JP2010005216A - アームレスト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】薄型化および軽量化が可能なアームレスト装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、シートフレームに固定される固定軸2と、固定軸に回転自在に支持されるアームレスト本体7と、固定軸に密着状態で巻回され、一端がアームレスト本体に係止される固定側フック3a、他端が自由側フック3bを有するコイルばね状のロックばね3と、アームレスト本体に立設されるフック用プレート11と、固定軸に設けられるカム部材5と、が備えられ、ロックばねの線材がコイル部における重なり方向側が平面3d、3dで、コイル部の内周及び外周側が略円弧面3e、3eになっている。
【選択図】図9
【解決手段】本発明は、シートフレームに固定される固定軸2と、固定軸に回転自在に支持されるアームレスト本体7と、固定軸に密着状態で巻回され、一端がアームレスト本体に係止される固定側フック3a、他端が自由側フック3bを有するコイルばね状のロックばね3と、アームレスト本体に立設されるフック用プレート11と、固定軸に設けられるカム部材5と、が備えられ、ロックばねの線材がコイル部における重なり方向側が平面3d、3dで、コイル部の内周及び外周側が略円弧面3e、3eになっている。
【選択図】図9
Description
本発明は、自動車用シートに装着される可動式のアームレスト装置に関し、特に無段階的に角度調整が可能なアームレスト装置に関する。
従来の典型的な可動式のアームレスト装置としては、特許文献1に開示されている。このアームレスト装置は、アームレスト本体がシートフレームに対して回転自在となっており、アームレスト本体の回転のロック及びその解除を行うためのロックばねとしてコイルばねを用いている。
特許文献1に記載されたアームレスト装置は、シートフレームに設けた固定軸にロックばねを巻き付けてアームレスト本体の回転のロック及びその解除を行う。ロックばねは、コイル部を有したコイルばねからなり、固定側フックがアームレスト本体に固定されており、自由側フックが拡径方向又は縮径方向に移動する。自由側フックが拡径方向に移動することによりロックばねによるロックが解除され、縮径方向に移動することによりロックばねによるロックが行われる。
ロックばねのロック解除は、ロックばねの自由側フックがリング部のフリー作動部によってロックばねの拡径方向に回転し、次いで自由側フックの自由側係合部がアームレスト本体側のカバー部の一体移動用嵌合部に落ち込むことにより行われる。同時に、一体移動用嵌合部に落ち込んだ分、自由側フックが上に動くため、自由側フックとフリー作動部との当接が外れて自由側フックは移動溝を移動し、リング部の回転が許容されるため、アームレスト本体を収納方向に回転させることができる。
特開2003−299547号公報
特許文献1記載のアームレスト装置では、ロックばねが円形断面の線材を用いているため、コイル部が軸方向高くなっている。このため、ロックばねを含めたアームレスト装置の全体が軸方向に嵩高となり、薄型化が難しい問題を有している。また、ロックばねが円形断面の線材からなることから、ロックばねを軽量とすることができず、アームレスト装置の軽量化も難しい問題を有している。
本発明は、薄型化および軽量化が可能なアームレスト装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明のアームレスト装置は、シートフレームに固定される固定軸と、この固定軸に嵌着されて回転自在に支持されるアームレスト本体と、前記固定軸にコイル部と密着状態で巻回され、一端が前記アームレスト本体に係止される固定側フック、他端が自由側フックとなっているコイルばねからなるロックばねと、前記自由側フックを前記固定軸の軸線方向に引き上げた状態を支持するフック支持部及びフック支持部上の自由側フックが固定軸の軸線下方向に落ち込むことによりロックばねを拡径させるフック嵌合部を有し、前記アームレスト本体から立ち上がるように設けられるフック用プレートと、前記アームレスト本体を収納方向に回転させたとき、自由側フックを前記フック支持部からフック嵌合部に落とし込んでロックばねのロックを解除するロック解除カム部、及びアームレスト本体を展開方向に回転させたとき、自由側フックを前記フック嵌合部から持ち上げてフック支持部に支持させロックばねによるロック作動状態とする再ロックカム部を有した前記固定軸に設けられるカム部材と、を備え、前記ロックばねの線材は、前記コイル部における重なり方向側が平面であって、前記コイル部の内周及び外周側が略円弧面になっていることを特徴としている。
請求項1記載の発明では、ロックばねの自由側フックがフック用プレートのフック支持部に支持されているとき、自由側フックがロックばねの軸線方向の上方に引き上げられるとともに、ロックばねは縮径したロック状態となっており、アームレスト本体はロックばねの縮径方向には回転しない。自由側フックがフック嵌合部に落ち込むことにより、自由側フックは固定軸の軸線方向の下方に動いて、ロックばねが拡径してロック解除状態となり、アームレスト本体の正逆方向への回転が可能となる。カム部材のロック解除カム部は、ロックばねの自由側フックがフック嵌合部に落ち込むように作用し、再ロックカム部は、自由側フックを持ち上げてフック支持部に支持されるように作用する。
請求項1記載の発明では、ロックばねの線材は、前記コイル部における重なり方向側が平面であって、前記コイル部の内周及び外周側が略円弧面になっていることから、線材が円形断面のロックばねに比べてコイル部の長さが短くなり、アームレスト装置を薄型化できる。またロックばねが軽量となるため、アームレスト装置全体の重量が軽減される。
請求項2の発明は、請求項1記載のアームレスト装置であって、前記フック嵌合部は、前記線材の略円弧面が摺動する摺動面を有し、当該摺動面は前記軸線方向に沿った平面となっていることを特徴としている。
請求項2記載の発明では、摺動面は固定軸の軸線方向に沿った平面となっていることから自由側フックをフック嵌合部内に保持することができるとともに、自由側フックをフック嵌合部から持ち上げてフック支持部に支持させる際にロックばねの自由側フックの略円弧面がフック嵌合部の平面状の摺動面をスムーズに摺動することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載のアームレスト装置であって、前記線材は、略円を平行カットした断面形状又は略長円形断面形状となっていることを特徴としている。請求項3記載の発明では、所要断面積の略円形断面の線材をプレス等により押しつぶすようにして容易に略長円形断面形状のロックばねを形成することができる。
略円を平行カットした断面形状又は略長円形断面形状の線材からなるロックばねを用いるため、コイル部の長さが短くなって、アームレスト装置を薄型化することができる。また、ロックばねが軽量のため、アームレスト装置全体を軽量化することができる。
以下、本発明のアームレスト装置を実施するための最良の形態の具体例を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図20は本発明の一実施形態を示し、図1はアームレスト装置の正面図、図2はアームレスト装置の背面図、図3及び図4は図1におけるB−B線断面図及びA−A線断面図である。図5はアームレスト本体を、図6は固定軸を、図7はリング体を、図8は回転プレートを、図9はロックばねを、図10はカム部材を、図11はフック固定部材をそれぞれ示す。図12〜図20はアームレスト装置の作動を示す作動説明図である。
アームレスト装置は、アームレスト本体7と、固定軸2と、ロックばね3と、カム部材5と、回転プレート1と、リング体21とを備えている。
アームレスト本体7は、図5に示すように、横長形状に形成されており、底面の基端部側には固定軸2が貫通する貫通孔7aが形成されている。
固定軸2は、図3及び図6に示すように、円筒形状に形成されている。固定軸2は、ロックばね3のコイル部3cが締め代を有して巻き付けられる大径部2cと、大径部2cの一端側に一体的に形成された小径部2aと、大径部2cの他端側に一体的に形成された固定凸部2dとを有している。小径部2aの端部には固定凸部2bが形成されている。他端側の固定凸部2dはカム部材5に連結され、小径部2a側の固定凸部2bはリング体21に連結される。
リング体21は、図示を省略した車両用シートのシートフレーム(シートバックフレーム)におけるアームレスト取付部に固定される。リング体21には、図2、図3及び図7に示すように、アームレスト取付部に形成された嵌合孔に嵌合して結合する爪部21bが形成されている。爪部21bが嵌合することによりリング体21、固定軸2及びカム部材5がアームレスト取付部に固定される。リング体21には、円弧状の固定孔21aが同一円周上に複数形成されている。固定孔21aには、固定軸2の端部の固定凸部2bが圧入、加締め、溶接等の手段によって固定され、固定軸2とリング体21とが一体化する。リング体21の中央部分には、ねじ孔21cが形成されており、ねじ孔21cにねじ(図示省略)を挿通してアームレスト取付部にねじ込むことにより、リング体21がアームレスト取付部に固定される。
ロックばね3は、図3、図4及び図9に示すように、コイル部3cを有したコイルばねが使用される。コイル部3cは、自由状態において固定軸2の大径部2cより僅かに小さい内径になっており、固定軸2の大径部2cが挿入されることにより大径部2cに密着する。コイル部3cの両側には、固定側フック3a及び自由側フック3bが形成されている。固定側フック3aは、回転プレート1に溶接されたフック固定部材4に係止される。
ロックばね3の線材は、図9(a)及び(c)に示すように、コイル部3cにおける重なり方向の両側が平面3d、3dであって、コイル部3cの内周及び外周側が略円弧面3e、3eになっている。すなわち、ロックばね3の線材は、略円を平行カットした断面形状又は略長円形断面形状となっており、所要の断面積を有する略円形断面の線材をプレス等により押しつぶすようにして容易に形成することができる。また、ロックばね3の線材の断面形状は、略楕円形とすることもできるが、長方形等の四角形とすることは好ましくない。この理由については後述する。
フック固定部材4には、図11に示すように、固定側フック3aが挿入される凸部4aが形成されている。固定側フック3aが回転プレート1側のフック固定部材4に係止されることにより、ロックばね3の全体が回転プレート1とともに回転する。自由側フック3bは自由状態となっており、後述するように固定軸2の軸線方向に沿って上下することによりコイル部3cを前記軸線方向に伸縮させて縮径及び拡径させる。以下、この実施形態において、「上」は固定軸2のカム部材5側を、「下」は固定軸2のカム部材5と反対側(アームレスト本体7側)を示すものとする。
回転プレート1は図3、図4及び図8に示すように、貫通孔1aを有し、貫通孔1aに固定軸2の小径部2aが挿入される。このことにより、回転プレート1は固定軸2に対して回転可能となっている。回転プレート1は、アームレスト本体7に溶接等により一体化され、アームレスト本体7は回転プレート1とともに回転する。
回転プレート1には、固定軸2の軸線方向に立ち上がるフック用プレート11が一体的に形成されている。フック用プレート11は、図3、図8に示すように、フック支持部12及びフック嵌合部13を有している。フック支持部12はロックばね3の自由側フック3bが当接し、この当接により自由側フック3bを固定軸2の軸線方向に引き上げた状態を維持する。
フック嵌合部13は、図8(d)に示すように、ロックばね3の自由側フック3bの略円弧面3eが摺動する摺動面13aを有し、この摺動面13aは固定軸2の軸線方向に沿った平面となっている。フック嵌合部13の摺動面13aの対向面は、フック支持部12より前記軸線方向外側に段出している段部14に至り摺動面13a側方向に向かい傾斜した傾斜面13bとなっており、これによりフック嵌合部13は底面部より開口部が狭まった非対称型蟻溝状となっている。この理由については後述する。
図3及び図4は、自由側フック3bがフック支持部12によって支持された状態を示す。フック支持部12に自由側フック3bが支持されることにより、コイル部3cにおける自由側フック3bに連設した部分が他の部分から引き上げられるとともに、コイル部3cが縮径状態を維持し、ロックばね3はロック状態となっている。また、フック支持部12に自由側フック3bが支持された状態では、コイル部3cの元に戻ろうとする反力により、自由側フック3bはフック支持部12の上面(すなわち図3において、固定軸2のカム部材5側の面)を常に下に押している状態となっている。ここで、「上」は固定軸2のカム部材5側を、「下」は固定軸2のカム部材5と反対側(アームレスト本体7側)を示すものであることは上述した通りである。なお、固定軸2は、自由側フック3bの上方向への移動に伴うコイル部3cの動きを許容できる長さを有している。
フック用プレート11のフック嵌合部13は、フック支持部12から溝状となって落ち込んでおり、ロックばね3の自由側フック3bが落ち込む。自由側フック3bの落ち込みにより、コイル部3cが拡径し、ロックばね3のロック状態が解除される。フック嵌合部13が前記傾斜面13bを有する非対称型蟻溝状となっていることにより、自由側フック3bの落ち込みが確実に行われる信頼性を確保している。
カム部材5は、図1、図3及び図10に示すように、円弧状の複数の固定孔5aが同一円周上に形成され、固定孔5aに固定軸2の固定凸部2dが圧入、加締め、溶接等の手段により固定される。これにより、カム部材5と固定軸2とが連結され、カム部材5は固定状態となる。
カム部材5の外周側には、ロック解除カム部5bと再ロックカム部5cとがアームレスト本体7の回転方向に離間して形成されている。ロック解除カム部5bはフック支持部12に支持されているロックばね3の自由側フック3bに当接し、自由側フック3bがフック支持部12から外れてフック嵌合部13に落ち込むように作用する。従って、ロック解除カム部5bはロックばね3のロックを解除する。ロック解除カム部5bが自由側フック3bに当接する面は、固定軸の軸線方向に延びるとともに、その高さは自由側フック3bを支持しているフック支持部12の面と略同じとなっている。
再ロックカム部5cは、自由側フック3bをフック嵌合部13から持ち上げて自由側フック3bがフック支持部12に支持されるように作用する。従って、再ロックカム部5cはロックばね3をロック状態とする。自由側フック3bを持ち上げるため、再ロックカム部5cは傾斜している。すなわち、再ロックカム部5cが自由側フック3bに当接する面には、フック嵌合部13から自由側フック3bを持ち上げ易い舌状の傾斜面が形成される。より具体的には、再ロックカム部が自由側フック3bに当接する面には、先端に向かうほど自由側フック3bに近づく傾斜面が形成されるものである。
なお、カム部材5の中央部分には固定軸2の内部に嵌入する凹部5dが形成されている。また、凹部5dの中央部分にはねじ孔5eが形成され、ねじ孔5eにねじ(図示省略)が挿通することにより固定軸2の全体がアームレスト取付部に固定される。
次に、この実施形態の作動を図12〜図20により説明する。これらの図において、矢印Sはアームレスト装置をシートバック側に収納する収納方向で、矢印Tはアームレスト装置をシートバックから引き出す展開方向であり、「○」は回転可能な状態、「×」は回転できないロック作動状態であることを示す。また、各図において、(a)はフック用プレート11に対する自由側フック3bの動きを、(b)はアームレスト本体の回転に伴う自由側フック3bの動きを示している。
図12〜図14は、アームレスト装置が使用される角度範囲での作動であり、アームレスト装置のロック作動状態を示している。これらの図において、矢印S方向へのアームレスト本体7の回転は、ロックばね3が拡径する方向のためアームレスト本体7を軽い力で回転させることができる。これに対し、矢印T方向への回転方向は、ロックばね3が縮径して固定軸2を締め付ける方向のため、アームレスト本体7は矢印T方向への回転がロックされ、アームレスト本体7はその角度位置で保持される。従って、この状態ではアームレスト本体7の角度調整を無段階で行うことができる。このとき、フック支持部12はロックばね3の拡縮径を許容しており、ロックばね3が拡縮径する方向への自由側フック3bの動きを阻害しない。
図14の角度位置では、カム部材5のロック解除カム部5bが自由側フック3bと当接する位置となっている。この位置からさらに矢印S方向にアームレスト本体7を回転させていくと、ロック解除カム部5bがフック支持部12上の自由側フック3bをロックばね3が拡径する方向へ押していき(又は、回していき)、図15の矢印で示すように、自由側フック3bがフック嵌合部13に落ち込んで嵌合状態が保持される。すなわち、ロックばね3の自由側フック3bがフック支持部12に支持されて固定軸2の軸線方向の上方向に引き上げられているため、その反力により自由側フック3bは自らフック嵌合部13に落ち込み、且つその状態が維持される。この状態は、ロックばね3が拡径され、ロック解除状態が維持されている状態に他ならない。この状態では、矢印S及びTの両方向へアームレスト本体7を回転させることができる。そして、アームレスト本体7を矢印S方向にさらに回転させることにより図16の収納位置となる。
図16の収納位置からアームレスト本体7を矢印Tで示す展開方向に回転させると、順に図17、図18、図19、図20の状態となる。この展開方向へのアームレスト本体7の回転は、自由側フック3bがフック嵌合部13に嵌合することによりロックばね3が拡径してロック解除状態となっているため、矢印S及びTの両方向に回転させることができる。
図20はアームレスト本体7の最下端位置を示し、この位置まで矢印T方向にアームレスト本体7を回転させると、カム部材5の再ロックカム部5cが自由側フック3bをフック嵌合部13から持ち上げる。従って、自由側フック3bはフック嵌合部13との嵌合が外れて、フック支持部12に支持される。これにより、図12のロック作動状態となり、上述したと同様の無段階の角度調整を行うことができる。
このような実施形態では、ロックばね3の線材が略円を平行カットした形状となっているため、コイル部3cの長さを短くすることができる。このため薄型化が可能である。また、ロックばねが軽量となるため、装置全体を軽量とすることができる。さらに、自由側フック3bが固定軸2の軸線方向に引き上げられてフック支持部12に支持されることにより、ロックばね3がロック作動状態となる。このような自由側フック3bが引き上げられる方向は、自由側フック3bがコイル部3cから離れる方向であり、コイル部3cが邪魔にならない。このため、自由側フック3bが動き易く、コイル部3cに無理な力が作用せず、コイル部3cにずれが発生しないため、安定したロック力を得ることができるとともに、相互に摺動するフック支持部12と自由側フック3bとが囓ったり、磨耗することもない。
フック嵌合部13の摺動面13aが固定軸2の軸線方向に沿った平面となっていることから、自由側フック3bをフック嵌合部13内に保持することができるとともに、自由側フック3bをフック嵌合部13から持ち上げてフック支持部12に支持させる際に自由側フック3bが前記軸線方向に引き上げられてフック支持部12に支持される際にロックばね3の自由側フック3bの略円弧面3がフック嵌合部13の平面状の摺動面13aをスムーズに摺動することができる(図8(d)参照)。ここで、ロックばね3の線材の断面形状が長方形等の四角形である場合は、フック嵌合部13の摺動面13aとの平面同士の摺動摩擦抵抗が増大するとともに摺動面13aとフック支持部12の角部に対してロックばね3の断面長方形の角部が引っ掛かりスムーズに摺動することができず好ましくない。
なお、前記実施の形態の他に、例えばロックばね3のコイル部3cにおける自由側フック3bの上面と、カム部材5の下面との間に、コイル部3cの軸方向変位を抑制する押え面部と、自由側フック3bの引き上げ及び落ち込みを許容するフック許容面部とを有したスペーサを設けたり、あるいは各部材の形状、構成等を変更したりすることは本発明者が任意にできる。
例えば、以下いずれも図示しないが、フック用プレート11は、フック支持部12に支持されている自由側フック3bに当接してフック嵌合部13への落とし込みを促進するフック呼び込み部を備えることもできる。
また、カム部材5は、フック支持部12に支持されている自由側フック3bをフック嵌合部13に案内する傾斜ガイド面を備えることもできる。さらに、カム部材5は、自由側フック3bがフック嵌合部13に落ち込んだとき、自由側フック3bに当接してフック嵌合部13へさらに深く落ち込ませる傾斜保持面を備えることもできる。
1 回転プレート
2 固定軸
3 ロックばね
3a 固定側フック
3b 自由側フック
3c コイル部
3d 平面
3e 略円弧面
5 カム部材
5b ロック解除カム部
5c 再ロックカム部
7 アームレスト本体
11 フック用プレート
12 フック支持部
13 フック嵌合部
13a 摺動面
13b 傾斜面
14 段部
2 固定軸
3 ロックばね
3a 固定側フック
3b 自由側フック
3c コイル部
3d 平面
3e 略円弧面
5 カム部材
5b ロック解除カム部
5c 再ロックカム部
7 アームレスト本体
11 フック用プレート
12 フック支持部
13 フック嵌合部
13a 摺動面
13b 傾斜面
14 段部
Claims (3)
- シートフレームに固定される固定軸と、
この固定軸に嵌着されて回転自在に支持されるアームレスト本体と、
前記固定軸にコイル部と密着状態で巻回され、一端が前記アームレスト本体に係止される固定側フック、他端が自由側フックとなっているコイルばねからなるロックばねと、
前記自由側フックを前記固定軸の軸線方向に引き上げた状態を支持するフック支持部及びフック支持部上の自由側フックが固定軸の軸線下方向に落ち込むことによりロックばねを拡径させるフック嵌合部を有し、前記アームレスト本体から立ち上がるように設けられるフック用プレートと、
前記アームレスト本体を収納方向に回転させたとき、自由側フックを前記フック支持部からフック嵌合部に落とし込んでロックばねのロックを解除するロック解除カム部、及びアームレスト本体を展開方向に回転させたとき、自由側フックを前記フック嵌合部から持ち上げてフック支持部に支持させロックばねによるロック作動状態とする再ロックカム部を有した前記固定軸に設けられるカム部材と、を備え、
前記ロックばねの線材は、前記コイル部における重なり方向側が平面であって、前記コイル部の内周及び外周側が略円弧面になっていることを特徴とするアームレスト装置。 - 前記フック嵌合部は、前記線材の略円弧面が摺動する摺動面を有し、当該摺動面は前記軸線方向に沿った平面となっていることを特徴とする請求項1記載のアームレスト装置。
- 前記線材は、略円を平行カットした断面形状又は略長円形断面形状となっていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアームレスト装置。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2008
- 2008-06-27 JP JP2008169535A patent/JP2010005216A/ja active Pending
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