JP2010207258A - 開放弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】一斉開放弁において、弁体の誤開放を防ぐことができるようにする。
【解決手段】一次室3、二次室4及びピストン室10を備え、前記一次室3と前記二次室4とが弁体8によって隔てられ、前記弁体8が前記ピストン室の圧力に基づいて開閉する一斉開放弁1であって、前記一次室3と前記ピストン室10とを連通し、前記一次室3から前記ピストン室10へのみ流水させる逆止弁19が設けられた第1連通路18と、前記二次室4と前記ピストン室10とを連通し、前記二次室4から前記ピストン室10へのみ流水させる逆止弁21が設けられた第2連通路20を備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、開放弁に関し、更に述べれば充水予作動式スプリンクラ消火設備に設けられる一斉開放弁に関する。
従来より、スプリンクラ消火設備において、スプリンクラヘッドが設けられる二次側配管内に水を充填し、スプリンクラヘッドが開放作動し、且つ火災感知器が感知作動したときに、二次側配管の基端側に設けられる一斉開放弁を開放させて、一斉開放弁の一次側配管から二次側配管へ消火水が流れるよう構成された充水予作動式の設備がある。
この種の消火設備に設けられる一斉開放弁は、弁体制御用のピストン室を備え、ピストン室が加圧されることで弁体が閉止され、減圧されることで弁体が開放されるようになっており、例えば特開2003−210605号公報(特許文献1)に記載の一斉開放弁のように、ピストン室の加圧のために、一次側の水をピストン室に供給する連通路をピストン室と一次側との間に備え、又、連通路の逆流防止のために、連通路に逆止弁を備えている。
尚、この種の消火設備において、一斉開放弁は、流水検知手段を更に備えて、防護区画毎の流水検知装置として用いられることがあるが、その場合、前記特許文献1に記載のもののように流水検知装置といわれることもある。
特開2003−210605号公報
充水予作動式消火設備に設けられる一斉開放弁の場合、正常な監視状態においては、弁体の一次側、二次側とピストン室内の圧力がほぼ均衡し、弁体を閉止方向に付勢するスプリング等の付勢部材による閉止力により、弁体の閉止状態が維持される。しかし、ピストン室が例えば漏れ等が原因で異常減圧したり、又は二次側が異常昇圧したりして、弁体に作用する圧力の均衡が崩れ、弁体に作用する閉止力が開放力を下回って、弁体が誤開放してしまう虞があり、それにより流水信号が出力され、非火災報が発せられてしまう虞がある。
この発明は、前記の事情に鑑み、開放弁において、弁体の誤開放を防ぐことができるようにすることを目的とする。
この発明は、一次室、二次室及びピストン室を備え、前記一次室と前記二次室とが弁体によって隔てられ、前記弁体が前記ピストン室の圧力に基づいて開閉する開放弁であって、前記一次室と前記ピストン室とを連通し、前記一次室から前記ピストン室へのみ流水させる逆止弁が設けられた第1連通路と、前記二次室と前記ピストン室とを連通し、前記二次室から前記ピストン室へのみ流水させる逆止弁が設けられた第2連通路を備えていることを特徴とする開放弁である。
又、この発明は、前記開放弁であって、前記第1連通路及び/又は前記第2連通路が前記弁体に設けられていることを特徴とする開放弁である。ここで、前記第1連通路及び/又は前記第2連通路を前記弁体に形成するのに代えて、弁本体外部を通る迂回路とすることができる。
又、この発明は、前記開放弁であって、充水予作動式スプリンクラ消火設備に設けられるものであることを特徴とする開放弁である。
尚、この発明の前記開放弁は、前記一次側から前記二次側への流水を検知する流水検知手段を更に備えているものとすることができる。
この発明の開放弁によれば、弁体の閉止時に、ピストン室が異常減圧して、ピストン室の圧力が一次室及び二次室の両方の圧力に相対して低くなったとしても、第1連通路と第2連通路を備え、ピストン室に一次室及び二次室の両方から給水がされるよう構成されていることで、ピストン室の減圧に追従して、ピストン室には一次室及び二次室の両方から圧力が補填され、ピストン室の圧力は一次室及び二次室の両方の圧力とほぼ同じになるよう調整され、ピストン室、一次室及び二次室の圧力の均衡は維持される。このため、弁体の閉止力が弁体の開放力よりも低くなるのを防ぐことができ、弁体が誤開放するのを防ぐことができる。又、同じく弁体の閉止時に、二次側が異常昇圧して、二次室も昇圧し、二次室の圧力による弁体の開放力が高まったとしても、第2連通路を備え、ピストン室に二次室から給水がされるよう構成されていることで、二次室の昇圧に追従して、ピストン室も昇圧し、ピストン室の圧力による弁体の閉止力も高まるので、弁体の閉止力が弁体の開放力よりも低くなるのを防ぐことができ、弁体が誤開放するのを防ぐことができる。又、誤開放を防止できることから、遅延装置等が不要となる。
即ち、この発明の開放弁によれば、弁体の閉止時に、ピストン室が異常減圧したとしても、又二次側が異常昇圧したとしても、弁体が誤開放するのを防ぐことができる。
この発明の一斉開放弁であるところの流水検知装置の一例を示した図であって、流水検知装置の内部構造の概要を含めて示した装置系統図であり、弁体が閉止している状態を示したものである。 同上の流水検知装置が設けられた充水予作動式スプリンクラ消火設備の一例を示した図であって、流水検知装置以降の構成を示した設備系統図であり、常時(監視時)の状態を示したものである。 同上の設備系統図であり、火災時の状態を示したものである。
この発明の開放弁の一例としての一斉開放弁の実施形態について、一斉開放弁を流水検知手段を備えた流水検知装置として用いる場合を例に、図1乃至3に基づき説明する。
1はこの発明の一斉開放弁の一例である流水検知装置であり、充水予作動式のスプリンクラ消火設備Sにおいて、スプリンクラヘッドSPが設けられる二次側配管P2の基端側に設けられるものである。尚、流水検知装置1の一次側には、給水本管等(図示を省略)に接続される一次側配管P1(図2及び図3では図示を省略)が接続される。
流水検知装置1は、本体2内が一次側配管P1に接続される一次室3と二次側配管P2に接続される二次室4とに仕切られており、一次室3と二次室4を仕切る隔壁5に形成された両室の通水口6を開閉する常時は閉の弁機構部7を備えている。
弁機構部7は、有底筒状の弁体8と、その弁体8を摺動自在に収容するシリンダ部9と、シリンダ部9内において弁体8の内側に画定されるピストン室10と、弁体8の底壁11の内面よりピストン室10側に起立し、シリンダ部9を貫通して設けられたロッド12と、ロッド12に巻回されるように弁体8の内側に設けられたスプリング13等から構成され、弁体8の底壁11の外面11aが通水口6を介して二次室4に対向し、且つ弁体8の周壁14の外面14aが一次室3に対向する配置で、本体2内に設けられており、ピストン室10内の圧力の変化に基づいて弁体8がシリンダ部9内を往復移動することで、底壁11の外面11aに設けられた着座部が通水口6の周縁に設けられた弁座部と離接し、通水口6の開閉ができるようになっている。
流水検知装置1には、一次室3から二次室4へ水が流れるのを検知するための検知手段が設けられており、具体的には、本体2外部において、シリンダ部9からのロッド12の露出端12aの移動軌跡上に設けられた流水検知用のリミットスイッチ25が設けられている。このリミットスイッチ25は、弁機構部7の弁体8が開動作して、通水口6が開放し、一次室3から二次室4へ水が流れる状態になるときの、露出端12aの移動を検出して、それを流水信号として出力するようになっている。
流水検知装置1は、充水予作動式のスプリンクラ消火設備Sに設けられて、常時(監視時)においては、一次室3、二次室4及びピストン室10内が充水され、一次室3内の圧力と二次室4内の圧力が弁体8に対してその開放力として作用し、ピストン室10の圧力が弁体8に対してその閉止力として作用するようになっている。これら充水される三室の圧力系統に異常がなければ、常時において、三室内はほぼ同じ圧力で均衡し、スプリング13の弁体8への付勢力により、弁体8はその底壁11の外面11aの着座部が通水口6周縁の弁座部に押し付けられた状態で維持されるようになっており、それにより流水検知装置1は通水口6を閉止した状態に維持されるようになっている。三室内がほぼ同じ圧力となるのは、後述する第1連通路、第2連通路の作用によるもので、一次室3からピストン室10へ、又二次室4からピストン室10へ水が流れ込むためである。尚、締切等の影響もあって、必ずしも完全に同じ圧力になるとは限らない。
減圧開放型である流水検知装置1には、ピストン室10内を減圧するための減圧路15がピストン室10に接続されて設けられており、減圧路15に設けられた常時は閉の電動起動弁16が起動して開動作することで、ピストン室10内から水が減圧路15を通じて排出されて、ピストン室10内が減圧されるようになっている。尚、電動起動弁16が開放するだけでは、ピストン室10内の水が二次室4側に流れることが可能な状態になるだけである。つまり実際には、スプリンクラヘッドSPが動作して二次室4内の水が流出することで、ピストン室10内が減圧されることになる。このピストン室10内が減圧され、スプリング13の付勢力と共に弁体8に作用していた弁体8への閉止力よりも、一次室3及び二次室4内の圧力による弁体8への開放力の方が高くなり、その開放力により弁体8はシリンダ部9内を上昇移動し、その底壁11の外面11aの着座部が通水口6周縁の弁座部から離れるようになっており、それにより流水検知装置1は通水口6を開放できるようになっている。尚、17は減圧路15に電動起動弁16と並列して設けられた常時閉の手動起動弁である。
そして、流水検知装置1には、ピストン室10と一次室3を連通し、一次室3からピストン室10へのみ通水させる逆止弁19を有する第1連通路の一例としての一次側連通路18と、ピストン室10と二次室4を連通し、二次室からピストン室10へのみ通水させる逆止弁21を有する第2連通路の一例としての二次側連通路20が設けられている。本実施の形態においては、一次側連通路18と二次側連通路20は何れも弁体8に設けられており、具体的には、一次側連通路18が弁体8の周壁14に設けられ、二次側連通路20が底壁11に設けられている。一次側連通路18は、周壁14の高さ方向のほぼ中間に設けられ、二次側連通路20は、一次側連通路18の近傍の底壁11に設けられており、スプリング13が接しないようになっている。
流水検知装置1において、ピストン室10には、一次側連通路18を通じて一次室3の水が供給され、二次側連通路20を通じて二次室4の水が供給されるようになっている。これにより、弁体8が閉止状態にあるときに、ピストン室10に漏れ等の異常が発生し、ピストン室10が減圧して、その圧力が一次室3と二次室4の圧力に相対して低くなったとしても、一次側連通路18と二次側連通路20を通じて、ピストン室10に一次室3と二次室4の両方から水が供給されることで、ピストン室10の異常減圧に追従して、ピストン室10には一次室3と二次室4の両方から圧力が補填されて、ピストン室10の圧力は一次室3と二次室4の両方の圧力とほぼ同じになるよう調整されることとなる。このため、ピストン室10、一次室3及び二次室4の圧力の均衡は維持され、それにより一次室3及び二次室4による弁体8への開放力がピストン室10及びスプリング13による弁体8への閉止力よりも高くなって弁体8が誤開放するのを防げるようになっている。又、同じく弁体8が閉止状態にあるときに、二次側配管P2が異常昇圧して、二次室4も異常昇圧し、二次室4の圧力による弁体8への開放力が高まったとしても、二次側連通路20を通じて、ピストン室10に二次室4から水が供給されることで、二次室4の異常昇圧に追従して、ピストン室10も昇圧するので、ピストン室10内の圧力による弁体8への閉止力も高まり、それによりピストン室10内の圧力による閉止力が二次室4内の圧力による弁体8への開放力より低くなって弁体8が誤開放するのを防げるようになっている。尚、一次側連通路18及び二次側連通路20の径はオリフィスのように小さく形成されており、ピストン室10の僅かな減圧には追従するが、火災時のようにピストン室10の減圧が大きいときには、水の供給が追従できず、結果、弁体8は開放する。
即ち、流水検知装置1においては、弁体8が閉止状態にあるときに、ピストン室10が異常減圧したとしても、又二次室4が異常昇圧したとしても、一次側連通路18と二次側連通路20を備えていることで、弁体8の誤開放を防げるようになっている。
ここで、本実施の形態においては、一次側連通路18と二次側連通路20を弁体8に設けることとしているが、両連通路は、通路としては、ピストン室10と一次室3を、ピストン室10と二次室4をそれぞれ連通するものであればよく、例えば、弁体8に設けるのに代えて、図示は省略するが、両連通路を、ピストン室10と一次室3を、ピストン室10と二次室4を本体2外部に迂回してそれぞれ連通するものとしてもよい。
更に、流水検知装置1には、その一次室3と二次室4とを迂回して連通し、一次室3内の圧力(つまりは流水検知装置1の一次側の圧力)と二次室4内の圧力(つまりは流水検知装置1の二次側の圧力)を同圧に維持するための調圧路22が設けられている。調圧路22は、具体的には、一次室3と二次室4を本体2外部を通って迂回して連絡する管路であり、その管路中に閉止方向を反転可能な両方向逆止弁23が設けられている。この両方向逆止弁23の動作により、調圧路22は一次側と二次側の圧力の調整ができるようになっている。ここで、両方向逆止弁23は、本実施の形態においては、常時には、弁体23aが二次側から一次側への流れを閉止する位置にあるが、例えば、温度変化等により二次側に緩慢な圧力低下があった場合には、弁体23aが二次側へ移動して流路を少し開き、一次側から二次側へ水を微少量補給し、二次側の圧力を補填するよう動作し、又、スプリンクラヘッドSPが作動して、一次側から二次側への流量が多くなった場合には、弁体23aが一次側から二次側への流れを閉止する位置へ移動し、閉止方向を反転させて、一次側から二次側への流れを閉止するよう動作するものとなっている。
尚、調圧路22は、常時開の止水弁26及び止水弁27をそれぞれ介して一次室3及び二次室4に接続され、両方向逆止弁23の一次側には一次側の圧力を計測する一次側圧力計28が設けられ、二次側には二次側の圧力を計測する二次側圧力計29が設けられるともに、二次側圧力監視用の圧力スイッチ30も設けられている。又、31は二次側に接続された排水路であり、常時閉の止水弁32(放水テスト時に使用)により常時は閉止されている。
更に、一次室3内には常時開の制御弁33(火災鎮火後の設備復旧時に閉止して利用)が設けられ、制御弁33が開放状態にあるのを検知するリミットスイッチ35が制御弁33の操作レバー34の移動軌跡上に設けられている。
更に、36は流水検知装置1と対で設けられる中継器であり、受信機SBに接続されると共に、火災感知器FDや、電動起動弁16、流水検知用リミットスイッチ25、二次側圧力圧監視用の圧力スイッチ30、制御弁33の状態検知用のリミットスイッチ35等の端末機器と接続されて、それらと受信機SBとの間で信号の送受を中継するためのものである。
流水検知装置1は前記のように構成され、充水予作動式スプリンクラ消火設備Sに設けられて、次のように動作する。
[監視時]
監視時、図2に示されるように、流水検知装置1において、一次室3、二次室4及びピストン室10は何れも充水状態にある。ピストン室10には一次側連通路18及び二次側連通路20を通じて一次室3及び二次室4の両方から給水があり、一次室3、二次室4及びピストン室10の三室の内部圧力はほぼ同じに維持され、スプリング13の付勢力による弁体8への閉止力によって、弁体8は通水口6を閉止した状態が維持される。二次室4と接続される二次側配管P2も充水状態にあるが、スプリンクラヘッドSPは作動しておらず、閉止状態が維持されている。
そして、監視時において、例えば、ピストン室10内に異常減圧があった場合には、ピストン室10に一次側連通路18及び二次側連通路20を通じて一次室3及び二次室4からの給水があることで、ピストン室の減圧に追従して、一次室3及び二次室4の両方から圧力が補填されて、一次室3、二次室4及びピストン室10の三室の内部圧力はほぼ同じに調整され、即ち三室の内部圧力の均衡状態は引き続き維持され、弁体8の閉止状態は引き続き維持される。又、二次室4内が異常昇圧し、二次室4内の圧力による弁体8への開放力が高まった場合には、二次側連通路20の逆止弁21を通じてピストン室10に二次室4からの給水があることで、二次室4内の昇圧に追従して、ピストン室10内も昇圧し、ピストン室10内の圧力による弁体8への閉止力も高まり、弁体8の閉止状態が引き続き維持される。
[火災時]
火災時、火災感知器FDが火災を感知して作動し、火災信号が出力されると、その信号に基づいて、ピストン室10の減圧路15に設けられている電動起動弁16が開放動作する。本実施の形態においては、ピストン室10の減圧路15は二次側配管P2に接続されるものとなっているので、スプリンクラヘッドSPが作動していない段階では、電動起動弁16が開放動作しても、ピストン室10内の水は排出されず、弁体8は開放動作しないようになっている。そして、火災が拡大し、その熱によりスプリンクラヘッドSPが作動して、放水が開始されると、ピストン室10内の水は二次側配管P2に流れて、ピストン室10内が減圧し、一次室3内の圧力による弁体8への開放力によって、図3に示されるように、弁体8が開放方向に移動して開動作し、通水口6を開放して、一次室3から二次室4へ水が流れる状態となり、即ち、一次側配管P1から二次側配管P2へ水が供給されて、スプリンクラヘッドSPから連続して放水ができる状態となる。そして、このときの弁体8の移動に伴うロッド12の露出端12aの移動が流水検知用のリミットスイッチ25で検知され、それが流水信号として、中継器36を介して受信機SBに出力される。火災時において、ピストン室10内が減圧する場合は、既に二次室4の水はスプリンクラヘッドSPから流れ出ているので、二次側連通路20は機能しない。しかし、一次側連通路18は微量であるが、追従できない程度の水をピストン室10に送る。このように一次側連通路18の径はオリフィスである必要があるが、二次側連通路20はオリフィスでなくてもよい。
流水検知装置1は、前記のように、一次側連通路18と二次側連通路20を備えていることで、弁体8の閉止時、即ち監視時に、ピストン室10内が異常減圧したとしも、又二次室4が異常昇圧したとしても、弁体8が誤開放するのを防ぐことができるものとなっている。
1 流水検知装置(一斉開放弁) 2 本体
3 一次室 4 二次室
5 隔壁 6 通水口
6a 弁座部 7 弁機構部
8 弁体 9 シリンダ部
10 ピストン室 11 底壁
11a 外面 12 ロッド
12a 露出端 13 スプリング
14 周壁 15 減圧路
16 電動起動弁 17 手動起動弁
18 一次側連通路(第1連通路) 19 逆止弁
20 二次側連通路(第2連通路) 21 逆止弁
22 調圧路 23 両方向逆止弁
23a 弁体
25 リミットスイッチ 26 止水弁
27 止水弁 28 一次側圧力計
29 二次側圧力計 30 圧力スイッチ
31 排水路 32 止水弁
33 制御弁 34 操作レバー
35 リミットスイッチ 36 中継器
S 充水予作動式スプリンクラ消火設備
P1 一次側配管 P2 二次側配管
FD 火災感知器 SP スプリンヘッド
SB 受信機

Claims (3)

  1. 一次室、二次室及びピストン室を備え、前記一次室と前記二次室とが弁体によって隔てられ、前記弁体が前記ピストン室の圧力に基づいて開閉する開放弁であって、
    前記一次室と前記ピストン室とを連通し、前記一次室から前記ピストン室へのみ流水させる逆止弁が設けられた第1連通路と、前記二次室と前記ピストン室とを連通し、前記二次室から前記ピストン室へのみ流水させる逆止弁が設けられた第2連通路を備えていることを特徴とする開放弁。
  2. 前記第1連通路及び/又は前記第2連通路が前記弁体に設けられていることを特徴とする請求項1記載の開放弁。
  3. 請求項1又は2記載の開放弁であって、充水予作動式スプリンクラ消火設備に設けられ、監視時、前記一次室及び二次室が充水されることを特徴とする開放弁。
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