JP2010213932A - 自動弁装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】放水時には、消火制御盤61が、制水弁22を開放し、かつ電動排水弁24を閉塞した後、パイロット弁18を開放して自動弁100を開け、一次側加圧水を一次側流路2から二次側流路3に流入させて放水させ、放水終了後は、パイロット弁18を閉塞して自動弁100を閉じた後、電動排水弁24を開放し、二次側流路3内の二次側加圧水をドレインに排水させる。点検時には、点検制御部62が、制水弁22を閉塞し、かつ電動排水弁24を開放した状態で、パイロット弁18を開放して自動弁100を開け、一次側加圧水を一次側流路から二次側流路に流入させてドレインに排水させ、点検終了後は、パイロット弁18を閉塞して自動弁100を閉じた後、制水弁22を開放する。
【選択図】図1
Description
これを解決するために、自動排水弁の閉止圧を高く設定すると、自動弁が開けられて消火用水が二次側配管を介して放水ヘッドから放水される際に、自動弁の二次側の水圧が自動排水弁の閉止圧に達するまでは、消火用水がドレインに排水され、消火用水を有効に活用できない、という不具合が生じる。
また、電動排水弁は、点検時には、制水弁が閉塞された状態で、開放され、一次側加圧水が一次側流路から二次側流路に流入し、二次側加圧水となって上記ドレインに排水される。そこで、点検時には、電動排水弁がテスト放水弁として機能するので、従来必要であった自動排水弁とテスト放水弁との2つの弁装置が1つの電動弁ですみ、自動弁装置の構成の簡素化および低価格化が図られる。
自動弁100は、胴本体部1aと胴本体部1aの両側に同軸に相対して配設される一次側および二次側管路1b、1cとからなる胴体部1を備える。そして、隔離壁4が胴体部1内を一次側流路2と二次側流路3とに区画するように配設されている。連通孔5が一次側流路2と二次側流路3とを連通するように隔離壁4に穿設されている。一次側流路2には、一次側加圧水が主配管から一次側管路1bを介して供給され、二次側流路3は、二次側管路1cを介して二次側配管15に接続される。円筒状のシリンダ6が、軸心を連通孔5の孔中心に一致させて、かつ一次側および二次側管路1b、1cの軸心(以降、胴体部軸心という)と直交させて、二次側流路3を挟んで連通孔5と相対して、二次側流路3に開口するように胴本体部1aに形成されている。
ピストン9がシリンダ6内に摺動自在に挿入され、Oリング10がピストン9の外周部に嵌装されて、シリンダ6内が二次側流路3側のピストン室6aと作動室6bとに区画されている。さらに、ステム11が、一端をピストン9の中心位置に固着され、他端を主弁7の中心位置に嵌着されて、その軸心がシリンダ6の軸心に一致するように取り付けられている。ここで、シリンダ6、スプリング8、ピストン9およびステム11などにより主弁駆動機構が構成されている。そして、シリンダ6の軸心が主弁7の接離方向に一致している。
それぞれ有底円筒状に形成された一対の第1および第2シリンダ30,31が、開口を相対してセパレータ32を挟持して締着固定されている。そして、有底円筒状に形成された第1ピストン33が、開口をセパレータ32に向けて第1シリンダ30内に摺動可能に配設されている。さらに、有底円筒状に形成された第2ピストン34が、開口をセパレータ32に向けて第1ピストン33内に配設されている。そして、作動スプリング35が、第1ピストン33の内底面と第2ピストン34の開口縁部から径方向外側に突設されたフランジ部34aとの間に配設されている。さらに、復帰スプリング36が、第2ピストン34の内底面とセパレータ32との間に配設されている。
また、作動スプリング35のばね力が復帰スプリング36のばね力よりも大きく設定されている。そして、加圧室37内に一次側加圧水が供給されていない初期状態では、第2ピストン34のフランジ部34aは作動スプリング35の付勢力により第1ピストン33のフランジ部33aに当接している。さらに、初期状態では、第1ピストン33は、復帰スプリング36の付勢力により第1ピストン位置調整用ボルト39の加圧室37内に延出している端部に当接している。
開閉弁46は、入力ポートP1と、出力ポートP2と、入力ポートP1と出力ポートP2との間を開閉する弁体45と、を備えている。また、スイッチSWが、弁体45の閉状態を検知し、弁体45の閉信号を出力する。
また、制動用仕切板43の下降動作時、第2オイル室40b内のシリコーンオイル41が制動用仕切板43に設けられたオリフィス44を介して第1オイル室40aに流入する。従って、制動用仕切板43の下降速度は流体の粘度、流体の温度特性の影響を受けなくなり、オリフィス44の口径で制御される。そこで、制動用仕切板43の下降速度は環境温度に拘わらず安定したものとなる。
圧力調整弁400は、常閉式であり、規定圧放水機構として、二次側流路3内の二次側加圧水の圧力が所定圧力に達したときに動作し、開弁する。つまり、圧力調整弁400の作動圧を調整することで、規定圧放水の圧力が調整される。
また、電動排水弁24が、第2配管52に配設されている。圧力センサPS1が第2配管52に配設されている。
そこで、一次側加圧水が、図2に示されるように、一次側流路2内から二次側流路3内に流入し、所定圧力となった二次側加圧水が二次側配管15を流通し、放水ヘッド16から放水される。この放水ヘッド16からの放水は、規定圧で放水される本格放水となる。
これにより、一次側加圧水が第1配管50および分岐配管51を介して作動室6b内に充水され、主弁7が初期開度まで開放される。この時、大径部14aがアジャスタ13から抜け出し、一次側加圧水が作動室6bから第3配管53を介して開閉弁46から排水され、主弁7の初期開度が維持される。そこで、一次側加圧水が一次側流路2から二次側流路3に流入する。そして、一次側加圧水が二次側流路3に充水され、二次側加圧水となって第2配管52および電動排水弁24を介してドレインに流出する。
また、テスト放水を行いながらの点検作業となるので、火災発生時の自動弁装置の動作を保証することができる。
また、鎮火後、主弁7が閉じられると、電動排水弁24が開放されるので、二次側配管15内の消火用水の残水が二次側流路3および電動排水弁24を介してドレインに速やかに、かつ確実に排水できる。
また、上記実施の形態では、圧力センサPS1,PS2が加圧水の圧力を検出し、その圧力検出信号を防災制御盤に出力するものとしているが、圧力センサに代えて圧力スイッチを用い、圧力スイッチが所定値以上の圧力が加わるとONし、その圧力検出信号を防災制御盤に出力するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、図1に示されるように、平常時(初期状態)では、電動排水弁を開放させるものとしているが、これは、従来の自動排水弁の初期状態に合わせたためである。これとは逆に、従来のテスト放水弁の初期状態に合わせて、電動排水弁を初期状態で閉塞させても、機能的には問題にはならない。
Claims (1)
- 一次側流路と二次側流路とが隔離壁により仕切られて胴体部内に画成され、主弁が該隔離壁に形成された弁座に接離して該一次側流路と該二次側流路との間の流路を開閉する自動弁と、
上記二次側流路と二次側配管との間に配設され、開閉して該二次側流路から該二次側配管への二次側加圧水の流通を制御する制水弁と、
上記二次側流路とドレインとの間に配設され、開閉して該二次側流路から該ドレインへの二次側加圧水の流通を制御する電動排水弁と、
上記主弁を上記弁座から離反させて上記一次側流路と上記二次側流路との間の流路を開放させる起動弁と、
上記制水弁、上記電動排水弁、および上記起動弁の開閉を遠隔操作する制御手段と、を有し、
上記制御手段は、
放水時には、上記制水弁を開放し、かつ上記電動排水弁を閉塞した後、上記起動弁を開放して上記自動弁を開け、一次側加圧水を上記一次側流路から上記二次側流路に流入させて放水させ、放水終了後は、上記起動弁を閉塞して上記自動弁を閉じた後、上記電動排水弁を開放し、上記自動弁の上記二次側流路内の二次側加圧水を上記ドレインに排水させるように構成され、
点検時には、上記制水弁を閉塞し、かつ上記電動排水弁を開放した状態で、上記起動弁を開放して上記自動弁を開け、一次側加圧水を上記一次側流路から上記二次側流路に流入させて上記ドレインに排水させ、点検終了後は、上記起動弁を閉塞して上記自動弁を閉じた後、上記制水弁を開放するように構成されていることを特徴とする自動弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009064823A JP2010213932A (ja) | 2009-03-17 | 2009-03-17 | 自動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP2009064823A Pending JP2010213932A (ja) | 2009-03-17 | 2009-03-17 | 自動弁装置 |
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JP (1) | JP2010213932A (ja) |
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2009
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