JP2010007924A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトな構成の二次熱交換器を採用しつつ、高熱交換率を達成可能な給湯装置の提供を目的とした。
【解決手段】給湯装置は、排気部6内に二次熱交換器30を備えている。二次熱交換器30の受熱管は、排気部6内を横断する横断部31aを複数有し、排気部6の奥行き方向に伸びる横断部31a同士の間を折返部31bで繋いで形成された屈曲した流路を有する。受熱管を構成する複数の横断部31aのうち、奥側に向けて湯水を流す順方向横断部31aと、これに対して下方に隣接する位置にあり、手前側に向けて湯水を流す横断部31aとが水平方向にずれた位置関係にある。
【選択図】図2

Description

本発明は、給湯装置に関するものであり、特に一次熱交換器に加えて二次熱交換器を備えたものに関する。
従来より、下記特許文献1,2に開示されているような、いわゆる潜熱回収型の給湯装置が提供されている。この種の給湯装置は、燃料を燃焼するための燃焼手段と、これにおいて発生した燃焼ガスに含まれている顕熱を主として回収するための一次熱交換器と、潜熱を主として回収するための二次熱交換器とを備えている。
特開2006−207902号公報 特開2006−275367号公報
上記した潜熱回収型の給湯装置では、二次熱交換器において潜熱を回収することにより、熱効率の向上を図っているが、より一層の熱効率の向上が求められていた。また、上記した潜熱回収型の給湯装置では、二次熱交換器における熱交換に伴ってドレンが発生するが、このドレンが二次熱交換器を構成する受熱管に付着したままであると熱効率が低下してしまうという問題があった。また、従来技術の潜熱回収型の給湯装置では、さらなる熱効率の向上を目的とした場合、二次熱交換器が大型化してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、コンパクトな構成の二次熱交換器を採用しつつ、高熱交換率を達成可能な給湯装置の提供を目的とした。
上記した課題を解決すべく提供される本発明の給湯装置は、燃料を燃焼する燃焼手段と、当該燃焼手段における燃焼作動に伴って発生した燃焼ガスが下方に向けて流れる燃焼ガス通路と、当該燃焼ガス通路に対して燃焼ガスの流れ方向下流側に存在し、燃焼ガス通路を通過してきた燃焼ガスを上方に向けて流して排気する排気部と、燃焼ガス通路を流れる燃焼ガスとの熱交換により湯水を加熱可能な一次熱交換器と、当該一次熱交換器に対して、燃焼ガスの流れ方向下流側に配された二次熱交換器とを有し、当該二次熱交換器が、前記排気部内に配された受熱管を有し、当該受熱管内を流れる湯水を熱交換加熱できるものであり、前記受熱管が、排気部内を横断する横断部を複数有し、湯水の流れ方向上流側に位置する横断部と下流側に位置する横断部との間に折返部が設けられており、当該折返部において上流側の横断部から供給されてきた湯水の流れを折り返し、下流側の横断部に供給できるものであり、前記受熱管を構成する複数の横断部のうちの一である横断部Aと、当該横断部Aに対して下方に隣接する位置にある横断部Bと、が水平方向にずれた位置関係にあることを特徴としている(請求項1)。
本発明の給湯装置において二次熱交換器に採用されている受熱管は、複数の横断部を有し、このうちの一である横断部Aと、これに対して下方に隣接する位置にある横断部Bとが、互いに水平方向にずれた位置関係(以下、本願配置とも称す)にあり、両者の間が折返部で接続されたような構成とされている。そのため、仮に上下の横断部A,Bが水平方向に同一の位置関係(以下、上下並列配置とも称す)にある場合、すなわち横断部A,Bが、鉛直面に沿って上下に一列に並ぶように設けられているとした場合と同等の伝熱面積を確保しつつ、上下の横断部の間隔を狭くすることができる。さらに具体的には、本願配置では、例えば図5(a)に示すように横断部A,Bが上下および水平方向にずれた位置関係にあるため、横断部A,Bが所定の仮想面に沿って配置されていると仮定した場合、この仮想面は鉛直面に対して角度θだけ傾斜した状態になる。横断部A,B同士の間隔がDであると仮定した場合、本願配置では、横断部A,Bの上下方向の間隔(高さh)がD×cosθとなる。一方、上下並列配置を採用した場合は、例えば図5(b)に示すように横断部A,Bの上下方向の間隔(高さH)は、横断部A,B同士の間隔Dそのものとなる。言い換えれば、上下並列配置を採用した場合は、鉛直面に沿って横断部A,Bが配置されるため、前述した角度θが0度となる。そのため、本願配置を採用すれば、上下並列配置を採用した場合に比べ、各ターン部の高さがD×(1−cosθ)だけ相違する。従って、上述した本願配置を採用した場合、受熱管に上下方向に横断部A,Bの組み合わせがn組(n=自然数)分だけ設けられているとすると、上下並列配置を採用した場合よりも全体としてn×D(1−cosθ)分だけ二次熱交換器の高さを抑制し、給湯装置全体のコンパクト化に資することができる。
上述したように、本願配置を採用した受熱管を採用した場合は、受熱管を高密度に配置することができるため、その分だけ二次熱交換器における熱交換効率を向上させることができる。また、上述したように上下に並ぶ横断部A,Bが水平方向にずれた位置関係にあるため、受熱管に付着したドレンが下方に落下しやすく、その分だけ熱交換効率の低下を防止できると共に、ドレンの付着に伴う受熱管の腐食も防止できる。
上述した本発明の給湯装置は、受熱管が、横断部A,Bを折返部で繋いで構成されるターン部を複数有し、鉛直面V1と、当該鉛直面V1に対向する鉛直面V2を想定した場合に、各ターン部を構成する横断部Aが鉛直面V1に沿って配され、各ターン部を構成する横断部Bが鉛直面V2に沿って配されていることが望ましい(請求項2)。
かかる構成とした場合は、各ターン部を構成する横断部A,Bがそれぞれ鉛直面V1と、これに対向する鉛直面V2と、に沿って並ぶこととなる。そのため、上述した構成を採用すれば、受熱管の水平方向への広がりを鉛直面V1,V2で区画された領域から大きく外れない範囲内に抑制することができる。従って、上述した構成によれば、受熱管のサイズを高さ方向だけでなく、水平方向にもコンパクト化することができる。
上述した構成によれば、受熱管のサイズを水平方向にもコンパクト化することができるため、より一層受熱管を高密度に配置することができる。そのため、上述した構成を採用すれば、二次熱交換器における熱効率を向上させることができる。
上述した本発明の給湯装置は、受熱管が、鉛直面V1に沿って配された横断部Aと、前記鉛直面V1に対向する鉛直面V2に沿って配された横断部Bと、を有し、横断部A,Bが湯水の流れ方向に向けて交互に設けられており、横断部A,Bの間が折返部で接続されていることが望ましい(請求項3)。
かかる構成とした場合についても、受熱管の水平方向への広がりを鉛直面V1,V2で区画される領域を基準として所定の範囲内に抑制することが可能である。そのため、本発明によれば、二次熱交換器のサイズを高さ方向および水平方向にコンパクト化すると共に、受熱管に十分な伝熱面積を確保することができ、給湯装置のコンパクト化および熱効率の向上に資することができる。
上述した本発明の給湯装置は、受熱管が、横断部A,Bを折返部で繋いで構成されるターン部を複数有し、前記ターン部を構成する横断部および折返部が、所定の仮想面上に設けられていると想定した場合に、当該仮想面が、下方に向けて傾斜していることが望ましい(請求項4)。
かかる構成とした場合は、受熱管のターン部を構成する部分に付着したドレンが下方に落下しやすい。そのため、本発明の給湯装置では、受熱管にドレンが付着することによる受熱管の腐食や、熱交換効率の低下を防止することができる。
上述した本発明の給湯装置は、受熱管が、横断部A,Bを折返部で繋いで構成されるターン部を複数有し、当該ターン部が、横断部Aと、当該横断部Aに対して下方に位置する横断部Bと、を折返部で繋いで構成されるターン部T1と、上方のターン部T1を構成する横断部Bと、下方のターン部T1を構成する横断部Aと、を折返部で繋ぐことにより構成されたターン部T2と、を有し、前記ターン部T1を構成する横断部A,Bおよび折返部が、所定の仮想面I1に沿って設けられていると想定した場合に、当該仮想面I1が、鉛直面に対して所定方向に傾斜しており、前記ターン部T2を構成する横断部A,Bおよび折返部が、所定の仮想面I2に沿って設けられていると想定した場合に、当該仮想面I2が、鉛直面に対して前記仮想面I1とは逆方向に傾斜していることがより一層望ましい(請求項5)。
かかる構成とした場合は、ターン部T1,T2を構成する横断部A,Bのいずれもが鉛直面に対して所定の角度で傾斜した仮想面I1,I2に沿って配されているため、ドレンが受熱管に付着したまま滞留せず、落下しやすい。そのため、本発明によれば、受熱管にドレンが付着することによる熱効率の低下や、受熱管の腐食の問題を解消することができる。また、上述した構成によれば、受熱管の高さを最小限に抑制しつつ、受熱管における伝熱面積を十分確保できるため、二次熱交換器のコンパクト化および熱効率の向上に資することができる。
また、本発明の給湯装置では、受熱管における湯水の流れ方向にターン部T1,T2が互い違いに形成されるため、受熱管の水平方向への広がりを最小限に抑制することができる。従って、上述した構成によれば、受熱管のサイズを高さ方向だけでなく、水平方向にもコンパクト化することができると共に、二次熱交換器における熱効率をより一層向上させることができる。
上述した本発明の給湯装置は、受熱管が、排気部内において上方側から下方側に向けて湯水を流すことが可能なように配されていることが望ましい(請求項6)。
かかる構成とした場合、受熱管を流れる湯水は、排気部内において上方に向けて流れる燃焼ガスの流れに対して対向流となる。そのため、上述した構成を採用すれば、受熱管における熱交換効率をより一層向上させることができる。
上述した本発明の給湯装置は、燃焼ガス流路を流れてきた燃焼ガスが流入する集合筒部と、当該集合筒部から排気部への燃焼ガスの流入を許す導入口と、を有し、前記導入口の開口領域の上方であって、受熱管の下方の位置に庇部が設けられており、当該庇部によって、排気部から集合筒部へのドレンの流入を阻止可能であることが望ましい(請求項7)。
本発明の給湯装置では、燃焼ガス通路を通過してきた燃焼ガスが集合筒部に流入した後、排気部内に流入する。また、排気部内に配された二次熱交換器で発生したドレンは、燃焼ガスに晒されることによって酸性度が高くなり、腐食性を有する状態になる。そのため、二次熱交換器で発生したドレンが排気部から集合筒部に流入すると、酸性度の高くなったドレンが凝縮されるなどしてさらに酸性度や腐食性が高くなる。従って、耐食性を有さない材料で集合筒部などを構成した場合は、当該部位がドレンに晒されて腐食する可能性がある。しかし、本発明の給湯装置では、上記導入口の開口領域の上方であって受熱管の下方の位置に庇部を設け、これにより排気部から集合筒部にドレンが流入するのを阻止している。そのため、本発明の給湯装置では、前述したような集合筒部内にドレンが流入することにより、集合筒部などが腐食するのを防止することができる。また、上記した構成によれば、集合筒部などに耐食性に優れた高価な材料を採用する必要がなく、その分だけ製造コストを低減させることができる。
また、上述した本発明の給湯装置において、庇部は、第1の板体と、当該第1の板体に対して上下方向に所定の間隔をあけて配された第2の板体と、によって構成されており、前記第1,2の板体の間に形成された隙間を介して庇部の下方側から上方側に向けて燃焼ガスを流通させることが可能であることが望ましい(請求項8)。
かかる構成によれば、集合筒部から排気部に向けて導入口を介して燃焼ガスが通過可能であると共に、排気部内での熱交換により発生したドレンが導入口を介して集合筒部内に流入するのを確実に阻止可能とすることができる。
また、上述した本発明の給湯装置において、第1,2の板体の間に形成された隙間は、排気部内において受熱管が配された領域における水平方向略中央部に設けられていることが望ましい(請求項9)。
かかる構成によれば、二次熱交換器における熱交換において、部位によってムラが生じるのを防止することができる。
上述した本発明の給湯装置において、導入口は、第1,2の板体の間に形成された隙間に対し、第1,2の板体のうち上方に設けられた板体が設けられた方向に外れた位置に設けられていることが望ましい(請求項10)。
かかる構成によれば、導入口を介して排気部内に導入される燃焼ガスが、上記隙間を通ってスムーズに通過することができ、庇部の通気抵抗が過度に大きくなるのを防止できる。
上述した本発明の給湯装置は、第1,2の板体のうち、少なくとも一方に下り勾配が付けられていることが望ましい(請求項11)。
かかる構成によれば、受熱管を伝うなどして落下してきたドレンを、さらに庇部から下方に向けてスムーズに落下させることができる。
上述した本発明の給湯装置は、排気部に連通したドレン排出口を有し、当該ドレン排出口を介してドレンを排出可能であることが望ましい(請求項12)。
かかる構成によれば、排気部内で発生したドレンが、排気部よりも燃焼ガスの流れ方向上流側の高温の部分に流入し、水分の気化によりドレンの酸性度がさらに高くなるのを防止することができる。
上述した本発明の給湯装置において、燃焼手段は、液体燃料を気化した燃料ガスを燃焼するものであってもよい(請求項13)。
本発明のように燃焼手段として液体燃料を気化して燃焼する、いわゆる気化式の燃焼手段を採用した場合は、燃焼騒音を最小限に抑制できる。そのため、本発明の構成を採用すれば、例えば従来であれば排気部に配していた防音材などを省略したり、簡略なものとすることが可能である。
本発明によれば、コンパクトな構成の二次熱交換器を採用しつつ、高熱交換率を達成可能な給湯装置を提供できる。
続いて、本発明の一実施形態に係る給湯装置1について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、上下左右の位置関係は、特に断りのない限り、通常の設置状態を基準として説明する。
給湯装置1は、燃焼部2(燃焼手段)と、一次熱交換器20と、二次熱交換器30とを備えた、いわゆる潜熱回収型の給湯装置である。給湯装置1は、燃焼部2の下方に燃焼ケース3と、排気集合部5とを有する。また、燃焼部2の側方には、排気部6が設けられている。さらに、排気集合部5の下方には、中和器7が設けられている。燃焼ケース3および排気部6は、それぞれ給湯装置1の底側に設けられた排気集合部5に連通している。これにより、給湯装置1には、燃焼ケース3から排気集合部5を経て排気部6に至る、断面形状が略「U」字型となるように連通した空間が形成されている。
燃焼部2は、従来公知のいかなる燃焼装置を採用したものであってもよいが、本実施形態では、液体燃料を気化して燃焼ガスを生成し燃焼する、いわゆる気化式の燃焼装置が採用されている。そのため、燃焼部2は、従来公知の噴霧式の燃焼装置のように、液体燃料を噴霧ノズルから噴霧して燃焼する燃焼形態を採用したものに比べ、燃焼騒音が小さい。燃焼部2は、火炎を下方に設けられた燃焼ケース3側に向けて形成するように燃焼作動することができる。
燃焼ケース3は、燃焼部2に対して下方側に位置しており、燃焼部2における燃焼動作に伴って発生する高温の燃焼ガスが流れる部分(燃焼ガス通路)である。燃焼ケース3の周囲には、内部を流れる高温の燃焼ガスにより過度に高温となるのを防止すべく、水管15が巻き付けられている。水管15の一端側には接続口16が設けられており、これに後に述べる配管38が接続されている。また、水管15の他端側は、後に詳述する一次熱交換器20の一次入水口25に接続されている。
燃焼ケース3の下端側の部分には、一次熱交換器20が設けられている。一次熱交換器20は、燃焼ケース3を流れてきた燃焼ガス中に含まれている顕熱を主として回収するためのものである。一次熱交換器20は、いわゆるフィンアンドチューブ型の熱交換器によって構成されている。すなわち、一次熱交換器20は、略「コ」字型に屈曲した一連の水管21を有し、この水管21が燃焼ケース3を横断するように挿通されている。水管21には、多数のフィン22が装着されている。一次熱交換器20は、燃焼ケース3内を流れる高温の燃焼ガスとの熱交換により、水管21内を流れる湯水を熱交換加熱することができる。
水管21は、その一端側に一次出水口23を有し、他端側に一次入水口25を有する。一次出水口23は、図示しない配管等を介してカラン等の湯水の供給先に接続されている。一方、一次入水口25には、燃焼部2に巻き付けられた水管15が接続されている。
排気集合部5は、燃焼ケース3の下方に配置され、燃焼ケース3に直接連通した部分である。排気集合部5は、給湯装置1の底側において給湯装置1の幅方向(図1において左右方向)に伸びる内部空間を有する。また、排気集合部5は、燃焼ケース3の側方に配された排気部6とも連通している。そのため、排気集合部5は、燃焼ケース3を下方に向けて流れる燃焼ガスを流入させるとともに、当該燃焼ガスを排気部6に向けて流出させる部分として機能する。すなわち、排気集合部5は、下方に向けて流れる燃焼ガスの流れ方向を上方に向けて折り返すための部分として機能する。
図1に示すように、排気部6は、外壁部材6aによって四方を囲まれ、上下方向に連通した空間6bを有する。排気部6は、上端側に排気筒6cを有し、これを介して空間6bが外部雰囲気と連通している。また、排気部6内の空間6bは、下端側に設けられた導入口6eを介して排気集合部5と連通している。導入口6eは、バーリング加工によりその開口縁が空間6b側に向けて突出するように形成されている。これにより、排気部6側から排気集合部5側へのドレンの落下が防止されている。
図1〜図3に示すように、排気部6の空間6b内には、二次熱交換器30が配されている。二次熱交換器30は、複数の受熱管31と、入水側ヘッダ32と出水側ヘッダ33とを備えている。受熱管31は熱伝導性に優れ、表面が平滑な配管によって形成されていうる。そのため、熱交換に伴って発生するドレンが各受熱管31の表面に付着しても、このドレンは、受熱管31の表面に滞ることなく、スムーズに落下する。各受熱管31は、それぞれ排気部6内において上下方向に伸びるように並べて配されている。
各受熱管31は、その一端側が排気部6の上端側に設けられた入水側ヘッダ32に接続されており、他端側が排気部6の下端側に設けられた出水側ヘッダ33に接続されている。そのため、二次熱交換器30に供給された湯水は、先ず入水側ヘッダ32に流入した後、これに接続された各受熱管31に分かれて流れ、その後出水側ヘッダ33に集まって外部に流出することとなる。
図2や図3に示すように、受熱管31は、中途においてほぼ「く」の字型に複数回折り返された形状とされている。これにより、受熱管31は、中途に排気部6内を横断する横断部31aが複数形成されており、この横断部31a,31a同士の間に折返部31bを有する。横断部31aは、下り勾配を付けて配されている。また、横断部31aは、上下方向に隣接する位置に配された横断部31aとその下り勾配の方向が異なる。具体的には、図3に示すように、横断部31aのうち受熱管31の最も上方側(上流側)に位置するものは、給湯装置1の背面側(図3において左側)に向かうにつれて下方に傾斜するように下り勾配を付けて配されている。一方、この横断部31aの下方(下流側)に隣接する位置にある横断部31aは、折返部31bを介して横断部31aに繋がっており、給湯装置1の正面側(図3において右側)に向かうにつれて下方に傾斜するように下り勾配を付けて配されている。このように、受熱管31には、横断部31aと折返部31bとが次々と連続して設けられており、一連の流路が形成されている。そのため、受熱管31に湯水が供給されると、この湯水は、給湯装置1の正面側と背面側との間をジグザグに往復動するように流れながら、徐々に下方側にある出水側ヘッダ33に向かうこととなる。
図3等に示すように、受熱管31は、複数設けられた横断部31aのうち、給湯装置1の正面側から背面側に向けて湯水が流れるものを順方向横断部31a(横断部A)、背面側から正面側に向けて湯水が流れるものを逆方向横断部31a(横断部B)とし、順,逆方向横断部31a,31aを折返部31bで接続したものをターン部Tとした場合、ターン部Tが上下方向に多数連なった構成とされている。この場合、上方側に位置するターン部をターン部T1、この下方側に位置するターン部をターン部T2とした場合、ターン部T1の逆方向横断部31a(横断部B)と、ターン部T2の順方向横断部31a(横断部A)とは、同一の横断部31aによって構成される。このようにターン部T1,T2を想定した場合、順,逆方向横断部31a,31aは上下方向に離れると共に、水平方向、より具体的には湯水の流れ方向に対して交差する方向にずれた位置関係にある。そのため、図5(a)に示すように各ターン部T1,T2をなす順,逆方向横断部31a,31aやこれらを繋ぐ折返部31bが仮想面I1,I2に沿って配置されていると仮定した場合、この仮想面I1,I2が鉛直面V1,V2に対して傾斜している。
また、図5(a)に示すように、各ターン部Tの順方向横断部31aは、鉛直面V1に沿うように上下方向に並んでおり、各ターン部Tの逆方向横断部31aは、鉛直面V1に対して所定の間隔をあけて平行な鉛直面V2に沿うように上下方向に並んで配置されている。順方向横断部31aとこの下方にある順方向横断部31aを含むターン部T1が沿う仮想面I1と、逆方向横断部31aとこの下方にある正方向横断部31aを含むターン部T2が沿う仮想面I2とは、鉛直面に対して互いに逆方向に傾斜している。そのため、図1や図5(a)に示すように、二次熱交換器30を構成する受熱管31を給湯装置1の正面側から見ると、ほぼ「く」字型に折れ曲がった部分が上下方向に連なっているかのように見える。
順方向横断部31aおよび逆方向横断部31aは、それぞれ鉛直面V1,V2に沿って上下方向に所定のピッチ毎に設けられている。上述した仮想面I1と鉛直面とがなす角度θ1、並びに、仮想面I2と鉛直面V1,V2とがなす角度θ2は、いずれの部位においても同一とされている。また、本実施形態では、なす角度θ1,θ2についても同一とされている。
図1や図2等に示すように、二次熱交換器30は、上述したように屈曲した形状の受熱管31が複数(本実施形態では4本)、並べて配された構造とされており、各受熱管31が上下方向に向く姿勢とされて排気部6内に収容されている。各受熱管31は、排気部6内において給湯装置1の幅方向(図1に示す状態において左右方向)に並べて配置されている。また、各受熱管31は、横断部31aが給湯装置1の奥行き方向(図1に示す状態において紙面に対して交差する方向)に伸びるように配置されている。
二次熱交換器30において、隣接する受熱管31同士の間には、僅かな隙間が設けられているが、各受熱管31のターン部Tが折り重なるように配置されている。そのため、二次熱交換器30は、各受熱管31の間を流れる燃焼ガスの通気抵抗が比較的大きい。従って、二次熱交換器30に流入した燃焼ガスは、各受熱管31同士の間をゆっくりと流れ、潜熱が十分回収された後に排出される。
各受熱管31の上端側は、それぞれ入水側ヘッダ32に接続されている。入水側ヘッダ32には、二次入水口35が設けられている。また、二次入水口35には、図示しない配管を介して図示しない給水源に接続されている。一方、各受熱管31の下端側は、それぞれ出水側ヘッダ33に接続されている。出水側ヘッダ33には、二次出水口37が設けられている。二次出水口37は、配管38を介して上記した一次熱交換器20の接続口16に接続されている。
図1や図4に示すように、排気部6は、二次熱交換器30が配置された熱交配置領域6xの流路断面積が、これよりも下方側に設けられた上流側領域6yや、上方側に設けられた下流側領域6zよりも狭められている。熱交配置領域6xの断面領域の大きさは、二次熱交換器30がほぼ隙間無く納まる程度の大きさとされている。そのため、排気部6の上流側領域6y内に流入した燃焼ガスは、ほぼ全てが熱交配置領域6xに配された二次熱交換器30の各受熱管31同士の間を下方から上方に向けて通過し、下流側領域6z側に抜けることとなる。
排気部6は、二次熱交換器30の下方側、さらに詳細には熱交配置領域6xと上流側領域6yとの境界部分に庇部40を有する。庇部40は、二次熱交換器30において熱交換に伴って発生したドレンを受け、排気部6の内周面側に向けて案内するために設けられている。庇部40は、2枚の板体41,42によって構成されている。板体41,42は、排気部6の幅方向一端側(図1において右側)から他端側(図1において左側)に向けて下方に傾斜するように取り付けられている。
板体41の一端(以下、基端とも称す)と排気部6の内周面との間には、隙間がほとんど設けられていない。板体41の他端(以下、自由端とも称す)は、熱交配置領域6xの幅方向のほぼ中央部に至っている。板体42は、一端(以下、上流端とも称す)側が板体41の自由端に対して下方に僅かにずれた位置に固定されている。そのため、板体41,42の間には、熱交配置領域6xの幅方向のほぼ中央部において隙間43が形成されている。また、板体41,42は、隙間43が設けられた位置において上下に重複している。すなわち、板体41の自由端は、板体42の上流端よりも板体42の他端(以下、下流端とも称す)側に突き出している。そのため、庇部40の上方にある二次熱交換器30から落下してきたドレンが、隙間43を介して庇部40の下方に侵入しにくい。また、板体42の下流端側には、下方に向けて折り曲げられた折曲部45が設けられている。板体42の折曲部45は、排気部6の内周面から離されている。そのため、板体42の表面を伝って下流端側に落下するドレンは、排気部6の上流側領域6yにおいて、折曲部45と排気部6の内周面との間に設けられた領域46に集中する。
上流側領域6yには、上記した領域46に連通するようにドレン排出口47が設けられている。ドレン排出口47は、排気集合部5の下方に設けられた中和器7に対して配管接続されている。また、上流側領域6yには、上述したように排気部6の底面に設けられた燃焼ガスの導入口6eが設けられているが、この導入口6eは、庇部40を構成する板体41の基端側に偏在した位置に設けられている。そのため、板体42の折曲部45を伝って落下してきたドレンが導入口6eを介して排気集合部5側に流入しにくい。また、導入口6eが板体41の基端側に偏在しているため、排気集合部5側から流入してきた燃焼ガスが庇部40の隙間43を介して、二次熱交換器30の幅方向のほぼ中央部に向けてスムーズに流れる。
続いて、給湯装置1の動作について、燃焼ガスや湯水の流れを中心として詳細に説明する。給湯装置1は、図示しない流量センサ等により外部の給水源から二次熱交換器30に向けて湯水が供給されてきたことが検知されると、燃焼部2が燃焼作動を開始する。燃焼部2における燃焼作動に伴って発生した燃焼ガスは、燃焼ケース3内を下方に向けて流れる。その後、燃焼ガスは、給湯装置1の底側に設けられた排気集合部5を通過し、排気部6の底面に設けられた導入口6eを介して排気部6側に抜ける。このようにして排気部6内に流入した燃焼ガスは、排気部6の上流側領域6yと熱交配置領域6xとの境界部分に配された庇部40の隙間43を通過し、熱交配置領域6xのほぼ中央部に流入する。熱交配置領域6xに流入した燃焼ガスは、二次熱交換器30を構成する各受熱管31の間を縫うようにして流れた後、下流側領域6zに至り、排気筒6cを介して外部に排気される。
一方、外部から供給されてきた湯水は、二次熱交換器30の入水側ヘッダ32を介して、これに接続されている複数(図示状態では4本)の受熱管31のそれぞれに流入する。各受熱管31に流入した湯水は、横断部31aおよび折返部31bとの繰り返しによって給湯装置1の正面側と背面側との間を行き来するように形成されたジグザグ状の流路内を下方側に向けて流れる。受熱管31における湯水の流れは、全体として上方から下方に向けて流れるものであるため、空間6b内を上方に向けて流れてくる燃焼ガスの流れと対向流の関係にある。そのため、各受熱管31を流れる湯水は、燃焼ガスと効率よく熱交換しながら排気部6の下方側に設けられた出水側ヘッダ33に向けて流れる。
ここで、上記したようにして二次熱交換器30において熱交換が行われると、排気部6内を流れる燃焼ガス中に含まれている潜熱が各受熱管31内を流れる湯水に回収される。これに伴い、燃焼ガス中に含まれている水分が凝集され、二次熱交換器30の受熱管31の表面にドレンが付着する。上述したように、各受熱管31において上下に並ぶ横断部31a(順方向横断部31a,逆方向横断部31a)は、鉛直面V1,V2に対して傾斜した仮想面I1,I2に沿うように配置されている。そのため、各受熱管31に付着したドレンは、下方に設けられた庇部40に向けてスムーズに落下する。庇部40に落下したドレンは、板体41,42の傾斜面を伝って板体42の下流端側に向けて流れ、板体42の折曲部45と排気部6の内周面との間にある領域46に集まる。領域46に集まったドレンは、ドレン排出口47を介して中和器7に向けて排出され、中和される。
上記したようにして二次熱交換器30において加熱された湯水は、出水側ヘッダ33に設けられた二次出水口37から流出する。二次出水口37から流出した湯水は、これに接続された配管38を介して一次熱交換器20に一次入水口25から流入する。一次熱交換器20に流入した湯水は、燃焼ケース3内を下方に向けて流れる高温の燃焼ガスとの熱交換により加熱された後、一次出水口23から流出する。一次出水口23から流出した高温の湯水は、これに配管(図示せず)等を介して接続されたカランや浴槽等の湯水の供給先に供給される。
上述したように、本実施形態において二次熱交換器30の受熱管31は、複数の横断部31aのうちの一つである順方向横断部31aと、これに対して下方に隣接する位置にある逆方向横断部31aとが、互いに水平方向にずれた位置関係とされ、両者の間が折返部31bで接続されている(図5(a)参照)。そのため、順,逆方向横断部31a,31aの間隔を同一の間隔Dとし、順,逆方向横断部31a,31aを含んで構成されるターン部T(T1,T2)が沿う仮想面I1,I2が鉛直面V1,V2に対してなす角の角度をθとした場合、図5(b)のように、順,逆方向横断部31a,31aが水平方向に位置ズレせず、上下に並んだ状態とする場合と同等の伝熱面積を確保しつつ、ターン部T毎にD×(1−cosθ)だけ二次熱交換器30の高さ方向にコンパクト化することができる。本実施形態では、ターン部Tを複数(nターン)設けているため、二次熱交換器30全体としてn×D(1−cosθ)分だけ高さを抑制することができる。
上記実施形態では、受熱管31を構成する全てのターン部Tについて、一定の角度θで傾斜した仮想面I1,I2に沿うように順,逆方向横断部31a,31aが配された構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、一部のターン部Tについて順,逆方向横断部31a,31aが図5(b)のように鉛直方向に並んで配された構成であってもよい。また、受熱管31を構成する一部または全部のターン部Tについて、仮想面I1,I2の角度θが相違していてもよい。すなわち、順,逆方向横断部31a,31aの上下方向のズレや、幅方向のズレの大きさが、ターン部T毎に相違していてもよい。
また、本実施形態で説明したような形状の受熱管31を二次熱交換器30に採用すると、受熱管31を高密度に配置することができ、その分だけ熱交換効率を向上させることができる。さらに、各ターン部Tを構成する順,逆方向横断部31a,31aが鉛直面V1,V2に対して傾斜した仮想面I1,I2に沿うように設けられているため、熱交換により受熱管31に付着したドレンが下方に向けて落下しやすい。従って、上述した二次熱交換器30を採用することにより、ドレンの付着に伴う熱交換効率の低下や、受熱管31の腐食を防止できる。
本実施形態で二次熱交換器30において採用されている受熱管31は、対向する2つの鉛直面V1,V2のうち一方の鉛直面V1に沿って順方向横断部31aが設けられ、他方の鉛直面V2に沿って逆方向横断部31aが設けられている。そのため、各受熱管31の幅方向への広がり、すなわち順,逆方向横断部31a,31aにおける湯水の流れ方向に対して交差する方向への広がりは、鉛直面V1,V2で区画された領域を大きく外れない。従って、上述した構成によれば、受熱管31や二次熱交換器30のサイズを高さ方向だけでなく、水平方向にもコンパクト化することができる。また、このような構成とすることにより、受熱管31を高密度に配置することができるため、二次熱交換器30における熱効率を向上させることができる。
上述したように、二次熱交換器30は、受熱管31が、排気部6内において上方側から下方側に向けて湯水を流通可能なように配されているため、排気部6内を上方に向けて流れる燃焼ガスの流れに対して湯水の流れが対向流となる。そのため、二次熱交換器30は、受熱管31における熱交換効率が高い。
図1等に示すように、上記した二次熱交換器30は、入水側ヘッダ32に設けられた二次入水口35、並びに、出水側ヘッダ33に設けられた二次出水口37が同一側に設けられている。すなわち、図6(a)に示すように、入水側ヘッダ32および出水側ヘッダ33に接続された各受熱管31を第1〜第m受熱管31(m=自然数:本実施形態ではm=4)の順に並んでいるとした場合、二次入水口35および二次出水口37の双方が第1受熱管31側に設けられている。かかる構成とした場合、第1〜第m受熱管31のうち、二次入水口35および二次出水口37の双方に近い第1受熱管31などに湯水の流れが集中し、入水側ヘッダ32や出水側ヘッダ33の末端部分に接続された第m受熱管31側と第1受熱管31側とで湯水の流れに分布が生じる可能性がある。かかる分布の発生が想定される場合は、図6(b)に示すように、第1受熱管31側に二次入水口35を設け、第m受熱管31側に二次出水口37を設けた構成とすることにより、前述した湯水の流れの分布を解消あるいは抑制することができ、二次熱交換器30における加熱ムラの発生をより一層確実に防止することができる。
上述したように、本実施形態では、排気部6内において、導入口6eの開口領域の上方であって、二次熱交換器30の受熱管31の下方に相当する位置に庇部40を設けた構成としている。そのため、二次熱交換器30における熱交換により発生したドレンが下方に落下しても、導入口6eを介して排気集合部5内に入るのを防止することができる。これにより、燃焼作動に伴って高温雰囲気となる排気集合部5に、燃焼ガスにさらされたドレンが入って排気集合部5内でドレンの酸性度や腐食性が向上したり、排気集合部5等がドレンの影響で腐食するのを防止することができる。また、排気集合部5の腐食を防止できるため、排気集合部5をドレンによる腐食などを考慮した構成としたり、排気集合部5に耐食性に優れた高価な材質を採用する必要がない。
上述したように、排気部6に設けられた庇部40は、板体41と、当該板体41に対して下方に所定の間隔をあけて配された板体42とによって構成されており、前記板体41,42の間に形成された隙間43を介して庇部40の下方側から上方側に向けて燃焼ガスを流通させることが可能である。また、板体41の自由端は、板体42の上流端よりも板体42の下流端側に突き出しており、板体41,42を上方から観察した状態において板体41の自由端側の部分と板体42の上流端側の部分とが重複している。さらに、このような構成とすると、熱交配置領域6xへの燃焼ガスの導入口として機能する隙間43が水平方向に開口した状態になるため、上方から落下してくるドレンが隙間43を介して下方の上流側領域6yや排気集合部5に侵入するのを防止することができる。そのため、庇部40の上方にある二次熱交換器30からドレンが落下してきたとしても、隙間43を介して庇部40の下方に侵入しにくい。
また、上述した庇部40の隙間43は、排気部6において二次熱交換器30が配されている熱交配置領域6xの幅方向のほぼ中央部において開口している。そのため、上述した構成とすれば、二次熱交換器30における湯水の加熱ムラが発生するのを防止することができる。
上記したように、排気部6において、導入口6eは、庇部40に設けられた隙間43に対し、上方に設けられた板体41側に外れた位置に設けられている。そのため、導入口6eを介して排気部内に導入される燃焼ガスは、隙間43を通ってスムーズに通過することができ、庇部40の通気抵抗が過度に大きくなるのを防止できる。また、上方に設けられた板体41側に外れた位置に設けることで、庇部40を伝って流れるドレンの流れ方向下流側、すなわち板体42側におけるドレンの集合位置(領域46に相当)から離れた位置に導入口6eが設けられることとなる。そのため、導入口6eの配置を板体41の基端側に外れた位置にずらして配置することにより、庇部40に集まったドレンが誤って導入口6eを介して排気集合部5に侵入するのを防止できる。
上記した庇部40は、板体41,42の双方に下り勾配が付けられているため、二次熱交換器30側から落下してきたドレンが板体41,42の表面を伝ってスムーズに流れ、領域46に集まる。そのため、このような構成とすることにより、庇部40の表面や排気部6内にドレンが滞留するのを防止することができる。また、上記したように、排気部6には、ドレン排出口47が設けられており、庇部40を伝って板体42の折曲部45と排気部6の内周面との間に設けられた領域46に集まったドレンをドレン排出口47を介して中和器7に向けて排出可能とされている。そのため、上記した構成によれば、二次熱交換器30で発生したドレンを排気集合部5に流入させることなく、中和器7に導入し、中和させることができる。
なお、上記実施形態では、板体41,42の双方がほぼ同一の傾斜で取り付けられた構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、両者の傾斜が相違するものであってもよい。また、板体41,42のうち、いずれか一方又は双方が傾斜していない構成であってもよい。
上記実施形態では、受熱管31として、表面に凹凸がない、いわゆる裸管を採用したものを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばいわゆるフレキシブル管やコルゲート管のように表面に凹凸を有するものであってもよい。また、受熱管31として表面に凹凸を有するものを採用する場合であっても、ドレンをスムーズに落下させ回収するためには、凹凸の大きさはなるべく小さいものであることが望ましい。
上記実施形態では、二次熱交換器30において受熱管31を高密度に配置し、さらに排気部6の熱交配置領域6xを二次熱交換器30がほぼ隙間無く納まる程度の大きさとしたものであるため、二次熱交換器30における通気抵抗が十分大きく、燃焼ガスとの熱交換を十分行えるものであったが、本発明は上記構成に限定されるものではない。具体的には、図7に示すように、上記構成に加えて、さらに二次熱交換器30の受熱管31の折り曲げ部分、すなわち上下に並んだ複数の横断部31aのうちの一又は複数の下方に邪魔板50を設けることで、さらに燃焼ガスの滞留時間を延長することも可能である。また、上記したように排気部6の熱交配置領域6xの流路断面積を二次熱交換器30がほぼ隙間無く納まる大きさとする代わりに、前述したような邪魔板50を設けた構成としてもよい。かかる構成によれば、熱交配置領域6xにおける燃焼ガスの滞留時間を潜熱を回収するのに十分な程度まで延長することができ、熱交換効率をさらに向上させることができる。
また、上述したような邪魔板50を設けた場合は、受熱管31において発生したドレンが邪魔板50に落下することになる。そのため、上記した庇部40と同様にドレンを回収するために邪魔板50を利用することも可能である。
上記したように、受熱管31は、中途に複数設けられた折返部31bにおいてほぼ「く」字型に折り曲げられた形状とされている。そのため、二次熱交換器30は、受熱管31が燃焼ガスにさらされ高温になっても、受熱管31の膨張に伴って発生するひずみが最小限となるように緩和することができる。
上述したように、給湯装置1では、燃焼部2として液体燃料を気化して燃焼する、いわゆる気化式の燃焼形態を採用したものを採用しており、いわゆる逆燃焼方式のように液体燃料を噴霧して燃焼する燃焼形態を採用したものに比べて燃焼騒音が小さい。そのため、上記した給湯装置1では、排気部6などに防音材を設ける必要がなく、防音材がドレンに濡れて腐食や劣化を起こしたり、防音材が十分な防音性能を発揮できなくなるといった不都合が発生しない。
上記した給湯装置1では、燃焼騒音の発生や防音材の省略等の観点から気化式の燃焼形態を採用した燃焼部2を備えた構成とされていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、従来公知の逆燃焼方式等、いかなる燃焼形態を採用したものを燃焼部2として採用してもよい。なお、燃焼部2として逆燃焼方式のものなどを採用することで、燃焼騒音の発生やドレンの付着による防音材の劣化等の問題が懸念される場合は、防音材を排気部6の外壁面に取り付ける等して、防音材にドレンの付着を回避可能な構成を採用することが望ましい。
本発明の一実施形態にかかる給湯装置の一部を断面視した正面図である。 図1のA−A断面図である。 図2のB方向矢視図である。 図3のC−C断面図である。 (a)は二次熱交換器に採用されている受熱管の構造を示す拡大断面図であり、(b)は横断部を上下方向に一列に配置した状態における受熱管の構造を示す拡大断面図である。 (a)は図1に示す給湯装置で採用されている二次熱交換器の構成を示す正面図であり、(b)は(a)の変形例にかかる二次熱交換器の構成を示す正面図である。 排気部内に邪魔板を設けた変形例を示す側面図である。
符号の説明
1 給湯装置
2 燃焼部(燃焼手段)
3 燃焼ケース(燃焼ガス通路)
6 排気部
6e 導入口
20 一次熱交換器
30 二次熱交換器
31 受熱管
31a 横断部(横断部A,B)
31b 折返部
40 庇部
41,42 板体
43 隙間
47 ドレン排出口

Claims (13)

  1. 燃料を燃焼する燃焼手段と、
    当該燃焼手段における燃焼作動に伴って発生した燃焼ガスが下方に向けて流れる燃焼ガス通路と、
    当該燃焼ガス通路に対して燃焼ガスの流れ方向下流側に存在し、燃焼ガス通路を通過してきた燃焼ガスを上方に向けて流して排気する排気部と、
    燃焼ガス通路を流れる燃焼ガスとの熱交換により湯水を加熱可能な一次熱交換器と、
    当該一次熱交換器に対して、燃焼ガスの流れ方向下流側に配された二次熱交換器とを有し、
    当該二次熱交換器が、前記排気部内に配された受熱管を有し、当該受熱管内を流れる湯水を熱交換加熱できるものであり、
    前記受熱管が、排気部内を横断する横断部を複数有し、湯水の流れ方向上流側に位置する横断部と下流側に位置する横断部との間に折返部が設けられており、当該折返部において上流側の横断部から供給されてきた湯水の流れを折り返し、下流側の横断部に供給できるものであり、
    前記受熱管を構成する複数の横断部のうちの一である横断部Aと、当該横断部Aに対して下方に隣接する位置にある横断部Bと、が水平方向にずれた位置関係にあることを特徴とする給湯装置。
  2. 受熱管が、横断部A,Bを折返部で繋いで構成されるターン部を複数有し、
    鉛直面V1と、当該鉛直面V1に対向する鉛直面V2を想定した場合に、各ターン部を構成する横断部Aが鉛直面V1に沿って配され、各ターン部を構成する横断部Bが鉛直面V2に沿って配されていることを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  3. 受熱管が、鉛直面V1に沿って配された横断部Aと、前記鉛直面V1に対向する鉛直面V2に沿って配された横断部Bと、を有し、横断部A,Bが湯水の流れ方向に向けて交互に設けられており、横断部A,Bの間が折返部で接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の給湯装置。
  4. 受熱管が、横断部A,Bを折返部で繋いで構成されるターン部を複数有し、
    前記ターン部を構成する横断部および折返部が、所定の仮想面上に設けられていると想定した場合に、当該仮想面が、下方に向けて傾斜していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の給湯装置。
  5. 受熱管が、横断部A,Bを折返部で繋いで構成されるターン部を複数有し、
    当該ターン部が、横断部Aと、当該横断部Aに対して下方に位置する横断部Bと、を折返部で繋いで構成されるターン部T1と、
    上方のターン部T1を構成する横断部Bと、下方のターン部T1を構成する横断部Aと、を折返部で繋ぐことにより構成されたターン部T2と、を有し、
    前記ターン部T1を構成する横断部A,Bおよび折返部が、所定の仮想面I1に沿って設けられていると想定した場合に、当該仮想面I1が、鉛直面に対して所定方向に傾斜しており、
    前記ターン部T2を構成する横断部A,Bおよび折返部が、所定の仮想面I2に沿って設けられていると想定した場合に、当該仮想面I2が、鉛直面に対して前記仮想面I1とは逆方向に傾斜していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の給湯装置。
  6. 受熱管が、排気部内において上方側から下方側に向けて湯水を流すことが可能なように配されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の給湯装置。
  7. 燃焼ガス流路を流れてきた燃焼ガスが流入する集合筒部と、
    当該集合筒部から排気部への燃焼ガスの流入を許す導入口と、を有し、
    前記導入口の開口領域の上方であって、受熱管の下方の位置に庇部が設けられており、
    当該庇部によって、排気部から集合筒部へのドレンの流入を阻止可能であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の給湯装置。
  8. 庇部が、第1の板体と、当該第1の板体に対して上下方向に所定の間隔をあけて配された第2の板体と、によって構成されており、前記第1,2の板体の間に形成された隙間を介して庇部の下方側から上方側に向けて燃焼ガスを流通させることが可能であることを特徴とする請求項7に記載の給湯装置。
  9. 第1,2の板体の間に形成された隙間が、排気部内において受熱管が配された領域における水平方向略中央部に設けられていることを特徴とする請求項8に記載の給湯装置。
  10. 導入口が、第1,2の板体の間に形成された隙間に対し、第1,2の板体のうち上方に設けられた板体が設けられた方向に外れた位置に設けられていることを特徴とする請求項8又は9に記載の給湯装置。
  11. 第1,2の板体のうち、少なくとも一方に下り勾配が付けられていることを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の給湯装置。
  12. 排気部に連通したドレン排出口を有し、当該ドレン排出口を介してドレンを排出可能であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の給湯装置。
  13. 燃焼手段が、液体燃料を気化した燃料ガスを燃焼するものであることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の給湯装置。
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