JP6247159B2 - 消防設備及び弁装置 - Google Patents
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本発明は、
ピストンシリンダ機構のシリンダ室に所定の圧力の加圧水充填により弁体を閉駆動して加圧水を供給した1次側からヘッドを接続した2次側を仕切り、シリンダ室の排水により弁体を開駆動して1次側の加圧水を2次側に供給してヘッドから散水させる主弁と、
外部から開制御を受けた場合にシリンダ室の加圧水を排水して主弁を開駆動させる遠隔起動弁と、
を備えた消防設備に於いて、
外部から開制御を受けた場合に、遠隔起動弁の開制御によるシリンダ室からの排水を上回るように1次側加圧水を供給して主弁の閉鎖を維持する試験起動弁と、
遠隔起動弁の動作試験を行う場合に、試験起動弁を開制御して主弁の閉鎖を維持した状態で、遠隔起動弁を開制御及び又閉制御して遠隔起動弁が正常か異常かを判定する制御部と、
を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、
ピストンシリンダ機構のシリンダ室を排水側に開放した状態で弁体を閉駆動して加圧水を供給した1次側からヘッドを接続した2次側を仕切り、シリンダ室に対する1次側の加圧水の供給により弁体を開駆動して1次側の加圧水を2次側に供給してヘッドから散水させる主弁と、
外部から開制御を受けた場合に、シリンダ室に1次側の加圧水を供給して主弁を開駆動させる遠隔起動弁と、
を備えた消防設備に於いて、
外部から開制御を受けた場合に、遠隔起動弁の開制御によるシリンダ室に対する1次加圧水の供給を上回るように排水して主弁の閉鎖を維持する試験起動弁と、
遠隔起動弁の動作試験を行う場合に、試験起動弁を開制御して主弁の閉鎖を維持した状態で、遠隔起動弁を開制御及び又は閉制御して遠隔起動弁が正常か異常かを判定する制御部と、
を設けたことを特徴とする。
遠隔起動弁に開位置及び閉位置を検出する開閉検出器を設け、
制御部は、遠隔起動弁を開制御及び又は閉制御した場合の開閉検出器の検出結果に基づいて遠隔起動弁が正常か異常かを判定する。
遠隔起動弁に開位置及び閉位置を検出する開閉検出器を設け、
制御部は、遠隔起動弁の開制御により開閉検出器で開位置を検出するまでの開動作時間及び又は遠隔起動弁の閉制御により開閉検出器で閉位置を検出するまでの閉動作時間を計測し、開動作時間及び又は閉動作時間から遠隔起動弁が正常か異常かを判定する。
主弁のシリンダ室側の圧力を検出する圧力検出器を設け、
制御部は、遠隔起動弁を開制御及び又は閉制御した場合の圧力検出器の検出圧力に基づいて遠隔起動弁が正常か異常かを判定する。
試験起動弁を開制御した場合の流路面積を、前記遠隔起動弁を開制御した場合の流路面積以上とする。
主弁のシリンダ室の圧力を検出する圧力検出器を設け、
制御部は、
試験に伴う遠隔起動弁の開制御中に、圧力検出器によりシリンダ室の所定の圧力変化を検出した場合に試験異常を判定し、遠隔起動弁及び試験起動弁を閉制御し、
試験に伴う遠隔起動弁の閉制御中に、圧力検出器によりシリンダ室の所定の圧力変化を検出した場合に試験異常を判定し、試験起動弁を閉制御する。
遠隔起動弁を電動弁とし、試験起動弁を電動弁又は電磁弁とする。
本発明は弁装置に於いて、
ピストンシリンダ機構のシリンダ室に所定の圧力の加圧水充填により弁体を閉駆動し、シリンダ室の排水により弁体を開駆動する主弁と、
外部から開制御を受けた場合に、シリンダ室の加圧水を排水して主弁を開駆動させる遠隔起動弁と、
外部から開制御を受けた場合に、遠隔起動弁の開制御によるシリンダ室からの排水を上回るように1次側加圧水を供給して主弁の閉鎖を維持する試験起動弁と、
を備えたことを特徴とする。
本発明は弁装置に於いて、
ピストンシリンダ機構のシリンダ室を排水側に開放した状態で弁体を閉駆動し、シリンダ室に対する1次側の加圧水の供給により弁体を開駆動する主弁と、
外部から開制御を受けた場合に、シリンダ室に1次側の加圧水を供給して主弁を開駆動させる遠隔起動弁と、
外部から開制御を受けた場合に、遠隔起動弁の開制御によるシリンダ室に対する1次加圧水の供給を上回るように排水して主弁の閉鎖を維持する試験起動弁と、
を設けたことを特徴とする。
本発明は、ピストンシリンダ機構のシリンダ室に所定圧力の加圧水充填により弁体を閉駆動して加圧水を供給した1次側からヘッドを接続した2次側を仕切り、シリンダ室の排水により弁体を開駆動して1次側の加圧水を2次側に供給してヘッドから散水させる主弁と、外部から開制御を受けた場合に、シリンダ室の加圧水を排水して主弁を開駆動させる遠隔起動弁とを備えた消防設備に於いて、外部からの開制御を受けた場合に、遠隔起動弁の開制御によるシリンダ室からの排水を上回るように1次側加圧水を供給して主弁の閉鎖を維持する試験起動弁と、遠隔起動弁の動作試験を行う場合に、試験起動弁を開制御して主弁の閉鎖を維持した状態で、遠隔起動弁を開制御及び又は閉制御して起動制御弁が正常か異常かを判定する制御部とを設けるようにしたため、遠隔起動弁の動作試験を行う場合に、試験起動弁を開制御することで、遠隔起動弁を開制御した場合のシリンダ室からの排水を上回るように1次側加圧水を供給して圧力低下を防いで主弁の閉鎖を維持し、これにより起動制御弁を開閉制御しても、主弁は閉鎖状態を保ったまま動くことがなく、主弁の設置場所に出向いて主弁の1次側又は2次側に設けている制水弁や制御弁の閉操作や試験後の開操作などの現場操作が不要となり、遠隔起動弁の試験動作を全て遠隔操作により自動的に行うことが可能となり、このため例えば1ケ月に1回といった短い周期であっても、簡単且つ容易に遠隔起動弁の動作試験を行うことが可能となり、遠隔起動弁に不具合が発生した場合、その発見と対処を速やかに行うことを可能とし、主弁を用いた予作動弁装置や自動弁装置による設備性能を安定的に維持可能とする。
また、本発明は、ピストンシリンダ機構のシリンダ室を排水側に開放した状態で弁体を閉駆動して加圧水を供給した1次側からヘッドを接続した2次側を仕切り、シリンダ室に対する1次側の加圧水の供給により弁体を開駆動して1次側の加圧水を2次側に供給してヘッドから散水させる液圧制御弁と、外部から開制御を受けた場合に、シリンダ室に1次側の加圧水を供給して主弁を開駆動させる遠隔起動弁とを備えた消防設備に於いて、外部から開制御を受けた場合に、遠隔起動弁を開制御によるシリンダ室に対する1次加圧水の供給を上回るように排水して主弁の閉鎖を維持する試験起動弁と、遠隔起動弁の動作試験を行う場合に、試験起動弁を開制御して主弁の閉鎖を維持した状態で、遠隔起動弁を開制御及び又は閉制御して起動制御弁が正常か異常かを判定する制御部とを設けるようにしたため、遠隔起動弁の動作試験を行う場合に、試験起動弁の開制御により、遠隔起動弁を開制御した場合のシリンダ室への加圧水の供給を上回るように排水して無加圧状態を保って主弁の閉鎖を維持し、これにより起動制御弁を開閉制御しても、主弁は閉鎖状態を保ったまま動くことがなく、主弁の設置場所に出向いて主弁の1次側又は2次側に設けている制水弁や制御弁の閉操作や試験後の開操作などの現場操作が不要となり、遠隔起動弁の試験動作を全て遠隔操作により自動的に行うことが可能となり、このため例えば1ケ月に1回といった短い周期であっても、簡単且つ容易に遠隔起動弁の動作試験を行うことが可能となり、遠隔起動弁に不具合が発生した場合、その発見と対処を速やかに行うことを可能とし、主弁を用いた予作動弁装置や自動弁装置による設備性能を安定的に維持可能とする。
また、遠隔起動弁に開位置及び閉位置を検出する開閉検出器を設け、制御部は、遠隔起動弁を開制御及び又は閉制御した場合の開閉検出器の検出結果に基づいて遠隔起動弁が正常か異常かを判定するようにしたため、例えば開閉検出器として設けたリミットスイッチにより開位置が検出された場合は遠隔起動弁を正常と判定し、一方、リミットスイッチにより開位置が検出されない場合は遠隔起動弁を異常と判定して修理又は交換といった適切な対処が可能となる。
また、遠隔起動弁に開位置及び閉位置を検出する開閉検出器を設け、制御部は、遠隔起動弁の開制御により開閉検出器で開位置を検出するまでの開動作時間及び又は遠隔起動弁の閉制御により開閉検出器で閉位置を検出するまでの閉動作時間を計測し、開動作時間及び又は閉動作時間から遠隔起動弁が正常か異常かを判定するようにしたため、例えば開動作時間が所定の閾値時間以下であれば正常と判定し、閾値時間を超えた場合は異常と判定して修理又は交換といった適切な対処が可能となる。
また、主弁のシリンダ室の圧力を検出する圧力検出器を設け、制御部は、遠隔起動弁を開制御及び又は閉制御した場合の圧力検出器の検出圧力に基づいて遠隔起動弁が正常か異常かを判定するようにしたため、試験起動弁を開制御した状態で遠隔起動弁を開制御しても動作しない場合、圧力検出器で検出している主弁のシリンダ室の圧力値が減圧駆動型の主弁の場合は1次側圧力に増加し、加圧駆動型の主弁の場合は圧力値がゼロのままとなることで、遠隔起動弁の異常を判定して修理又は交換といった適切な対処が可能となる。
また、試験起動弁を開制御した場合の流路面積(ボア径)を、遠隔起動弁を開制御した場合の流路面積以上(ボア径以上)とすることで、減圧開放型の主弁については、遠隔起動弁を開制御した場合のシリンダ室からの排水を上回るように1次側加圧水を供給して圧力低下を防ぎ、また、加圧開放型の主弁については、遠隔起動弁を開制御した場合のシリンダ室への加圧水の供給を上回るように排水して無加圧状態を保つことで、主弁の開駆動を確実に防止可能とする。
また、遠隔起動弁を電動弁とし、試験起動弁を電動弁又は電磁弁としており、特に、試験起動弁を電磁弁とした場合には、試験起動弁の追加に伴うコストを低減可能とする。
また、主弁のシリンダ室の圧力を検出する圧力検出器を設け、制御部は、試験に伴う遠隔起動弁の開制御中に、圧力検出器によりシリンダ室の所定の圧力変化を検出した場合に試験異常を判定し、遠隔起動弁及び試験起動弁を閉制御し、一方、試験に伴う遠隔起動弁の閉制御中に、圧力検出器によりシリンダ室の所定の圧力変化を検出した場合に試験異常を判定し、試験起動弁を閉制御するようにしたため、試験中に、減圧開放型の主弁では開制御した試験起動弁による給水と遠隔制御弁による排水のバランスが崩れてシリンダ室が減圧するか、加圧開放型の主弁では開制御した試験起動弁による排水と遠隔制御弁による給水のバランスが崩れてシリンダ室が増圧した場合、そのままでは主弁が開駆動してヘッドから誤放水する恐れがあることから、試験異常と判定して、試験起動弁及び遠隔起動弁を閉制御により復旧させて、誤放水を未然に防止可能とする。
本発明による弁装置の効果は、前述した消防設備に設けた主弁、遠隔起動弁及び試験起動弁による効果と基本的に同じになる。
(設備の概要)
図1は予作動式スプリンクラー設備を対象とした本発明の実施形態を示した説明図である。図1に示すように、管理人室等に設置した予作動弁制御盤10に対しては中継器14を介して防護区画毎に設置した予作動弁装置12を信号線接続している。
予作動弁制御盤10の制御部20は、例えばダブルインターロック制御として、防護区画毎に、火災感知器による火災検出と減圧検出器48による減圧検出の両方を判別した場合に、予作動弁装置12に設けた遠隔起動弁38に開制御信号を出力して遠隔的に開制御し、これに伴い予作動弁として機能する主弁28を開駆動し、スプリンクラーヘッドの開放作動に伴う加圧消火用水の放水を可能とする制御を行う。なお、以下の説明では、加圧消火用水を単に加圧水とする場合がある。
予作動弁制御盤10の制御部20は、所定周期、例えば1ケ月に1回又は1週間に1回といった周期で、予作動弁装置12に設けた遠隔起動弁38を動作試験する制御を行う。
(遠隔起動弁による主弁の開閉)
図2は減圧開放型の主弁を備えた図1の予作動弁装置を取り出して詳細を示した説明図である。
遠隔起動弁38の動作試験を遠隔制御で行うため、例えば電動弁を用いた試験起動弁60を設けている。試験起動弁60は、主弁28のシリンダ室32に1次側加圧水を供給する経路、例えば仕切弁55、オリフィス56、逆止弁58を通る経路と並列に設けた経路に設け、試験起動弁60を開制御した場合に、遠隔起動弁38の開制御によるシリンダ室32からの排水を上回るように1次側加圧水を供給する。これによりシリンダ室32を排水側から実質的に遮断したと同じ作用を作り出すことができ、遠隔起動弁38を開制御しても主弁28の閉鎖を維持することを可能とする。
ここで、試験起動弁60としては電動弁を用いた場合を例にとっているが、オンオフ的な開閉動作を行う電磁弁を用いるようにしても良い。電磁弁はソレノイドに対する通電により開放し、通電を切ることで閉鎖することができ、モータ駆動を行う電動弁に比べ、コスト的に安価であり、また耐久性も高いといえる。
(主弁の制御)
図3は図1の予作動弁制御盤による主弁制御を示したフローチャートである。図3に示すように、予作動弁制御盤10の制御部20は、ステップS1(以下「ステップ」は省略)で所定周期の試験タイミングか否か監視しており、試験タイミングを検出するとS2に進み、予作動弁装置12に設けた遠隔起動弁38の試験制御を行う。
図4は図2の予作動弁装置に設けた遠隔制御弁の試験制御の詳細を示したフローチャートである。
図1の予作動弁制御盤10に設けた制御部20による試験制御の他の実施形態として、遠隔起動弁38を開制御した場合の開位置の検出と閉制御した場合の閉位置の検出に基づいて遠隔制御弁38が正常に動作したか否かを判定する。
図1の予作動弁制御盤10に設けた制御部20による試験制御の他の実施形態として、遠隔起動弁38を開制御した場合の主弁28のシリンダ室32の圧力を検出する圧力検出器64で検出した圧力値に基づいて遠隔制御弁38が正常に動作したか否かを判定する。
(設備の概要)
図5はトンネル水噴霧設備を対象とした本発明の実施形態を示した説明図である。図5に示すように、監視センタ等に設置したセンタ制御盤100は、制御部110、操作部111、表示部112、警報部113及び移報部114を備え、制御部110に対し中継器104を介してトンネル内に設置した複数の自動弁装置102を信号線接続している。
(自動弁装置の構成)
図6は加圧開放型の主弁を備えた図5の自動弁装置を取り出して詳細を示した説明図である。図6に示すように、自動弁装置102は自動弁として機能する加圧開放型の主弁128を備えている。主弁128の1次側はポンプ設備の給水配管から分岐した1次側配管125により加圧消火用水の供給を受けている。主弁128の2次側には手動により開閉する制水弁126を設け、制水弁126からトンネル側壁に沿って立ち上げた2次側配管129の上部の横配管に、5メートル間隔で水噴霧ヘッド130を接続している。
遠隔起動弁138の動作試験を遠隔制御で行うため、例えば電動弁を用いた試験起動弁160を設けている。試験起動弁160は、遠隔起動弁138の2次側から主弁128のシリンダ室132に1次側加圧水を供給する経路、例えば圧力調整弁146の1次側ポートP1に至る経路から分岐して排水側に至る経路に設けている。
ここで、試験起動弁160としては電動弁を用いた場合を例にとっているが、オンオフ的な開閉動作を行う電磁弁を用いるようにしても良い。電磁弁はソレノイドに対する通電により開放し、通電を切ることで閉鎖することができ、モータ駆動を行う電動弁に比べ、コスト的に安価であり、また耐久性も高いといえる。
図5及び図6に示すように、センタ制御盤100の制御部110は、自動弁装置102に設けた遠隔制御弁138の動作試験を行う場合、まず試験起動弁160に対し開制御信号を出力して開制御を行い、開閉検出器162による試験起動弁160の全開位置への動作による開検出を判別すると、遠隔制御弁138に開制御信号を出力してタイマの起動により開動作時間の計測を開始する。
図5のセンタ制御盤100に設けた制御部110による試験制御の他の実施形態として、遠隔起動弁138を開制御した場合の開位置の検出と閉制御した場合の閉位置の検出に基づいて遠隔制御弁138が正常に動作したか否かを判定する。
(主弁シリンダ室の圧力値を検出して判定する試験制御)
図5のセンタ制御盤100に設けた制御部110による試験制御の他の実施形態として、遠隔起動弁138を開制御した場合の加圧開放型の主弁128のシリンダ室132側の圧力として圧力調整弁146の1次側ポートP1の検出する圧力検出器164で検出した圧力値に基づいて遠隔制御弁138が正常に動作したか否かを判定する。
(減圧開放型の弁装置)
また本発明における弁装置の実施形態として、図2に示した予作動弁装置12において、主弁28、遠隔起動弁38及び試験制御弁60により弁装置を構成する。
また、本発明における弁装置の他の実施形態として、図6に示した自動弁装置102において、主弁128、遠隔起動弁138及び試験制御弁160により弁装置を構成する。
(主弁)
上記の実施形態は予作動弁装置の主弁を減圧開放型とし、自動弁装置の主弁を加圧開放型としているが、逆に、予作動弁装置の主弁を加圧開放型とし、自動弁装置の主弁を減圧開放型としても良い。
また上記の実施形態は、予作動弁装置と自動弁装置に設けた主弁を開駆動する遠隔起動弁の動作試験を例にとっているが、これに限定されず、ピストンシリンダ機構を備えた主弁を遠隔制御弁の開制御で開駆動するものであれば、適宜の弁装置を含むものである。
上記の実施形態は、遠隔起動弁を開閉制御した場合の開閉検出、動作時間、又はシリンダ室側の圧力値に基づき、遠隔起動弁が正常か異常化を判定しているが、これ以外に電動弁を用いた遠隔起動弁の動作を判定する適宜の手法を適用することを妨げない。
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
12:予作動弁装置
14,104:中継器
16:自火報受信盤
20:制御部
24,114:移報部
26:制御弁
28,128:主弁
30:スプリンクラーヘッド
32,132:シリンダ室
34,134:ピストン
36,136:リターンスプリング
38,138:遠隔起動弁
40,62,140,162:開閉検出器
48:減圧検出器
50:流水検出器
60:試験起動弁
64,164:圧力検出儀
100:センタ制御盤
102:自動弁装置
106:防災受信盤
108:ポンプ制御盤
130:水噴霧ヘッド
146:圧力調整弁
Claims (12)
- ピストンシリンダ機構のシリンダ室に所定の圧力の加圧水充填により弁体を閉駆動して加圧水を供給した1次側からヘッドを接続した2次側を仕切り、前記シリンダ室の排水により前記弁体を開駆動して1次側の加圧水を2次側に供給して前記ヘッドから散水させる主弁と、
外部から開制御を受けた場合に前記シリンダ室の加圧水を排水して前記主弁を開駆動させる遠隔起動弁と、
を備えた消防設備に於いて、
外部から開制御を受けた場合に、前記遠隔起動弁の開制御による前記シリンダ室からの排水を上回るように1次側加圧水を供給して前記主弁の閉鎖を維持する試験起動弁と、
前記遠隔起動弁の動作試験を行う場合に、前記試験起動弁を開制御して前記主弁の閉鎖を維持した状態で、前記遠隔起動弁を開制御及び又閉制御して前記遠隔起動弁が正常か異常かを判定する制御部と、
を設けたことを特徴とする消防設備。
- ピストンシリンダ機構のシリンダ室を排水側に開放した状態で弁体を閉駆動して加圧水を供給した1次側からヘッドを接続した2次側を仕切り、前記シリンダ室に対する1次側の加圧水の供給により前記弁体を開駆動して1次側の加圧水を2次側に供給して前記ヘッドから散水させる主弁と、
外部から開制御を受けた場合に、前記シリンダ室に1次側の加圧水を供給して前記主弁を開駆動させる遠隔起動弁と、
を備えた消防設備に於いて、
外部から開制御を受けた場合に、前記遠隔起動弁を開制御による前記シリンダ室に対する1次加圧水の供給を上回るように排水して前記主弁の閉鎖を維持する試験起動弁と、
前記遠隔起動弁の動作試験を行う場合に、前記試験起動弁を開制御して前記主弁の閉鎖を維持した状態で、前記遠隔起動弁を開制御及び又は閉制御して前記遠隔起動弁が正常か異常かを判定する制御部と、
を設けたことを特徴とする消防設備。
- 請求項1又は2記載の消防設備に於いて、
前記遠隔起動弁に開位置及び閉位置を検出する開閉検出器を設け、
前記制御部は、前記遠隔起動弁を開制御及び又は閉制御した場合の前記開閉検出器の検出結果に基づいて前記遠隔起動弁が正常か異常かを判定することを特徴とする消防設備。
- 請求項1又は2記載の消防設備に於いて、
前記遠隔起動弁に開位置及び閉位置を検出する開閉検出器を設け、
前記制御部は、前記遠隔起動弁の開制御により前記開閉検出器で開位置を検出するまでの開動作時間及び又は前記遠隔起動弁の閉制御により前記開閉検出器で閉位置を検出するまでの閉動作時間を計測し、前記開動作時間及び又は前記閉動作時間から前記遠隔起動弁が正常か異常かを判定することを特徴とする消防設備。
- 請求項1又は2記載の消防設備に於いて、
前記主弁のシリンダ室側の圧力を検出する圧力検出器を設け、
前記制御部は、前記遠隔起動弁を開制御及び又は閉制御した場合の前記圧力検出器の検出圧力に基づいて前記遠隔起動弁が正常か異常かを判定することを特徴とする消防設備。
- 請求項1又は2記載の消防設備に於いて、前記試験起動弁を開制御した場合の流路面積を、前記遠隔起動弁を開制御した場合の流路面積以上としたことを特徴とする消防設備。
- 請求項1又は2記載の消防設備に於いて、
前記主弁のシリンダ室の圧力を検出する圧力検出器を設け、
前記制御部は、試験に伴う前記遠隔起動弁の開制御中に、圧力検出器により前記シリンダ室の所定の圧力変化を検出した場合に試験異常を判定し、前記遠隔起動弁及び前記試験起動弁を閉制御し、
試験に伴う前記遠隔起動弁の閉制御中に、前記圧力検出器により前記シリンダ室の所定の圧力変化を検出した場合に試験異常を判定し、前記試験起動弁を閉制御することを特徴とする消防設備。
- 請求項1又は2記載の消防設備に於いて、前記遠隔起動弁を電動弁とし、前記試験起動弁を電動弁又は電磁弁としたことを特徴とする消防設備。
- ピストンシリンダ機構のシリンダ室に所定の圧力の加圧水充填により弁体を閉駆動し、前記シリンダ室の排水により前記弁体を開駆動する主弁と、
外部から開制御を受けた場合に、前記シリンダ室の加圧水を排水して前記主弁を開駆動させる遠隔起動弁と、
外部から開制御を受けた場合に、前記遠隔起動弁の開制御による前記シリンダ室からの排水を上回るように1次側加圧水を供給して前記主弁の閉鎖を維持する試験起動弁と、
を備えたことを特徴とする弁装置。
- ピストンシリンダ機構のシリンダ室を排水側に開放した状態で弁体を閉駆動し、前記シリンダ室に対する1次側の加圧水の供給により前記弁体を開駆動する主弁と、
外部から開制御を受けた場合に、前記シリンダ室に1次側の加圧水を供給して前記主弁を開駆動させる遠隔起動弁と、
外部から開制御を受けた場合に、前記遠隔起動弁を開制御による前記シリンダ室に対する1次加圧水の供給を上回るように排水して前記主弁の閉鎖を維持する試験起動弁と、
を設けたことを特徴とする弁装置。
- 請求項9又は10記載の弁装置に於いて、前記試験起動弁を開制御した場合の流路面積を、前記遠隔起動弁を開制御した場合の流路面積以上としたことを特徴とする弁装置。
- 請求項9又は10記載の弁装置に於いて、前記遠隔起動弁を電動弁とし、前記試験起動弁を電動弁又は電磁弁としたことを特徴とする弁装置。
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