JP2010015655A - 光ディスク装置及びそのチルト制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フォーカス系の信号を利用してチルトを制御し、光ディスクの記録/再生性能を向上させる。
【解決手段】光ディスク装置は、光ディスクを回転させるモータと、モータにより回転する光ディスクから少なくとも情報を読み取る光ピックアップと、光ピックアップにより光ディスクの回転角情報をアドレスとする第1のメモリと、第1のメモリに格納された情報をずらして読み出すためのオフセット量を記憶する第2のメモリと、第2のメモリに記憶されるオフセット量分ずらして第1のメモリに格納された情報を読み出し、その読み出した情報を用いてチルト制御を行なう制御部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスクに記録された情報の再生、又は光ディスクへ情報の記録/光ディスクに記録された情報の再生を行なう光ディスク装置及びそのチルト制御方法に関する。
CD(Compact Disc),DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-Ray Disc)等の光ディスクから情報を読取り、又は、情報を書き込む制御を行なう、例えばビデオレコーダ、ビデオカメラ、PC用光ストレージディスクドライブのような光ディスク装置ではチルト制御と呼ばれる制御が行なわれている。チルト制御は光ピックアップのレーザ光軸方向が光ディスクの記録面に対して垂直に保たれない場合に生じるコマ収差を補正する制御である。このチルト制御により、光ディスク装置は光ディスクの回転時の面ブレや、光ディスクのそりなどに対しても適切な情報の記録、情報の読取りを行なうことが可能となり、記録/再生を安定的に行なうことができる。
チルト制御としては、光ピックアップに組み込まれているフォーカシングコイルへ供給される駆動信号から直流電圧値を光ディスクの内周位置及び外周位置にて求め、その求められた直流電圧値から位置と直流電圧値との関係を求め、その関係に基づいて算出される直流電圧値とフォーカシングコイルへ供給される駆動信号に含まれる交流信号とを加算した信号をチルト調整用コイルに供給し、対物レンズの傾きを調整する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−95044号公報
既述のように光ディスクの面ブレに対して対物レンズを傾けて調整する技術は知られているが、その技術をそのまま光ディスク装置に適用することができなかった。これは、フォーカス制御系は誤差信号があるフィードバック制御となっていることに対し、チルト制御系はフィードフォワード制御となっており制御系の構成が異なることに関係する。チルト制御系で要求される信号周波数帯域は、ディスク回転周期か、ディスクの反り等も考慮するとその2倍程度であり、周波数にすると数十〜数百Hzの帯域となる。また、チルト制御系はフィードフォワード制御なので、制御指令値=制御目標値となり、ゲインは0dBとなる。一方、フォーカス制御系は、目標値に対する誤差を十分に抑圧するため、ディスク回転周期の周波数では、ゲインは数十dBとなっている。また、信号帯域も数kHz程度ある。このことから、フォーカス系の信号をそのままチルト系の制御に適用して光ディスクの面ブレに追従させようとした場合、不要な高周波成分を多く含み、チルトの制御信号品質としては実用的でなく、アクチュエータの共振等により、サーボ外れが発生してしまうという問題がある。
また、チルト制御において不要となる、フォーカス系の高周波信号帯域を制限するためローパスフィルタを通過するように構成しても、信号品質は改善されるが、今度はローパスフィルタを挿入したことにより位相遅れが発生するので、光ディスクの面ブレに対して一定の遅れがある信号となってしまう。このように、信号品質を上げようとすると逆に位相角の影響が無視できなくなり、チルト制御が正確に光ディスクの面ブレに追従できないという問題があった。
本発明は、以上の点を考慮してなされたもので、フォーカス系の信号を利用してチルトを制御し、光ディスクの記録/再生性能を向上させる光ディスク装置及びそのチルト制御方法を提案しようとするものである。
本発明は、光ディスクを回転させるモータと、前記モータにより回転する光ディスクから少なくとも情報を読み取る光ピックアップと、前記光ピックアップにより前記光ディスクの回転角情報をアドレスとする第1のメモリと、前記第1のメモリに格納されたフォーカス駆動信号情報をずらして読み出すためのオフセット量を記憶する第2のメモリと、前記第2のメモリに記憶されるオフセット量分ずらして前記第1のメモリに格納されたフォーカス駆動信号情報を読み出し、その読み出したフォーカス駆動情報を用いてチルト制御を行なう制御部とを備える光ディスク装置である。
本発明によれば、フォーカス系の信号を利用してチルトを制御し、光ディスクの記録/再生性能を向上させる光ディスク装置及びそのチルト制御方法を提案できる。
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は光ディスク装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、光ディスク装置100は、光ディスク1、光ピックアップ2、ディテクタ3、RFアンプ4、フォーカスアクチュエータ5、トラッキングアクチュエータ6、サーボプロセッサ7、チルト調整機構8、イコライザ(EQ)回路及びPLL回路9、ジッター検出回路10、制御部11、チルト制御回路12及びスピンドルモータ13を含んでいる。
光ディスク1は、CD,DVD、BDなどの光ディスクである。光ピックアップ2は、ピックアップレンズ2aを含み、このピックアップレンズ2aを介して光ディスク1にレーザ光を照射するとともに光ディスク1で反射された光を受光する。ディテクタ3は、光ピックアップ2で得た光ディスク1からの反射光を電気信号に変換し、光ディスク1からのデータ読み出し用並びにフォーカスエラー検出用の出力信号であるA信号、B信号、C信号及びD信号と、トラッキングエラー検出用の信号であるE信号及びF信号の各電気信号を検出する。
RFアンプ4は、ディテクタ3から出力されるA信号及びC信号を加算した信号とB信号及びD信号を加算した信号との差信号であるフォーカスエラー信号を生成し、かつ、ディテクタ3から出力されるE信号及びF信号から差信号であるトラッキングエラー信号を生成するとともに、ディテクタ3より出力されるA信号、B信号、C信号及びD信号を加算し、RF信号を生成する。
フォーカスアクチュエータ5は、光ピックアップ2をフォーカス方向に駆動する。トラッキングアクチュエータ6は、光ピックアップ2をトラッキング方向に駆動する。サーボプロセッサ7は、RFアンプ4からトラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号を入力され、フォーカスエラー信号を基に光ディスク1信号面に常にレーザ光の焦点が合うようにフォーカスアクチュエータ5の制御を行なうとともに、トラキングエラー信号を基に光ディスク1のスパイラル状又は同心円状のトラックに対して常にレーザ光が追従するようにトラッキングアクチュエータ6の制御を行なう。
チルト調整機構8は、光ディスク1と光ピックアップ2との間に生じるチルトを補正する。イコライザ(EQ)回路及びPLL回路9は、RF信号の波形整形を行い、RFの二値化信号DATA、及び同期クロックCLKを生成する。ジッター検出回路10は、二値化信号DATA及び同期クロックCLKからジッターを検出する。制御部11は、ジッター検出回路10からジッターの検出状態を入力され、サーボプロセッサ7を制御する。また、制御部11は、後述する学習メモリ11a及びオフセット量を記憶するオフセット量メモリ11bを有している。チルト制御回路12は、チルト調整機構8の駆動制御を行なう。スピンドルモータ13は、光ディスク1がはめ込まれ、そのはめ込まれた光ディスク1を回転させる。
図2は、学習メモリ11a,オフセット量メモリ11bに記憶される内容及びチルト制御を説明するための図である。
学習メモリ11aは、N個のデータを格納する領域がり、光ディスク1の1周分をN分割した回転角の単位でデータを保存できる。ここでは36個のデータを格納する領域がある場合で説明する。0番から35番までデータが格納されると次は再度0番から順にデータが格納されるリングバッファとなっている。この0番から35番までに格納されるデータは、光ディスク1をスピンドルモータ13によって回転させたときの10度毎のフォーカス駆動信号である。
学習メモリ11aはリングバッファであるため、例えば、0番から35番までにデータB0,B1,B2,B3,…,B35とデータが格納された後、0番から2番までにデータA0,A1,A2がデータB0,B1,B3上に上書きされる。なお、図2においては、現在の回転角2番においてデータA2が最新のデータとして更新された場合を示している。
そして、チルト制御を行なうために制御系で発生する位相角に相当するオフセット量をオフセット量メモリ11bに設定しておく。オフセット量は、LPF(Low Pass Filter)後のフォーカス駆動信号(FOD´)を書き込むメモリ領域のインデックス(図2では、回転角0〜35で示される)と、チルト駆動信号(TLD)として学習メモリ11aから読み出すデータが格納されているメモリ領域のインデックスまでの差分を示す量である。例えば、図2に示すようなオフセット量が設定されている場合は、フォーカス駆動信号がデータA2のときは、チルト駆動信号はデータB33となる。なお、このオフセット量は光ディスク1の回転速度と対応して光ディスク装置100の構成とLPF等の設計に応じて決定され、オフセット量メモリ11bに設定される。
図3及び図4は、オフセット量メモリ11bに記憶されるオフセット量を利用することにより、フォーカス駆動信号を利用してチルト制御を実行する処理を説明するための図である。図3は制御部11の構成の一部を示す図である。図4は、面ブレ振幅と時間との関係を示す図である。
制御部11は、学習メモリ11a、LPF11cを有している。フォーカス駆動信号(FOD)は、チルト制御に用いる場合、そのままでは信号帯域が広くS/N(Signal/Noise)が悪い信号となる。そのため、このフォーカス駆動信号は、LPF11cにより光ディスク1の回転周期の2倍程度の周波数帯域で帯域制限がかけられる。そして、その帯域制限がかけられた信号は、学習メモリ11aに格納された後、学習メモリ11aに格納されたデータ全てが加算された後平均化され、DC(Direct Current)成分として出力される。また、学習メモリ11aから出力されたDC成分+AC(Alternating Current)成分から平均化されたDC成分が引かれ、AC成分として出力される。この様な構成にすることで面ブレなどディスク回転に起因するAC的なチルト成分を抽出できる。
図4に示すように、時刻t1に学習メモリ11aの3番に書き込まれる面ブレの振幅はaレベルであるが、実際の時刻t1における面ブレの振幅はbレベルである。時刻t1のチルト駆動信号を生成する際に参照すべき面ブレの振幅は、aレベルでなくbレベルであるから、時刻t2の値、すなわち、学習メモリ11aの5番の値を読み出すことが必要となる。この一定のオフセット量を加えた読み出し位置から参照することにより、適切な制御値を得ることができる。
次に、図5から図8を用いてフォーカス駆動信号を利用したチルト制御の関連事項について説明する。
図5及び図6は、面ブレする光ディスク1とフォーカス系の信号及びチルト制御の関係を説明するための図である。図5は、面ブレする光ディスク1では、ピックアップレンズ2aの上下運動にサーボ制御が追従するためフォーカス駆動信号に面ブレ成分が現れる。この光ディスク1は図6に示すように、ピックアップレンズ2aの首振り動作を行なわせることにより、チルト補正をすることができる。
図7は、フォーカス駆動信号の成分からのチルト角を算出する原理を説明するための図である。光ディスク1が“α”傾いたときの、光ディスク1の半径を“r”、その半径位置での高さ成分を“l”、とすると、傾き“α”は次の(1)式で求めることができる。
α=sin-1(l/r) ……(1)
この(1)式で示すように、フォーカス成分から得られる“l”が一定でも、光ディスク1の半径“r”が違えばチルト角“α”は異なることがわかる。すなわち、フォーカス駆動信号からチルト制御信号を生成する場合は、原理的には半径位置に応じた補正係数を必要とする。
図8は、LPF11cの周波数特性と光ディスク1の回転周期の周波数範囲の関係を示す図である。図8の横軸は周波数であり、縦軸はゲインと位相である。両端矢印で示す範囲は、光ディスク1の回転周期の範囲を示している。フォーカス駆動信号の高周波成分は遮断し、ディスク回転周期成分は通過させるため、LPF11cのカットオフ周波数fcはディスク回転周期の上限、または、その2倍程度の周波数が通過できる帯域とするのが望ましい、このとき、LPF11cのfc付近ではチルト制御系では無視できない程度の位相遅れが生ずる。したがって、オフセット量メモリ11bに設定されたオフセット量を用いて位相を補正する必要が生じる。
次に、制御部11が実行する学習メモリ11aを使用した制御の流れを説明する。図9は、制御部11が実行する処理を示すフローチャートである。
ステップS101において、制御部11はスピンドルモータ13を回転させることにより、光ディスク1の回転を開始する。ステップS102において、制御部11はその光ディスク1の回転と同期した回転角情報を取得する。
ステップS103において、制御部11はDSP7に指令し、フォーカス駆動信号をフォーカスアクチュエータ5へ送信する。続いて、ステップS104において、制御部11はDSP7に指令し、トラッキング駆動信号をトラッキングアクチュエータ6へ送信する。これにより、光ディスク1の回転に追従する処理が開始される。
次に、ステップS105において、制御部11は、サーボ制御が行なわれている状態で回転角情報を当該格納メモリのインデックスとして学習メモリ11aへフォーカス駆動信号のデータ(LPF通過後)を格納する。
次に、ステップS106において、制御部11はオフセット量メモリ11bに設定されたオフセット量をS105で示したインデックスに加算し、得られた結果が示す学習メモリ11aのデータを読み出し、その読み出したデータをチルト制御値としてチルト制御回路12へ送信する。光ディスク1が回転している間は、回転各情報が更新される度にステップS105とステップS106は繰り返し実行される。
既述の処理を行うことにより、フォーカ駆動信号として入力された信号が、学習メモリ11aに格納され、オフセット量メモリ11bに設定されたオフセット量分だけ位相を操作してチルト駆動信号として読み出される。
この第1の実施形態の光ディスク装置100によると、学習メモリ11aを備え、光ディスク1の回転角と対応するフォーカス駆動情報を学習メモリ11aに連続して格納し、学習メモリ11aに書き込むタイミングから設計値に応じたオフセット量分だけ位相を操作してデータを読み出し、その読み出したデータをチルト駆動信号として利用しチルト制御を行なうことにより、光ディスクの記録/再生性能を向上させることができる。
(第2の実施形態)
この第2の実施形態は、光ディスク1からの情報の読み取り、又は光ディスク1への情報の記録の速度が変化した場合等、光ディスク1の回転周期速度変更に伴う位相遅れの変化を補正することができる光ディスク装置について説明する。この第2の実施形態の光ディスク装置の構成は、第1の実施形態の光ディスク装置100と同様な構成のため同一の符号を付すとともに詳細な説明については省略し、以下では異なる点について説明する。
図10は、制御部11が実行する位相遅れを補正するための処理を示すフローチャートである。
ステップS201において、制御部11は光ディスク1の回転周期を取得する。ステップS201において、制御部11はLPF11cを取得した回転周期に応じて切替える。ステップS203において、制御部11は、取得した光ディスク1の回転周期に応じたオフセット量をオフセット量メモリ11bに設定する。
この回転周期に応じたオフセット量は例えば、オフセット量メモリ11bに記憶した設計値におけるオフセット量を設定したときの光ディスク1の回転周期の倍速数に応じて予め設定しておき、取得した回転速度に応じてオフセット量メモリ11bの設定を変更するようにしても良い。また、オフセット量は回転周期が最高速度のときのオフセット量を記憶しておき、このオフセット量とオフセット量メモリ11bに設定されたオフセット量(すなわち、通常速度時のオフセット量)とから取得した回転速度に応じたオフセット量を算出し、オフセット量メモリ11bに設定するようにしても良い。また、光ディスク1の回転周期の変化量が少なければLPF11cは切替えずに、オフセット量のみで補正することも可能であり、また、オフセット量を固定し、LPF11cの設定を光ディスク1の回転数に応じて位相遅れが一定となるように切替えても良い。
この第2の実施形態によると、光ディスク装置100は、光ディスク1の回転周期速度に応じてLPF11cを切替え、その切替えに応じて変化した位相遅れを、学習メモリ11aのオフセット量を変化させることで吸収することができる。
なお、光ディスク装置100は、光ディスク1の回転周期が変化したときLPF11cを切替えるように構成しているが、LPF11cに変えて、BPS(Band Pass Filter)を設け、BPFのカットオフ周波数を切替えるようにし、その切替えに応じて変化した位相角をオフセット量メモリ11bに設定するように構成しても良い。この場合、図3で示したDC成分を生成する構成を省略することも可能となる。
(第3の実施形態)
この第3の実施形態は、学習メモリ11aに書き込まれる位相角情報の値の変化が前回値もしくは予測値より著しく変化した場合は、その値は破棄して学習メモリ11aの当該箇所の前値ホールドまたは前回値ホールドするように構成したものである。この第3の実施形態の光ディスク装置の構成は、第1の実施形態の光ディスク装置100と同様な構成のため同一の符号を付すとともに詳細な説明については省略し、以下では異なる点について説明する。
図11は、第3の実施形態の光ディスク装置100の構成を示す図である。LPF11cと学習メモリ11aとの間にコンパレータ11dが設けられている。このコンパレータ11dは、前回のデータの値と今回読取ったデータの値との差が所定の値以上となっているか否かを判定する。そして、その差が所定の値以上となっている場合は今回の値を破棄し学習メモリ11aの当該箇所への上書きはせず、所定の値より小さい場合は今回の値を学習メモリ11aの当該箇所へ上書きする。
このようにコンパレータ11dにより学習メモリ11aに書き込まれる値の変化が前回値より著しく変化した場合は、その値を破棄することにより、光ディスク1の欠陥等の外乱に影響されないチルト制御が可能となる。
なお、上記各実施形態では本発明を光ディスク1から情報を読み取る構成を有する光ディスク装置100に適用した場合について説明したが、本発明が適用できるのはこの構成に限るものではない。例えば、光ディスク装置100に光ディスク1に情報を記録する構成を付加した光ディスク装置にも本発明を適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係わる光ディスク装置の構成を示す図である。 同第1の実施形態に係わる学習メモリ、オフセット量メモリに記憶される内容及びチルト制御を説明するための図である。 同第1の実施形態に係わるフォーカス系の信号を利用してチルト制御を実行する処理を説明するための図である。 同第1の実施形態に係わるフォーカス系の信号を利用してチルト制御を実行する処理を説明するための図である。 同第1の実施形態に係わる面ブレする光ディスクとフォーカス系の信号及びチルト制御の関係を説明するための図である。 同第1の実施形態に係わる面ブレする光ディスクとフォーカス系の信号及びチルト制御の関係を説明するための図である。 同第1の実施形態に係わるフォーカス系の信号の成分からのチルト角を算出する原理を説明するための図である。 同第1の実施形態に係わるLPFの周波数特性と光ディスクの回転周期の周波数範囲の関係を示す図である。 同第1の実施形態に係わる処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係わる処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係わる光ディスク装置の制御部内の構成を示す図である。
符号の説明
1…光ディスク,2…光ピックアップ,2a…ピックアップレンズ,3…ディテクタ,4…アンプ,5…フォーカスアクチュエータ,6…トラッキングアクチュエータ,7…サーボプロセッサ,8…チルト調整機構,9…イコライザ回路及びPLL回路,10…ジッター検出回路,11…制御部,11a…学習メモリ,11b…オフセット量メモリ,11c…LPF,11d…コンパレータ,12…チルト制御回路,13…スピンドルモータ,100…光ディスク装置

Claims (7)

  1. 光ディスクを回転させるモータと、
    前記モータにより回転する光ディスクから少なくとも情報を読み取る光ピックアップと、
    前記光ピックアップにより前記光ディスクの回転角情報をアドレスとする第1のメモリと、
    前記第1のメモリに格納された情報をずらして読み出すためのオフセット量を記憶する第2のメモリと、
    前記第2のメモリに記憶されるオフセット量分ずらして前記第1のメモリに格納された情報を読み出し、その読み出した情報を用いてチルト制御を行なう制御部と、
    を備えることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記第1のメモリは、前記光ディスクの制御情報を回転方向の所定単位毎に連続して記憶するリングバッファであること、
    を特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記オフセット量は、設計値に応じて予め設定されていること、
    を特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  4. 前記オフセット量は、前記光ディスクの回転数に応じて変化すること、
    を特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  5. 前記第1のメモリに情報を格納する前にその第1の情報の値と前記所定単位の対応する箇所に格納された第2の情報の値と比較する比較部を備え、
    前記比較部の比較結果が所定値以内である場合は前記対応する箇所に前記第1の情報を格納し、前記比較結果が所定値を超えている場合は前記対応する箇所に前記第1の情報を格納しないこと、
    を特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  6. 前記第1のメモリに格納される情報は、前記光ディスクの回転角と対応するフォーカス駆動信号であること、
    を特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  7. 光ディスクを回転させるモータと、
    前記モータにより回転する光ディスクから少なくとも情報を読み取る光ピックアップと、
    前記光ピックアップにより前記光ディスクの回転角情報をアドレスとする第1のメモリと、
    前記第1のメモリに格納された情報をずらして読み出すためのオフセット量を記憶する第2のメモリとを有する光ディスク装置のチルト制御方法は、
    前記第2のメモリに記憶されるオフセット量分ずらして前記第1のメモリに格納された情報を読み出すステップと、
    その読み出した情報を用いてチルト制御を行なうステップと、
    を備えることを特徴とする光ディスク装置のチルト制御方法。
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