導入して、冷却コイル32および冷却コイル34に温水を循環させる。これにより、冷却コイル32および冷却コイル34の堆積物は融点以上となり溶融する。この結果、堆積物は除去され冷却効率を初期の状態にまで戻すことができる。また、排気ガス通過経路の局所的な閉塞も解消できる。
一方、溶融され冷却コイル32および冷却コイル34から剥離した堆積物は集積容器42に回収される。また、集積容器42には上述した溶融プロセス複数回分の堆積物を溜めることができる。このため、排気トラップ装置12は集積容器42の限度まで堆積物が溜まるまでは交換する必要がなくなる。従って、排気トラップ装置12の交換周期を2倍以上に伸ばすことがきる。
[実施の形態1の効果]
以上のように、この実施の形態1に係る排気トラップ装置12では、冷却コイル32および冷却コイル34の冷却効率の低下および、排気ガス通過経路の局所的な閉塞を防止できる。また、排気トラップ装置12の交換周期を2倍以上に伸ばすことができる。
[実施の形態1の変形例]
この実施の形態1に係る排気トラップ装置12において、未反応ガスを冷却するプロセスと、未反応ガスの堆積物を加熱するプロセスを制御する方法は、人がマニュアルで制御する方法でも、自動制御する方法でも構わない。
実施の形態2.
この実施の形態2は、MOCVD装置の排気ガスに含まれる未反応ガスを冷却コイルにより捕集する排気トラップ装置に関するものである。下記に、この実施の形態2に係る排気トラップ装置に関して、実施の形態1とは異なる点のみを説明する。
[実施の形態2の排気トラップ装置の構成]
まず、この実施の形態2に係る排気トラップ装置の構成に関して説明する。図3に、この実施の形態2に係る排気トラップ装置46の概略断面図を示す。この排気トラップ装置46においては、冷却コイル48、冷却コイル50の直径がフランジ24側に近づくほど大きくなっている。あわせて、導出管28と冷却コイル48間の距離がフランジ24側に近づくに従い大きくなっている。他の構成に関しては、実施の形態1と同じなので説明を省略する。
[実施の形態2の排気トラップ装置における未反応ガスの捕集]
続いて、この排気トラップ装置46における未反応ガスの捕集に関して説明する。排気トラップ装置46には実施の形態1と同様に排気ガスが排気ガス導入口26から導入される。実施の形態1においても述べたように、排気トラップ装置46に導入された排気ガスにおける未反応ガスの濃度は排気ガス通過経路の上流側が高くなる。図3に、排気トラップ装置46に導入された排気ガスが流れる方向を矢印で示す。この矢印に示されるように、排気ガスは排気ガス導入口26からハウジング20の下端側のフランジ24の方向に流れる。その後、排気ガスはハウジング20の下端側から、導出管28と冷却コイル48間、冷却コイル48と冷却コイル50間を通り、ハウジング20の上端側に流れる。このように、冷却コイル48と冷却コイル50においてはフランジ24側の箇所(図3に示す、H1、H2の領域)が排気ガス通過経路の上流となる。従って、H1、H2の領域における未反応ガスの濃度は高いので、この領域に集中して未反応ガスの凝固物が堆積する。従って、仮に、冷却コイル48と冷却コイル50が実施の形態1と同一形状であるとすると、H1、H2の領域において導出管28と冷却コイル48間が局所的に閉塞することになる。
ところが、この排気トラップ装置46では、上述のように導出管28と冷却コイル48間の距離は、フランジ24側に近づくほど大きくなっている。したがって、H1、H2の領域においては、実施の形態1と比較して、導出管28と冷却コイル48間の距離が大きい。このため、未反応ガスがH1、H2の領域に集中して堆積しても、導出管28と冷却コイル48間での閉塞は起こりづらくなる。従って、この排気トラップ装置46では、排気ガス通過経路に局所的な閉塞が生じるまでの時間を稼ぐことができる。この結果、排気ガスの捕集に使用できる時間を長くできる。
[実施の形態2の効果]
以上のように、この実施の形態2に係る排気トラップ装置46では、排気ガスの捕集に使用できる時間を長くできる。このため、この排気トラップ装置46を使用する半導体製造装置の稼働率を高くすることができる。
[実施の形態2の変形例]
この実施の形態2に係る排気トラップ装置46においては、図3に示したように、冷却コイル48の直径および冷却コイル50の直径が、同一比率で、フランジ24側に近づくに従い大きくなっている。この実施の形態2は、これに限定されない。冷却コイル50の直径の方が、冷却コイル48の直径と比較して大きい比率で、フランジ24側に近づくに従い大きくなっていくようにしても構わない。この場合には、フランジ24側に近づくに従い、冷却コイル48と冷却コイル50間の距離も大きくなる。このため、冷却コイル48と冷却コイル50間における局所的な閉塞も防止できる。この結果、この排気トラップ装置46を使用する半導体製造装置の稼働率をより高くすることができる。
実施の形態3.
この実施の形態3は、MOCVD装置の排気ガスに含まれる未反応ガスを冷却コイルにより捕集する排気トラップ装置に関するものである。下記に、この実施の形態3に係る排気トラップ装置に関して、実施の形態1とは異なる点のみを説明する。
[実施の形態3の排気トラップ装置の特徴]
図4に、この実施の形態3に係る排気トラップ装置52の概略断面図を示す。この排気トラップ装置52には、実施の形態1とは異なり、ハウジング20の外周にヒーター54が設けられている。そして、この排気トラップ装置52の冷却コイル32と冷却コイル34に未反応ガスの堆積物が生成した場合に、冷却コイル32および冷却コイル34を冷却する冷却ユニットを停止して、ヒーター54によりその堆積物を加熱し溶融する。
[実施の形態3の効果]
以上のように、この実施の形態3に係る排気トラップ装置52では、冷却コイル32および冷却コイル34に温水を流すことなく未反応ガスの堆積物を溶融することができる。これにより、冷却コイル32および冷却コイル34の冷却効率の低下および局所的な閉塞を防止できる。また、排気トラップ装置52の交換周期を2倍以上に伸ばすことができる。
[実施の形態3の変形例]
この実施の形態3に係る排気トラップ装置52において、冷却コイル32および冷却コイル34に温水を流すことなく未反応ガスの堆積物を溶融して剥離する方法は、ヒーター54で加熱する方法に限られない。ヒーター54で加熱するのではなく、例えば、排気ガス導入口26から高温ガスを導入し高温ガスの熱により堆積物を溶融する方法をとってもよい。
また、この実施の形態3に係るこの排気トラップ装置52においては、未反応ガスを捕集する際にのみ、冷却コイル32および冷却コイル34に冷却水を循環させることにしてもよい。そして、未反応ガスの捕集を行う必要の無い排気ガスを導入する際には冷却水の循環を停止することで、冷却コイル32および冷却コイル34に生成された未反応ガスの堆積物を、排気ガスの熱自体により溶融させる方法をとってもよい。
実施の形態4.
この実施の形態4は、MOCVD装置の排気ガスに含まれる未反応ガスを冷却コイルにより捕集する排気トラップ装置に関するものである。下記に、この実施の形態4に係る排気トラップ装置に関して、実施の形態1とは異なる点のみを説明する。
[実施の形態4の排気トラップ装置の構成]
まず、この実施の形態4に係る排気トラップ装置の構成に関して説明する。図5に、この実施の形態4に係る排気トラップ装置56の概略断面図を示す。実施の形態1とは異なり、この排気トラップ装置56にはハウジング58の下端側にフランジおよび集積容器が設けられていない。その代わり、ハウジング58の底部が円錐状になっており、ハウジング58の底部に切離しタンク60が設けられている。この切離しタンク60は、ハウジング58の底部から切離すことが可能である。また、この切離しタンク60とハウジング58の底部の接続部分には、バルブ62およびバルブ64が設けられている。バルブ62、バルブ64を開くことにより、未反応ガスの堆積物が溶融したものをハウジング58側から切離しタンク60内に集積することができる。バルブ62、バルブ64を閉じることで、ハウジング58を密閉できる。
[実施の形態4の排気トラップ装置の切離しタンク]
続いて、この排気トラップ装置56における切離しタンク60に関して説明する。この排気トラップ装置56においては、冷却コイル32および冷却コイル34に生成した未反応ガスの堆積物を溶融させて切離しタンク60に集積できる。そして、切離しタンク60に堆積物が限度まで溜まった時点で、バルブ62、バルブ64を閉じ、切離しタンク60のみを交換する。この切離しタンク60の交換を行う際には、バルブ62、バルブ64を閉じている。このため、排気ガス等を流出させることなく、未反応ガスの捕集運転を続けることができる。
[実施の形態4の効果]
以上のように、この実施の形態4に係る排気トラップ装置56では、切離しタンク60のみを交換することで未反応ガスの堆積物を廃棄できる。このため、排気トラップ装置56の交換作業が不要となる。これにより、排気トラップ装置56を使用する半導体製造装置の稼働率を高くすることができる。
実施の形態1における半導体製造装置の排気経路を示す図である。 実施の形態1における排気トラップ装置の概略断面図である。 実施の形態2における排気トラップ装置の概略断面図である。 実施の形態3における排気トラップ装置の概略断面図である。 実施の形態4における排気トラップ装置の概略断面図である。
符号の説明
10 反応炉
12;46;52;56 排気トラップ装置
20;58 ハウジング
22,24 フランジ
26 排気ガス導入口
28 導出管
30 排気ガス導出口
32;48,34;50 冷却コイル
36 冷却水導入口
38 冷却水導出口
40 導出管入口
42 集積容器
44 仕切り板
54 ヒーター
60 切離しタンク
62,64 バルブ

Claims (7)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングの内部に排気ガスを導入する排気ガス導入口と、
    前記ハウジングの外部に排気ガスを導出する排気ガス導出口と、
    前記ハウジングの内部に設けられた冷却コイルと、
    前記冷却コイルに冷媒を供給する冷媒供給手段と、
    前記冷却コイルを加熱する加熱手段と、
    を備えることを特徴とする排気トラップ装置。
  2. 前記加熱手段が前記冷却コイルに加熱媒体を供給するものであることを特徴とする請求項1記載の排気トラップ装置。
  3. 前記ハウジングの内面が第一の底面、第二の底面および側面から構成され、
    前記冷却コイルの第一の端部が前記第一の底面に対向し、
    前記冷却コイルの第二の端部が前記第二の底面に対向し、
    前記排気ガス導入口が前記側面に設けられ、
    前記排気ガス導出口が前記第二の底面に設けられ、
    前記冷却コイルと前記第一の底面の間の隙間を塞ぐ仕切り板と、
    前記排気ガス導出口から前記冷却コイルの前記第二の端部を経て前記第一の端部まで前記冷却コイル内部を通って伸び、前記第一の端部より前記第一の底面側に設けられた口に至る管路と、
    を備えることを特徴とする請求項2記載の排気トラップ装置。
  4. 前記冷却コイルの直径が、前記第二の底面に近づくに従い大きくなることを特徴とする請求項3記載の排気トラップ装置。
  5. 前記第二の底面に設けられた集積容器を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の排気トラップ装置。
  6. 前記集積容器が取り外し可能であることを特徴とする請求項5記載の排気トラップ装置。
  7. リンを含む排気ガスを排出する反応炉と、
    ハウジングと、前記ハウジングの内部に前記排気ガスを導入する排気ガス導入口と、前記ハウジングの外部に前記排気ガスを導出する排気ガス導出口と、前記ハウジングの内部に設けられた冷却コイルと、前記冷却コイルに冷媒を供給する冷媒供給手段と、前記冷却コイルを加熱する加熱手段と、を備える排気ストラップ装置と、
    を備えることを特徴とする半導体製造装置。
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