JP2010008388A - Icソケット - Google Patents

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Toshimitsu Kamitaka
敏充 神鷹
Kayo Furuta
可陽 古田
Yukiho Eguchi
幸穂 江口
Akira Ota
章 太田
Takahiro Okinaka
貴洋 沖中
Takaaki Kano
隆昭 加納
Kohei Nakamura
耕平 中村
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Abstract

【課題】プローブを交換しながら使用する場合において、より長期間に亘り使用することのできるICソケットの提供。
【解決手段】プローブ30は、一方側に湾曲するとともに、湾曲部31外方側に凸部32を突設し、サイドブロック20は、端面にプローブ30の凸部32が嵌入する凹部21を形成し、メインブロック10は、端面にプローブ30の湾曲部内側面を押圧する突片12を形成しており、プローブ30をメインブロック10とサイドブロック20との間に挟持した際に、プローブ30の凸部32がサイドブロック20の凹部21に嵌入するとともに、メインブロック10の突片12とサイドブロック20の端面とによってプローブ30の湾曲部31が挟持された状態となることを特徴とするICソケット1。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体装置の電気的試験を行う際に用いられる、検査装置の端子と半導体装置の端子とをプローブを介して電気的に接続するICソケットに関するものであり、特に、プローブを交換して長期間使用する場合において、より長期間に亘り使用することのできるICソケットに関するものである。
従来より、半導体装置の電気的特性評価の検査を行う場合には、専用の検査装置から半導体装置へ検査用信号を入力し、半導体装置から検査装置へ入力される応答信号を当該検査装置で解析することによって、半導体装置の電気的特性に関する良否を判定していた。
ICソケットは、この検査装置の端子と半導体装置の端子とを電気的に接続するための装置であり、一端を検査装置の端子と接触させるとともに他端を半導体装置の端子と接触させるプローブと、当該プローブを保護するためのプローブガードとを備えて構成される(例えば、特許文献1参照。)。
また、このICソケットは、プローブの劣化や設計変更等が生じた場合は、新たなプローブと取り替えることができ、これにより、長期間に亘る使用が可能となっている。
特開2000−46871号公報
上記のようなICソケットにおいて、プローブは、検査装置の端子あるいは半導体装置の端子との接触位置がずれないようにプローブガード或いはその他の部材に固定しておく必要がある。
しかしながら、特許文献1に記載のICソケットは、プローブの端部をプローブガード内に埋め込むことによって当該プローブを固定する構成としているため、プローブを交換しながらの長期使用に適したものではなかった。
すなわち、特許文献1に記載のICソケットでは、プローブを取り替える度に当該プローブを埋め込むための穴をプローブガードに新たに形成しなければならないため、プローブガードの劣化が激しく、また、一度形成した穴に再度プローブを埋め込むようにしたとしても、プローブの度重なる交換によって穴が広がりプローブとプローブガードとの一体性が弱まるため、プローブの端部と検査装置の端子あるいは半導体装置の端子との接触位置がずれてしまうおそれもあった。
そこで、本発明は、プローブを交換しながら長期間使用する場合において、より長期間に亘り使用することのできるICソケットを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、半導体装置の電気的試験を行うために、検査装置の端子と半導体装置の端子とをプローブを介して電気的に接続するICソケットにおいて、半導体装置を載置するメインブロックと、メインブロックの外周に対峙して配置したサイドブロックと、メインブロックとサイドブロックとの間に介設したプローブとにより構成し、プローブは、一方側に湾曲するとともに、湾曲部外方側に凸部を突設し、サイドブロックは、端面にプローブの凸部が嵌入する凹部を形成し、メインブロックは、端面にプローブの湾曲部内側面を押圧する突片を形成したことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、プローブをメインブロックとサイドブロックとの間に挟持した際に、プローブの凸部がサイドブロックの凹部に嵌入するとともに、メインブロックの突片とサイドブロックの端面とによってプローブの湾曲部が挟持された状態となることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、プローブの湾曲部は、一部直線状に形成されていることを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の発明において、メインブロックにおける中心位置から突片の先端までの距離と、プローブにおける凸部を除く湾曲部の幅との総和は、一定であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、半導体装置の電気的試験を行うために、検査装置の端子と半導体装置の端子とをプローブを介して電気的に接続するICソケットにおいて、半導体装置を載置するためのメインブロックと、メインブロックの外周に対峙して配置したサイドブロックと、メインブロックとサイドブロックとの間に介設したプローブとにより構成し、プローブは、一方側に湾曲するとともに、湾曲部外方側に凸部を突設し、サイドブロックは、端面にプローブの凸部が嵌入する凹部を形成し、メインブロックは、端面にプローブの湾曲部内側面を押圧する突片を形成しており、プローブをメインブロックとサイドブロックとの間に挟持した際に、プローブの凸部がサイドブロックの凹部に嵌入するとともに、メインブロックの突片とサイドブロックの端面とによってプローブの湾曲部が挟持された状態となるように構成したため、メインブロック或いはサイドブロックにプローブを埋め込むことなく当該プローブを固定することができる。したがって、プローブの交換によるメインブロックやサイドブロックの劣化を可及的になくすことができ、より長期間に亘って使用することができる。
しかも、プローブに突設した凸部にサイドブロックの凹部を嵌入させることにより、プローブの端部と検査装置の端子或いは半導体装置の端子とを接触させた際のプローブの上下動を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、メインブロックの突片とサイドブロックの端面とによってプローブの湾曲部を挟持することにより、プローブの一方側の端部の動きと他方側の端部の動きとを独立させることができるため、プローブの端部と検査装置の端子或いは半導体装置の端子との接触位置のずれをより確実に防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、プローブの湾曲部を一部直線状に形成することとしたため、プローブの湾曲部における、メインブロックの突片とサイドブロックの端面とによって挟持される部分の面積をより大きくすることができ、プローブをより確実に固定することができる。
請求項4に記載の発明によれば、メインブロックにおける中心位置から突片の先端までの距離と、凸部を除くプローブの湾曲部の幅との総和を一定としたため、設計変更を行う場合であっても、最も製作コストのかかるサイドブロックを作り変えることなくそのまま使用することができる。
以下に、本発明に係るICソケットの一実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1は本実施形態にかかるICソケットの全体斜視図であり、図2は本実施形態にかかるメインブロックの概略図であって、図2(a)は全体斜視図、図2(b)はその断面図であり、図3は本実施形態にかかるプローブのメインブロック及びサイドブロックへの取り付け方法を説明するための図であり、図4は本実施形態にかかるICソケットの側断面図であり、図5はメインブロックの突片の厚さを変更して、プローブをメインブロックの突片とサイドブロックの当接面とによって挟持するように構成した場合のICソケットの側断面図である。
図1に示すように、本実施形態にかかるICソケット1は、半導体装置を載置するためのメインブロック10と、当該メインブロック10の外周に対峙して配置した四つのサイドブロック20と、メインブロック10とサイドブロック20との間に介設した複数のプローブ30とを有しており、さらに、これらメインブロック10、サイドブロック20及びプローブ30の底部以外を覆うとともに半導体装置を載置するスペースとなる載置部11及びプローブ30の先端のみを露出させるための窓部を設けたガイドブロック(図示せず)を設けて構成される。
このICソケット1は、検査装置上に載置して当該検査装置の端子とプローブ30の一端を接触させるとともに、載置部11に半導体装置を載置して当該半導体装置の端子とプローブ30の他端を接触させることにより、これら検査装置と半導体装置とを電気的に接続するものである。
メインブロック10は、図2(a)に示すように、半導体装置を載置するための載置部11を中心に設け、この載置部11の端面から外方へ向けて突出する突片12を形成し、さらに、メインブロック10に検査装置やサイドブロック20を取り付けるための固定部13を四隅に設けて構成される。
この固定部13は、メインブロック10の四隅に設けられたブロック体であり、上面にはメインブロック10と検査装置とをネジ止めするためのネジ穴14が形成されており、また、側面にはメインブロック10とサイドブロック20とをネジSによりネジ止めするためのネジ穴15が形成されている。
なお、ネジSは、後述するサイドブロック20に形成されたネジ穴28の長さよりも長く、メインブロック10に所定距離だけ挿入されるように形成されており、その長さLは一定である。換言すれば、メインブロック10の中心位置からサイドブロック20の後端面までの距離は、このネジSの長さLによって規定されるものである。
突片12は、載置部11の周側面の略中央に突設された板状部材である。この突片12の上面は、載置部11の載置面よりも所定高さ低くなっており、この段差を後述するプローブ30の上部収納空間16としている。
また、図2(b)に示すように、突片12の底面は、載置部11の底面よりも所定高さ高く、この段差が後述するプローブ30の下部収納空間17となる。
また、メインブロック10には、突片12及び当該突片12の左右に位置する固定部13により所定の空間が形成されており、この空間が後述するサイドブロック20の挟持部21の挿入空間となっている。
プローブ30は、図3に示すように、銅合金の薄板をエッチングにより加工して形成される弾性部材であり、一方側に湾曲するとともに、この湾曲部31の外方側に凸部32を突設して形成されている。
具体的には、湾曲部31は、中途部が直線状に形成されており、この直線状に形成された部分の外方側に凸部32が形成されている。このように、プローブ30の湾曲部31を一部直線状とすることにより、後述するように、メインブロック10の突片12によりプローブ30の湾曲部31内をより確実に押圧することができる。
また、プローブ30は、先端部近傍で上方(半導体装置側)に向かって折曲するとともに、先端を尖鋭部33としており、半導体装置をメインブロック10の載置部11に載置した際に、この尖鋭部33が半導体装置の端子に対して略垂直に当接するようにしている。
また、プローブ30の他端側も同様に上方に向かって湾曲しており、この湾曲部の頂部を検査装置の端子と当接する当接部34としている。
なお、このプローブ30は各種設計変更を可能としている。例えば、プローブ30自体の幅を変更したり、或いは、プローブ30に硬質メッキを施して厚みや硬度を変更したりすることにより荷重を調整することができる。
また、尖鋭部33や当接部34の形状や曲げ方向を変更して荷重又は接触安定性を高めることも可能である。特に、本実施形態にかかるプローブ30は、プローブ30の先端部近傍を上方に向けて折曲させるとともに先端に尖鋭部33を形成しているため、半導体装置との接触圧を高めることができ、また、プローブ30の後端側を上方に向かって湾曲させているため、検査装置の端子との接触安定性を高めることができる。
サイドブロック20は、メインブロック10の突片12との間でプローブ30を挟持するための挟持部21と、サイドブロック20をメインブロック10に取り付けるための固定部22,22とにより構成される略凸状部材である。
挟持部21は、プローブ30の凸部32が嵌入する凹部23と、プローブ30の湾曲部31周辺をガイドするプローブガイド部24とを有している。
凹部23は、挟持部21におけるメインブロック10と対峙する端面に形成された、左右方向に伸延する溝である。
プローブガイド部24は、挟持部21におけるメインブロック10と対峙する端面から同メインブロック10に向けて突出させた櫛歯状部であり、このプローブガイド部24によって形成される複数の空間をプローブ30の湾曲部31の収納空間25とし、プローブ30の凸部32をサイドブロック20の凹部23に嵌入させた状態のときに、プローブ30の湾曲部31周辺がこの収納空間25内に収納されることにより、プローブ30の両側がこのプローブガイド部24によってガイドされた状態となる。
このように、サイドブロック20にプローブガイド部24を設けることにより、サイドブロック20に複数のプローブ30を取り付ける際のプローブ30の位置決めが容易となるばかりでなく、プローブ30の左右方向の移動が規制されるため、プローブ30における半導体装置の端子との接触位置がずれたり、プローブ30同士が接触したりするのを防止することもできる。
なお、本実施形態にかかるプローブガイド部24は、プローブ30の湾曲部31を収納する収納空間25を8箇所設けた構成としたが、収納空間の数はこれに限ったものではなく、取り付けるプローブ30の数に応じて適宜変更することができる。
固定部22,22は、挟持部21の両側面の後端部から左右方向に向けて伸延する部材であり、各固定部22,22には、それぞれサイドブロック20をメインブロック10にネジ止めするためのネジ穴28,28が形成されている。
メインブロック10、サイドブロック20及びプローブ30は以上のように構成されており、これらを一体的に組み付ける際は、サイドブロック20のプローブガイド部24に形成された各収納空間25内にプローブ30を差し入れた後に、メインブロック10の突片12をサイドブロック20に取り付けられたプローブ30の湾曲部31内に差し入れて、メインブロック10とサイドブロック20との間にプローブ30が介設された状態とする。
そして、メインブロック10のネジ穴15にネジSをサイドブロック20のネジ穴28を介して貫装することによって、メインブロック10、サイドブロック20及びプローブ30を一体的に組み付けた状態とする(図1参照。)。
ここで、かかる状態において、プローブ30の凸部32は、図4(a)に示すように、サイドブロック20の凹部23に嵌入した状態となっており、また、メインブロック10の突片12によってプローブ30の湾曲部31が押圧された状態となっている。
そして、このICソケット1を検査装置に取り付けるとともに、メインブロック10の載置部11に半導体装置Pを載置すると、プローブ30の一端および他端は、図4(b)に示すように、それぞれ湾曲部31内方側へと押圧されて、上部収納空間16及び下部収納空間17内に収納された状態となる。このように、弾性力を有するプローブ30の一端及び他端を当該弾性力に抗して押圧して検査装置の端子T及び半導体装置Pの端子と接触させることにより、これら端子とプローブ30とをより確実に接触させることができる。
このように、本実施形態にかかるICソケット1は、メインブロック10或いはサイドブロック20にプローブ30を埋め込むことなく当該プローブ30を固定することができるため、プローブ30の交換によるメインブロック10やサイドブロック20の劣化を可及的になくすことができ、より長期間に亘って使用することが可能となる。
また、本実施形態にかかるICソケット1は、プローブ30に凸部32を設けるとともに、この凸部32をサイドブロック20に形成された凹部23に嵌入する構成としたため、プローブ30の尖鋭部33或いは当接部34を検査装置の端子T或いは半導体装置Pの端子と接触させた際のプローブ30の上下動を抑制することができる。
なお、サイドブロック20の凹部23の溝の深さ(図3における当接面27から凹部23の内壁26までの深さ)は、プローブ30の凸部32の突出長さよりもわずかに深くなるように形成されている。これにより、凸部32の先端から基端までが完全に凹部23内に嵌入するため、プローブ30の湾曲部31とサイドブロック20の当接面27とをより確実に当接させることができ、したがって、プローブ30の挟持状態をより確実なものとすることができる。
また、本実施形態にかかるICソケット1は、図4(b)に示すように、メインブロック10における中心位置Cから突片12の先端までの距離Bと、プローブ30における凸部32を除く湾曲部31の幅Aとの総和が一定となるようにしている。
すなわち、上述したように、メインブロック10の中心位置からサイドブロック20の後端面までの距離は、このネジSの長さLによって規定されるものであり、また、本実施形態にかかるICソケット1の各部材のうち、最も製作コストの高い部材はサイドブロック20であるため、例えば、設計変更により太い(幅Aの広い)プローブ30を使用することとなった場合には、サイドブロック20は変えることなく、メインブロック10の突片12の長さを変更することで、最も製作コストの高いサイドブロック20を作り変えることなく設計変更することができ、当該設計変更の際にかかるコストを可及的に低減することができる。
また、図4(b)に示すように、A+Bの距離は、メインブロック10の中心位置Cから当接面27,27までの距離と同等である。この距離をメインブロック10の中心位置Cからプローブ30の尖鋭部33(又は当接部34)までの距離と、尖鋭部33(又は当接部34)から当接面27,27までとに分けると、前者は半導体装置の大きさで決まり、後者はプローブ30の湾曲部31上部のばね設計に起因する距離となる。
ここで、プローブ30の横方向(半導体装置Pの載置面と平行方向)の幅は、半導体装置Pの端子間隔の制約を受けるため自由に設計変更することができず、また、当接面27,27から尖鋭部33までの距離やプローブ30の上部収納空間16の高さは、短すぎたり長すぎたりするとプローブ30の電気抵抗が高くなったり耐久性との兼ね合いで必要なストロークが得られなかったりするため自由に設計変更することができず、また、材質もばね特性(引っ張り強度)と低体積抵抗を兼ね備えている必要があるため自由に設計変更することができない。
したがって、プローブ30の湾曲部31上部の幅(すなわち、湾曲部31の幅A)だけが自由に設計変更することができる要素となるため、半導体装置Pの端子間隔、必要荷重、必要ストロークが決められている場合には、A+Bを一定とすることにより自由な設計変更が可能となるのである。
ところで、本実施形態にかかるICソケット1は、図5に示すように、メインブロック10に設けられた突片12の厚さをサイドブロック20に形成された凹部23の上下幅よりも厚くすることにより、プローブ30をメインブロック10の突片12とサイドブロック20の当接面27,27とによって挟持するように構成することもできる。
このように、メインブロック10の突片12とサイドブロック20の当接面27とによってプローブ30の湾曲部31を挟持する構成ことにより、プローブ30の一方側の端部の動きと他方側の端部の動きとを独立させることができ、プローブ30の端部と検査装置の端子或いは半導体装置の端子との接触位置のずれをより確実に防止することができる。
しかも、プローブ30の湾曲部31を一部直線状としたため、メインブロック10の突片12及びサイドブロック20の当接面27、27により挟持される湾曲部31の面積をより大きくすることができ、プローブ30をより確実に固定することができる。
なお、本実施形態においては湾曲部31の一部を直線状としたが、当該直線状の部分が形成されていなくても、プローブ30をメインブロック10の突片12とサイドブロック20の当接面27、27とにより挟持することは可能である。
上述してきた実施形態により、以下のICソケットが実現できる。
半導体装置(P)の電気的試験を行うために、検査装置の端子(T)と半導体装置(P)の端子とをプローブ(30)を介して電気的に接続するICソケットにおいて、半導体装置(P)を載置するメインブロック(10)と、メインブロック(10)の外周に対峙して配置したサイドブロック(20)と、メインブロック(10)とサイドブロック(20)との間に介設したプローブ(30)とにより構成し、プローブ(30)は、一方側に湾曲するとともに、湾曲部(31)外方側に凸部(32)を突設し、サイドブロック(20)は、端面(例えば、当接面27)にプローブ(30)の凸部(32)が嵌入する凹部(23)を形成し、メインブロック(10)は、端面にプローブ(30)の湾曲部(32)内側面を押圧する突片(12)を形成したICソケット(1)。
プローブ(30)をメインブロック(10)とサイドブロック(20)との間に挟持した際に、プローブ(30)の凸部(32)がサイドブロック(20)の凹部(23)に嵌入するとともに、メインブロック(10)の突片(12)とサイドブロック(20)の端面(例えば、当接面27)とによってプローブ(30)の湾曲部(32)が挟持された状態となるICソケット(1)。
プローブ(30)の湾曲部(32)は、一部直線状に形成されていることを特徴とするICソケット(1)。
メインブロック(10)における中心位置(c)から突片(12)の先端までの距離(B)と、メインブロック(10)の突片(12)及びサイドブロック(20)の端面(例えば、当接面27,27)によって挟持されるプローブ(30)の幅(A)との総和は、一定であるICソケット(1)。
上述した本発明の好ましい実施の形態は、例示の目的のために開示されたものであり、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、様々な置換、変形、及び変更をすることが可能であり、このような置換、変更なども特許請求の範囲に属するものである。
例えば、本実施形態にかかるサイドブロック20には必ずしもプローブガイド部24を設ける必要はない。特に、このプローブガイド部24は、櫛歯状の細かい溝を多数形成するための微細加工が必要となるため、プローブガイド部24を設けない構成とすることにより、サイドブロック20の製作コストを抑えることができる。
本実施形態にかかるICソケットの全体斜視図である。 本実施形態にかかるメインブロックの概略図であって、図2(a)は全体斜視図であり、図2(b)はその断面図である。 本実施形態にかかるプローブのメインブロック及びサイドブロックへの取り付け方法を説明するための図である。 本実施形態にかかるICソケットの側断面図である。 メインブロックの突片の厚さを変更して、プローブをメインブロックの突片とサイドブロックの当接面とによって挟持するように構成した場合のICソケットの側断面図である。
符号の説明
1 ICソケット
10 メインブロック
11 載置部
12 突片
20 サイドブロック
21 凹部
30 プローブ
31 湾曲部
32 凸部
P 半導体装置
T 検査装置の端子

Claims (4)

  1. 半導体装置の電気的試験を行うために、検査装置の端子と半導体装置の端子とをプローブを介して電気的に接続するICソケットにおいて、
    半導体装置を載置するための載置部を有するメインブロックと、
    メインブロックの外周に対峙して配置したサイドブロックと、
    メインブロックとサイドブロックとの間に介設したプローブとにより構成し、
    プローブは、一方側に湾曲するとともに、湾曲部外方側に凸部を突設し、
    サイドブロックは、端面にプローブの凸部が嵌入する凹部を形成し、
    メインブロックは、端面にプローブの湾曲部内側面を押圧する突片を形成した
    ことを特徴とするICソケット。
  2. プローブをメインブロックとサイドブロックとの間に挟持した際に、
    プローブの凸部がサイドブロックの凹部に嵌入するとともに、メインブロックの突片とサイドブロックの端面とによってプローブの湾曲部が挟持された状態となる
    ことを特徴とする請求項1に記載のICソケット。
  3. プローブの湾曲部は、一部直線状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のICソケット。
  4. メインブロックにおける中心位置から突片の先端までの距離と、プローブにおける凸部を除く湾曲部の幅との総和は、一定であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のICソケット。
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