JP2001104505A - 散水システム - Google Patents

散水システム

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JP2001104505A
JP2001104505A JP28807999A JP28807999A JP2001104505A JP 2001104505 A JP2001104505 A JP 2001104505A JP 28807999 A JP28807999 A JP 28807999A JP 28807999 A JP28807999 A JP 28807999A JP 2001104505 A JP2001104505 A JP 2001104505A
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valve
tunnel
water
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pipe
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JP28807999A
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Koki Hirai
弘毅 平井
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Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成簡単で信頼性高く試験保守作業の容易な
散水システムの提供。 【解決手段】 加圧水供給源からトンネル内に加圧水を
供給する主配管に接続された複数の分岐配管と、分岐配
管に接続されてトンネル内に散水する放水ヘッドと、分
岐配管に接続された自動弁と、主配管内を流れる加圧水
の流量を検出する流量検出装置とを備えている。また、
排水弁を主配管あるいは分岐配管に接続し、その上流に
仕切弁を接続する。自動弁に弁体の開放度合を測定する
弁開度測定装置を設けることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は散水システムに関
し、特に道路交通用等のトンネルの火災発生時に作動す
る散水システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】トンネル防災システムは、トンネルの長
手方向を例えば25mの所定の距離毎に区切って防火区
画を設定し、火災発生時に特定の防火区画内の所定領域
に対する散水を行うものである。図13にはこのように
トンネル内に散水するための従来の散水システムを概略
的に示してあり、この散水システムは、貯水槽1の消火
水を送水するポンプ2等の加圧水供給源と、この加圧水
供給源に接続されてトンネル3内にまで延びてトンネル
3内に加圧水を供給する主配管4と、トンネル3内でこ
の主配管4に接続された複数の分岐配管5とを備えてい
る。
【0003】主配管4は、トンネル3内では路床側部に
設けられた監査路6内に埋設されてトンネル3に沿っ
て、全体として例えば5区画(図13には2区画だけ示
してある)の複数の受持区画に亘って延びている。
【0004】分岐配管5は各受持区画内にそれぞれ必要
な数だけ設けられて監査路6内に設けられた主配管4か
らトンネル3の側壁に沿って立ち上がってトンネル3の
天井近くにまで延びており、これらの分岐配管5のそれ
ぞれの先端部分にはトンネル3内の所定領域内に加圧水
を散水するための放水ヘッド7が接続されている。
【0005】分岐配管5の根本部分即ち低い位置には、
仕切弁8と、仕切弁8の下流側に設けられた自動弁10
と、自動弁10を挟んで上流側と下流側に接続された圧
力検出計11とが設けられている。自動弁10は、火災
あるいは放水試験開始時等の必要時に開いて散水のため
にヘッド7に加圧水を供給したり、鎮火あるいは試験終
了時等の平常時に閉じてヘッド7への加圧水の供給を停
止させるものである。このような自動弁10の一例を図
14に示す。
【0006】図14に於いて、自動弁10は弁座12を
持つ隔壁13により一次側と二次側とに区切られた本体
14と、弁座12を開閉する主弁15と、主弁15に連
結されてばね16で附勢されたピストン17を有し、主
弁15の開閉動作を行わせるシリンダ18とを備えてい
る。自動弁10の一次側(給水側)は、止め弁内蔵スト
レーナー19、パイロット弁20、手動起動弁21、排
気弁22およびオリフィス23および圧力スイッチ24
を有する起動回路25を介して、シリンダ18内のピス
トン17の図9で右側の開放側空間に連通している。ま
た、同じ起動回路25は、ニードル弁26、圧力調整弁
27、ストレーナー28および圧力スイッチ29を有す
る圧力調整回路30を介して自動弁10の二次側に連通
している。
【0007】図14の位置で起動回路25のパイロット
弁20を開くと、オリフィス23を介して徐々に一次側
圧力がシリンダー18の開放側空間に導入されてピスト
ン17に図14で左向きの力が作用する。ピストン17
の受圧面積は主弁15の受圧面積よりも大きく、圧力は
同じであるのでピストン17はばね16の力に抗して図
14で左向きに移動して自動弁10が開位置に移動す
る。パイロット弁20を閉じると、ピストン17の開放
側空間への圧力供給が無くなり、ピストン17はばね1
6の作用力により図14で右方向に押されて自動弁10
は閉位置に移動させられ、ピストン17の開放側空間の
圧力は圧力調整回路30を介して圧力調整弁27から排
水され、二次圧低下によりこの圧力調整弁27が閉止す
るとニードル弁26を介して徐々に自動弁10の二次側
に逃がされる。自動弁10の二次側にはまた自動排水弁
31(加圧によって閉止する弁)およびテスト放水弁3
2が設けられている。
【0008】図13に於いて、このような自動弁10を
挟んで上流側と下流側の分岐配管5にはそれぞれ圧力検
出計11が接続されていて、その分岐配管5内を流れる
加圧水の圧力を自動弁10の上流側および下流側で測定
できるようにしてある。これら2つの圧力計11は、そ
の読みから自動弁10の圧力調整機能を確認するための
ものである。
【0009】このような散水システムに於いては、その
機能を保持しているかどうかについての放水試験を定期
的に行う必要がある。放水試験は、実際に放水ヘッド7
から散水させて目視によりその散水状態を確認していた
が、近年、放水試験時には、トンネル3内の交通規制を
行って、適当な集水装置(図示してない)をトンネル3
内に搬入して放水ヘッド7にあてがって放出された消火
水が飛散しないようにしてから散水システムを運転する
ことにより集水装置によって集められた消火水の流量を
測定して所定の放水量が放出されていることを確認して
いた。従来の散水システムに於いては、これらの自動弁
10はトンネル3の側壁下部の監査路6内に設けられて
いるので、その数量が多いことを除いて個々の操作や目
視測定等には何ら不都合はない。
【0010】放水試験終了時には自動弁10を閉じて放
水ヘッド7への給水を停止すると共に自動弁10の二次
側の自動排水弁31が開き、消火水の排水をする。ま
た、集水装置を放水ヘッド7から外してトンネル3外に
搬出して交通規制を解除する。このような放水試験の結
果、所定の散水が行われていなければ、その原因を調査
して、機器の不具合の場合には自動弁10等の機器を取
り外して交換する必要があることがある。
【0011】また、放水試験のためには、消火水流量を
測定するためと、トンネル3内を水浸しにしないように
するために、トンネル3内に搬入した集水装置によって
多数の放水ヘッド7を覆って放水ヘッド7から散水され
た消火水を集めなければならず、放水試験終了後は、集
水装置を放水ヘッド7から外してトンネル3外に搬出す
る必要がある。このような集水装置は自走できる集水作
業車に搭載されることも提案されているが、その運転、
集水装置の放水ヘッド7に対する適切な設置、消火水流
量の測定が困難であり、交通規制が必要である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】最新のトンネル建設技
術の発展に伴い、最新のトンネルに於いては、監査路6
が廃止あるいは縮小されており、これまで監査路6内に
埋設していた機器(主配管4、それに接続された仕切弁
8および分岐配管5、それに接続された自動弁10およ
び圧力計11)の全てを監査路6内に埋設することが殆
ど不可能である。従って、これらの機器のうち分岐配管
5に設ける自動弁10および圧力計11は、円筒面をな
すように湾曲したトンネル側壁の中央部あるいはそれ以
上高い位置に設けることが提案されている。この位置
は、比較的狭いトンネル内空間を有効利用するのに妨げ
とならないという点で都合の良い位置ではあるが、試験
作業員にとっては手が届かない「高い位置」で作業の困
難な位置である。また、照明および監視等の設備を纏め
てトンネル内の天井ラックに取付る要求もあり、この点
からも放水ヘッド7および自動弁10をこれら設備と共
に天井ラックに取り付けることが望まれる。
【0013】また、多数の分岐配管5の各々には上述の
通り自動弁10と圧力検出計11とが接続されているた
め、散水システム全体としてはそれらの個数が極めて多
く、散水システムの構成が複雑で保守点検が困難である
だけでなく、放水試験時には多数の圧力計11を一つず
つ目視計測しなければならないという作業の煩雑さもあ
る。
【0014】また、前述の如く、放水試験の結果所定の
散水が行われていなければ、その原因を調査して、機器
の不具合の場合には自動弁10等の機器を取り外して交
換する必要があることがある。このような交換作業の際
には、消火水は自動弁10の二次側の自動排水弁31か
ら抜けていたが、自動弁10の一次側圧力はそのまま維
持されていたため、自動弁10を分岐配管5から取り外
すと、一次側の消火水が分岐配管5から流出して周囲に
飛散していた。特に、自動弁10が高い位置に設けられ
ている場合には、一次側の消火水が周囲を広い範囲に亘
って水浸しにしてしまうため、注意深い作業が必要であ
った。
【0015】従って、この発明の課題は上述のような従
来の散水システムの問題点を解消することであり、また
簡単な構成により信頼性が高く放水試験作業および保守
を容易に行うことのできる散水システムを得ることであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、この発明によれば、トンネル内に散水するための
散水システムであって、加圧水供給源と、加圧水供給源
に接続されてトンネル内にまで延びてトンネル内に加圧
水を供給する主配管と、トンネル内で主配管に接続され
た複数の分岐配管と、分岐配管のそれぞれに接続され
て、トンネル内の所定領域に加圧水を散水する放水ヘッ
ドと、分岐配管に接続されて加圧水を供給あるいは供給
停止させる自動弁と、主配管に接続されて主配管内を流
れる加圧水の流量を検出する流量検出装置とを備えた散
水システムが得られる。
【0017】また、主配管はトンネル内の低い位置を通
って延び、分岐配管は主配管からトンネルの側壁に沿っ
て立ち上がってトンネルの天井近くの高い位置にまで延
び、自動弁が高い位置あるいはトンネルの側壁の高い位
置に設けられたものとすることもできる。
【0018】また、流量検出装置は、主配管に接続され
た上流側取出し配管および下流下流側取出し配管の間に
設けた差圧検出装置とすることもできる。
【0019】また、流量検出装置は、主配管に接続され
た流量計とすることもできる。
【0020】また、流量検出装置は、主配管の長さ方向
に離間した2箇所に接続された圧力計とすることもでき
る。
【0021】また、この発明の散水システムには、主配
管あるいは分岐配管に接続された排水弁と、排水弁の上
流側に接続されて主配管あるいは分岐配管を仕切る仕切
弁とを設けることもできる。
【0022】またこの発明によれば、トンネル内に散水
するための散水システムであって、加圧水供給源と、加
圧水供給源に接続されてトンネル内にまで延びてトンネ
ル内に加圧水を供給する主配管と、トンネル内で主配管
に接続された複数の分岐配管と、分岐配管のそれぞれに
接続されて、トンネル内の所定領域に加圧水を散水する
ヘッドと、分岐配管に接続されて加圧水を供給あるいは
供給停止させる自動弁と、主配管あるいは分岐配管に接
続された排水弁と、排水弁の上流側に接続されて主配管
あるいは分岐配管を仕切る仕切弁とを備えた散水システ
ムが得られる。
【0023】更に、この発明によれば、トンネル内に散
水するための散水システムであって、加圧水供給源と、
加圧水供給源に接続されてトンネル内にまで延びてトン
ネル内に加圧水を供給する主配管と、トンネル内で主配
管に接続された複数の分岐配管と、分岐配管のそれぞれ
に接続されて、トンネル内の所定領域に加圧水を散水す
るヘッドと、分岐配管に接続されて加圧水を供給あるい
は供給停止させる自動弁とを備え、自動弁は弁体の開放
度合を監視する弁開度測定装置を備えた散水システムが
得られる。
【0024】また、弁開度測定装置は、自動弁の弁体の
位置を表示するインジケータとすることもできる。
【0025】また、弁開度測定装置は、弁開度を表す信
号を発生するものとできる。
【0026】また、弁開度測定装置は、自動弁の一次側
圧力を検出する圧力センサを備え、弁開度を表す信号と
共に一次側圧力を表す信号をも発生するものとすること
もできる。
【0027】また、弁開度測定装置は、それぞれに別個
のアドレスが設定され、弁開度を表す信号および一次側
圧力を表す信号と共にアドレスを送信するものともでき
る。
【0028】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1には本発明の
散水システムの一実施形態を概略的斜視図で示してあ
る。図1に於いて、散水システムは、トンネル3の長手
方向を例えば25mの所定の距離毎に区切って防火区画
を設定し、火災発生時に特定の防火区画内の所定領域に
対する散水を行うためのものである。このようにトンネ
ル3内に散水するための散水システムは、トンネル3外
部に設けられた貯水槽1の消火水を送水するポンプ2等
の加圧水供給源と、この加圧水供給源に接続されてトン
ネル3外からトンネル3内にまで延びてトンネル3内に
加圧水を供給する主配管4と、トンネル3内でこの主配
管4に接続された複数の分岐配管5とを備えている。
【0029】主配管4は、貯水槽1からトンネル3まで
の間に配置接続され、主配管4内を流れる加圧水の流量
を検出する流量検出装置35を備えている。図示の流量
検出装置35は、主配管4の軸方向に離れた2点に接続
される上流側取出し配管36aおよび下流側取出し配管
36bと、これら取出し配管36a、36bに設けた差
圧計37即ち差圧検出装置とを備えたものである。ま
た、取出し配管36aと36bとの間には、オリフィス
等の差圧発生器37sが設けられているが、これは差圧
計37が圧損を高精度に検出できれば不要にできる。こ
の流量検出装置35はまた、図2に示すような主配管4
に接続された流量計38であっても良いし、図3に示す
ような主配管4の長さ方向に離間した2箇所にそれぞれ
接続された圧力計39を用いて(差圧発生器37sがあ
ることが好ましい)放水試験時には圧力計39の読みの
差から流量を判断するようにしても良いが、いずれの場
合も主配管4内の消火水の流量を直接あるいは計算によ
り測定できるものである。このように流量検出装置35
を複数の分岐配管5のそれぞれに設けずに主配管4に設
けてその内部の消火水流量を検出することにより、散水
システムの流量試験を行うことができる。
【0030】主配管4は、トンネル3内では監査路内に
埋設されてトンネル3に沿って延びていて、図示の例で
は7つの放水ヘッド7に接続されるべく所定の長さに亘
って延びている。主配管4には所定距離毎に仕切弁40
と排水弁41(図示の例では2つ設けられている)とが
設けられていて、例えば5区画の複数の受持区画に亘っ
て延びている。
【0031】分岐配管5は各受持区画内にそれぞれ必要
な数だけ設けられて監査路6内に設けられた主配管4か
らトンネル3の側壁に沿って立ち上がってトンネル3の
天井近くにまで延びており、これらの分岐配管5のそれ
ぞれの先端にはトンネル3内の所定領域内に加圧水を散
水する放水ヘッド7が接続されている。
【0032】ヘッド7に至る分岐配管5には、加圧水を
放水ヘッド7に対して供給あるいは供給停止させる自動
弁42が設けられている。この自動弁42は図示の例で
は放水ヘッド7の直前に設けられていて、照明装置等の
他の機器と共に例えばトンネル3の天井ラック(図示し
てない)上に設けることができる。天井ラック上に設け
るのが困難な場合には、通常は円筒面であるトンネル側
壁の中間高さの部分に設ければ、トンネル3内の空間を
有効に利用できる。この位置は、従来は比較的狭いトン
ネル内空間を有効利用するのに妨げとならないという点
で都合の良い位置ではあるが、試験作業員にとっては手
が届かない「高い位置」で作業の困難な位置であった。
【0033】自動弁42は、図4に示す如き構造のもの
であって、主弁15即ち弁体の解放度合を測定するため
の弁開度測定装置43を備えていること以外は、図9に
関連して説明した従来の自動弁10と同じ構成である。
図示の例では弁開度測定装置43は、自動弁42の弁体
15の位置を表示するインジケータであり、ピストン1
7からシリンダー18の尾端を貫通して外部にまで延び
たロッド端部に設けられたスケール板44と、シリンダ
ー18に設けられてスケール板44の目盛りを指す指針
45とを備えている。シリンダー18内で弁体15が移
動すると、指針45に対してスケール板44が移動して
弁体15の位置即ち弁開度を表示する。
【0034】弁開度測定装置43は、図示はしてない
が、例えばスケール板44上を転動するローラーを設け
て、ローラーの回転位置により弁開度を表す信号を発生
するようにしても良いし、自動弁42の一次側圧力を検
出する圧力センサを備え、弁開度を表す信号と共に一次
側圧力を表す信号をも発生するようにしても良い。ま
た、図示しない防災盤等で一括に処理する場合、共通の
信号線を介して複数の自動弁42のそれぞれに別個のア
ドレスを設定して、弁開度を表す信号および一次側圧力
を表す信号などと共にこのアドレスを送信して区別し、
自動弁の良否判別ができるようにすることもできる。こ
のとき、一次側圧力は変動しないので、データベース化
しておいてもよい。
【0035】図5には、本発明の散水システムの平常
時、火災時および復旧時の動作および機器状態をフロー
チャートで示してある。即ち、平常時には、散水システ
ムの自動弁42の主弁15即ち本弁は全閉、本弁リミッ
トスイッチ(図示してない)はオン、集水装置(図示し
てない)は待機状態で集水装置リミットスイッチはオ
フ、遠隔起動弁20は閉、遠隔試験弁22は閉、本弁1
5の二次側は無圧で圧力スイッチ29はオフ、そして自
動排水弁31は開である。
【0036】この状態に於いて、火災が発生したときに
は、遠隔起動により遠隔起動弁(パイロット弁)20が
開き、ピストン室(シリンダ18の開放側)が加圧され
て本弁15が開き、本弁リミットスイッチがオフとなっ
て本弁開放が行われる。これによって流水が開始され、
本弁15の二次側が加圧されて圧力スイッチ29がオン
となって流水信号が発報される。このとき自動排水弁3
1は閉である。流水開始によりヘッド7から放水される
が、二次側で調圧されるために所定圧力での放水が実現
される。
【0037】火災の鎮火などのため、散水システムを復
旧させる場合には、遠隔停止信号により遠隔起動弁(パ
イロット弁)20を閉じる。するとピストン室が減圧さ
れて圧力調整回路30の急速閉止防止機能により、徐々
に本弁15が閉位置に移動され本弁15の二次側が減圧
され、圧力スイッチ29はオフとなって流水信号が停止
する。このとき自動排水弁31は開いて本弁15から残
水が排出され、放水ヘッド7からの放水も停止し、本弁
15が完全に閉じたときに本弁リミットスイッチがオン
となり、流水停止動作が完了する。
【0038】図6には、本発明の散水システムの平常
時、放水試験時および復旧時の動作および機器状態をフ
ローチャートで示してある。正常時の機器状態は図5に
示す機器状態と同じである。
【0039】試験時には、遠隔試験起動によりまず集水
装置を起動させるための遠隔試験弁(図示しない)が開
き、集水装置を集水位置に移動させ、正常に作動したこ
とを集水装置リミットスイッチで確認して放水試験準備
が完了したと判断したときに遠隔起動動作に入って遠隔
起動弁(パイロット弁)20を開く。集水装置が正常位
置にないときは集水装置リミットスイッチはオンになら
ず、放水試験準備が完了してないと判断して、集水装置
を確認して必要な適正位置に配置できるように適当な措
置を取る。
【0040】遠隔起動弁20が開いたときには、ピスト
ン室が加圧されて本弁15が開き、本弁リミットスイッ
チがオフとなって本弁開放が行われる。リミットスイッ
チがオフにならない場合には、起動弁22等に異常があ
る可能性があるためこれらを確認して必要な措置を取
る。本弁開放が正常に行われた場合には、流水が開始さ
れ、本弁の二次側が加圧されて圧力スイッチ29がオン
となって流水信号が発報される。この圧力スイッチ29
がオンにならないときには、圧力スイッチ等に異常が無
いかを確認して必要な措置を取って流水信号が発報され
るようにする。このとき自動排水弁20は閉である。流
水開始によりヘッド7から放水されるが、二次側で調圧
されるために所定圧力での放水が実現される。
【0041】このとき、本弁15の開度測定装置43に
よって本弁リフト量を検出し、自動弁42の一次側に配
置された図示しない圧力センサによって一次側圧力を検
出する。これらの検出値から平常か異常かを判断する。
このときに、図6のフローチャートにはないが、主配管
4に設けた流量検出装置35によって直接流量即ち放水
量を確認することができる。例えば本弁15のゴミ詰ま
り等の異常の場合には、正常時よりも本弁リフト量が少
ない。これらの値に異常がある場合には、ヘッド7およ
び調圧弁27等を検査して異常があったら取り除く。こ
れらの値が全ての本弁15について正常であれば、散水
システムが正常であると判断して放水試験を終了させ
る。
【0042】放水試験終了後に散水システムを復旧させ
る場合には、遠隔停止信号により遠隔起動弁(パイロッ
ト弁)20を閉じる。するとピストン室が減圧されて圧
力調整回路30の急速閉止防止機能により、徐々に本弁
15が閉位置に移動され本弁15の二次側が減圧され、
圧力スイッチ25はオフとなって流水信号が停止する。
圧力スイッチ25がオフにならない場合には、異常と判
断して圧力スイッチ25や本弁15等を確認し必要な措
置を取って圧力スイッチ25がオフとなるようにして流
水信号を停止させる。このとき自動排水弁31は開いて
いて本弁31から残水が排出され、ヘッド7からの放水
も停止し、本弁15が完全に閉じたときに本弁リミット
スイッチがオンとなり、流水停止動作が完了して本弁1
5が復旧する。本弁リミットスイッチがオンとならない
場合には本弁15等を確認して本弁15を復旧させる必
要がある。
【0043】次に集水装置を復旧させるために、遠隔試
験停止信号を供給して遠隔試験弁を閉じることで、集水
装置(図示してない)が所定の復旧位置に戻り、集水装
置リミットスイッチがオンとなって、集水装置の復旧を
確認する。このとき集水装置リミットスイッチがオンと
ならない場合には、集水装置の異常を確認して必要な措
置を取ってオンになるようにする。集水装置の復旧によ
り散水システム全体の完全復旧が完了する。
【0044】なお、この実施形態では、主配管4がトン
ネル3の下方にある場合を示しているが、長さ方向に設
置されるラックを利用する場合などには、自動弁42と
同様に高い位置にあることもあり、その場合にも、同様
にこのシステムを利用することができる。
【0045】上述のような集水装置として、図8乃至図
12に示すような集水装置を用いることができる。即
ち、集水装置には、放水ヘッドと、この放水ヘッドから
の散水を直接回収する集水手段と、この集水手段にて回
収された水を排水する排水手段と、放水ヘッドからの散
水が集水手段に直接回収されるよう作動させるヘッド可
動手段とが設けられている。図8において、図中の10
1は放水ヘッド、102は放水ヘッド101に水源から
の消火水(以下、単に水という)を供給する給水手段と
しての給水路である。給水路102の水は、図示されて
いない加圧送水手段としてのポンプにより、同じく図示
されていない自動弁を介して供給される。火災用の散水
システムの場合、放水ヘッド101は異常時即ち火災時
に自動的に散水を開始させる自動散水手段を備えたもの
を用いる。
【0046】図中の103は放水ヘッド101の位置、
即ち、散水位置から集水位置までを自在に変えさせるヘ
ッド可動手段を構成する自在継手である。この自在継手
103は図示されていない遠隔操作可能な操作手段によ
って回動され、放水ヘッド101の位置を変える。この
ヘッド可動作手段103は、例えば駆動源としてのモー
タと制御手段とを備えており、これを操作することによ
って放水ヘッド1の位置が遠隔操作される。
【0047】図中の144は集水手段104としての散
水回収装置である。図示の散水回収装置144は、箱状
をしており、操作手段による遠隔操作により、放水ヘッ
ド101の少なくとも散水部111が収まるように、箱
の上面側と側面側とに亘って開口するヘッド導入口14
1が設けられている。ヘッド導入口141には、放水ヘ
ッド101の通過を許す切り込みが適当に形成された水
漏れ防止部材142がヘッド導入口141を塞ぐように
設けられている。水漏れ防止部材142としては例えば
ゴムのような有弾性の材質のものを用いるとよい。
【0048】散水システムの散水試験は、ヘッド可動手
段103によって回動された放水ヘッド101の集水位
置にて、直接、即ち、少なくとも、放水ヘッド101の
散水部111が外部に散水を漏らさないように散水回収
装置144に収められた状態にて行なう。散水回収装置
144に直接、即ち外部に漏らさないように回収された
水は、散水回収装置144を構成する排水手段としての
排水路105を経て水源に戻されたり、或るいは適宜に
放流される。排水路105には図示されていない流量を
計測する流量確認手段としての計測手段が装備されてお
り、この計測手段によって、所定量の水が散水されてい
るかどうかが分かる。この排水路105の代わりに給水
路102に流量を計測する計測手段を設けてもよい(図
示せず)。
【0049】このような集水装置を用いれば、放水ヘッ
ド101から散水される水を不必要に周辺に飛び散らせ
ることなく、直接回収することができる。従って、散水
システムの設置された周辺の環境に散水による悪影響を
与えることなく、何時でも、任意のときに、水源から放
水ヘッド101によって散水されるまでの試験を行なう
ことができる。
【0050】図9および図10に示す集水装置は、放水
ヘッドと、この放水ヘッドからの散水を直接回収する集
水手段と、この集水手段にて回収された水を排水する排
水手段と、放水ヘッドからの散水を直接回収するよう当
該集水手段を作動させる集水可動手段とを備えた散水シ
ステムである。図9は放水ヘッドの水が散水される状態
を示す図、図10は放水ヘッドの水が回収される状態を
示す図である。尚、図8に示す例と共通若しくは実質的
に同様な機能を果たす部材や部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。
【0051】図9および図10において、145は集水
手段104としてのカバー、106は給水路102に設
けられた自動弁、107は集水手段としてのカバー14
5を作動させる集水可動手段である。集水可動手段10
7としては、カバー145を開閉駆動させる適当な手段
であればよく、例えば、モータを始めとして電磁ソレノ
イド或いはシリンダ等を用いる。この集水可動手段10
7は、図示されていない遠隔操作可能な操作手段によっ
て可動し、集水手段104としてのカバー145を開閉
する。尚、図中の101は放水ヘッド、102は給水手
段としての給水路であり、105は排水手段としての排
水路である。この集水装置の構成は、集水手段145及
びヘッド可動手段103に関連する構成を除いて、図8
の例で説明した構成とほぼ同様である。
【0052】集水手段104としてのカバー145は、
図示されていない付勢手段によって、図9に示すよう
に、平時、放水ヘッド101の散水を可能とするよう開
放状態に維持されている。これによって、散水システム
は作動可能な状態にある。集水可動手段107は、上記
付勢手段としての例えば復帰バネを備えた電磁ソレノイ
ドであり、通常は、電磁ソレノイドが消磁された状態に
あって、前記復帰バネの作用によりカバー145が開か
れている。散水システムの散水試験の際には、集水可動
手段107としての電磁ソレノイドを励磁することで、
図10に示すように、カバー145が放水ヘッド101
を覆う閉鎖状態を維持する。
【0053】この集水装置によれば、先の例と同様に、
放水ヘッド101から散水される水を不必要に周辺に飛
び散らせることなく、直接回収することができるので、
散水システムの設置された周辺の環境に散水による悪影
響を与えることなく、何時でも、任意のときに、水源か
ら放水ヘッド101によって散水されるまでの試験を行
なうことができる。
【0054】図11および図12に示す集水装置は、集
水手段104の駆動源として放水ヘッド101に掛る水
圧を利用したものである。図11は散水ヘッドから散水
された水が回収される状態を示す図、図12は火災時の
散水ヘッドの水が散水される状態を示す図である。尚、
先の集水装置の例と共通若しくは実質的に同様な機能を
果たす部材や部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。又、以下に説明する構成や作用と矛盾しない範囲
において、図12および図13の例の構成は先の図8乃
至図11に示す例と共通である。
【0055】放水ヘッド101は、異常時、例えば火災
発生時には、給水路102から流入する水圧Pを受け
て、前方(図12において右側方向)へ突出摺動するシ
リンダ111を有しており、水圧Pが掛っていない平時
には、図示しない付勢手段、例えば復帰バネの作用を受
けて、図12に示すように、待機位置に後退摺動してお
り、集水手段104としてのカバー145に覆われた状
態にある。このカバー145は、回動支点146によっ
て回動可能に設けられており、異常時には、シリンダ1
11の突出摺動に連動してカバー145が強制開放する
連動手段108を介して開作動する。連動手段108と
して、図示の例ではシリンダ111とカバー145とに
リンク機構を介在させた構成としている。
【0056】この集水装置では、先の例とは逆に、平時
では、放水ヘッド101が集水手段104としてのカバ
ー141に覆われて閉じた状態にある。この閉鎖状態に
おいて散水試験をするには、シリンダ111が突出摺動
してもカバー145を開かせないような手段、即ち、作
動不能化手段109を設ける必要がある。この例に示す
作動不能化手段109は、上記リンク機構108中に当
該リンクの連鎖関係を解く切断部を設けて、リンク棒の
一部を強制的に外す構成としている。リンク棒の一部を
外す駆動源としては遠隔から操作可能な操作手段によっ
て作動を制御できるもの、例えばモータや電磁ソレノイ
ド或いはシリンダ等を用いるとよい。
【0057】この集水装置によれば、作動不能化手段1
09を設けることにより、放水ヘッド101を集水手段
104にて集水可能な状態にしたまま、異常時に適応す
ることができると共に、平時において、作動不能化手段
109を作動させて集水手段104としてのカバー14
5を閉じた状態(閉鎖状態)のままにして、先の例と同
様に行なうことができる。又、集水手段145の駆動源
として放水ヘッド101に掛る水圧を利用しているの
で、経済的である。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明の散水システムは、
トンネル内に散水するための散水システムであって、加
圧水供給源と、加圧水供給源に接続されてトンネル内に
まで延びてトンネル内に加圧水を供給する主配管と、ト
ンネル内で主配管に接続された複数の分岐配管と、分岐
配管のそれぞれに接続されて、トンネル内の所定領域に
加圧水を散水するヘッドと、分岐配管に接続されて加圧
水を供給あるいは供給停止させる自動弁と、主配管に接
続されて主配管内を流れる加圧水の流量を検出する流量
検出装置とを備えている。従って、多数の分岐配管のそ
れぞれに仕切弁、自動弁および圧力計を設ける必要がな
く、ヘッドからの放水量を確認することができ、これら
機器およびそれに関連する操作機器の数の多さおよび構
造の複雑さを顕著に改善できる。
【0059】また、主配管はトンネル内の低い位置を通
って延び、分岐配管は主配管からトンネルの側壁に沿っ
て立ち上がってトンネルの天井近くの高い位置にまで延
び、自動弁が高い位置あるいはトンネルの側壁の高い位
置に設けられたものとすることもできる。従って、散水
システムのレイアウトを、トンネル内の空間という制限
を受けた多様な要求に応えたものにすることができ、設
計の自由度を大きくすることができる。
【0060】また、流量検出装置は、主配管に接続され
た上流側取出し配管および下流側取出し配管の間に設け
た差圧検出装置とすることも、主配管に接続された流量
計とすることも、また主配管の長さ方向に離間した2箇
所に接続された圧力計とすることもできる。従って、流
量検出装置の構造が簡単で、信頼性が高く、読み取りに
不都合も無いという効果がある。
【0061】また、この発明の散水システムには、主配
管あるいは分岐配管に接続された排水弁と、排水弁の上
流側に接続されて主配管あるいは分岐配管を仕切る仕切
弁とを設けることもできる。従って、散水システムの残
留水が分岐配管から飛散してトンネル内を水浸しにする
ようなことを防ぐこともでき、放水試験終了時の復旧作
業を迅速に安全に行うことができる。
【0062】またこの発明の散水システムは、トンネル
内に散水するための散水システムであって、加圧水供給
源と、加圧水供給源に接続されてトンネル内にまで延び
てトンネル内に加圧水を供給する主配管と、トンネル内
で主配管に接続された複数の分岐配管と、分岐配管のそ
れぞれに接続されて、トンネル内の所定領域に加圧水を
散水するヘッドと、分岐配管に接続されて加圧水を供給
あるいは供給停止させる自動弁と、主配管あるいは分岐
配管に接続された排水弁と、排水弁の上流側に接続され
て主配管あるいは分岐配管を仕切る仕切弁とを備えてい
る。従って、散水システムの残留水が分岐配管から飛散
してトンネル内を水浸しにするようなことを防ぐことも
でき、放水試験終了時の復旧作業を迅速に安全に行うこ
とができる。
【0063】更に、この発明の散水システムは、トンネ
ル内に散水するための散水システムであって、加圧水供
給源と、加圧水供給源に接続されてトンネル内にまで延
びてトンネル内に加圧水を供給する主配管と、トンネル
内で主配管に接続された複数の分岐配管と、分岐配管の
それぞれに接続されて、トンネル内の所定領域に加圧水
を散水するヘッドと、分岐配管に接続されて加圧水を供
給あるいは供給停止させる自動弁とを備え、自動弁は弁
体の開放度合を監視する弁開度測定装置を備えている。
従って、自動弁の一次側圧力に対する主弁の開放度合を
監視して確認することができ、従来圧力監視では発見で
きない自動弁あるいはヘッド等の詰まり等をも検知する
ことができ、散水システムの放水に異常が無いことを確
認することができる。
【0064】また、弁開度測定装置は、自動弁の弁体の
位置を表示するインジケータとすることも、弁開度を表
す信号を発生するものとすることも、自動弁の一次側圧
力を検出する圧力センサを備え、弁開度を表す信号と共
に一次側圧力を表す信号をも発生するものとすること
も、またそれぞれに別個のアドレスが設定され、弁開度
を表す信号および一次側圧力を表す信号と共にアドレス
を送信するものともできる。従って、簡単な構成で信頼
性高く弁開度を測定することができ、また遠隔操作のた
めの信号を発生させることもでき、また弁開度信号がど
の自動弁からのものであるかを特定できるようにするこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の散水システムを示す概略図。
【図2】 本発明の散水システムの流量検出装置として
用い得る流量計を示す概略図。
【図3】 本発明の散水システムの流量検出装置として
用い得る圧力計を示す概略図。
【図4】 本発明の散水システムの自動弁を示す概略断
面図。
【図5】 本発明の散水システムの火災時の動作を示す
フローチャート。
【図6】 本発明の散水システムの放水試験時の動作を
示すフローチャート。
【図7】 本発明の散水システムの放水試験後の復旧時
の動作を示すフローチャート。
【図8】 本発明の散水システムに使用できる集水装置
を示す概略斜視図。
【図9】 集水装置の別の例の火災時の状態を示す概略
図。
【図10】 図9の集水装置の放水試験時の状態を示す
概略図。
【図11】 集水装置の更に別の例の放水試験時の状態
を示す概略図。
【図12】 図9の集水装置の火災時の状態を示す概略
図。
【図13】 従来の散水システムを示す概略図。
【図14】 従来の散水システムの自動弁を示す概略断
面図。
【符号の説明】
2 加圧水供給源、3 トンネル、4 主配管、5 分
岐配管、7 放水ヘッド、42 自動弁、35 流量検
出装置、36a、36b 取出し配管、37差圧検出装
置、38 流量計、39 圧力計、41 排水弁、40
仕切弁、43 弁開度測定装置、39 圧力センサ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル内に散水するための散水システ
    ムであって、 加圧水供給源と、 上記加圧水供給源に接続されてトンネル内にまで延びて
    トンネル内に加圧水を供給する主配管と、 トンネル内で上記主配管に接続された複数の分岐配管
    と、 上記分岐配管のそれぞれに接続されて、トンネル内の所
    定領域に加圧水を散水する放水ヘッドと、 上記分岐配管に接続されて加圧水を供給あるいは供給停
    止させる自動弁と、 上記主配管に接続されて上記主配管内を流れる加圧水の
    流量を検出する流量検出装置とを備えた散水システム。
  2. 【請求項2】 上記主配管は上記トンネル内の低い位置
    を通って延び、上記分岐配管は上記主配管からトンネル
    の側壁に沿って立ち上がってトンネルの天井近くの高い
    位置にまで延び、上記自動弁が上記高い位置あるいはト
    ンネルの側壁の高い位置に設けられた請求項1記載の散
    水システム。
  3. 【請求項3】 上記流量検出装置は、上記主配管に並列
    接続された上流側取出し配管と、上記上流側取出し配管
    より下流側において上記主は移管に接続された下流側取
    出し配管と、上記上流側取出し配管および上記下流側取
    出し配管の間に設けた差圧検出装置である請求項1ある
    いは2記載の散水システム。
  4. 【請求項4】 上記流量検出装置は、上記主配管に接続
    された流量計である請求項1あるいは2記載の散水シス
    テム。
  5. 【請求項5】 上記流量検出装置は、上記主配管の長さ
    方向に離間した2箇所に接続された圧力計である請求項
    1あるいは2記載の散水システム。
  6. 【請求項6】 上記主配管あるいは上記分岐配管に接続
    された排水弁と、上記排水弁の上流側に接続されて上記
    主配管あるいは分岐配管を仕切る仕切弁とを備えた請求
    項1ないし5のいずれか記載の散水システム。
  7. 【請求項7】 トンネル内に散水するための散水システ
    ムであって、 加圧水供給源と、 上記加圧水供給源に接続されてトンネル内にまで延びて
    トンネル内に加圧水を供給する主配管と、 トンネル内で上記主配管に接続された複数の分岐配管
    と、 上記分岐配管のそれぞれに接続されて、トンネル内の所
    定領域に加圧水を散水する放水ヘッドと、 上記分岐配管に接続されて加圧水を供給あるいは供給停
    止させる自動弁と、 上記主配管あるいは上記分岐配管に接続された排水弁
    と、上記排水弁の上流側に接続されて上記主配管あるい
    は分岐配管を仕切る仕切弁とを備えた散水システム。
  8. 【請求項8】 トンネル内に散水するための散水システ
    ムであって、 加圧水供給源と、 上記加圧水供給源に接続されてトンネル内にまで延びて
    トンネル内に加圧水を供給する主配管と、 トンネル内で上記主配管に接続された複数の分岐配管
    と、 上記分岐配管のそれぞれに接続されて、トンネル内の所
    定領域に加圧水を散水する放水ヘッドと、 上記分岐配管に接続されて加圧水を供給あるいは供給停
    止させる自動弁とを備え、 上記自動弁は弁体の開放度合を測定する弁開度測定装置
    を備えた散水システム。
  9. 【請求項9】 上記弁開度測定装置は、上記自動弁の弁
    体の位置を表示するインジケータである請求項8記載の
    散水システム。
  10. 【請求項10】 上記弁開度測定装置は、弁開度を表す
    信号を発生する請求項8あるいは9記載の散水システ
    ム。
  11. 【請求項11】 上記弁開度測定装置は、上記自動弁の
    一次側圧力を検出する圧力センサを備え、上記弁開度を
    表す信号と共に上記一次側圧力を表す信号をも発生する
    請求項10記載の散水システム。
  12. 【請求項12】 上記弁開度測定装置は、それぞれに別
    個のアドレスが設定され、上記弁開度を表す信号および
    上記一次側圧力を表す信号と共に上記アドレスを送信す
    る請求項10あるいは11記載の散水システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003106474A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Nohmi Bosai Ltd 開放弁
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