JP2003070932A - 散水システム - Google Patents
散水システムInfo
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- JP2003070932A JP2003070932A JP2001265832A JP2001265832A JP2003070932A JP 2003070932 A JP2003070932 A JP 2003070932A JP 2001265832 A JP2001265832 A JP 2001265832A JP 2001265832 A JP2001265832 A JP 2001265832A JP 2003070932 A JP2003070932 A JP 2003070932A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動弁の個数を少なくして信頼性が高く通水
試験作業および保守を容易に行うことのできる散水シス
テムを得る。 【解決手段】 加圧水供給源に接続されて複数の防火区
画を持つトンネル内で主配管に分岐接続された分岐配管
に接続されて加圧水を供給あるいは供給停止させる自動
弁を備えている。自動弁を持つ分岐配管には、それぞれ
加圧水を複数の防火区画のうちの該当防火区画に供給す
る複数の枝管が設けられていて、複数の防火区画に対し
て一台の自動弁を共用している。各々の枝管には遠隔制
御弁と放水ヘッドとが設けられている。
試験作業および保守を容易に行うことのできる散水シス
テムを得る。 【解決手段】 加圧水供給源に接続されて複数の防火区
画を持つトンネル内で主配管に分岐接続された分岐配管
に接続されて加圧水を供給あるいは供給停止させる自動
弁を備えている。自動弁を持つ分岐配管には、それぞれ
加圧水を複数の防火区画のうちの該当防火区画に供給す
る複数の枝管が設けられていて、複数の防火区画に対し
て一台の自動弁を共用している。各々の枝管には遠隔制
御弁と放水ヘッドとが設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は散水システムに関
し、特に道路交通用等のトンネルの火災発生時に作動す
る散水システムに関するものである。
し、特に道路交通用等のトンネルの火災発生時に作動す
る散水システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】トンネル防災システムは、トンネルの長
手方向を例えば25mの所定の距離毎に区切って防火区
画を設定し、火災発生時に特定の防火区画内の所定領域
に対する散水を行うものである。図3にはこのようにト
ンネル内に散水するための従来の散水システムを概略的
に示してあり、この散水システムは、貯水槽1の消火水
を送水するポンプ2等の加圧水供給源と、この加圧水供
給源に接続されてトンネル3内にまで延びてトンネル3
内に加圧水を供給する主配管4と、トンネル3内でこの
主配管4に分岐接続された複数の分岐配管35とを備え
ている。
手方向を例えば25mの所定の距離毎に区切って防火区
画を設定し、火災発生時に特定の防火区画内の所定領域
に対する散水を行うものである。図3にはこのようにト
ンネル内に散水するための従来の散水システムを概略的
に示してあり、この散水システムは、貯水槽1の消火水
を送水するポンプ2等の加圧水供給源と、この加圧水供
給源に接続されてトンネル3内にまで延びてトンネル3
内に加圧水を供給する主配管4と、トンネル3内でこの
主配管4に分岐接続された複数の分岐配管35とを備え
ている。
【0003】主配管4は、トンネル3内では路床側部に
設けられた監査路6内に埋設されてトンネル3に沿っ
て、全体として例えば5区画(図3には4区画だけ示し
てある)の複数の防火区画に亘って延びている。
設けられた監査路6内に埋設されてトンネル3に沿っ
て、全体として例えば5区画(図3には4区画だけ示し
てある)の複数の防火区画に亘って延びている。
【0004】分岐配管35は複数の防火区画の内の該当
防火区画に対応して1つずつ設けられて監査路6内に設
けられた主配管4からトンネル3の側壁に沿って立ち上
がってトンネル3の天井近くにまで延びており、これら
の分岐配管35のそれぞれの先端部分にはトンネル3内
の該当する防火区画に加圧水を散水するための必要な数
の放水ヘッド7が接続されている。なお、図3において
は、分岐配管35のそれぞれの先端部分には、複数の放
水ヘッド7(図示の例では3つ)が接続され、該当防火
区画に加圧水を散水する。
防火区画に対応して1つずつ設けられて監査路6内に設
けられた主配管4からトンネル3の側壁に沿って立ち上
がってトンネル3の天井近くにまで延びており、これら
の分岐配管35のそれぞれの先端部分にはトンネル3内
の該当する防火区画に加圧水を散水するための必要な数
の放水ヘッド7が接続されている。なお、図3において
は、分岐配管35のそれぞれの先端部分には、複数の放
水ヘッド7(図示の例では3つ)が接続され、該当防火
区画に加圧水を散水する。
【0005】分岐配管35の根本部分には、仕切弁9
と、仕切弁9の下流側に設けられた自動弁10とが設け
られている。そのため、自動弁10は複数の防火区画の
数だけ設けられている。自動弁10は、火災あるいは放
水試験開始時等の必要時に開いて散水のためにヘッド7
に加圧水を供給したり、鎮火あるいは試験終了時等の平
常時に閉じてヘッド7への加圧水の供給を停止させるも
のである。なお、自動弁10の圧力調整機能を確認する
ために圧力計11が設けてある。
と、仕切弁9の下流側に設けられた自動弁10とが設け
られている。そのため、自動弁10は複数の防火区画の
数だけ設けられている。自動弁10は、火災あるいは放
水試験開始時等の必要時に開いて散水のためにヘッド7
に加圧水を供給したり、鎮火あるいは試験終了時等の平
常時に閉じてヘッド7への加圧水の供給を停止させるも
のである。なお、自動弁10の圧力調整機能を確認する
ために圧力計11が設けてある。
【0006】このような散水システムに於いては、その
機能を保持しているかどうかについての放水試験を年に
1回程度、定期的に行う必要がある。放水試験は、実際
に放水ヘッド7から散水させて目視によりその散水状態
を確認していたが、近年、放水試験時には、トンネル3
内の交通規制を行って、適当な集水装置(図示してな
い)をトンネル3内に搬入して放水ヘッド7にあてがっ
て放出された消火水(加圧水)が飛散しないようにして
から散水システムを運転することにより集水装置によっ
て集められた消火水の流量を測定して所定の放水量が放
出されていることを確認している。
機能を保持しているかどうかについての放水試験を年に
1回程度、定期的に行う必要がある。放水試験は、実際
に放水ヘッド7から散水させて目視によりその散水状態
を確認していたが、近年、放水試験時には、トンネル3
内の交通規制を行って、適当な集水装置(図示してな
い)をトンネル3内に搬入して放水ヘッド7にあてがっ
て放出された消火水(加圧水)が飛散しないようにして
から散水システムを運転することにより集水装置によっ
て集められた消火水の流量を測定して所定の放水量が放
出されていることを確認している。
【0007】放水試験終了時には自動弁10を閉じて放
水ヘッド7への給水を停止すると共に自動弁10の二次
側の自動排水弁(図示してない)が開き、消火水の排水
をする。また、集水装置を放水ヘッド7から外してトン
ネル3外に搬出して交通規制を解除する。このような放
水試験の結果、所定の散水が行われていなければ、その
原因を調査して、機器の不具合の場合には自動弁10等
の機器を取り外して交換する必要があることがある。
水ヘッド7への給水を停止すると共に自動弁10の二次
側の自動排水弁(図示してない)が開き、消火水の排水
をする。また、集水装置を放水ヘッド7から外してトン
ネル3外に搬出して交通規制を解除する。このような放
水試験の結果、所定の散水が行われていなければ、その
原因を調査して、機器の不具合の場合には自動弁10等
の機器を取り外して交換する必要があることがある。
【0008】また、放水試験とは別に、放水試験よりも
簡易的な試験である自動弁10の通水試験を年に数回程
度行う必要がある。通水試験は、実際に放水ヘッド7か
ら消火水を散水させずに、自動弁10の二次側に接続さ
れたテスト放水弁(図示してない)を設けている配管に
消火水を送水することによって、自動弁10が正常に開
閉するかを確認するものであり、放水試験と比較して、
実際に放水ヘッド7から散水させないので、トンネル3
内の交通規制を行う必要がない点が異なる。
簡易的な試験である自動弁10の通水試験を年に数回程
度行う必要がある。通水試験は、実際に放水ヘッド7か
ら消火水を散水させずに、自動弁10の二次側に接続さ
れたテスト放水弁(図示してない)を設けている配管に
消火水を送水することによって、自動弁10が正常に開
閉するかを確認するものであり、放水試験と比較して、
実際に放水ヘッド7から散水させないので、トンネル3
内の交通規制を行う必要がない点が異なる。
【0009】試験時に手動起動弁(図示してない)を開
くと、正常ならぱ自動弁10が開き、自動弁10の二次
側に接続されたテスト放水弁を設けている配管に消火水
が送水されるので、該配管に流れる消火水の音を聴くこ
とや、流水を目視可能ならば目視することや、自動弁1
0のロッド先端(図示してない)が開位置に移動するこ
と等により、自動弁10が開いたことを確認する。その
後、手動起動弁を閉じると、正常ならぱ自動弁10が閉
じ、自動弁10の二次側に接続されたテスト放水弁を設
けている配管に消火水が送水されなくなるので、該配管
に流れる消火水の音が聴こえなくなることや、流水がな
いのを目視することや、自動弁10のロッド先端が閉位
置に移動すること等により、自動弁10が閉じたことを
確認する。
くと、正常ならぱ自動弁10が開き、自動弁10の二次
側に接続されたテスト放水弁を設けている配管に消火水
が送水されるので、該配管に流れる消火水の音を聴くこ
とや、流水を目視可能ならば目視することや、自動弁1
0のロッド先端(図示してない)が開位置に移動するこ
と等により、自動弁10が開いたことを確認する。その
後、手動起動弁を閉じると、正常ならぱ自動弁10が閉
じ、自動弁10の二次側に接続されたテスト放水弁を設
けている配管に消火水が送水されなくなるので、該配管
に流れる消火水の音が聴こえなくなることや、流水がな
いのを目視することや、自動弁10のロッド先端が閉位
置に移動すること等により、自動弁10が閉じたことを
確認する。
【0010】このような通水試験の結果、所定の通水が
行われていなけれぱ、その原因を調査して、機器の不具
合の場合には自動弁10等の機器を取り外して交換する
必要がある。
行われていなけれぱ、その原因を調査して、機器の不具
合の場合には自動弁10等の機器を取り外して交換する
必要がある。
【0011】従来の散水システムに於いては、これらの
自動弁10はトンネル3の側壁下部の監査路6内に設け
られているので、その数量が多いことを除いて個々の操
作や目視測定等には何ら不都合はない。
自動弁10はトンネル3の側壁下部の監査路6内に設け
られているので、その数量が多いことを除いて個々の操
作や目視測定等には何ら不都合はない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の散
水システムに於いては、複数の防火区画の数だけ設けら
れている多数の自動弁についてそれぞれ通水試験をする
必要がある。通水試験は、上述のように実際に自動弁に
通水させて開閉動作の確認を行うため、これまでの例で
は一つの自動弁について2,3人の作業員により約10
分間必要であり、多数の自動弁の通水試験を行うために
試験時間も人件費等のコストも掛かっていた。また、自
動弁およびそれに付随する機器の数が多いため、トンネ
ル内にそれらの設置スペースを確保しなければならず、
更に自動弁の設置台数が多いために散水システム全体と
してのコストが高かった。
水システムに於いては、複数の防火区画の数だけ設けら
れている多数の自動弁についてそれぞれ通水試験をする
必要がある。通水試験は、上述のように実際に自動弁に
通水させて開閉動作の確認を行うため、これまでの例で
は一つの自動弁について2,3人の作業員により約10
分間必要であり、多数の自動弁の通水試験を行うために
試験時間も人件費等のコストも掛かっていた。また、自
動弁およびそれに付随する機器の数が多いため、トンネ
ル内にそれらの設置スペースを確保しなければならず、
更に自動弁の設置台数が多いために散水システム全体と
してのコストが高かった。
【0013】従って、この発明の課題は上述のような従
来の散水システムの問題点を解消することであり、また
自動弁の個数を少なくして信頼性が高く通水試験作業お
よび保守を容易に行うことのできる散水システムを得る
ことである。
来の散水システムの問題点を解消することであり、また
自動弁の個数を少なくして信頼性が高く通水試験作業お
よび保守を容易に行うことのできる散水システムを得る
ことである。
【0014】
【課題を解決するための手段】(1)この発明によれ
ば、複数の防火区画を持つトンネル内に散水するための
散水システムであって、加圧水供給源と、加圧水供給源
に接続されてトンネル内にまで延びた主配管と、トンネ
ル内で主配管に分岐接続された分岐配管と、分岐配管に
接続されて加圧水を供給あるいは供給停止させる自動弁
と、分岐配管に自動弁の下流側で分岐接続されて、それ
ぞれ加圧水を複数の防火区画のうちの該当防火区画に供
給する複数の枝管と、枝管のそれぞれに設けられた遠隔
制御弁と、枝管のそれぞれに遠隔制御弁の下流側で接続
されて、該当防火区画に加圧水を散水する放水ヘッドと
を備えた散水システムが得られる。
ば、複数の防火区画を持つトンネル内に散水するための
散水システムであって、加圧水供給源と、加圧水供給源
に接続されてトンネル内にまで延びた主配管と、トンネ
ル内で主配管に分岐接続された分岐配管と、分岐配管に
接続されて加圧水を供給あるいは供給停止させる自動弁
と、分岐配管に自動弁の下流側で分岐接続されて、それ
ぞれ加圧水を複数の防火区画のうちの該当防火区画に供
給する複数の枝管と、枝管のそれぞれに設けられた遠隔
制御弁と、枝管のそれぞれに遠隔制御弁の下流側で接続
されて、該当防火区画に加圧水を散水する放水ヘッドと
を備えた散水システムが得られる。
【0015】(2)また、遠隔制御弁は常閉型であり、
火災発生時に該当防火区画内の遠隔制御弁だけが開くよ
うにしてもよい。
火災発生時に該当防火区画内の遠隔制御弁だけが開くよ
うにしてもよい。
【0016】(3)また、遠隔制御弁は常開型であり、
火災発生時に該当防火区画以外の防火区画内の遠隔制御
弁だけが閉じるようにしてもよい。
火災発生時に該当防火区画以外の防火区画内の遠隔制御
弁だけが閉じるようにしてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1には本発明の
散水システムの一実施形態を概略的斜視図で示してあ
る。図1に於いて、散水システムは、トンネル3の長手
方向を例えば25mの所定の距離毎に区切って防火区画
を設定し、火災発生時に該当の防火区画に対する散水を
行うためのものである。このようにトンネル3内に散水
するための散水システムは、トンネル3外部に設けられ
た貯水槽1の消火水を送水するポンプ2等の加圧水供給
源と、この加圧水供給源に接続されてトンネル3外から
トンネル3内にまで延びてトンネル3内に加圧水を供給
する主配管4と、トンネル3内でこの主配管4に接続さ
れた複数の分岐配管8とを備えている。
散水システムの一実施形態を概略的斜視図で示してあ
る。図1に於いて、散水システムは、トンネル3の長手
方向を例えば25mの所定の距離毎に区切って防火区画
を設定し、火災発生時に該当の防火区画に対する散水を
行うためのものである。このようにトンネル3内に散水
するための散水システムは、トンネル3外部に設けられ
た貯水槽1の消火水を送水するポンプ2等の加圧水供給
源と、この加圧水供給源に接続されてトンネル3外から
トンネル3内にまで延びてトンネル3内に加圧水を供給
する主配管4と、トンネル3内でこの主配管4に接続さ
れた複数の分岐配管8とを備えている。
【0018】主配管4は、トンネル3内では監査路6内
に埋設されてトンネル3に沿って延びていて、図示の例
では4区画の複数の防火区画a、b、cおよびdに亘っ
て延びて、各防火区画内にそれぞれ3つずつ設けられた
放水ヘッド7に接続されるべく所定の長さに亘って延び
ている。
に埋設されてトンネル3に沿って延びていて、図示の例
では4区画の複数の防火区画a、b、cおよびdに亘っ
て延びて、各防火区画内にそれぞれ3つずつ設けられた
放水ヘッド7に接続されるべく所定の長さに亘って延び
ている。
【0019】分岐配管8は、適当な複数の数(図示の例
では2つ)の防火区画毎に1本ずつ設けられていて、監
査路6内に設けられた主配管4からトンネル3の側壁に
沿って立ち上がり、これらの分岐配管8のそれぞれの先
端からはそれぞれ加圧水を複数の防火区画のうち該当防
火区画に供給する複数の枝管5(図示の例では2本)が
分岐して接続されている。換言すれば、2本の枝管5に
対しては共通の一本の分岐配管8から加圧水が供給され
る。そして、このような分岐配管8には加圧水を放水ヘ
ッド7に対して供給あるいは供給停止させるための自動
弁10と仕切弁9とが設けられている。また、各枝管5
には遠隔制御弁11が設けられていて、枝管5の先端に
はトンネル3内の該当防火区画に加圧水を散水する適当
な数の放水ヘッド7(図示の例では3つ)が接続されて
いる。放水ヘッド7の数は、放水ヘッド7の放水可能範
囲等により適宜変更可能である。
では2つ)の防火区画毎に1本ずつ設けられていて、監
査路6内に設けられた主配管4からトンネル3の側壁に
沿って立ち上がり、これらの分岐配管8のそれぞれの先
端からはそれぞれ加圧水を複数の防火区画のうち該当防
火区画に供給する複数の枝管5(図示の例では2本)が
分岐して接続されている。換言すれば、2本の枝管5に
対しては共通の一本の分岐配管8から加圧水が供給され
る。そして、このような分岐配管8には加圧水を放水ヘ
ッド7に対して供給あるいは供給停止させるための自動
弁10と仕切弁9とが設けられている。また、各枝管5
には遠隔制御弁11が設けられていて、枝管5の先端に
はトンネル3内の該当防火区画に加圧水を散水する適当
な数の放水ヘッド7(図示の例では3つ)が接続されて
いる。放水ヘッド7の数は、放水ヘッド7の放水可能範
囲等により適宜変更可能である。
【0020】自動弁10は図示の例では仕切弁9と分岐
配管8からの枝管5の分岐部分との間に設けられてい
る。そのため、自動弁10は、適当な複数の数(図示の
例では2つ)の防火区画毎に1つずつ設けられている。
自動弁10は、公知の自動弁で良いが、この実施形態で
は図2に示す如き構造のものである。
配管8からの枝管5の分岐部分との間に設けられてい
る。そのため、自動弁10は、適当な複数の数(図示の
例では2つ)の防火区画毎に1つずつ設けられている。
自動弁10は、公知の自動弁で良いが、この実施形態で
は図2に示す如き構造のものである。
【0021】図2に於いて、自動弁10は弁座12を持
つ隔壁13により一次側Aと二次側Bとに区切られた本
体14と、弁座12を開閉する主弁15と、主弁15と
連結され、主弁15の開閉に連動し、自動弁10の外側
に突出したその先端が開閉位置に移動するロット40
と、主弁15に連結されてばね16で附勢されたピスト
ン17を有し、主弁15の開閉動作を行わせるシリンダ
18とを備えている。自動弁10の一次側(給水側)A
は、止め弁内蔵ストレーナー19、パイロット弁(遠隔
起動弁)20、手動起動弁22、排気弁21および圧力
調整弁27およびニードル弁26を有する起動回路25
を介して、シリンダ18内のピストン17の図2で右側
の開放側空間(加圧室34)に連通している。また、同
じ起動回路25は、ニードル弁26、圧力調整弁27、
ストレーナー28を有する圧力調整回路35を介して自
動弁10の二次側Bに連通している。
つ隔壁13により一次側Aと二次側Bとに区切られた本
体14と、弁座12を開閉する主弁15と、主弁15と
連結され、主弁15の開閉に連動し、自動弁10の外側
に突出したその先端が開閉位置に移動するロット40
と、主弁15に連結されてばね16で附勢されたピスト
ン17を有し、主弁15の開閉動作を行わせるシリンダ
18とを備えている。自動弁10の一次側(給水側)A
は、止め弁内蔵ストレーナー19、パイロット弁(遠隔
起動弁)20、手動起動弁22、排気弁21および圧力
調整弁27およびニードル弁26を有する起動回路25
を介して、シリンダ18内のピストン17の図2で右側
の開放側空間(加圧室34)に連通している。また、同
じ起動回路25は、ニードル弁26、圧力調整弁27、
ストレーナー28を有する圧力調整回路35を介して自
動弁10の二次側Bに連通している。
【0022】起動回路25は、一次側Aに供給されてい
る一次側圧力を利用して、シリンダ18内のピストン1
7を押圧して自動弁10の主弁15を開位置へ移動させ
るものである。圧力調整回路35は、シリンダ18の開
放側空間(圧力室34)の圧力を排出させてピストン1
7の加圧を停止してシリンダ18内のピストン17を閉
位置に移動させるためのものであり、閉止時間調整用二
一ドル弁26により自動弁10の閉止時間を調整してい
る。また、圧力調整弁27は、二次側Bの圧力に応じ
て、圧力室34への給水を調整するためのものであり、
二次側Bの圧力に応じて流量調整され得るようにされて
いる。
る一次側圧力を利用して、シリンダ18内のピストン1
7を押圧して自動弁10の主弁15を開位置へ移動させ
るものである。圧力調整回路35は、シリンダ18の開
放側空間(圧力室34)の圧力を排出させてピストン1
7の加圧を停止してシリンダ18内のピストン17を閉
位置に移動させるためのものであり、閉止時間調整用二
一ドル弁26により自動弁10の閉止時間を調整してい
る。また、圧力調整弁27は、二次側Bの圧力に応じ
て、圧力室34への給水を調整するためのものであり、
二次側Bの圧力に応じて流量調整され得るようにされて
いる。
【0023】図2の位置で起動回路25のパイロット弁
20を開くと、圧力調整弁27およびにニードル弁26
を介して徐々に一次側圧力がシリンダ18の開放側空間
(加圧室34)に導入されてピストン17に図で左向き
の力が作用する。ピストン17の受圧面積は主弁15の
受圧面積よりも大きく、圧力は同じであるのでピストン
17はばね16の力に抗して図で左向きに移動して自動
弁10が開位置に移動する。パイロット弁20を閉じる
と、シリンダ18の開放側空間(加圧室34)への圧力
供給が無くなり、ピストン17はばね16の作用力によ
り図で右方向に押されて自動弁10が閉位置に移動させ
られ、シリンダ18の開放側空間(加圧室34)の圧力
はニードル弁26、圧力調整弁27および圧力調整回路
35を介して徐々に自動弁10の二次側Bに逃がされ
る。自動弁10の二次側Bにはまた自動排水弁31(加
圧によって閉止する弁)およびテスト放水弁32が設け
られている。
20を開くと、圧力調整弁27およびにニードル弁26
を介して徐々に一次側圧力がシリンダ18の開放側空間
(加圧室34)に導入されてピストン17に図で左向き
の力が作用する。ピストン17の受圧面積は主弁15の
受圧面積よりも大きく、圧力は同じであるのでピストン
17はばね16の力に抗して図で左向きに移動して自動
弁10が開位置に移動する。パイロット弁20を閉じる
と、シリンダ18の開放側空間(加圧室34)への圧力
供給が無くなり、ピストン17はばね16の作用力によ
り図で右方向に押されて自動弁10が閉位置に移動させ
られ、シリンダ18の開放側空間(加圧室34)の圧力
はニードル弁26、圧力調整弁27および圧力調整回路
35を介して徐々に自動弁10の二次側Bに逃がされ
る。自動弁10の二次側Bにはまた自動排水弁31(加
圧によって閉止する弁)およびテスト放水弁32が設け
られている。
【0024】また、自動弁10の二次側Bにはテスト制
水弁49が設けられており、その下流側は放水ヘッド7
に通じる経路となっている。
水弁49が設けられており、その下流側は放水ヘッド7
に通じる経路となっている。
【0025】平常時は、図2に示すように、仕切弁9は
開、自動弁10の主弁15は全閉、排気弁21は閉、パ
イロット弁20は閉、手動起動弁22は閉、自動排水弁
31は開、テスト放水弁32は閉、テスト制水弁49は
開である。
開、自動弁10の主弁15は全閉、排気弁21は閉、パ
イロット弁20は閉、手動起動弁22は閉、自動排水弁
31は開、テスト放水弁32は閉、テスト制水弁49は
開である。
【0026】通水試験を行うには、テスト制水弁49を
閉じ、テスト放水弁32を開いた後、手動起動弁22を
開く。すると、起動回路25を介して加圧室34が加圧
されて主弁15が開き、流水が開始され、主弁15の二
次側Bが加圧される。主弁15の一次側Aから二次側B
に流れた消火水はテスト放水弁32から外部に排出され
るので、テスト放水弁32を設けている配管に流れる消
火水の音を聴くことや、流水を目視可能ならば目視する
ことや、自動弁10のロッド40の先端が開位置に移動
すること等により、自動弁10が開いたことを確認す
る。このとき、自動排水弁31は閉じている。また、テ
スト放水弁32を設けている配管に圧力計を設けると、
流水の圧力は二次側Bに接続された圧力調整回路35を
介して圧力調整弁27に供給されているために、弁開度
が二次側圧力により調整され、放水が所定圧力で行われ
ていることが確認できる。
閉じ、テスト放水弁32を開いた後、手動起動弁22を
開く。すると、起動回路25を介して加圧室34が加圧
されて主弁15が開き、流水が開始され、主弁15の二
次側Bが加圧される。主弁15の一次側Aから二次側B
に流れた消火水はテスト放水弁32から外部に排出され
るので、テスト放水弁32を設けている配管に流れる消
火水の音を聴くことや、流水を目視可能ならば目視する
ことや、自動弁10のロッド40の先端が開位置に移動
すること等により、自動弁10が開いたことを確認す
る。このとき、自動排水弁31は閉じている。また、テ
スト放水弁32を設けている配管に圧力計を設けると、
流水の圧力は二次側Bに接続された圧力調整回路35を
介して圧力調整弁27に供給されているために、弁開度
が二次側圧力により調整され、放水が所定圧力で行われ
ていることが確認できる。
【0027】その後、手動起動弁22を閉じると、正常
ならぱ自動弁10が閉じ、自動弁10の二次側Bに接続
されたテスト放水弁32を設けている配管に消火水が送
水されなくなるので、該配管に流れる消火水の音が聴こ
えなくなることや、流水がないのを目視することや、自
動弁10のロッド40の先端が閉位置に移動すること等
により、自動弁10が閉じたことを確認する。このと
き、自動排水弁31は開いていて、二次側Bから残水が
排出される。
ならぱ自動弁10が閉じ、自動弁10の二次側Bに接続
されたテスト放水弁32を設けている配管に消火水が送
水されなくなるので、該配管に流れる消火水の音が聴こ
えなくなることや、流水がないのを目視することや、自
動弁10のロッド40の先端が閉位置に移動すること等
により、自動弁10が閉じたことを確認する。このと
き、自動排水弁31は開いていて、二次側Bから残水が
排出される。
【0028】このような通水試験の結果、所定の通水が
行われていなけれぱ、その原因を調査して、機器の不具
合の場合には自動弁10等の機器を取り外して交換する
必要がある。
行われていなけれぱ、その原因を調査して、機器の不具
合の場合には自動弁10等の機器を取り外して交換する
必要がある。
【0029】また、図2に示すように、この発明の散水
システムに於いては、自動弁10が設けられている分岐
配管8が受持の防火区画の数に対応した数の枝管5(図
示の例では5本)に分岐し接続されていて、各枝管5に
は遠隔制御弁11が設けられている。遠隔制御弁11は
常閉型のものであって、火災発生時に該当防火区画内の
遠隔制御弁11だけが開き、その他の遠隔制御弁11は
閉じたままであるようにしてある。
システムに於いては、自動弁10が設けられている分岐
配管8が受持の防火区画の数に対応した数の枝管5(図
示の例では5本)に分岐し接続されていて、各枝管5に
は遠隔制御弁11が設けられている。遠隔制御弁11は
常閉型のものであって、火災発生時に該当防火区画内の
遠隔制御弁11だけが開き、その他の遠隔制御弁11は
閉じたままであるようにしてある。
【0030】トンネル3内の或る防火区画内で火災が発
生すると、その防火区画に対応する自動弁10のパイロ
ット弁である遠隔起動弁20が遠隔操作により開かれ、
自動弁10の加圧室34が加圧されて自動弁10が開
き、その自動弁10に接続された2つの遠隔制御弁11
の両者の上流側に加圧水が供給される。しかしながら、
遠隔制御弁11は該当防火区画内の遠隔制御弁11だけ
が開き、他方の遠隔制御弁11は閉じたままに維持され
るので、火災が発生した防火区画内の放水ヘッド7にだ
け加圧水が供給され、散水はその防火区画内にだけ行わ
れる。このとき自動排水弁31は閉じている。
生すると、その防火区画に対応する自動弁10のパイロ
ット弁である遠隔起動弁20が遠隔操作により開かれ、
自動弁10の加圧室34が加圧されて自動弁10が開
き、その自動弁10に接続された2つの遠隔制御弁11
の両者の上流側に加圧水が供給される。しかしながら、
遠隔制御弁11は該当防火区画内の遠隔制御弁11だけ
が開き、他方の遠隔制御弁11は閉じたままに維持され
るので、火災が発生した防火区画内の放水ヘッド7にだ
け加圧水が供給され、散水はその防火区画内にだけ行わ
れる。このとき自動排水弁31は閉じている。
【0031】火災の鎮火などのため、散水システムを復
旧させる場合には、遠隔停止信号により遠隔起動弁20
を閉じる。すると加圧室34が減圧されて二一ドル弁2
6の急速閉止防止機能により、徐々に主弁15が閉位置
に移動され主弁15の二次側Bが減圧される。このと
き、自動排水弁31は開いていて二次室Bから残水が排
出され、放水ヘッド7からの放水も停止し、主弁15が
閉じる。
旧させる場合には、遠隔停止信号により遠隔起動弁20
を閉じる。すると加圧室34が減圧されて二一ドル弁2
6の急速閉止防止機能により、徐々に主弁15が閉位置
に移動され主弁15の二次側Bが減圧される。このと
き、自動排水弁31は開いていて二次室Bから残水が排
出され、放水ヘッド7からの放水も停止し、主弁15が
閉じる。
【0032】勿論、遠隔制御弁11を常開型として、火
災発生時に該当防火区画以外の防火区画内の遠隔制御弁
11だけを閉じ、該当防火区画内の遠隔制御弁11は開
いたままとなるようにしてもよい。このような遠隔制御
弁11を上述の自動弁10と組み合わせて用いる場合に
も火災が発生した防火区画内にだけ散水が行われる。
災発生時に該当防火区画以外の防火区画内の遠隔制御弁
11だけを閉じ、該当防火区画内の遠隔制御弁11は開
いたままとなるようにしてもよい。このような遠隔制御
弁11を上述の自動弁10と組み合わせて用いる場合に
も火災が発生した防火区画内にだけ散水が行われる。
【0033】このような散水システムに於いて、その機
能を保持しているかどうかについての自動弁の通水試験
を行う場合、上記のように複数の自動弁についてそれぞ
れ実際に通水させて開閉動作の確認を行う必要がある。
しかしながら、この発明の散水システムに於いては、自
動弁の台数が従来のシステムに比較して大幅に減少して
いるので(例えば2つの防火区画に対して1台の自動弁
を共用する場合には半減しており、3つの防火区画に対
して1台の自動弁を共用する場合には1/3)、自動弁
の通水試験のための試験時間も人件費等のコストも大幅
に削減することができる。また、自動弁およびそれに付
随する機器の数が少ないため、トンネル内のそれらの設
置スペースが容易に確保でき、また、トンネル自体の施
工も容易となり、更に高価な自動弁の設置台数が少ない
ために散水システム全体としてのコストも低減できる。
能を保持しているかどうかについての自動弁の通水試験
を行う場合、上記のように複数の自動弁についてそれぞ
れ実際に通水させて開閉動作の確認を行う必要がある。
しかしながら、この発明の散水システムに於いては、自
動弁の台数が従来のシステムに比較して大幅に減少して
いるので(例えば2つの防火区画に対して1台の自動弁
を共用する場合には半減しており、3つの防火区画に対
して1台の自動弁を共用する場合には1/3)、自動弁
の通水試験のための試験時間も人件費等のコストも大幅
に削減することができる。また、自動弁およびそれに付
随する機器の数が少ないため、トンネル内のそれらの設
置スペースが容易に確保でき、また、トンネル自体の施
工も容易となり、更に高価な自動弁の設置台数が少ない
ために散水システム全体としてのコストも低減できる。
【0034】なお、従来のシステムと比較すると、遠隔
制御弁を付設したので、通水試験時に遠隔制御弁の作動
確認を追加して行うようにしてもよいが、遠隔制御弁の
開閉動作を位置検出スイッチ等で検出して正常に作動し
ているかを確認するだけで充分であり、システム全体と
しては従来のシステムと比較して通水試験が容易に行え
る。また、遠隔制御弁は自動弁と比べると安価であり、
コスト的には問題にならない。
制御弁を付設したので、通水試験時に遠隔制御弁の作動
確認を追加して行うようにしてもよいが、遠隔制御弁の
開閉動作を位置検出スイッチ等で検出して正常に作動し
ているかを確認するだけで充分であり、システム全体と
しては従来のシステムと比較して通水試験が容易に行え
る。また、遠隔制御弁は自動弁と比べると安価であり、
コスト的には問題にならない。
【0035】上記実施例に於いて、当該散水システムに
おける上記効果は通水試験時のみに限定されず、自動弁
が正常に開閉するかを確認する試験全般に関して有効で
あり、勿論、放水試験に於いても有効である。
おける上記効果は通水試験時のみに限定されず、自動弁
が正常に開閉するかを確認する試験全般に関して有効で
あり、勿論、放水試験に於いても有効である。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
の防火区画を持つトンネル内に散水するための散水シス
テムであって、加圧水供給源と、加圧水供給源に接続さ
れてトンネル内にまで延びた主配管と、トンネル内で主
配管に分岐接続された分岐配管と、分岐配管に接続され
て加圧水を供給あるいは供給停止させる自動弁と、分岐
配管に自動弁の下流側で分岐接続されて、それぞれ加圧
水を複数の防火区画のうちの該当防火区画に供給する複
数の枝管と、枝管のそれぞれに設けられた遠隔制御弁
と、枝管のそれぞれに遠隔制御弁の下流側で接続され
て、該当防火区画に加圧水を散水する放水ヘッドとを備
えた散水システムが得られる。従って、自動弁の台数を
大幅に減少でき、自動弁の通水試験のための試験時間も
人件費等のコストも大幅に削減することができる。ま
た、自動弁およびそれに付随する機器の数が少ないた
め、トンネル内のそれらの設置スペースが容易に確保で
き、また、トンネル自体の施工も容易となり、更に高価
な自動弁の設置台数が少ないために散水システム全体と
してのコストも低減できる。
の防火区画を持つトンネル内に散水するための散水シス
テムであって、加圧水供給源と、加圧水供給源に接続さ
れてトンネル内にまで延びた主配管と、トンネル内で主
配管に分岐接続された分岐配管と、分岐配管に接続され
て加圧水を供給あるいは供給停止させる自動弁と、分岐
配管に自動弁の下流側で分岐接続されて、それぞれ加圧
水を複数の防火区画のうちの該当防火区画に供給する複
数の枝管と、枝管のそれぞれに設けられた遠隔制御弁
と、枝管のそれぞれに遠隔制御弁の下流側で接続され
て、該当防火区画に加圧水を散水する放水ヘッドとを備
えた散水システムが得られる。従って、自動弁の台数を
大幅に減少でき、自動弁の通水試験のための試験時間も
人件費等のコストも大幅に削減することができる。ま
た、自動弁およびそれに付随する機器の数が少ないた
め、トンネル内のそれらの設置スペースが容易に確保で
き、また、トンネル自体の施工も容易となり、更に高価
な自動弁の設置台数が少ないために散水システム全体と
してのコストも低減できる。
【図1】 本発明の散水システムを示す概略図。
【図2】 本発明の散水システムに適用できる自動弁を
示す概略図。
示す概略図。
【図3】 従来の散水システムを示す概略図である。
2 加圧水供給源、3 トンネル、4 主配管、8 分
岐配管、7 放水ヘッド、10 自動弁、5 枝管、1
1 遠隔制御弁、a、b、c、d 防火区画。
岐配管、7 放水ヘッド、10 自動弁、5 枝管、1
1 遠隔制御弁、a、b、c、d 防火区画。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の防火区画を持つトンネル内に散水
するための散水システムであって、 加圧水供給源と、 上記加圧水供給源に接続されてトンネル内にまで延びた
主配管と、 上記トンネル内で上記主配管に分岐接続された分岐配管
と、 上記分岐配管に接続されて加圧水を供給あるいは供給停
止させる自動弁と、 上記分岐配管に上記自動弁の下流側で分岐接続されて、
それぞれ加圧水を上記複数の防火区画のうち該当防火区
画に供給する複数の枝管と、 上記枝管のそれぞれに設けられた遠隔制御弁と、 上記枝管のそれぞれに上記遠隔制御弁の下流側で接続さ
れて、上記該当防火区画に加圧水を散水する放水ヘッド
とを備えた散水システム。 - 【請求項2】 上記遠隔制御弁は常閉型であり、火災発
生時に上記該当防火区画内の上記遠隔制御弁だけが開く
ことを特徴とする請求項1記載の散水システム。 - 【請求項3】 上記遠隔制御弁は常開型であり、火災発
生時に上記該当防火区画以外の防火区画内の上記遠隔制
御弁だけが閉じることを特徴とする請求項1記載の散水
システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001265832A JP2003070932A (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | 散水システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001265832A JP2003070932A (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | 散水システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003070932A true JP2003070932A (ja) | 2003-03-11 |
Family
ID=19092238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001265832A Pending JP2003070932A (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | 散水システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003070932A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010005240A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Hochiki Corp | 水噴霧自動弁装置 |
WO2011073701A1 (en) | 2009-12-16 | 2011-06-23 | Szabo Tamas | Arrangement and procedure for the changing of circumstances of events |
CN104125850A (zh) * | 2011-12-19 | 2014-10-29 | 维德消防设备公司 | 模块化、永久性安装的隧道消防系统 |
CN109381830A (zh) * | 2018-12-17 | 2019-02-26 | 北京交科公路勘察设计研究院有限公司 | 一种超长公路隧道分区供水消防系统以及供水消防方法 |
CN109481880A (zh) * | 2018-11-26 | 2019-03-19 | 青岛同人建筑防火有限公司 | 一种无线控制的末端试水测量装置 |
KR102057343B1 (ko) * | 2013-06-05 | 2019-12-19 | 현대중공업 주식회사 | 선박 엔진용 하이브리드 방식의 소화시스템 |
-
2001
- 2001-09-03 JP JP2001265832A patent/JP2003070932A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010005240A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Hochiki Corp | 水噴霧自動弁装置 |
WO2011073701A1 (en) | 2009-12-16 | 2011-06-23 | Szabo Tamas | Arrangement and procedure for the changing of circumstances of events |
CN104125850A (zh) * | 2011-12-19 | 2014-10-29 | 维德消防设备公司 | 模块化、永久性安装的隧道消防系统 |
KR102057343B1 (ko) * | 2013-06-05 | 2019-12-19 | 현대중공업 주식회사 | 선박 엔진용 하이브리드 방식의 소화시스템 |
CN109481880A (zh) * | 2018-11-26 | 2019-03-19 | 青岛同人建筑防火有限公司 | 一种无线控制的末端试水测量装置 |
CN109381830A (zh) * | 2018-12-17 | 2019-02-26 | 北京交科公路勘察设计研究院有限公司 | 一种超长公路隧道分区供水消防系统以及供水消防方法 |
CN109381830B (zh) * | 2018-12-17 | 2023-07-04 | 北京交科公路勘察设计研究院有限公司 | 一种超长公路隧道分区供水消防系统以及供水消防方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20061010 |