JP2010011297A - 画像処理装置、画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010011297A
JP2010011297A JP2008170521A JP2008170521A JP2010011297A JP 2010011297 A JP2010011297 A JP 2010011297A JP 2008170521 A JP2008170521 A JP 2008170521A JP 2008170521 A JP2008170521 A JP 2008170521A JP 2010011297 A JP2010011297 A JP 2010011297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel value
correction
reference plate
pixel
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008170521A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5131056B2 (ja
Inventor
Norikazu Sakai
則和 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2008170521A priority Critical patent/JP5131056B2/ja
Publication of JP2010011297A publication Critical patent/JP2010011297A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5131056B2 publication Critical patent/JP5131056B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】簡易な構成でしかもシェーディング補正の基準となる情報を精度良く取得することができる画像処理装置、画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】基準板を測光することで得られた画素値情報が示す基準板画素値と、記憶された補正用画素値情報が示す補正用画素値との比を、各々の画素毎に導出し、導出された複数の比のうち、予め定められた範囲外の比が導出された基準板画素値を補正用画素値を用いて補正し、補正された基準板画素値を用いて、測光手段により原稿を測光することで得られた画素値情報が示す原稿画素値を補正する。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理プログラムに関する。
最近、複写機等の読取装置として、原稿の表裏画像情報を読取る両面同時読取装置が用いられている。例えば原稿搬送路に対向して原稿の一方の面(表面)を読み取る表面読取部を配置すると共に、この表面読取部からみて原稿搬送方向下流側に原稿の他方の面(裏面)を読み取る裏面読取部を配置する。
ここで裏面読取部は、原稿の搬送方向に交差する方向に配置される光源と、この光源に隣接して平行に配設されるよう基板に実装された光電変換素子列と、光電変換素子列に平行に配置され原稿からの反射光を光電変換素子に集光するロッドレンズアレイと、これらの部品を固定し覆う筐体から構成された密着型イメージセンサ(CIS)であることが多い。
この裏面読取部は、プラテン読取部と共有できる可動式の表面読取部と異なり、その性格上DADF(Dual Auto Document Feeder)内部に固定配置される。そして、裏面読取部は、裏面読取位置の対向面上に配置された背景白板を白基準板としてシェーディング用の白基準データを採取する必要がある。
しかし裏面読取部と背景白板の間で原稿が常時搬送される為、背景白板は、傷、紙粉、鉛筆の粉、トナーの削れカス等で非常に汚れやすい。この背景白板から白基準データを採取しても、背景白板の汚れを含んでしまう為、その白基準データでシェーディング補正を行なうと汚れ箇所が白筋となって残ってしまう。
これを避ける為に専用の可動式白基準板を用意し、白基準データ採取時のみ裏面読取位置に移動し、通常の原稿読取時には別の位置に移動して格納される、といった機構で解決する手段もあるが、機構が複雑となり装置が大型化、また大幅なコスト高となる。また背景白板を回転体とし、汚れの無い部分を探しシェーディングデータを採取する方法もあるが、回転することで回転体に付着した汚れが周回し、汚れが拡散する場合がある。
この課題に対して、特許文献1に開示された技術は不揮発性メモリに予め清浄な白基準板で採取した予備白基準データを用意しておき、原稿走行前に白基準板を読取って取得した白基準データのいずれかで汚れが検知された場合は、この予備白基準データに全面的に切り替えることで、スジの発生を回避している。
特開2004−266512号公報
上記特許文献1に開示された技術は、光源、レンズ、ミラー等の光学部材がセンサ自体とは別に配置されている縮小型イメージセンサには有効であるが、光源、ロッドレンズアレイ、光電変換素子が一つの筐体に収めたられた密着型イメージセンサでは以下の理由で対応できない。
まず、密着型イメージセンサは通電すると駆動デバイス等の発熱でそれ自体が温度上昇する。また原稿読取時はランプやLEDといった光源を点灯させる為に温度上昇が更に大きくなる。センサはDADF内部に配置されている為、周囲の積極的な空冷が難しく熱がこもり易い構造となっている。この為、電源投入直後と、ある程度時間が経過した後ではセンサの周囲温度が全く異なる。
センサは前述のように、光源、ロッドレンズアレイ、光電変換素子を実装した基板等が所定の位置関係で筐体に固定されている為に、温度上昇によるそれぞれの部材の膨張率や固定方法の差により、光電変換素子とロッドレンズアレイの位置関係にズレが発生する。特に主走査方向へのズレが顕著となる。(通常0.5画素分程度のズレ)
ここで、ロッドレンズアレイを構成する単一レンズは、そのカバーする範囲が、例えば約14画素分に相当し、各単一レンズのカバー範囲と隣接する単一レンズのカバー範囲の境界付近に相当する画素に関しては集光量が減る。逆に単一レンズの中央付近に相当する画素については集光量が増える。
この為、均一な白基準データを用いたとしても、図8に示されるように、単一レンズの配置周期で白レベルのうねりが発生する。ここではこのうねりをレンズムラと称する。図8(A)(B)は、いずれのグラフも横軸が主走査方向の画素の位置を示し、縦軸は画素値を示している。そして、図8(a)の一部の領域を拡大したものが図8(B)に示されるグラフである。図8(B)には、レンズムラが発生していることが示されている。
一方、温度上昇によりロッドレンズアレイと光電変換素子の位置関係が主走査方向にずれると、このレンズムラの発生位置が主走査方向にずれる。具体的に図9を用いて説明する。図9は、いずれのグラフも横軸が主走査方向の画素の位置を示し、縦軸は画素値を示している。そして、図9(A)は、電源投入後直後の状態で採取したデータの画素値、及び電源投入後から短時間経過した状態で採取したデータの画素値を示している。更に図9(A)は電源投入直後のデータで短時間経過後のデータをシェーディング補正した状態も示している。
また、図9(B)は、電源投入後直後の状態で採取したデータの画素値及び電源投入後から長時間経過した状態で採取したデータの画素値を示している。更に図9(B)は電源投入直後のデータで長時間経過後のデータをシェーディング補正した状態も示している。
図9(A)に示されるように、電源投入後短時間しか経過していない場合は、電源投入直後と比べて主走査方向のずれが少ないためシェーディング補正出力はほぼ直線をなすが、図9(B)に示されるように、電源投入後長時間経過した場合は熱膨張により主走査方向にずれが生じるため、シェーディング補正出力はレンズムラと同じピッチのうねりが生じる。
通常、予備白基準データの取得は、工場出荷時に格納するケースが想定されるが、出荷検査の一工程として実施される為、電源投入して比較的短時間で白基準を読取り不揮発性メモリに記憶される。
これに対して実際の使用環境では電源投入後、長時間使用されることが普通である。この時レンズムラの発生位置が予備白基準データのものと比較して、図9(B)に示したように主走査方向にずれる為、予備白基準データでシェーディング補正を行なった場合、画像全面に単一レンズの配置周期でスジが発生する(図10(B)参照)。
なお、図10に示されるいずれのグラフも横軸が主走査方向における印刷された画像に示される直線部分を読み取った際の画素の位置を示し、縦軸は画素値を示している。そして、図10(A)は、レンズムラの発生位置が予備白基準データのものと比較して主走査方向にずれていない場合に印刷された画像を示しており、図10(B)は、レンズムラの発生位置が予備白基準データのものと比較して主走査方向にずれた場合に印刷された画像を示している。
以上説明したように、予備白基準データを使用したシェーディング補正では、白板の汚れに起因する白筋を抑えることは出来るが、レンズムラの位置ずれによる縦筋が発生する為、画質劣化は否めない。これを防ぐには可動式のシェーディングデータ採取機構が必要となり、大幅なコストを要するという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑み、従来技術と比較して簡易な構成でしかもシェーディング補正情報を精度良く取得することができる画像処理装置、画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、原稿及び基準板に対して照明光を照射する所定方向に沿って配列された複数の発光素子を備えた光源と、前記光源により照明された前記原稿及び前記基準板を複数の画素に分割して測光し、画素毎に測光した画素値に応じた画素値情報を出力する測光手段と、前記測光手段により塵埃が存在しない基準板を測光することで得られた画素値情報を補正用画素値情報として記憶する記憶手段と、前記測光手段により前記基準板を測光することで得られた画素値情報が示す基準板画素値と、前記記憶手段に記憶された補正用画素値情報が示す補正用画素値との比を、各々の前記画素毎に導出する導出手段と、前記導出手段により導出された複数の比のうち、予め定められた範囲外の比が導出された基準板画素値を前記補正用画素値を用いて補正する第1の補正手段と、前記第1の補正手段により補正された基準板画素値を用いて、前記測光手段により前記原稿を測光することで得られた画素値情報が示す原稿画素値を補正する第2の補正手段と、を有する。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記予め定められた範囲は、前記測光手段により出力された画素値情報が示す画素値の平均値を示す画素値平均値、及び前記補正用画素値の平均値である補正用平均値により定まるものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記導出手段により比が導出された場合には、前記第1の補正手段は、予め定められた範囲外の比が導出された前記基準板画素値を、前記補正用画素値に前記画素値平均値と前記補正用平均値との比が乗算された値にすることにより補正するものである。
また、請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項の発明において、前記基準板画素値は、前記測光手段が複数回に渡り測光することで得られた画素値情報が示す画素値の平均値である。
また、請求項5の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項の発明において、前記第1の補正手段は、前記第2の補正手段により前記原稿を測光することで前記測光手段により得られた画素値情報が示す原稿画素値が補正される前に前記基準板画素値を補正するものである。
また、上記目的を達成するために、請求項6の発明は、コンピュータを、原稿及び基準板に対して照明光を照射する所定方向に沿って配列された複数の発光素子を備えた光源と、前記光源により照明された前記原稿及び前記基準板を複数の画素に分割して測光し、画素毎に測光した画素値に応じた画素値情報を出力する測光手段と、前記測光手段により塵埃が存在しない基準板を測光することで得られた画素値情報を補正用画素値情報として記憶する記憶手段と、を有する画像処理装置における前記測光手段により前記基準板を測光することで得られた画素値情報が示す基準板画素値と、前記記憶手段に記憶された補正用画素値情報が示す補正用画素値との比を、各々の前記画素に対応する補正値として導出する導出手段と、前記導出手段により導出された複数の比のうち、予め定められた範囲外の比が導出された基準板画素値を前記補正用画素値を用いて補正する第1の補正手段と、前記第1の補正手段により補正された基準板画素値を用いて、前記測光手段により前記原稿を測光することで得られた画素値情報が示す原稿画素値を補正する第2の補正手段と、して機能させるものである。
請求項1の発明によれば、専用の可動式の基準板を必要としないため、簡易な構成でしかもシェーディング補正情報を精度良く取得することができる画像処理装置を提供することができるという効果が得られる。
請求項2の発明によれば、予め定められた範囲と比較対象となる基準板画素値と補正用画素値との比は、発光素子の経年劣化等によりばらつくことがあるため、各々の平均値である画素値平均値及び補正用平均値の比を用いることにより、本発明を適用しない場合に比較して、より確実に塵埃の有無を検出することができる。
請求項3の発明によれば、基準板画素値を、補正用画素値に画素値平均値と補正用平均値との比が乗算された値にすることにより、本発明を適用しない場合に比較して、補正されない基準板画素値との差を小さくすることができる。
請求項4の発明によれば、複数回に渡り測光することで得られた画素値情報が示す画素値の平均値を用いることにより、本発明を適用しない場合に比較して、より確実にノイズによる影響を低減することができる。
請求項5の発明によれば、原稿画素値が補正される前に前記基準板画素値を補正することにより、本発明を適用しない場合に比較して、より精度良くシェーディング補正することができる。
請求項6の発明によれば、シェーディング補正情報を精度良く取得することができる画像処理プログラムを提供することができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本実施の形態では、所定方向を主走査方向として説明する。
まず、図1を参照して、本実施の形態に係る画像処理装置10の全体構成を説明する。
同図に示すように、画像処理装置10は、原稿搬送部12(DADF:Dual Auto Document Feeder)と画像読取部14とを備えている。
原稿搬送部12は、画像が記録された原稿18が置かれる原稿台20を備えており、原稿台20に置かれた原稿18は、一枚ずつ取り出しロール22で取り出され、搬送路24へ送られる。
搬送路24に送られた原稿18は、搬送ロール対26によって画像読取部14による表面読取位置まで搬送され、表面を画像読取部14で読み取られた後、表面読取位置よりも搬送方向下流側に設置されている裏面画像読取部28に搬送され、裏面を裏面画像読取部28で読み取られた後、排紙部30に排紙される。また、裏面画像読取部28は、原稿18及び基準板46に対して照明光を照射する主走査方向に沿って配列された複数の発光素子を備えた光源28Bと、光源28Bにより照明された原稿18及び前記基準板46を複数の画素に分割して測光し、画素毎に測光した画素値に応じた画素値情報を出力するラインセンサ28Aとを含む。
一方、画像読取部14は、上面に原稿18を置くことが可能とされている透明なプラテンガラス32を備えており、上記表面読取位置はプラテンガラス32の上面に位置している。
表面読取位置におけるプラテンガラス32の下側には、原稿18の表面に向けて照明光を照射する光源34と、原稿18の表面で反射した反射光を受ける第1反射ミラー36、第1反射ミラー36で受けた反射光の進行方向を90°曲げるための第2反射ミラー38、第2反射ミラー38で受けた反射光の進行方向をさらに90°曲げるための第3反射ミラー40とが備えられている。
また、画像読取部14は、レンズ42と、複数の画素を備えた光検出部44とを備えており、画像読取部14は、第3反射ミラー40で反射された反射光を、レンズ42によって光検出部44に結像させることで、原稿18の表面を読み取る。
なお、本実施の形態に係る画像処理装置10は、光源34として蛍光ランプを適用するが、これに限らず、原稿18の搬送方向と交差する方向に沿って配列された複数のLED(Light Emitting Diode)等、他の光源を適用しても良い。
また、本実施の形態に係る画像処理装置10では、光検出部44として複数のCCD(Charge Coupled Device)で構成されるCCDラインセンサを適用するが、これに限らず、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の固体撮像素子を適用しても良い。
なお、本実施の形態に係る画像処理装置10は、光源34、第1反射ミラー36、第2反射ミラー38、及び第3反射ミラー40が図1の矢印A方向に移動可能とされている。これにより、原稿搬送部12が画像読取部14の上方へ開けられ、プラテンガラス32の上面に原稿18が置かれた場合に、光源34から照明光を原稿18に向けて照射しつつ、矢印A方向へ光源34、第1反射ミラー36、第2反射ミラー38、及び第3反射ミラー40を移動させることで、上記原稿18に記録された画像を読み取ることが可能とされている。
次に、図2を用いて画像処理装置10のハードウェア構成について説明する。画像処理装置10は、主にコントローラ50、画像読取制御部52、DADF制御部54、裏面画像読取制御部56、CCD58、及びUI(User Interface)60で構成されている。
このうち、コントローラ50は、画像処理装置10全体の制御を行う。また、コントローラ50は、画像読取制御部52及び裏面画像読取制御部56から画像信号を受信し、UI60からはユーザの指示等が入力される。
画像読取制御部52は、この画像処理装置10における画像の読取処理全体を制御するもので、具体的にはDADF制御部54、裏面画像読取制御部56、CCD58、走査制御部72、及び照明制御部76等の制御を行う。また、画像読取制御部52は、表面ROM(Read Only Memory)68、及び表面NVM(Non Volatile Memory)70にアクセス可能となっている。
表面ROM68及び表面NVM70は、原稿の表面を読み取るための各種プログラムやそのときに用いられる各種情報等が記憶されている。
なお、走査制御部72は、原稿を読み取る際の走査に関する制御を行うものであり、モーター74の制御も行う。このモーター74は、図1で説明した光源34と各種ミラーを一体的に移動させるモーターである。また、照明制御部76は、光源34を制御するものである。
DADF制御部54は、DADFを制御するものであり、上述したロール22や搬送ロール対26を回転させるための各モーター66を制御する各ローラ制御部64、及び各センサ62からの情報を受信する。この各センサ62として、例えば原稿搬送部12が画像読取部14の上方へ開いていないか否か等を検出するセンサが挙げられる。
更に裏面画像読取制御部56は、裏面密着センサ80を制御するものである。また、裏面画像読取制御部56は、後に説明する裏面ROM82、裏面RAM(Random Access Memory)84、裏面NVM86、及び裏面EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)88にアクセス可能となっている。
このうち、裏面密着センサ80は、上述した裏面画像読取部28を含むもので、画像信号を裏面画像読取制御部56に出力する。
また、裏面ROM82には、裏面画像読取制御部56を動作させるためのプログラム等が記憶されている。裏面RAM84は、裏面画像読取制御部56が動作する際に使用するメモリである。裏面EEPROM88には、ラインセンサ28Aにより塵埃が存在しない基準板(基準板46とは異なる専用の清浄な白基準板)を測光することで得られた画素値情報である補正用画素値情報が記憶されている。裏面NVM86には、補正用画素値の平均値である補正用平均値を示す情報が記憶されている。
次に、図3を用いて、裏面画像読取制御部56の詳細について説明する。裏面画像読取制御部56は、同図に示されるように平均化部90を有し、この平均化部90は、ラインメモリ92、平均値導出部96、及びレジスタ94を有する。このうち、ラインメモリ92は、裏面画像読取部28が読み取り入力された画像信号から、画素情報(画素値)を記憶するものである。平均値導出部96は、画素値情報が示す画素値の平均値を示す画素値平均値を導出する。レジスタ94には、この平均値が記憶される。
平均化部90から出力された画素値は、まず定数として例えば3FF(10ビット:16進数)倍される。またシェーディング用メモリ領域98には、各画素値をシェーディング補正するための情報であるシェーディング補正画素値(シェーディング補正情報が示す画素値)が各画素毎に記憶されており、3FF倍された画素値は、乗算係数Kが乗算されたシェーディング補正画素値に割り算され、その値が後段メモリ100に記憶される。後段メモリ100に記憶された補正された画素値は、種々の画像処理が施される。
次に、上記シェーディング補正画素値の導出方法について説明する。まず、図4、図5を用いて、シェーディング補正画素値の導出方法の概略について説明する。
図4に示されるグラフは、横軸が主走査方向の画素の位置を示し、縦軸は画素値を示している。そして、図4では、上記補正用画素値がなす曲線Qと基準板46を読み取ったことにより得られた基準板画素値がなす曲線Rが示されている。
更に基準板画素値は、塵埃による影響を受けた画素値が2つほど示されている。この状態で、位置が同じ補正用画素値と基準板画素値のそれぞれの値をα、βとし、それらの比β/αの値を調べる。
塵埃により影響を受けない基準板画素値の場合のβ/αは、曲線QRがほぼ相似していることから、予め定められた範囲内の値となる。一方、塵埃により影響を受けた基準板画素値の場合のβ/αは、上記予め定められた範囲外の値となる可能性が高い。
具体的には、図5に示されるように、塵埃により影響を受けない基準板画素値の場合のβ/αはある値(図では1.0)の近傍に分布するが、塵埃により影響を受けた基準板画素値の場合のβ/αは、1.0と比較して大きく異なる可能性が高い。そこで、予め定められた範囲外に存在する基準板画素値の位置における基準板画素値を補正することで、塵埃により影響の受けないシェーディング補正画素値を導出することができる。
上記シェーディング補正画素値を導出する裏面画像読取制御部56により行われる画像処理の流れを、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、このフローチャートにおいて、A[]と括弧がついた変数は配列であることを示している。またA[]←B[]は、配列Bを配列Aに代入することを示している。すなわち、この代入により添え字が同じものは同一の値となる。
また、上述したように、裏面EEPROM88に補正用画素値InitDT[]が記憶されている。更に、補正用画素値InitDT[]の全画素平均値の補正用平均値InitAveが裏面NVM86に記憶されている。
まず、ステップ100で、コントローラ50から読取りジョブ開始の通知を受信すると、裏面画像読取制御部56は裏面密着センサ80に光源点灯の指示し、裏面密着センサ80は光源を点灯し、基準板に対して照明光を照射する。基準板の同一箇所を1つ又は複数ライン分読取り、ステップ101で基準板画素値がSampAveDT[]に代入される。
複数ライン分読み取る場合は、同じ位置において、ラインセンサ28Aが複数回に渡り測光することで出力された画素値情報が示す複数の画素値の平均値を基準板画素値とする。上記ステップ101により、ラインセンサ28Aにより基準板46を測光することで得られた画素値情報が示す基準板画素値が得られる。
次のステップ102で、SampAveDT[]の全て或いは一部の平均値を導出し、画素値平均値SampAveに代入する。ここで、SampAveDT[]の一部の平均値とは、図7に示されるように、主走査方向における中央付近を平均値導出用区間とし、この区間内に存在する画素の画素値だけの平均値を示している。また、SampAveDT[]は上記ラインメモリ92、SampAveはレジスタ94にそれぞれ一旦保持される。
更にステップ103で、乗算係数Kに画素値平均値SampAveと補正用平均値InitAveの比(SampAve/InitAve)を代入する。
次のステップ104で、裏面EEPROM88から裏面RAM84に展開された補正用画素値InitDT[]に乗算係数Kを乗算したものを新たな配列CorInitDT[](新補正用画素値)に代入し、裏面RAM84に保持しておく。この乗算係数Kによる乗算は、InitDT[]の各値を、SampAveDT[]の各値にほぼ同じくするためのものである。すなわち、CorInitDT[]の各値と、SampAveDT[]の各値との比を1.0前後にするためのものである。
次に、ステップ105で、InitDT[]をシェーディング用メモリ98に展開した後、ラインメモリ92に格納されているSampAveDT[]を出力する。その結果、後段メモリ100にはSampAveDT[]/(InitDT[]×K)で算出される比Ratio[]が書き込まれる。ここでは比Ratio[]=3FFが比1.0に相当する。そして、ステップ106でループカウンタjを1で初期化し、ステップ107で後段メモリ100に格納された比Ratio[]の各値が最大閾値Thmax及び最小閾値Thminの範囲内の値か否か判断する。
ステップ107で否定判断された場合には、ステップ109へ処理が進む。一方、ステップ107で肯定判断、すなわちRatio[j]が予め定められた範囲外と判断された場合には、ステップ108で基準板画素値SampAveDT[j]に新補正用画素値CorInitDT[j]を代入し、ステップ109へ処理が進む。すなわち、基準板画素値SampAveDT[j]を、補正用画素値InitDT[]に画素値平均値SampAveと補正用平均値InitAveとの比Kが乗算された値(CorInitDT[j])にする
ステップ109では、ループカウンタjを1増分し、ステップ110でjが全画素数を超えたか否か判断する。このステップ110で肯定判断した場合には処理を終了し、否定判断した場合には、ステップ107の処理に戻る。上記ステップ107〜ステップ110が第1の補正手段に対応する。
この処理により導出されるSampAveDT[]がシェーディング補正画素値となる。次のステップ111で、補正された基準板画素値SampAveDT[]を用いて、ラインセンサ28Aにより原稿18を測光することで得られた画素値情報が示す原稿画素値をシェーディング補正する(第2の補正手段)。すなわち、ステップ107〜ステップ110は、ステップ111により原稿18を測光することでラインセンサ28Aにより出力された画素値情報が示す原稿画素値がシェーディング補正される前に基準板画素値SampAveDT[]を補正する。
なお、上述した説明で、Ratio[]にSampAveDT[]/CorInitDT[]が代入され、そのRatio[]と最大閾値Thmax及び最小閾値Thminが比較されているが、CorInitDT[]=K×InitDT[]であるため、Ratio[]=SampAveDT[]/CorInitDT[]=SampAveDT[]/(K×InitDT[])である。
これよりRatio[]と最大閾値Thmax及び最小閾値Thminとを比較する式であるThmin<Ratio[]<Thmaxは、変形するとK×Thmin<SampAveDT[]/InitDT[]<K×Thmaxである。
SampAveDT[]/InitDT[]は、基準板画素値と補正用画素値との比である。また、K×Thmin及びK×Thmaxは予め定められた範囲の最小閾値、最大閾値である。
更にKは、画素値情報が示す画素値の平均値を示す画素値平均値SampAve、及び前記補正用画素値の平均値である補正用平均値InitAveの比であるため、予め定められた範囲は、ラインセンサ28Aにより出力された画素値情報が示す画素値の平均値を示す画素値平均値、及び補正用画素値の平均値である補正用平均値により定まっている。
なお、以上説明した各フローチャートの処理の流れは一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で処理順序を入れ替えたり、新たなステップを追加したり、不要なステップを削除したりすることができることは言うまでもない。
実施の形態に係る画像処理装置の全体構成を示す図である。 画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。 裏面画像読取制御部の詳細を示す図である。 補正用画素値がなす曲線と基準板画素値がなす曲線を示す図である。 基準板画素値と補正用画素値との比の分布を示す図である。 実施の形態に係る画像処理の流れを示すフローチャートである。 平均値導出に用いる画素の位置を示す図である。 単一レンズの配置周期で発生する白レベルのうねりを示す図である。 うねりが電源投入から経過した時間によりずれることを示す図である。 うねりが発生した場合の印刷物の一例を示す図である。
符号の説明
10 画像処理装置
12 原稿搬送部(DADF)
14 画像読取部
18 原稿
28 裏面画像読取部
28A ラインセンサ
28B 光源
46 基準板
50 コントローラ
52 画像読取制御部
54 DADF制御部
56 裏面画像読取制御部
80 裏面密着センサ
86 裏面NVM
88 裏面EEPROM
90 平均化部
96 平均値導出部

Claims (6)

  1. 原稿及び基準板に対して照明光を照射する所定方向に沿って配列された複数の発光素子を備えた光源と、
    前記光源により照明された前記原稿及び前記基準板を複数の画素に分割して測光し、画素毎に測光した画素値に応じた画素値情報を出力する測光手段と、
    前記測光手段により塵埃が存在しない基準板を測光することで得られた画素値情報を補正用画素値情報として記憶する記憶手段と、
    前記測光手段により前記基準板を測光することで得られた画素値情報が示す基準板画素値と、前記記憶手段に記憶された補正用画素値情報が示す補正用画素値との比を、各々の前記画素毎に導出する導出手段と、
    前記導出手段により導出された複数の比のうち、予め定められた範囲外の比が導出された基準板画素値を前記補正用画素値を用いて補正する第1の補正手段と、
    前記第1の補正手段により補正された基準板画素値を用いて、前記測光手段により前記原稿を測光することで得られた画素値情報が示す原稿画素値を補正する第2の補正手段と、
    を有する画像処理装置。
  2. 前記予め定められた範囲は、前記基準板画素値の平均値を示す画素値平均値、及び前記補正用画素値の平均値である補正用平均値により定まる請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記導出手段により比が導出された場合には、前記第1の補正手段は、予め定められた範囲外の比が導出された前記基準板画素値を、前記補正用画素値に前記画素値平均値と前記補正用平均値との比が乗算された値にすることにより補正する請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記基準板画素値は、前記測光手段が複数回に渡り測光することで得られた画素値情報が示す画素値の平均値である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の補正手段は、前記第2の補正手段により前記原稿を測光することで前記測光手段により得られた画素値情報が示す原稿画素値が補正される前に前記基準板画素値を補正する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. コンピュータを、
    原稿及び基準板に対して照明光を照射する所定方向に沿って配列された複数の発光素子を備えた光源と、前記光源により照明された前記原稿及び前記基準板を複数の画素に分割して測光し、画素毎に測光した画素値に応じた画素値情報を出力する測光手段と、前記測光手段により塵埃が存在しない基準板を測光することで得られた画素値情報を補正用画素値情報として記憶する記憶手段と、を有する画像処理装置における前記測光手段により前記基準板を測光することで得られた画素値情報が示す基準板画素値と、前記記憶手段に記憶された補正用画素値情報が示す補正用画素値との比を、各々の前記画素に対応する補正値として導出する導出手段と、
    前記導出手段により導出された複数の比のうち、予め定められた範囲外の比が導出された基準板画素値を前記補正用画素値を用いて補正する第1の補正手段と、
    前記第1の補正手段により補正された基準板画素値を用いて、前記測光手段により前記原稿を測光することで得られた画素値情報が示す原稿画素値を補正する第2の補正手段と、
    して機能させるための画像処理プログラム。
JP2008170521A 2008-06-30 2008-06-30 画像処理装置、画像処理プログラム Expired - Fee Related JP5131056B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008170521A JP5131056B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 画像処理装置、画像処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008170521A JP5131056B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 画像処理装置、画像処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010011297A true JP2010011297A (ja) 2010-01-14
JP5131056B2 JP5131056B2 (ja) 2013-01-30

Family

ID=41591203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008170521A Expired - Fee Related JP5131056B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 画像処理装置、画像処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5131056B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012103291A (ja) * 2010-11-05 2012-05-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置及び画像形成装置
CN103024241A (zh) * 2011-09-21 2013-04-03 富士施乐株式会社 图像读取装置、图像形成装置以及图像读取方法
JP2013070162A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取プログラム
JP2017011597A (ja) * 2015-06-25 2017-01-12 株式会社リコー 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取方法
JP2018046538A (ja) * 2016-09-14 2018-03-22 東友科技股▲ふん▼有限公司Teco Image Systems Co.,Ltd. スタティックキャリブレーションの実行可能なスキャナ及びその補償値の調整方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6558639B2 (ja) 2016-02-17 2019-08-14 ブラザー工業株式会社 画像読取装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04150569A (ja) * 1990-10-13 1992-05-25 Nisca Corp 画像処理装置
JP3013213U (ja) * 1994-12-28 1995-07-11 船井電機株式会社 原稿読取り装置
JP2006311289A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Brother Ind Ltd 画像読取装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04150569A (ja) * 1990-10-13 1992-05-25 Nisca Corp 画像処理装置
JP3013213U (ja) * 1994-12-28 1995-07-11 船井電機株式会社 原稿読取り装置
JP2006311289A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Brother Ind Ltd 画像読取装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012103291A (ja) * 2010-11-05 2012-05-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置及び画像形成装置
US8730528B2 (en) 2010-11-05 2014-05-20 Fuji Xerox Co., Ltd. Image reading apparatus, image forming apparatus, and image reading method
CN103024241A (zh) * 2011-09-21 2013-04-03 富士施乐株式会社 图像读取装置、图像形成装置以及图像读取方法
JP2013070162A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取プログラム
US8693068B2 (en) 2011-09-21 2014-04-08 Fuji Xerox Co., Ltd. Image reading apparatus, image forming apparatus and computer-readable medium
CN103024241B (zh) * 2011-09-21 2016-12-07 富士施乐株式会社 图像读取装置、图像形成装置以及图像读取方法
JP2017011597A (ja) * 2015-06-25 2017-01-12 株式会社リコー 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取方法
JP2018046538A (ja) * 2016-09-14 2018-03-22 東友科技股▲ふん▼有限公司Teco Image Systems Co.,Ltd. スタティックキャリブレーションの実行可能なスキャナ及びその補償値の調整方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5131056B2 (ja) 2013-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5585228B2 (ja) 画像検査装置、画像検査方法、及び画像形成装置
JP5131056B2 (ja) 画像処理装置、画像処理プログラム
JP4913075B2 (ja) 画像読取装置
US7630102B2 (en) Image reading device and method
JP2013070163A (ja) 画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取プログラム
JP2008187531A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP7087620B2 (ja) 画像読取装置の出力画像生成方法および画像読取装置
JP2015023421A (ja) 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取り方法
JP4983733B2 (ja) 汚れ判定装置、画像読取装置、及び汚れ判定プログラム
JP2011130232A (ja) 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、およびプログラム
JP5957899B2 (ja) 画像読み取り装置、画像形成装置及び白レベル黒レベルの取得方法
JP2008187529A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP6497235B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取方法
JP5381156B2 (ja) 画像処理装置
JP2009267553A (ja) 画像読取装置
JP2007166207A (ja) 原稿読取装置
US10880441B2 (en) Image reading apparatus and shading correction method for switching shading correction based on external light
JP2006170925A (ja) 光沢度測定方法および装置
JP5267108B2 (ja) 画像処理装置
JP4877345B2 (ja) 画像読取装置
JP2003219124A (ja) 画像読取り装置
JP2008187528A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2008187527A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2022003752A (ja) シェーディング補正装置、読取装置、画像形成装置、及び方法
JP5838684B2 (ja) 画像補正装置、画像読取装置、画像形成装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121009

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121022

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees