JP2001131748A - トラップ装置及びトラップ方法 - Google Patents

トラップ装置及びトラップ方法

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JP2001131748A
JP2001131748A JP31075399A JP31075399A JP2001131748A JP 2001131748 A JP2001131748 A JP 2001131748A JP 31075399 A JP31075399 A JP 31075399A JP 31075399 A JP31075399 A JP 31075399A JP 2001131748 A JP2001131748 A JP 2001131748A
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trap
exhaust gas
heating means
reaction
film forming
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Masashi Murakami
誠志 村上
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 排気ガスの流れ方向に沿って偏在させること
なく均一に反応副生成物等を付着させて捕獲することが
でき、これによりメンテナンス周期を大幅に伸ばすこと
が可能なトラップ装置を提供する。 【解決手段】 被処理体Wに成膜処理を施す成膜装置の
排気ガス系に設けられて、排気ガス中に含まれる反応副
生成物を捕獲するトラップ装置22において、ガス導入
口とガス排気口を有して前記排気ガス系に介設される筐
体28と、この筐体内に前記排気ガスの流れ方向に沿っ
て多段に設けられて前記反応副生成物を付着させる複数
のトラップ部材70A〜70Dと、この複数のトラップ
部材を複数のグループに分割して前記排気ガスの流れ方
向の最下流に位置するグループを除いて各グループ毎に
独立して加熱するために設けられた加熱手段78A〜7
8Dと、この加熱手段の発する熱量を制御する熱量制御
部27とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成膜装置の排気ガ
ス中に含まれる反応副生成物を捕獲して除去するトラッ
プ装置及びトラップ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ICなどの集積回路や論理素子
を形成するためには、半導体ウエハ、ガラス基板、LC
D基板等の表面に、所望の薄い成膜を施す行程やこれを
所望のパターンにエッチングする行程が繰り返して行な
われる。ところで、成膜工程を例にとれば、この工程に
おいては、所定の処理ガス(原料ガス)を処理容器内に
て反応させることによってシリコンの薄膜、シリコンの
酸化物や窒化物の薄膜、或いは金属の薄膜、金属の酸化
物や窒化物の薄膜等を被処理体の表面に形成するが、こ
の成膜反応と同時に余分な反応副生成物が発生し、これ
が排気ガスと共に排出されてしまう。また、未反応の処
理ガスも排出される。
【0003】この反応副生成物や未反応の処理ガスは、
そのまま大気中に放出されると環境汚染等の原因になる
ことから、これを防止するために一般的には処理容器か
ら延びる排気ガス系にトラップ装置を介設し、これによ
り排気ガス中に含まれている反応副生成物等を捕獲して
除去するようになっている。このトラップ装置の構成
は、捕獲除去すべき反応副生成物等の特性に応じて種々
提案されているが、例えば常温で液化乃至固化して凝縮
する反応副生成物を除去する場合には、このトラップ装
置はその一例として排気ガスの導入口と排出口を有する
筐体内に多数のフィンを設けて構成されている。そし
て、このフィンは、排気ガスの流れる方向に対して、相
互に異なる角度を持たせて順次配列して排気コンダクタ
ンスを持たせており、これらのフィン間を排気ガスが通
過する時に排気ガス中の反応副生成物をフィン表面に付
着させて捕獲するようになっている。また、このフィン
を冷却流体等により冷却して捕獲効率を上げることも行
なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のトラップ装置にあっては、一般的には一室構造のト
ラップ装置であるために、排気ガスとフィンとが接触す
る時間が少なく、特に、成膜レートを上げるために処理
ガスを多く流す時には、捕獲し切れなかった反応副生成
物が下流側に流れてしまう場合があった。また、多数の
フィンを等ピッチで配列した構造であるために、フィン
に付着した反応副生成物により目詰まりがしばしば生
じ、この場合にも捕獲し切れなかった反応副生成物が下
流に流れてしまう問題があった。この点を解決するため
に、トラップ装置の容量を大きくすることも考えられる
が、単に容量を大きくするだけではそれに見合った捕獲
効率を上げることはできず、いたずらに占有スペースを
拡大することになってしまう。
【0005】そこで本発明者は、特開平10−1403
57号公報において、占有スペースをそれ程拡大するこ
となく、目詰まりが生じ難くて反応副生成物の捕獲効率
も高く、しかも、メンテナンスの良好なトラップ装置を
提案した。このトラップ装置は、筐体内を例えば4つの
部屋に区画して各部屋にトラップ用のフィンを着脱自在
に設け、そして、排気ガスを各部屋に亘って順に流して
反応副生成物や未反応の原料ガスをフィンに付着させて
これを排気ガス中から除去するようになっている。
【0006】ところで、上述したようなトラップ装置に
あっては、確かに装置のコンパクト化を図ることができ
るが、一般に、トラップ装置内において反応副生成物
は、均一に除去されるのではなくて、排気ガスの導入口
側に近い場所に位置するフィンには多量に付着し、排気
ガスの流れ方向に沿ってその付着量は急激に減少して行
き、従って、排気ガスの排出口側に近い場所に位置する
フィンには僅かな量しか付着しないことになる。トラッ
プ装置は、内部に付着した副反応生成物等を除去して能
力を回復させるために定期的に、或いは不定期的にメン
テナンス作業が行なわれるが、上述したような理由から
排気ガスの導入口側に近い第1の部屋のフィンに特に多
量に副反応生成物が付着して排気コンダクタンスを低下
させることから、この第1の部屋の付着状況がメンテナ
ンス周期を律速することになる。従って、排気ガスの下
流側の他の部屋において付着能力が十分に存在するにも
かかわらず、これらが有効に利用されず、メンテナンス
を行なわなければならないので、メンテナンスの周期が
短くなる、といった問題があった。
【0007】このような問題は、上述のように部屋を複
数に分割したようなトラップ装置のみならず、排気ガス
の流れ方向に沿ってフィン(トラップ板も含む)を配列
したような構造の全てのトラップ装置において共通した
問題点であり、排気ガスの上流側のフィンのみに多量に
付着物が偏在して堆積していた。本発明は、以上のよう
な問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案された
ものである。本発明の目的は、排気ガスの流れ方向に沿
って偏在させることなく均一に反応副生成物等を付着さ
せて捕獲することができ、これによりメンテナンス周期
を大幅に伸ばすことが可能なトラップ装置及びトラップ
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に規定する発明
は、被処理体に成膜処理を施す成膜装置の排気ガス系に
設けられて、排気ガス中に含まれる反応副生成物を捕獲
するトラップ装置において、ガス導入口とガス排気口を
有して前記排気ガス系に介設される筐体と、この筐体内
に前記排気ガスの流れ方向に沿って多段に設けられて前
記反応副生成物を付着させる複数のトラップ部材と、こ
の複数のトラップ部材を複数のグループに分割して前記
排気ガスの流れ方向の最下流に位置するグループを除い
て各グループ毎に独立して加熱するために設けられた加
熱手段と、この加熱手段の発する熱量を制御する熱量制
御部とを備えるようにしたものである。
【0009】このように、筐体内においてトラップ部材
は排気ガスの流れ方向に沿って複数のグループに分割さ
れ、例えば排気ガスの最下流のグループを除いてグルー
プ毎に独立して加熱手段を設ける。そして、熱量制御部
は、加熱手段の発する熱量を制御し、トラップ装置を使
い始めた当初は排気ガスの最下流のグループ以外のグル
ープの全てのトラップ部材を高温にして反応副生成物等
が付着しないようにし、加熱手段を設けていない最下流
のグループのトラップ部材を例えば室温にして、これで
反応副生成物等を捕獲する。そして、ある程度、この最
下流のグループのトラップ部材に反応副生成物が付着し
たならば、次に、その直前のグループのトラップ部材の
温度を例えば室温にしてここで反応副生成物を捕獲す
る。以後、同様にして順次、捕獲すべきトラップ部材の
グループを排気ガスの上流側へ移行させて行き、最上流
側のグループのトラップ部材にてある程度の捕獲を行な
ったならば、このトラップ装置のメンテナンス作業を行
なう。これにより、装置内の全てのトラップ部材にて偏
在させることなく反応副生成物等を捕獲させることが可
能となり、メンテナンス周期を大幅に伸ばすことが可能
となる。
【0010】この場合、請求項2に規定するように、前
記熱量制御部は、前記成膜処理が行なわれるに従って、
前記加熱手段が発生する熱量を前記排気ガスの流れ方向
の下流側より上流側に向けて順次絞り込むように制御す
る。請求項3に規定するように、例えば前記加熱手段
は、抵抗発熱体で形成することができる。
【0011】また、請求項4に規定するように、例えば
前記抵抗発熱体は、前記トラップ部材に一体的になされ
ている。また、例えば請求項5に規定するように、前記
加熱手段は、前記筐体内に設けた温調媒体配管と、これ
に流れる加熱流体とにより形成してもよい。
【0012】また、例えば請求項6に規定するように、
前記トラップ部材の複数のグループ毎に対応させて設け
られた複数の冷却手段を有するようにしてもよい。これ
によれば、トラップ部材を冷却することにより、反応副
生成物等の捕獲をより効率的に行なうことが可能とな
る。この場合、請求項7に規定するように、前記熱量制
御部は、前記冷却手段に対して前記対応する加熱手段の
制御と逆の制御を行なうことになる。
【0013】また、例えば請求項8に規定するように、
前記冷却手段は、前記筐体内に設けた温調媒体配管と、
これに流れる冷却流体とにより構成してもよい。また、
例えば請求項9に規定するように、前記温調媒体配管
は、前記トラップ部材を支持固定する支持部材を兼用す
るようにしてもよい。
【0014】請求項10に規定する発明は、上記トラッ
プ装置により実施される方法発明であり、被処理体に成
膜処理を施す成膜装置の排気ガス系に流れる排気ガス中
から反応副生成物を除去するトラップ方法において、前
記排気ガスの流れ方向に沿ってグループ分けされた複数
のトラップ部材を設けると共にこのグループ毎にトラッ
プ部材を加熱する加熱手段を設け、前記成膜処理が行な
われるに従って、前記加熱手段が発生する熱量を、前記
排気ガスの流れ方向の下流側より上流側に向けて順次絞
り込むようにする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るトラップ装
置及びトラップ方法の一実施例を添付図面に基づいて詳
述する。図1は本発明のトラップ装置を設けた成膜装置
の排気ガスを示す図、図2は本発明のトラップ装置を示
す構成図、図3は図2中のIII−III線矢視断面
図、図4は図2中のIV−IV線矢視断面図、図5はト
ラップ装置内の排気ガスの流れを模式的に示す模式図、
図6はトラップ部材の取り付け状態を示す斜視図、図7
及び図8はトラップ部材の取り付け状態を示す側面図、
図9は各トラップ部材と加熱手段と熱量制御部との関係
を示す図である。
【0016】まず、図1に基づいて成膜装置とその排気
ガス系について説明する。図1に示すように成膜装置2
は、例えばアルミニウム製の処理容器4を有している。
この処理容器4内の底部には、被処理体として例えば半
導体ウエハWを載置するためのサセプタ6が設けられ、
天井部には、処理容器4内に処理ガスを導入するための
シャワーヘッド8が設けられている。ここでは処理ガス
として、例えばTiCl4 とNH3 (アンモニア)を用
いて、TiN(チタンナイトライド)を成膜する場合を
例にとって説明する。この時、反応副生成物としては、
純度にもよるが、例えば常温で固体であり、しかも15
0℃で気化するTiCl2 等のTi系や塩化アンモニウ
ム(NH4 Cl)が生成され、トラップ装置22は、こ
れを捕獲することになる。
【0017】そして、上記処理容器4の底部に設けた排
気口10には、排気ガス系12が接続されて、処理容器
4内を真空引き可能としている。具体的には、この排気
ガス系12は、上記排気口10に接続された例えばステ
ンレス製の排気通路14を有し、この排気通路14にそ
の上流側より下流側に向けて、ゲートバルブ16、ター
ボ分子ポンプ等のポンプ18、第1開閉弁20、本発明
のトラップ装置22、第2開閉弁24及びドライポンプ
26等を順次介設している。尚、このトラップ装置22
等が介設された排気ガス系12は、実際には成膜装置2
の近傍にコンパクトに納められているが、図1では構造
を判り易くするために展開して記載してある。また、ト
ラップ装置22の介設位置は、上記した位置に限定され
ない。そして、トラップ装置22の上流側に上流側圧力
センサS1を設けると共に、下流側には下流側圧力セン
サS2を設け、両センサS1、S2の出力を、トラップ
装置22の一部を構成する熱量制御部27へ導入して、
後述するように加熱手段の制御を行なう。尚、図中、2
5で示される破線は、反応副生成物等の固化を防止する
ために排気通路14に巻回したテープヒータである。
【0018】次に、トラップ装置22について説明す
る。図2乃至図8に示すようにこのトラップ装置22
は、例えばアルミニウム等により一辺が略数10cm程
度の略方形状に成形された箱状の筐体28を有してい
る。この筐体28内には、その高さ方向に沿って十字状
に配置された仕切板30A〜30Dが設けられて内部を
仕切っており、例えば直方体状の第1〜第4の4つの部
屋32A〜32Dを形成している。この仕切板30A〜
30Dにより、後述するように各トラップ部材が4つに
グループ化される。第1の部屋32Aの上部側壁にはガ
ス導入口34が形成されており、これにはフランジ36
を有する接続管38が接続されている。このフランジ3
6には、排気通路14のフランジ14Aが図示しないシ
ール部材等を介設してボルト40により気密に接続さ
れ、排気ガスを導入するようになっている。
【0019】上記第1と第2の部屋32Aと32Bとの
間を仕切る仕切板30Aの底部には、比較的大面積の第
1のガス流通口42A(図4参照)が形成されており、
上記ガス導入口34より第1の部屋32A内に導入した
排気ガスを下降させて、この第1のガス流通口42Aを
介して第2の部屋32Bの底部へ導入するようになって
いる。また、上記第2と第3の部屋32Bと32Cとの
間を仕切る仕切板30Bの上部には、比較的大面積の第
2のガス流通口42Bが形成されており、上記第1のガ
ス流通口42Aより第2の部屋32B内に導入した排気
ガスを上昇させて、この第2のガス流通口42Bを介し
て第3の部屋32Cの上部へ導入するようになっている
(図3参照)。
【0020】更に、上記第3と第4の部屋32Cと32
Dとの間を仕切る仕切板30Cの底部には、比較的大面
積の第3のガス流通口42Cが形成されており、上記第
2のガス流通口42Bより第3の部屋32C内に導入し
た排気ガスを下降させてこの第3のガス流通口42Cを
介して第4の部屋32Dの底部へ導入するようになって
いる(図4参照)。また、図2に示すように第4の部屋
32Dの天井部にはガス排出口44が形成されており、
これにはフランジ46を有する接続管48が接続され
る。このフランジ46には、排気通路14のフランジ1
4Bが図示しないシール部材等を介設してボルト50に
より気密に接続され、筐体28内の排気ガスを後流側へ
排出するようになっている。従って、排気ガスは、図5
に示すようにガス導入口34から第1の部屋32A内に
入ってこれを流下し、第1のガス流出口42Aから第2
の部屋32B内へ流入してこれを上昇し、そして、第2
の流出口42Bから第3の部屋32C内へ流入してこれ
を流下し、更に第3のガス流出口42Cから第4の部屋
32D内へ流入してこれを上昇し、そして、ガス排出口
44から装置外へ流出することになる。尚、このガス排
出口44を第4の部屋32Dの天井部ではなく、側壁の
上部に設けるようにしてもよい。
【0021】また、第1及び第4の部屋32A、32D
の各側壁には、その高さ方向に沿って設けられた例えば
石英ガラスよりなる監視窓52、54が形成されてお
り、内部の状況を監視し得るようになっている。更に、
この筐体28の底部には、複数のキャスタ56が設けら
れており、この装置全体の搬送を容易に行ない得るよう
になっている。また、第1〜第3の部屋32A〜32C
の天井部及び第4の部屋32Dの底部には、後述するト
ラップ機構を挿脱し得る大きさの取出開口部が形成され
ており、各開口部は蓋体62A〜62Dにより気密に閉
塞されて、ボルト(図示せず)により着脱可能に取り付
けられている。そして、各蓋体62A〜62Dには、把
手66が設けられており、この着脱を容易化している。
【0022】一方、上記第1〜第4の各部屋32A〜3
2D内には、それぞれ図6乃至図8に示すようなトラッ
プ機構58A〜58Dが収容されており、これにより排
気ガス中に含まれる反応副生成物を捕獲して除去するよ
うになっている。各トラップ機構58A〜58Dは、排
気ガスの最下流のグループのトラップ機構58D(図8
参照)が加熱手段を備えていない点を除いて、全く同様
に形成されている。図7はトラップ機構58A〜58C
の平面図を示し、図8はトラップ機構58Dの平面図を
示す。具体的には、各トラップ機構58A〜58Dは、
上記各蓋体62A〜62Dに端部が接続固定された2本
のU字状の温調媒体配管68A〜68Dと、これに所定
のピッチ、例えば10mm〜20mm程度の間隔で取り
付け固定された矩形状の多数の、例えば20枚程度の板
状のトラップ部材70A〜70Dとにより構成されてい
る。従って、トラップ部材は70A〜70Dで示される
4つにグループ化されていることになる。各トラップ部
材70A〜70Dには、図6にも示すように排気ガスを
通過させるために直径が約10mm程度の多数の通気孔
72A〜72Dが形成されている。
【0023】また、上記U字状の温調媒体配管68A〜
68Dは、各トラップ部材を支持固定する固定部材とし
ての機能を有すると共に、第1〜第4の各部屋32A〜
32Dに対応して設けられる冷却手段74A〜74Dの
一部として構成される。すなわち、各温調媒体配管68
A〜68Dの端部は、図示しない温調媒体給排系に接続
されており、ここでは温調媒体として冷却水等の冷媒を
流して必要に応じてトラップ部材70A〜70Dを冷却
するようになっている。そして、各温調媒体配管68A
〜68Dの入口側には、この流路を開閉する開閉弁76
A〜76Dが設けられている。そして、図8に示すよう
に第4の部屋32D内に収容されるトラップ部材70D
は、排気ガスの最下流のグループに属することになる
が、これらのトラップ部材70Dを除き、これよりも前
段の、すなわち第1〜第3の部屋32A〜32Cに収容
されるトラップ部材70A〜70Cの裏面には、図7に
示すように、加熱手段として例えばシースヒータ78A
〜78Cが取り付けられており、各トラップ部材70A
〜70Cを所望する温度に加熱し得るようになってい
る。このシースヒータ78A〜78Cの外周は、耐腐食
性材料、例えばステンレスやニッケル等により被覆され
ている。
【0024】また、これらのシースヒータ78A〜78
Cより引き出されるリード線(図示せず)も、同様にス
テンレスやニッケル等の耐腐食性材料により被覆されて
いる。この加熱手段としては、上記したシースヒータ7
8A〜78Cに限定されず、トラップ部材70A〜70
C自体を例えばグラスカーボン、カーボン、SiC等の
ような抵抗発熱体で形成し、これに電流を流すようにし
て加熱手段として構成してもよいし、2本の温調媒体配
管68A〜68Cの内の少なくとも一本に加熱流体を流
すことにより加熱手段として構成してもよいし、更に
は、各部屋を区画する区画壁に加熱流体を流す配管や溝
を設けることにより加熱手段を構成するようにしてもよ
いし、また更には、ペルチェ効果を用いた電子冷却素子
を区画壁に設けることにより加熱手段を構成するように
してもよい。そして、図9に示すように、上記各温調媒
体配管68A〜68Dに介設した各開閉弁76A〜76
Dの開閉(オンオフ)及び各シースヒータ78A〜78
Cのオンオフは、前記熱量制御部27が、上記2つの圧
力センサS1、S2の出力に基づいて制御することにな
る。
【0025】次に、以上のように構成された本実施例の
作用について説明する。まず、図1に示すように成膜装
置2の処理容器4内にて減圧雰囲気下においてウエハW
に対して所定の成膜処理を行なうと、排気ガス中には反
応副生成物や未反応の原料ガスが含まれ、これが排気ガ
ス系12内を流れてくる。例えば処理ガスとしてTiC
4 とNH3 ガスを用いてウエハWにチタンナイトライ
ド膜を成膜する場合には、TiCl2 等のTi系や塩化
アンモニウムが反応副生成物として生成される。この反
応副生成物は、トラップ装置22までの排気通路14は
ヒータ25により気化温度、例えば150℃以上に加熱
されているので、凝固することなくトラップ装置22内
に排気ガスとともに流入する。図5に示すように、ガス
導入口34より第1の部屋32A内の上部に流入した排
気ガスはこの部屋32Aを流下して第1のガス流通口4
2Aを介して第2の部屋32Bの底部に流れ込む。この
排気ガスは、この部屋32B内を上昇して第2のガス流
通口42Bより第3の部屋32C内の上部に流れ込み、
この部屋32C内を流下する。そして、この排気ガス
は、第3の流通口42Cを介して第4の部屋32Dの底
部に流れ込み、この部屋32D内を上昇した後、天井部
のガス排出口44から筐体28の外へ排出されることに
なる。
【0026】ここで、各部屋32A〜32D内には、ト
ラップ部材70A〜70Dを有するトラップ機構58A
〜58Dが設けられているので、排気ガス中の反応副生
成物は効率的に捕獲されて除去される。このようにし
て、多数枚の半導体ウエハが成膜処理される。この時の
第1〜第4の各部屋32A〜32Dの冷却手段74A〜
74Dの開閉弁76A〜76D及び加熱手段78A〜7
8Cのオンオフ制御について図9乃至図11も参照して
詳しく説明する。図10は第1〜第4の各部屋の加熱手
段(第4の部屋には無し)及び冷却手段のオン(O
N)、オフ(OFF)の時間的経過を示す図、図11は
第1〜第4の各部屋のトラップ部材の温度変化を示す図
である。本実施例では、トラップ装置がクリーニングさ
れてから次にメンテナンスされるまでの間を、第1段階
から第4段階まで4つの段階に便宜上区切って使用して
いる。そして、加熱手段と冷却手段を制御することによ
り、排気ガスの最下流のグループ、すなわち第4の部屋
のトラップ機構70Dより反応副生成物の捕獲を開始
し、ここにある程度の量が堆積したら順に上流側のグル
ープのトラップ機構にその捕獲動作を順次移行させて行
く。
【0027】まず、当初(第1段階)は全ての加熱手段
78A〜78Cをオンにして通電を行なって反応副生成
物等が付着しないで蒸発する温度、例えば150℃に各
トラップ部材70A〜70Cを加熱してこれに反応副生
成物等を付着させないようにする。この時、対応する各
冷却手段74A〜74Cはオフにする。そして、第4の
部屋32Dの冷却手段74Dのみをオンにして温調媒体
配管68Dに冷却流体を流し、トラップ部材70Dを反
応副生成物や未反応原料ガス等が凝縮凝固し得る温度、
例えば20℃以下に冷却する。従って、この第1段階で
は、第1〜第3の部屋32A〜32C内のトラップ部材
70A〜70Cには反応副生成物等は付着せず、排気ガ
スの流れ方向の最下流の第4の部屋32D内の冷却され
ているトラップ部材70Dにより反応副生成物等が凝縮
凝固されて付着し、排気ガス中から除去される。この
時、処理されるウエハ枚数が多くなるに従って、増加す
る付着物によりこの部分の排気コンダクタンスが低下
し、この排気コンダクタンスの低下はトラップ装置22
の上流側と下流側とに設けた圧力センサS1、S2によ
り常時モニタされている。そして、ウエハの処理枚数が
更に多くなってトラップされた付着堆積物がある程度に
達すると、両圧力センサS1、S2の差圧が第1段階用
に予め設定した所定値以上になり、熱量制御部27は第
2段階へ制御を移行させる。
【0028】上記第1段階から第2段階への切り替え
は、後述する切り替えの場合も同じであるが、トラップ
部材の排気コンダンクタンスが必要以上に低下しないよ
うな状態であって、ある程度の余裕を持たせた状態で切
り替えるのは勿論であり、また、第1段階から第4段階
へ向けて順次切り替える時の差圧の値は、順次大きくな
っていくように設定されている。この第2段階では、図
10に示すように第4の部屋32Dの冷却手段74Dは
オンにしたままの状態でトラップ部材70Dを冷却し続
ける。そして、この直ぐ上流側の第3の部屋32Cの加
熱手段78Cをオフに切り替えると共に冷却手段74C
をオンに切り替えて、このトラップ部材70Cを冷却
し、このトラップ部材70Cによる反応副生成物等の捕
獲を開始し、排気ガス中から除去する。尚、この部分で
万一捕獲できなかった反応副生成物等は、下流の第4の
部屋32Dのトラップ部材70Dにより前述したように
捕獲される。
【0029】このようにして、この第2段階において複
数枚のウエハの成膜処理を実施して捕獲導作を行ってい
る間に、付着物の量が増大して両圧力センサS1、S2
の差圧がこの第2段階用に予め設定された差圧値に達す
ると、熱量制御部27は第3段階へ制御を移行させる。
この第3段階では、図10に示すように第3の部屋32
Cの加熱手段78Cと冷却手段74Cはそのままの状態
に維持しておき、これに対して、この直ぐ上流側の第2
の部屋32Bの加熱手段78Bをオフに切り替えると共
に、冷却手段74Bをオンに切り替えて、このトラップ
部材70Bを冷却し、このトラップ部材70Bによる反
応副生成物等の捕獲を開始し、排気ガス中から除去す
る。尚、この部分で万一捕獲できなかった反応副生成物
等は下流の第3及び第4の部屋32C、32Dのトラッ
プ部材70C、70Dにより前述したように捕獲され
る。
【0030】このようにして、この第3段階において複
数枚のウエハの成膜処理を実施して捕獲動作を行なって
いる間に、付着物の量が増大して両圧力センサS1、S
2の差圧が、この第3段階用に予め設定された差圧値に
達すると、熱量制御部27は第4段階へ制御を移行させ
る。この第4段階では、図10に示すように第2の部屋
32Bの加熱手段78Bと冷却手段74Bはそのままの
状態に維持しておき、これに対して、この直ぐ上流側の
第1の部屋32Aの加熱手段78Aをオフに切り替える
と共に、冷却手段74Aをオンに切り替えて、このトラ
ップ部材70Aを冷却し、このトラップ部材70Aによ
る反応副生成物等の捕獲を開始し、排気ガス中から除去
する。尚、この部分で万一捕獲できなかった反応副生成
物等は下流の第2乃至第4の部屋32B、32C、32
Dのトラップ部材70B、70C、70Dにより前述し
たように捕獲される。このようにして、この第4段階に
おいて複数枚のウエハの成膜処理を実施して捕獲動作を
行なっている間に、付着物の量が増大して両圧力センサ
S1、S2の差圧が、この第4段階用に予め設定された
差圧値に達すると、熱量制御部27はメンテナンスを行
なうべき指令を発することになる。
【0031】このように、本実施例では、トラップ装置
22の第1〜第4の部屋32A〜32D内の全てのトラ
ップ部材70A〜70Dに、排気コンダクタンスを許容
量以下に低下させない範囲で反応副生成物等を付着させ
た状態にすることができるので、その分、メンテナンス
を要するまでの時間を大幅に延ばすことができ、メンテ
ナンスサイクルを長期化することができる。ここでは、
筐体28内を第1〜第4の部屋32A〜32Dまで、ト
ラップ部材を4つのグループに分割した場合を例にとっ
て説明したが、このグループ数は2以上であれば特に制
限されない。また、ここでは説明を判り易くするために
筐体内を4つに仕切ったが、トラップ部材を排気ガスの
流れ方向に沿って複数にグループ化できれば、特に仕切
る必要もない。
【0032】また、各トラップ部材70A〜70Dの加
熱温度及び冷却温度は、捕獲すべき反応副生成物等の気
化温度や凝縮温度等の特性に応じて最適値を選択するの
は勿論である。また、ここでは冷却手段74A〜74D
を設けた場合を例にとって説明したが、反応副生成物等
を室温にて十分に捕獲できるのであれば、特に冷却手段
74A〜74Dを設ける必要もない。更には、ここでは
説明を判り易くするために、冷却手段74A〜74Dと
加熱手段78A〜78Cをオンオフ制御するようにした
が、前述したような温度コントロールができるのであれ
ば、供給する冷却流体の流量や供給電力量を制御するよ
うにしてもよい。
【0033】また、第1〜第4段階における各段階の切
り替えは、圧力センサS1、S2の出力差を検出するこ
とにより行なっているが、これに限定されず、各段階に
おけるウエハの成膜枚数を予め規定しておき、処理枚数
がこの規定数枚に達したならば、段階を順次切り替える
ようにしてもよい。上記実施例では、加熱手段としては
シースヒータ78A〜78Cを設け、冷却手段74A〜
74Dとして温調媒体配管68A〜68Dを設けること
により、両者を別体として設けたが、この加熱手段と冷
却手段とを兼用させるようにしてもよい。図12は冷却
手段と加熱手段とを兼用させた時のトラップ機構を示す
側面図、図13は図12に示すトラップ機構を用いた時
の各トラップ部材と加熱手段と熱量制御部との関係を示
す図である。
【0034】図12及び図13に示すように、排気ガス
の最下流のグループのトラップ機構58D’としては、
図8で示したトラップ機構と同一構成のものを用い、他
の3つのグループのトラップ機構58A’〜58C’と
しては図12に示すものを用いる。具体的には、このト
ラップ機構58A’〜58C’では、各トラップ部材7
0A〜70Cにシースヒータ78A〜78C(図7参
照)を設けておらず、代わりに温調媒体配管68A〜6
8Cに加熱手段と冷却手段の機能を併せて持たせてい
る。すなわち、この温調媒体配管68A〜68Cの媒体
入口側を2つに分岐させて分岐管80A〜80Cを形成
する。そして、この分岐管80A〜80Cに開閉弁82
A〜82Cを介設し、この分岐管80A〜80Cに加熱
流体の供給系(図示せず)を接続する。これにより、冷
却用の開閉弁76A〜76Cと加熱用の開閉弁82A〜
82Cとを選択的に開閉制御することにより、温調媒体
配管68A〜68C内に加熱冷媒と冷却冷媒とを選択的
に流すようになっている。この実施例の各開閉弁76A
〜76D及び82A〜82Cのオンオフ制御は、図10
において説明したと同様な制御である。この場合には、
温調媒体配管68A〜68Dを加熱手段と冷却手段とに
兼用させて選択的に使用できるので、加熱手段としての
シースヒータが不要になり、その分、設備コストを削減
することができる。
【0035】尚、以上の実施例では、チタン化合物であ
るTiCl4 とアンモニアを用いてTiNを成膜する時
に発生する反応副生成物として塩化アンモニウムを除去
する場合を例にとって説明したが、これに限定されず、
ジクロルシラン(SiH2 Cl2 )とアンモニアを用い
て窒化シリコンを成膜する時に発生する塩化アンモニウ
ムを除去する場合、有機金属材料、例えばDMAH(ジ
メチルアルミニウムヘキサイド)、ペントエトキシタン
タル等を用いてAl、Ta或いはMo等を堆積させる場
合にも適用することができる。また、成膜装置として
は、ここで説明した枚葉式の成膜装置のみならず、バッ
チ式の成膜装置にも適用することができる。更に、被処
理体としては、半導体ウエハに限定されず、ガラス基
板、LCD基板にも適用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトラップ
装置及びトラップ方法によれば、次のように優れた作用
効果を発揮することができる。請求項1〜5及び請求項
10に規定する発明によれば、トラップ部材を排気ガス
の流れ方向に沿って複数のグループに分割し、そして、
グループ毎に温度制御することにより排気ガスの下流側
のグループのトラップ部材から上流側に向けて順に反応
副生成物等を付着堆積させるようにしたので、装置内の
全てのトラップ部材にて偏在させることなく反応副生成
物等を捕獲させることが可能となり、メンテナンス周期
を大幅に伸ばすことができる。請求項6〜9に規定する
発明によれば、トラップ部材を冷却することにより、反
応副生成物等の捕獲をより効率的に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトラップ装置を設けた成膜装置の排気
ガスを示す図である。
【図2】本発明のトラップ装置を示す構成図である。
【図3】図2中のIII−III線矢視断面図である。
【図4】図2中のIV−IV線矢視断面図である。
【図5】トラップ装置内の排気ガスの流れを模式的に示
す模式図である。
【図6】トラップ部材の取り付け状態を示す斜視図であ
る。
【図7】トラップ部材の取り付け状態を示す側面図であ
る。
【図8】トラップ部材の取り付け状態を示す側面図であ
る。
【図9】各トラップ部材と加熱手段と熱量制御部との関
係を示す図である。
【図10】第1〜第4の各部屋の加熱手段及び冷却手段
のオン(ON)、オフ(OFF)の時間的経過を示す図
である。
【図11】第1〜第4の各部屋のトラップ部材の温度変
化を示す図である。
【図12】冷却手段と加熱手段とを兼用させた時のトラ
ップ機構を示す側面図である。
【図13】図12に示すトラップ機構を用いた時の各ト
ラップ部材と加熱手段と熱量制御部との関係を示す図で
ある。
【符号の説明】
22 トラップ装置 27 熱量制御部 28 筐体 30A〜30D 仕切板 32A〜32D 第1〜第4の部屋 58A〜58D トラップ機構 68A〜68D 温調媒体配管 70A〜70D トラップ部材 74A〜74D 冷却手段 78A〜78C シースヒータ(加熱手段) W 半導体ウエハ(被処理体)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体に成膜処理を施す成膜装置の排
    気ガス系に設けられて、排気ガス中に含まれる反応副生
    成物を捕獲するトラップ装置において、ガス導入口とガ
    ス排気口を有して前記排気ガス系に介設される筐体と、
    この筐体内に前記排気ガスの流れ方向に沿って多段に設
    けられて前記反応副生成物を付着させる複数のトラップ
    部材と、この複数のトラップ部材を複数のグループに分
    割して前記排気ガスの流れ方向の最下流に位置するグル
    ープを除いて各グループ毎に独立して加熱するために設
    けられた加熱手段と、この加熱手段の発する熱量を制御
    する熱量制御部とを備えたことを特徴とするトラップ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記熱量制御部は、前記成膜処理が行な
    われるに従って、前記加熱手段が発生する熱量を前記排
    気ガスの流れ方向の下流側より上流側に向けて順次絞り
    込むように制御することを特徴とする請求項1記載のト
    ラップ装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段は、抵抗発熱体であること
    を特徴とする請求項1または2記載のトラップ装置。
  4. 【請求項4】 前記抵抗発熱体は、前記トラップ部材に
    一体的になされていることを特徴とする請求項3記載の
    トラップ装置。
  5. 【請求項5】 前記加熱手段は、前記筐体内に設けた温
    調媒体配管と、これに流れる加熱流体とよりなることを
    特徴とする請求項1または2記載のトラップ装置。
  6. 【請求項6】 前記トラップ部材の複数のグループ毎に
    対応させて設けられた複数の冷却手段を有することを特
    徴とする請求項1乃至5記載のトラップ装置。
  7. 【請求項7】 前記熱量制御部は、前記冷却手段に対し
    て前記対応する加熱手段の制御と逆の制御を行なうこと
    を特徴とする請求項6記載のトラップ装置。
  8. 【請求項8】 前記冷却手段は、前記筐体内に設けた温
    調媒体配管と、これに流れる冷却流体とよりなることを
    特徴とする請求項6または7記載のトラップ装置。
  9. 【請求項9】 前記温調媒体配管は、前記トラップ部材
    を支持固定する支持部材を兼用することを特徴とする請
    求項5または8記載のトラップ装置。
  10. 【請求項10】 被処理体に成膜処理を施す成膜装置の
    排気ガス系に流れる排気ガス中から反応副生成物を除去
    するトラップ方法において、前記排気ガスの流れ方向に
    沿ってグループ分けされた複数のトラップ部材を設ける
    と共にこのグループ毎にトラップ部材を加熱する加熱手
    段を設け、前記成膜処理が行なわれるに従って、前記加
    熱手段が発生する熱量を、前記排気ガスの流れ方向の下
    流側より上流側に向けて順次絞り込むようにしたことを
    特徴とするトラップ方法。
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