JP2010007229A - 立体駐輪設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】格納可能なサイズの二輪車であるか否かの判定を行うための手段の実施形態が容易な立体駐輪設備を提案する。
【解決手段】左右横方向に移動自在な複数枚の扉単体15a〜15fから成る開閉扉14によって開閉される二輪車出し入れ用の横長開口部4を備えた二輪車の立体駐輪設備において、前記開閉扉14の表面に、この開閉扉14が横長開口部4を全閉する状態にあるときに二輪車の輪郭を表す表示17Aを設け、この輪郭表示17Aは、この立体駐輪設備に格納可能な二輪車の最大サイズをほぼ等寸大で表示するもので、前記開閉扉14の外側に隣接させて当該開閉扉14と平行な向きに位置させた判定対象二輪車Wを前記開閉扉14に向かって見たとき、この判定対象二輪車Wの輪郭が前記輪郭表示17Aの内側に入っていることで当該判定対象二輪車Wが格納可能な二輪車Wと判定できるように表示されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、自転車などの二輪車の格納に利用される立体駐輪設備に関するものである。
自転車などの二輪車の格納に利用される立体駐輪設備は、垂直循環経路を回動する各支持台に複数台の二輪車を並列状に支持する構造であって、各支持台間の上下間隔を最小限に抑えると共に、各支持台の左右横幅をできる限り狭めながら1つの支持台上で支持できる二輪車の台数を多くするために、利用できる二輪車の最大サイズを制限する状態で設計製造されているものである。従って、この種の立体駐輪設備には、例えば特許文献1に記載されるように、この設備の利用者が持ち込む二輪車が規定のサイズを超えるものでないかを簡単に判定できるゲージを併設することが考えられている。而して、特許文献1に記載された従来の二輪車サイズ判定用ゲージは、設備に格納可能な最大サイズの二輪車の輪郭を等寸大で表示した輪郭表示板で構成されており、当該輪郭表示板に隣接させて当該輪郭表示板と平行な向きに位置させた判定対象二輪車を前記輪郭表示板に向かって見たとき、この判定対象二輪車の輪郭が前記輪郭表示板に表示されている輪郭表示の内側に入っていることで当該判定対象二輪車が格納可能な二輪車と判定できるように構成したものであった。
特開2007−154497号公報
上記のような特許文献1に記載された構成では、少なくとも格納可能な最大サイズの二輪車の輪郭を等寸大で表示できるほどの大型サイズの輪郭表示板を、立体駐輪設備に持ち込む二輪車の通路脇などに、当該輪郭表示板の前に判定対象二輪車を位置させてサイズ判定が無理なく行えるように設置しなければならないので、幅に余裕のある二輪車持ち込み通路が必須になり、確保できる建設用地の面積が制限される関係で、二輪車出し入れ用開口部が直接一般道に面するような場所に建設される立体駐輪設備には活用することができなかった。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消し得る立体駐輪設備を提供することを目的とするものである。即ち、本発明は、この種の立体駐輪設備の開閉扉によって開閉される二輪車出し入れ用開口部の左右横幅が、この開口部前に呼び出した1つの支持台上の並列する複数の二輪車支持位置に対して二輪車の出し入れを行う関係から、通常は、格納可能な最大サイズの二輪車の全長を超えるほどのサイズを持ち、しかも当該開口部前には、持ち込む二輪車を開口部に向かって待機できる程度の空間が確保されている点に着目したものであって、請求項1に記載の立体駐輪設備は、後述する実施形態の参照符号を付して示すと、左右横方向に移動自在な複数枚の扉単体15a〜15fから成る開閉扉14によって開閉される二輪車出し入れ用の横長開口部4を備えた二輪車の立体駐輪設備において、前記開閉扉14の表面に、この開閉扉14が横長開口部4を全閉する状態にあるときに二輪車の輪郭を表す表示17Aを設け、この輪郭表示17Aは、この立体駐輪設備に格納可能な二輪車の最大サイズをほぼ等寸大で表示するもので、前記開閉扉14の外側に隣接させて当該開閉扉14と平行な向きに位置させた判定対象二輪車Wを前記開閉扉14に向かって見たとき、この判定対象二輪車Wの輪郭が前記輪郭表示17Aの内側に入っていることで当該判定対象二輪車Wが格納可能な二輪車Wと判定できるように表示されている。
上記構成の本発明を実施するについて、具体的には請求項2に記載のように、前記輪郭表示17Aは、二輪車Wの輪郭を囲む単純化された外側輪郭線28と、その内側に表示された二輪車表示線27との組み合わせから構成することができる。
又、請求項3に記載のように、前記輪郭表示17Aの二輪車前輪先端相当位置に合致させて、判定対象二輪車Wの前輪fw先端を当接させることができる前輪当接用垂直面19aを、前記横長開口部4の左右一端部の外側に設けておくことができる。この場合、前記前輪当接用垂直面19aは、前記横長開口部4の左右一端部の外側に出っ張る壁側面16bや固定的に突設された板材などで構成することもできるが、請求項4に記載のように、前記横長開口部4の左右一端部に、使用姿勢F1と格納姿勢F2とに切り換え自在に突設された板材19で前記前輪当接用垂直面19aを構成するのが望ましい。
上記請求項4に記載の構成を採用する場合、請求項5に記載のように、前記前輪当接用垂直面19aを形成する板材19は、前記横長開口部4の左右一端部の前記開閉扉14の表面と平行な壁正面16aに、当該壁正面16aから直角前方に突出する使用姿勢F1と、当該壁正面16aと平行に重なる格納姿勢F2との間で水平揺動自在に軸支し、この板材19を使用姿勢F1と格納姿勢F2とに択一的に保持する保持手段20を併設することができる。この保持手段20は、例えば請求項6に記載のように、前記板材19を格納姿勢F2に付勢保持するスプリング23と、このスプリング23の付勢力に抗して使用姿勢F1に突出させた前記板材19の裏面側に、一側辺24aが前記板材19の裏面に当接する作用位置f1と前記壁正面16aと平行に重なる格納位置f2との間で上下揺動自在に軸支された係止板24とから構成し、格納姿勢F2に付勢保持された前記板材19が前記係止板24を格納位置f2に保持するように構成することができる。
更に、上記請求項4に記載の構成を採用する場合、請求項7に記載のように、前記前輪当接用垂直面19aを構成する板材19は、前記横長開口部4の左右一端部において前記開閉扉14の表面に対し直角に出っ張る壁側面16bに、当該壁側面16bから前方に突出する使用姿勢F1と、当該壁側面16bと平行に重なる格納姿勢F2との間で上下揺動自在に軸支し、この板材19を使用姿勢F1と格納姿勢F2とに択一的に保持する保持手段32を併設することもできる。
上記請求項1に記載の構成の立体駐輪設備によれば、従来の二輪車サイズ判定用ゲージを構成する輪郭表示板を、二輪車出し入れ用の横長開口部を開閉する複数枚の扉単体で兼用させる構成であるから、別途、格納可能な二輪車の最大サイズをほぼ等寸大で表示することができる大型の輪郭表示板を準備する必要もなければ、設置された当該輪郭表示板の前で持ち込む二輪車のサイズ判定が容易に行える空間を、立体駐輪設備への二輪車持ち込み用通路途中などに確保する必要がなくなる。換言すれば、格納可能な最大サイズの二輪車の全長程度の横幅を有する二輪車出し入れ用の横長開口部を開閉する開閉扉とその前に当然確保される二輪車出し入れ用空間とを活用して、例えば二輪車出し入れ用の横長開口部が一般道に面して配置されるような、大都市部の敷地面積に余裕のない立体駐輪設備においても、従来の大型の輪郭表示板を別途設置した立体駐輪設備と同様に、持ち込んだ二輪車が安全に格納できる適正サイズの二輪車であるか否かを容易に判定することができる。
尚、請求項2に記載の構成によれば、外側輪郭線の内側に表示された二輪車表示線から、判定対象二輪車を開閉扉の前に位置させるときの向きや位置を容易且つ瞬時に判断することができ、この判断に基づいて所定位置に所定向きで位置させた判定対象二輪車は、二輪車の輪郭を囲む単純化された外側輪郭線を対象にして判定を行うことができるので、判定対象二輪車が格納可能な適正サイズの二輪車であるか否かを正確且つ容易に判定することができる。
又、請求項3に記載の構成によれば、判定対象二輪車を開閉扉の前に位置させるとき、単にその二輪車の前輪先端を前輪当接用垂直面に当接させるだけで、判定対象二輪車の向きや位置を正確に決めることができ、判定対象二輪車が格納可能な適正サイズの二輪車であるか否かの判定作業を迅速且つ正確に行える。この場合、請求項4に記載の構成によれば、二輪車出し入れ用の横長開口部の左右一端部に前記前輪当接用垂直面として利用できるだけの幅だけ出っ張った壁側面がない場合でも、請求項3に記載の構成を採用することができると共に、使用しない前輪当接用垂直面形成板材は、人や二輪車の通行の邪魔にならないように格納姿勢に切り換えておき、安全性を高めることができる。
特に、請求項5に記載の構成によれば、前輪の直径が小さな小型二輪車から前輪の直径が大きな大型二輪車までを対象にできる、使用姿勢において上下高さの大きな前輪当接用垂直面形成板材を使用することが容易になる。更に、請求項6に記載の構成によれば、係止板を上下方向に揺動させて格納位置に切り換えるだけで、前輪当接用垂直面形成板材がスプリングの付勢力で自動的に格納姿勢に切り換わるので、係止板を併用する構成でありながら取り扱いが容易であり、しかも、この前輪当接用垂直面形成板材が前記係止板を格納位置に保持するので、別途、前記係止板を格納位置に保持する手段も不要になる。
又、請求項7に記載の構成によれば、二輪車出し入れ用の横長開口部の左右一端部に前記開閉扉の表面に対し直角に出っ張る壁側面を利用して、使用姿勢と格納姿勢とに切り換え自在な前輪当接用垂直面形成板材を取り付けることができ、簡単な構成で安価に本発明を実施することができる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1において、1は立体駐輪設備を構成する建屋であって、その内部には、従来周知のように、所要台数の支持台2が循環回動する垂直循環経路3が設けられ、この垂直循環経路3の片側の昇降経路部3Aの下端に隣接するように、建屋1の下端に二輪車出し入れ用の横長開口部4が設けられている。各支持台2は、図2に示すように、複数台(図示例では5台)の二輪車Wを、横長開口部4の左右横幅方向と平行な方向に並列状に支持するための複数の支持部2aを備えたもので、支持台2の左右横幅を狭めながら支持できる二輪車Wの台数を増やすために、各支持部2aは、1台おきに支持する二輪車Wのハンドル側の支持レベルを高くし、互いに隣り合う二輪車のハンドルが上下に重なるように構成されている。
垂直循環経路3には、モーター5で正逆方向に回転駆動される左右一対の下側駆動輪6と左右一対の上側従動輪7との間で左右一対の駆動チエン8が掛張されると共に、前後各昇降経路部3A,3Bには、各支持台2の姿勢保持用ガイドレール9a,9b及び10a,10bが架設され、各支持台2は、その左右両側枠部2b,2cが前記左右一対の駆動チエン8に、当該駆動チエン8の長さ方向等間隔おきに左右水平向きの支軸11により前後揺動自在に吊り下げられ、この支軸11の周りで各支持台2が前後に揺動するのを、各支持台2に設けられたカム従動ローラー12a,12b及び13a,13bと前記ガイドレール9a,9b及び10a,10bとの係合により阻止して、各支持台2が常に正立姿勢を保って回動できるように構成されている。
建屋1に設けられた二輪車出し入れ用の横長開口部4は、その下側辺が当該横長開口部4の外側の路面Rとほぼ面一になるように設けられており、この横長開口部4の内側の二輪車出し入れ位置で停止した支持台2上の全ての支持部2aとの間で二輪車Wの出し入れが行えるだけの左右横幅を有するものであって、開閉扉14によって開閉される。この開閉扉14は、図3及び図4に示すように、支持台2上の二輪車支持台数が5台の場合、それぞれ左右横方向に各別に移動自在な6枚の扉単体15a〜15fが左右対称に配列された構成されており、図3及び図4に示す全閉状態から6枚の扉単体15a〜15fを選択的に左右に移動させて、支持台2上の5つの支持部2aの内の任意の1つを開放できるように構成されている。又、横長開口部4の左右両側には、柱状の出っ張り壁部16が形成されている。
図5に示すように、前記開閉扉14の表面には、この開閉扉14が横長開口部4を全閉する状態にあるとき、前側の扉単体15a〜15dで隠れる領域を除く各扉単体15a〜15fの表面を利用して、格納可能な最大サイズ(前かごや後ろかごなどの付属品を含む)の二輪車の輪郭表示17Aが等寸大で描画され、横長開口部4に向かって左側の柱状出っ張り壁部16の壁正面16aには、前輪位置決め補助手段18Aが設けられている。
前輪位置決め補助手段18Aは、図6〜図9に示すように、前輪当接用垂直面19aを構成する板材19と、この板材19を使用姿勢F1と格納姿勢F2とに択一的に保持する保持手段20とで構成されている。板材19は、壁正面16aに取り付けられる取付け板21の一側辺に、垂直一側辺がヒンジ22を介して水平前後方向に揺動自在に軸支されたもので、壁正面16a(取付け板21)に対して直角前方に突出する使用姿勢F1と、この使用姿勢F1から壁正面16a(取付け板21)と平行に重なる状態まで横長開口部4から遠ざかる方向に揺動した格納姿勢F2との間の、ほぼ90度の範囲内でのみ水平前後方向に揺動できるように構成され、ヒンジ22の軸心と同心状に取付け板21と板材19との間に介装されたコイルスプリング23の付勢力で格納姿勢F2に付勢保持されるものである。
前記保持手段20は、前記コイルスプリング23と係止板24とで構成されている。係止板24は、取付け板21にヒンジ25を介して上下揺動自在に軸支されたもので、壁正面16a(取付け板21)に対して直角前方に突出して一側辺24aが使用姿勢F1にある板材19の裏面に当接する作用位置f1と、この作用位置f1から壁正面16a(取付け板21)と平行に重なる状態まで上方に揺動した格納位置f2との間の、ほぼ90度の範囲内でのみ上下揺動できるように構成されている。尚、格納位置f2にある係止板24の外側に格納姿勢F2の板材19を重ねることができるように、当該板材19のヒンジ22が取り付けられる側辺の厚さを、ヒンジ取付け部材26により増大させている。又、コイルスプリング23の付勢力は、格納姿勢F2に付勢される板材19により係止板24を格納位置f2に押さえて保持できる強さとなっている。
上記構成の前輪位置決め補助手段18Aによれば、図8及び図9に示すようにコイルスプリング23の付勢力で格納姿勢F2に保持されている板材19を、図6及び図7に示すように、当該コイルスプリング23の付勢力に抗して90度水平に開動させて使用姿勢F1に切り換えると共に、格納位置f2にある係止板24を下方に90度開動させて作用位置f1に切り換えることにより、板材19がコイルスプリング23の付勢力で格納姿勢F2に戻るのを係止板24が阻止し、板材19が使用姿勢F1に保持されることになる。この板材19を、図8及び図9に示す格納姿勢F2に戻すときは、係止板24を90度上方に閉動させて格納位置f2に切り換えることにより、板材19はコイルスプリング23の付勢力で自動的に90度水平に閉動して格納姿勢F2に切り換わると共に、格納位置f2にある係止板24を押さえて当該係止板24を格納位置f2に保持することになる。
開閉扉14の表面に描画された輪郭表示17Aは、格納可能な最大サイズの二輪車を路面R上で開閉扉14の外側に隣接させて当該開閉扉14と平行に位置させると共に、その前輪の先端を、図6及び図7に示すように使用姿勢F1に切り換えた板材19の前輪当接用垂直面19aに当接させた状態において、当該格納可能な最大サイズの二輪車を開閉扉14の表面に等寸大で投影させた投影図に相当する二輪車表示線27と、この二輪車表示線26を囲む単純化された外側輪郭線28との組み合わせで構成されている。
尚、図5に示すように、横長開口部4に向かって右側の出っ張り壁部16には、特定の支持台2をこの横長開口部4の内側の二輪車出し入れ位置に呼び出すための操作などを行う操作盤29が設けられる。
上記構成の立体駐輪設備において、駐輪目的で二輪車Wを持ち込む利用者は、横長開口部4を全閉している開閉扉14の表面に描かれている輪郭表示17Aの二輪車表示線27により、二輪車Wをどちら向きに持ち込めば良いかを判断できる。而して、その二輪車表示線27で指示される向きに横長開口部4の前まで二輪車Wを持ち込んだならば、二輪車前輪位置決め補助手段18Aの格納姿勢F2にある板材19を先に説明した要領で図6及び図7に示す使用姿勢F1に切り換える。そして持ち込んだ二輪車Wを、横長開口部4を全閉している開閉扉14の外側に隣接させて当該開閉扉14と平行に位置させると共に、図5〜図7に仮想線で示すように、その前輪fwの先端を、使用姿勢F1の板材19の前輪当接用垂直面19aに当接させる。この状態で二輪車Wを開閉扉14に向かって見ることにより、当該二輪車Wの輪郭が、開閉扉14の表面に描かれている輪郭表示17Aの外側輪郭線28の内側に納まっているか否かを目視により判定する。
持ち込んだ二輪車Wの輪郭が、開閉扉14の表面に描かれている輪郭表示17Aの外側輪郭線28の内側に納まっていれば、当該二輪車Wはこの立体駐輪設備に安全に駐輪させることができるサイズの二輪車Wであると確認できるので、操作盤29上で所要の操作を行う。この結果、空の支持部2aを有する支持台2が横長開口部4の内側の二輪車出し入れ位置に自動的に呼び出され、続いて開閉扉14の扉単体15a〜15fが、空の支持部2aに対応する箇所のみを開けるように開動するので、利用者は、部分的に開かれた横長開口部4からその内側に停止している支持台2上の空の支持部2aに持ち込んだ二輪車Wを進入させて支持させることができる。この後、開閉扉14は再び閉動して横長開口部4を全閉することになる。尚、この立体駐輪設備に格納されている二輪車の取り出しの手順は従来周知の通りであるから、その説明は省略する。
立体駐輪設備が複数列の垂直循環経路3を備えているときは、各列の垂直循環経路3ごとに横長開口部4が設けられる。この場合、全ての横長開口部4の開閉扉14に輪郭表示17Aを描画しても良いし、例えばこの立体駐輪設備と一般道との間の通路に近い位置にある特定の横長開口部4の開閉扉14のみに輪郭表示17Aを描画しても良い。又、複数の横長開口部4が備わっている場合、図5に示すように、少なくとも1つの横長開口部4の開閉扉14には、二輪車Wの左側に立って当該二輪車を移動させる一般的な利用者にとって利用し易い向き、即ち、開閉扉14に向かって左向きに二輪車Wをセットして利用するための輪郭表示17Aを描画すると共に、当該横長開口部4に向かって左側の出っ張り壁部16に前輪位置決め補助手段18Aを設け、他の少なくとも1つの横長開口部4の開閉扉14には、二輪車Wの右側に立って当該二輪車を移動させる利用者にとって利用し易い向き、即ち、開閉扉14に向かって右向きに二輪車Wをセットして利用するための輪郭表示17Bを描画すると共に、当該横長開口部4に向かって右側の出っ張り壁部16に前輪位置決め補助手段18Bを設けることも可能である。
前輪位置決め補助手段の前輪当接用垂直面19aは、本発明に必須のものではない。例えば開閉扉14の表面に描かれた輪郭表示17A,17Bに合わせて持ち込んだ二輪車Wの位置決めを行っても良い。又、前輪位置決め補助手段としての前輪当接用垂直面を設ける場合も、例えば横長開口部4の左右何れか一方に隣接する出っ張り壁部16の当該横長開口部4側の側面、即ち、開閉扉14に対して直角向きの壁側面16bの出っ張り代が大きい場合、この壁側面16bをそのまま前輪当接用垂直面に利用することができる。更に、前輪当接用垂直面19aを形成する板材19を使用する場合、当該板材19は基本的には使用姿勢F1で固定されているものであっても良いが、使用姿勢F1と格納姿勢F2とに切り換えることができるように構成する場合も、その構成は上記実施形態に示したものに限定されない。
即ち、図10及び図11に示す前輪位置決め補助手段18Cは、前記壁側面16bに取り付けられる取付け板30に、前輪当接用垂直面19aを形成する板材19を、壁側面16bに対して直角水平向きの支軸31により上下揺動自在に軸支すると共に、この板材19を、壁側面16bから前方に突出する使用姿勢F1と壁側面16bに平行に重なる格納姿勢F2戸で保持する保持手段32を併設したものである。この保持手段32は、支軸31の周りで前方下方に揺動して使用姿勢F1になった板材19の下側辺を受け止める支持部33aと、使用姿勢F1から上方後方(横長開口部4に接近する方向)にほぼ90度揺動させて格納姿勢F2にした板材19の下側辺を受け止める支持部33bとを、取付け板30の下側辺の折曲により連続一体に形成して構成している。この構成によれば、係止板24やスプリング23を併用しなくとも良いので、構造が簡単で安価に実施形態できるだけでなく、格納姿勢F2の板材19を単に手前に倒すだけで使用姿勢F1に切り換えることができ、使用姿勢F1の板材19を単に持ち上げて奥側へ倒すだけで格納姿勢F2に切り換えることができるので、取り扱いも簡単である。
尚、開閉扉14の左右横幅が狭い場合、開閉扉14の表面と、その左右両側の少なくとも一方に隣接する出っ張り壁部16の壁正面16aとにわたって輪郭表示17A,17Bを描くこともできる。又、この輪郭表示17A,17Bの描画方法は、適当な色彩の塗料で開閉扉14の表面に描画する方法、適当な色彩のテープを開閉扉14の表面に貼付して描画する方法など、如何なる方法によって描画しても良いし、外側輪郭線28を描画する場合、その内側領域又は外側領域の全面を着色して、当該着色領域の周縁を外側輪郭線28とすることもできる。更に、特許文献1に記載されたように、外側輪郭線28に沿って発光ダイオードなどの光源を配列することもできる。この場合、外側輪郭線28そのものは無くして光源の列で外側輪郭線が形成されるようにしても良い。勿論、光源は外側輪郭線を確認し易くする目的のものであっても良いし、この光源を利用して、所定位置にセットされた二輪車Wに外側輪郭線の外側にはみ出た部分があるか否かを自動判定するように構成することも可能である。
立体駐輪設備全体の構成を示す縦断側面図である。 同設備における1つの支持台を示す正面図である。 同設備における二輪車出し入れ用の横長開口部の構成を示す一部切欠き正面図である。 同上横長開口部の構成を示す横断平面図である。 本発明の一実施形態を示す要部の正面図である。 前輪位置決め補助手段の使用状態を示す正面図である。 図6の平面図である。 前輪位置決め補助手段の格納状態を示す正面図である。 図8の平面図である。 前輪位置決め補助手段の他の実施形態を示す側面図である。 図10の平面図である。
符号の説明
2 支持台
3 垂直循環経路
4 横長開口部
8 駆動チエン
9a〜10b 姿勢保持用ガイドレール
14 開閉扉
15a〜15f 扉単体
16 出っ張り壁部
16a 壁正面
16b 壁側面
17A,17B 輪郭表示
18A,18B,18C 前輪位置決め補助手段
19 板材
19a 前輪当接用垂直面
20,32 保持手段
21,30 取付け板
22,25 ヒンジ
23 コイルスプリング(保持手段)
24 係止板(保持手段)
27 二輪車表示線
28 外側輪郭線
33a,33b 支持部(保持手段)

Claims (7)

  1. 左右横方向に移動自在な複数枚の扉単体から成る開閉扉によって開閉される二輪車出し入れ用の横長開口部を備えた二輪車の立体駐輪設備において、前記開閉扉の表面に、この開閉扉が横長開口部を全閉する状態にあるときに二輪車の輪郭を表す表示を設け、この輪郭表示は、この立体駐輪設備に格納可能な二輪車の最大サイズをほぼ等寸大で表示するもので、前記開閉扉の外側に隣接させて当該開閉扉と平行な向きに位置させた判定対象二輪車を前記開閉扉に向かって見たとき、この判定対象二輪車の輪郭が前記輪郭表示の内側に入っていることで当該判定対象二輪車が格納可能な二輪車と判定できるように表示されている、立体駐輪設備。
  2. 前記輪郭表示は、二輪車の輪郭を囲む単純化された外側輪郭線と、その内側に表示された二輪車表示線との組み合わせから成る、請求項1に記載の立体駐輪設備。
  3. 前記輪郭表示の二輪車前輪先端相当位置に合致させて、判定対象二輪車の前輪先端を当接させることができる前輪当接用垂直面が、前記横長開口部の左右一端部の外側に設けられている、請求項1又は2に記載の立体駐輪設備。
  4. 前記前輪当接用垂直面は、前記横長開口部の左右一端部に、使用姿勢と格納姿勢とに切り換え自在に突設された板材で構成されている、請求項3に記載の立体駐輪設備。
  5. 前記前輪当接用垂直面を構成する板材は、前記横長開口部の左右一端部の前記開閉扉の表面と平行な壁正面に、当該壁正面から直角前方に突出する使用姿勢と、当該壁正面と平行に重なる格納姿勢との間で水平揺動自在に軸支され、この板材を使用姿勢と格納姿勢とに択一的に保持する保持手段が併設されている、請求項4に記載の立体駐輪設備。
  6. 前記保持手段は、前記板材を格納姿勢に付勢保持するスプリングと、このスプリングの付勢力に抗して使用姿勢に突出させた前記板材の裏面側に、一側辺が前記板材の裏面に当接する作用位置と前記壁正面と平行に重なる格納位置との間で上下揺動自在に軸支された係止板とから成り、格納姿勢に付勢保持された前記板材が前記係止板を格納位置に保持するように構成された、請求項5に記載の立体駐輪設備。
  7. 前記板材は、前記横長開口部の左右一端部において前記開閉扉の表面に対し直角に出っ張る壁側面に、当該壁側面から前方に突出する使用姿勢と、当該壁側面と平行に重なる格納姿勢との間で上下揺動自在に軸支され、この板材を使用姿勢と格納姿勢とに択一的に保持する保持手段が併設されている、請求項4に記載の立体駐輪設備。
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