JP2010010973A - 遠隔監視制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチの操作を有効にするか無効にするかを簡単な操作で変更することが可能な遠隔監視制御システムを提供する。
【解決手段】優先度設定端末器8は、各操作端末器4,7が備えるスイッチB11〜B14,S11〜S14に予め割り当てた優先度のうち、操作が有効な優先度と有効でない優先度の閾値を伝送ユニット1に対して設定する。操作用端末器4,7は、スイッチB11〜B14,S11〜S14が操作されると、当該スイッチB11〜B14,S11〜S14の操作データと共にその優先度を監視データとして伝送ユニット1に送信する。伝送ユニット1は、操作用端末器4,7から監視データを受信すると、監視データに含まれる優先度と優先度設定端末器8により設定された閾値との高低に基づいて操作データが有効か否かを判定し、有効と判定した場合のみ操作データに基づいて作成した制御データを対応する制御用端末器2に伝送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、遠隔監視制御システムに関するものである。
従来、例えば駅やショッピングセンターなどの施設において、施設内の共用部分に設置される照明負荷を、この照明負荷の設置場所付近に設けた操作スイッチと、例えば防災センターにある操作スイッチの両方でオン/オフできるようにした遠隔監視制御システムが提供されている。
図5はこのような遠隔監視制御システムのシステム構成図であり、このシステムは、防災センターB内に設置された伝送ユニット1に、共用部A(N=1…n、以下同じ)毎に設けたローカル分電盤C(N=1…n、以下同じ)内にそれぞれ設置され、対応する共用部Aの照明負荷LN1〜LN4(N=1…n、以下同じ)の点灯/消灯をそれぞれ制御するN台の制御用端末器2(N=1…n、以下同じ)と、防災センターB内に設けられ、対応する共用部Aの照明負荷LN1〜LN4をオン/オフさせるスイッチSN1〜SN4(N=1…n、以下同じ)の操作を監視する操作用端末器3(N=1…n、以下同じ)とを2線式の伝送線Ls1を介して接続してある。
ここにおいて、制御用端末器2及び操作用端末器3には固有のアドレスが割り当てられ、伝送ユニット1からアドレスデータを含む伝送信号を伝送線Ls1に時分割多重で送出することによって各端末器2,3が個別にアクセスされ、伝送ユニット1は、伝送信号に同期して設定された信号返送期間に操作用端末器3からの監視データを受信すると、監視データに基づいて制御データを作成し、監視データを発生した操作用端末器3に対応する制御用端末器2に制御データを上記伝送信号により伝送し、当該制御用端末器2では受信した制御データにより負荷(照明負荷LN1〜LN4)の動作を制御している。
また図5に示すシステムでは、各々の共用部Aで照明負荷LN1〜LN4を操作できるよう、同じ共用部Aにある照明負荷LN1〜LN4をオン/オフさせるスイッチBN1〜BN4(N=1…n、以下同じ)の操作を監視する操作用端末器4(N=1…n、以下同じ)を各共用部Aに設置するとともに、各共用部Aの操作用端末器4が伝送線Ls2を介して接続されたロック用端末器5と、スイッチ6aの操作を監視するロック操作用端末器6とを伝送線Ls1を介して伝送ユニット1に接続してある。ロック用端末器5及びロック操作用端末器6には固有のアドレスが割り当てられており、端末器2,3と同様、伝送ユニット1から個別にアクセスできるようになっている。そして、ロック操作用端末器6のスイッチ6aが操作されると、後述する割込処理を経てロック操作用端末器6から伝送ユニット1にスイッチ6aの操作データが監視データとして返送され、この監視データに基づいて伝送ユニット1が制御データを作成し、対応するロック用端末器5に制御データを送信することで、ロック用端末器5が内蔵するリレー(図示せず)をオン又はオフさせ、伝送線Ls2を伝送線Ls1と電気的に導通させるか又は非導通とするかを切り替えている。
ここで、例えば営業時間外にはロック操作用端末器6のスイッチ6aをオン操作し、ロック用端末器5を介して伝送線Ls2を伝送線Ls1と電気的に接続させることによって、各共用部Aの操作用端末器4が伝送線Ls2,Ls1を介して伝送ユニット1に接続されるので、各々の共用部Aで従業員などが操作用端末器4を用いて同じ共用部Aに設置された照明負荷LN1〜LN4をオン/オフさせることができる。一方、営業時間中は共用部分の照明負荷LN1〜LN4が誤って消灯されたり、悪戯などで消灯されないよう、ロック操作用端末器6のスイッチ6aをオフ操作しており、この場合はロック用端末器5によって伝送線Ls2と伝送線Ls1との間が非導通状態に切り替えられるから、共用部Aの操作用端末器4により照明負荷LN1〜LN4が勝手に消灯又は点灯されるのを防止できるようになっている。ここにおいて、ロック用端末器5を用いて各共用部Aの操作用端末器4による操作を無効とした状態をロック状態と言う。
また、図5に示す遠隔監視制御システムにおいて、通常時はスイッチ操作に応じて各共用部Aの制御用端末器2が共用部分に設置された照明負荷及び換気扇のオン/オフを制御するとともに、防災情報に連動して照明負荷や換気扇を所定の動作状態に切り替えるようにしたシステムも従来提供されていた。すなわち火災発生時には各共用部Aの照明負荷を点灯させるとともに、煙が充満するのを防止するために換気扇を強制的に停止させ、各共用部Aの操作用端末器4による操作を無効として、照明負荷が勝手に消灯させられたり、換気扇による換気が行われたりするのを防止していた。
尚、図5のシステムでは1台のロック用端末器5で各共用部Aに設置された複数台の操作用端末器4のロック状態/非ロック状態を一括して切り替えているが、例えば図6に示すように事業所などで各部署D(N=1…n、以下同じ)に設置された照明負荷LN1〜LN4(N=1…n、以下同じ)を点灯又は照明させるために、各々の部署Dに操作用端末器4(N=1…n、以下同じ)を設置するとともに、各部署Dの操作用端末器4に対応してロック用端末器5(N=1…n、以下同じ)及びロック操作用端末器6(N=1…n、以下同じ)を設け、ロック操作用端末器6を用いて、個々の部署毎に操作用端末器4による操作を有効にするか、無効にするかを切り替えるシステムもあった。このシステムでは、残業を減らす目的で、予め残業申請がされていない部署では、営業時間後に照明負荷Lを強制的に消灯させるとともに、当該部署に対応するロック操作用端末器6のスイッチ6aをオフ操作して、ロック用端末器5によりロック状態に切り替え、当該部署の操作用端末器4を操作できないようにしている。
上述の遠隔監視制御システムでは、各共用部A或いは各部署Dに設置された照明負荷LN1〜LN4を、各共用部A或いは各部署Dでオン/オフする操作用端末器4の操作を有効或いは無効に切り替えるために、伝送ユニット1に接続するための伝送線Ls1とは別の伝送線Ls2を介してロック用端末器5,5に接続しているため、配線の手間がかかり、操作用端末器4を増設する際には配線経路を検討する必要があるので、施工性が悪かった。
そこで、上記システムのように配線を分けなくても、所定の操作用端末器による操作を無効にできるシステムとして、特許文献1に示されるようなシステムが従来提案されていた。このシステムでは被制御機器を制御する手元リモコンと、テナントリモコンと、フロアリモコンとが通信線を介して接続され、手元リモコンとテナントリモコンとフロアリモコンとに異なる優先度が設定されていた。手元リモコンには、機器を制御する優先度を表す禁止強度を記憶するための禁止強度記憶部が設けられており、テナントリモコン及びフロアリモコンから手元リモコンに対して禁止強度を設定するための操作禁止信号が送信されると、操作禁止信号に含まれる禁止強度が禁止強度記憶部に設定される。その後、手元リモコンでは、テナントリモコンやフロアリモコンから操作指令が入力された場合や、自身の操作により操作指令を発生した場合、操作指令の優先度を示す指令強度と禁止強度とを比較し、指令強度が禁止強度と等しいか又は大きい場合のみ操作指令に応じて被制御機器を制御できるようになっていた。したがって、このシステムでは手元リモコンの禁止強度記憶部に記憶される禁止強度を変更することによって、各階層のリモコンでの操作を禁止したり、許可したりすることが可能であった。
特許第2552022号公報
上述の制御システムでは、手元リモコンの禁止強度記憶部に記憶される禁止強度を変更することによって、各階層のリモコンでの操作を禁止したり、許可したりすることが可能となるが、大規模なシステムでは手元リモコンの数が膨大になるため、例えば営業時間内と営業時間外とでリモコン操作を許可する階層を変更する場合のように、禁止強度を頻繁に変更する場合は禁止強度を変更する手間がかかり、使い勝手が悪いという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、スイッチの操作を有効にするか無効にするかを簡単な操作で変更することが可能な遠隔監視制御システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、伝送ユニットに、固有のアドレスが設定されスイッチの操作状態を監視する操作用端末器と、固有のアドレスが設定され負荷の動作を制御する制御用端末器とが2線式の伝送線を介して接続され、伝送ユニットからアドレスデータを含む伝送信号を上記伝送線に時分割多重で送出することによって各端末器が個別にアクセスされ、伝送ユニットは、伝送信号に同期して設定された信号返送期間に操作用端末器からの監視データを受信すると、監視データに基づいて制御データを作成し、監視データを発生した操作用端末器に対応する制御用端末器に制御データを上記伝送信号により伝送し、当該制御用端末器では受信した制御データにより負荷の動作を制御する遠隔監視制御システムであって、各スイッチに予め割り当てた優先度のうち操作が有効な優先度を示す優先度設定情報を伝送ユニットに設定するための優先度設定端末器が伝送線を介して伝送ユニットに接続され、操作用端末器は、スイッチが操作されると、当該スイッチの操作データと共に当該スイッチの優先度を監視データとして伝送ユニットに送信し、伝送ユニットは、操作用端末器から監視データを受信すると、監視データに含まれる優先度と前記優先度設定情報とに基づいて操作データが有効か否かを判定し、有効と判定した場合のみ操作データに基づいて作成した制御データを対応する制御用端末器に伝送することを特徴とする。
請求項2の発明は、伝送ユニットに、固有のアドレスが設定されスイッチの操作状態を監視する操作用端末器と、固有のアドレスが設定され負荷の動作を制御する制御用端末器とが2線式の伝送線を介して接続され、伝送ユニットからアドレスデータを含む伝送信号を上記伝送線に時分割多重で送出することによって各端末器が個別にアクセスされ、伝送ユニットは、伝送信号に同期して設定された信号返送期間に操作用端末器からの監視データを受信すると、監視データに基づいて制御データを作成し、監視データを発生した操作用端末器に対応する制御用端末器に制御データを上記伝送信号により伝送し、当該制御用端末器では受信した制御データにより負荷の動作を制御する遠隔監視制御システムであって、各スイッチに予め割り当てた優先度のうち操作が有効な優先度を示す優先度設定情報を伝送ユニットに設定するための優先度設定端末器が伝送線を介して伝送ユニットに接続され、伝送ユニットは、優先度設定情報を含めた伝送信号を伝送線に定期的に送出し、
操作用端末器は、スイッチが操作されると、当該スイッチに設定された優先度を、伝送ユニットから送出された伝送信号に含まれる優先度設定情報と比較し、操作が有効な場合のみ操作データに監視データとして伝送ユニットに送信することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、優先度設定端末器を用いて伝送ユニットに優先度設定情報を設定するだけで、伝送ユニットに接続される全ての操作用端末器についてスイッチ操作を有効にするか無効にするかを切り替えることができるので、各々の操作用端末器或いは制御用端末器に対してスイッチ操作を有効にするか否かを設定しなくても済み、使い勝手が向上するという効果がある。また、スイッチ操作の有効/無効を切り替えたい操作用端末器も他の端末器とともに同じ伝送線に接続されるので、配線を分ける必要が無く、施工の手間を低減することも可能である。
請求項2の発明によれば、優先度設定端末器を用いて伝送ユニットに優先度設定情報を設定するだけで、伝送ユニットに接続される全ての操作用端末器についてスイッチ操作が有効か否かを切り替えることができるので、各々の操作用端末器或いは制御用端末器に対してスイッチ操作を有効にするか否かを設定しなくても済み、使い勝手が向上するという効果がある。また、スイッチ操作の有効/無効を切り替えたい操作用端末器も他の端末器とともに同じ伝送線に接続されるので、配線を分ける必要が無く、施工の手間を低減することも可能である。さらに操作用端末器では、スイッチに設定された優先度と、伝送ユニットから送られる優先度設定情報とを比較して操作が有効と判断した場合のみ伝送ユニットに監視データを返送しているので、操作が無効な場合はスイッチが操作されても監視データを伝送ユニットに送信しないから、無駄な通信を無くして伝送ユニットの負荷を軽減できるとともに、伝送ユニットの負荷を軽減できるとともに、通信トラフィックの増加を抑制することができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1を図1及び図2に基づいて説明する。本実施形態の遠隔監視制御システムは、オフィスビルなどで部署毎に設置された照明負荷の制御及び監視を行うシステムであり、伝送ユニット1に、スイッチの操作状態をそれぞれ監視する操作用端末器4,7と、部署D(N=1…n、以下同じ)毎に設けた分電盤C(N=1…n、以下同じ)内にそれぞれ設置され、対応する部署Dの照明負荷LN1〜LN4(N=1…n、以下同じ)の点灯/消灯をそれぞれ制御する複数台の制御用端末器2(N=1…n、以下同じ)と、操作用端末器4,7のスイッチに予め割り当てた優先度のうち操作が有効な優先度を示す優先度設定情報(例えば操作が有効な優先度と操作が無効な優先度の閾値)を伝送ユニット1に設定するための優先度設定端末器8とを2線式の伝送線Ls1を介して接続してある。
操作用端末器4は、任意の部署Dに設置されて、同じ部署に設置された照明負荷LN1〜LN4をオン/オフするための操作スイッチB11〜B14の操作状態を監視する端末器である。
操作用端末器7は、例えば防災センターに設置されて通常時や火災などの緊急時に使用される操作用端末器であり、所定の照明負荷LN1〜LN4をオン/オフするための操作スイッチS11〜S14の操作状態を監視する。
ここにおいて、各端末器2,4,7には固有のアドレスが設定されており、伝送ユニット1はアドレスによって各端末器2,4,7を個別に認識する。また制御用端末器2は、対応する照明負荷LN1〜LN4への電力供給をそれぞれオン/オフする内部リレー(図示せず)を4個備え、個々の内部リレーに1〜4までの負荷番号を設定してある。すなわち制御用端末器2に割り当てたアドレス(端末器アドレス)に対して4個の負荷番号を割り当てることができ、アドレスと負荷番号とを組み合わせた負荷識別アドレスによって、個々の内部リレーを特定し、内部リレーを個別にオン/オフできるようになっている。一方、操作用端末器4,7がそれぞれ備える4個の操作スイッチにも1〜4までの負荷番号が割り当てられており、操作用端末器4,7に割り当てたアドレス(端末器アドレス)と、各操作スイッチに割り当てた負荷番号とで負荷識別アドレスを構成してある。而して、各スイッチの負荷識別アドレスを対応する照明負荷LN1〜LN4の負荷識別アドレスに対応付けて設定することにより、操作用端末器4,7が備える4つのスイッチで、夫々対応する制御用端末器2の4個の内部リレーをオン/オフ駆動し、対応する照明負荷LN1〜LN4を点灯又は消灯させることができる。
また、従来周知のワイヤレス設定器9を用いて各操作用端末器4,7のスイッチに優先度が設定されており、任意の部署用の操作用端末器4では、表1に示すように個別スイッチB11〜B14に対してアドレス(負荷番号)1〜4が割り当てられ、各スイッチの優先度は「通常」に設定されている。また緊急用の操作用端末器7では、表2に示すように個別スイッチS11〜S14に対してアドレス(負荷番号)1〜4が割り当てられ、各スイッチの優先度は「1」に、解除条件は「OFF」に設定されている。尚、優先度は通常に設定された場合が最も優先度合いが低く、その値が大きいほど優先度合いが高くなっている。また、解除条件とは優先度の設定を無効にする操作(ON操作又はOFF操作)を示し、例えばスイッチの優先度が「1」で解除条件として「OFF」が設定されている場合は、スイッチのON操作に対しては優先度が「1」に設定されるのに対して、OFF操作に対しては優先度が「通常」となるので、伝送ユニット1に優先度の閾値として「1」が設定されている場合はON操作のみ有効となる。
Figure 2010010973
Figure 2010010973
ここで、伝送ユニット1は伝送線Ls1に対して、図2(a)に示すフォーマットの時分割多重伝送信号(以下伝送信号と言う)Vsを送出する。すなわち、信号の送出開始を示すスタートパルスST、信号のモードを示すモードデータMD、端末器2,4,7を各別に呼び出すためのアドレスデータAD、負荷(すなわち照明負荷LN1〜LN4)を制御する制御データCD、伝送誤りを検出するチェックサムデータのようなエラー訂正符号CS、端末器2,4,7からの返送期間を設定する信号返送期間WTよりなる双極性(±24V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送されるようになっている(図2(a)参照)。各端末器2,4,7では、伝送線Ls1を介して受信した伝送信号VsのアドレスデータADに含まれるアドレスがあらかじめ設定されているアドレスと一致したときに、その伝送信号Vsの制御データCDを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送期間WTに同期して監視データを電流モード信号(信号線Lsの線間を適当な低インピーダンスを介して短絡して送出される信号)として返送するようになっている。尚、各端末器4,7では複極の伝送信号Vsを整流することにより動作電源を得るようになっている。
伝送ユニット1から所望の端末器2,4,7にデータを伝送する場合には、モードデータMDを制御モードとし、所望の端末器2,4,7のアドレスをアドレスデータADとする伝送信号Vsを作成し、この伝送信号Vsを伝送線Ls1に送出すれば、アドレスデータADに一致する端末器2,4,7が制御データCDを受け取り、制御データCDにパリティビットを付加した信号を信号返送期間WTに返信する。伝送ユニット1では送出した信号と信号返送期間WTにおける受信信号との一致によって制御データCDが所望の端末器2,4,7に伝送されたことを確認する。また、制御用端末器2や操作用端末器4,7は受け取った制御データCDに従って制御動作を行う。
一方、伝送ユニット1は常時はモードデータMDをダミーモードとして或いは常時ポーリングとしてダミー用のアドレスに又は接続されている全端末器のアドレスに伝送信号Vsを一定時間間隔で送出しており、端末器2,4,7が伝送ユニット1に対して何らかの情報を伝送しようとするときには、ダミーモード或いはポーリング中の伝送信号VsのスタートパルスSTに同期させて図2(b)のような割込信号Viを発生させる。このとき、端末器2,4,7は割込フラグを設定して伝送ユニット1との以後の情報授受に備える。伝送ユニット1では割込信号Viを受信すると、モードデータMDを割込ポーリングモードとし、且つアドレスデータADの上位の半数のビット(アドレスデータADを8ビットとすれば上位4ビット)を順次増加させながら伝送信号Vsを送出する。割込信号Viを発生した端末器2,4,7では、割込ポーリングモードの伝送信号Vsに含まれるアドレスデータADの上位4ビットが予め設定されているアドレスの上位4ビットに一致するときに、信号返送期間WTにアドレスの下位の半数のビットを伝送ユニット1に返信する。このように、伝送ユニット1は割込信号Viを発生した端末器2,4,7を16個ずつまとめて探すので、比較的短い時間で端末器2,4,7を発見することができる。伝送ユニット1が割込信号Viを発生した端末器2,4,7のアドレスを獲得すると、モードデータMDを監視モードとし、アドレスデータADを獲得したアドレスとした伝送信号Vsを伝送線Ls1に送出し、これに対して端末器2,4,7は伝送しようとする情報を信号返送期間WTに返信するのである。最後に、伝送ユニット1は割込信号Viを発生した端末器2,4,7に対して割込リセットを指示する信号を送出し、端末器2,4,7の割込フラグを解除する。
以上のようにして、端末器2,4,7から伝送ユニット1への情報伝送は、伝送ユニット1から端末器2,4,7への4回の信号伝送(ダミーモード、割込ポーリングモード、監視モード、割込リセット)によって完了する。尚、伝送ユニット1が所望の端末器2,4,7の動作状態を知ろうとするときには、モードデータMDを監視データとした伝送信号を送出するだけでよい。
而して、伝送ユニット1では、操作用端末器4,7に設けたスイッチが操作されると、操作用端末器4,7から返信された監視データに基づいて、操作されたスイッチとの対応関係が予め設定されている制御用端末器2に伝送する制御データを作成し、この制御データCDを含む伝送信号Vsを伝送線Ls1に送出し、対応する制御用端末器2に制御データCDを伝送し、制御データCDに含まれるスイッチに対応した負荷番号のリレーを駆動して、その主開閉接点をオン又はオフさせることにより、照明負荷LN1〜LN4をオン又はオフさせたる。また、操作用端末器4,7に設けた別のスイッチが操作されると、前記のスイッチが操作されたときと同様に割込信号Viを送出し、伝送ユニット1の割り込みポーリングに応じてアドレス返信を行い、伝送ユニット1から割込み要求監視のアクセスに対応してスイッチの操作データを監視データとして伝送ユニット1へ返信する。
伝送ユニット1は割り込み処理後、操作されたスイッチに対応する負荷番号に対する制御データCDを対応する制御用端末器2をアクセスして伝送する。制御用端末器2は待機状態において、制御データCDを受信すると制御データの負荷番号に対応するリレー(図示せず)を上述と同様駆動する。ここに、1つのアドレス(端末器アドレス)に対応して例えば4つの負荷番号を設定できるようにしておけば、4つのスイッチで夫々対応する4つの負荷を制御駆動できる。
また制御用端末器2はリレーの動作状態を示す監視データを伝送ユニット1へ返信させるようになっており、伝送ユニット1はこの監視データに基づいて対応する操作用端末器4,7に対してリレーの負荷番号に対応するスイッチに付設している動作モニタ用発光ダイオード(図示せず)を点灯/消灯させる制御データCDを伝送し、この制御データCDを受け取った操作用端末器4,7では制御データに基づいて対応する負荷番号のスイッチに付設してある動作モニタ用発光ダイオードを点灯又は消灯させることにより、対応するリレーの動作状態、つまり負荷の動作状態を表示する。
上述のように、何れかの操作用端末器4,7でスイッチが操作されると、このスイッチと予め対応関係が設定された負荷(照明負荷LN1〜LN4)のオン又はオフが行えるのであるが、例えば火災などの緊急時に防災センターに設置された緊急用の操作用端末器7を用いて全ての部署にある照明負荷LN1〜LN4を点灯させるとともに、照明負荷LN1〜LN4の消灯操作を禁止したい場合は、優先度設定端末器8を用いて優先度の閾値「1」を伝送ユニット1に設定すれば良い。この場合、伝送ユニット1では、優先度が閾値以上のスイッチの操作入力のみを受け付け、優先度が閾値よりも低いスイッチの操作入力は破棄するので、本実施形態では任意部署用の操作用端末器4によるオン/オフ操作や、緊急用の操作用端末器7によるオフ操作が禁止され、緊急用の操作用端末器7によるオン操作のみが行えるようになる。すなわち、緊急時には各々の部署にある操作用端末器4で照明負荷LN1〜LN4が勝手に消灯されることはなく、また緊急用の操作用端末器7はオン操作のみが可能なので、誤って照明負荷LN1〜LN4の消灯操作が行われることがなく、消灯中の照明負荷LN1〜LN4の点灯操作のみが行えるようになっている。
優先度設定端末器8は、優先度の閾値を入力するための操作スイッチ(図示せず)を備え、当該操作スイッチが操作されると割込信号Viを送信し、上記の割込伝送処理を経て、閾値の入力データを伝送ユニット1に返送し、伝送ユニット1では優先度設定端末器8から入力された閾値「1」を図示しない記憶部に記憶させる。尚、上述のように任意部署用の操作用端末器4では各スイッチの優先度が「通常」に設定され、緊急用の操作用端末器7では各スイッチの優先度としてON操作の優先度が「1」に、OFF操作の優先度が「通常」に設定されているものとする。
而して、操作用端末器4のスイッチが操作され、上記の伝送処理を経て、操作用端末器4からスイッチの操作データとその優先度「通常」が監視データとして伝送ユニット1に返送された場合、伝送ユニット1では、操作用端末器4からの監視データに含まれる優先度「通常」と、優先度設定端末器8により設定された優先度の閾値「1」とを比較し、監視データに含まれる優先度が閾値よりも低いので、操作用端末器4からの操作入力が破棄され、各部署に設置された操作用端末器4からの操作が禁止される。
また、緊急用の操作用端末器7のスイッチがオフ操作された場合、オフ操作に対しては優先度が「通常」に設定されているので、操作用端末器7からは、上記の伝送処理を経て、スイッチの操作データとその優先度「通常」が監視データとして伝送ユニット1に返送される。この時、伝送ユニット1では、操作用端末器7からの監視データに含まれる優先度「通常」と優先度の閾値「1」とを比較し、監視データに含まれる優先度が閾値よりも低いので、操作用端末器7からのオフ操作入力が破棄されて、緊急用の操作用端末器7からのオフ操作も禁止される。
一方、緊急用の操作用端末器7のスイッチがオン操作された場合、オン操作に対しては優先度が「1」に設定されているので、操作用端末器7からは、上記の伝送処理を経て、スイッチの操作データとその優先度「1」が監視データとして伝送ユニット1に返送される。この時、伝送ユニット1では、操作用端末器7からの監視データに含まれる優先度「1」と優先度の閾値「1」とを比較し、監視データに含まれる優先度が閾値以上となっているので、操作用端末器7からのオン操作入力を受け付ける。そして伝送ユニット1では、操作データに応じた制御データを作成し、対応する制御用端末器2に送信させるので、対応する照明負荷LN1をオンさせることができる。
このように本実施形態では、操作用端末器4,7のスイッチに個別に優先度と解除条件を設定するとともに、優先度設定端末器8を用いて伝送ユニット1に優先度設定情報を設定することによって、所望のスイッチのみ操作を可能にし、それ以外のスイッチの操作を無効にすることができる。
尚、本実施形態では緊急用の操作用端末器7のON操作のみを有効にしているが、OFF操作のみ有効としたい場合は、スイッチの優先度を「1」、解除条件を「ON」に設定すれば良く、この場合はON操作に対する優先度が「通常」に設定され、OFF操作に対する優先度が「1」に設定されるので、伝送ユニット1に優先度「1」が設定されている場合はOFF操作のみを有効にできる。またON操作、OFF操作の両方を有効にしたい場合は、各操作用端末器4,7のスイッチに対して優先度のみを設定し、解除条件を設定しなければ良い。
また本実施形態では、優先度設定端末器8を用いて優先度の閾値を設定しているが、操作を有効にする全ての閾値を伝送ユニット1に設定しても良い。この場合、伝送ユニット1では、操作用端末器から送信された監視データに含まれる優先度と、優先度設定端末器8を用いて設定された優先度とを比較し、監視データに含まれる優先度が、設定された優先度に一致しない場合は、操作用端末器からの操作入力が破棄され、一致する場合は操作用端末器からの操作入力に基づいて制御データを作成し、この制御データを対応する制御用端末器に伝送する。
(実施形態2)
本発明の実施形態2を図3に基づいて説明する。本実施形態の遠隔監視制御システムは、オフィスビルなどで部署毎に設置された照明負荷の制御及び監視を行うシステムであり、伝送ユニット1に、スイッチの操作状態をそれぞれ監視する操作用端末器3,4,7と、部署D(N=1…n、以下同じ)毎に設けた分電盤C(N=1…n、以下同じ)内にそれぞれ設置され、対応する部署Dの照明負荷LN1〜LN4(N=1…n、以下同じ)の点灯/消灯をそれぞれ制御する複数台の制御用端末器2(N=1…n、以下同じ)と、伝送ユニット1に対して優先度を設定するための優先度設定端末器8とを2線式の伝送線Ls1を介して接続してある。尚、操作用端末器3以外の構成は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
操作用端末器3は、例えば管理人室に設置されて、管理人室から所定の部署D(N=1〜n)の照明負荷LN1〜LN4をオン/オフするための操作スイッチS11〜S14の操作状態を監視する。
ここにおいて、各端末器2,3,4,7には固有のアドレスが設定されており、伝送ユニット1はアドレスによって各端末器2,3,4,7を個別に認識する。また制御用端末器2は、対応する照明負荷LN1〜LN4への電力供給をそれぞれオン/オフする内部リレー(図示せず)を4個備え、個々の内部リレーに1〜4までの負荷番号を設定してある。すなわち制御用端末器2に割り当てたアドレス(端末器アドレス)に対して4個の負荷番号を割り当てることができ、アドレスと負荷番号とを組み合わせた負荷識別アドレスによって、個々の内部リレーを特定し、内部リレーを個別にオン/オフできるようになっている。一方、操作用端末器3,4,7がそれぞれ備える4個の操作スイッチにも1〜4までの負荷番号が割り当てられており、操作用端末器3,4,7に割り当てたアドレス(端末器アドレス)と、各操作スイッチに割り当てた負荷番号とで負荷識別アドレスを構成してある。而して、操作用端末器3,4,7が備える4つのスイッチで、夫々対応する制御用端末器2の4個の内部リレーをオン/オフ駆動し、対応する照明負荷LN1〜LN4を点灯又は消灯させている。
また、従来周知のワイヤレス設定器9を用いて各操作用端末器3,4,7のスイッチに優先度が設定されており、管理人用の操作用端末器3では、表3に示すように個別スイッチS11〜S14に対してアドレス(負荷番号)1〜4が割り当てられ、各スイッチの優先度は「2」に設定されている。また任意部署用の操作用端末器4では、表4に示すように個別スイッチB11〜B14に対してアドレス(負荷番号)1〜4が割り当てられ、各スイッチの優先度は「通常」に設定されている。また更に、緊急用の操作用端末器7では、表5に示すように個別スイッチS11〜S14に対してアドレス(負荷番号)1〜4が割り当てられ、各スイッチの優先度は「1」に設定されている。尚、優先度は通常に設定された場合が最も優先度合いが低く、その値が大きいほど優先度合いが高くなっている。
Figure 2010010973
Figure 2010010973
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上述の実施形態1では、優先度の低いスイッチの操作を無効にするため、伝送ユニット1において、操作用端末器から送信された監視データに含まれる優先度と、優先度設定端末器8により設定された優先度設定情報とを比較することで、この操作入力が有効であるか無効であるかを判断しているのに対して、本実施形態では、スイッチの操作が有効か無効かの判断を操作用端末器側で行っている。
すなわち、伝送ユニット1では、常時ポーリングを行う際に優先度設定端末器8により設定された優先度設定情報P1(例えば優先度の閾値)を伝送信号に含めて伝送線Ls1に定期的に送出している。
そして、各操作用端末器3,4,7ではスイッチが操作されると、このスイッチに設定された優先度を、伝送ユニット1から送出された伝送信号に含まれる優先度設定情報(優先度の閾値)と比較し、操作が有効な場合のみ割込信号Viを発生し、上述の割込処理を経た後、操作データを監視データとして伝送ユニット1に送信しているので、操作が有効なスイッチの操作時のみ監視データを伝送ユニット1に送信することで、操作が無効なスイッチの操作によって負荷がオン又はオフされるのを防止できる。
ここで、優先度設定端末器8において優先度の閾値を入力するための操作スイッチが操作されると、優先度設定端末器8が割込信号Viを送信し、上記の割込伝送処理を経て、閾値の入力データが伝送ユニット1に返送される。この時、伝送ユニット1では優先度設定端末器8から入力された閾値「1」を図示しない記憶部に記憶させ、常時ポーリングを行う際に優先度設定端末器8により設定された優先度の閾値「1」を伝送信号に含めて伝送線Ls1に定期的に送出する。尚、上述のように管理人用の操作用端末器3では各スイッチS11〜S14の優先度が「2」に設定され、任意部署用の操作用端末器4では各スイッチB11〜B14の優先度が「通常」に設定され、緊急用の操作用端末器7では各スイッチS11〜S14の優先度が「1」に設定されているものとする。
各操作用端末器3,4,7では、スイッチが操作されると、伝送線Ls1を介して伝送される伝送信号を受信して伝送信号から優先度の閾値(優先度設定情報)を取り込み、操作されたスイッチの優先度と閾値との高低を比較する。そして、各操作用端末器3,4,7では、操作されたスイッチの優先度が閾値よりも低い場合は、伝送ユニット1に操作信号を返送せず、操作されたスイッチの優先度が閾値以上の場合のみ、割込信号を発生し上記の割込処理を経た後に、操作データを監視データとして伝送ユニット1に返送する。そして、伝送ユニット1では、操作用端末器3,4,7から監視データを受け取ると、監視データに含まれる操作データに基づいて制御データを作成し、送信元の操作用端末器3,4,7と予め対応関係が設定された制御用端末器2に送信するので、優先度が閾値よりも低いスイッチの操作は無効にし、優先度が閾値以上のスイッチの操作のみを有効にできる。尚、優先度の閾値が「1」に設定されている場合は、優先度が「2」に設定された管理人用の操作用端末器3と、優先度が「1」に設定された緊急用の操作用端末器7のスイッチ操作のみが有効となり、任意の部署用の操作用端末器4のスイッチ操作を無効にできる。
また各操作用端末器3,4,7では、スイッチが操作された場合でも、スイッチに設定された優先度と、伝送ユニット1から送信される優先度設定情報とを比較して操作が有効と判断した場合のみ伝送ユニット1に監視データを返送しているので、操作が無効な場合はスイッチが操作されても監視データが返送されないから、無駄な通信を無くして伝送ユニット1の負荷を軽減できるとともに、通信トラフィックの増加を抑制することができる。
尚、本実施形態では優先度設定端末器8を用いて伝送ユニット1に優先度の閾値を設定しているので、常時ポーリングにおいて伝送ユニット1から送信される優先度のデータは閾値のデータだけで済むが、図4に示すように優先度設定端末器8を用いて伝送ユニット1に、操作を有効にする全ての優先度P1(=1),P2(=2)を設定し、伝送ユニット1から常時ポーリングにおいて操作が有効な全ての優先度P1,P2を含む伝送信号を伝送線Ls1に送出させるようにしても良い。
この場合、各操作用端末器3,4,7では、スイッチが操作されると、伝送線Ls1を介して伝送される伝送信号を受信して伝送信号から操作が有効な優先度P1,P2を取り込み、操作されたスイッチの優先度と、操作が有効な優先度P1,P2とを比較する。そして、各操作用端末器3,4,7では、操作されたスイッチの優先度が、伝送信号により送信された優先度の何れにも一致しない場合は、伝送ユニット1に操作信号を返送せず、操作されたスイッチの優先度が、伝送信号により送信された優先度の何れかと一致する場合のみ、割込信号を発生し上記の割込処理を経た後に、操作データを監視データとして伝送ユニット1に返送する。そして、伝送ユニット1では、操作用端末器3,4,7から監視データを受け取ると、監視データに含まれる操作データに基づいて制御データを作成し、送信元の操作用端末器と予め対応関係が設定された制御用端末器2に制御データを送信するので、優先度設定端末器8により設定された優先度の何れにも一致しないスイッチの操作は無効にし、設定された優先度の何れかに一致したスイッチの操作のみを有効にでき、所望のスイッチの操作のみを受け付けることが可能になる。尚、有効な優先度として「1」及び「2」が設定されている場合は、優先度が「2」に設定された管理人用の操作用端末器3と、優先度が「1」に設定された緊急用の操作用端末器7の操作のみが有効となり、任意の部署用の操作用端末器4の操作を無効にできる。また有効な優先度として「2」のみが設定された場合は、優先度が「2」に設定された管理人用の操作用端末器3の操作のみが有効となり、任意の部署用の操作用端末器4や緊急用の操作用端末器7の操作は無効になる。
実施形態1の遠隔監視制御システムのシステム構成図である。 (a)(b)は同上に用いる伝送信号の波形図である。 実施形態2の遠隔監視制御システムのシステム構成図である。 同上の他の優先度設定方法を説明するシステム構成図である。 従来の遠隔監視制御システムのシステム構成図である。 従来の遠隔監視制御システムの別構成を示すシステム構成図である。
符号の説明
1 伝送ユニット
(N=1〜n) 制御用端末器
4,7 操作用端末器
8 優先度設定端末器
BN1〜BN4(N=1〜n) スイッチ
Ls1 伝送線
LN1〜LN4(N=1〜n) 照明負荷

Claims (2)

  1. 伝送ユニットに、固有のアドレスが設定されスイッチの操作状態を監視する操作用端末器と、固有のアドレスが設定され負荷の動作を制御する制御用端末器とが2線式の伝送線を介して接続され、伝送ユニットからアドレスデータを含む伝送信号を上記伝送線に時分割多重で送出することによって各端末器が個別にアクセスされ、伝送ユニットは、伝送信号に同期して設定された信号返送期間に操作用端末器からの監視データを受信すると、監視データに基づいて制御データを作成し、監視データを発生した操作用端末器に対応する制御用端末器に制御データを上記伝送信号により伝送し、当該制御用端末器では受信した制御データにより負荷の動作を制御する遠隔監視制御システムであって、
    各スイッチに割り当てた優先度のうち操作が有効な優先度を示す優先度設定情報を伝送ユニットに設定するための優先度設定端末器が伝送線を介して伝送ユニットに接続され、
    操作用端末器は、スイッチが操作されると、当該スイッチの操作データと共に当該スイッチの優先度を監視データとして伝送ユニットに送信し、伝送ユニットは、操作用端末器から監視データを受信すると、監視データに含まれる優先度と前記優先度設定情報とに基づいて操作データが有効か否かを判定し、有効と判定した場合のみ操作データに基づいて作成した制御データを対応する制御用端末器に伝送することを特徴とする遠隔監視制御システム。
  2. 伝送ユニットに、固有のアドレスが設定されスイッチの操作状態を監視する操作用端末器と、固有のアドレスが設定され負荷の動作を制御する制御用端末器とが2線式の伝送線を介して接続され、伝送ユニットからアドレスデータを含む伝送信号を上記伝送線に時分割多重で送出することによって各端末器が個別にアクセスされ、伝送ユニットは、伝送信号に同期して設定された信号返送期間に操作用端末器からの監視データを受信すると、監視データに基づいて制御データを作成し、監視データを発生した操作用端末器に対応する制御用端末器に制御データを上記伝送信号により伝送し、当該制御用端末器では受信した制御データにより負荷の動作を制御する遠隔監視制御システムであって、
    各スイッチに割り当てた優先度のうち操作が有効な優先度を示す優先度設定情報を伝送ユニットに設定するための優先度設定端末器が伝送線を介して伝送ユニットに接続され、
    伝送ユニットは、優先度設定情報を含めた伝送信号を伝送線に定期的に送出し、
    操作用端末器は、スイッチが操作されると、当該スイッチに設定された優先度を、伝送ユニットから送出された伝送信号に含まれる優先度設定情報と比較し、操作が有効な場合のみ操作データを監視データとして伝送ユニットに送信することを特徴とする遠隔監視制御システム。
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