JP2010001739A - サーモスタット装置 - Google Patents

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    • F01P2070/00Details

Abstract

【課題】バルブハウジング内での温度感知可動部による冷却水の感温性を向上させることができるサーモスタット装置を提供する。
【解決手段】バルブハウジング2の混合室20内での冷却水の温度変化により移動する温度感知可動部12に伴って弁体13を開閉動作させるサーモスタット装置1において、温度感知可動部の移動方向と略直交するバルブハウジングの側方位置に、エンジンにより加熱されてラジエータをバイパスしたバイパス通路22からの高温冷却水Bを導入する高温冷却水導入口22aを設けるとともに、バルブハウジングの下端部に、ヒータコアに供給されたヒータ通路29からの冷却水Dを導入するヒータ通路導入口29aを設ける。そして、高温冷却水導入口に、その左右両側より締切部2a1の下面に沿って温度感知可動部側に突出する案内部27,27を設け、この各案内部によって高温冷却水導入口から導入された高温冷却水Bを温度感知可動部に向けて案内している。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車などの内燃機関を冷却する冷却水の自動制御を行うサーモスタット装置に関し、特に、冷却水が流通するバルブハウジング内に組み込まれるハウジング一体型のものに係る。
一般に、自動車等に使用される内燃機関(以下、エンジンという)において、これを冷却するためには、冷却部、例えばエンジンの冷却水を冷却するための熱交換器(以下、ラジエータという)を用いた水冷式の冷却システムが使用されている。この種の冷却システムにおいては、エンジンに導入する冷却水の温度を制御できるように、ラジエータ側から導入される冷却水量を温度感知可動部の移動に伴って調節する弁体を用いたサーモスタットなどが使用されている。
すなわち、上記の温度感知可動部および弁体を用いたサーモスタットを、たとえばエンジンの入口側において冷却水が流通するバルブハウジング内に組み込み、このバルブハウジング内における冷却水温度が低い場合に、弁体を閉じて冷却水がラジエータを経由せずバイパス通路を介して循環するようにし、また、バルブハウジング内における冷却水温度が高くなった場合は、弁体を開いてラジエータからの冷却水をバルブハウジング内に導入することで、冷却水の温度を所要の状態に制御することができるようにしている。
ところで、ラジエータからの冷却水の導入量を制御する弁体の開閉動作は、ラジエータからの低温冷却水とバイパス通路からの高温冷却水とを混合させたバルブハウジング内での冷却水温度を感知して移動する温度感知可動部の感温性に依存して行われている。その場合、エンジンの回転数は運転状況によって逐次変動するため、バイパス通路からの高温冷却水のバルブハウジング内への導入量も自ずと変動することになる。そのため、バイパス通路からの導入量が逐次変動する高温冷却水をバルブハウジング内でラジエータからの低温冷却水と十分に混合させことが難しく、これでは、冷却水温度に対する温度感知可動部の感温性が悪いものとなる。
そこで、従来より、バイパス通路の導入口に、温度感知可動部を外方から囲むような略筒形状の案内部を設けることにより、バルブハウジング内においてバイパス通路からの高温冷却水とラジエータからの低温冷却水とを混合させた冷却水温度を温度感知可動部により感温させることなく、バイパス通路からの高温冷却水を案内部により温度感知可動部に導いて該温度感知可動部により高温冷却水を感温させるようにして、バルブハウジング内での温度感知可動部による冷却水の感温性を高めるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
WO2007/108273号公報
ところが、上記従来のものでは、温度感知可動部の移動方向と略直交するバルブハウジングの側方位置に、ヒータコアに供給されたヒータ通路からの冷却水を導入するヒータ通路導入部が開口している。このため、バルブハウジングの側方位置に開口するヒータ通路導入部からの冷却水が温度感知可動部に導かれ易いものとなり、上述の如く、バルブハウジング内での冷却水の混合が十分に行えないという事象により、ヒータ通路導入部からの冷却水がバイパス通路からの高温冷却水と十分に混合されないまま温度感知可動部に導かれ、温度感知可動部による冷却水の感温性が悪化するおそれがある。しかも、ヒータ通路導入部から導入される冷却水は、バイパス通路から導入される高温冷却水と同様に、エンジンの回転数の変動によりバルブハウジング内への導入量が逐次変動するものであり、かかる点で、ヒータ通路導入部から導入された大量の冷却水がバイパス通路からの高温冷却水と十分に混合されないまま温度感知可動部に導かれると、ヒータ通路導入部から導入された大量の冷却水によって温度感知可動部による冷却水の感温性の悪化が否めないものとなる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、バルブハウジング内での温度感知可動部による冷却水の感温性を向上させることができるサーモスタット装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、エンジン(内燃機関)の冷却水が流通するバルブハウジング内に組み込まれ、冷却水の温度変化により移動する温度感知可動部を有し、この温度感知可動部の移動に伴って、上記バルブハウジング内に形成した弁座に対して弁体を開閉動作させることによりエンジンに導入される冷却水の温度を制御するようにしたサーモスタット装置を前提とする。そして、上記温度感知可動部の移動方向と略直交する上記バルブハウジングの側方位置に、上記エンジンにより加熱されてラジエータ(冷却部)をバイパスしたバイパス通路からの冷却水を導入する導入口を設けるとともに、上記バルブハウジングにおける上記温度感知可動部よりも上記弁体の開弁方向側端に、ヒータコアに供給されたヒータ通路からの冷却水を導入するヒータ通路導入部を設けている。更に、上記導入口に、この導入口から導入された冷却水を上記温度感知可動部に向けて案内する案内部を設けている。
この特定事項により、エンジンにより加熱されてラジエータをバイパスしたバイパス通路からの冷却水は、温度感知可動部の移動方向と略直交するバルブハウジングの側方位置に開口する導入口から導入され、その導入口に設けた案内部により温度感知可動部に向けて案内されることになる。
その場合、ヒータ通路からの冷却水を導入するヒータ通路導入部が、バルブハウジングにおける温度感知可動部よりも弁体の開弁方向側端に設けられているので、ヒータ通路導入部より導入されるヒータ通路からの冷却水の導入量がエンジンの回転数の変動によって逐次変動していても、ヒータ通路導入部から冷却水が温度感知可動部に導かれることがない。これにより、導入口より導入されたバイパス通路からの冷却水のみが温度感知可動部に効率よく導かれ、温度感知可動部による冷却水の感温性の向上を図ることが可能となる。
また、上記目的を達成するために講じたその他の解決手段としては、エンジンの冷却水が流通するバルブハウジング内に組み込まれ、冷却水の温度変化により移動する温度感知可動部を有し、この温度感知可動部の移動に伴って、上記バルブハウジング内に形成した弁座に対して弁体を開閉動作させるサーモスタット装置を同様に前提とする。そして、上記温度感知可動部の移動方向と略直交する上記バルブハウジングの側方位置に、上記エンジンにより加熱されてラジエータをバイパスした冷却水とヒータコアに供給された冷却水とが混合されたバイパス通路からの冷却水を導入する導入口を設けている。更に、上記導入口に、この導入口から導入された冷却水を上記温度感知可動部に向けて案内する案内部を設けている。
この特定事項により、エンジンにより加熱されてラジエータをバイパスした冷却水とヒータコアに供給された冷却水とは、バイパス通路内で混合されて温度感知可動部の移動方向と略直交するバルブハウジングの側方位置に開口する導入口から導入され、その導入口に設けた案内部により温度感知可動部に向けて案内されることになる。
このため、ヒータコアに供給された冷却水の導入量がエンジンの回転数の変動によって逐次変動していても、バイパス通路内でラジエータをバイパスした冷却水と十分に混合された状態で導入口から温度感知可動部に効率よく導かれることになる。これにより、ヒータコアに供給された冷却水が十分に混合せずに温度感知可動部に導かれることがなくなり、導入口より導入されたバイパス通路からの冷却水のみが温度感知可動部に効率よく導かれ、温度感知可動部による冷却水の感温性の向上を図ることが可能となる。
しかも、ヒータコアに供給された冷却水がラジエータをバイパスした冷却水と十分に混合された状態でバイパス通路から導入口を介して温度感知可動部に導かれることにより、ヒータコアに供給された冷却水を加味したバイパス通路からの冷却水の温度に温度感知可動部が正確に感温し、バルブハウジング内での冷却水に対する温度感知可動部の感温性の向上をより図ることが可能となる。
加えて、ヒータコアに供給された冷却水とラジエータをバイパスした冷却水とが単一のバイパス通路に纏められていることにより、冷却水の通路構成が削減されて該通路構成の簡略化を図ることも可能となる。
特に、案内部を簡単に成形するものとして、以下の構成が掲げられる。つまり、上記バルブハウジングを、金型内にキャビティを形成する複数の可動中子を用いた鋳造により成形している。そして、上記案内部を、上記導入口の周囲から上記可動中子の引き抜き方向後端が位置する上記バルブハウジングの型割り線に沿って形成している。
この特定事項により、案内部が導入口の周囲からバルブハウジングの型割り線に沿って形成されているので、導入口の周囲の一部にバルブハウジングの型割り線に沿った壁面が形成されることになる。これにより、導入口より導入されたバイパス通路からの冷却水は、導入口の周囲からバルブハウジングの型割り線に沿った壁面と案内部とによって温度感知可動部に対し効率よく確実に案内され、温度感知可動部による冷却水の感温性を向上させてサーモスタット装置による温度調整精度を図ることが可能となる。
しかも、バルブハウジングの型割り線に沿って壁面が形成されていることにより、この壁面を除く部位に案内部が形成されていればよく、案内部が安価にかつ簡単に形成され、案内部の製造コストの低廉化および簡単化を図ることが可能となる。
また、案内部をさらに簡単に成形するものとして、以下の構成が掲げられる。つまり、上記各可動中子のうちの上記金型内から最後に引き抜かれる可動中子を、上記金型内から先に後退方向へ引き抜かれた可動中子により空いた空きスペース側へ移動させてから後退方向へ引き抜いている。そして、上記案内部を、上記金型内から最後に引き抜かれる可動中子の上記空きスペース側への移動方向に向けて上記導入口の周囲より突出させている。
この特定事項により、金型から先に引き抜かれる可動中子により空いた空きスペース側には最後に引き抜かれる可動中子が移動可能となることを利用して、この最後に引き抜かれる可動中子の空きスペース側への移動方向に向けて導入口の周囲より突出する案内部が簡単にバルブハウジングと共に一体的に成形されることになる。これにより、各可動中子の後退方向つまり引き抜き方向とは異なる方向に突出する案内部を別途部材を用いて構成する必要がなく、部品点数の削減化および案内部のさらなる製造コストの低廉化を図ることが可能となる。
そして、上記温度感知可動部と上記案内部との間に、上記案内部により案内された冷却水を上記温度感知可動部のより近くまで案内する近接案内部を設けている場合には、導入口から導入されて案内部により案内された冷却水が近接案内部によって温度感知可動部のより近くまで案内され、導入口から導入された冷却水の温度感知可動部による感温性の向上をさらに図ることが可能となる。
特に、上記案内部を特定するものとして、以下の構成が掲げられる。つまり、上記案内部に、上記導入口から導入された冷却水をその導入口周縁のうちの上記弁体の開閉動作方向と略直交する両側方縁側から区画しつつ上記温度感知可動部に向けて案内する側方案内片をそれぞれ設けている。
この特定事項により、導入口から導入された冷却水は、側方案内片によって導入口の両側方側から区画されつつ温度感知可動部に向けて円滑に案内され、導入口から導入された冷却水の温度感知可動部による感温性を図る上で非常に有利なものとなる。
また、上記案内部に、上記導入口から導入された冷却水をその導入口周縁のうちの上記弁体の開弁方向縁側から区画しつつ上記温度感知可動部に向けて案内する開弁側案内片を設けている場合には、導入口から導入された冷却水は、開弁側案内片によって導入口の開弁方向縁側から区画されつつ温度感知可動部に向けて円滑に案内され、導入口から導入された冷却水の温度感知可動部による感温性を図る上で非常に有利なものとなる。
そして、上記導入口の開弁方向縁と、これに配置される、上記弁体を閉弁方向に付勢する付勢手段を支持するための支持部材とを、互いに略面一状に連続させ、上記開弁側案内片を上記支持部材に設けている場合には、導入口から導入された冷却水は、その導入口の開弁方向縁より段差なく連続する開弁側案内片によって、開弁方向縁側から効果的に区画されつつ温度感知可動部に向けてスムーズに案内され、導入口から導入された冷却水の温度感知可動部による感温性をさらに図る上で非常に有利なものとなる。しかも、開弁側案内片が導入口の開弁方向縁に支持部材を利用して簡単に配置され、開弁側案内片を簡単に配置することが可能となる。
更に、上記開弁側案内片を、上記各側方案内片同士の間に亘って配している場合には、導入口から導入された冷却水は、各側方案内片および開弁側案内片によって、導入口の両側方側および開弁方向縁側から効果的に区画されつつ温度感知可動部に向けてよりスムーズに案内され、導入口から導入された冷却水の温度感知可動部による感温性をより一層図る上で非常に有利なものとなる。しかも、開弁側案内片が各側方案内片同士の間に亘って配されていることにより、温度感知可動部の開弁により導入される冷却水の案内部(開弁側案内片および各側方案内片)に対する流通抵抗を最小限に抑えることが可能となる。
以上、要するに、ヒータ通路からの冷却水を導入するヒータ通路導入部をバルブハウジングにおける温度感知可動部よりも弁体の開弁方向側端に設けたり、ヒータコアからの冷却水とラジエータをバイパスした冷却水とを混合させた上で、バイパス通路からの冷却水を、温度感知可動部の移動方向と略直交するバルブハウジングの側方位置に開口する導入口から案内部により温度感知可動部に向けて案内することで、導入口より導入されたバイパス通路からの冷却水のみを温度感知可動部に効率よく導いて、温度感知可動部による冷却水の感温性の向上を図ることができる。
しかも、ヒータコアからの冷却水とラジエータをバイパスした冷却水とを混合させたバイパス通路からの冷却水を導入している場合には、ヒータ通路からの冷却水とバイパス通路からの冷却水とを十分に混合した状態で導入口を介して温度感知可動部に冷却水を導いて、バイパス通路およびヒータ通路からの冷却水の温度に温度感知可動部を正確に感温させ、バルブハウジング内での冷却水に対する温度感知可動部の感温性の向上をより図ることができる。更に、ヒータコアからの冷却水をバイパス通路で混合することで、冷却水の通路構成を削減して該通路構成の簡略化を図ることもできる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1に係るサーモスタット装置の全体構成を示している。このサーモスタット装置1は、内燃機関としてのエンジンの冷却水が流通するバルブハウジング2内に組み込まれている。また、サーモスタット装置1は、冷却部としてのラジエータからの冷却水が導入されるラジエータ側通路21と、エンジンから導出された冷却水がラジエータをバイパスして導入されるバイパス通路22との交差部に設けられ、ラジエータ側通路21からの冷却水の流れを選択的に切り換えることにより、エンジンの入口側に導入されるエンジン入口側通路23への冷却水温度を制御するために用いられている。つまり、サーモスタット装置1を内装するバルブハウジング2は、エンジンを通過した高温冷却水の一部をラジエータにより冷却した低温冷却水Aがラジエータ側通路21を介して導入される低温冷却水導入口21aと、エンジンを通過した高温冷却水Bがバイパス通路22を介してそのまま導入される導入口としての略矩形状の高温冷却水導入口22aと、低温冷却水導入口21aから導入された低温冷却水Aと高温冷却水導入口22aから導入された高温冷却水Bとを互いに混合させる混合室20と、この混合室20において混合された冷却水Cをエンジン入口側通路23に導出する冷却水導出口23aとを備えている。また、エンジン入口側通路23には、ウォータポンプが介設され、バルブハウジング2の混合室20から冷却水導出口23aを介して吸い込まれた冷却水Cをエンジンの入口側に吐出させるようにしている。この場合、ラジエータ側通路21の低温冷却水導入口21aとエンジン入口側通路23の冷却水導出口23aとは、後述する温度感知可動部12の移動軸線m上において互いに上下に対向する位置にそれぞれ開口している。なお、ここでいう上下における上方とは、低温冷却水導入口21a側に相当し、下方とは、冷却水導出口23a側に相当する。以下の説明においても同様である。
また、サーモスタット装置1は、低温冷却水導入口21aを介してラジエータ側通路21の周壁に設けられたピストンシャフト支持部21bと、このピストンシャフト支持部21bに一端(図1では上端)が固定され、他端(図1では下端)が後述する温度感知可動部12の移動軸線m上を下方に向かって延びるピストンシャフト11と、このピストンシャフト11の他端部に設けられた略円筒形状の温度感知可動部12と、この温度感知可動部12の外周面に一体的に取り付けられた弁体13と、この弁体13を閉弁方向(上方)に付勢する付勢スプリング14とを備えている。
温度感知可動部12は、カップと、このカップ内に密封された熱膨張材と、ピストンシャフト11と熱膨張材との間に設けられたスリーブと、キャップおよびシールなどとにより構成されている。この温度感知可動部12の熱膨張材は、高温冷却水Bの温度を検知し、これに応じて体積が増減することにより、ピストンシャフト11に対して移動軸線m上において温度感知可動部12を上下方向に進退移動させることができるようにしている。
弁体13は、バルブハウジング2の上端部に設けられた弁座25に対し着座して低温冷却水導入口21aを閉塞するものであり、温度感知可動部12外周の上端位置に設けられている。
付勢スプリング14は、弁体13の下面に設けられた円環形状の支持部13aと、バルブハウジング2の下端部に取り付けられたステー状の支え板16との間に縮装されている。この支え板16は、図2および図3にも示すように、バルブハウジング2の下端部において互いに周方向に180°隔てた位置で内壁がそれぞれ半径方向内方に突出する段差状の台座26,26上に架け渡されている。また、支え板16の長手方向中央部には、円環形状のスプリング支持部160が設けられているとともに、このスプリング支持部160の中心に開口して温度感知可動部12を挿通自在に案内する案内孔161が設けられ、温度感知可動部12の上下方向への移動を案内するようになっている。そして、支え板16の長手方向一側端(図1では右側端)には、一方(図1では右側)の台座26をその周方向両側から包持するように下方に折曲された包持部162,162が一体的に設けられている。また、図4にも示すように、支え板16の長手方向他側端(図1では左側端)には、他方(図1では左側)の台座26より上方に突出する四角柱形状の突起26aに対し嵌合する切り欠き孔163が設けられている。この場合、支え板16は、その一側端の包持部162,162によって一方の台座26を周方向両側から包持するとともに、他側端の切り欠き孔163を他方の台座26の突起26aに対し嵌合させることで、位置決めされた状態で台座26,26上に取り付けられるようになっている。
そして、図1に示すように、バイパス通路22の高温冷却水導入口22aは、温度感知可動部12の進退移動方向と略直交するバルブハウジング2の側方位置に設けられている。この高温冷却水導入口22aは、略矩形状を呈している。また、高温冷却水導入口22aの左右両側には、高温冷却水導入口22aから導入された高温冷却水Bを温度感知可動部12に向けて案内する案内部27が設けられている。この案内部27は、高温冷却水導入口22aから導入された高温冷却水Bをその高温冷却水導入口22aの周縁のうちの上記弁体13の開閉動作方向と略直交する両側方縁側(図1では紙面手前奥側)から区画しつつ温度感知可動部12に向けて案内する側方案内片271,271をそれぞれ備えている。そして、図5に示すように、バルブハウジング2は、金型X内にキャビティX0を形成する5つの第1ないし第5可動中子X1〜X5を用いた鋳造により成形されている。このバルブハウジング2の材質としては、アルミダイダイカストやプラスチック材料などが用いられている。この場合、バルブハウジング2は、混合室20とバイパス通路22とを仕切る仕切壁2aの下端位置(高温冷却水導入口22aの上縁)が型割り線となっているため、仕切壁2aの下端位置においてバイパス通路22と別体に成形されており、その型割り線よりも下方に位置するバイパス通路22の下端部がバルブハウジング2と一体的に成形されている。また、図2に示すように、他方の台座26は、側方案内片271,271の間に位置し、その突出方向も各側方案内片271,271の突出方向と一致している。
また、側方案内片271,271は、高温冷却水導入口22aの左右両側より温度感知可動部12側にそれぞれ突出しており、バルブハウジング2と共に一体的に成形されている。具体的には、側方案内片271,271は、バルブハウジング2を鋳造により成形する際にバルブハウジング2と共に一体的に成形されている。つまり、金型X内にキャビティX0を形成する第1ないし第5可動中子X1〜X5をそれぞれセットし、キャビティX0に流し込んだアルミダイダイカストまたはプラスチック材料が硬化すると、まず中心の第1可動中子X1を後退方向(図5では紙面手前側)へ真っ直ぐ引き抜く。次いで、各側方案内片271の周方向外側に位置する略半円弧状の第2および第3可動中子X2,X3の間において第1可動中子X1の引き抜きにより空いた空きスペース(第1可動中子X1の引き抜き空間)側に第4可動中子X4および第5可動中子X5をそれぞれ寄せてから、第2ないし第5可動中子X2〜X5をまとめて後退方向へ真っ直ぐ一気に引き抜く。このとき、第4可動中子X4は、一方の台座26との干渉を回避させるように、第1可動中子X1の空きスペース側に移動させる一方、第5可動中子X5は、他方の台座26並びにバイパス通路22の下端部および各側方案内片271との干渉を回避させるように、第1可動中子X1の空きスペース側に移動させておく。これにより、各側方案内片271および双方の台座26,26は、バルブハウジング2を鋳造により成形する際にバルブハウジング2と共に一体的に成形される。
また、温度感知可動部12と側方案内片271,271との間には、その各側方案内片271,271により案内された冷却水を温度感知可動部12のより近くまで案内する近接案内部164,164が設けられている。この近接案内部164,164は、支え板16の長手方向他側端より上方に突出するものであり、この支え板16の周方向左右両側より折曲されて該支え板16に一体的に形成されてなる。また、各側方案内片271および各近接案内部164は、その各側方案内片271と各近接案内部164とが微小の隙間を存して互いに対向する対向面27a,164aを備え、バイパス通路22から高温冷却水導出口22aを介して各側方案内片271により案内された高温冷却水Bが円滑に各近接案内部164に受け継がれて温度感知可動部12のより近くまで円滑に案内されるようになっている。
そして、仕切壁2aには、弁体13下面の支持部13aの外周端と対向する締切部2a1が設けられており、この締切部2a1によって、弁体13の開放時に混合室20内に低温冷却水導入口21aから導入される低温冷却水Aの高温冷却水導入口22a側への流れ込みを可及的に抑制している。この場合、側方案内片271,271は、高温冷却水導入口22aの左右両側から各可動中子X1〜X5の引き抜き方向後端(図5では紙面奥側端)が位置するバルブハウジング2の型割り線に沿って形成されるように、締切部2a1下面の左右両側部に対し一体的に成形されている。
更に、バルブハウジング2における温度感知可動部12よりも弁体13の開弁方向側端、つまりバルブハウジング2の下端部(各台座26よりも下方)には、エンジンの出口側よりヒータコアに供給されたヒータ通路29からの冷却水Dを導入するヒータ通路導入口29a(ヒータ通路導入部)が設けられている。この場合、ヒータ通路導入口29aからの冷却水Dは、混合室20において混合された冷却水Cまたはバイパス通路22から高温冷却水導入口22aを介して導入された高温冷却水Bが冷却水導出口23a側に導出される際にバルブハウジング2内における冷却水Cまたは高温冷却水Bの流れ方向最下流側から導入されることになり、これによって温度感知可動部12に対し影響を与えないようにしている。
したがって、上記実施例1では、エンジンにより加熱されてラジエータをバイパスしたバイパス通路22からの高温冷却水Bは、温度感知可動部12の移動軸線m方向と略直交するバルブハウジング2の側方位置に開口する高温冷却水導入口22aから導入され、その高温冷却水導入口22aの両側方縁側より締切部2a1の下面に沿って温度感知可動部12側に突出する側方案内片271,271により温度感知可動部12に向けて案内されることになる。
その場合、ヒータ通路29からの冷却水Dを導入するヒータ通路導入口29aが、バルブハウジング2の下端部(各台座26よりも下方)に設けられ、ヒータ通路導入口29aからの冷却水Dがバルブハウジング2内における冷却水Cまたは高温冷却水Bの流れ方向最下流側から導入されるので、ヒータ通路導入口29aより導入されるヒータ通路29からの冷却水Dの導入量がエンジンの回転数の変動によって逐次変動していても、ヒータ通路導入口29aから冷却水Dが温度感知可動部12に導かれることがない。これにより、高温冷却水導入口22aより導入されたバイパス通路22からの高温冷却水Bのみが温度感知可動部12に効率よく導かれ、温度感知可動部12による冷却水の感温性の向上を図ることができる。
また、側方案内片271,271は、高温冷却水導入口22aの左右両側方縁側から各可動中子X1〜X5の引き抜き方向後端(図5では紙面奥側端)が位置するバルブハウジング2の型割り線に沿って形成されるように、締切部2a1下面の左右両側部に対し一体的に成形されているので、高温冷却水導入口22aの周囲の一部(上縁)にバルブハウジング2の型割り線に沿った壁面としての仕切壁2aの下面が形成されることになる。これにより、高温冷却水導入口22aより導入されたバイパス通路22からの高温冷却水Bは、高温冷却水導入口22aの周囲からバルブハウジング2の型割り線に沿った仕切壁2aの下面と側方案内片271,271とによって温度感知可動部12に対し効率よく確実に案内され、温度感知可動部12による高温冷却水Bの感温性を向上させてサーモスタット装置1による温度調整精度を図ることができる。
そして、バルブハウジング2の型割り線に沿って仕切壁2aの下面が形成されていることにより、この仕切壁2aの下面を除く高温冷却水導入口22aの左右両側方縁側に側方案内片271,271が形成されていればよく、各側方案内片271が安価にかつ簡単に形成され、各側方案内片271の製造コストの低廉化および簡単化を図ることができる。しかも、高温冷却水導入口22aの左右両側より締切部2a1の下面に沿って温度感知可動部12側に突出する各側方案内片271は、金型X内から第5可動中子X5を後退方向に引き抜く際に、最初に後退方向に引き抜いた第1可動中子X1により空いた空きスペース側に移動させることによって、バルブハウジング2と共に一体的に成形されているので、第5可動中子X5の後退方向つまり引き抜き方向とは異なる方向に突出する側方案内片271,271を別途部材を用いて構成する必要がなく、部品点数の削減化および各側方案内片271のさらなる製造コストの低廉化を図ることができる。
更に、温度感知可動部12と側方案内片271,271との間においてその各側方案内片271により案内された冷却水を温度感知可動部12のより近くまで案内する近接案内部164,164が、支え板16の長手方向他側端の周方向左右両側より上方に折曲されて形成されているので、高温冷却水導入口22aから導入されて各側方案内片271により案内された高温冷却水Bが近接案内部164,164によって温度感知可動部12のより近くまで案内され、高温冷却水導入口22aから導入された高温冷却水Bの温度感知可動部12による感温性の向上をさらに図ることができる。
次に、本発明の実施例2を図6に基づいて説明する。
この実施例では、ヒータ通路の構成を変更している。なお、ヒータ通路を除くその他の構成は上記実施例1の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
すなわち、本実施例では、図6に示すように、ヒータ通路からの冷却水は、バルブハウジング2の下端部にヒータ通路導入口を介して導入されてはおらず、バイパス通路22の上流側において導入されている。そして、エンジンにより加熱されてラジエータをバイパスした高温冷却水とヒータコアに供給された冷却水とは、バイパス通路22内で予め混合され、この混合された高温冷却水Bがバイパス通路22から高温冷却水導入口22aを介してバルブハウジング2内に導入されるようになっている。
したがって、上記実施例2では、エンジンにより加熱されてラジエータをバイパスした冷却水とヒータコアに供給された冷却水とは、バイパス通路22内で混合されて温度感知可動部12の移動軸線m方向と略直交するバルブハウジング2の側方位置に開口する高温冷却水導入口22aから導入され、その高温冷却水導入口22aに設けた側方案内片271,271により温度感知可動部12に向けて案内されることになる。
このため、ヒータコアに供給された冷却水の導入量がエンジンの回転数の変動によって逐次変動していても、バイパス通路22内でラジエータをバイパスした冷却水と十分に混合された状態で高温冷却水導入口22aから温度感知可動部12に効率よく導かれることになる。これにより、ヒータコアに供給された冷却水が十分に混合せずに温度感知可動部12に導かれることがなくなり、高温冷却水導入口22aより導入されたバイパス通路22からの高温冷却水Bのみが温度感知可動部12に効率よく導かれ、温度感知可動部12による冷却水の感温性を向上させてサーモスタット装置1による温度調整精度を図ることができる。
しかも、ヒータコアに供給された冷却水がラジエータをバイパスした冷却水と十分に混合された状態でバイパス通路22から高温冷却水導入口22aを介して温度感知可動部12に導かれることにより、ヒータコアに供給された冷却水を加味したバイパス通路22からの冷却水の温度に温度感知可動部12が正確に感温し、バルブハウジング2内での冷却水に対する温度感知可動部12の感温性の向上をより図ることができる。
加えて、ヒータコアに供給された冷却水とラジエータをバイパスした冷却水とが単一のバイパス通路22に纏められていることにより、冷却水の通路構成が削減されて該通路構成の簡略化を図ることもできる。更に、ヒータ通路からの冷却水を導入するヒータ通路導入口をバルブハウジング2の下端部に設ける必要がなくなり、バルブハウジング2を温度感知可動部12の移動軸線m方向に短縮させて、バルブハウジング2のコンパクト化を図ることができる。
次に、本発明の実施例3を図7ないし図9に基づいて説明する。
この実施例では、支え板および台座の構成を変更している。なお、支え板および台座を除くその他の構成は上記実施例1の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
すなわち、本実施例では、図7および図8に示すように、台座24,24は、支持部材としてのステー状の支え板17の厚みを考慮してその厚み分だけ高温冷却水導入口22aの周縁のうちの弁体13の開弁方向縁となる冷却水導出口側縁(図7および図8では下縁)より冷却水導出口23a側(図7および図8では下側)に座面(図7では上端面)が位置するように設けられている。また、図9に示すように、支え板17の長手方向中央部には、冷却水導出口23a側に凹む円環形状のスプリング支持部170が設けられているとともに、このスプリング支持部170の中心に開口して温度感知可動部12を挿通自在に案内する案内孔171が設けられ、温度感知可動部12の上下方向への移動を案内するようになっている。そして、支え板17の長手方向一側端(図7では右側端)には、一方(図7では右側)の台座24をその周方向両側から包持するように下方に折曲された包持部172,172が一体的に設けられている。また、支え板17の長手方向他側端(図7では左側端)には、他方(図7では左側)の台座24の座面より上方に突出する四角柱形状の突起24aに対し嵌合する切り欠き孔173が設けられている。この場合、支え板17は、その一側端の包持部172,172によって一方の台座24を周方向両側から包持するとともに、他側端の切り欠き孔173を他方の台座24の突起24aに対し嵌合させることで、位置決めされた状態で台座24,24上に取り付けられるようになっている。このとき、支え板17と高温冷却水導入口22aの冷却水導出口側縁とは互い略面一状に連続、つまり、支え板17の低温冷却水導入口側面(図7および図8では上面)は、支え板17が台座24,24上に架け渡された状態で、高温冷却水導入口22aの冷却水導出口側縁の高さと略一致している。
そして、案内部27は、高温冷却水導入口22aから導入された高温冷却水Bをその高温冷却水導入口22aの周縁のうちの上記弁体13の開閉動作方向と略直交する両側方縁側(図8では左右両側方側)から区画しつつ温度感知可動部12に向けて案内する側方案内片271,271をそれぞれ備えている。また、案内部27は、高温冷却水導入口22aから導入された高温冷却水Bをその高温冷却水導入口22aの周縁のうちの弁体13の開弁方向縁側となる冷却水導出口側縁側(図7および図8では下側縁側)から区画しつつ温度感知可動部12に向けて案内する開弁側案内片としての冷却水導出口側案内片272を備えている。この冷却水導出口側案内片272は、支え板17の他側端より上方に突出する近接案内部174,174を繋ぐ互いの基端部同士の間に亘って設けられている。つまり、近接案内部174,174は、冷却水導出口側案内片272の左右両側端より上方に突出するものであり、この冷却水導出口側案内片272の左右両側端より折曲されて支え板17に冷却水導出口側案内片272と共に一体的に形成されてなる。また、各側方案内片271および各近接案内部17は、その各側方案内片271と各近接案内部174とが微小の隙間を存して互いに対向する対向面27a,174aを備え、バイパス通路22から高温冷却水導出口22aを介して各側方案内片271により案内された高温冷却水Bが円滑に各近接案内部174に受け継がれて温度感知可動部12のより近くまで円滑に案内されるようになっている。この場合、案内部27は、側方案内片271,271および冷却水導出口側案内片272によって構成されている。
したがって、上記実施例3では、高温冷却水導入口22aから導入された高温冷却水Bは、側方案内片271,271および冷却水導出口側案内片272によって高温冷却水導入口22aの両側方側および冷却水導出口23a側から区画されつつ温度感知可動部12に向けて円滑に案内されている。そして、この各側方案内片271および冷却水導出口側案内片272によって案内された高温冷却水Bが近接案内部174,174によって温度感知可動部12のより近くまで案内される。これにより、高温冷却水導入口22aから導入された高温冷却水Bの温度感知可動部12による感温性の向上をさらに図ることができる。
また、冷却水導出口側案内片272は、低温冷却水導入口側面が高温冷却水導入口22aの冷却水導出口側縁の高さと略一致する支え板17の他側端に設けられているので、高温冷却水導入口22aから導入された高温冷却水Bは、その高温冷却水導入口22aの冷却水導出口側縁より段差なく連続する冷却水導出口側案内片272によって、冷却水導出口側縁側から効果的に区画されつつ温度感知可動部12に向けてスムーズに案内され、高温冷却水導入口22aから導入された高温冷却水Bの温度感知可動部12による感温性をさらに図る上で非常に有利なものとなる。しかも、冷却水導出口側案内片272が高温冷却水導入口22aの冷却水導出口側縁に支え板17を利用して簡単に配置され、冷却水導出口側案内片272を簡単に配置することができる。
更に、冷却水導出口側案内片272は、近接案内部174,174を繋ぐ互いの基端部同士の間に亘って設けられているので、高温冷却水導入口22aから導入された高温冷却水Bは、各側方案内片271および冷却水導出口側案内片272によって、高温冷却水導入口22aの両側方側および冷却水導出口側縁側から効果的に区画されつつ温度感知可動部12に向けてよりスムーズに案内され、高温冷却水導入口22aから導入された高温冷却水Bの温度感知可動部12による感温性をより一層図る上で非常に有利なものとなる。しかも、冷却水導出口側案内片272が側方案内片271,271の基端部同士の間に亘って配されていることにより、弁体13の開弁により導入される低温冷却水導入口21aからの低温冷却水Aの案内部27(各側方案内片271および冷却水導出口側案内片272)に対する流通抵抗を最小限に抑えることができる。
次に、本発明の実施例4を図10ないし図13に基づいて説明する。
この実施例では、支え板および台座の構成を変更している。なお、支え板および台座を除くその他の構成は上記実施例3の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
すなわち、本実施例では、図10および図11に示すように、台座24,24は、バルブハウジング2の高温冷却水導入口22aに対しそれぞれ周方向に90°隔てた位置で互いに向き合って設けられている。この台座24,24上には支え板18が架け渡されている。そして、図12にも示すように、支え板18の長手方向中央部には、冷却水導出口23a側(図10および図11では下方)に凹む円環形状のスプリング支持部180が設けられているとともに、このスプリング支持部180の中心に開口して温度感知可動部12を挿通自在に案内する案内孔181が設けられ、温度感知可動部12の上下方向への移動を案内するようになっている。そして、支え板18の長手方向両側端(図11では左右両側端)には、台座24,24をその周方向両側からそれぞれ包持するように下方に折曲された包持部182,182が一体的に設けられている。また、図12にも示すように、支え板18の長手方向他側端(図11では左側端)には、他方(図11では左側)の台座24の座面(図11では上端面)より上方に突出する四角柱形状の突起24aに対し嵌合する切り欠き孔183が設けられている。この場合、支え板18は、その左右両側端の包持部182,182によって台座24,24を周方向両側からそれぞれ包持するとともに、他側端の切り欠き孔183を他方の台座24の突起24aに対し嵌合させることで、位置決めされた状態で台座24,24上に取り付けられるようになっている。
そして、案内部27′は、高温冷却水導入口22aから導入された高温冷却水Bをその高温冷却水導入口22aの周縁のうちの上記弁体13の開閉動作方向と略直交する両側方縁側(図11では左右両側方側)から区画しつつ温度感知可動部12に向けて案内する側方案内片271′,271′をそれぞれ備えている。また、案内部27′は、高温冷却水導入口22aから導入された高温冷却水Bをその高温冷却水導入口22aの周縁のうちの弁体13の開弁方向縁側となる冷却水導出口23a側(図10および図11では下側縁側)から区画しつつ温度感知可動部12に向けて案内する開弁側案内片としての冷却水導出口側案内片272′を備えている。この冷却水導出口側案内片272′は、高温冷却水導入口22aの冷却水導出口側縁と対向する支え板18のスプリング支持部180の対向部分より冷却水導出口側縁に向かって平板状に突出するものであり、そのスプリング支持部180の対向部分より略水平に延設されて該支え板18に一体的に形成されてなる。この場合、冷却水導出口側案内片272′の低温冷却水導入口側面(図10および図11では上面)は、支え板18が台座24,24上に架け渡された状態で、高温冷却水導入口22aの冷却水導出口側縁の高さと略一致している。
また、温度感知可動部12と側方案内片271′,271′との間には、その各側方案内片271′および冷却水導出口側案内片272′により案内された冷却水を温度感知可動部12のより近くまで案内する近接案内部184,184が設けられている。この近接案内部184,184は、支え板18の冷却水導出口側案内片272′の両側端(図11では左右両側端)より上方に突出するものであり、その冷却水導出口側案内片272′の周方向左右両側端より折曲されて該支え板18に一体的に形成されてなる。また、各側方案内片271′および各近接案内部18は、その各側方案内片271′と各近接案内部184とが微小の隙間を存して互いに対向する対向面27a′,184aを備え、バイパス通路22から高温冷却水導出口22aを介して各側方案内片271′により案内された高温冷却水Bが円滑に各近接案内部184に受け継がれて温度感知可動部12のより近くまで円滑に案内されるようになっている。この場合、案内部27′は、側方案内片271′,271′および冷却水導出口側案内片272′によって構成されている。
そして、図13に示すように、台座24,24は、高温冷却水導入口22aに対しそれぞれ周方向に90°隔てた位置で互いに向き合う方向(温度感知可動部12側)にそれぞれ突出しており、バルブハウジング2を鋳造により成形する際にバルブハウジング2と共に一体的に成形されている。つまり、金型X内にキャビティX0を形成する第1ないし第5可動中子X1〜X5をそれぞれセットし、キャビティX0に流し込んだアルミダイダイカストまたはプラスチック材料が硬化すると、まず中心の第1可動中子X1を後退方向(図5では紙面手前側)へ真っ直ぐ引き抜く。次いで、各側方案内片271′の周方向外側に位置する略半円弧状の第2および第3可動中子X2,X3の間において第1可動中子X1の引き抜きにより空いた空きスペース(第1可動中子X1の引き抜き空間)側に第5可動中子X5をバイパス通路22の下端部および各側方案内片271′との干渉回避可能な位置まで寄せてから、第4可動中子X4および第5可動中子X5を後退方向へ真っ直ぐ一気に引き抜く。それから、第1可動中子X1、第4可動中子X4および第5可動中子X5の引き抜きにより空いた空きスペース(第1、第4および第5可動中子X1,X4,X5の引き抜き空間)側に第3可動中子X3および第2可動中子X2を寄せてから、第3可動中子X3および第2可動中子X2を後退方向へ真っ直ぐ一気に引き抜く。このとき、第3可動中子X3は、一方の台座24との干渉を回避させるように、第1、第4および第5可動中子X1,X4,X5の引き抜き空間側に移動させる一方、第2可動中子X2は、他方の台座24との干渉を回避させるように、第1、第4および第5可動中子X1,X4,X5の引き抜き空間側に移動させておく。これにより、各側方案内片271′および双方の台座24,24は、バルブハウジング2を鋳造により成形する際にバルブハウジング2と共に一体的に成形される。
したがって、上記実施例4では、高温冷却水導入口22aから導入された高温冷却水Bは、側方案内片271′,271′および冷却水導出口側案内片272′によって高温冷却水導入口22aの両側方側および冷却水導出口23a側から区画されつつ温度感知可動部12に向けて円滑に案内されている。そして、この各側方案内片271′および冷却水導出口側案内片272′によって案内された高温冷却水Bが近接案内部184,184によって温度感知可動部12のより近くまで案内される。これにより、高温冷却水導入口22aから導入された高温冷却水Bの温度感知可動部12による感温性の向上をさらに図ることができる。
また、冷却水導出口側案内片272′は、低温冷却水導入口側面が高温冷却水導入口22aの冷却水導出口側縁の高さと略一致する支え板18のスプリング支持部180の対向部分より高温冷却水導入口22aの冷却水導出口側縁に向かって平板状に突出して設けられているので、高温冷却水導入口22aがバルブハウジング2の周方向のどのような位置に設けられていても、高温冷却水導入口22aから導入された高温冷却水Bを冷却水導出口側案内片272′によって高温冷却水導入口22aの冷却水導出口側縁側から確実に区画して温度感知可動部12に向けて案内することができ、実施する上で非常に有利なものとなる。
更に、支え板18を支持する台座24,24は、金型X内から第2および第3可動中子X2,X3を後退方向に引き抜く際に、先に後退方向に引き抜いた第1、第4および第5可動中子X1,X4,X5により空いた空きスペース側に移動させることによって、バルブハウジング2と共に一体的に成形されているので、第2および第3可動中子X2,X3の後退方向つまり引き抜き方向とは異なる方向に突出する台座24,24を別途部材を用いて構成する必要がなく、部品点数の削減化および各台座24,24のさらなる製造コストの低廉化を図ることができる。
なお、本発明は、上記各実施例に限定されるものではなく、サーモスタット装置1を構成する各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得ることはいうまでもない。例えば、上記各実施例では、支え板16(17,18)の長手方向他側端の周方向左右両側に近接案内部164,164(174,174又は184,184)をそれぞれ設けたが、側方案内片および冷却水導出口側案内片のうちの少なくとも一方を備えた案内部のみによって高温冷却水導入口からの冷却水が温度感知可動部に案内されるようにしていてもよい。
また、上記実施例3および実施例4では、案内部27,27′に各側方案内片271,271′および冷却水導出口側案内片272,272′を設けたが、案内部に冷却水導出口側案内片のみが設けられていてもよい。
本発明の実施例1に係るサーモスタット装置の全体構成をバルブハウジングの正面側から見た概略断面図である。 同じくバルブハウジングを一方の台座側から見た断面図である。 同じく支え板の斜視図である。 同じく支え板の長手方向他側端が支持される他方の台座の斜視図である。 同じくバルブハウジングの鋳造に使用される金型および第1ないし第5可動中子を冷却水導出口側より見た平面図である。 本発明の実施例2に係るサーモスタット装置の全体構成をバルブハウジングの正面側から見た概略断面図である。 本発明の実施例3に係るサーモスタット装置の全体構成をバルブハウジングの正面側から見た概略断面図である。 同じくバルブハウジングを高温冷却水導入口と向き合う側から見た断面図である。 同じく支え板の斜視図である。 本発明の実施例4に係るサーモスタット装置の全体構成をバルブハウジングの正面側から見た概略断面図である。 同じくバルブハウジングを高温冷却水導入口と向き合う側から見た断面図である。 同じく支え板の斜視図である。 同じくバルブハウジングの鋳造に使用される金型および第1ないし第5可動中子を冷却水導出口側より見た平面図である。
符号の説明
1 サーモスタット装置
12 温度感知可動部
13 弁体
164 近接案内部
17 支え板(支持部材)
174 近接案内部
18 支え板(支持部材)
184 近接案内部
2 バルブハウジング
22 バイパス通路
22a 高温冷却水導入口(導入口)
25 弁座
27 案内部
27′ 案内部
271 側方案内片
271′ 側方案内片
272 冷却水導出口側案内片
272′ 冷却水導出口側案内片
29 ヒータ通路
29a ヒータ通路導入口(ヒータ通路導入部)
X 金型
X0 キャビティ
X1〜X5 第1ないし第5可動中子

Claims (9)

  1. 内燃機関の冷却水が流通するバルブハウジング内に組み込まれ、冷却水の温度変化により移動する温度感知可動部を有し、この温度感知可動部の移動に伴って、上記バルブハウジング内に形成した弁座に対して弁体を開閉動作させることにより内燃機関に導入される冷却水の温度を制御するようにしたサーモスタット装置において、
    上記温度感知可動部の移動方向と略直交する上記バルブハウジングの側方位置には、上記内燃機関により加熱されて冷却部をバイパスしたバイパス通路からの冷却水を導入する導入口が設けられているとともに、上記バルブハウジングにおける上記温度感知可動部よりも上記弁体の開弁方向側端には、ヒータコアに供給されたヒータ通路からの冷却水を導入するヒータ通路導入部が設けられており、
    上記導入口には、この導入口から導入された冷却水を上記温度感知可動部に向けて案内する案内部が設けられていることを特徴とするサーモスタット装置。
  2. 内燃機関の冷却水が流通するバルブハウジング内に組み込まれ、冷却水の温度変化により移動する温度感知可動部を有し、この温度感知可動部の移動に伴って、上記バルブハウジング内に形成した弁座に対して弁体を開閉動作させることにより内燃機関に導入される冷却水の温度を制御するようにしたサーモスタット装置において、
    上記温度感知可動部の移動方向と略直交する上記バルブハウジングの側方位置には、上記内燃機関により加熱されて冷却部をバイパスした冷却水とヒータコアに供給された冷却水とが混合されたバイパス通路からの冷却水を導入する導入口が設けられており、
    上記導入口には、この導入口から導入された冷却水を上記温度感知可動部に向けて案内する案内部が設けられていることを特徴とするサーモスタット装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のサーモスタット装置において、
    上記バルブハウジングは、金型内にキャビティを形成する複数の可動中子を用いた鋳造により成形され、
    上記案内部は、上記導入口の周囲から上記可動中子の引き抜き方向後端が位置する上記バルブハウジングの型割り線に沿って形成されていることを特徴とするサーモスタット装置。
  4. 請求項3に記載のサーモスタット装置において、
    上記各可動中子のうちの上記金型内から最後に引き抜かれる可動中子は、上記金型内から先に後退方向へ引き抜かれた可動中子により空いた空きスペース側へ移動させてから後退方向へ引き抜かれており、
    上記案内部は、上記金型内から最後に引き抜かれる可動中子の上記空きスペース側への移動方向に向けて上記導入口の周囲より突出していることを特徴とするサーモスタット装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のサーモスタット装置において、
    上記温度感知可動部と上記案内部との間には、上記案内部により案内された冷却水を上記温度感知可動部のより近くまで案内する近接案内部が設けられていることを特徴とするサーモスタット装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のサーモスタット装置において、
    上記案内部は、上記導入口から導入された冷却水をその導入口周縁のうちの上記弁体の開閉動作方向と略直交する両側方縁側から区画しつつ上記温度感知可動部に向けて案内する側方案内片をそれぞれ備えていることを特徴とするサーモスタット装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載のサーモスタット装置において、
    上記案内部は、上記導入口から導入された冷却水をその導入口周縁のうちの上記弁体の開弁方向縁側から区画しつつ上記温度感知可動部に向けて案内する開弁側案内片を備えていることを特徴とするサーモスタット装置。
  8. 請求項7に記載のサーモスタット装置において、
    上記導入口の開弁方向縁には、上記弁体を閉弁方向に付勢する付勢手段を支持するための支持部材が配置され、上記導入口の開弁方向縁と上記支持部材とが互いに略面一状に連続しており、
    上記開弁側案内片は、上記支持部材に設けられていることを特徴とするサーモスタット装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載のサーモスタット装置において、
    上記開弁側案内片は、上記各側方案内片同士の間に亘って配されていることを特徴とするサーモスタット装置。
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