JP2010012954A - 洗車機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、貯液タンクの収納部に扉を設けて液剤の補給あるいは貯液タンクの交換の作業性を向上でき、前記扉が開いたままになることを防止できる洗車機を提供することを目的とする。
【解決手段】被洗浄車両に噴霧する希釈液剤を形成するための液剤を貯留する貯液タンク59を、洗車機本体の内側面に設けたスプレー制御盤39内に配置し、スプレー制御盤39に、洗車中に噴霧される水と希釈液剤から保護する、開閉自在な観音扉62を取り付け、観音扉62に、この扉の開閉状態を検知する扉閉状態検出センサ72を設け、扉閉状態検出センサ72により観音扉62が開状態であることが検知されると、被洗浄車両の洗車を実行できなくし、ブザーを鳴動して報知する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させながら、被洗浄車両に対して、水と、液剤を水により希釈した希釈液剤を噴射して被洗浄車両の洗車を行う洗車機に関するものである。
上記従来の洗車機の一例が特許文献1に開示されている。
この特許文献1に開示されている洗車機は、被洗浄車両と洗車機本体を前後方向に相対移動させながら、複数の貯液タンクに貯留された液剤をそれぞれ水により希釈して被洗浄車両へ噴霧して、被洗浄車両の洗車を行う洗車機であり、前記複数の貯液タンクを、洗車機内に上下複数段に配置し、最も上段以外の貯液タンクを、水平方向に引き出し可能に構成している。
この貯液タンクの構成により、上下方向における貯液タンク間の間隔を大幅に狭くし、洗車機内における貯液タンクの占有スペースを小さくしている。
また貯液タンクは、洗車中の水や洗剤から保護するために、取り外し可能なカバーにて覆われるのが一般的である。
特開2005−186820号公報
貯液タンクはカバーにて覆われているが、液剤の補給の毎にカバーを取り外すことは不便で作業性が悪いことから、貯液タンクの収納部に扉を設けることが考えられる。
しかし、カバーを扉にすると、扉が内方に開いたままにされる恐れがあり、開いた扉に被洗浄車両が接触する恐れが生じる。
そこで、本発明は、貯液タンクの収納部に扉を設けて液剤の補給あるいは貯液タンクの交換の作業性を向上でき、前記扉が開いたままになることを防止できる洗車機を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、被洗浄車両と洗車機本体を前後方向に相対移動させながら、前記被洗浄車両に対して、水と、貯液タンクに貯留された液剤を水により希釈した希釈液剤を噴霧して、前記被洗浄車両の洗車を行う洗車機であって、前記貯液タンクを、前記洗車機本体の内側面に設けた収納部内に配置し、前記収納部に、洗車中に噴霧される水と希釈液剤から保護する、開閉自在な扉を取り付け、前記収納部の扉に、この扉の開閉状態を検知する検知手段を設け、前記検知手段により前記収納部の扉が開状態であることが検知されると、前記被洗浄車両の洗車を実行できなくすることを特徴とするものである。
上記構成によれば、収納部に開閉自在な扉を取り付けることにより、単に洗車中の水や洗剤から保護するカバーを設けた場合と比較して、貯液タンクの液剤の補給あるいは貯液タンクの交換の作業性が向上する。さらに検知手段により収納部の扉が開状態であることが検知されると、被洗浄車両の洗車が実行できなくされることにより、開状態の扉に被洗浄車両が接触する恐れが回避される。
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、報知手段を設け、前記検知手段により前記収納部の扉が開状態であることが検知されると、任意に設定可能な一定時間経過後に、前記被洗浄車両の洗車を実行できなくするとともに、前記報知手段を駆動し、前記収納部の扉が開状態であることを報知することを特徴とするものである。
前記一定時間は、貯液タンクの液剤の補給あるいは貯液タンクの交換を行うために必要な時間に相当し、各作業者により要する時間により任意に設定される。貯液タンクの液剤の補給あるいは貯液タンクの交換を行うときに扉を開けると、検知手段により収納部の扉の開状態が検知されるが、このときに報知される必要はない。
上記構成によれば、貯液タンクの液剤の補給あるいは貯液タンクの交換を行うために必要な時間(一定時間)が過ぎても扉の開状態が検知されるとき、被洗浄車両の洗車が実行できなくされ、報知手段により報知される。これにより、作業者により収納部の扉は閉の正常な状態に戻され、被洗浄車両の接触が防止される。
また請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、報知手段を設け、洗車開始前および洗車中に、前記検知手段により前記収納部の扉が開状態であるかどうかを確認し、前記収納部の扉が開状態であることを検知すると、前記被洗浄車両の洗車を実行できなくするとともに、前記報知手段を駆動し、前記収納部の扉が開状態であることを報知することを特徴とするものである。
上記構成によれば、洗車開始前に、収納部の扉が開状態かどうかが確認され、開状態のときに被洗浄車両の洗車が実行できなくされ、報知される。これにより、洗車が開始されなくなるとともに、洗車開始前に、作業者により収納部の扉は閉の正常な状態に戻され、被洗浄車両の接触が防止される。
さらに洗車中に、収納部の扉が開状態かどうかが確認され、開状態のときに被洗浄車両の洗車を実行できなくされることにより、洗車中に、万一、収納部の扉が開いたときに、開状態の扉に被洗浄車両が接触する恐れが回避される。また収納部の扉が開状態で、被洗浄車両の洗車が実行できなくなったことが報知される。
また請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の発明であって、前記報知手段は、ブザーまたは音声発生装置により構成され、夜間には、報知の際の音量が低減されることを特徴とするものである。
上記構成によれば、夜間には、ブザーまたは音声発生装置の報知の際の音量が低減され、夜間の騒音が低減される。
本発明の洗車機は、収納部に開閉自在な扉を取り付けることにより、単に、取り外し可能なカバーを設けた場合と比較して、貯液タンクの液剤の補給あるいは貯液タンクの交換の作業性を向上できるとともに、検知手段により収納部の扉が開状態であることが検知されると、被洗浄車両の洗車が実行できなくされることにより、開状態の扉に被洗浄車両が接触する恐れを回避できる、という効果を有している。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図3は本発明の実施の形態における洗車機の側面図、図4は同洗車機の正面図である。
図3および図4に示すように、7は被洗浄車両(普通車など)5を跨ぎ、複数個の車輪8を介して床面Fに敷設されたレール(一定経路の一例)6の上を被洗浄車両5の前後方向Aに走行する門型の洗車機本体であり、前後方向Aに一定経路に沿って往復走行される。なお、前記前後方向Aと直角な方向を左右方向(車幅方向)Bとする。
前記洗車機本体7内には、洗浄手段として、被洗浄車両5をブラッシングするブラッシング装置9(図6)と、被洗浄車両5へ洗浄水(リンス)、あるいは洗剤、あるいは撥水コート剤、あるいはワックスを噴霧するスプレー装置10(図6)が設けられ、さらに乾燥手段として、空気を噴出して被洗浄車両5を乾燥する乾燥装置11(図6)が備えられている。
前記スプレー装置10の一例として、第1洗浄水ノズル(水噴射ノズルの一例)12と、第1洗剤ノズル(液剤噴射ノズルの一例)13と、第2洗浄水ノズル(水噴射ノズルの一例)14と、撥水コート剤ノズル(液剤噴射ノズルの一例)15と、第2洗剤ノズル(液剤噴射ノズルの一例)16と、ワックスノズル(液剤噴射ノズルの一例)17とが、前部から後部に亘って、この順で配設されている。ここで各ノズル12〜17は、たとえばアーチ状に構成されている。前記第1洗浄水ノズル12と第2洗浄水ノズル14からは、被洗浄車両5に対して水が噴射され、また前記第1洗剤ノズル13と第2洗剤ノズル16からは、被洗浄車両5に対して水により希釈された洗剤(希釈液剤の一例)が噴射される。また前記撥水コート剤ノズル15からは、被洗浄車両5に対して水で希釈された撥水コート剤(希釈液剤の一例)が噴射され、ワックスノズル17からは、被洗浄車両5に対して水で希釈されたワックス(希釈液剤の一例)が噴射される。
またブラッシング装置9の一例として、被洗浄車両5の前後面および側面を洗浄する、左右方向Bに出退自在なサイドブラシ18と、被洗浄車両5の側面下部を洗浄する、左右方向Bに出退自在なロッカーブラシ19と、被洗浄車両5の上面を洗浄する、昇降自在なトップブラシ20が配設されている。
さらに乾燥装置11の一例として、被洗浄車両5の前後面および上面を乾燥する、昇降自在なトップノズル21と、被洗浄車両5の両側面を乾燥する左右一対のサイドノズル22と、トップノズル21にダクトホース23を介して接続されトップノズル21へ風を供給する左右一対のトップ側ブロワ装置24と、サイドノズル22にダクトホース25を介して接続されサイドノズル22へそれぞれ風を供給する左右一対のサイド側ブロワ装置26が設けられている。
また洗車機本体7の内部には、洗車機本体7の前方に位置して、洗車機本体7の走行に伴い被洗浄車両5の側方から車形(シルエット)を読み取るための車形検出センサ31が設けられ、洗車機本体7の車輪8に、洗車機本体7を走行するための走行駆動装置(駆動モータ等)32が連結され、この走行駆動装置32に走行用エンコーダ33が連結されている。前記車形検出センサ31は、被洗浄車両5の左右側方位置に水平に対向して配置される送受光部からなる光電スイッチを複数、垂直方向に並べて構成されており、被洗浄車両5により光軸が遮断された光電スイッチを検出することにより、車形検出センサ31の位置における被洗浄車両5の車高が検出される。
また前記洗車機本体7における右側の縦枠部の前面には、操作パネル36とブザー(報知手段の一例)37が設けられ、そして操作パネル36の裏面側には、洗車機本体7の制御装置38が設けられている。前記ブザー37は、2段階に音量調整可能とされ、音量大制御信号に応じて大きな音量で鳴動し、音量小制御信号に応じて小さな音量で鳴動する。
また洗車機本体7の左側の縦枠部(一方の側方部)の内側面には、限られた設置スペースαである、サイドノズル22の後方でロッカーブラシ19の前方との間に位置して、図1に示すスプレー制御盤(収納部の一例)39が設けられ、スプレー制御盤39内には、下方に、貯液タンク59(詳細は後述する)が収納された貯液タンク室(タンク収納部)40が設けられ、上方に、水パネル(水分配手段)41が設けられている。
水パネル41は、弁群の制御などによって、前記各ノズル12〜17へ分水供給するものであり、図5に示すように、地上側の水供給装置(水供給手段の一例)42に給水管(ホース)43を介して接続されている。この水供給装置42は、貯水タンク44と、この貯水タンク44内に配設される水中ポンプ45などからなり、この水中ポンプ45に前記給水管43の始端が接続されている。また洗車機本体7内に、水中ポンプ45を駆動するインバータ46(図6)が設けられ、水中ポンプ45の回転数を変えることで、水パネル41へ供給する水量を調整可能とされている。
水パネル41には、水供給装置42から給水管43を介して水が供給される主管路51と、主管路51から分岐されて各ノズル12〜17へそれぞれ水を供給する分岐管路52が設けられ、各洗浄水ノズル12,14の分岐管路52にそれぞれ第1電磁弁53が介装され、また各液剤噴射ノズル13,15,16,17の分岐管路52にそれぞれ、上流側から順に第2電磁弁54およびサイフォンインジェクター55が介装されている。
また各液剤噴射ノズル13,15,16,17の分岐管路52にそれぞれ、サイフォンインジェクター55を介して液剤供給装置(液剤供給手段の一例)58が接続されている。この液剤供給装置58は、前記貯液タンク室40に収納された貯液タンク59と、この貯液タンク59から前記サイフォンインジェクター55に亘って設けられる液剤管路60から構成されている。ここで、液剤噴射ノズル13,15,16,17に対応する各貯液タンク59に、液剤として、それぞれ液状の洗剤と撥水コート剤とワックスとが貯えられている。前記各液剤としては、原液もしくは所定濃度に希釈されたものが適宜用いられる。
また前記スプレー制御盤39には、図1および図2に示すように、洗車中に噴霧される水と希釈液剤から保護する、両開きの観音扉(扉の一例)62が設けられている。この観音扉62は、洗車機本体7を形成する縦フレームに支持されている。すなわち、サイドノズル22の後方に位置する第1縦フレーム63と、この第1縦フレーム63より後方で第1縦フレーム63と前後方向Aに平行な第2縦フレーム64と、第2縦フレーム64より後方で、ロッカーブラシ19の前方に位置し、且つ第1縦フレーム63および第2縦フレーム64より内方に位置する第3縦フレーム65により支持されている。
観音扉62の向かって左側(洗車機本体の前方側)の扉(以下、左扉と称す)67は、右端に内方へ直角に折り曲げられた折返し部67Aが設けられた平板から形成され、左端が第1縦フレーム63に上下のヒンジ68により回転自在に支持され、洗車機本体4の内方へ開閉自在とされている。
また観音扉62の向かって右側(洗車機本体の後方側)の扉(以下、右扉と称す)69は、断面視L字状に曲げられた平板から形成され、右端が第3縦フレーム65に上下のヒンジ70により回転自在に支持され、洗車機本体4の内方へ開閉自在とされ、また第2縦フレーム64にて閉位置が規制されている。また右扉69の左端には、後述する上端部と磁石77の取り付け箇所を除いて、上下に渡って、左扉67の折返し部67Aに対向して断面が逆L字状の突辺部69Aが形成され、この突辺部69Aにより、スプレー制御盤39の内部に洗浄に伴って水しぶきが入ることが防止され、また左扉67の閉位置が規制されている。
また左扉67の上方右端には、近接センサからなる扉閉状態検出センサ72が取り付けられ、この扉閉状態検出センサ(検知手段の一例)72に対向して右扉69より磁性体からなる被検出体73が左側(洗車機本体の前方側)へ突出され、左扉67が閉状態のとき、扉閉状態検出センサ72が被検出体73を検出して、閉状態を検出できるよう構成されている。
また左扉67の中央右端部には、右扉69の突辺部69Aに爪74がかかり、左扉67を閉状態に維持する埋込型のハンドル75が設けられ、右扉69には、このハンドル75に対向して埋込型の取っ手76が設けられている。
また第2縦フレーム64に、これらハンドル75と取っ手76の上方に位置して、前後方向Aにそれぞれ上下一対の磁石77が設けられ、これら磁石77に左扉67と右扉69が吸着され、閉状態が維持されるように構成されている。
上記観音扉62の構成により、閉状態では、ハンドル75の爪74が右扉69の突辺部69Aにかかり、また磁石77に左扉67と右扉69が吸着され、この閉状態が維持される。このとき、扉閉状態検出センサ72は、対向する被検出体73を検出して出力信号がオンとなっており、閉状態が検出されている。
また左扉67のハンドル75を操作して爪74を右扉69の突辺部69Aから外し、磁石77の吸着力に反して引っ張ることで、左扉67を開くことができ、また右扉69の取っ手76を掴んで磁石77の吸着力に反して引っ張ることで右扉69を開くことができる。このとき、扉閉状態検出センサ72の出力信号はオフとなり、開状態が検出されている。
左扉67と右扉69を開くと、下方に貯液タンク59が現れ、液剤の残量を目視でき、不足しているとき、液剤を補充し、あるいは貯液タンク59を取り替える作業を行うことができる。
従来のようなカバーをこのような扉形式にすると、洗車機本体7内には限られた設置スペースαしかないにもかかわらず、扉を取り付けるヒンジのためのスペースが必要となり、さらに扉を開閉するためのスペースが必要となるという問題が発生する。しかし、上記観音扉62の構成によると、図2(a)に示すように、右扉69が断面視L字状に形成され、ヒンジ70が内方に位置する第3縦フレーム65に取り付けられていることにより、ヒンジ70を取り付けるスペースによってスプレー制御盤39に対して上記作業するスペースが狭くなることを回避でき、さらに右扉69が開くことにより開放されるスペースSは、開いた右扉69に邪魔されずにスプレー制御盤39の設置スペースαの右隅まで作業可能な空間となり、限られた設置スペースαを有効に利用できる。
前記制御装置38には、図6に示すように、操作パネル36から、洗車に必要なデータ、例えば、選択された洗車コース(パターン)の設定信号、起動、停止などの操作信号が入力され、車形検出センサ31の検出信号、走行用エンコーダ33の検出信号、扉閉状態検出センサ72の検出信号が入力され、制御装置38は、これら操作パネル36からの信号、およびセンサ類の検出信号に応じて、上記スプレー装置10(ノズル12,14の第1電磁弁53、ノズル13,15,16,17の第2電磁弁54)、乾燥装置11(ノズル21,22、ブロワ装置24,26)、ブラッシング装置9(ブラシ18,19,20)、走行駆動装置32、ブザー37等を制御して洗車機本体7全体の動作を制御し、洗車動作を実行している。
前記制御装置38の動作による作用を説明する。
洗車を行うに際して、まず被洗浄車両5を停止させた状態で運転者または作業者が操作パネル36を操作し、以って希望する一つの洗車コース(パターン)が設定される。この状態で操作パネル36のスタートスイッチ(図示せず)をオン操作することで、洗車が開始される。例えば、洗車コースとして、簡易にワックスを被洗浄車両5に塗布する「クイックワックスコース」が設定されたときについて説明する。
「往路」
走行駆動装置32を駆動して洗車機本体7を前進させる。このとき、走行用エンコーダ33から出力されるパルス信号をカウントすることにより、洗車機本体7のホームポジションHPからの走行位置(距離)を演算し、車形検出センサ31により検出される被洗浄車両5の車高と、検出した時点の洗車機本体7の走行位置(距離)を連続して記憶することにより、被洗浄車両5の車体形状を求める。
そしてスプレー装置10を駆動して、第1洗浄水ノズル12と第2洗浄水ノズル14より被洗浄車両5に対して洗浄水(リンス)を噴霧し、第1洗剤ノズル13より被洗浄車両5に対して洗剤を噴霧し、ワックスノズル17より被洗浄車両5に対してワックスを噴霧し、ブラッシング装置9を駆動して被洗浄車両5のブラッシングを行う(このとき車体形状に応じてトップブラシ20の昇降を実施する)。
「復路」
走行駆動装置32を駆動して洗車機本体7を後進させ、乾燥装置11を駆動して被洗浄車両5の乾燥を行う(このとき車体形状に応じてトップノズル21の昇降を実施する)。
このように制御装置38により、選択された洗車コースにより洗車動作が実行される。
また制御装置38は、スプレー制御盤39の観音扉62が開状態となっていないかどうかを監視している。
図7に示すように、上記スタートスイッチがオン操作されて実際に洗車が開始される直前に(洗車開始前に)または洗車中に、扉閉状態検出センサ72の出力信号がオフ(扉開状態検出)となると、洗車停止信号を出力し、あるいは洗車開始前および洗車中とは無関係に、扉閉状態検出センサ72の出力信号がオフ(扉開状態検出)となると、タイマーを駆動し、タイマーの設定時間(任意に設定可能な一定時間の一例)が経過すると洗車を実行できなくする。また、この停止時、時刻が昼間の時間帯(例えば、9時〜20時)のときは、音量大制御信号をブザー37へ出力し、時刻がそれ以外の夜間の時間帯(例えば、0時〜9時、20時〜24時)のときは音量小制御信号を出力する。上記タイマーの設定時間は、貯液タンク59の液剤の補給あるいは貯液タンク59の交換を行うために必要な時間に相当し、各作業者により要する時間により任意に設定される。
上記制御装置38によるスプレー制御盤39の観音扉62の監視時の作用について説明する。
貯液タンク59の液剤の補給あるいは貯液タンク59の交換の作業を行うときに、スプレー制御盤39の左扉67が開かれると、扉閉状態検出センサ72の出力信号がオフ(扉開状態検出)となり、タイマーのカウントが開始され、この状態で通常に前記作業が終了し、左扉67が閉められると、扉閉状態検出センサ72の出力信号がオン(扉閉状態検出)となりタイマーのカウントは中止され、報知されることはない。しかし、左扉67が閉め忘れられると、タイマーがオンとなり、ブザー37が鳴動され、洗車停止信号が出力され、洗車の実行ができなくなる。
また洗車開始前または洗車中に、何らかの原因で左扉67が開いたことを監視するため、扉閉状態検出センサ72の出力信号がオフ(扉開状態検出)かどうかが監視されており、出力信号オフが確認されると、すぐに、洗車停止信号が出力され、ブラッシング装置9、スプレー装置10、乾燥装置11および走行駆動装置32が停止され、洗車の実行はできなくされ、ブザー37が鳴動される。
またブザー37の音量は昼間の時間帯には大きくされ、それ以外の夜間の時間帯には小さくされ、騒音対策が実行される。ブザー37は、左扉67が閉められ、扉閉状態検出センサ72の出力信号がオン(扉閉状態検出)となると停止される。
以上のように本実施の形態によれば、スプレー制御盤39に観音扉62を設けることにより、単に、取り外し可能なカバーを設けた場合と比較して、貯液タンク59の液剤の補給あるいは貯液タンク59の交換の作業性を向上でき、さらに扉閉状態検出センサ72により観音扉62が開状態であることが検知されると、被洗浄車両5の洗車を実行できなくすることにより、開状態の観音扉62に被洗浄車両5が接触する恐れを回避できる。
また本実施の形態によれば、貯液タンク59の液剤の補給あるいは貯液タンクの交換を行うために必要に一定時間(上記タイマーの設定時間)が過ぎても観音扉62の開状態が検知されるときにブザー37が鳴動され報知されることにより、作業者によりスプレー制御盤39の観音扉62は閉の正常な状態に戻され、被洗浄車両5の接触を防止できる。
また本実施の形態によれば、洗車開始前に、スプレー制御盤(収納部)39の観音扉62が開状態かどうかが確認され、開状態のときに、すぐに被洗浄車両5の洗車が実行できなくされ、ブザー37が鳴動され報知されることにより、洗車が開始されなくなるとともに、実際に洗車が開始される前に、作業者によりスプレー制御盤39の観音扉62は閉の正常な状態に戻され、被洗浄車両5の接触を防止できる。
また本実施の形態によれば、洗車中に、観音扉62が開状態かどうかが確認され、開状態のときに、すぐに被洗浄車両5の洗車を実行できなくされることにより、洗車中に、万一、観音扉62が開いたときに、開状態の観音扉62に被洗浄車両5が接触する恐れを回避でき、また観音扉62が開状態で、被洗浄車両5の洗車が実行できなくなったことを報知することができる。
また本実施の形態によれば、夜間の時間帯には、ブザー37の報知の際の音量が低減されることにより、夜間の騒音を低減できる。
なお、本実施の形態では、報知手段としてブザー37を備えているが、ブザーに限ることはなく、近くの作業者に報知できる手段を備えればよく、ブザーに代えて、チャイム、表示ランプ、液晶表示器、音声発生装置等を備えてもよい。特に、音声発生装置を備え、「スプレー制御盤の扉が開いています。扉を閉じて下さい。」のメッセージを音声で発生すれば、作業者は、報知の原因とその対策を知ることができる。
また本実施の形態では、洗車機本体7のみを移動させ、洗車機本体7と被洗浄車両5を相対移動させて、被洗浄車両5の洗車を行う形式が示されているが、これは洗車機本体7を固定状態とし、ローラコンベヤ(車両移動手段)などを用いて被洗浄車両5を前後方向に移動させて、相対移動するようにした形式などであってもよい。また、洗車機本体7を、ブラッシング装置9とスプレー装置10を備えた前部本体と、乾燥装置11を備えた後部本体とに分離し、これら前部本体と後部本体とをそれぞれ移動可能とした形式などであってもよい。
また本実施の形態では、被洗浄車両5を乗用車としているが、例えばワンボックス系など他の車両であっても、同様の効果を奏し得ることができる。
本発明の実施の形態における洗車機のスプレー制御盤の外観斜視図であり、(a)は扉を閉じた状態の図、(b)は扉を開いた状態の図である。 同洗車機のスプレー制御盤の部分断面図である。 同洗車機の側面図である。 同洗車機の正面図である。 同洗車機の配管系統図である。 同洗車機の制御構成図である。 同洗車機の制御装置のスプレー制御盤の扉開閉監視ブロック図である。
符号の説明
A 前後方向
B 車幅方向(左右方向)
5 被洗浄車両
7 洗車機本体
9 ブラッシング装置
10 スプレー装置
11 乾燥装置
31 車形検出センサ
32 走行駆動装置
33 走行用エンコーダ
36 操作パネル
37 ブザー
38 制御装置
39 スプレー制御盤
40 貯液タンク室
41 水パネル
62 観音扉
63,64,65 縦フレーム
67 左扉
68,70 ヒンジ
69 右扉
72 扉閉状態検出センサ
73 被検出体
74 爪
75 ハンドル
76 取っ手
77 磁石

Claims (4)

  1. 被洗浄車両と洗車機本体を前後方向に相対移動させながら、前記被洗浄車両に対して、水と、貯液タンクに貯留された液剤を水により希釈した希釈液剤を噴霧して、前記被洗浄車両の洗車を行う洗車機であって、
    前記貯液タンクを、前記洗車機本体の内側面に設けた収納部内に配置し、
    前記収納部に、洗車中に噴霧される水と希釈液剤から保護する、開閉自在な扉を取り付け、
    前記収納部の扉に、この扉の開閉状態を検知する検知手段を設け、
    前記検知手段により前記収納部の扉が開状態であることが検知されると、前記被洗浄車両の洗車を実行できなくすること
    を特徴とする洗車機。
  2. 報知手段を設け、
    前記検知手段により前記収納部の扉が開状態であることが検知されると、任意に設定可能な一定時間経過後に、前記被洗浄車両の洗車を実行できなくするとともに、前記報知手段を駆動し、前記収納部の扉が開状態であることを報知すること
    を特徴とする請求項1に記載の洗車機。
  3. 報知手段を設け、
    洗車開始前および洗車中に、前記検知手段により前記収納部の扉が開状態であるかどうかを確認し、前記収納部の扉が開状態であることを検知すると、前記被洗浄車両の洗車を実行できなくするとともに、前記報知手段を駆動し、前記収納部の扉が開状態であることを報知すること
    を特徴とする請求項1に記載の洗車機。
  4. 前記報知手段は、ブザーまたは音声発生装置により構成され、夜間には、報知の際の音量が低減されること
    を特徴とする請求項2または請求項3に記載の洗車機。
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