JP2010005240A - 水噴霧自動弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トンネル壁面に形成する箱抜きの奥行きを少なくして土木工事を含むトンネル全体の費用削減を図る。
【解決手段】トンネル内に所定間隔で設置された所定数の水噴霧ノズルに消火用水を供給して散布させる水噴霧自動弁装置10について、トンネル壁面に箱抜きされた収納スペースに埋込設置される収納箱11と、収納箱11の内部に横に並べて配置され、複数の水噴霧ノズルに消火用水を供給して散布させる複数の自動弁を備える。例えば所定数の水噴霧ノズルに一括して消火用水を供給する単一の自動弁の口径に対し、略半分の小口径となる2台の自動弁12−1,12−2を収納箱11の内部に横に並べて配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、トンネル内に所定間隔で設置された複数の水噴霧ノズルに消火用水を供給して散布させる水噴霧自動弁装置に関する。
従来、自動車専用道路のトンネルには、トンネル内で発生する火災事故から人身及び車両を守るため、図5のような非常用設備が設置されている。図5の非常用設備としては、火災の監視と通報のため火災検知器100や非常電話102が設けられ、火災消火のために消火栓装置104や水噴霧ヘッド108から水を散布させる水噴霧自動弁装置106等が設けられる。ここで水噴霧自動弁装置106は消火栓装置104と同様に50メートル間隔で設置され、1台の水噴霧自動弁装置106は5メートル間隔に配置した10台の水噴霧ヘッド108から散水させる。
図6は図5における水噴霧自動弁装置106の設置状態を示した断面図である。トンネルは、路面110に対し蒲鉾状にコンクリート枠体112を構築し、一方のトンネル壁面に沿って監視員通路114が設けられる。水噴霧自動弁装置106は収納箱116の内部に自動弁118を配置しており、監視員通路114から操作可能なコンクリート枠体112の壁面に箱抜きした収納スペースに埋め込み設置されている。
監視員通路114の内部には給水配管122が設置され、給水配管122から分岐した配管124を水噴霧自動弁装置106の収納箱116の内部に配置した自動弁118に立ち上げて接続している。自動弁118の2次側は配管126によりトンネル壁面のヘッド配管128に接続され、水噴霧ヘッド108から散水させる。
図7は従来の水噴霧自動弁装置とトンネル壁面に箱抜きした収納スペースに設置する収納箱の大きさを示している。図7(A)は正面、図7(B)は側面を示している。水噴霧自動弁装置106は自動弁118に対し遠隔起動弁(パイロット弁)、圧力調整弁、自動排水弁、圧力スイッチなどの制御系を配管接続して一体化している。
水噴霧自動弁装置106を収納する収納箱116のサイズは、自動弁118の1次側及び2次側に接続する配管122,124に対応した口径で決まり、例えば口径125ミリメートルの自動弁118の場合、高さHが約1メートル、横幅Wが約1.3メートル、奥行きDが約0.5メートルとなっている。
ここで収納箱116の奥行きは、口径125ミリメートルの自動弁118の場合、制御系の弁及び配管を含めて奥行き寸法L1がL2=380ミリメートルであり、これに自動弁の前後に施設される保温材と施工誤差を加味して前後にΔL=50ミリメートルの空間をそれぞれ設けており、この条件から収納箱116の奥行き寸法D2はD2=480ミリメートル以上必要となる。
特開平11−319140号公報
しかしながら、このような従来の水噴霧自動弁装置にあっては、収納箱の奥行き寸法D=480mm以上であるため、奥行き寸法が480ミリメートル以上となる収納スペースを箱抜きによりコンクリート枠体112に形成する必要があり、収納スペースの奥行き寸法に応じて外側に張り出した分、トンネルの掘削断面積が増加し、またコンクリートの打ち込み量も増加し、トンネル建設工事に占めるコストがかなりなものになっている。
本発明は、トンネル壁面に箱抜きする収納スペースの奥行きを少なくして建設工事を含むトンネル全体の費用削減を図るようにした水噴霧自動弁装置を提供することを目的とする。
本発明は、トンネル内に所定間隔で設置された所定数の水噴霧ノズルに消火用水を供給して散布させる水噴霧自動弁装置に於いて、
トンネル壁面に箱抜きされた収納スペースに埋込設置される収納箱と、
収納箱の内部に横に並べて配置され、複数の水噴霧ノズルに消火用水を供給して散布させる複数の自動弁と、
を備えたことを特徴とする。
ここで、所定数の水噴霧ノズルに一括して消火用水を供給する単一の自動弁の口径に対し、略半分の小口径となる2台の自動弁を収納箱の内部に並べて配置する。
2台の自動弁の2次側には、所定数の水噴霧ノズルを半分ずつに分けて接続する。
2台の自動弁の2次側に半分に分けて所定数の水噴霧ノズルを接続したヘッド配管を、相互に接続しても良い。
2台の自動弁は、
弁体を開閉駆動するアクチュエータと、
アクチュエータに所定圧力に調整された開駆動用の加圧水を供給する圧力調整弁と、
アクチュエータに対する加圧水の供給が停止した状態で圧力調整弁を経由してアクチュエータの加圧水を排水させる自動排水弁と、
を備え、
更に、2台の自動弁のいずれか一方に、1次側の加圧水を圧力調整弁を介してアクチュエータに供給する遠隔起動弁を設け、遠隔起動弁の2次側を遠隔起動弁を設けていない他の自動弁の圧力調整弁に配管接続し、遠隔制御弁により2台の自動弁を同時に開動作させる。
2台の自動弁に、弁開放に伴う2次側への加圧水の供給を検出してオンする圧力スイッチを設け、更に、2台の自動弁に設けている圧力スイッチの両方がオンした時に、外部に対し放水信号を出力する放水検出回路を設ける。
本発明によれば、トンネル壁面の箱抜きされた収納スペースに設置する収納箱に、単一の自動弁よりも口径の小さい少なくとも2台の自動弁を並べて設置することで、口径を小さくしたことに伴い自動弁の奥行き寸法を小さくして箱抜きの奥行き寸法を縮小し、その結果、トンネル掘削断面積を小さくし、同時にコンクリート使用量を低減し、トンネル全体としての建設コストを大幅に低減することができる。
また、2台の自動弁を設けていても、1台の遠隔起動弁により2台の自動弁を同時に開放して複数の水噴霧ヘッドから該当区画に散水し、従来と同じ1台の自動弁の制御系をそのまま使用して2台の自動弁の開放動作が同時にできる。
更に、遠隔起動弁以外の手動起動弁などについては各自動弁に個別に設けていることで、例えば2台の自動弁につき単独で機能点検を行うことができる。
図1は自動弁を2台配置した本発明による水噴霧自動弁装置の実施形態を示した説明図であり、図2にその側面図を示す。
図1において、本実施形態の水噴霧自動弁装置10は、トンネル壁面のコンクリート枠体に対し箱抜きされた収納スペースに設置する収納箱11を備え、収納箱11の中に、本実施例にあっては、2台の自動弁12−1,12−2を横に並べて配置している。
自動弁12−1は1次側に配管15−1を接続し、2次側にテスト制水弁14−1を介して配管16−1を接続しており、配管16−1は図示しないヘッド配管を介して水噴霧ヘッドに接続される。
自動弁12−1に対しては制御系機器として、止め弁18−1、遠隔起動弁(パイロット弁)20、手動起動弁22−1、圧力調整弁24−1、自動排水弁26−1、テスト放水弁28−1及び圧力スイッチ32−1が設けられている。
また、自動弁12−2に対しては制御系機器として、止め弁18−2、手動起動弁22−2、圧力調整弁24−2、自動排水弁26−2、テスト放水弁28−2、点検用仕切弁30及び圧力スイッチ32−2が設けられている。
ここで遠隔起動弁20は自動弁12−1に設けられているが、自動弁12−2には設けられておらず、遠隔起動弁20によって自動弁12−1,12−2を同時に遠隔起動する。また、点検用仕切弁30は自動弁12−2に設けられているが、自動弁12−1には設けられていない。
自動弁12−1,12−2を配置した本実施形態の水噴霧自動弁装置10は、トンネル内に50メートル間隔で設置されており、50メートル区間につき、5メートル間隔で設置している10台の水噴霧ヘッドに対し加圧消火用水を供給して散水する。
この水噴霧ヘッド10台に加圧水を供給する従来装置にあっては、図7に示したように、1台の自動弁で行っており、自動弁として口径125ミリメートルのものを使用している。そこで、本実施形態にあっては、従来1台で対応していた自動弁を2台の小口径の自動弁12−1,12−2に分割しており、自動弁12−1,12−2の口径としては65ミリメートルのものを使用し、従来に比べ約半分の口径とすることで自動弁12−1,12−2の小型化を図っている。
2台の自動弁12−1,12−2を横に並べて配置した図1の収納箱11の寸法は、高さH及び幅Wについては図7の従来装置と同じ高さH=約1メートル、幅W=1.3メートルであるが、小口径としたことで奥行き寸法を短縮することができる。
図2の本実施形態の側面図について、奥行き寸法D1は、自動弁12−1及び圧力スイッチ32−1、テスト制水弁28−1などの制御系機器できまる奥行き寸法L1であり、奥行き寸法L1は図7の従来装置の奥行き寸法L2に対し、小口径としたことで短くしている。即ち従来の口径125ミリメートルの自動弁にあっては、奥行き寸法L2=380ミリメートルであったものが、口径65ミリメートルの自動弁2台としたことで、奥行き寸法L1=280ミリメートルと100ミリメートル短くすることができている。
そして、自動弁12−1,12−2の前後に施設される保温材と施工誤差を加味したΔL=50ミリメートルの空間を確保する必要があることから、その結果、口径65ミリメートルの自動弁2台の収納に必要な収納箱11の奥行き寸法D1はD1=380ミリメートル以上あれば良いことになる。
図3は本実施形態による水噴霧自動弁装置を設置したトンネル断面を示した説明図である。図3において、トンネルは、路面110に対し蒲鉾状にコンクリート枠体40を構築し、一方のトンネル壁面に沿って監視員通路114が設けられる。水噴霧自動弁装置10は収納箱11の内部に2台の自動弁12−1,12−2を図1に示したように横に並べて配置しており、監視員通路114から操作可能なコンクリート枠体112の壁面に箱抜きした収納部に埋め込み設置されている。
監視員通路114の内部には給水配管122が設置され、給水配管122から分岐した配管15−1,15−2を水噴霧自動弁装置10収納箱11の内部に配置した自動弁12−1,12−2に立上げて接続している。自動弁12−1,12−2の2次側は配管16−1,16−2によりトンネル壁面のヘッド配管34−1,34−2に接続され、水噴霧ヘッド36から散水させる。
このようなトンネル設置状態において、本実施形態の水噴霧自動弁装置10は、従来装置の収納箱116の奥行き寸法D2=480ミリメートル以上に対し、本実施形態にあっては収納箱11の奥行き寸法をD1=380ミリメートル以上と100ミリメートル縮小することができる。即ち、想像線で示す従来のコンクリート枠体112を、本実施形態にあっては、コンクリート枠体40に縮小することができ、これに応じてトンネル掘削断面積及びコンクリート打込量を低減でき、トンネル全長を考慮すると大幅な建設コストの節減が可能となる。
図4は図1の実施形態における水噴霧自動弁装置の配管系及び制御系を示した説明図である。図4において、まず自動弁12−1側を説明すると、自動弁12−1の1次側には配管15−1が接続され、配管15−1には所定圧力の加圧水が充填されている。
自動弁12−1の2次側にはテスト制水弁14−1が設けられ、その2次側に配管16−1を接続し、配管16−1はトンネル壁面に沿って配置されたヘッド配管34−1に接続され、ヘッド配管34−1には5メートル間隔で水噴霧ヘッド36が5台接続されている。
テスト制水弁14−1は通常時は開放としており、点検時に水噴霧ヘッド36から実際に消火用水を散水することなく水噴霧自動弁装置10をテスト作動させる際に閉鎖される。
自動弁12−1にはシリンダ室42−1にピストン44−1を摺動自在に入れたアクチュエータが設けられており、ピストン44−1の移動で弁体46−1を移動して弁を開放するようにしている。
自動弁12−1の開放動作は、通常監視時は、遠隔起動弁20により行われる。遠隔起動弁20としては電動弁を使用しており、監視センタでトンネル内での車両火災が検知確認された際の散水起動操作に基づく起動信号を受けて遠隔起動弁20が開動作する。遠隔起動弁20が開くと、1次側の加圧水が止め弁18−1、遠隔起動弁20及び圧力調整弁24−1を介してシリンダ室42−1に供給され、ピストン44−1を左側にストロークして弁体46−1を弁座からリフトして開放し、2次側に加圧水を供給し、水噴霧ヘッド36からトンネル内に散水させる。
次に自動弁12−2側を説明すると、自動弁12−2の1次側には配管15−2が接続され、配管15−2には所定圧力の消火用水が加圧充填されている。
自動弁12−2の2次側にはテスト制水弁14−2が設けられ、その2次側に配管16−2を接続し、配管16−2はトンネル壁面に沿って配置されたヘッド配管34−2に接続され、ヘッド配管34−2には5メートル間隔で水噴霧ヘッド36が5台接続されている。
自動弁12−2にはシリンダ室42−2にピストン44−2を摺動自在に入れたアクチュエータが設けられており、ピストン44−2の移動で弁体46−2を移動して弁を開放するようにしている。
自動弁12−2の開放動作は、自動弁12−1に設けた遠隔起動弁20により行われる。このため遠隔起動弁20の2次側をパイロット配管38により自動弁12−2側に設けている点検用仕切弁30を介して圧力調整弁24−2に接続している。
監視センタの散水起動操作に基づく起動信号を受けて遠隔起動弁20が開動作すると、自動弁12−1の1次側の加圧水が止め弁18−1、遠隔起動弁20、パイロット配管38、点検用仕切弁30及び圧力調整弁24−2を介して自動弁12−2のシリンダ室42−2に供給され、ピストン44−2を左側にストロークして弁体46−2を弁座からリフトして開放し、2次側に加圧水を供給し、ヘッド配管34−2に接続している5台の水噴霧ヘッド36からトンネル内に散水させる。
このように本実施形態にあっては、1台の遠隔起動弁20の開動作で2台の自動弁12−1,12−2を同時に開放することかでき、自動弁を2台に分割して小口径化していても、開放制御は従来の1台の自動弁の場合と同じであり、このため自動弁を2台に分割しても、電気的な制御系に変更はなく、従来の制御系がそのまま使用できる。
自動弁12−1,12−2には圧力スイッチ32−1,32−2が設けられており、自動弁12−1,12−2の開放により2次側に加圧水が供給されると圧力スイッチ32−1,32−2がオンする。圧力スイッチのスイッチオン信号は監視センタに送られ、監視パネルに設けている放水動作確認灯を点灯させる。
本実施形態にあっては、2台の自動弁12−1,12−2が開放したときに放水動作確認灯を点灯する必要があることから、圧力スイッチ32−1,32−2の両方がスイッチオンした時に放水動作確認信号を監視センタに送って放水動作確認灯を点灯させる放水検出回路を設けている。
自動弁12−1,12−2の開放による水噴霧ヘッド36からの散水停止は、開放状態にある遠隔起動弁20を監視センタからの制御信号により閉動作させる。遠隔起動弁20が閉じると、圧力調整弁24−1,24−2を経由したシリンダ室42−1,42−2に対する1次側からの加圧水の供給が停止する。
自動弁12−1,12−2の圧力スイッチ32−1,32−2を接続した配管とドレインとの間には自動排水弁26−1,26−2とテスト放水弁28−1,28−2が並列接続されている。自動排水弁26−1,26−2は所定値を超える圧力が加わると閉じ、圧力が所定値を下回ると開く弁である。
このため圧力調整弁24−1,24−2を経由して自動排水弁26−1,26−2に加わっている加圧水の圧力が低下し、所定圧以下に低下すると自動排水弁26−1,26−2が開放し、シリンダ室42−1,42−2の加圧水は圧力調整弁24−1,24−2及び自動排水弁26−1,26−2を介してドレインに流れ、ピストン44−1,44−2がスプリングの力で右にストロークし、弁体46−1,46−2を弁座に戻し、閉鎖状態とする。
自動弁12−1,12−2は手動起動弁22−1,22−2の現場操作によっても開放させることができる。また、自動弁12−1,12−2を個別に手動操作によって開放させることもできる。
手動操作により自動弁12−1又は12−2を開放したい場合は、点検用仕切弁30を閉じ、この状態で手動起動弁22−1を開くと自動弁12−1を開放でき、また手動起動弁22−2を開くと自動弁12−2を開放できる。
また、水噴霧ヘッド36から散水することなく作動試験を行う場合には、テスト制水弁14−1,14−2を閉鎖し、またテスト放水弁28−1,28−2を開き、この状態で手動起動弁22−1を開くことで、自動弁12−1,12−2を開放させ、テスト放水弁28−1,28−2を経由してドレインに加圧水を流す。
作動試験のために開放した自動弁12−1,12−2の閉鎖は、手動起動弁22−1を閉じればよい。このときテスト放水弁28−1,28−2が開いているため自動排水弁26−1,26−2の開放動作を待つことなく、自動弁12−1,12−2を直ちに閉鎖させることができる。
なお、上記の実施形態にあっては、図3に示したように、2台の自動弁12−1,12−2の2次側に、ヘッド配管34−1,34−2を分離配置して5台ずつの水噴霧ヘッド36から散水させているが、ヘッド配管34−1,34−2を連結しても良い。ヘッド配管34−1,34−2を連結した場合には、自動弁12−1,12−2のいずれか一方の故障の際にも、正常な自動弁からの加圧水により10台の水噴霧ヘッド36から確実に散水することができ、ヘッド1台当りの散水量は減るが、信頼性を向上できる。
また、上記の実施形態は自動弁を2台の自動弁に分割して小口径化を図っているが、更に、3台、4台というように分割台数を増加させて更に小口径化することで、トンネル壁面の箱抜きに対応した収納箱の奥行き寸法を縮小させても良い。また、自動弁を横に並べているが、縦に並べても良い。
また、本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
自動弁を2台設置した本発明による水噴霧自動弁装置の実施形態を示した説明図 図1の側面図 本実施形態による水噴霧自動弁装置を設置したトンネル断面を示した説明図 図1の実施形態における水噴霧自動弁装置の配管系及び制御系を示した説明図 トンネル非常用設備を示した説明図 従来の水噴霧自動弁装置の設置したトンネル断面を示した説明図 従来の水噴霧自動弁装置と箱抜きの関係を示した説明図
符号の説明
10:水噴霧自動弁装置
11:収納箱
12−1,12−2:自動弁
14−1,14−2:テスト制水弁
15−1,15−2,16−1,16−2:配管
18−1,18−2:止め弁
20:遠隔起動弁
22−1,22−2:手動起動弁
24−1,24−2:圧力調整弁
26−1,26−2:自動排水弁
28−1,28−2:テスト放水弁
30:点検用仕切弁
32−1,32−2:圧力スイッチ
34−1,34−2:ヘッド配管
36:水噴霧ヘッド
38:パイロット配管
40:コンクリート枠体

Claims (6)

  1. トンネル内に所定間隔で設置された所定数の水噴霧ノズルに消火用水を供給して散水させる水噴霧自動弁装置に於いて、
    トンネル壁面に箱抜きされた収納スペースに埋込設置される収納箱と、
    前記収納箱の内部に並べて配置され、前記複数の水噴霧ノズルに消火用水を供給して散布させる複数の自動弁と、
    を備えたことを特徴とする水噴霧自動弁装置。
  2. 請求項1記載の水噴霧自動弁装置において、前記所定数の水噴霧ノズルに一括して消火用水を供給する単一の自動弁の口径に対し、略半分の小口径となる2台の自動弁を前記収納箱の内部に横に並べて配置したことを特徴とする水噴霧自動弁装置。
  3. 請求項2記載の水噴霧自動弁装置において、前記2台の自動弁の2次側に、前記所定数の水噴霧ノズルを半分ずつに分けて接続したことを特徴とする水噴霧自動弁装置。
  4. 請求項3記載の水噴霧自動弁装置において、前記2台の自動弁の2次側に半分に分けて前記所定数の水噴霧ノズルを接続したヘッド配管を、相互に接続したことを特徴とする水噴霧自動弁装置。
  5. 請求項2記載の水噴霧自動弁装置において、前記2台の自動弁は、
    弁体を開閉駆動するアクチュエータと、
    前記アクチュエータに所定圧力に調整された開駆動用の加圧水を供給する圧力調整弁と、
    前記アクチュエータに対する加圧水の供給が停止した状態で前記圧力調整弁を経由して前記アクチュエータの加圧水を排水させる自動排水弁と、
    を備え、
    更に、前記2台の自動弁のいずれか一方に、1次側の加圧水を前記圧力調整弁を介して前記アクチュエータに供給する遠隔起動弁を設け、前記遠隔起動弁の2次側を前記遠隔起動弁を設けていない他の自動弁の圧力調整弁に配管接続し、前記遠隔制御弁により前記2台の自動弁を同時に開動作させることを特徴とする水噴霧自動弁装置。
  6. 請求項2記載の水噴霧自動弁装置において、前記2台の自動弁に、弁開放に伴う2次側への加圧水の供給を検出してオンする圧力スイッチを設け、更に、前記2台の自動弁に設けている圧力スイッチの両方がオンした時に、外部に対し放水信号を出力する放水検出回路を設けたことを特徴とする水噴霧自動弁装置。
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