JP2003200818A - 門型洗車装置 - Google Patents

門型洗車装置

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JP2003200818A
JP2003200818A JP2002002139A JP2002002139A JP2003200818A JP 2003200818 A JP2003200818 A JP 2003200818A JP 2002002139 A JP2002002139 A JP 2002002139A JP 2002002139 A JP2002002139 A JP 2002002139A JP 2003200818 A JP2003200818 A JP 2003200818A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥工程におけるブロワセンサによる車形の
検出を確実にできエア噴射ノズルを車形に沿って正確に
昇降制御が可能になる門型洗車装置を提供する。 【解決手段】 レール上を移動用モータにより往復移動
し内側に洗車機構を有する洗車機本体11と、洗車機本
体11の昇降機構16によりエア噴射ノズル21を昇降
してエアブロワ24から供給するエアを噴射するエア噴
射装置20と、昇降機構16に取付けられた自動車の形
状を検出するセンサ素子を有するブロワセンサ25と、
ブロワセンサ25のセンサ素子で検出された信号に基づ
いて昇降機構16の昇降を制御する洗車制御装置90と
を備える門型洗車装置において、ブロワセンサ25に
は、センサ素子の検出面に付着する汚れを落とす洗浄手
段29が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車を洗車する
門型洗車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】給油所あるいは洗車場等に設置される門
型洗車装置は、レール上を往復移動する洗車機本体の脚
体の内側面に洗車ブラシ及び液噴射ノズル等の洗車機構
が設けられるとともに自動車の形状を検出する車形セン
サが設けられ、洗車機本体の上部側には洗車ブラシや液
噴射ノズルの他に乾燥工程のエア噴射ノズルが設けられ
ている。このエア噴射ノズルは、その両端部側で脚体の
対向する位置に投受光型のブロワセンサが取り付けら
れ、そのブロワセンサの検出信号で昇降機構により車体
の形状に応じて昇降するようになっている。このような
門型洗車装置では、設定により、例えば、水洗い工程→
シャンプー工程→シャンプーの洗い流し工程→乾燥工程
等のように、一回の洗車で複数の洗車工程を実行するよ
うになっている。この水洗い工程では、洗車機本体に設
けられた液噴射ノズルより水を噴射させて洗車し、シャ
ンプー工程では、洗車機本体に設けられた液噴射ノズル
よりシャンプーを噴射させ洗車ブラシを回転して洗車
し、シャンプーの洗い流し工程では、洗車機本体に設け
られた液噴射ノズルより水を噴射させてシャンプーを洗
い流し、乾燥工程では、洗車機本体に設けたエア噴射ノ
ズルにより、エアで車体に付着した水滴を吹き飛ばして
車を乾燥させている。車形センサは、洗車ブラシの昇降
制御を行い、その洗車ブラシが遠心力で拡がるため自動
車の形状を大まかに検出すれば十分であるのに対し、ブ
ロワセンサは、乾燥工程において車体に付着した水滴を
吹き飛ばすためにエア噴射ノズルを車体表面に近接させ
る制御を行うために必要となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
門型洗車装置の乾燥工程に使用されるブロワセンサは、
シャンプー工程のときに洗浄液であるケミカル液の飛
沫、あるいは車体表面から飛び散った汚れがブロワセン
サの投受光面に付着して正確な車形を検出できず、乾燥
工程が不十分に終了して車体表面にウォータスポットが
残ったり、エア噴射ノズルで車体表面を損傷させるおそ
れがあった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
乾燥工程におけるブロワセンサによる車形の検出を確実
にできエア噴射ノズルを車形に沿って正確に昇降制御が
可能になる門型洗車装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明にあっては、敷地に配置された
レール上を移動用モータにより往復移動し洗車機構を有
する洗車機本体と、該洗車機本体の洗車機構の一部を構
成し昇降機構によりエア噴射ノズルを昇降してエアブロ
ワから供給されるエアを噴射するエア噴射装置と、前記
昇降機構に取付けられた自動車の形状を検出するセンサ
素子を有するブロワセンサと、該ブロワセンサのセンサ
素子で検出された信号に基づいて前記昇降機構の昇降を
制御する洗車制御装置とを備える門型洗車装置におい
て、前記ブロワセンサには、前記センサ素子の検出面に
付着する汚れを落とす洗浄手段が設けられていることを
特徴とするものである。洗浄手段によりセンサ素子の検
出面の汚れを落とすことで、乾燥工程におけるブロワセ
ンサによる車形の検出を確実にできエア噴射ノズルを車
形に沿って正確に昇降制御が可能になる。
【0006】請求項2に記載の発明にあっては、前記洗
浄手段は、エア源から供給されるエアを前記センサ素子
の検出面に噴射させるエア噴射機構を有することを特徴
とするものである。エアによりセンサ検出面の汚れを落
とすことができる。
【0007】請求項3に記載の発明にあっては、前記洗
浄手段は、水供給源から供給される水を前記センサ素子
の検出面に噴射させる水噴射機構を有することを特徴と
するものである。水によりセンサ検出面の汚れを落とす
ことができる。
【0008】請求項4に記載の発明にあっては、前記洗
浄手段は、前記センサ素子の検出面の汚れを落とすブラ
シ機構を有することを特徴とするものである。ブラシに
よりセンサ検出面の汚れを落とすことができる。
【0009】請求項5記載の発明にあっては、敷地に配
置されたレール上を移動用モータにより往復移動し内側
に洗車機構を有する洗車機本体と、該洗車機本体の洗車
機構の一部を構成し昇降機構によりエア噴射ノズルを昇
降してエアブロワから供給されるエアを噴射するエア噴
射装置と、前記昇降機構に取付けられた自動車の形状を
検出するセンサ素子を有するブロワセンサと、該ブロワ
センサのセンサ素子で検出された信号に基づいて前記昇
降機構の昇降を制御する洗車制御装置とを備える門型洗
車装置において、前記ブロワセンサには、前記センサ素
子の検出面への汚れの付着を防ぐ遮蔽手段が設けられて
いることを特徴とするものである。遮蔽手段によりセン
サ素子の検出面への汚れの付着を防ぐことで、乾燥工程
におけるブロワセンサによる車形の検出を確実にできエ
ア噴射ノズルを車形に沿って正確に昇降制御が可能にな
る。
【0010】請求項6に記載の発明にあっては、前記遮
蔽手段は、前記エア噴射装置が昇降機構により待機位置
にあるとき、前記センサ素子の検出面を覆う遮蔽カバー
機構を有することを特徴とするものである。待機位置に
あるとき遮蔽カバーでセンサ素子の検出面への汚れの付
着を防ぐことができる。
【0011】請求項7に記載の発明にあっては、前記遮
蔽手段は、前記センサ素子の検出面への汚れの付着を防
ぐエアカーテン機構を有することを特徴とするものであ
る。エアカーテンでセンサ素子の検出面への汚れの付着
を防ぐことができる。
【0012】請求項8記載の発明にあっては、前記遮蔽
手段は、前記エアブロワが駆動されないときに他のエア
源から供給されるエアにより前記センサ素子の検出面を
覆う遮蔽カバー機構を有することを特徴とするものであ
る。遮蔽カバーでセンサ素子の検出面への汚れの付着を
防ぐことができる。
【0013】請求項9に記載の発明にあっては、前記遮
蔽手段は、前記エアブロワが駆動されたとき供給される
エアにより前記センサ素子の検出面を開く遮蔽カバー機
構を有することを特徴とするものである。遮蔽カバーで
センサ素子の検出面への汚れの付着を防ぐことができ
る。
【0014】請求項10に記載の発明にあっては、敷地
に配置されたレール上を移動用モータにより往復移動し
洗車機構を有する洗車機本体と、該洗車機本体の洗車機
構の一部を構成し昇降機構によりエア噴射ノズルを昇降
してエアブロワから供給されるエアを噴射するエア噴射
装置と、前記昇降機構に取付けられた自動車の形状を検
出するセンサ素子を有するブロワセンサと、該ブロワセ
ンサのセンサ素子で検出された信号に基づいて前記昇降
機構の昇降を制御する洗車制御装置とを備える門型洗車
装置において、前記洗車制御装置は、洗車履歴を記憶す
る洗車履歴記憶手段に記憶された洗車回数が一定回数に
達したとき、前記ブロワセンサのセンサ素子の清掃を促
す報知をする報知器を前記洗車機本体に設けたことを特
徴とするものである。センサ素子の清掃を促す報知をす
る報知器を洗車機本体に設けたことで、清掃の時期を知
ることができ乾燥工程におけるブロワセンサによる車形
の検出を確実にできエア噴射ノズルを車形に沿って正確
に昇降制御が可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の一実施形態
により具体的に説明する。図1〜図3は本発明第1実施
形態の門型洗車装置を説明しており、図1はエア噴射装
置を説明する斜視図、図2は自動車を洗車している状態
の門型洗車装置の斜視図、図3は門型洗車装置の制御機
構を説明するブロック図である。
【0016】本実施形態の門型洗車装置10は、図2に
示すように、自動車1を跨ぐよう門型に形成された洗車
機本体11が、敷地に配置されたレール12,12上を
移動用モータ14により往復移動するように構成されて
いる。この洗車機本体11の左右の脚体13,13の内
側面には、図示しない洗車ブラシ及び液噴射ノズル等の
洗車機構が設けられるとともに自動車の形状を検出する
車形センサ15が設けられ、洗車機本体11の上部には
洗車ブラシや液噴射ノズルの他に乾燥工程のエア噴射装
置20が設けられている。また、一方側の脚体13の正
面側には、洗車工程等を設定するための操作パネル17
が設けられている。
【0017】エア噴射装置20は、図1に示すように、
エア噴射ノズル21が、洗車機本体11の上部側の左右
脚体13,13間に設けられた軸26に水平に取付けら
れている。このエア噴射ノズル21は、例えば、水平に
配置された3角柱の箱状体で下部側にエアが自動車1に
向けて下向きに噴射されるスリット状のエア噴射口21
aが形成され、上部には一端部側がエアブロワ24に接
続されたフレキシブル管22,23が取付けられてお
り、軸26を介して洗車機本体11内に設けられた昇降
機構16により昇降するようになっている。なお、エア
ブロワ24は、同時に車形センサ15にエアを供給する
ように接続されている。また、エア噴射ノズル21の両
端部側で左右脚体13,13の対向する位置には、投受
光型のブロワセンサ25,25が取り付けられ、乾燥工
程において自動車1の形状を検出し昇降機構16により
エア噴射ノズル16を昇降するようになっている。この
ブロワセンサ25,25は、十字型の板状に形成されブ
ラケット27,27が対向して軸26に取付けられ、そ
れぞれのブラケット27,27の端部側に投光あるいは
受光のセンサ素子28が互いに向き合うよう取付けられ
ている。また、エア噴射ノズル21の左右両端部でそれ
ぞれのセンサ素子28の投受光面に対向する位置には、
エアブロワ24から直接に、あるいは電磁弁を介して供
給される洗浄手段を構成するエアを噴射するためのエア
噴射パイプ29が取付けられている。なお、本実施形態
では、エア噴射装置20のための設備されているエアブ
ロワ24を使用してエア噴射パイプ29に供給している
が、別に設けたエアブロワで供給してもよい。
【0018】洗車工程に基づく動作を制御する洗車制御
装置90は、洗車機本体11に設けられ、図3に示すよ
うに、操作パネル17に設けられる洗車工程を設定する
キーボード91により設定された値、車形センサ15及
びブロワセンサ28で検出した信号等に基づいて、移動
用モータ14、操作パネル17に設けられる表示器92
及び洗車機構93等を制御している。この洗車機構93
は、ブロワ装置20の昇降機構16、エアブロワ24、
水ポンプ94、及びシャンプーの噴射ポンプあるいは洗
車ブラシ等その他の洗車機構95から構成されている。
この洗車制御装置90によるエア噴射パイプ29へのエ
アの供給は、乾燥工程でエアブロワ24が作動している
とき、あるいは乾燥工程の前後の一定時間だけ行う。
【0019】上記構成の第1実施形態の門型洗車装置1
0では、エア噴射装置20のエア噴射ノズル21の左右
両端部にそれぞれのセンサ素子28の投受光面に対向す
る位置にエア噴射パイプ29を取付け、乾燥工程におい
てエアブロワ24が作動するとき、あるいは電磁弁を介
して乾燥工程の前後にエアブロワ24を作動させてエア
を噴射することで、センサ素子28の投受光面に付着す
るシャンプー工程のケミカル液の飛沫や車体表面から飛
び散った汚れが洗浄され、正確な車形を検出して乾燥工
程が十分に行われ、車体表面にウォータスポットが残っ
たり、エア噴射ノズル21で車体表面を損傷させること
がなくなる。また、エアブロワ24に代えて別に設けた
エアブロワを作動させても同様である。なお、本実施形
態では、エアブロワ24から車形センサ15へもエアを
供給することで同様にケミカル液の飛沫や車体から飛び
散った汚れを洗浄することができる。
【0020】図4は本発明第2実施形態の門型洗車装置
の制御機構を説明するブロック図である。なお、第1実
施形態に対応する部分及び部材は同一の符号を記し詳細
の説明を省略する。以下の実施形態についても同様とす
る。
【0021】本発明の第2実施形態の門型洗車装置10
は、第1実施形態と同様にそれぞれのセンサ素子28の
投受光面に対向する位置に、水洗い工程に使用される水
ポンプ94からの供給される水、別に設けた水ポンプか
ら供給される水を洗浄手段として噴射させる水噴射ノズ
ルを設けたものである。この水噴射ノズルからの水の噴
射は、例えば、図4に示すように、洗車制御装置90に
より電磁弁92で乾燥工程の前後等において行うように
制御される。
【0022】上記構成の第2実施形態の門型洗車装置1
0では、洗浄手段としてエアに代えて水が噴射されるた
め、第1実施形態と同様に作用し、センサ素子28の投
受光面に付着するケミカル液の飛沫や車体表面から飛び
散った汚れが洗浄され、乾燥工程が十分に行われ、車体
表面を損傷させることがなくなる。
【0023】図5及び図6は本発明第3実施形態の門型
洗車装置を説明しており、図5はエア噴射装置のブロワ
センサ部分の正面図、図6は図4のA方向から見たブロ
ワセンサが昇降したときの状態を説明する図である。
【0024】本発明第3実施形態の門型洗車装置10
は、エア噴射装置20が上昇した待機位置にあるとき、
ブラケット27に取付けた上側の2つのセンサ素子2
8,28の投受光面に対峙する位置に、一対の遮蔽カバ
ー30,30が脚体13の表面に取付けられ、かつその
位置において下側のセンサ素子28の投受光面に対峙す
る位置を遮蔽手段としてのブラシ31が遮蔽カバー3
0,30に取付けられている。遮蔽カバー30,30と
ブラシ31は、エア噴射装置20のブロワセンサ25部
分が待機位置に上昇できるように取付けられている。
【0025】上記構成の第3実施形態の門型洗車装置1
0では、水洗い工程あるいはシャンプー工程等のときに
は、エア噴射装置20が図6(a)の下降した位置から
図6(b)の上昇した待機位置にあり、その位置でブロ
ワセンサ25のブラケット27に設けた上側のセンサ素
子28,28の投受光面が遮蔽カバー30,30によ
り、下側のセンサ素子28の投受光面がブラシ31によ
り遮蔽されているため、シャンプー工程のケミカル液の
飛沫や車体表面から飛び散った汚れが付着することがな
くる。
【0026】図7は本発明第4実施形態のブロワセンサ
部分を説明する図である。
【0027】本発明第4実施形態の門型洗車装置10
は、エア噴射装置20のブロワセンサ25のブラケット
27中心部に、同様の大きさで十字型に形成されたワイ
パ部41と、このワイパ部41の上部にガイド部43を
設けたワイパブラケット40が復帰スプリング42によ
り回動自在に取付けられ、かつ、ブロワセンサ25が上
昇したときガイド部43の端部に当接して、ワイパブラ
ケット40を復帰スプリング42の復帰力に抗して回動
させる棒状のストッパ部44が脚体13の表面に取付け
られている。そして、ワイパ部41の十字型に形成され
た端部(3箇所)には、それぞれセンサ素子28,2
8,28の投受光面を清掃する清浄手段としてのブラシ
等が取付けられている。
【0028】上記構成の第4実施形態の門型洗車装置1
0では、図7(a)に示すように、エア噴射装置20の
ブロワセンサ25が下降位置にあるときには、ブラケッ
ト27の中心部に取付けられたワイヤブラケット40が
復帰スプリング42により初期の回動した状態にある
が、上昇すると図7(b)に示すように、ガイド部32
がストッパ部44に当接してワイパブラケット40を復
帰スプリング42の復帰力に抗して回動させ、これによ
りワイパ部41の端部に設けられた清浄手段としてのブ
ラシ等がそれぞれセンサ素子28,28,28の投受光
面を清掃する。したがって、ケミカル液の飛沫や車体表
面から飛び散った汚れを除去することができる。このよ
うな清掃動作は、乾燥工程の前後において昇降を複数回
繰り返すように洗車制御装置90が昇降機構16を制御
すればさらによく清掃することができる。
【0029】図8及び図9は本発明第5実施形態の門型
洗車装置を説明しており、図8はブロワセンサ部分の斜
視図、図9は図8のB−B線断面図である。
【0030】本発明第5実施形態の門型洗車装置10
は、エア噴射装置20のブロワセンサ50のブラケット
51が、十字型で中空に形成されて軸26に取付けら
れ、かつ十字型の端部のエア噴射ノズル21側に面する
位置(3箇所)には、開口部52,52,52が形成さ
れ、その内部には開口部52,52,52に投受光面を
臨ませてそれぞれセンサ素子28,28,28が取付け
られている。また、軸26の近傍のブラケット51部分
には、エアブロワ24の他に別に設けられたエアブロワ
に接続されたフレキシブル管53が接続されており、中
空の内部にエアを供給し遮蔽手段であるエアカーテンと
して、それぞれのセンサ素子28,28,28の投受光
面を通り開口部52,52,52から排気するようにな
っている。このエアの供給は、水洗い工程、シャンプー
工程、シャンプーの洗い流し工程に行われることが好ま
しい。
【0031】上記構成の第5実施形態の門型洗車装置1
0では、ブロワセンサ50のブラケット51を十字型で
中空に形成し、十字型の端部に開口部52,52,52
を形成し、その内部にセンサ素子28,28,28を取
付け、中空の内部に別に設けたエアブロワのエアを供給
し開口部52,52,52から排気することで、センサ
素子28,28,28が中空のブラケット51に収納さ
れているとともに、エアが投受光面をエアカーテンとし
て覆う遮蔽手段となるため、ケミカル液の飛沫や車体表
面から飛び散った汚れの付着を防止することができる。
【0032】図10は本発明第6実施形態の門型洗車装
置のブロワセンサ部分の断面図である。
【0033】本発明第6実施形態の門型洗車装置10
は、ブロワセンサ60のブラケット61が、例えば、第
5実施形態のように中空に形成され、その内部にはセン
サ素子28が収納され、このセンサ素子28の投受光面
に対峙する位置に開口部62が形成され、また開口部6
2には軸63に復帰スプリング66により開く方向に付
勢力を与えられた遮蔽カバー64が開閉自在に取付けら
れ、かつ遮蔽カバー64が開いたときに当接するストッ
パ65がブラケット61内に突設されている。また、エ
アブロワ24あるいは別に設けられたエアブロワ等のエ
ア供給源に接続され、途中に電磁弁69を設けたホース
68の先端部にエアノズル67が取付けられ、このエア
ノズル67が、ブラケット61内の遮蔽カバー64に対
峙するように取付けられ、エアノズル67から噴射され
るエアの力により復帰スプリング66の力に抗して遮蔽
カバー64が開口部62を遮蔽するようになっている。
このエアの噴射は、洗車制御装置90が電磁弁69を制
御することで、水洗い工程、シャンプー工程、シャンプ
ーの洗い流し工程に行われる。
【0034】上記構成の第6実施形態の門型洗車装置1
0では、ブロワセンサ60のブラケット61を中空に形
成し、内部にセンサ素子28を取付け、その投受光面に
対峙する位置に開口部52を形成し、その開口部62に
電磁弁69を介してエアノズル67から噴射するエアの
力により復帰スプリング66の力に抗して閉じる遮蔽カ
バー64を取り付けていることで、センサ素子28が中
空のブラケット61内に収納され、かつ水洗い工程、シ
ャンプー工程、シャンプーの洗い流し工程においてエア
ノズル67からエアを噴射させて遮蔽カバー64で開口
部62を閉じるため、ケミカル液の飛沫や車体表面から
飛び散った汚れの付着を防止することができる。
【0035】図11は本発明第7実施形態の門型洗車装
置のブロワセンサ部分の断面図である。
【0036】本発明第7実施形態の門型洗車装置10
は、第6実施形態と同様に、ブロワセンサ70のブラケ
ット71が中空に形成され、その内部にはセンサ素子2
8が収納され、このセンサ素子28の投受光面に対峙す
る位置に開口部72が形成され、またブラケット71の
外側の開口部72近傍には、軸73に遮蔽カバー75が
開閉自在に取付けられ、軸73に第1の歯車76が取付
けられ、この第1の歯車76に噛み合う第2の歯車7
7、及びこの第2の歯車77に噛み合いエアブロワ24
等から供給されるエアにより駆動されるファン79を取
付けたウォーム歯車78が取付けられ、さらにウォーム
歯車78の軸はブラケット71の外面に設けた取付部8
0に回転自在に支持され、その軸に復帰スプリング74
が取付けられている。このファン79を取付けたウォー
ム歯車78は、乾燥工程に駆動されるエアブロワ24等
から供給されるエアにより回転して第2及び第1の歯車
77,76を回転させ、復帰スプリング74の付勢力に
抗して遮蔽カバー75が開口部72を開き、かつエアが
なくなると遮蔽カバー75が閉じるようになっている。
【0037】上記構成の第7実施形態の門型洗車装置1
0では、第6実施形態と同様に、センサ素子28が中空
のブラケット71内に収納され、かつ水洗い工程、シャ
ンプー工程、シャンプーの洗い流し工程においては、遮
蔽カバー64が復帰スプリングにより開口部72を閉じ
るため、ケミカル液の飛沫や車体表面から飛び散った汚
れの付着を防止することができる。
【0038】図12は本発明第8実施形態の門型洗車装
置の制御機構を説明するブロック図である。
【0039】本発明第8実施形態の門型洗車装置10
は、第1実施形態と同様の制御機構を備える他に洗車回
数等の洗車履歴を記録する洗車履歴記憶手段96を設
け、この洗車履歴記憶手段96に記憶された洗車回数
が、予め決められた、例えば、10回に達したとき、ブ
ロワセンサ25の清掃を促すための報知を、表示器92
に表示するか、あるいは別に取付けた報知器により報知
するようにしたものである。
【0040】上記構成の第8実施形態の門型洗車装置1
0では、洗車履歴記憶手段96に記憶された洗車回数
が、予め決められた回数に達したとき、センサ素子28
の清掃を促すための報知を表示器92に表示したり、報
知器により報知するため、ブロワセンサ28の汚れを定
期的に手動等で清掃することができる。
【0041】なお、第1、第2及び第4実施形態では、
センサ素子28の投受光面の汚れを水やエアを噴射させ
て清浄にしたり、ブラシで洗浄にしているが、これらが
可能になる任意の洗浄手段にすることができ、それらを
組み合わせてもよい。また、これらの洗浄手段を備え、
洗車終了後に自動車がない状態において、センサ清掃工
程を設けて汚れを除去するようにしてもよい。さらに、
第5〜第7実施形態で水洗い工程、シャンプー工程、シ
ャンプーの洗い流し工程において、センサ素子28を中
空のブラケット51,61,62に収納したリ、エアカ
ーテン、遮蔽カバー64,75でセンサ素子28の投受
光面を覆うようにしているが、これらが可能になる任意
の遮蔽手段にすることができ、実施形態は一例でありこ
れらの構造に限定されない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明の門型洗車装
置では、敷地に配置されたレール上を移動用モータによ
り往復移動し内側に洗車機構を有する洗車機本体と、洗
車機本体の洗車機構の一部を構成し昇降機構によりエア
噴射ノズルを昇降してエアブロワから供給されるエアを
噴射するエア噴射装置と、昇降機構に取付けられた自動
車の形状を検出するセンサ素子を有するブロワセンサ
と、ブロワセンサのセンサ素子で検出された信号に基づ
いて昇降機構の昇降を制御する洗車制御装置とを備える
門型洗車装置において、ブロワセンサには、センサ素子
の検出面に付着する汚れを落とす洗浄手段が設けられて
いることで、乾燥工程におけるブロワセンサによる車形
の検出を確実にできエア噴射ノズルを車形に沿って正確
に昇降制御が可能になる。
【0043】また、本発明の他の門型洗車装置では、敷
地に配置されたレール上を移動用モータにより往復移動
し内側に洗車機構を有する洗車機本体と、洗車機本体の
洗車機構の一部を構成し昇降機構によりエア噴射ノズル
を昇降してエアブロワから供給されるエアを噴射するエ
ア噴射装置と、昇降機構に取付けられた自動車の形状を
検出するセンサ素子を有するブロワセンサと、ブロワセ
ンサのセンサ素子で検出された信号に基づいて昇降機構
の昇降を制御する洗車制御装置とを備える門型洗車装置
において、ブロワセンサには、センサ素子の検出面への
汚れの付着を防ぐ遮蔽手段が設けられていることで、乾
燥工程におけるブロワセンサによる車形の検出を確実に
できエア噴射ノズルを車形に沿って正確に昇降制御が可
能になる。
【0044】さらに、本発明の他の門型洗車装置では、
敷地に配置されたレール上を移動用モータにより往復移
動し内側に洗車機構を有する洗車機本体と、洗車機本体
の洗車機構の一部を構成し昇降機構によりエア噴射ノズ
ルを昇降してエアブロワから供給されるエアを噴射する
エア噴射装置と、昇降機構に取付けられた自動車の形状
を検出するセンサ素子を有するブロワセンサと、ブロワ
センサのセンサ素子で検出された信号に基づいて昇降機
構の昇降を制御する洗車制御装置とを備える門型洗車装
置において、洗車制御装置は、洗車履歴を記憶する洗車
履歴記憶手段に記憶された洗車回数が一定回数に達した
とき、ブロワセンサのセンサ素子の清掃を促す報知をす
る報知器を洗車機本体に設けたことで、清掃の時期を知
ることができ乾燥工程におけるブロワセンサによる車形
の検出を確実にできエア噴射ノズルを車形に沿って正確
に昇降制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のエア噴射装置を説明す
る斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態の自動車を洗車している
状態の門型洗車装置の斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態の門型洗車装置の制御機
構を説明するブロック図である。
【図4】本発明の第2実施形態の門型洗車装置の制御機
構を説明するブロック図である。
【図5】本発明の第3実施形態のエア噴射装置のブロワ
センサ部分の正面図である。
【図6】本発明の第3実施形態のA方向から見たブロワ
センサが昇降したときの状態を説明する図である。
【図7】本発明の第4実施形態のブロワセンサ部分を説
明する図である。
【図8】本発明の第5実施形態のブロワセンサ部分の斜
視図である。
【図9】本発明の第5実施形態のB−B線断面図であ
る。
【図10】本発明の第6実施形態の門型洗車装置のブロ
ワセンサ部分の断面図である。
【図11】本発明の第7実施形態の門型洗車装置のブロ
ワセンサ部分の断面図である。
【図12】本発明の第8実施形態の門型洗車装置の制御
機構を説明するブロック図である。
【符号の説明】
1 自動車 10 門型洗車装置 11 洗車機本体 12 レール 13 脚体 14 移動用モータ 15 車形センサ 16 昇降機構 17 操作パネル 20 エア噴射装置 21 エア噴射ノズル 21a エア噴射口 22,23 フレキシブル管 24 エアブロワ 25 ブロワセンサ 26 軸 27 ブラケット 28 センサ素子 29 エア噴射パイプ 30 遮蔽カバー 31 ブラシ 40 ワイパブラケット 41 ワイパ部 42 復帰スプリング 43 ガイド部 44 ストッパ部 50 ブロワセンサ 51 ブラケット 52 開口部 53 フレキシブル管 60 ブロワセンサ 61 ブラケット 62 開口部 63 軸 64 遮蔽カバー 65 ストッパ 66 復帰スプリング 67 エアノズル 68 ホース 69 電磁弁 70 ブロワセンサ 71 ブラケット 72 開口部 73 軸 74 復帰スプリング 75 遮蔽カバー 76 第1の歯車 77 第2の歯車 78 ウォーム歯車 79 ファン 90 洗車制御装置 91 キーボード 93 洗車機構 94 水ポンプ 95 その他の洗車機構

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 敷地に配置されたレール上を移動用モー
    タにより往復移動し洗車機構を有する洗車機本体と、該
    洗車機本体の洗車機構の一部を構成し昇降機構によりエ
    ア噴射ノズルを昇降してエアブロワから供給されるエア
    を噴射するエア噴射装置と、前記昇降機構に取付けられ
    た自動車の形状を検出するセンサ素子を有するブロワセ
    ンサと、該ブロワセンサのセンサ素子で検出された信号
    に基づいて前記昇降機構の昇降を制御する洗車制御装置
    とを備える門型洗車装置において、 前記ブロワセンサには、前記センサ素子の検出面に付着
    する汚れを落とす洗浄手段が設けられていることを特徴
    とする門型洗車装置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄手段は、エア源から供給される
    エアを前記センサ素子の検出面に噴射させるエア噴射機
    構を有することを特徴とする請求項1記載の門型洗車装
    置。
  3. 【請求項3】 前記洗浄手段は、水供給源から供給され
    る水を前記センサ素子の検出面に噴射させる水噴射機構
    を有することを特徴とする請求項1記載の門型洗車装
    置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄手段は、前記センサ素子の検出
    面の汚れを落とすブラシ機構を有することを特徴とする
    請求項1記載の門型洗車装置。
  5. 【請求項5】 敷地に配置されたレール上を移動用モー
    タにより往復移動し内側に洗車機構を有する洗車機本体
    と、該洗車機本体の洗車機構の一部を構成し昇降機構に
    よりエア噴射ノズルを昇降してエアブロワから供給され
    るエアを噴射するエア噴射装置と、前記昇降機構に取付
    けられた自動車の形状を検出するセンサ素子を有するブ
    ロワセンサと、該ブロワセンサのセンサ素子で検出され
    た信号に基づいて前記昇降機構の昇降を制御する洗車制
    御装置とを備える門型洗車装置において、 前記ブロワセンサには、前記センサ素子の検出面への汚
    れの付着を防ぐ遮蔽手段が設けられていることを特徴と
    する門型洗車装置。
  6. 【請求項6】 前記遮蔽手段は、前記エア噴射装置が昇
    降機構により待機位置にあるとき、前記センサ素子の検
    出面を覆う遮蔽カバー機構を有することを特徴とする請
    求項5記載の門型洗車装置。
  7. 【請求項7】 前記遮蔽手段は、前記センサ素子の検出
    面への汚れの付着を防ぐエアカーテン機構を有すること
    を特徴とする請求項5記載の門型洗車装置。
  8. 【請求項8】 前記遮蔽手段は、前記エアブロワが駆動
    されないときに他のエア源から供給されるエアにより前
    記センサ素子の検出面を覆う遮蔽カバー機構を有するこ
    とを特徴とする請求項5記載の門型洗車装置。
  9. 【請求項9】 前記遮蔽手段は、前記エアブロワが駆動
    されたとき供給されるエアにより前記センサ素子の検出
    面を開く遮蔽カバー機構を有することを特徴とする請求
    項5記載の門型洗車装置。
  10. 【請求項10】敷地に配置されたレール上を移動用モー
    タにより往復移動し洗車機構を有する洗車機本体と、該
    洗車機本体の洗車機構の一部を構成し昇降機構によりエ
    ア噴射ノズルを昇降してエアブロワから供給されるエア
    を噴射するエア噴射装置と、前記昇降機構に取付けられ
    た自動車の形状を検出するセンサ素子を有するブロワセ
    ンサと、該ブロワセンサのセンサ素子で検出された信号
    に基づいて前記昇降機構の昇降を制御する洗車制御装置
    とを備える門型洗車装置において、 前記洗車制御装置は、洗車履歴を記憶する洗車履歴記憶
    手段に記憶された洗車回数が一定回数に達したとき、前
    記ブロワセンサのセンサ素子の清掃を促す報知をする報
    知器を前記洗車機本体に設けたことを特徴とする門型洗
    車装置。
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