JP2007321341A - 駐車車輛の盗難防止装置 - Google Patents

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明伸 長谷川
Yukimasa Yamada
行政 山田
Tomoko Ogawa
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Abstract

【課題】 後方への移動が規制されてベース板上に載置される駐車車輛本体の前方ないし両側を囲む規制枠を、簡素化された操作機構により傾倒、起立可能に保持することで、上記駐車車輛本体、装備品、内装品などの盗難を防止するだけでなく他車から受ける損傷を防止し、安価に施工することができる駐車車輛の盗難防止装置を提供する。
【解決手段】 駐車時における車輛本体Bの三方を囲むように少なくとも略車輪中心部位の高さに規制枠Fを立設保持するように構成され、上記規制枠Fは、車輪Wの後方への移動を規制した状態で駐車車輛Mが載置されるベース板2上にあって、人為的な操作によって車輛本体Bの前方に対応する前枠F1ないし、車輛本体Bの両側に対応する左右側枠F2,F3がベース板2上に傾倒、起立可能に支持され、起立状態を保持するロック手段Rを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、駐車時における車輛本体の三方を囲むように少なくとも略車輪中心部位の高さに規制枠を立設保持し、上記車輛本体を不法に操作する行為や、隣接駐車車輛から受ける損傷を防止するようにした駐車車輛の盗難防止装置に関する。
従来より、駐車車輛の盗難防止装置として、車輪の前後方向の動きを拘束する規制手段を設けたものや、対象となる第3者を電気的に検出してアラームを発したり、駐車車輛の所有者に無線で警告する方式が知れている。
上記のように車輪の前後方向の動きを拘束する規制手段では、自力走行または牽引による車輛の移動を防止することができるものの、ドアを解錠して開放したり窓ガラスを破壊して車内へ侵入し、車内の貴重品や内装部品、または車輪(ホィール)の盗難が可能となる。
また、大掛かりな盗難としてはフォークリフトや重機を使用することで、車輛本体を持ち去ることが可能となり、電気的な検出法では、アラームによる警告が近所迷惑となり、所有者の住宅から離れた駐車場では盗難防止装置の効果が得られない問題を有していた。
そこで、上記の問題を解消した盗難防止装置として、載置台上に駐車する車輛の左右車輪の外側を囲む側枠体と、進入方向前方を囲む前枠体と、進入方向後方にリンク機構により回動軸を中心として起立、倒伏可能な車輪ロック部材とから構成されており、上記車輪ロック部材は、リンク機構を介して連結された操作軸を着脱可能な操作レバーにより回動して鎖錠状態と解錠状態が得られるように左右の車輪に対しそれぞれ独立して設けたものである。
そして、駐車車輛の各ドアの前面に対峙するドアロック部材を設け、操作軸に上記操作レバーを嵌合して回動操作によりリンク機構を介してアーム状の上記ドアロック部材を起立状態として上記各ドアに対峙し、各ドアの開放を不能とした駐車車輛の盗難防止装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−250948号公報
ところで、上記の盗難防止装置は、車輪の前後方向の動きを拘束したり各ドアの開放を不能として車内への侵入を防止することはできるが、車輪(ホィール)の盗難や、フォークリフトや重機を使用した車輛本体の盗難防止は未だ解消されておらず、操作機構が複雑な構成となるだけでなく施工費用が嵩むためコストの低廉化が要求されていた。
本発明は、このような要望に着目してなされたもので、後方への移動が規制されてベース板上に載置される駐車車輛本体の前方ないし両側を囲む規制枠を、簡素化された操作機構により傾倒、起立可能に保持することで、上記駐車車輛本体、装備品、内装品などの盗難を防止するだけでなく他車から受ける損傷を防止し、安価に施工することができる駐車車輛の盗難防止装置を提供することを目的とする。
上記目的を解決するために、本発明の請求項1に記載の駐車車輛の盗難防止装置は、駐車時における車輛本体Bの三方を囲むように少なくとも略車輪中心部位の高さに規制枠Fを立設保持し、上記車輛本体Bを不法に操作する行為や、隣接駐車車輛M’から受ける損傷を防止するようにした駐車車輛の盗難防止装置1に於いて、上記規制枠Fは、車輪Wの後方への移動を規制した状態で上記駐車車輛Mが載置されるベース板2上にあって、人為的な操作によって上記車輛本体Bの前方に対応する前枠F1ないし車輛本体Bの両側に対応する左右側枠F2,F3が上記ベース板2上に傾倒、起立可能に支持され、起立状態を保持するロック手段Rを備えていることを特徴とする駐車車輛の盗難防止装置である。
上記の駐車車輛の盗難防止装置によれば、上記規制枠Fを人為的操作で略車輪W中心部位の高さまで起立させることで、後方への移動を規制した状態でベース板2上に載置される駐車車輛本体Bの前方及び両側が前枠F1ないし左右側枠F2,F3によって囲まれ、その起立状態はロック手段Rによって保持される。
本発明の請求項2に記載の駐車車輛の盗難防止装置は、上記規制枠Fが、上記前枠F1ないし左右側枠F2,F3が平面視コ字状に一体接合され、複数のリンクLを介して上記ベース板2上面の駐車車輛M前方に傾倒した位置から人為的な引上げ操作で後方の起立位置まで揺動可能に枢着されて成り、上記ロック手段Rは、起立状態に於いて、少なくとも上記左右何れかの側枠F2,F3後端に設けた枠体係止部7と上記ベース板2の後方に立設した支柱5の係止部6とが互いに施解錠可能に構成されていることを特徴とする駐車車輛の盗難防止装置である。
上記の駐車車輛の盗難防止装置によれば、平面視コ字場に一体接合された上記前枠F1ないし左右側枠F2,F3が、人為的な引上げ操作でベース板2上面の駐車車輛M前方に傾倒した位置から複数のリンクLを介して後方の起立位置まで揺動し、ベース板2の後方に立設した支柱5の係止部6と左右何れかの側枠後端F2,F3に設けた枠体係止部7とが互いに施解錠可能なロック手段Rにより起立状態の前枠F1ないし左右側枠F2,F3がロックされる。
本発明の請求項3に記載の駐車車輛の盗難防止装置は、上記規制枠Fが、少なくとも上記左右側枠F2,F3後端側の何れか一方に揺動操作レバー20を備え、上記揺動操作レバー20は、その下端に一方の側枠に軸支されたリンクLの一端が揺動面上で直交するように接続されて、上記リンクLの直交する一端は、上記左右側枠F2,F3を連結すべく上記ベース板2上面に回動可能に軸支された連結軸10の一端に固定されると共に、上記連結軸10の他端には他方の側枠に軸支されたリンクLの一端が同一角度で固定されて成り、上記揺動操作レバー20と上記両リンクLの長さの比率により該揺動操作レバー20が、上記前枠F1ないし左右側枠F2,F3の起立、傾倒を軽い操作力で同時に行うようにしたことを特徴とする駐車車輛の盗難防止装置である。
上記の駐車車輛の盗難防止装置によれば、左右側枠F2,F3後端側の何れか一方に備えた揺動操作レバー20の下端に一方の側枠に軸支されたリンクLの一端が揺動面上で直交するように接続されて、上記リンクLと他方の側枠に軸支されたリンクLの一端が上記ベース板2上面に回動可能に軸支された連結軸10の両端に同一角度で固定されているので、上記揺動操作レバー20と上記両リンクLの長さの比率により、該揺動操作レバー20の軽い操作力で上記前枠F1ないし左右側枠F2,F3の起立、傾倒が同時に行われる。
本発明の請求項4に記載の駐車車輛の盗難防止装置は、上記規制枠Fが、上記前枠F1ないし左右側枠F2,F3の下端が上記ベース板2上に立設した支持体30の支軸34を介して個別に起立または傾倒操作する足踏みペダルPをそれぞれ備え、該各足踏みペダルPは、上記各前枠F1ないし左右側枠F2,F3の長手方向略中間部位にあって、上記ベース板2上に立設した支持体30の支持軸32に先端側が揺動可能に支持されてその外側端部を上方に傾倒付勢するダンパー装置38を備え、上記各足踏みペダルPの踏み込み時には、上記前枠F1ないし左右側枠F2,F3が上記支持軸34を支点として起立し、上記足踏みペダルPの無負荷時には、上記ダンパー装置38の付勢力により上記前枠F1ないし左右側枠F2,F3を上記車輛本体Bに対し外側に向けて傾倒し、踏み込み時における足踏みペダルPは、上記ベース板2上に設けた係止部40と上記足踏みペダルPに設けたペダル係止部42とが互いに施錠可能に構成されて、施錠により上記各前枠F1ないし左右側枠F2,F3の起立状態が保持されるようになっていることを特徴とする駐車車輛の盗難防止装置である。
上記の駐車車輛の盗難防止装置によれば、上記前枠F1ないし左右側枠F2,F3は、個別に設けた足踏みペダルPを踏み込むことにより支軸34を介して起立することができ、上記足踏みペダルPの無負荷時には、ダンパー装置38の付勢力により上記前枠F1ないし左右側枠F2,F3を上記車輛本体Bに対し外側に向けて傾倒し、踏み込み時における足踏みペダルPは、ベース板2上に設けた係止部40と上記足踏みペダルPに設けたペダル係止部42とが互いに施錠されて上記規制枠Fの起立状態が保持される。
本発明は以下の効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、駐車車輛が車輪の後方への移動を規制した状態で載置されるベース板上に前枠ないし左右側枠が、少なくとも略車輪中心部位の高さに起立可能に支持されて起立状態がロック手段により保持されるようになっているので、駐車車輛本体、装備品、内装品などの盗難を防止するだけでなく他車から受ける損傷を防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、上記前枠ないし左右側枠が、平面視コ字場に一体接合された簡素な構成とすることで安価に施工することができ、人為的な引上げ操作でベース板上面の駐車車輛前方に傾倒した位置から複数のリンクを介して後方の起立位置まで揺動した状態で施解錠可能なロック手段によりベース板と一体的にロックされるので、フォークリフトや重機による車輛本体の盗難が防止できる。
請求項3に記載の発明によれば、揺動操作レバーの下端に一方の側枠に軸支されたリンクの一端が揺動面上で直交するように接続され、上記一方のリンクと他方の側枠に軸支されたリンクの一端が連結軸の両端に同一角度で固定されているので、左右側枠を前枠とともに同時に起立、傾倒を行うことができ、上記揺動操作レバーと上記両リンクの長さの比率により該揺動操作レバーを軽い力で操作することができる。
請求項4に記載の発明によれば、個別に設けた足踏みペダルを踏み込むことにより前枠ないし左右側枠を、支軸を介して起立することで傾倒、起立を行う操作機構を簡素化することができ、足踏みペダルの無負荷時には、ダンパー装置の付勢力により上記前枠ないし左右側枠を車輛本体に対し外側に向けて傾倒し、上記各足踏みペダルの踏み込み時には上記前枠ないし左右側枠が起立し、ベース板上に設けた係止部と上記足踏みペダルに設けたペダル係止部とが互いに施錠されて上記規制枠の起立状態を保持することができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
図1ないし図4には、本発明の実施例1が示されている。図1は実施例1に係る駐車車輛の盗難防止装置の側面図、図2は駐車車輛の盗難防止装置の平面図、図3は駐車車輛の盗難防止装置の正面図、図4は図1のA−A拡大断面図である。
図1〜図4において、1は実施例1に係る駐車車輛の盗難防止装置であって、この盗難防止装置1は、駐車時における後述する車輛本体Bの三方を囲むように少なくとも略車輪Wの中心部位の高さに規制枠Fを立設保持するようにしたもので、上記規制枠Fは、車輪Wの後方への移動を山形のストッパSで規制した状態で駐車車輛Mが載置される鋼鈑製のベース板2上にあって、人為的な操作によって上記車輛本体Bの前方に対応する横長の前枠F1ないし車輛本体の両側に対応する左右側枠F2,F3が上記ベース板2上に傾倒、起立可能に支持され、起立状態を保持するロック手段R(後述する)を備えている。
詳しくは、上記規制枠Fは、断面逆L字状に形成された横長の前枠F1と左右側枠F2,F3が平面視コ字状に溶接などで一体的に接合され、これら前枠F1と左右側枠F2,F3の外周面は弾力性を有する素材で被覆されており、後述するリンク機構MLを介してベース板2上面の駐車車輛M前方に傾倒した位置から、上記左右側枠F2,F3後端上面の取っ手Hを把持し人為的な引上げ操作で後方の起立位置まで揺動可能に枢着されている。
上記リンク機構MLは、図1及び図3、図4に示すようにベース板2上面の前後に3個づつ列設したブラケット8と左右側枠F2,F3の前後下面に3個づつ列設したブラケット12に夫々3本ずつ一定長さのリンクLの両端が揺動可能に軸支されており、左右側枠F2,F3および前枠F1は人為的な引上げ操作で上記ベース板2上面に傾倒した下方位置から上記ベース板2上面と平行状態で起立位置まで上方に揺動するようになっている。
左右側枠F2,F3の後端には、下端が上記ベース板2上面に枢着されたダンパー4のロッド先端が止着されており、上記左右側枠F2,F3が自重で傾倒する際に受ける衝撃を吸収するようになっている。
また、前枠F1および左右側枠F2,F3の外側には侵入防止壁16が平行に配設されており、上記各枠が傾倒した時に操作者のつま先などがベース板2上面との間に不用意に挟み込まれないようになっている。
さらに、左右側枠F2,F3後端のベース板2上面には、2本の支柱5が左右に立設しており左右側枠F2,F3が起立した際にその後端が当接するようになっており、当接時に上記左右側枠F2,F3の後端に設けた枠体係止部となるブラケット7に穿設された挿通孔と支柱5に設けた係止部としてのブラケット6の挿通孔が一致し、両挿通孔にはロック手段として例えば南京錠のロッドを挿通して施錠することで上記規制枠Fは起立状態が保持される。
このように、平面視コ字場に一体接合された前枠F1ないし左右側枠F2,F3が、取っ手Hを把持して人為的な引上げ操作により、ベース板2上面の駐車車輛前方に傾倒した位置から複数のリンクLを介して後方の起立位置まで平行に揺動し、ベース板2の後方に立設した支柱5のブラケット6の挿通孔と左右側枠または左右何れかの側枠後端に設けたブラケット7の挿通孔とが互いにロック手段となる例えば南京錠の施錠により起立状態の前枠F1ないし左右側枠F2,F3がロックされる。
このように、上記前枠F1ないし左右側枠F2,F3が、平面視コ字場に一体接合された簡素な構成とすることで安価に施工することができ、人為的な引上げ操作でベース板2上面の駐車車輛M前方に傾倒した位置から複数のリンクLからなるリンク機構MLを介して後方の起立位置まで揺動した状態で施解錠可能な例えば南京錠などのロック手段によりベース板2と一体的にロックされるので、フォークリフトや重機による車輛本体の盗難が防止できることは勿論、図2に示すように隣接する車輛M’のドアDを開放した際等に受ける損傷を防止することができる。
次に、実施例2に付き、図5及び図6に基づき図4を参照しながら説明する。図5、図6には本発明の実施例2が示されている。図5(a)は実施例2に係る揺動操作レバーによって規制枠が起立状態とされた駐車車輛の盗難防止装置の側面図、図5(b)は実施例2に係る揺動操作レバーによって規制枠が傾倒状態とされた駐車車輛の盗難防止装置の側面図、図6(a)は揺動操作レバーによって規制枠が起立操作される説明図、図6(b)は揺動操作レバーによって規制枠が傾倒操作される説明図である。なお、同一構成部分は同一符号を付しその説明を省略する。
図6(a)、(b)において、符号20は揺動操作レバーであって、この揺動操作レバー20は、図4に示すように縦長板状体の中間部位が鍵形に屈曲形成されたもので、その下端には左右側枠F2の後方に配置されるリンク機構MLの最後端リンクLの一端が揺動面上で直交するように接続されており、上記リンクLの他端は一方の側枠F2下面に設けたブラケット12の支軸14に軸支されている。
揺動操作レバー20の上端は手動操作部とされており、上記揺動操作レバー20の一部を構成するレバー基部20a(後述する)下端に上記最後端リンクLの一端が直交して接続される部位は、左右側枠F2,F3を連結すべくベース板2上面に回動可能に軸支された連結軸10の一端に固定されると共に、上記連結軸10の他端にも他方の側枠F3下面に設けたブラケット12の支軸14に軸支された他方の最後端リンクLの一端が同一角度で固定されている。
上記揺動操作レバー20は、この揺動操作レバー20より短い両リンクLの長さの比率により上記前枠F1ないし左右側枠F2,F3の起立、傾倒を軽い操作力で同時に行うように構成されており、揺動操作レバー20の揺動により左右の最後端リンクLは、上記連結軸10により同期して揺動し、リンク機構MLを構成する他のリンクLも上記左右側枠F2,F3の移動に連れて揺動し上記前枠F1ないし左右側枠F2,F3を平行移動するようになっている。
詳しくは、上記揺動操作レバー20は、屈曲形成される中間部位からレバー基部20aと操作部20bの2つに分割されており、これらレバー基部20aと手動操作部となる操作部20bは枢軸22を介して折り畳み、伸長可能に構成され伸長状態では係止ピン24が図示しないレバー基部20a先端の係止孔にばねの付勢力で弾力的に係止するように構成されている。
そこで、図5(a)、図6(a)に示すように上記揺動操作レバー20を、手動操作部により上記連結軸10を中心として後方に傾倒した場合は、上記左右両リンクLが連結軸10を中心として矢印方向(反時計廻り)に揺動して左右側枠F2,F3ないし前枠F1を上端に移動する。
この状態で左右側枠F2,F3は、後端面が支柱5の側面に当接して起立状態とされてブラケット7の挿通孔と支柱5のブラケット6の挿通孔が一致し、両挿通孔にロック手段Rとなる南京錠のロッドを挿通して施錠することで上記規制枠Fは起立状態が保持される。
また、図5(b)、図6(b)に示すように上記揺動操作レバー20を、手動操作部により上記連結軸10を中心として前方に起立した場合は、上記ロック手段Rを解錠して上記左右両リンクLが連結軸10を中心として矢印方向(時計廻り)に揺動することで左右側枠F2,F3ないし前枠F1が下方に移動する。
このように、揺動操作レバー20の下端には、一方の側枠F2に軸支されたリンクLの一端が揺動面上で直交するように接続され、上記一方のリンクLと他方の側枠F3に軸支された他方のリンクLの一端が連結軸10の両端に同一角度で固定されているので、左右側枠F2,F3を前枠F1とともに同時に起立、傾倒を行うことができ、上記揺動操作レバー20と上記両リンクLの長さの比率により当該揺動操作レバー20を軽い力で操作することができる。
次に、実施例3を図7〜図10に基づいて説明する。図7は実施例3に係り、足踏みペダルによって規制枠を傾倒、起立する駐車車輛の盗難防止装置の正面図、図8は実施例3に係り、足踏みペダルによって規制枠を傾倒、起立する駐車車輛の盗難防止装置の側面図、図9は規制枠の傾倒、起立操作を行う足踏みペダルの側面図、図10は規制枠の傾倒、起立操作を行う足踏みペダルの平面図である。なお、同一構成部分は同一符号を付しその説明を省略する。
図7、図8において、規制枠F’を構成する前枠F’1ないし左右側枠F’2,F’3の下端は、ベース板2上に立設した支持体30の支軸34,35に揺動可能に支持されており、前枠F’1ないし左右側枠F’2,F’3には、個別に揺動させて起立または傾倒操作する足踏みペダルPをそれぞれ備えている。
上記各足踏みペダルPは、図9、図10に示されるように上記前枠F’1ないし左右側枠F’2,F’3の長手方向略中間部位が切離されてこの間隙に配設されており、上記ベース板2上に立設した支持体30の支持軸32に上記足踏みペダルPの先端側が揺動可能に支持されて外側端部が後述するダンパー装置38に軸支されて、その外側端部を上方に傾倒するように付勢している。
詳しくは、上記ダンパー装置38は、上記ベース板2上に設けた支持片37にシリンダーの後端が軸支されるとともに上記シリンダーに内装されたスプリングにより外方に向けて付勢するロッドの先端が上記足踏みペダルP先端の下面に設けた支持部36に軸支されている。
ここでは、左右側枠F’2,F’3は、同一構成であるため一方の左側枠F’2のみについて述べるが、上記足踏みペダルPは、無負荷状態では図9に2点鎖線で示されるように上記ダンパー装置38の付勢力により先端側が上方に傾倒しており、一方の左側枠F’2は略水平位置まで傾倒できるようになっている。
上記足踏みペダルPは、踏み込み時において当該足踏みペダルP下面に設けた支持部36が上記ベース板2上面に当接して水平状態に保持され、この状態において上記足踏みペダルPの先端側側縁に立設したペダル係止部となるブラケット42は、当該ブラケット42に穿設された挿通孔と上記ベース板2上に立設した係止部となる縦長ブラケット40の挿通孔が一致し、両挿通孔にロック手段Rとなる南京錠のロッドを挿通して施錠することで踏み込み状態が保持されるようになっている。
上記足踏みペダルPの先端両側には、一対の半円形のセグメントギャG1が止着されており、これらセグメントギャG1には左側枠F’2下端の支軸34に止着された一対のピニオンギャG2が噛合しており、上記ロック手段Rを解錠した状態において、足踏みペダルPの踏み込み時には両ギャG1,G2の相互作用で左側枠F’2を上方に起立し、足踏みペダルPの無負荷時には左側枠F’2の人為的な傾倒操作と上記ダンパー装置38の付勢力が相俟って上記左側枠F’2が略水平状態になるまで傾倒できるようになっている。
このように、個別に設けた足踏みペダルPを踏み込むことにより前枠F’1ないし左右側枠F’2,F’3を、支軸34,35を介して起立することで傾倒、起立を行う操作機構を簡素化することができ、足踏みペダルPの無負荷時には、ダンパー装置38の付勢力により前枠F’1ないし左右側枠F’2,F’3を車輛本体Bに対し外側に向けて傾倒し、上記各足踏みペダルPの踏み込み時には、上記前枠F’1左右側枠F’2,F’3が起立し、ベース板2上に設けた縦長ブラケット40と上記足踏みペダルPに設けたブラケット42とが互いに例えば南京錠を用いたロック手段Rに施錠されて上記規制枠F’の起立状態を保持することができる。
本発明の実施例1に係る駐車車輛の盗難防止装置の側面図である。 同じく駐車車輛の盗難防止装置の平面図である。 同じく駐車車輛の盗難防止装置の正面図である。 図1のA−A拡大断面図である。 (a)は実施例2に係り、揺動操作レバーによって規制枠が起立状態とされた駐車車輛の盗難防止装置の側面図、(b)は同じく、揺動操作レバーによって規制枠が傾倒状態とされた駐車車輛の盗難防止装置の側面図である。 (a)は実施例2に係る揺動操作レバーによって規制枠が起立操作される説明図、(b)は実施例2に係る揺動操作レバーによって規制枠が傾倒操作される説明図である。 実施例3に係り、足踏みペダルによって規制枠を傾倒、起立する駐車車輛の盗難防止装置の正面図である。 実施例3に係り、足踏みペダルによって規制枠を傾倒、起立する駐車車輛の盗難防止装置の側面図である。 規制枠の傾倒、起立操作を行う足踏みペダルの側面図である。 規制枠の傾倒、起立操作を行う足踏みペダルの平面図である。
符号の説明
1 駐車車輛の盗難防止装置
2 ベース板
4 ダンパー
5 支柱
6 ブラケット(係止部)
7 ブラケット(枠体係止部)
8,12 ブラケット
10 連結軸
14 支軸
16 侵入防止壁
20 揺動操作レバー
20a レバー基部
20b 操作部
22 枢軸
24 係止ピン
30 支持体
32 支持軸
34,35 支軸
36 支持部
37 支持片
38 ダンパー装置
40 縦長ブラケット(係止部)
42 ブラケット(ペダル係止部)
B 車輛本体
F,F’ 規制枠
F1,F’1 前枠
F2,F3 左右側枠
F’2,F’3 左右側枠
G1 セグメントギャ
G2 ピニオンギャ
H 取っ手
L 最後端リンク
M 駐車車輛
M’ 隣接駐車車輛
ML リンク機構
P ペダル
R ロック手段
S ストッパ
W 車輪

Claims (4)

  1. 駐車時における車輛本体Bの三方を囲むように少なくとも略車輪中心部位の高さに規制枠Fを立設保持し、上記車輛本体Bを不法に操作する行為や、隣接駐車車輛M’から受ける損傷を防止するようにした駐車車輛の盗難防止装置1に於いて、
    上記規制枠Fは、車輪Wの後方への移動を規制した状態で上記駐車車輛Mが載置されるベース板2上にあって、人為的な操作によって上記車輛本体Bの前方に対応する前枠F1ないし車輛本体Bの両側に対応する左右側枠F2,F3が上記ベース板2上に傾倒、起立可能に支持され、起立状態を保持するロック手段Rを備えていることを特徴とする駐車車輛の盗難防止装置。
  2. 上記規制枠Fは、上記前枠F1ないし左右側枠F2,F3が平面視コ字状に一体接合され、複数のリンクLを介して上記ベース板2上面の駐車車輛M前方に傾倒した位置から人為的な引上げ操作で後方の起立位置まで揺動可能に枢着されて成り、
    上記ロック手段Rは、起立状態に於いて、少なくとも上記左右何れかの側枠F2,F3後端に設けた枠体係止部7と上記ベース板2の後方に立設した支柱5の係止部6とが互いに施解錠可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の駐車車輛の盗難防止装置。
  3. 上記規制枠Fは、少なくとも上記左右側枠F2,F3後端側の何れか一方に揺動操作レバー20を備え、上記揺動操作レバー20は、その下端に一方の側枠に軸支されたリンクLの一端が揺動面上で直交するように接続されて、上記リンクLの直交する一端は、上記左右側枠F2,F3を連結すべく上記ベース板2上面に回動可能に軸支された連結軸10の一端に固定されると共に、上記連結軸10の他端には他方の側枠に軸支されたリンクLの一端が同一角度で固定されて成り、
    上記揺動操作レバー20と上記両リンクLの長さの比率により該揺動操作レバー20が、上記前枠F1ないし左右側枠F2,F3の起立、傾倒を軽い操作力で同時に行うようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の駐車車輛の盗難防止装置。
  4. 上記規制枠Fは、上記前枠F1ないし左右側枠F2,F3の下端が上記ベース板2上に立設した支持体30の支軸34を介して個別に起立または傾倒操作する足踏みペダルPをそれぞれ備え、
    該各足踏みペダルPは、上記各前枠F1ないし左右側枠F2,F3の長手方向略中間部位にあって、上記ベース板2上に立設した支持体30の支持軸32に先端側が揺動可能に支持されてその外側端部を上方に傾倒付勢するダンパー装置38を備え、上記各足踏みペダルPの踏み込み時には、上記前枠F1ないし左右側枠F2,F3が上記支持軸34を支点として起立し、上記足踏みペダルPの無負荷時には、上記ダンパー装置38の付勢力により上記前枠F1ないし左右側枠F2,F3を上記車輛本体Bに対し外側に向けて傾倒し、踏み込み時における足踏みペダルPは、上記ベース板2上に設けた係止部40と上記足踏みペダルPに設けたペダル係止部42とが互いに施錠可能に構成されて、施錠により上記各前枠F1ないし左右側枠F2,F3の起立状態が保持されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の駐車車輛の盗難防止装置。
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