JP2010004747A - 葉たばこ吊り込み装置 - Google Patents

葉たばこ吊り込み装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010004747A
JP2010004747A JP2008164342A JP2008164342A JP2010004747A JP 2010004747 A JP2010004747 A JP 2010004747A JP 2008164342 A JP2008164342 A JP 2008164342A JP 2008164342 A JP2008164342 A JP 2008164342A JP 2010004747 A JP2010004747 A JP 2010004747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leaf
tobacco
leaf tobacco
rail
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008164342A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Nishida
正徳 西田
Koichi Fukumoto
宏一 福元
Mitsuhiro Otaka
光博 大高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANSHU SANGYO CO Ltd
Original Assignee
SANSHU SANGYO CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANSHU SANGYO CO Ltd filed Critical SANSHU SANGYO CO Ltd
Priority to JP2008164342A priority Critical patent/JP2010004747A/ja
Publication of JP2010004747A publication Critical patent/JP2010004747A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manufacture Of Tobacco Products (AREA)

Abstract

【課題】従来の葉たばこ吊り込み装置を設置しての葉詰めから吊り込みまでの一連の作業を行なうにはスペースの関係で難しい小規模の乾燥室や乾燥場であっても、葉詰めから吊り込みまでの一連の作業を効率よく行なえる省スペース型の葉たばこ吊り込み装置を提供する。
【解決手段】門型のフレーム本体20と、同フレーム本体20の左右内面に昇降可能に支持して、葉たばこ吊具1を吊下げ可能な昇降レール30と、前記フレーム本体20を床面G上に支持する車輪41付きのベース40とを具備する葉たばこ吊り込み装置において、フレーム本体10に隣接して、前記ベース40上に、葉詰めテーブル50を左右に横行可能に設置し、葉詰めテーブル50上で葉詰めした葉たばこ吊具1を前方に90度反転させて前記昇降レール30に渡す反転機構60を、前記フレーム本体20側に取付支持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、収穫した葉たばこを乾燥室内に吊具ごと吊り込むための、葉たばこ吊り込み装置に関する。
一般に、収穫した葉たばこを乾燥させるには、収穫後の葉たばこを針ラックなどの葉たばこ吊具に多数葉詰めし、葉詰めした吊具を1枠づつ乾燥室まで運搬し、乾燥室内の上下2段に設けられた吊り込みレールに奥から手前に順次吊込んで行うようにしている。
しかしながら、葉たばこの吊り込み作業は、作業者の負担が大きく、このため、従来より、葉たばこの吊り込み作業の省力化、半自動化を図った吊り込み装置が提案されてきた(特許文献1、特許文献2参照)。これらの葉たばこ吊り込み装置は、いずれも、門型フレームの内側に上下に昇降可能な昇降レールを備えると共に、門型フレームの脚部に取り付けたキャスターによって乾燥室の前面に移動可能とされ、同葉たばこ吊り込み装置を乾燥室の前面に移動させて固定し、キャスター付きの葉詰め作業台上で葉たばこを葉詰めした後の吊具を葉詰め作業台から葉たばこ吊り込み装置の昇降レールに渡し、葉たばこ吊具が渡された昇降レールを乾燥室内の所定の吊り込みレールの高さに合せ、その後、葉詰め作業台を90度旋回させて吊り込み作業の邪魔にならない位置に移動させて、作業員が葉詰め作業台と吊り込み装置との間に入り、葉たばこが葉詰めされた吊具を昇降レールから乾燥室内の所定の段の吊り込みレールに吊り込むようにしている。
特開2003−235532号公報 特開2004−008062号公報
前記した従来の葉たばこ吊り込み装置によると、通常、昇降レールに葉たばこ吊具を2枠以上吊下げて昇降させることから、吊り込み装置自体の奥行きが比較的長いと共に、装置が大型化して、広い設置スペースを必要としていた。また、葉たばこ吊り込み装置の手前に、広い作業スペースを必要とし、例えば、葉たばこ吊り込み装置の手前に葉詰め作業台を配置して、葉詰め作業を行なったり、吊り込み作業時には、葉詰め作業台を90度旋回させて吊り込み作業の邪魔にならない位置に移動させなければならなかった。これらの理由から、小規模の乾燥室や乾燥場では、従来の葉たばこ吊り込み装置を設置しての葉詰めから吊り込みに至るまでの一連の作業を行なうには、スペース上難しい場合があり、かかる作業場では、従来どおり、もっぱら人手による負担の重い吊り込み作業にならざるを得なかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、従来の葉たばこ吊り込み装置を設置しての葉詰めから吊り込みまでの一連の作業を行なうにはスペースの関係で難しい小規模の乾燥室や乾燥場であっても、葉たばこ吊り込み装置を設置し得て、葉詰めから吊り込みまでの一連の作業を楽にまた効率よく行なえる、省スペース型の葉たばこ吊り込み装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、門型のフレーム本体と、同フレーム本体の左右内面に昇降可能に支持して、葉たばこ吊具を吊下げ可能な昇降レールと、前記フレーム本体を床面上に支持する車輪付きのベースとを具備する葉たばこ吊り込み装置において、前記フレーム本体に隣接して、前記ベース上に、葉詰めテーブルを左右に横行可能に設置し、葉詰めテーブル上の葉たばこ吊具を前方に反転させて前記昇降レールに渡す反転機構を、前記フレーム本体側に取付支持したことを特徴とする。
請求項1記載の葉たばこ吊り込み装置によると、まず、フレーム本体に隣接してベース上に設置された葉詰めテーブル上で、収穫後の葉たばこの、葉たばこ吊具に対する葉詰め作業を、葉部を前方に葉柄部を後方にして行い、次いで、葉詰めテーブル上の葉たばこ吊具をフレーム本体側に取付支持された反転機構で前方に90度反転させ、葉柄部が上を向き葉部が下を向く吊り込み姿勢で、フレーム本体の昇降レールに直ちに受け渡しできる。その後、乾燥室の吊り込みレールの高さに合せて昇降レールの高さを調整し、葉詰めテーブルを左右方向に横行させて退避させ、作業員がフレーム本体の直下に進入し、昇降レールに吊下げられた葉たばこ吊具を手で前方に押して乾燥室の吊り込みレールに架け渡し、以後、吊り込みレールの奥から手前にかけて順次、葉詰めされた葉たばこ吊具を吊り込む。
請求項1記載の葉たばこ吊り込み装置によると、葉詰めテーブル上の葉たばこ吊具を前方に反転させる反転機構を、葉詰めテーブルではなく、フレーム本体側に取付支持させるから、従来の葉たばこ吊り込み装置に比べて、葉詰めテーブルをフレーム本体側により接近する形で隣接配置することができ、従来に比べると葉詰め・吊り込みの一連の作業範囲を省スペース化することができる。また、従来、吊り込み作業時に作業員が吊り込み装置の直下に進入するに際し、葉詰め作業台を90度旋回させる余分なスペースが後方に必要とされていたのに対し、ベース上の葉詰めテーブルをフレーム本体に沿って横行させればよく、奥行き方向に余裕の少ない小規模の乾燥作業場においても、本発明の吊り込み装置を設置し得て、葉詰めから吊り込みまでの一連の作業を半自動化、省力化できる。
請求項2記載の葉たばこ吊り込み装置は、前記昇降レールが、葉たばこ吊具を1枠のみ吊下げ可能であることを特徴とする。
請求項2記載の葉たばこ吊り込み装置によると、昇降レールの長さが葉たばこ吊具1枠のみ吊り下げ可能な短い長さで足り、また、葉たばこ吊具を1枠のみ昇降させればよいから、2枠を昇降させる場合に比較して、昇降レールに作用する荷重が半分で済み(2枠の場合が140〜160kgになるのに対し、1枠のみの場合はその半分の70〜80kg)、装置の小型化、設置スペースの省スペース化をより図れる。
請求項3記載の葉たばこ吊り込み装置は、前記昇降レールが、フレーム本体の左右内面に昇降可能に支持された水平姿勢の昇降レール本体と、昇降レール本体の内面前部上寄りに水平に取り付けられた断面U字状または断面L字状のレール部とを具備し、昇降レール本体の内面後部下寄りに前記反転機構を取付支持したことを特徴とする。
請求項3記載の葉たばこ吊り込み装置によると、昇降レールのレール部と、反転機構との上下位置関係、すなわち、昇降レールのレール部と、反転機構によって反転された葉たばこ吊具の上下位置関係を常に固定することができる。これにより、昇降レールにおける、レール部のローラー載置面の高さと反転後の葉たばこ吊具の吊り込みローラーの下面の高さとが略一致するように予め設定しておけば、反転後の葉たばこ吊具をスムーズに昇降レールに架け渡しできる。
かかる観点より、反転機構により葉たばこ吊具が前方に90度反転して吊り込み姿勢になった時、昇降レールにおける、レール部のローラー載置面(ローラー走行面)の高さ位置と、反転後の葉たばこ吊具の吊り込みローラーの下面の高さ位置とが略同じであることが望ましい。
請求項5記載の葉たばこ吊り込み装置は、前記反転機構が、前記葉詰めテーブルの前縁に沿って前方に水平状に延設され、両端がフレーム本体の左右内面側に回動可能に支持される葉受け枠と、この葉受け枠をフレーム本体に対し水平に支持するダンパー機構とを具備し、前記葉受け枠が、後部の支持軸回りに前方へ約90度反転可能な左右の水平姿勢のサイドアームと、左右のサイドアーム間に取付けられ前記葉詰めテーブル上の葉たばこ吊具に葉詰めされる葉たばこの葉部を支持する葉受けバーとを具備してなり、左右のサイドアームの後部に取り付けた垂直姿勢の保持板に当てがいながら葉詰めテーブル上の葉たばこ吊具を前方に転動させると共に、左右の保持板およびサイドアームを後部の支持軸回りに前方へ約90度反転させて、同葉たばこ吊具を水平姿勢の保持板上に保持し、この状態で保持板上の葉たばこ吊具を昇降レールに架け渡し可能な構成としたことを特徴とする。
請求項5記載の葉たばこ吊り込み装置によると、葉詰め後の葉たばこ吊具を前方の垂直姿勢の保持板に当てがいながら前方に転動させると、それをきっかけとして葉たばこ吊具の自重により左右の水平姿勢のサイドアームが後部の支持軸回りに前方下方に約90度傾倒して保持板と一緒に反転し、同時に葉たばこ吊具が葉たばこごと前方へ90度転動し、葉たばこ吊具を葉たばこ乾燥室へ吊り込める姿勢、すなわち葉たばこの葉柄が上を向き葉部が下を向く姿勢になるとともに、葉たばこ吊具の左右両端部が水平姿勢の保持板上に載置されて保持される。かかる状態で保持板上の葉たばこ吊具を前方に移動させると、葉たばこ吊具が昇降レールに架け渡される。
請求項6記載の葉たばこ吊り込み装置によれば、約40kgと非常に重い葉詰め後の葉たばこ吊具を安定した姿勢で前方に90°反転させ、確実に昇降レールに架け渡しできる。作業労力が軽減され、作業体系がスムーズとなり、作業効率が向上し、一層の省力化が図れる。
請求項7記載の葉たばこ吊り込み装置は、前記ベースに、前記葉詰めテーブルを左右に横行させる際のガイド機構を備えたことを特徴とする。ガイド機構を備えることで、葉詰めテーブルの横行動作がスムーズとなり、吊り込み作業をスムーズに行なえる。
請求項8記載の葉たばこ吊り込み装置は、前記葉詰めテーブルを、前記ガイド機構にガイドされる下枠部分と、上面に葉詰め作業面を有する上枠部分とからなる構成としたことを特徴とする。
以上説明したように、本発明に係る省スペース型の葉たばこ吊り込み装置によると、奥行き方向に余裕の少ない小規模の乾燥作業場においても、本発明の葉たばこ吊り込み装置を設置して、同装置を用いて、葉詰めから吊り込みまでの一連の作業を、楽に効率よく、行なえるという優れた効果を奏する。
また、従来の葉たばこ吊り込み装置を用いて葉たばこの乾燥作業を行なっていた乾燥作業場においても、本発明の省スペース型の葉たばこ吊り込み装置を用いることにより、葉詰めから吊り込みまでの一連の作業を、従来よりも効率よく、行なえるという優れた効果を奏する。
次に、本発明に係る葉たばこ吊り込み装置の一実施形態を図1ないし図8を参照して説明する。図中、符号10は葉たばこ吊り込み装置を示している。
図1ないし図3に示すように、葉たばこ吊り込み装置10は、門型のフレーム本体20と、同フレーム本体20の左右内面に昇降可能に支持され、葉たばこ吊具1を吊下げ可能な左右の昇降レール30,30と、前記フレーム本体11を床面G上に支持するキャスター41付きの左右のベース40,40とを具備する構成とされている。
フレーム本体20は、上部21と、左右の側部22,22とから門型に構成されており、上部21には昇降レール30,30を昇降動作させるための駆動モータ23が載置され、左右の側部22,22には駆動モータ23からの駆動力を昇降レール30,30の昇降動作として伝達するプーリおよび無端ベルト(共に図示せず)が内蔵されている。
各昇降レール30は、葉詰め後の葉たばこ吊具1を受け取り、乾燥室100の吊り込みレール101に架け渡すもので、フレーム本体20の左右の側部22,22の内面に昇降可能に支持された水平姿勢の昇降レール本体31と、昇降レール本体31の内面上部の前方寄りに水平に取り付けられた断面略U字状のレール部32とから基本構成されており、各レール部32の前端には、乾燥室100の吊り込みレール101に接続される断面略U字状の補助レール部33が、倒立可能に取り付けられている。レール部32の長さは、葉たばこ吊具1を1枠のみ吊下げ可能な短い寸法となっている。
各ベース40は、それぞれの下面に前後にキャスター41が装備され、門型のフレーム本体20を、乾燥室100の前面開口部100aに対面する形でその近傍の定位置に移動させることができ、付属のストッパー42によって、定位置に門型のフレーム本体20を固定させることができる。そして、フレーム本体20に隣接して、各ベース40の後部上面には、葉詰めテーブル50がフレーム本体20に沿って左右に横行可能に設置されている。
葉詰めテーブル50は、葉たばこ吊具1を載置して葉たばこAを葉詰め作業する場所であり、上面に葉詰め作業面51aを有する上枠部51と、各ベース40の上面に設けられたガイド機構43によって左右に横行可能にガイドされる下枠部52とから構成され、上枠部51の後面には、葉詰め作業面51aの後縁に沿って起立姿勢の当て板53が取り付けられている。この当て板53は、葉たばこAの葉柄A’先端を当てて葉たばこAの葉柄A’を揃える役目をする。上枠部51の葉詰め作業面51aは、平面視して、葉たばこ吊具Aの長さとほぼ同じ横幅と奥行きを有する細長い四角平板形状に形成されている。下枠部52の下面には、ガイド機構43の両脇のガイドローラー45に係合されるガイド溝部材54が設けられている。
なお、ガイド機構43は、両ベース40,40間にフレーム本体20に沿って左右に延びて架設されたガイド部材44を主体とし、このガイド部材44の両脇に複数箇所(図示例では4箇所)に亘り前述のガイドローラー45が取り付け支持されている。
前記フレーム本体20の左右の昇降レール30,30の後部内面には、葉詰めテーブル50上で葉詰めされた葉たばこ吊具1を前方に反転させて各昇降レール30のレール部32に受け渡すための反転機構60が取付支持されている。同反転機構60は、葉詰めテーブル50の葉詰め作業面51aの前縁に沿ってその前方に略同一面状に且つ水平状に配置され、両端が昇降レール30の昇降レール本体31の内面後部下寄りに支持軸63により回動可能に支持された葉受け枠61と、この葉受け枠61をフレーム本体20に対し水平姿勢に保持するダンパー機構62とから構成されている。
前記葉受け枠61は、葉詰めテーブル50上に載置された葉たばこ吊具1に葉たばこAを葉詰めするまでの間、葉たばこAの葉部A”を葉詰め作業面51a上面と略同じ高さに水平状に支えるためのものであり、前記支持軸63回りに前方へ約90度反転可能な左右の水平姿勢のサイドアーム64,64と、左右のサイドアーム64,64間に取付けられ、葉たばこAの葉部A”を支持する葉受けバー65とから構成されている。前記ダンパー機構62は、各サイドアーム64,64と、対応する昇降レール本体31,31の各内面下方に吊り下げられたブラケット65,65の下部との間に、連結されている。当該サイドアーム64に下方への所定の荷重を加えるとダンパー機構62が収縮して葉詰めテーブル50に対して前方下向きに約90度傾倒し、下方への荷重を取り除くとダンパー機構62が自動的に伸長して当該サイドアーム64が元の水平状態に復帰する。ダンパー機構62としては、ガス、エア、オイル、スプリング等を用いた周知のダンパー機構を使用できる。
前記葉受け枠61の、水平姿勢の各サイドアーム64の後部上面には、葉詰め作業面51a上の葉たばこ吊具1を保持して昇降レール30へ渡すための左右一対の垂直姿勢の保持板66が取付固定されている。この保持板66は、サイドアーム64を水平姿勢から葉詰め作業面51aの前方下向きに約90度傾倒させたときに、サイドアーム64と共に前方に約90度反転して、水平姿勢となり、葉詰め作業面51a上の葉たばこ吊具1を前方に転動させて、葉たばこAの葉柄A’が上向きに葉先が下向きになった状態で、葉たばこ吊具1の左右両端部を載置できるようになっている。さらに、水平姿勢の保持板66の上面には、複数のフリーローラー67が配置され、各フリーローラー67によって、保持板66上の葉たばこ吊具1をスムーズに昇降レール30のレール部32に架け渡しできる。各サイドアーム64の後部には、葉たばこ吊具1を葉詰め作業面51a上に載置する際の葉たばこ吊具1の左右位置を位置決めするガイド板68が取り付けられている。
昇降レール30における、レール部32のローラー載置面(ローラー走行面)32aと支持軸63中心の間の高さ方向距離H(図1参照)は、葉受け枠61が前方に90度反転して、保持枠66が水平姿勢になった時、保持枠66によって保持された葉たばこ吊具1の上側の吊り込みローラー6,6の下面が、レール部32のローラー載置面32aの高さと略一致するように設定されている。
なお、保持板66は、サイドアーム64の水平姿勢で垂直上方を向いており、葉たばこ吊具1を葉詰め作業面51a上に載置する際の葉たばこ吊具1の前位置を位置決めする機能も兼ねている。
以上の葉たばこ吊り込み装置10は、フレーム本体20の昇降レール30に、その前方寄りに葉たばこ吊具1を1枠のみ吊下げ可能な短い寸法のレール部32が、その後部に反転機構60が、それぞれ取付支持され、フレーム本体20に隣接して横行可能な葉詰めテーブル50が設置された、全体として奥行きの短い非常にコンパクトな構成となっている。
葉たばこ吊り込み装置10に用いられる葉たばこ吊具1は、図4に示すように、2本のフレームを平行に連結することにより構成される針ラック2と受けラック3とを具備してなり、針ラック2の両フレームに沿って多数の長針4を同一方向に向けて突出させ、受けラック3上に並べて積み重ねた葉たばこAの葉柄A’側に針ラック2の長針4を刺し込むと共に、上記両ラックの両端部を互いに連結具5で所定の間隔を置いて対向状に分離可能に連結する構成とされ、さらに、左右両端には吊り込み用ローラー6,6が設けられている。この吊り込み用ローラー6,6は、前述したように、葉たばこ吊具1が載置された葉受け枠51の前方への90度反転によって保持板66が水平姿勢にある時、上側に位置して、レール部32のローラー載置面32aにそのまま前進して載置可能となっている。
次に、以上のように構成された葉たばこ吊り込み装置10を用いて、葉詰めから吊り込み作業までの一連の作業の流れについて、図4ないし図8を参照して、説明する。
先ず、葉詰めテーブル50において、葉詰め作業面51a上に葉たばこ吊具1の受けラック3を載置する。この時、受けラック3は、その前側を葉詰め作業面51aの両脇に突設する保持板66,66によって、左右をガイド板68,68によって位置決めされる。
この状態で、図示しない葉たばこ置き台から、葉たばこAの葉柄A’部分を葉たばこ吊具1の受けラック3上に載せると共に、葉部A”を葉受け枠61上に載せるようにして、受けラック3の全長にわたり均等な厚みとなるように順次積み重ねて、葉詰めする。この際、葉たばこAの葉柄A’先端を当て板53に当てながら葉詰めし、葉たばこAの葉柄A’先端を揃える。
しかる後、葉たばこ吊具1の針ラック2の長針4を葉たばこAの葉柄A’部分に刺し込み、連結具5により針ラック2と受けラック3とを連結し、葉たばこAの葉柄A’部分を葉たばこ吊具1で束ね、葉詰め作業を完了する。
次に、葉詰め作業面51a上の葉たばこ吊具1を前方の保持板66,66に当てがいながら、図4の状態から前方へ押してやると、それをきっかけとして葉たばこAの葉部A”の重さにより反転機構60のダンパー機構62が収縮して左右のサイドアーム64,64および保持板66,66が支持軸63回りに回動を開始し、左右のサイドアーム64,64が葉詰め作業面51aに対して前方下方に約90度傾倒するように反転する。と同時に、保持板66,66に案内されて葉たばこ吊具1が前方へ90度転動して、葉たばこ吊具1を葉たばこ乾燥室100へ吊り込める図5の姿勢、すなわち葉たばこAの葉柄A’が上を向き葉部A”が下を向く姿勢となって、当該葉たばこ吊具1の左右両端部が水平姿勢の保持板66の上に載置される。
図6に示すように、水平姿勢の保持板66上のフリーローラー67上に載置された葉たばこ吊具1を、昇降レール30のレール部32に向け手で前進させるだけで、同葉たばこ吊具1の上側の左右の吊り込みローラー6,6が、左右の昇降レール30のレール部32のローラー載置面32aにそのまま渡され、載置される。その後、図7に示すように、昇降レール30の上昇操作により、乾燥室100の吊り込みレール101に適応する高さまで上昇し、停止する。
なお、反転機構60の保持板66上の葉たばこ吊具1が昇降レール30のレール部32に架け渡されると、葉受け枠61に掛かる下方への荷重がなくなり、ダンパー機構62が自動的に伸長して葉受け枠61が元の水平姿勢に復帰する。
吊り込み作業に際し、図8に示すように、葉詰めテーブル50を、フレーム本体20に沿って、ガイド機構43によって、手で左右いずれか一方の退避空間まで横行させ、フレーム本体20の中央後方に吊り込み作業空間Sを形成する。本実施形態によると、葉詰めテーブル50を、フレーム本体10に沿って、ガイド機構43によって、手で左右いずれか側方の退避空間に移動させるだけで、フレーム本体10の中央後方に吊り込み作業に必要な空間を確保できる。そして、作業員が吊り込み作業空間S内に進入し、図7に示すように、前端の補助レール33を予め水平姿勢に倒し、昇降レール30,30間に吊り下げられた葉たばこ吊具1を、前方に押して、乾燥室100内の左右の吊り込みレール101に掛け渡し、奥方へ移動させる。葉たばこ吊具1を乾燥室100内に吊り込んだら、作業員が吊り込み作業空間Sから外に出ると共に、フレーム本体10に沿って、葉詰めテーブル50を元の中央位置まで横行させ、停止、固定する。
かくして、上述した葉詰めから吊り込みまでの一連の作業を繰り返すことにより、乾燥室100内に所要数の葉たばこ吊具1を吊り込み、本吊り込み装置10を側方に退避させ、乾燥室100の入口扉を閉じ、乾燥室100内の葉たばこの乾燥作業を行う。なお、葉たばこ乾燥作業の完了後の乾燥葉の取り降ろし作業は、別の取り降ろし装置を用いる他、本吊り込み装置10を用いることも可能である。
本実施形態の葉たばこ吊り込み装置10によると、昇降レール30の後部に葉たばこ吊具1の反転機構60を取付けて、葉詰めテーブル50と合わせて装置全体をコンパクトにすることができ、また、葉詰めテーブル50は、ガイド機構43によって、フレーム本体10に沿って横行させる構造としたから、従来の葉たばこ吊り込み装置を設置しての葉詰めから吊り込みまでの一連の作業を行なうにはスペース上難しい小規模の乾燥室や乾燥場であっても、本実施形態の葉たばこ吊り込み装置10を用いて、葉詰めから吊り込みまでの一連の作業を行なえる。
本発明に係る葉たばこ吊り込み装置は、葉たばこの葉詰めから吊り込みの一連の作業を行える省スペース型の葉たばこ吊り込み装置として、利用可能である。
本発明の葉たばこ吊り込み装置全体を示す側面、 図1に示す葉たばこ吊り込み装置の平面図、 図1に示す葉たばこ吊り込み装置の正面図、 図1に示す葉たばこ吊り込み装置の作用を示すもので、葉詰めテーブル上に葉詰め後の葉たばこ吊具が載置された状態を示す側面図、 図4に示す状態から葉たばこ吊具を前方に90度反転させた状態を示す側面図、 図5に示す状態から葉たばこ吊具を昇降レールのレール部に渡した状態を示す側面図、 図6に示す状態から葉たばこ吊具を乾燥室の吊り込みレールに吊り込む高さまで上昇させた状態を示す側面図、 フレーム本体に沿って葉詰めテーブルを左右一方向に横行させた様子を示す平面図である。
符号の説明
1 葉たばこ吊具
2 針ラック
3 受けラック
4 長針
5 連結具
6 吊り込みローラー
10 葉たばこ吊り込み装置
20 フレーム本体
21 上部
22 側部
23 駆動モータ
30 昇降レール
31 昇降レール本体
32 レール部
32a ローラー載置面
40 ベース
41 キャスター
42 ストッパー
43 ガイド機構
44 ガイド部材
45 ガイドローラー
50 葉詰めテーブル
51 上枠部
51a 葉詰め作業面
52 下枠部
53 当て板
54 ガイド溝部材
60 反転機構
61 葉付け枠
62 ダンパー機構
63 支持軸
64 サイドアーム
65 ブラケット
66 保持板
67 フリーローラー
100 乾燥室
100a 前面開口部
101 吊り込みレール
A 葉たばこ
A’ 葉柄
A’’ 葉部
H レール部のローラー載置面と支持軸63中心の間の高さ方向距離
G 床面

Claims (7)

  1. 門型のフレーム本体と、同フレーム本体の左右内面に昇降可能に支持され、葉たばこ吊具を吊下げ可能な昇降レールと、前記フレーム本体を床面上に支持する車輪付きのベースとを具備する葉たばこ吊り込み装置において、
    前記フレーム本体に隣接して、前記ベース上に、葉詰めテーブルが左右に横行可能に設置され、
    葉詰めテーブル上の葉たばこ吊具を前方に反転させて前記昇降レールに渡すための反転機構が、前記フレーム本体側に取付支持されている、ことを特徴とする葉たばこ吊り込み装置。
  2. 昇降レールは、葉たばこ吊具を1枠のみ吊下げ可能である、ことを特徴とする請求項1記載の葉たばこ吊り込み装置。
  3. 昇降レールは、フレーム本体の左右内面に昇降可能に支持された水平姿勢の昇降レール本体と、昇降レール本体の内面前部上寄りに水平に取り付けられた断面U字状または断面L字状のレール部とを具備し、昇降レール本体の内面後部下寄りに前記反転機構が取付支持されている、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の葉たばこ吊り込み装置。
  4. 反転機構により葉たばこ吊具が前方に90度反転して吊り込み姿勢になった時、昇降レールにおける、レール部のローラー載置面の高さ位置と、反転後の葉たばこ吊具の吊り込みローラーの下面の高さ位置とが略同じである、ことを特徴とする請求項3記載の葉たばこ吊り込み装置。
  5. 反転機構は、前記葉詰めテーブルの前縁に沿ってその前方に水平状に配置され、両端がフレーム本体の左右内面側に回動可能に支持される葉受け枠と、この葉受け枠をフレーム本体に対し水平姿勢に保持するダンパー機構とを具備し、前記葉受け枠は、後部の支持軸回りに前方へ約90度反転可能な左右の水平姿勢のサイドアームと、左右のサイドアーム間に取付けられ、前記葉詰めテーブル上の葉たばこ吊具に葉詰めされる葉たばこの葉部を支持する葉受けバーとを具備してなり、左右のサイドアームの後部に取り付けた垂直姿勢の保持板に当てがいながら葉詰めテーブル上の葉たばこ吊具を前方に転動させると共に、左右の保持板およびサイドアームを後部の支持軸回りに前方へ約90度反転させて、同葉たばこ吊具を水平姿勢の保持板上に保持し、この状態で保持板上の葉たばこ吊具を昇降レールに架け渡し可能としたことを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の葉たばこ吊り込み装置。
  6. 前記ベースに、前記葉詰めテーブルを左右に横行させる際のガイド機構を備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の葉たばこ吊り込み装置。
  7. 前記葉詰めテーブルは、前記ガイド機構にガイドされる下枠部と、上面に葉詰め作業面を有する上枠部とからなることを特徴とする、請求項6に記載の葉たばこ吊り込み装置。
JP2008164342A 2008-06-24 2008-06-24 葉たばこ吊り込み装置 Pending JP2010004747A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008164342A JP2010004747A (ja) 2008-06-24 2008-06-24 葉たばこ吊り込み装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008164342A JP2010004747A (ja) 2008-06-24 2008-06-24 葉たばこ吊り込み装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010004747A true JP2010004747A (ja) 2010-01-14

Family

ID=41585953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008164342A Pending JP2010004747A (ja) 2008-06-24 2008-06-24 葉たばこ吊り込み装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010004747A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112120264A (zh) * 2020-10-22 2020-12-25 中国烟草总公司重庆市公司彭水分公司 一种辅助烟叶固叶挂架悬挂在烤烟房内的设备
CN113317543A (zh) * 2021-06-22 2021-08-31 云南省烟草公司玉溪市公司 一种雪茄烟叶分层自动循环晾制机、晾晒方法及存储介质
CN114747785A (zh) * 2021-09-26 2022-07-15 辽宁工程技术大学 一种自动翻转的烘烤炉烟叶稳定输送结构
CN114916694A (zh) * 2022-04-29 2022-08-19 成都琅思智能设备有限公司 烟叶自动化批量运输晾晒系统及晾晒、下架方法
CN115281360A (zh) * 2022-08-09 2022-11-04 湖南省烟草公司常德市公司 一种烟叶烘烤用自动上炕装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112120264A (zh) * 2020-10-22 2020-12-25 中国烟草总公司重庆市公司彭水分公司 一种辅助烟叶固叶挂架悬挂在烤烟房内的设备
CN112120264B (zh) * 2020-10-22 2024-04-30 中国烟草总公司重庆市公司彭水分公司 一种辅助烟叶固叶挂架悬挂在烤烟房内的设备
CN113317543A (zh) * 2021-06-22 2021-08-31 云南省烟草公司玉溪市公司 一种雪茄烟叶分层自动循环晾制机、晾晒方法及存储介质
CN113317543B (zh) * 2021-06-22 2024-06-07 云南省烟草公司玉溪市公司 一种雪茄烟叶分层自动循环晾制机、晾晒方法及存储介质
CN114747785A (zh) * 2021-09-26 2022-07-15 辽宁工程技术大学 一种自动翻转的烘烤炉烟叶稳定输送结构
CN114747785B (zh) * 2021-09-26 2022-11-25 辽宁工程技术大学 一种自动翻转的烘烤炉烟叶稳定输送结构
CN114916694A (zh) * 2022-04-29 2022-08-19 成都琅思智能设备有限公司 烟叶自动化批量运输晾晒系统及晾晒、下架方法
CN114916694B (zh) * 2022-04-29 2023-05-26 成都琅思智能设备有限公司 烟叶自动化批量运输晾晒系统及晾晒、下架方法
CN115281360A (zh) * 2022-08-09 2022-11-04 湖南省烟草公司常德市公司 一种烟叶烘烤用自动上炕装置
CN115281360B (zh) * 2022-08-09 2023-10-03 湖南省烟草公司常德市公司 一种烟叶烘烤用自动上炕装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010004747A (ja) 葉たばこ吊り込み装置
JP4753779B2 (ja) 葉たばこの葉詰め・吊り込みシステム
WO2004037634A1 (ja) 車体組立て方法
JP3136145B1 (ja) 葉たばこの葉詰め・吊り込み装置
JP3971990B2 (ja) ドアの保持方法
JPH09208200A (ja) 板状体の吊り上げ台車
JPH04121394A (ja) オーバーヘッドコンベア
JP4855808B2 (ja) 布類投入装置
JP3210614B2 (ja) 葉たばこの葉詰め作業台
JPH03186510A (ja) 自走体使用の搬送設備
JP2004113096A (ja) 葉たばこラックリフタ
CN110091581A (zh) 一种自动脱袋设备
JP3617031B2 (ja) ラック式葉たばこ吊込み装置
CN110342270A (zh) 一种自动夹取及码垛的机械手装置
JP3421814B2 (ja) 天井材張り付け作業車
JP3909272B2 (ja) 葉たばこの葉詰め・吊り込みシステム
CN218706179U (zh) 一种服装生产用服装临时放置架
JP3914472B2 (ja) 葉たばこの葉詰め作業台
JP2666594B2 (ja) 作業床装置
JPH0259006B2 (ja)
CN114453817B (zh) 一种用于焊接机械设备的装载装置
JP2003289841A (ja) 葉たばこの葉編み・吊り込み・取り卸し装置
JP3742756B2 (ja) 葉たばこの葉詰め・吊り込み装置
CN212507593U (zh) 折叠舞台
JP2003235532A (ja) 葉たばこの葉編み吊込装置