JP2010010743A - 音声通話システム、呼制御装置、音声通話方法および音声通話プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】情報処理端末を利用して音声通話を行っているときに情報処理端末が動作しない状況が発生した場合に、確実に、安価に、かつ簡単に音声通話を復旧させる。
【解決手段】情報処理端末装置110および端末装置111に対する呼制御を行う呼制御装置103を備え、呼制御装置103は、呼情報記憶装置102に記憶されている情報が示す情報処理端末装置110とその通信相手の端末装置111との通信状況を通信状況を監視する監視手段131と、監視手段131が情報処理端末装置110の通信障害の発生を検出した場合に、情報処理端末装置110に対応付けられている端末装置112を示す情報を、ペア情報記憶装置101に記憶されているペア情報から抽出するペア抽出手段132と、端末装置112と情報処理端末装置110の通信相手の端末装置111との間の呼を成立させる呼再成立手段133とを含んでいる。
【選択図】図7
【解決手段】情報処理端末装置110および端末装置111に対する呼制御を行う呼制御装置103を備え、呼制御装置103は、呼情報記憶装置102に記憶されている情報が示す情報処理端末装置110とその通信相手の端末装置111との通信状況を通信状況を監視する監視手段131と、監視手段131が情報処理端末装置110の通信障害の発生を検出した場合に、情報処理端末装置110に対応付けられている端末装置112を示す情報を、ペア情報記憶装置101に記憶されているペア情報から抽出するペア抽出手段132と、端末装置112と情報処理端末装置110の通信相手の端末装置111との間の呼を成立させる呼再成立手段133とを含んでいる。
【選択図】図7
Description
本発明は、パーソナルコンピュータ(PC)等の情報処理端末に搭載されたアプリケーションプログラムにもとづいて実現されるソフトフォンを用いた音声通話システム、呼制御装置、音声通話方法および音声通話プログラムに関する。
近年、PC等の情報処理端末に搭載されたアプリケーションプログラムで音声通話の呼制御やメディア処理を行うソフトウェアフォンが普及しつつある(例えば、特許文献1参照)。ソフトフォンには、情報処理端末に保存された電話帳を表示してマウスでクリックするだけで電話発信ができる機能や、通話したい相手のプレゼンス(通話中などの状態)を通話前に知る機能等があるため、ハードウェア装置による電話機(ハードフォン)に比べて利便性が高い。しかし、ソフトフォンのアプリケーションプログラムが搭載された情報処理端末が起動していないと、ソフトフォンを使用することはできない。よって、情報処理端末のプログラムの暴走やハードディスクの故障等が発生した場合には、ソフトフォンを使用することができない。
そこで、情報処理端末としてマスター側情報処理端末とバックアップ側情報処理端末とを設け、メディア処理を行う周辺装置が接続されたマスター側情報処理端末を利用して音声通話が行われているときに、マスター側情報処理端末において故障等(故障や電源オフなどによる機能停止)が発生した場合に、バックアップ側情報処理端末に処理を引き継がせることによって、音声通話を継続させる方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、非特許文献1には、データ転送処理を行うルータ装置を冗長化し、PCの通信セッションがマスター側ルータを利用している場合にマスター側ルータにおいて故障等が発生したときに、通信セッションのデータ転送処理をバックアップ側ルータが引き継ぐことによって、通信セッションを復旧するVRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)が提案されている。
また、ソフトフォンのアプリケーションプログラムが搭載された情報処理端末を利用して音声通話が行われている場合に、情報処理端末において故障等が発生したときに、音声通話を継続させるために、あらかじめ対応付けられているIP電話機を起動するシステムが提案されている(特許文献3参照)。
特許文献2に記載されたシステムでは、マスター側情報処理端末を利用して音声通話が行われているときにマスター側情報処理端末において故障等が発生した場合に音声通話を継続させることは可能であるが、音声通話を継続可能にするために、マスター側情報処理端末の他に、バックアップ側情報処理端末が設けられている必要がある。従って、システムが高価になるという課題がある。
非特許文献1に記載されたシステムは、マスター側ルータで故障等が発生した場合に、通信セッションのデータ転送処理をバックアップ側ルータが引き継ぐシステムである。そのシステムにおいて、ルータを、ソフトフォンのアプリケーションプログラムが搭載された情報処理端末に置き換えて、ソフトフォンを実現可能なシステムにすることを想定すると、マスター側ルータに代わる情報処理端末を利用した音声通話を行っているときに、情報処理端末で故障等が発生した場合に、音声通話用の処理を、バックアップ側ルータに代わる情報処理端末または電話機に引き継がせることによって、音声通話を復旧させることは可能である。
しかし、マスター側ルータに代わる情報処理端末において故障等が発生した場合に、確実に音声通話を復旧させることは難しい。情報処理端末で故障等が発生した場合に、バックアップ側ルータに代わる情報処理端末または電話機と相手の端末(電話機または情報処理端末)との間で、利用する音声コーデックの種類や暗号化の有無などの音声通話の設定情報に不整合が発生するおそれがあるからである。なぜなら、VRRPでは、共通の仮想IPアドレスをマスター側ルータとバックアップ側ルータとの双方に割り当てることによって、PC側からは2台のルータが仮想的に1台のルータとして見えるようになっている(非特許文献1における第130頁の右欄第12〜18行参照)。このことは、マスター側ルータにおいて故障等が発生してデータ転送処理がバックアップ側ルータに引き継がれたとしても、PC側からは引き継ぎが行われたことが検出できないことを意味する。
さらに、ソフトフォンやIP電話機などの電話機では、機種によって利用できる音声コーデック(音声データの符号化や復号に用いられる。)の種類にばらつきがある。また、音声データの暗号化機能を有していない機種があったり、暗号化機能を利用できる機種間で暗号化方式にばらつきがある。一般に、IP電話機などの電話機の方が、ソフトフォンに比べて利用できる音声コーデックの種類や暗号化機能が少ない傾向がある。
マスター側ルータに代わる情報処理端末において故障等が発生して呼制御やメディア処理などの音声通話用の処理がバックアップ側ルータに代わる情報処理端末または電話機に引き継がれた場合に、バックアップ側ルータに代わる情報処理端末または電話機は、相手の端末に対して、故障等が発生する前に使用されていた音声コーデックの種類と同じ種類の音声コーデックを用い、かつ、暗号化を使用する場合には故障等が発生する前に使用されていた暗号化方式と同じ暗号化方式を用いて、音声データを送信する必要がある。しかし、相手の端末(電話機または情報処理端末)は引き継ぎを検出することはできない。マスター側ルータに代わる情報処理端末では利用できた音声コーデックや暗号化方式は、必ずしもバックアップ側ルータに代わる情報処理端末または電話機でも使えるとは限らない。その結果、バックアップ側ルータに代わる情報処理端末または電話機と相手の端末との間で、利用する音声コーデックの種類や暗号化の有無などに不整合が発生し、音声通話が復旧できなくなってしまう。
特許文献3に記載されたシステムでは、ソフトフォンのアプリケーションプログラムが搭載された情報処理端末を利用して音声通話が行われている場合に、情報処理端末において故障等が発生したときに、あらかじめ対応付けられているIP電話機を起動することによって、音声通話を継続させることができる。しかし、IP電話機は、情報処理端末にUSB接続された電話機である。すると、音声通話を継続させるために、例えば一フロア内に存在する多数の電話機における任意の電話機を使用するということはできず、利用者にとって不便である。
そこで、本発明は、情報処理端末を利用して音声通話を行っているときに情報処理端末が動作しない状況が発生した場合に、確実に、安価に、かつ簡単に音声通話を復旧させることができる音声通話システム、呼制御装置、音声通話方法および音声通話プログラムを提供することを目的とする。
本発明による音声通話システムは、ソフトウェアフォンを用いて他の端末装置との音声通話を実現する情報処理端末装置と、情報処理端末装置と、その情報処理端末装置に対応付けられた端末装置とを示すペア情報を記憶するためのペア情報記憶装置と、通信中の状態にある情報処理端末装置と、その通信相手の端末装置とを示す情報を記憶するための呼情報記憶装置と、情報処理端末装置および端末装置に対する呼制御を行う呼制御装置とを備えることを特徴とする。
本発明による呼制御装置は、呼情報記憶装置に記憶されている情報が示す情報処理端末装置とその通信相手の端末装置との通信状況を監視する監視手段と、監視手段が情報処理端末装置の通信障害の発生を検出した場合に、その情報処理端末装置に対応付けられている端末装置を示す情報を、ペア情報記憶装置に記憶されているペア情報から抽出するペア抽出手段と、ペア抽出手段が抽出した情報が示す端末装置と、通信障害の発生が検出された情報処理端末装置の通信相手の端末装置との間の呼を成立させる呼再成立手段とを含むことを特徴とする。
本発明による音声通話方法は、ソフトウェアフォンを用いて他の端末装置との音声通話を実現する情報処理端末装置と、その通信相手の端末装置との通信相手の端末装置との通信中の通信状況を監視する監視ステップと、監視ステップで情報処理端末装置の通信障害の発生を検出した場合に、その情報処理端末装置に対応付けられている端末装置を示す情報を、情報処理端末装置とその情報処理端末装置に対応付けられた端末装置とを示すペア情報を記憶するペア情報記憶装置に記憶されているペア情報から抽出するペア抽出ステップと、ペア抽出ステップで抽出した情報が示す端末装置と、通信障害の発生が検出された情報処理端末装置の通信相手の端末装置との間の呼を成立させる呼再成立ステップとを含むことを特徴とする。
本発明による音声通話プログラムは、コンピュータに、ソフトウェアフォンを用いて他の端末装置との音声通話を実現する情報処理端末装置と、その通信相手の端末装置との通信相手の端末装置との通信中の通信状況を監視する監視処理と、監視処理で情報処理端末装置の通信障害の発生を検出した場合に、その情報処理端末装置に対応付けられている端末装置を示す情報を、情報処理端末装置とその情報処理端末装置に対応付けられた端末装置とを示すペア情報を記憶するペア情報記憶装置に記憶されているペア情報から抽出するペア抽出処理と、ペア抽出処理で抽出した情報が示す端末装置と、通信障害の発生が検出された情報処理端末装置の通信相手の端末装置との間の呼を成立させる呼再成立処理とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、情報処理端末を利用して音声通話を行っているときに情報処理端末が動作しない状況が発生した場合に、確実に、安価に、かつ簡単に音声通話を復旧させることができる音声通話システム、呼制御装置、音声通話方法および音声通話プログラムを提供することができる。
実施形態1.
図1は、本発明による第1の実施形態における音声通話システムの構成の一例を示すブロック図である。図2は、第1の実施形態で使用されるデータのデータ構造の一例を示す説明図である。
図1は、本発明による第1の実施形態における音声通話システムの構成の一例を示すブロック図である。図2は、第1の実施形態で使用されるデータのデータ構造の一例を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態の音声通話システムでは、ペア管理装置10、呼制御装置20、PC等である情報処理端末12(情報処理端末A)、PC等である情報処理端末13(情報処理端末B)、電話機14(電話機A)および電話機15(電話機A)がネットワーク200に接続されている。なお、図1には、2つの情報処理端末12,13と2つの電話機14,15とが示されているが、情報処理端末および電話機は、システム内に幾つあってもよい。
ペア管理装置10は、電話機を特定するための情報と情報処理端末を特定するための情報とを対にした情報であるペア情報を示すペアデータ30を、ペア管理装置10に接続されているペア情報記憶装置11に格納する。図2(A)に示すように、電話機を特定する情報を示すデータとして、例えば、電話機のアドレスを示すデータである電話アドレス31を使用する。また、情報処理端末を特定する情報を示すデータとして、例えば、情報処理端末のアドレスを示すデータである情報処理端末アドレス32を使用する。
電話アドレス31は、例えば、電話番号、SIP(Session Initiation Protocol)アドレス、IPアドレス、またはMAC(Media Access Control)アドレスであるが、それらに限られない。情報処理端末アドレス32は、例えば、電話番号、SIPアドレス、IPアドレス、またはMACアドレスであるが、それらに限られない。
ペアデータ30のうちの一方のデータ(電話アドレス31)は、情報処理端末アドレス32で特定される情報処理端末において故障等が生じてソフトフォンの使用ができなくなったときに、ソフトフォンの代替として使用される装置(電話機)を特定するためのデータとして使用される。
ペアデータ30の設定方法として、例えば、システム管理者やユーザが、情報処理端末に搭載されているWebブラウザや専用アプリケーションソフトウェアを介してペア管理装置10にペアデータ30を設定する方法がある。また、例えば、システム管理者やエンドユーザが、電話機をペア管理装置10に接続し、電話機に特殊番号を入力することによってペア管理装置10にペアデータ30を設定するなどの方法であってもよい。
呼制御装置20は、現在通話中である2つの端末(情報処理端末)を特定するための情報(呼情報)を示すデータを、呼データ40として、呼制御装置20に接続されている呼情報記憶装置21に格納する。図2(B)に示すように、呼データ40は、端末アドレス41と端末アドレス42を含むデータである。端末アドレス41,42は、現在通話中である2台の端末のそれぞれのアドレスである。呼制御装置20は、端末アドレス41,42で特定される情報処理端末を、故障等の発生の監視対象にする。
情報処理端末12,13として、PC、携帯型コンピュータ(PDA)、スマートフォン(PDA機能付き携帯電話機)、街頭マルチメディア端末、車載端末、ネットワーク接続機能付きテレビジョン、ネットワーク接続機能付きセットトップボックス、ネットワーク接続機能付きゲーム機等が使用される。また、それらのうちのいずれかに類似する装置であって、外部と情報をやり取りする機能を備えた装置であってもよい。情報処理端末12,13は、ソフトフォンのアプリケーションプログラムが搭載された端末装置である。
電話機14,15は、固定電話機、携帯電話機、スマートフォン、街頭マルチメディア端末、車載端末、ネットワーク接続機能付きテレビジョン、ネットワーク接続機能付きセットトップボックス、ネットワーク接続機能付きゲーム機等が使用される。また、それらのうちのいずれかに類似する装置であって、外部と情報をやり取りする機能を備えた装置であってもよい。電話機14は、呼制御装置20を介して情報処理端末12、情報処理端末13および電話機15と音声通信を行うことができる。また、電話機15は、呼制御装置20を介して情報処理端末12、情報処理端末13および電話機14と音声通信を行うことができる。
図3を参照して、本発明の第1の実施形態の動作を説明する。図3は、呼制御装置の動作を示すフローチャートである。以下、情報処理端末12を情報処理端末A、情報処理端末13を情報処理端末B、電話機14を電話機A、電話機15を電話機Bとする。また、情報処理端末AのユーザをユーザAとし、情報処理端末BのユーザをユーザBとする。
ペア情報記憶装置11には、ペア管理装置10を介して1つ以上のペアデータ30があらかじめ格納されている。この実施形態では、少なくとも、電話アドレス31として電話機Aのアドレスを示すデータが設定され、情報処理端末アドレス32として情報処理端末アドレス32のアドレスを示すデータが設定されているペアデータ30がペア情報記憶装置11に格納されている。
そして、ユーザAが情報処理端末Aを使用し、ユーザBが情報処理端末Bを使用して、ユーザAとユーザBとが通話を行っているときに、情報処理端末Aにおいて故障等が発生した場合を例にする。
情報処理端末Aが情報処理端末Bへと電話発信をする際には、情報処理端末Aは、発信元である自身のアドレスと発信先である情報処理端末Bのアドレスを呼制御装置20に通知して電話発信(音声通信の開始)を要求するので、呼制御装置20は、情報処理端末Aおよび情報処理端末Bのアドレスを取得することができる。呼制御装置20は、情報処理端末Aと情報処理端末Bとの音声通信の開始を契機にして呼情報を作成し、作成した呼情報を示す呼データ40を呼情報記憶装置21に格納する(ステップS10)。呼制御装置20は、呼データ40において、情報処理端末Aのアドレスを示すデータを端末アドレス41として設定し、情報処理端末Bのアドレスを示すデータを端末アドレス42として設定する。
なお、ユーザAとユーザBとが音声通話を行っている期間中に、その音声通話とは異なる音声通話すなわちユーザA,B以外のユーザ間での音声通話も行われている場合には、呼制御装置20は、ユーザA,B以外のユーザ間での音声通話に関する呼データ40も呼情報記憶装置21に格納する。従って、呼情報記憶装置21には、2つ以上の呼データ40が格納されていることもある。
呼制御装置20は、端末アドレス41と端末アドレス42とを参照することによって情報処理端末Aと情報処理端末Bとの間で音声通信が行われていることを認識している場合には、情報処理端末Aまたは情報処理端末Bにおいて故障等が発生したか否か監視する(ステップS11)。監視の方法の一例として、呼制御装置20が、ネットワーク200を介して情報処理端末Aと情報処理端末Bに対して定期的に監視用のパケットを送信し、情報処理端末Aと情報処理端末Bとが、監視用のパケットを受信したことに応じて応答用のパケットを返信するように構成する方法がある。呼制御装置20は、監視用のパケットを送信した時点から所定時間以内に応答用のパケットを受信しなかった場合に、監視用のパケットの送信先である情報処理端末において故障等が発生したとみなす。なお、情報処理端末Aと情報処理端末Bとが、定期的に呼制御装置20に対して確認用のパケットを送信するようにしてもよい。
呼制御装置20が情報処理端末Aまたは情報処理端末Bにおいて故障等が発生したことを検出すると、ステップS13に移行する。故障等が発生したことを検出しない場合には、ステップS11に戻る(ステップS12)。
呼制御装置20は、ステップS13の処理で、故障等が発生した情報処理端末の代替の電話機を特定するための処理を行う。具体的には、呼制御装置20は、故障等が発生した情報処理端末のアドレスを基に代替の電話機を特定する。ここでは、情報処理端末Aにおいて故障等が発生した場合を例にする。従って、呼制御装置20は、故障等が発生した情報処理端末のアドレスとして情報処理端末Aのアドレスを特定する。例えば、情報処理端末Aが所定時間を越えて応答用のパケットや確認用のパケットを送信しない場合に、故障等が発生した情報処理端末のアドレスとして情報処理端末Aのアドレスを特定する。
より具体的には、呼制御装置20は、情報処理端末Aのアドレスを示すデータを検索キーとしてペア管理装置10に送信する。ペア管理装置10は、検索キーを受信すると、ペア情報記憶装置11に記憶されているデータを検索し、検索キーを含むペアデータ30が存在するか否か確認する(ステップS13)。存在しない場合には、ステップS11に戻る。
この例では、電話アドレス31として電話機Aのアドレスを示すデータが設定され情報処理端末アドレス32として情報処理端末アドレス32のアドレスを示すデータが設定されているペアデータ30がペア情報記憶装置11に格納されているので、ペア管理装置10は、呼制御装置20に、電話機Aのアドレスを示す電話アドレス31を送信する。なお、本実施形態では、ペア管理装置10が検索キーにもとづいてペア情報記憶装置11に記憶されているデータを対象とした検索処理を実行するが、呼制御装置20が、直接、ペア情報記憶装置11に記憶されているデータを検索してもよい。
検索キーを含むペアデータ30が存在する場合には、この例では電話機Aのアドレスを示す電話アドレス31を受信した場合には、呼制御装置20は、情報処理端末Aと情報処理端末Bとの間の通信を強制終了させる(ステップS14)。
図4は、SIPに基づく通信が行われている場合の通信の強制終了時の流れを示すシーケンス図である。呼制御装置20は、情報処理端末Bに通信終了を示す”BYE”の要求を送り、次いで情報処理端末Aに通信終了を示す”BYE”の要求を送る。情報処理端末Bは、通話終了要求への成功応答を示す”200 OK”の応答を呼制御装置20に送信し、情報処理端末Aも、通話終了要求への成功応答を示す”200 OK”の応答を呼制御装置20に送信する。ただし、情報処理端末Aにおいて故障等が起きている場合には、故障等のために、情報処理端末Aから”200 OK”の応答が返らないこともある。以上の処理によって、少なくとも情報処理端末Bにおいて、通信の強制終了が行われる。
次いで、呼制御装置20は、ペアデータ30に情報処理端末アドレス32とペアで登録されている電話アドレス31で特定される電話機Aと、故障等の発生前に情報処理端末Aと音声通信を行っていた情報処理端末Bとを、第三者呼制御で呼び出す(ステップS15)。
第三者呼制御とは、第三者であるサーバ(この例では、呼制御装置20)が、2つの端末に対して発呼を行うことによって2つの端末間の呼を確立し、2つの端末間での音声通信を開始できるようにする呼制御の方法である。SIPでは、端末間での呼を確立し、2つの端末間のセッションを確立する。
呼制御装置20は、電話機Aと情報処理端末Bとの間の呼を確立する際に、利用可能な音声コーデックの種類や暗号化方式等を確定する。すなわち、電話機Aと情報処理端末Bとの双方が使用可能な音声コーデックの種類や暗号化方式のうちから実際に使用する音声コーデックの種類や暗号化方式を定める制御を行う。なお、音声コーデックの種類や暗号化方式等を確定するための方法として、例えば、文献「改訂版SIP教科書(2004年11月25日 インプレスR&D発行)」の第170〜173頁に記載された方法を使用することができる。
その後、確定した音声コーデックの種類や暗号化方式等を用いて、電話機Aと情報処理端末Bとの音声通信が開始され、ユーザA,Bは、電話機Aと情報処理端末Bとを用いて音声通話を継続することができる(ステップS16)。
図5は、SIPに基づく通信が行われている場合の第三者呼制御による呼び出しと、音声コーデックの種類や暗号化方式等の調整における流れを示すシーケンス図である。図5のシーケンス図を参照して、ステップS15からステップS16における処理の流れについて詳しく説明する。SIPが用いられている場合には、SIPのプロトコルにもとづく通信によって、実際に使用する音声コーデックの種類や暗号化方式が定められる。まず、第三者呼制御の開始として、呼制御装置20は、故障等の発生した情報処理端末Aの代替となる電話機Aにセッション確立要求を示す”INVITE”の要求を送信する。このとき、”INVITE”において、セッションの内容を記述するSDP(Sessions Description Protocol)を指定しない。電話機Aは、受話器を取ってセッション確立要求への成功応答を示す”200 OK”の応答を呼制御装置20に送信する。このとき、電話機Aが使用可能な音声コーデックの種類や暗号化方式等をSDPによって通知する。次いで、呼制御装置20は、情報処理端末Bへ、セッション確立要求を示す”INVITE”の要求を送信し、電話機Aが使用可能な音声コーデックの種類や暗号化方式等を”INVITE”に含まれるSDPによって通知する。
ここで、情報処理端末Bは、電話機Aと情報処理端末Bの両方で使用可能な音声コーデックの種類や暗号化形式を選択し、音声コーデックや暗号化形式等の調整を行う。情報処理端末Bは、ユーザBが受話器を取る等そ操作を行ったことに応じてセッション確立要求への成功応答を示す”200 OK”の応答を呼制御装置20に送信し、音声コーデックの種類や暗号化形式等の調整結果をSDPによって通知する。よっで、呼制御装置20は、電話機Aと情報処理端末Bとの間で使用する音声コーデックの種類や暗号化形式等のセッションの内容を知ることができる。呼制御装置20は、情報処理端末にセッション確立への成功応答への確認応答を示す”ACK”の応答を送信する。このとき、SDPを指定しない。また、呼制御装置20は、電話機Aにも、セッション確立要求への成功応答への確認応答を示す”ACK”の応答を送信する。このとき、情報処理端末Bから受け取ったSDPによる通知を電話機Aに通知する。この結果、電話機Aと情報処理端末Bは、双方で使用可能な音声コーデックの種類や暗号化形式を確定して音声通信を開始し、ユーザA,Bは、電話機Aと情報処理端末Bとを用いて音声通話を継続することができる。なお、電話機Aと情報処理端末Bとは、音声通信で利用する音声コーデックの種類と暗号化を適用するか否かを決定し、暗号化を適用することに決定した場合には暗号化方式の種類を決定するためのメッセージを送受信していることになるが、呼制御装置20は、それらのメッセージを中継している。
なお、電話機Aと情報処理端末Bとによって音声通信が復旧されると、呼制御装置20は、ステップS10の処理で生成された情報処理端末Aのアドレスを示すデータと情報処理端末Bのアドレスを示すデータとを含む呼データ40を削除する(ステップS17)。そして、呼制御装置20は、電話機Aと情報処理端末Bの音声通信に関する呼データ40を新規に生成し、生成した呼情報を呼データ40として呼情報記憶装置21に格納する。呼データ40において、端末アドレス41に電話機Aのアドレスを示すデータが設定され、端末アドレス42に情報処理端末Bのアドレスを示すデータが設定される(ステップS10)。
以上に説明したような制御によって、情報処理端末Aにおいて故障等が発生しても、第三者呼制御にもとづいて、直ちに、電話機Aにおいてコールバックの電話着信を受け、情報処理端末Bにおいてコールバックの電話着信を受けるので、ユーザA,Bが電話着信に応答(受話器を上げるなど)するだけで音声通話が復旧し、ユーザA,Bは、会話を継続することができる。
実施形態2.
本発明の第2の実施形態は、第1の実施形態におけるステップS15の処理に対して、以下の処理が追加される。
本発明の第2の実施形態は、第1の実施形態におけるステップS15の処理に対して、以下の処理が追加される。
すなわち、呼制御装置20が、ステップS15の処理を実行した後、ユーザAが使用する電話機AとユーザBが使用する情報処理端末Bに、第三者呼制御によるコールバックの電話着信が生ずるが、それぞれのユーザが電話着信に応答した時点で、呼制御装置20が「情報処理端末Aで故障が発生したため、コールバックしました。相手が電話に出るまでそのままでお待ちください。」というようなコールバックの発生を伝える音声アナウンスのデータを送信する。電話機Aと情報処理端末Bとは、受信したデータにもとづいて、音声アナウンスを出力する。なお、メッセージを示すデータが電話機Aと情報処理端末Bとに記憶され、呼制御装置20が、記憶されているメッセージを示すデータの出力を指示するようにしてもよい。
また、呼制御装置20は、ユーザBが電話着信に応答した時点で、音声アナウンスのデータに加えて、「情報処理端末Aで故障が発生したため、コールバックしました。電話に出れば通話を継続できます。」というようなコールバックの発生を伝えるメッセージのデータを情報処理端末Bに送信する。情報処理端末Bは、受信したデータにもとづいて、表示画面にメッセージを表示する。なお、メッセージを示すデータが情報処理端末Bに記憶され、呼制御装置20が、記憶されているメッセージを示すデータの出力を指示するようにしてもよい。
第2の実施形態では、音声アナウンスを出力したり、メッセージを表示したりすることによって、音声通話が強制終了された直後にコールバック着信が起こっても、ユーザに状況を聴覚的および視覚的に伝達することができるので、ユーザを驚かせず済むという効果がある。
次に、本発明の第1の実施形態の実施例を、図3のフローチャートおよび図6に例示するデータ構造を用いて説明する。
本実施例では、音声通話システムが企業内で運用され、各端末および電話機のアドレスとして内線番号が使用される場合を想定する。情報処理端末A、情報処理端末B、電話機Aおよび電話機Bのアドレスは全て電話番号の形態をしている。アドレスはそれぞれ「1001」、「2001」、「1002」、「2002」であるとする。
また、ペア情報記憶装置11には、図6(A)に示すように、情報処理端末Aのアドレスと電話機Aのアドレスとが、ペアデータ300としてあらかじめ設定済されているとする。そして、ユーザAが情報処理端末Aを使用し、ユーザBが情報処理端末Bを使用して音声通話を行うとする。
情報処理端末Aと情報処理端末Bとが音声通信を開始すると、呼制御装置20は、呼データ400を新規に生成する。呼制御装置20は、図6(B)に示すように、呼情報記憶装置21に、音声通信を開始した情報処理端末Aのアドレスおよび情報処理端末Bのアドレスを、端末アドレス410および端末アドレス420として格納する(ステップS10)。
情報処理端末Aと情報処理端末Bは、ともに、音声コーデックとしてITU−T勧告G.711にもとづくコーデック(G.711コーデック)とITU−T勧告G.729aにもとづくコーデック(G.729aコーデック)の双方を利用可能であり、かつ、音声データの暗号化機能も利用可能であるとする。また、電話機Aは、音声コーデックとしてG.711コーデックのみ利用可能で、音声データの暗号化機能は利用不可能であるとする。そして、情報処理端末Aと情報処理端末Bとは、音声コーデックとしてG.729aコーデックを利用し、音声データの暗号化機能を有効にした状態で音声通信を開始したとする。
呼制御装置20は、端末アドレス410と端末アドレス420とを参照することによって情報処理端末Aと情報処理端末Bとの間で音声通信が行われていることを認識している場合には、情報処理端末Aまたは情報処理端末Bにおいて故障等が発生したか否か監視する(ステップS11)。
呼制御装置20が、情報処理端末Aにおいて故障等が発生したことを検出したとする(ステップS12)。その場合、呼制御装置20は、故障等が発生した情報処理端末のアドレスとして情報処理端末Aのアドレスを特定する。そして、呼制御装置20は、情報処理端末Aのアドレス「1001」を示すデータを検索キーとしてペア管理装置10に送信する。ペア管理装置10は、検索キー「1001」を受信すると、ペア情報記憶装置11に記憶されているデータを検索し、検索キー「1001」を含むペアデータ300が存在するか否か確認する(ステップS13)。
この例では、情報処理端末アドレス320として「1001」が設定されているペアデータ300がペア管理装置10に存在するので、ペア管理装置10は、電話アドレス310として設定されている電話機Aのアドレス「1002」を呼制御装置20に送信する。
呼制御装置20は、検索キーを含むペアデータ30が存在する場合には、この例では電話機Aのアドレス「1002」を受信した場合には、情報処理端末Aと情報処理端末Bとの間の通信を強制終了させる(ステップS14)。
さらに、呼制御装置20は、ペアデータ300に情報処理端末アドレス320とペアで登録されている電話アドレス310(アドレス「1002」)で特定される電話機Aと、故障等の発生前に情報処理端末Aと音声通信を行っていた情報処理端末Bとを、第三者呼制御で呼び出す(ステップS15)。
呼制御装置20は、電話機Aと情報処理端末Bとの間の呼を確立する際に、利用可能な音声コーデックの種類や暗号化方式等を確定する。すなわち、電話機Aと情報処理端末Bとの双方が使用可能な音声コーデックの種類や暗号化方式のうちから実際に使用する音声コーデックの種類や暗号化方式を定める制御を行う。SIPが用いられている場合には、SIPのプロトコルにもとづく通信によって、実際に使用する音声コーデックの種類や暗号化方式が定められる。
この例では、電話機Aは、音声コーデックとしてG.711コーデックのみ利用可能であり、音声データの暗号化機能は利用不可能である。従って、情報処理端末Aと情報処理端末Bとの間で行われていた音声通信で用いられた音声コーデックおよび暗号化方式を、電話機Aとの音声通信に使用することはできない。そのような場合であっても、呼制御装置20が、呼を確立する際に、音声コーデックとしてG.711コーデックを利用し、音声データの暗号化機能を無効にした状態で電話機Aと情報処理端末Bとの間の音声通信を開始させる制御を行うので、ユーザは、電話機Aの能力に即した形で音声通話を継続して利用できる。
電話機Aと情報処理端末Bとによって音声通信が復旧されると(ステップS16)、呼制御装置20は、ステップS10の処理で生成された情報処理端末Aのアドレスを示すデータと情報処理端末Bのアドレスを示すデータとを含む呼データ400を削除する(ステップS17)。そして、呼制御装置20は、あらためて電話機Aと情報処理端末Bの音声通信に関する呼データ400を生成し、生成した呼情報を呼データ400として呼情報記憶装置21に格納する(ステップS10)。呼データ40において、端末アドレス410として電話機Aのアドレスを示すデータ「1002」が設定され、端末アドレス420として情報処理端末Bのアドレスを示すデータ「2001」が設定される。
図7は、音声通話システムの主要部を示すブロック図である。図7に示すように、音声通話システムは、ソフトウェアフォンを用いて他の端末装置111との音声通話を実現する情報処理端末装置110(図1における情報処理端末Aに相当)と、情報処理端末装置110と情報処理端末装置110に対応付けられた端末装置112(図1における電話機Aに相当)とを示すペア情報を記憶するためのペア情報記憶装置101(図1におけるペア情報記憶装置11に相当)と、通信中の状態にある情報処理端末装置110と通信相手の端末装置111(図1における情報処理端末Bに相当)とを示す情報を記憶するための呼情報記憶装置102(図1における呼情報記憶装置21に相当)と、情報処理端末装置および端末装置に対する呼制御を行う呼制御装置103(図1における呼制御装置20に相当)とを備え、呼制御装置103は、呼情報記憶装置102に記憶されている情報が示す情報処理端末装置110とその通信相手の端末装置111との通信状況を監視する監視手段131と、監視手段131が情報処理端末装置110の通信障害の発生を検出した場合に、その情報処理端末装置110に対応付けられている端末装置112を示す情報を、ペア情報記憶装置101に記憶されているペア情報から抽出するペア抽出手段132と、ペア抽出手段132が抽出した情報が示す端末装置112と、通信障害の発生が検出された情報処理端末装置110の通信相手の端末装置111との間の呼を成立させる呼再成立手段133とを含む。
図8は、他の態様の音声通話システムの主要部を示すブロック図である。図8に示す音声通話システムは、図7に示す音声通話システムに対して、呼再成立手段133が呼を成立させた端末装置111,112のいずれか一方が呼び出しに応答すると、呼が成立した両端末装置112,113に、通信の中断の発生を報知する旨の音声アナウンスを出力させるためのデータを送信する音声アナウンス制御手段134が呼制御装置103において追加され、呼再成立手段133が呼を成立させた端末装置111が情報処理端末装置である場合に、通信の中断が発生したことを示す通知情報を端末装置111の表示画面に表示させるためのデータを送信する表示制御手段135が呼制御装置103において追加されている。
本発明を、企業内ネットワークのSI事業者が企業内向けに、または、通信事業者やISP事業者が一般消費者向けに、PCのソフトフォンや、固定電話または携帯電話などのハードフォンを利用した電話システムに組み込むことによって、電話サービスに対する付加価値的なサービスを創出することができる。
10 ペア管理装置
11 ペア情報記憶装置
12 情報処理端末(情報処理端末A)
13 情報処理端末(情報処理端末B)
14 電話機(電話機A)
15 電話機(電話機B)
20 呼制御装置
21 呼情報記憶装置
101 ペア情報記憶装置
102 呼情報記憶装置
103 呼制御装置
110 情報処理端末装置
111,112 端末装置
131 監視手段
132 ペア抽出手段
133 呼再成立手段
134 音声アナウンス制御手段
135 表示制御手段
30,300 ペア情報
31,310 電話アドレス
32,320 情報処理端末アドレス
40,400,401 呼情報
41,42,410,420,430,440 端末アドレス
11 ペア情報記憶装置
12 情報処理端末(情報処理端末A)
13 情報処理端末(情報処理端末B)
14 電話機(電話機A)
15 電話機(電話機B)
20 呼制御装置
21 呼情報記憶装置
101 ペア情報記憶装置
102 呼情報記憶装置
103 呼制御装置
110 情報処理端末装置
111,112 端末装置
131 監視手段
132 ペア抽出手段
133 呼再成立手段
134 音声アナウンス制御手段
135 表示制御手段
30,300 ペア情報
31,310 電話アドレス
32,320 情報処理端末アドレス
40,400,401 呼情報
41,42,410,420,430,440 端末アドレス
Claims (18)
- ソフトウェアフォンを用いて他の端末装置との音声通話を実現する情報処理端末装置と、
情報処理端末装置と、その情報処理端末装置に対応付けられた端末装置とを示すペア情報を記憶するためのペア情報記憶装置と、
通信中の状態にある情報処理端末装置と、その通信相手の端末装置とを示す情報を記憶するための呼情報記憶装置と、
情報処理端末装置および端末装置に対する呼制御を行う呼制御装置とを備え、
前記呼制御装置は、
前記呼情報記憶装置に記憶されている情報が示す情報処理端末装置とその通信相手の端末装置との通信状況を監視する監視手段と、
前記監視手段が情報処理端末装置の通信障害の発生を検出した場合に、その情報処理端末装置に対応付けられている端末装置を示す情報を、前記ペア情報記憶装置に記憶されているペア情報から抽出するペア抽出手段と、
前記ペア抽出手段が抽出した情報が示す端末装置と、通信障害の発生が検出された情報処理端末装置の通信相手の端末装置との間の呼を成立させる呼再成立手段とを含む
ことを特徴とする音声通話システム。 - 呼再成立手段は、第三者呼制御によって呼を成立させる
請求項1記載の音声通話システム。 - 呼再成立手段が呼を成立させた端末装置は、呼制御装置を介して、当該両端末装置間の音声通信で利用する音声コーデックの種類と暗号化を適用するか否かを決定し、暗号化を適用することに決定した場合には暗号化方式の種類を決定する
請求項1または請求項2記載の音声通話システム。 - 呼制御装置は、呼再成立手段が呼を成立させた端末装置のいずれか一方が呼び出しに応答すると、呼が成立した両端末装置に、通信の中断の発生を報知する旨の音声アナウンスを出力させるためのデータを送信する音声アナウンス制御手段を含む
請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の音声通話システム。 - 端末装置は電話機である
請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の音声通話システム。 - 呼制御装置は、呼再成立手段が呼を成立させた端末装置が情報処理端末装置である場合に、通信の中断が発生したことを示す通知情報を当該情報処理端末装置の表示画面に表示させるためのデータを送信する表示制御手段を含む
請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の音声通話システム。 - ソフトウェアフォンを用いて他の端末装置との音声通話を実現する情報処理端末装置と、その通信相手の端末装置との通信相手の端末装置との通信中の通信状況を監視する監視手段と、
前記監視手段が情報処理端末装置の通信障害の発生を検出した場合に、その情報処理端末装置に対応付けられている端末装置を示す情報を、情報処理端末装置とその情報処理端末装置に対応付けられた端末装置とを示すペア情報を記憶するペア情報記憶装置に記憶されているペア情報から抽出するペア抽出手段と、
前記ペア抽出手段が抽出した情報が示す端末装置と、通信障害の発生が検出された情報処理端末装置の通信相手の端末装置との間の呼を成立させる呼再成立手段とを備えた
ことを特徴とする呼制御装置。 - 呼再成立手段は、第三者呼制御によって呼を成立させる
請求項7記載の呼制御装置。 - 呼再成立手段によって呼が成立した端末装置が音声通信で利用する音声コーデックの種類と暗号化を適用するか否かを決定し、暗号化を適用することに決定した場合には暗号化方式の種類を決定するためのメッセージを中継する
請求項7または請求項8記載の呼制御装置。 - 呼再成立手段が呼を成立させた端末装置のいずれか一方が呼び出しに応答すると、呼が成立した両端末装置に、通信の中断の発生を報知する旨の音声アナウンスを出力させるためのデータを送信する音声アナウンス制御手段を含む
請求項7から請求項9のうちのいずれか1項に記載の呼制御装置。 - 呼再成立手段が呼を成立させた端末装置が情報処理端末装置である場合に、通信の中断が発生したことを示す通知情報を情報処理端末装置の表示画面に表示させるためのデータを送信する表示制御手段を含む
請求項7から請求項10のうちのいずれか1項に記載の呼制御装置。 - ソフトウェアフォンを用いて他の端末装置との音声通話を実現する情報処理端末装置と、その通信相手の端末装置との通信相手の端末装置との通信中の通信状況を監視する監視ステップと、
前記監視ステップで情報処理端末装置の通信障害の発生を検出した場合に、その情報処理端末装置に対応付けられている端末装置を示す情報を、情報処理端末装置とその情報処理端末装置に対応付けられた端末装置とを示すペア情報を記憶するペア情報記憶装置に記憶されているペア情報から抽出するペア抽出ステップと、
前記ペア抽出ステップで抽出した情報が示す端末装置と、通信障害の発生が検出された情報処理端末装置の通信相手の端末装置との間の呼を成立させる呼再成立ステップとを含む
ことを特徴とする音声通話方法。 - 呼再成立ステップで、第三者呼制御によって呼を成立させる
請求項12記載の音声通話方法。 - 呼再成立ステップの処理によって呼が成立した端末装置が音声通信で利用する音声コーデックの種類と暗号化を適用するか否かを決定し、暗号化を適用することに決定した場合には暗号化方式の種類を決定するためのメッセージを中継する
請求項12または請求項13記載の音声通話方法。 - 呼再成立ステップで呼を成立させた端末装置のいずれか一方が呼び出しに応答すると、呼が成立した両端末装置に、通信の中断の発生を報知する旨の音声アナウンスを出力させるためのデータを送信する
請求項12から請求項14のうちいずれか1項に記載の音声通話方法。 - 呼再成立ステップで呼を成立させた端末装置が情報処理端末装置である場合に、通信の中断が発生したことを示す通知情報を情報処理端末装置の表示画面に表示させるためのデータを送信する
請求項13から請求項15のうちいずれか1項に記載の音声通話方法。 - コンピュータに、
ソフトウェアフォンを用いて他の端末装置との音声通話を実現する情報処理端末装置と、その通信相手の端末装置との通信相手の端末装置との通信中の通信状況を監視する監視処理と、
前記監視処理で情報処理端末装置の通信障害の発生を検出した場合に、その情報処理端末装置に対応付けられている端末装置を示す情報を、情報処理端末装置とその情報処理端末装置に対応付けられた端末装置とを示すペア情報を記憶するペア情報記憶装置に記憶されているペア情報から抽出するペア抽出処理と、
前記ペア抽出処理で抽出した情報が示す端末装置と、通信障害の発生が検出された情報処理端末装置の通信相手の端末装置との間の呼を成立させる呼再成立処理と
を実行させるための音声通話プログラム。 - コンピュータに、
呼再成立ステップの処理によって呼が成立した端末装置が音声通信で利用する音声コーデックの種類と暗号化を適用するか否かを決定し、暗号化を適用することに決定した場合には暗号化方式の種類を決定するためのメッセージを中継する処理を実行させるための
請求項17に記載の音声通話プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008164229A JP2010010743A (ja) | 2008-06-24 | 2008-06-24 | 音声通話システム、呼制御装置、音声通話方法および音声通話プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008164229A JP2010010743A (ja) | 2008-06-24 | 2008-06-24 | 音声通話システム、呼制御装置、音声通話方法および音声通話プログラム |
Publications (1)
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JP2010010743A true JP2010010743A (ja) | 2010-01-14 |
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JP2008164229A Pending JP2010010743A (ja) | 2008-06-24 | 2008-06-24 | 音声通話システム、呼制御装置、音声通話方法および音声通話プログラム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2010010743A (ja) |
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2008
- 2008-06-24 JP JP2008164229A patent/JP2010010743A/ja active Pending
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