JP2004068590A - 駐車場における自動車盗難防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が複雑、製造コストが高い。
【解決手段】案内台1D、1と、この案内台1D、1に設けた車輪受部材(衝突レバー7、支杆8)、第1起立部材10、水平部材12、第2起立部材16と、水平部材12と第2起立部材16とに設けたロックロック手段とから構成されている。この結果、構造が簡単であり、しかも、製造コストが安価である。また、自動車Cの出し入れにより、第1起立部材10と水平部材12と第2起立部材16との組立操作や折り畳み操作を自動的に行うことができるので、操作が簡単である。
【選択図】    図1

Description

 この発明は、駐車場における自動車盗難防止装置に関するものである。
 この種の駐車場における自動車盗難防止装置は、従来からある(たとえば、特許文献1)。この駐車場における自動車盗難防止装置は、基台部(2)と、前記基台部(2)に収納可能にかつ起立可能に設けられた防止柵(3)と、前記防止柵(3)に設けられたロック装置(16)とから構成されているものである。
 以下、この駐車場における自動車盗難防止装置の使用例について説明する。まず、一対の自動車用盗難防止具(1)を駐車場にほぼ平行に設置する。この状態では防止柵(3)は基台部(2)に収納されている。つぎに、自動車の左右の前後輪を一対の基台部(2)上に乗せる。それから、基台部(2)に収納されている防止柵(3)を基台部(2)に起立させて自動車のドアに対向させる。最後に、ロック装置(16)により、防止柵(3)の起立状態をロックする。これにより、起立状態でかつこの起立状態がロックされた防止柵(3)が、自動車のドアの開きを防止することができるので、自動車自体の盗難、また、自動車内の金品の盗難を防止することができる。そして、自動車を使用する場合は、まず、ロック装置(16)による防止柵(3)の起立状態のロックを解除する。この防止柵(3)を基台部(2)に収納させることにより、自動車のドアを開くことができ、自動車を使用することができる。
特許第2654922号公報
 この発明が解決しようとする問題点は、構造が複雑であり、製造コストが高い点である。
 この発明は、案内台に自動車の車輪の進入を受けて連動する車輪受部材と第1起立部材と水平部材と第2起立部材とを案内台に設け、かつ、少なくとも、自動車の運転席側のドアと対向する第2起立部材にロック機構(ロック手段)を設けた、ことを特徴とする。
 この発明の駐車場における自動車盗難防止装置は、案内台と、この案内台に設けた車輪受部材、第1起立部材、水平部材、第2起立部材と、少なくとも第2起立部材に設けたロック機構(ロック手段)とから構成されているので、構造が簡単であり、製造コストが安価であるという効果を達成することができる。
 以下に、この発明にかかる駐車場における自動車盗難防止装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
 以下、この実施例1における自動車盗難防止装置の構成について図1〜図11を参照して説明する。図において、符号1Dは、自動車Cの運転席側の後車輪22が乗る案内台である。また、符号1は、自動車Cの助手席側の後車輪23が乗る案内台である。この運転席側の案内台1Dと助手席側の案内台1とは、ほぼ同等の構成部材から構成されている。すなわち、この案内台1D、1は、自動車Cの後車輪22、23が乗り上がるのに適当な幅と長さとを有し、内側と外側と(左右側)の枠板2と、入口板3と、載置板4とから構成されている。
 前記案内台1D、1の内外両側の枠板2の一端部(後端部)には、L字鋼(アングルバー)の車止め材5が立設固定されている。この車止め材5と前記載置板4の一端(前端)との間には、開口部6が設けられている。
 前記案内台1D、1の枠板2の一端部(後端部)には、支軸9の両端がそれぞれ回転可能に取り付けられている。すなわち、この支軸9は、内側の枠板2と外側の枠板2との間に回転可能に架設されることとなる。
 前記支軸9の両端には、2本の支杆8の一端(下端)がそれぞれ固定されている。この2本の支杆8の他端(上端)には、衝突レバー7の両端がそれぞれ取り付けられている。この結果、この衝突レバー7は、2本の支杆8の間に架設されることとなり、かつ、前記開口部6中に収納可能となる。前記衝突レバー7および前記支杆8は、一端が前記支軸9に固定されており、他端部が前記自動車Cの後車輪22、23の進入を受けて前記支軸9を回転させる車輪受部材を構成する。
 前記支軸9の外側の端部には、第1起立部材(一方の起立管材)10の一端(下端)が固定されている。この第1起立部材10は、不使用時には前記外側の枠板2の外側に水平状態にある。この第1起立部材10は、前記支軸9の回転により水平状態から起立して前記自動車Cのドア(図9〜図11に示すように、4ドアの自動車Cの場合、後部側のドア)と対向するものである。
 前記第1起立部材10の他端(上端)には、連結子11が設けられている。この連結子11には、水平部材(水平板材)12の一端がピン(枢着部)13により回転可能に取り付けられている。この結果、水平部材12の一端が前記第1起立部材10の他端に回転可能取り付けられることとなる。
 前記外側の枠板2のほぼ中間部の外側には、連結子17が設けられている。この連結子17には、第2起立部材(他方の起立管材)16の一端(下端)がピン(枢着部)18により回転可能に取り付けられている。一方、前記水平部材12の他端には、連結子14、20が設けられている。この連結子14、20には、前記第2起立部材16の他端(上端)がピン(枢着部)15、(掛止子)19により回転可能に取り付けられている。前記第2起立部材16は、前記第1起立部材10と同様に、不使用時には前記外側の枠板2の外側に水平状態にある。前記第1起立部材10の起立により前記水平部材12の移動を介して水平状態から起立して前記自動車Cのドア(図9〜図11に示すように、4ドアの自動車Cの場合、前部側のドア)と対向するものである。このとき、水平部材12は、前記自動車Cのドア(図9〜図11に示すように、4ドアの自動車Cの場合、前部側のドアと後部側のドア)と対向する。なお、前記第1起立部材10と前記水平部材12と前記第2起立部材16の自動車Cと対向する側の面には、ウレタンフォームやスポンジなどの緩衝材(図示せず)を設けて、自動車Cの車体に傷が付くのを防止するようにしても良い。
 前記運転席側の案内台1Dにおいて、前記水平部材12の他端と前記第2起立部材16の他端とは、着脱可能に取り付けられている。すなわち、連結子20に凹部21を設け、この凹部21にピン19を着脱可能に嵌合する。この結果、前記運転席側の案内台1Dにおいて、前記水平部材12の他端と前記第2起立部材16の他端とは、回転可能にかつ着脱可能に取り付けられることとなる。
 前記運転席側の案内台1Dにおいて、前記水平部材12の他端と前記第2起立部材16の他端とには、両者を着脱可能にロックするロック手段が設けられている。このロック手段は、前記水平部材12の他端と前記連結子20とには、前記第2起立部材16が起立状態のときに合致する透孔29がそれぞれ設けられている。この透孔29中には、たとえば、ワイヤキー30を通して、このワイヤキー30を着脱可能にロックする。なお、図8中においては、連結子20側の透孔29が図示されており、水平部材12側の透孔は図示されていない。また、ロック手段としては、前記ワイヤキー30以外のもの、たとえば、錠前などのロック手段であっても良い。
 前記運転席側の案内台1Dと助手席側の案内台1との幅は、Xバー機構24により、自動車Cの車輪幅に合わせて調整することができる。前記Xバー機構24は、ほぼ中央部において回転軸25により相互に回転可能に取り付けられた2本のバー26を備える。この2本のバー26の両端部には、長孔27がそれぞれ設けられている。一方、前記案内台1D、1の内側の枠板2の両端部には、ピン28がそれぞれ固定されている。このピン28に前記バー26の長孔27が嵌合されている。この結果、前記運転席側の案内台1Dと助手席側の案内台1とを前記Xバー機構24を介して図2中の実線矢印方向および破線矢印方向にほぼ平行に移動させることにより、前記運転席側の案内台1Dと助手席側の案内台1との幅を自動車Cの車輪幅に合わせて調整することができる。
 以下、この実施例1における自動車盗難防止装置の作用について説明する。まず、図1、図2に示すように、運転席側の案内台1Dと助手席側の案内台1とを駐車場に設置し、かつ、この運転席側の案内台1Dと助手席側の案内台1との幅をXバー機構24により自動車Cの車輪幅に合わせて調整する。非使用時には、外側の枠板2の外側に第1起立部材10と水平部材12と第2起立部材16とが水平状態にある。一方、衝突レバー7と2本の支杆8は、起立状態にある。
 この状態で、自動車C(なお、同乗者がいる場合には同乗者は自動車Cから降りていて、運転者だけが乗車していることとする)を後退させて、自動車Cの後車輪22、23を運転席側の案内台1Dと助手席側の案内台1上に乗り上げる(図9参照)。自動車Cをさらに後退させて、自動車Cの後車輪22、23が衝突レバー7に当たって、この衝突レバー7が加圧されて2本の支杆8とともに支軸9を中心として回転を開始する(図10参照)。すると、起立状態の衝突レバー7と2本の支杆8が約90°回転して水平状態となる。これに伴なって、支軸9が約90°回転する。この支軸9の回転に連動して水平状態の第1起立部材10が自重に抗して約90°回転して起立状態となる。この第1起立部材10の回転に連動して水平部材12が自重に抗して連結子11およびピン13を介してほぼ水平状態のまま移動する。この水平部材12の移動に連動して水平状態の第2起立部材16が自重に抗して連結子14、20およびピン15、19を介してピン18を中心として約90°回転して起立状態となる(図11参照)。
 自動車Cの後車輪22、23が衝突レバー7を完全に水平に倒して車止め材5に当たった状態においては、第1起立部材10と第2起立部材16とは、ほぼ直立の起立状態となって自動車Cのドアに対向し、また、水平部材12は、ほぼ水平状態となって同じく自動車Cのドアに対向する。
 自動車Cの後車輪22、23が車止め材5に当たった時点で自動車Cを停止させる。運転者もしくは同乗者は、運転席側の案内台1Dの水平部材12のピン19を第2起立部材16の連結子20の凹部21から外し、この水平部材12と第2起立部材16とを自動車Cの運転席側のドアの開放に邪魔にならないように回転させておく。運転者が自動車Cから降りた時点で、水平部材12と第2起立部材16とを回転させて元の状態に戻して、運転席側の案内台1Dの水平部材12のピン19を第2起立部材16の連結子20の凹部21に再び掛け止める。この水平部材12と第2起立部材16とをロック手段のワイヤキー30により着脱可能にロックする。これにより、自動車Cのドアおよび窓は、第1起立部材10と水平部材12と第2起立部材16とにより包囲されるので、自動車Cのドアや窓から自動車C内に侵入すること不可能となり、自動車自体の盗難、また、自動車内の金品の盗難を防止することができる。
 この実施例1における自動車盗難防止装置から自動車Cを出す場合は、前記の自動車盗難防止装置に自動車Cを入れる場合と逆になる。すなわち、ロック手段のワイヤキー30のロックを解除して、運転席側の案内台1Dの水平部材12のピン19を第2起立部材16の連結子20の凹部21から外し、この水平部材12と第2起立部材16とを自動車Cの運転席側のドアの開放に邪魔にならないように回転させておく。運転者が自動車Cに乗った時点で、水平部材12と第2起立部材16とを回転させて元の状態に戻して、運転席側の案内台1Dの水平部材12のピン19を第2起立部材16の連結子20の凹部21に再び掛け止める。この状態で自動車Cを前進させることにより、自動車盗難防止装置から自動車Cを出すことができる。
 一方、自動車盗難防止装置から自動車Cが出ると、衝突レバー7を加圧している加圧力がなくなるので、第1起立部材10と水平部材12と第2起立部材16は、自重により組み立てられた起立状態または水平状態から外側の枠板2の外側に折り畳まれた水平状態となる。これに伴なって、水平状態にある衝突レバー7と2本の支杆8とが起き上がって起立状態となる。
 以下、この実施例1における自動車盗難防止装置の効果について説明する。この実施例1における自動車盗難防止装置は、案内台1D、1と、この案内台1D、1に設けた車輪受部材(衝突レバー7、支杆8)、第1起立部材10、水平部材12、第2起立部材16と、水平部材12と第2起立部材16とに設けたロックロック手段とから構成されているので、構造が簡単である。しかも、構造が簡単であるから、製造コストが安価である。
 また、この実施例1における自動車盗難防止装置は、自動車Cが案内台1D、1に乗り上げることにより、折り畳まれた状態の第1起立部材10と水平部材12と第2起立部材16とが組み立てられ、また、自動車Cが案内台1D、1から出ることにおり、組み立てられた状態の第1起立部材10と水平部材12と第2起立部材16とが折り畳まれる。このように、この実施例1における自動車盗難防止装置は、自動車Cの出し入れにより、第1起立部材10と水平部材12と第2起立部材16との組立操作や折り畳み操作を自動的に行うことができるので、操作が簡単である。
 以下、この実施例2における自動車盗難防止装置の構成について図12〜図20を参照して説明する。図中、図1〜図11と同符号は、同一のものを示す。この実施例2における自動車盗難防止装置は、前記の実施例1における自動車盗難防止装置に対して、運転席側の案内台1D、1D2の構造が異なる。
 すなわち、この実施例2の案内台1D2には、水平部材がない。また、この案内台1D2の内外両側の枠板2の一端部と中間部と他端部とには、第1支軸31(前記支軸9)の両端と、第2支軸32の両端と、第3支軸33の両端とがそれぞれ回転可能に取り付けられている。前記第1支軸31には、前記の支軸9と同様に、前記の車輪受部材(衝突レバー7、支杆8)および前記の第1起立部材10が設けられている。
 図17に示すように、前記第2支軸32は、外側の枠板2の外側において、工具34により回転させられる。すなわち、第2支軸32の一端部34の形状と、工具35の凹部36の形状を、回転不可能に嵌合する形状に合致させておく。すなわち、非円形形状、たとえば、三角形形状、楕円形状、星形形状、台形形状などなどである。一方、外側の枠板2の外側において、前記第3支軸33の一端には、前記の第2起立部材16の一端が固定されている。
 また、図17〜図20に示すように、前記第2支軸32と前記第3支軸33との間には、連結機構37が設けられている。この連結機構37は、前記第2支軸32に一端が固定された第1リンク38と、前記第3支軸33に一端が固定された第2リンク39と、前記第1リンク38の他端と前記第2リンク39の他端とに両端が第1ピン40と第2ピン41とによりそれぞれ回転可能に取り付けられた第3リンク42とから構成されている。この連結機構37は、前記第2支軸32を工具35により回転させることにより前記第3支軸33を回転させるものである。
 前記第2支軸32と前記連結機構37とには、両者を着脱可能にロックするロック機構43が設けられている。このロック機構43は、前記第3リンク42の一端側に一体設けられたロック部材と、前記第2支軸32に固定された第1リンク38と、この第1リンク38とロック部材(43)とを回転可能に取り付けた第1ピン40とから構成されている。このロック機構43は、前記第2支軸32の中心と前記第1ピン40の中心とを結ぶ線分が前記第3リンク42の軸線上にほぼ位置することにより、ロックが作用するものである。
 以下、この実施例2における自動車盗難防止装置の作用について説明する。なお、助手席側の案内台1の作用は、前記の実施例1における自動車盗難防止装置の作用と同様なので、助手席側の案内台1の作用についての説明は、省略し、運転席側の案内台1D2の作用について説明する。
 まず、図12に示すように、非使用時には、外側の枠板2の外側に第1起立部材10と水平部材12と第2起立部材16とが水平状態にある。一方、衝突レバー7と2本の支杆8は、起立状態にある。
 この状態で、自動車Cを後退させて、自動車Cの後車輪22、23を運転席側の案内台1Dと助手席側の案内台1上に乗り上げる(図12参照)。自動車Cをさらに後退させて、自動車Cの後車輪22、23が衝突レバー7に当たって、この衝突レバー7が加圧されて2本の支杆8とともに支軸9を中心として回転を開始する(図13参照)。すると、起立状態の衝突レバー7と2本の支杆8が約90°回転して水平状態となる。これに伴なって、支軸9が約90°回転する。この支軸9の回転に連動して水平状態の第1起立部材10が自重に抗して約90°回転して起立状態となる(図14参照)。
 自動車Cの後車輪22、23が衝突レバー7を完全に水平に倒して車止め材5に当たった状態においては、運転席側の案内台1D2の第1起立部材10は、ほぼ直立の起立状態となって自動車Cの後部側のドアに対向する。一方、助手席側の案内台1の第1起立部材10と第2起立部材16とは、ほぼ直立の起立状態となって自動車Cの前部側のドアと後部側のドアにそれぞれ対向し、また、水平部材12は、ほぼ水平状態となって同じく自動車Cの前部側のドアと後部側のドアに対向する。
 自動車Cの後車輪22、23が車止め材5に当たった時点で自動車Cを停止させ、運転者は、自動車Cから降りる。ここで、工具35の凹部36を第2支軸32の一端部34に嵌合させて(図17参照)、工具35を図15中の実線矢印方向(反時計方向)に回転させる。すると、図18〜図20に示すように、第2支軸32が図19中の実線矢印方向(反時計方向)に回転し、これに伴なって、第1リンク38が第2支軸32の中心を中心として図19中の実線矢印方向(反時計方向)に回転する。この第1リンク38の回転に連動して、第1ピン40とロック部材(43)を介して、第3リンク42が図19中の実線矢印方向に移動する。この第3リンク42の移動に連動して、第2ピン41を介して、第2リンク39が第3支軸33の中心を中心として図19中の実線矢印方向(反時計方向)に回転する。この第2リンク39の回転に連動して、第3支軸33が図19中の実線矢印方向(反時計方向)に回転する。この第3支軸33の回転に伴なって、水平状態の第2起立部材16が自重に抗して第3支軸33の中心を中心として図19中の実線矢印方向(反時計方向)に回転する(図15参照)。
 工具35をほぼ90°回転させたところで、第2起立部材16は、ほぼ直立の起立状態となる(図16参照)。また、図20に示すように、第2支軸32の中心と第1ピン40の中心とを結ぶ線分が第3リンク42の軸線上にほぼ位置するので、ロック機構43のロックが作用することとなる。この状態で、工具35の凹部36を第2支軸32の一端部34から外すことにより、自動車Cの運転席側のドアおよび窓は、第1起立部材10と第2起立部材16とにより包囲される。一方、自動車Cの助手席側のドアおよび窓は、前記の実施例1と同様に、第1起立部材10と水平部材12と第2起立部材16とにより包囲される。この結果、この実施例2における自動車盗難防止装置は、自動車Cのドアや窓から自動車C内に侵入すること不可能となり、自動車自体の盗難、また、自動車内の金品の盗難を防止することができる。
 この実施例2における自動車盗難防止装置から自動車Cを出す場合は、前記の自動車盗難防止装置に自動車Cを入れる場合と逆になる。すなわち、工具35の凹部36を第2支軸32の一端部34に嵌合させて、工具35を図15中の実線矢印方向と逆方向(時計方向)に回転させる。すると、第2支軸32が図19中の実線矢印方向と逆方向(時計方向)に回転するので、ロック機構43のロックが解除される。この結果、工具35をさらに図15中の実線矢印方向と逆方向(時計方向)に回転させたり、または、工具35を第2支軸32から外して第2起立部材16を直接図15中の実線矢印方向と逆方向(時計方向)に回転させることにより、起立状態の第2起立部材16を水平状態にすることができる。
 運転席側の案内台1D2の第2起立部材16を水平状態にしたところで、運転者が自動車Cに乗ることができる。そして、自動車Cを前進させることにより、自動車盗難防止装置から自動車Cを出すことができる。自動車盗難防止装置から自動車Cが出ると、衝突レバー7を加圧している加圧力がなくなるので、運転席側の案内台1D2の第1起立部材10が自重により起立状態から水平状態となる。一方、助手席側の案内台1も同様に、第1起立部材10と水平部材12と第2起立部材16は、自重により組み立てられた起立状態または水平状態から外側の枠板2の外側に折り畳まれた水平状態となる。これに伴なって、水平状態にある衝突レバー7と2本の支杆8とが起き上がって起立状態となる。
 以下、この実施例2における自動車盗難防止装置の効果について説明する。この実施例2における自動車盗難防止装置は、前記の実施例1における自動車盗難防止装置とほぼ同様の効果を達成することができる。特に、この実施例2における自動車盗難防止装置においては、運転席側の案内台1D2の第2起立部材16は、工具35の回転操作により起立状態または水平状態にするので、運転者の自動車Cへの乗り降りが通常の場合(自動車盗難防止装置が設置されていない場合)と同様に行えるので、自動車盗難防止装置の操作性が向上される。
 以下、この実施例3における自動車盗難防止装置の構成について図21を参照して説明する。図中、図1〜図20と同符号は、同一のものを示す。この実施例3における自動車盗難防止装置は、前記の実施例1、2における自動車盗難防止装置に対して、自動車のC助手席側にたとえば、建物などの障害物44がある場合においては、運転席側の案内台1D2(または、1D)のみを使用する。これにより、この実施例3における自動車盗難防止装置は、前記の実施例1、2における自動車盗難防止装置と同様に、自動車Cのドアや窓から自動車C内に侵入すること不可能となり、自動車自体の盗難、また、自動車内の金品の盗難を防止することができる。
 以下、この実施例4における自動車盗難防止装置の構成について図22を参照して説明する。図中、図1〜図21と同符号は、同一のものを示す。この実施例4における自動車盗難防止装置は、前記の実施例1、2、3における自動車盗難防止装置に対して、案内台1、1D、1D2の載置板4に自動車Cの車輪22、23がガイドされるガイド部(この例では、凹部)45を設けたものである。この実施例4における自動車盗難防止装置は、載置板4にガイド部45を設けることにより、自動車Cの車輪22、23が案内台1、1D、1D2から逸脱することを確実に防止できる。
 以下、実施例1〜4以外の例について説明する。この実施例1〜4にかかる駐車場における自動車盗難防止装置においては、自動車C4ドアの自動車の場合について説明したが、この発明は、2ドアの自動車にも適用することができる。すなわち、運転席側の案内台は、前記の実施例2の案内台1D2において、衝突レバー7、支杆8、第1起立部材10、第1支軸31をなくして、第2起立部材16、第2支軸32、第3支軸33、連結機構37、ロック機構43をそのまま使用すれば良い。なお、この場合、第2起立部材16は起立部材となり、第2支軸32は第1支軸となり、第3支軸33は第2支軸となる。一方、助手席側の案内台は、前記の実施例1の案内台1において、水平部材12、第2起立部材16をなくして、衝突レバー7、支杆8、支軸9、第1起立部材10を使用すれば良い。なお、この場合、第1起立部材10を起立部材として2ドアの自動車のドアに対向するように構成する。
 なお、前記案内台1、1D、1D2は、鋼鉄製から構成されているものであるが、その他の材質のものから構成しても良い。また、前記案内台1、1D、1D2は、駐車場に設置するものであるが、固定式でも移動式でも良いし、しかも、載置板4と駐車場とが面位置となるような埋め込み式でも良い。
この発明にかかる駐車場における自動車盗難防止装置の実施例1を示す斜視図である。 同じく、設置状態を示す平面図である。 同じく、図1におけるIII矢視図であって、助手席側の案内台の折り畳み状態および組立途中状態を示す側面図である。 同じく、車輪受部材を示す一部斜視図である。 同じく、第1起立部材、水平部材、第2起立部材を示す一部斜視図ある。 同じく、助手席側の案内台の組立状態を示す側面図である。 同じく、図1におけるVII−VII線断面図である。 同じく、ロック手段を示す一部斜視図である。 同じく、自動車の後車輪が案内台に乗った状態と案内台の折り畳み状態を示す側面図である。 同じく、自動車の後車輪が車輪受部材に当たった状態と案内台の組立途中状態とを示す側面図である。 同じく、案内台の組立完了状態を示す側面図である。 この発明にかかる駐車場における自動車盗難防止装置の実施例2を示す側面図であって、自動車の後車輪が案内台に乗った状態と案内台の折り畳み状態を示す側面図である。 同じく、自動車の後車輪が車輪受部材に当たった状態と案内台の第1起立部材の起立途中状態とを示す側面図である。 同じく、案内台の第1起立部材の起立完了状態を示す側面図である。 同じく、工具の回転操作により案内台の第2起立部材の起立途中状態を示す側面図である。 同じく、案内台の第2起立部材の起立完了状態を示す側面図である。 同じく、図14におけるXVII矢視図である。 同じく、図17におけるXVIII−XVIII線断面図であって、連結機構およびロック機構を示す断面図である。 同じく、図17におけるXVIII−XVIII線断面図であって、連結機構の作動状態を示す断面図である。 同じく、図17におけるXVIII−XVIII線断面図であって、ロック機構のロック状態を示す断面図である。 この発明にかかる駐車場における自動車盗難防止装置の実施例3を示す平面図である。 この発明にかかる駐車場における自動車盗難防止装置の実施例4を示す一部断面図である。
符号の説明
 1D、1D2 運転席側の案内台
 1 助手席側の案内台
 2 枠板
 3 入口板
 4 載置板
 5 車止め材
 6 開口部
 7 衝突レバー(車輪受部材)
 8 支杆(車輪受部材)
 9 支軸
 10 第1起立部材
 11、14、17、20 連結子
 12 水平部材
 13、15、18、19 ピン
 16 第2起立部材
 21 凹部
 22 運転席側の後車輪
 23 助手席側の後車輪
 24 Xバー機構
 25 回転軸
 26 バー
 27 長孔
 28 ピン
 29 透孔
 30 ワイヤキー
 31 第1支軸
 32 第2支軸
 33 第3支軸
 34 一端部
 35 工具
 36 凹部
 37 連結機構
 38 第1リンク
 39 第2リンク
 40 第1ピン
 41 第2ピン
 42 第3リンク
 43 ロック機構(ロック部材)
 44 建物などの障害物
 45 ガイド部(凹部)
 C 自動車

Claims (8)

  1.  左右の案内台への自動車車輪の進入による案内台上の衝突レバーへの加圧により一方の起立部材を起立せしめ、それに連動して水平部材を起立せしめ、さらにこれに連動する他方の起立部材を起立せしめて自動車の前後のドア及び窓部を包囲するようにすることを特徴とする駐車場における自動車盗難防止装置。
  2.  自動車の運転席側の案内台においては、水平部材と他方の起立部材との間を着脱し得る連結関係にすることを特徴とする請求項1に記載の駐車場における自動車盗難防止装置。
  3.  駐車場における自動車の盗難を防止する装置において、
     駐車場に設置され、自動車の運転席側の車輪が乗る案内台と、
     前記案内台に回転可能に取り付けられた支軸と、
     一端が前記支軸に固定されており、他端部が前記自動車の車輪の進入を受けて前記支軸を回転させる車輪受部材と、
     一端が前記支軸に固定されており、前記支軸の回転により水平状態から起立して前記自動車のドアと対向する第1起立部材と、
     一端が前記第1起立部材の他端に回転可能に取り付けられた水平部材と、
     一端が前記案内台に回転可能に取り付けられており、他端が前記水平部材の他端に着脱可能にかつ回転可能に取り付けられており、前記第1起立部材の起立により前記水平部材の移動を介して水平状態から起立して前記自動車の運転席側のドアと対向する第2起立部材と、
     前記水平部材の他端と前記第2起立部材の他端とに設けられており、両者を着脱可能にロックするロック手段と、
     を備えたことを特徴とする駐車場における自動車盗難防止装置。
  4.  駐車場における自動車の盗難を防止する装置において、
     駐車場に設置され、自動車の運転席側の車輪が乗る案内台と、
     前記案内台にそれぞれ回転可能に取り付けられた第1支軸、第2支軸、第3支軸と、
     一端が前記第1支軸に固定されており、他端部が前記自動車の車輪の進入を受けて前記第1支軸を回転させる車輪受部材と、
     一端が前記第1支軸に固定されており、前記第1支軸の回転により水平状態から起立して前記自動車のドアと対向する第1起立部材と、
     前記第2支軸と前記第3支軸との間に設けられており、前記第2支軸を工具により回転させることにより前記第3支軸を回転させる連結機構と、
     一端が前記第3支軸に固定されており、前記第3支軸の回転により水平状態から起立して前記自動車の運転席側のドアと対向する第2起立部材と、
     前記第2支軸と前記連結機構とに設けられており、両者を着脱可能にロックするロック機構と、
     を備えたことを特徴とする駐車場における自動車盗難防止装置。
  5.  前記請求項3または4に記載の駐車場における自動車盗難防止装置と対をなし、駐車場における自動車の盗難を防止する装置において、
     駐車場に設置され、自動車の補助席側の車輪が乗る案内台と、
     前記案内台に回転可能に取り付けられた支軸と、
     一端が前記支軸に固定されており、他端部が前記自動車の車輪の進入を受けて前記支軸を回転させる車輪受部材と、
     一端が前記支軸に固定されており、前記支軸の回転により水平状態から起立して前記自動車のドアと対向する第1起立部材と、
     一端が前記第1起立部材の他端に回転可能に取り付けられた水平部材と、
     一端が前記案内台に回転可能に取り付けられており、他端が前記水平部材の他端に回転可能に取り付けられており、前記第1起立部材の起立により前記水平部材の移動を介して水平状態から起立して前記自動車のドアと対向する第2起立部材と、
     を備えたことを特徴とする駐車場における自動車盗難防止装置。
  6.  駐車場における自動車の盗難を防止する装置において、
     駐車場に設置され、自動車の運転席側の車輪が乗る案内台と、
     前記案内台にそれぞれ回転可能に取り付けられた第1支軸、第2支軸と、
     前記第1支軸と前記第2支軸との間に設けられており、前記第1支軸を工具により回転させることにより前記第2支軸を回転させる連結機構と、
     一端が前記第2支軸に固定されており、前記第2支軸の回転により水平状態から起立して前記自動車の運転席側のドアと対向する起立部材と、
     前記第1支軸と前記連結機構とに設けられており、両者を着脱可能にロックするロック機構と、
     を備えたことを特徴とする駐車場における自動車盗難防止装置。
  7.  前記請求項6に記載の駐車場における自動車盗難防止装置と対をなし、駐車場における自動車の盗難を防止する装置において、
     駐車場に設置され、自動車の補助席側の車輪が乗る案内台と、
     前記案内台に回転可能に取り付けられた支軸と、
     一端が前記支軸に固定されており、他端部が前記自動車の車輪の進入を受けて前記支軸を回転させる車輪受部材と、
     一端が前記支軸に固定されており、前記支軸の回転により水平状態から起立して前記自動車のドアと対向する起立部材と、
     を備えたことを特徴とする駐車場における自動車盗難防止装置。
  8.  前記案内台には、前記自動車の車輪がガイドされるガイド部が設けられている、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の駐車場における自動車盗難防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007321341A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Akinobu Hasegawa 駐車車輛の盗難防止装置
CN105019700A (zh) * 2015-06-30 2015-11-04 彭竞原 汽车横移设备和横移停车方法及应用
CN106522606A (zh) * 2016-10-21 2017-03-22 安徽乐库智能停车设备有限公司 一种双层车库

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