JP2010006315A - 自動車のフード装置 - Google Patents

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JP2010006315A JP2008170570A JP2008170570A JP2010006315A JP 2010006315 A JP2010006315 A JP 2010006315A JP 2008170570 A JP2008170570 A JP 2008170570A JP 2008170570 A JP2008170570 A JP 2008170570A JP 2010006315 A JP2010006315 A JP 2010006315A
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Jiro Maeda
二郎 前田
Yasukazu Fukuda
保和 福田
Masatoshi Tanaka
正利 田中
Tsunahisa Tokutani
統久 徳谷
Shinji Mori
眞二 森
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Daihatsu Motor Co Ltd
Pacific Industrial Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
Pacific Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】開閉操作を軽減できるとともに、意匠や設計に対する自由度を向上できる自動車のフード装置を提供する。
【解決手段】ヒンジ機構3は、その長手方向一端部18a,19aがフード本体2に、他端部18b,19bが車体部材5にそれぞれ枢支された第1リンク18及び第2リンク19を有し、前記フード本体2が、上下方向に大略平行移動し、かつ後縁2aがフロントガラス8に沿って移動するように、前記第1,第2リンク18,19のフード側枢支部を車体側枢支部より車両前後方向前部に位置させた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、エンジンルームを覆うフード本体と、該フード本体を全閉位置と全開位置との間で回動可能に支持するヒンジ機構とを備えた自動車のフード装置に関する。
この種のフード装置は、作業性を高める観点から、フードの後端部をヒンジ部材を介して車体部材により支持し、該フードの後端部を中心にして前部を上方に回動させる構造が一般的である(例えば、特許文献1参照)。この場合、作業者の頭部がフードに干渉しない程度のフード開度に設定されている。
特表2002−544055
ところで、前記従来のフード装置では、フードの後端部を中心に上方に回動させる構造であることから、開閉操作時に手を高く上げ下げすることが必要となる問題がある。また開閉時に、フード後端部と周辺部品とが干渉するのを回避するために、該フード後端部と周辺部品との間に大きな隙間を設ける必要があり、意匠や設計の自由度に制約が生じるという問題がある。
本発明は、前記従来の状況に鑑みてなされたもので、開閉操作を軽減できるとともに、意匠や設計に対する自由度を向上できる自動車のフード装置を提供することを課題としている。
本発明は、エンジンルームを覆うフード本体と、該フード本体を全閉位置と全開位置との間で回動可能に支持するヒンジ機構とを備えた自動車のフード装置であって、前記ヒンジ機構は、その長手方向一端部が前記フード本体に枢支され、他端部が車体部材に枢支された第1リンク及び第2リンクを有し、前記フード本体が上下方向に大略平行移動し、かつその後縁がフロントガラスに沿って移動するように、前記第1,第2リンクのフード本体側枢支部は、前記車体部材側枢支部より全閉状態で車両前方に位置するよう配置されていることを特徴としている。
本発明に係るフード装置によれば、第1,第2リンクのフード本体側の枢支部を車体部材側の枢支部より全閉状態で車両前方に位置させ、フード本体が上下方向に大略水平状態で、かつ後縁がフロントガラスに沿って移動するように構成したので、従来のフードの後端部を中心に上方に回動させる場合に比べてフード本体の開閉操作量を小さくできるとともに、開閉操作力を軽減できる。
また、前記フード本体が意匠面より上方に移動することから、意匠や設計の自由度に制約を受けることはなく、かつエンジンルーム内の作業性を低下させることもない。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図3は、本発明の一実施形態による自動車のフード装置を説明するための図であり、図1はフード装置が配設された自動車の側面図、図2はフードの全開状態の正面図、図3はフードの開閉動作を示す側面図である。
図において、1は自動車のフード装置を示している。該フード装置1は、エンジンルームAを上方から覆うフード本体2と、該フード本体2を全閉位置Bと全開位置Cとの間で開閉可能に支持する左,右一対のヒンジ機構3,3とを備えている。
前記エンジンルームAは、上下方向に延びる左,右のフロントピラー4,4と、該左,右のフロントピラー4から前方に延びる左,右のエプロンサイド5,5と、該左,右のエプロンサイド5の前方に配設された車幅方向に延びるラジエータサボート6と、前記左,右のエプロンサイド5の後端間に配設された車幅方向に延びるカウルパネル7とで囲まれた空間により形成されている。
前記左,右のフロントピラー4とカウルパネル7との間には、フロントガラス8が配設されている。該フロントガラス8は、斜め上向きに傾斜しており、かつ中央部8bが左,右側部8a,8aより前側に張り出すように湾曲形成されている。なお、10はエンジンユニット、11はヘッドライト、12はフロントバンパである。
前記フード本体2には、車両衝突時に上方から落下した被衝突物の衝撃力を吸収する衝撃力吸収機構(不図示)が設けられている。該衝撃力吸収機構は、車両が衝突した際に所定値以上の衝撃力を検知すると、フード本体2の後部を上方に押し上げるように構成されている。
前記フード本体2は、樹脂又はアルミニューム等の軽合金、もしくは樹脂と軽合金との組み合わせからなるもので、これの後縁2aは、前記フロントガラス8に沿うように湾曲形成されている。従って、車両側方から見ると、フード本体2の左,右後縁2a′は、フロントガラス8の左,右側部8aに重なっている。
前記フード本体2の前縁車幅方向中央部2bには、ストライカ15が取り付けられている。該フード本体2は、ストライカ15を前記ラジエータサポート6に取り付けられたロック部材16に係脱可能に係合させることにより、全閉位置Bにロックされる。また、フード本体2は、ラジエータサポート6に取り付けられた棒状のサポート部材(不図示)を係合させることにより全開位置Cに保持される。
前記ヒンジ機構3は、第1リンク18,第2リンク19,該両リンクの長手方向一端部18a,19a同士を連結する第3リンクとして機能する第3リンクブラケット20,及び前記第1,第2リンク18,19の他端部18b,19b同士を連結する第4リンクとして機能する第4リンクブラケット21からなる4節リンク機構である。前記第3リンクブラケット20は前記フード本体2の前後方向略中央部に固定され、前記第4リンクブラケット21は前記エプロンサイド(車体部材)5に固定されている。
前記第3リンクブラケット20は前記フード本体2の左,右側端部2c,2cに固定されている。また前記左,右の第4リンクブラケット21は前記左,右のエプロンサイド5の上壁面5aに固定されており、車両側方から見て、フロントガラス8の左,右側部8aの下方に位置している。
前記第1リンク18の一端部18aは、ヒンジピン22により前記第3リンクブラケット20の前部20aに軸支され、他端部18bは、ヒンジピン23により前記第4リンクブラケット21の前部21aに軸支されている。
前記第2リンク19の一端部19aは、ヒンジピン24により前記第3リンクブラケット20の後部20bに軸支され、他端部19bは、ヒンジピン25により前記第4リンクブラケット21の後側21bに軸支されている。
ここで前記第1リンク18の長さL1は第2リンクL2より少し短く設定されており、また第3リンクブラケット20の長さL3は第4リンクブラケット21の長さL4より少し短く設定されている。
全閉状態で見ると、前記第1,第2リンク18,19は、そのフード側枢支部が車体部材側枢支部より車両前後方向前部に位置するように、かつ略水平をなすように配置されている。また前記第4リンクブラケット21はその両ヒンジピンが略水平線上に位置するように配置されており、一方第3リンクブラケット20は第1リンク18側のヒンジピン22が第2リンク19側のヒンジピン24より前方斜め下方に位置するように配置されている。
本実施形態のリンク機構3は、前記フード本体2が略水平状態で上下方向に平行移動し、かつ後縁2aがフロントガラス8の斜面に沿って移動するように構成されている。つまり本実施形態のリンク機構3は、フード本体2を、全閉位置Bから全開位置Cまで後斜め上方に略平行移動させる。
本実施形態によれば、フード本体2に枢支された第1,第2リンク18,19のフード側枢支部を、車体側枢支部より車両前方に位置させ、フード本体2が略水平状態で上下方向に平行移動し、かつ後縁2aがフロントガラス8の斜面に沿って移動するようにしたので、従来のフードの後端部を中心に上方に回動させる場合に比べてフード本体2の開閉操作量を小さくすることができ、かつ操作力を軽減できる。
また本実施形態では、前記フード本体2が意匠面より上方に移動する、換言すれば浮き上がり開閉するためフード後端部が周辺部品と干渉しない。その結果、意匠や設計の自由度に制約を受けたり、エンジンルームA内の作業性を低下させたりすることなくフード本体2の開閉が可能となる。
なお、前記実施形態では、リンク機構3を、第1リンク18の長さL1<第2リンク19の長さL2とし、第3リンクブラケット20の長さL3<第4リンクブラケット21の長さL4とした場合を説明したが、本発明のリンク機構は、4節リンク機構であって、フード側枢支部を車体側枢支部より前部に配置すれば良く、例えば第1リンク長=第2リンク長、第3リンク長=第4リンク長とすることも、さらに第1リンク長>第2リンク長、第3リンク長>第4リンク長とすることも可能である。
本発明の一実施形態によるフード装置が配設された自動車の側面図である。 前記自動車のフード全開状態の正面図である。 前記フードの開閉動作を示す側面図である。
符号の説明
1 フード装置
2 フード本体
3 ヒンジ機構
5 エプロンサイド(車体部材)
8 フロントガラス
18 第1リンク
18a 一端部
18b 他端部
19 第2リンク
19a 一端部
19b 他端部
A エンジンルーム
B 全閉位置
C 全開位置

Claims (1)

  1. エンジンルームを覆うフード本体と、該フード本体を全閉位置と全開位置との間で回動可能に支持するヒンジ機構とを備えた自動車のフード装置であって、
    前記ヒンジ機構は、その長手方向一端部が前記フード本体に枢支され、他端部が車体部材に枢支された第1リンク及び第2リンクを有し、
    前記フード本体が上下方向に大略平行移動し、かつその後縁がフロントガラスに沿って移動するように、前記第1,第2リンクのフード本体側枢支部は、前記車体部材側枢支部より全閉状態で車両前方に位置するよう配置されていることを特徴とする自動車のフード装置。
JP2008170570A 2008-06-30 2008-06-30 自動車のフード装置 Withdrawn JP2010006315A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109591900A (zh) * 2018-11-29 2019-04-09 奇瑞商用车(安徽)有限公司 一种新能源汽车充电口盖开启系统
US10875492B2 (en) 2018-04-03 2020-12-29 Honda Motor Co., Ltd. Hood hinge

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