JP4434140B2 - 車体端部構造 - Google Patents

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本発明は、車体端部構造に関する。
自動車の車体端部構造として、特許文献1には、フードよりも前方に配置されたアウタパネルにインナパネルが裏打ちされると共に支持ステーで支持され、衝撃エネルギーをまずアウタパネルとインナパネルの塑性変形で吸収し、ついで支持ステーの座屈変形で吸収するようにした構造が記載されている。
しかし、特許文献1の構成では、アウタパネルが開閉する構造にはなっていないため、同様の衝撃吸収構造を、開閉するフードに適用すると、開閉のための部材と衝撃吸収のための部材の双方を設ける必要が生じ、結果的に開閉が困難になることがある。
実開平10−218022号公報
本発明は上記事実を考慮し、フード部材自体が開閉可能で、且つ、衝撃エネルギーを吸収可能な車体端部構造を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、車体のフード部材の縁部に沿って配置されフード部材を下方から支持する支持部材と、前記支持部材に設けられ車体外側からの荷重による変形を促進する変形促進部と、一端が車体に、他端が前記変形促進部にそれぞれ回動可能に連結され、中間部で前記フード部材から離間する方向へと少なくとも一部が湾曲されたヒンジ部材と、を有することを特徴とする。
したがって、ヒンジ部材の一端を車体に対して回動させ、さらに他端側で支持部材を回動させることで、ヒンジ部材を2つの回動中心で回動させて、フード部材を開閉できる。たとえば1つの回動中心で回動させる構成と比較して、開閉の自由度が増す。特に、ヒンジ部材は、その中間部の少なくとも一部でフード部材から離間する方向へと湾曲されているので、車体等との干渉を防止できる。
車体外側からの衝撃によって荷重がフード部材を介して支持部材に作用すると、支持部材に設けられた変形促進部が変形することで、衝撃のエネルギーを吸収することができる。また、ヒンジ部材の湾曲部分の変形によりエネルギーを吸収することも可能となる。
支持部材は、フード部材の縁部に沿って配置されており、支持部材は確実にフード部材を縁部で支持するので、フード部材に作用した荷重をヒンジ部材に確実に伝達可能となる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記支持部材の前部に設けられ支持部材を車体にロックするためのロック部材、を有することを特徴とする。
このように、保持部材の前部にロック部材を設けることで、車体外側からの荷重による支持部材の移動方向が、ロック部材を中心とした回転になる。したがって、この荷重による変形促進部の移動方向をロック部材を中心とした円弧状に案内でき、フード部材の変形方向をこの方向に制御できる。さらに、ヒンジ部材の他端も変形促進部で支持部材に連結されていることになるので、フード部材の変形方向をより効果的に制御できる。
しかも、ロック部材は、フード部材の縁部に沿って配置された支持部材の前部に設けられていることになる。これにより、フード部材に作用した荷重をロック部材に確実に伝達可能となる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記支持部材の前部で保持されるランプ部材、を有することを特徴とする。
したがって、車体外方からの荷重により、ランプ部材の下部を支点として移動または変形させて、エネルギーを吸収することができる。
本発明は上記構成としたので、フード部材自体が開閉可能で、且つ、衝撃エネルギーを吸収可能となる。
図1には、本発明の一実施形態の車体端部構造である車体前部構造14が採用された車体12の前部12Fが示されている。また、図2及び図3には、それぞれ、図1のII−II線断面図、III−III線断面図がそれぞれ示されている。なお、図面において、車両前方を矢印FRで、上方を矢印UPで、車幅方向外側を矢印OUTでそれぞれ示すこととする。
図1に示すように、車体前部構造14は、車体12の前端部を覆って外観形状の一部を成すフード16を有している。フード16の車幅方向両端には、ランプ部材18が設けられており、車体12の前方を照射したり、対向車等に光によって視認させたりできるようになっている。
フード16の下方(車体12の内側)には、ブレース20が配置されている。ブレース20は、図4にも示すように、四角筒状に形成された金属材料により車体12の上斜め前方から見て扁平なU字状に形成されている。そして、その両端20Eがフード16の取付部16Cに取り付けられており、全体としては、フード16の縁部(車両前方側の縁部及び車幅方向の縁部)に沿って配置されている。また、ブレース20を車幅方向に見ると、図3に示すように、取付部16Cから下斜め前方に延出された傾斜部20Sと、この傾斜部20Sの前端から前方へ略水平に延出された水平部20Lと、で構成されている。傾斜部20Sは、フード16の車幅方向端部を下方から支持している。また、水平部20Lの前端は、車体12のフロントサイドメンバ36等に支持されると共に、フード16を車幅方向の中央及びその近傍で支持している。
そして、傾斜部20Sと水平部20Lの境界部分が側面視にて屈曲されており、車体12の外側からの荷重、特に上斜め前方からの荷重Fに対して、ブレース20の変形を促進する変形促進部20Aとされている。すなわち、通常状態ではブレース20は変形することなくフード16を支持しているが、上記したような荷重Fがフード16を介してブレース20に作用すると、変形促進部20Aにおいてブレース20の変形が促進され、図3に二点鎖線で示すように変形する。
車体12の図示しないフロントパネルとブレース20の変形促進部20Aとの間には、ブレース20と同じく四角筒状に形成された金属材料製のフードヒンジ24が設けられている。フードヒンジ24の一端(後端)24Aは、車体12の図示しない回動支持部に回動可能に支持されている。また、フードヒンジ24の他端(前端)24Bは、図5にも詳細に示すように、ピン38によってブレース20の変形促進部20Aに回動可能に支持されている。フードヒンジ24の中間部分は、下方すなわちフード16から離間する方向へと湾曲された、略U字状の湾曲部24Cが形成されている。
図3に示すように、ブレース20には、ランプ部材18が取り付けられている。ランプ部材18は、ブレース20に固定されるランプ本体26と、このランプ本体26からの光を前方に照射するシェード28、及びランプ本体26の外見形状を成すと共に光を透過するカバー29で構成されている。ランプ部材18の下部(カバー29の下部)はブレース20に支持されており、フード16に作用した荷重Fによりブレース20が変形すると、ランプ部材18も変形及び変位するようになっている。
図2に示すように、車幅方向中央の位置には、ロック機構30が設けられている。ロック機構30は、ブレース20の最前部に取り付けられて下方に延出されたストライカ32と、フロントサイドメンバ36に取り付けられて、このストライカ32に係合または係合解除するラッチ部材34と、で構成されている。
このような構成とされた本実施形態の車体前部構造14では、フードヒンジ24の中間部分に略U字状の湾曲部24Cを形成し、且つフードヒンジ24の一端を車体の回動支持部に、他端をブレース20の変形促進部20Aにそれぞれ回動可能に連結しているので、2段階の回動によってフード16を開閉することができる。特に、湾曲部24Cが形成されていることで、開閉時及び開状態でフードヒンジ24が他の部材と干渉せず、スムーズにフード16を開閉することができる。
フード16を閉めた状態で、図3に示すように上斜め前方から荷重Fが作用すると、ブレース20は、変形促進部20Aにおいて下方に移動するようにして屈曲され、ブレース20が容易に変形する。これにより、衝撃のエネルギーを確実に吸収することができる。特に、本実施形態では、ブレース20とフードヒンジ24のモーメントアーム(フードヒンジ24の一端から他端までの距離)M4を大きくとることが可能なので、荷重Fに対して容易に変形できるように設定できる。また、ブレース20のこの変形に伴い、フードヒンジ24も湾曲部24Cの曲率が変化するように変形するので、これによっても、衝撃のエネルギーを吸収できる。
しかも、荷重Fによりランプ本体26も下方に変形及び変位するので、衝撃のエネルギーを吸収できる。しかも、本実施形態では、荷重Fによるエネルギー吸収のために、従来のようなあらたな部材を追加する必要がないので、軽量な構造となる。
図2に示すように、車幅方向の中央部分にはロック機構30が設けられているので、荷重Fにより、ブレース20の移動方向が、ストライカ32とラッチ部材34の係合部分を支点とした円弧に沿った下方向となる(図2及び図3に示す矢印M参照)。すなわち、変形促進部20Aの変形時に、この変形の方向を規制でき、フード16の変形状態(変形方向)も制御できることになる。特に、本実施形態では、変形促進部20Aをフードヒンジ24で後方からも支持しているので、フード16の変形状態(変形方向)をより確実に制御できる。しかも、本実施形態の構成では、ブレース20とフードヒンジ24のモーメントアームM4だけでなく、図1に示すように、ロック機構30が設けられたフード16の最前部16Fから変形促進部20Aまでの距離M1も長くなるので、より一層、変形促進部20Aでの変形(下方移動)を生じやすく設定できる。加えて、この距離M1が長くなることで、単に車両前後方向の成分M2だけでなく、車幅方向の成分M3も大きくなっているので、車幅方向の端部近傍においてブレース20が下方に移動するような変形も促進できるようになる。
加えて、本実施形態では、ブレース20をフード16の縁部に沿って配置しており、このブレース20に、フードヒンジ24が連結されると共に、ロック機構30が設けられている。ブレース20がフード16をその縁部で確実に支持しているので、フード16に作用した荷重Fを、ブレース20を介してフードヒンジ24及びロック機構30に確実に伝達することができる。
また、本実施形態では、上記したフードヒンジ24の構造によってフード16の開閉を可能とし、荷重Fに対するエネルギー吸収も確実に行えるようにしているので、いわゆるショートオーバーハング車(ウィンドシールド部より前側の部分が短い車両)に対して、特に好ましく適用できる。
なお、上記では、ブレース20にランプ部材18を取り付けることで、荷重F作用時にランプ部材18の変形及び変位でエネルギー吸収できる構造を挙げたが、このエネルギーをブレース20の変形(またはブレース20とフードヒンジ24の変形)で確実に吸収できれば、ランプ部材18をブレース20に取り付ける必要はない。ただし、ランプ部材18をブレース20に取り付けると、これらが一体的にモジュール化されたもの(フードモジュール)として車体12へ組み付けできるので、組み付けの容易性の点において好ましい。
上記では、ブレース20として、傾斜部20Sと水平部20Lとが変形促進部20Aを挟んで一体化された構造のものを例に挙げたが、図6に示すブレース50のように、傾斜部50Sと水平部50Lとが別体で成形され、後工程によりピン等で連結されたものでもよい。
本発明の変形促進部としては、上記したようにブレース20を屈曲することで構成したものの他に、たとえば、ブレース20自体を局所的に薄肉とする等によって構成してもよい。
また、上記では、本発明の車体端部構造として、車体12の前部に採用された車体前部構造14を挙げたが、車体の構造によっては、車体後部や側部に採用してもよい。
本発明の一実施形態の車両端部構造が採用された車体の前部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の車両端部構を示す図1のII−II線断面図である。 本発明の一実施形態の車両端部構を示す図1のIII−III線断面図である。 本発明の一実施形態の車両端部構造を構成するブレース及びフードヒンジを示す斜視図である。 本発明の一実施形態の車両端部構造のブレースとフードヒンジの連結部分を示す断面図である。 本発明の一実施形態の車両端部構造を構成するブレースの図4とは異なる例をフードヒンジと共に示す斜視図である。
符号の説明
12 車体
12F 前部
14 車体前部構造
16 フード(フード部材)
16F 最前部
16C 取付部
18 ランプ部材
20 ブレース(支持部材)
20S 傾斜部
20L 水平部
20A 変形促進部
20E 両端
22 フロントパネル
24 フードヒンジ(ヒンジ部材)
24C 湾曲部
26 ランプ本体
28 シェード
30 ロック機構
32 ストライカ
34 ラッチ部材
36 フロントサイドメンバ
38 ピン
50 ブレース
F 荷重

Claims (3)

  1. 車体のフード部材の縁部に沿って配置されフード部材を下方から支持する支持部材と、
    前記支持部材に設けられ車体外側からの荷重による変形を促進する変形促進部と、
    一端が車体に、他端が前記変形促進部にそれぞれ回動可能に連結され、中間部で前記フード部材から離間する方向へと少なくとも一部が湾曲されたヒンジ部材と、
    を有することを特徴とする車体端部構造。
  2. 前記支持部材の前部に設けられ支持部材を車体にロックするためのロック部材、
    を有することを特徴とする請求項1に記載に車体端部構造。
  3. 前記支持部材の前部で保持されるランプ部材、
    を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車体端部構造。
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